JPH0591921A - 電動歯ブラシ - Google Patents

電動歯ブラシ

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JPH0591921A
JPH0591921A JP25391091A JP25391091A JPH0591921A JP H0591921 A JPH0591921 A JP H0591921A JP 25391091 A JP25391091 A JP 25391091A JP 25391091 A JP25391091 A JP 25391091A JP H0591921 A JPH0591921 A JP H0591921A
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eccentric
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eccentric cam
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Mitsuhisa Yonekawa
光久 米川
Tadao Miyabayashi
忠男 宮林
Yuji Suzuki
鈴木  勇二
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    • A61C17/16Power-driven cleaning or polishing devices
    • A61C17/22Power-driven cleaning or polishing devices with brushes, cushions, cups, or the like
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】本発明の目的は、本体ケースの握りを細くでき
るとともに、構造が簡単な電動歯ブラシを得ることにあ
る。 【構成】固定の支点軸32に回転自在に支持されて正逆
回転可能なモータの動力で回転されると共に係合突部3
7を有したフェースギャ34と、一体成形されたカムベ
ース39及び円柱形の偏心カム40を備え、これにわた
って前記支点軸が通る貫通孔を有した偏心カム体38
と、前記偏心カムに嵌合して設けられると共に駆動軸が
連結されたカム従節とを具備し、かつ、前記カムベース
が、前記支点軸から偏心した位置に中心を有すると共
に、この中心から等距離に、前記モータの正転時に前記
係合突部が係合する第1掛合部42及びこの第1掛合部
に連なった第1カム面43、および前記モータの逆転時
に前記係合突部が係合する第2掛合部44及びこの第2
掛合部に連なった第2カム面45を有した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スクラビング法とバス
法とによるブラッシングの切替えができる電動歯ブラシ
に関する。
【0002】
【従来の技術】スクラビング法は、歯ブラシをその軸方
向に長いストロークをもって直線往復動させて、歯をブ
ラッシングする方法であり、バス法は、歯ブラシをその
軸方向に短いストロークをもって往復動させて、歯をブ
ラッシングする方法である。
【0003】これらのブラッシングの切替えに適する伝
動機構として、電動歯ブラシではないが特開昭62−9
8063号公報に示される往復振幅切替機構が知られて
いる。この機構は、回転中心軸に対して直交する平面内
に正逆回転可能に配設され、かつ前記回転中心軸に対す
る偏心量が互いに異なる第1および第2の偏心カムと、
これらの偏心カムに従動して往復動する伝達部材とを備
えてなる。そして、モータの回転を第1の偏心カムに与
えるとともに、その回転方向を変えることにより、両偏
心カムの偏心量に応じてこれらのカムに従動する伝達部
材を異なる振幅で往復運動させるように構成されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記公報に記
載のものは、第1の偏心カムの外周に第2の偏心カムを
嵌合し、この第2の偏心カムの外周にカム従節(伝達部
材)を嵌合してなるから、カム部の径方向の寸法が大き
く、したがって、握りが細い電動歯ブラシの本体ケース
内に組込むには不利であった。その上、偏心カムを2個
必要とするから、部品点数が多く、構造が複雑であると
いう問題があった。本発明の目的は、本体ケースの握り
を細くできるとともに、構造が簡単な電動歯ブラシを得
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、本体ケースに
内蔵された正逆回転可能なモータの回転を、歯ブラシが
着脱可能に取付けられる駆動軸の軸方向に沿う2種類の
往復運動に変換する伝動機構を備えた電動歯ブラシに適
用され、前記目的を達成するために、前記伝動機構が、
固定の支点軸に回転自在に支持されて前記モータの動力
で回転されるとともに、前記支点軸からずれた位置に係
合突部を有したフェースギャと、一体に繋げられたカム
ベースおよび偏心カムを備え、これらにわたって前記支
点軸が通る貫通孔を有した偏心カム体と、
【0006】前記偏心カムの直径に等しい間隔をもって
相対する平行壁部の両端を夫々繋ぎ壁部で繋いで形成さ
れ、前記偏心カムに嵌合して設けられるとともに前記駆
動軸が連結されたカム従節とを具備し、
【0007】かつ、前記カムベースが、前記支点軸から
偏心した位置に中心を有するとともに、この中心から等
距離に、前記モータの正転時に前記係合突部が係合する
第1カム面およびこの第1カム面に連なり前記係合突部
が係合する第1掛合部、および前記モータの逆転時に前
記係合突部が係合する第2カム面およびこの第2カム面
に連なり前記係合突部が係合する第2掛合部を有して形
成されるとともに、前記偏心カムが、前記支点軸および
カムベースの中心から共に偏心した位置に中心を有した
円柱形をなしていることを特徴とするものである。
【0008】
【作用】上記の構成において、フェースギャはモータの
動力で正逆転され、その掛合突部は偏心カム体における
カムベースの第1掛合部に正転時に係合して、偏心カム
体をフェースギャとともに支点軸を中心に正回転させ、
或いはカムベースの第2掛合部に逆転時に係合して、偏
心カム体をフェースギャとともに支点軸を中心に逆回転
させる。また、係合突部は回転方向の切替の際におい
て、第1掛合部または第2掛合部に係合する間際に、カ
ムベースの第1カム面または第2カム面を押して、偏心
カム体を移動させる。この移動は偏心カムが貫通孔を持
つことにより許される。この偏心カム体の移動に伴い、
係合突部が第1カム面に接しつつ第1掛合部を押して偏
心カム体を正回転させる時には、支点軸に対する偏心カ
ム体の偏心カムの実際の偏心量が、スクラビング法によ
るブラッシングをするのに適するように長く調整され、
係合突部が第2カム面に接しつつ第2掛合部を押して偏
心カム体を逆回転させる時には、同偏心カムの実際の偏
心量が、バス法によるブラッシングをするのに適するよ
うに短く調整される。偏心カムに嵌合されたカム従節
は、偏心カムの偏心円運動を駆動軸の直線往復運動に変
換する。したがって、モータの正回転時には駆動軸に接
続された歯ブラシが長いストロークで直線往復動すると
もに、モータの逆回転時には歯ブラシが短いストローク
で直線往復動する。また、カムベースと偏心カムとは一
体に繋がっているから、部品点数が少ない。
【0009】
【実施例】以下、図1〜図7を参照して本発明の一実施
例を説明する。
【0010】図2および図3中1は手で握るのに適する
太さ、形状に成形された合成樹脂製の本体ケースで、そ
の下端開口は着脱可能な底蓋2で塞がれている。底蓋2
は符号3で示す着脱可能なねじを介して取付けられ、か
つ、このねじ3は後述する二次電池への充電用端子とし
て使用されるようになっている。
【0011】本体ケース1内には機構フレーム4が内蔵
されているとともに、このフレーム4の上側に位置して
位置決め用の鍔部5aを有した上部軸受支え5が内蔵さ
れている。さらに、本体ケース1内には機構フレーム4
の下側に位置して正逆回転自在なモータ6が、その出力
軸6aを上方に突出させて内蔵されているとともに、こ
のモータ6の下側に位置して二次電池7が内蔵されてい
る。
【0012】機構フレーム4に対して上部軸受支え5お
よびモータ6は夫々連結固定されている。必要により前
記ねじ3を介して充電される二次電池7は、モータ6の
電源となるもので、その電力のモータ6への供給・遮断
は本体ケース1に取付けたスライドスイッチ8を介して
行われる。
【0013】スライドスイッチ8は、図3に示すように
機構フレーム4の一側面に重ねて取付けたプリント配線
基板10と、本体ケース1の外面に位置して上方向にス
ライド操作されるスイッチ摘み11と、この摘み11に
支持されて前記基板10のパターン形成面を摺動する一
対のスイッチ板12とを備えて形成されている。スイッ
チ板12は導電性板ばねにより形成されている。
【0014】このスイッチ8は既述のようにモータ6が
正逆回転可能であるために、「正転」位置、「逆転」位
置、および「切」位置を有しており、その「切」位置を
最下端に配置した構成としてある。この構成は、本体ケ
ース1の底蓋2側を図示しない充電器に対して上方から
差込み、本体ケース1を充電器に起立させた状態で二次
電池7に充電をするという構成に対応したものである。
【0015】すなわち、図6および図7に示すようにプ
リント配線基板10の配線パターンは、最も上方位置に
設けられた第1,第2の正転用接点パターン13a,1
3bと、最も下方位置に設けられた第1,第2の逆転用
接点パターン14a,14bと、これらの間の中間位置
に設けられた第1,第2の切用接点パターン15a,1
5bと、第1の正転用接点パターン13aと第2の切用
接点パターン15bとを接続した導電パターン16と、
第2の正転用接点パターン13bと第1の切用接点パタ
ーン15aとを接続した導電パターン17とで形成され
ている。
【0016】正転用および切用の各接点パターン13
a,13b、15a,15bは同じ大きさである。逆転
用接点パターン14a,14bは、正転用接点パターン
13a,13bおよび切用接点パターン15a,15b
よりも上下方向に長く、かつ、前記スイッチ板12の摺
接部間距離L(図6参照)よりも短く形成されている。
【0017】したがって、スイッチ摘み11を本体ケー
ス1の最も上端側にスライドさせた時には、図7中実線
に示すようにスイッチ板12が第1,第2の正転用接点
パターン13a,13bと第1,第2の逆転用接点パタ
ーン14a,14bとを接続する。そのため、二次電池
7の正極が、第1逆転用接点パターン14a、一方のス
イッチ板12,第1正転用接点パターン13aを介して
モータ6の正極側端子に接続されるとともに、二次電池
7の負極が、第2逆転用接点パターン14b、他方のス
イッチ板12,第1正転用接点パターン13bを介して
モータ6の負極側端子に接続されるから、モータ6が正
回転される。
【0018】この状態からスイッチ摘み11を一段下に
スライドさせた時には、図7中2点鎖線に示すようにス
イッチ板12が第1,第2の切用接点パターン15a,
15bと第1,第2の逆転用接点パターン14a,14
bとを接続する。そのため、二次電池7の正極が、第1
逆転用接点パターン14a、一方のスイッチ板12,第
1切用接点パターン15a、導電パターン16、および
第2正転用接点パターン13bを介してモータ6の負極
側端子に接続されるとともに、二次電池7の負極が、第
2逆転用接点パターン14b、他方のスイッチ板12、
第2切用接点パターン15b、導電パターン17、およ
び第1正転用接点パターン13aを介してモータ6の正
極側端子に接続されるから、モータ6が逆回転される。
【0019】そして、スイッチ摘み11を本体ケース1
の最も下端側にスライドさせた時には、図7中一点鎖線
に示すようにスイッチ板12がいずれの接点パターン1
3a,13b、14a,14b、15a,15bからも
外れるので、モータ6への通電は行われない。
【0020】ところで、二次電池7への充電時には既述
のように本体ケース1は立てて差込まれるから、その際
に誤って本体ケース1を掴んだ手でスイッチ摘み11の
押下げ操作がなされても、スライドスイッチ8のスイッ
チ摘み11は「切」位置に下げられるものである。その
ため、使用中に電池切れになって、そのまま、つまりス
ライドスイッチ8がオンの状態であっても、充電時には
スライドスイッチ8を切って充電できる。したがって、
二次電池7への充電を確実に行うことができ、使用しよ
うとしたときには確実にモータ6を動作させることがで
きる。
【0021】前記機構フレーム4の上部には下部軸受支
え21が取付けられている。この軸受支え21および前
記上部軸受支え5の内部には夫々玉軸受22が支持され
ており、これら軸受22は上下方向に移動される駆動軸
23を支持している。駆動軸23は両軸受支え5,21
を上下方向に貫通しており、その上端部は本体ケース1
の上端から上方に向けて突出されている。なお、図2お
よび図3中24は両玉軸受22間にわたるスリーブであ
る。
【0022】駆動軸23の上端部にはその全周にわたる
掛止溝23aが形成されている。駆動軸23の上端部に
は、この軸23と一緒に動かされる歯ブラシ25が着脱
自在に嵌合され、その嵌合部の一部は掛止溝23aに弾
性的に嵌合されるようになっている。なお、図2および
図3中26は本体ケース1の上端に被着された端部キャ
ップ、27はシール、28は本体ケース1の上端部を覆
って設けられた外装キャップである。
【0023】機構フレーム4にはモータ6の回転を駆動
軸23の軸方向に沿う2種類の往復運動に変換する伝動
機構31が設けられており、以下、図1,図3〜図5を
参照して詳述する。
【0024】機構フレーム4の下部には固定の支点軸3
2が横架されている。支点軸32の一端は機構フレーム
4の一側壁に支持されているとともに、他端部は機構フ
レーム4の他側壁に固定したサポート33に支持されて
いる。支点軸32にはこれを中心に回転自在なフェース
ギャ34が取付けられている。フェースギャ34は合成
樹脂製であって、その歯部には前記モータ6の出力軸6
aに固定されたピニオン35が噛み合わされている。
【0025】このフェースギャ34の内面には、円弧状
をなす一側面を有し、この面を支点軸32に摺動自在に
接触させたがたつき防止用の長い突起36が一体に突設
されているとともに、支点軸32から所定距離ずれた位
置に突出長さが短い係合突部37が一体に突設されてい
る。図5に示すように係合突部37は前記突起36の円
弧状をなす内面と対向して設けられている。
【0026】支点軸32は偏心カム体38を回転自在に
支持している。偏心カム体38は、合成樹脂の成形品で
あって、カムベース39と、これに一体に繋げられた偏
心カム40とからなり、これらにわたる貫通孔41を有
している。貫通孔41は略小判形の孔であって、この孔
41には合わさって略長円形をなした支点軸32および
突起36が挿入されている。
【0027】図1に示すようにカムベース39は、支点
軸32の中心Aから偏心した位置に中心Bを有するとと
もに、この中心Bから等距離Cに、前記モータ6の正転
時に係合突部37が係合する第1掛合部42およびこの
第1掛合部42に連なった第1カム面43と、モータ6
の逆転時に係合突部37が係合する第2掛合部44およ
びこの第2掛合部44に連なった第2カム面45とを有
して形成されている。前記両掛合部42,44および両
カム面43,45は、共に例えば約 180゜位置をずらし
て設けられている。
【0028】なお、本実施例の場合カムベース39の第
1,第2のカム面43,45相互を、円弧状をなす繋ぎ
面で滑らかに連続するように繋げた構成であるが、この
繋ぎ面に相当する部分は平らでもよく、したがって、両
カム面43,45は突起状をなす部分の円弧状などの側
面で形成しても良い。さらに、本実施例はカムベース3
9を円周カムで形成したが、これに代えて前記両掛合部
42,44、両カム面43,45、および繋ぎ面を円弧
状の孔内面で形成する溝カムとしても良い。
【0029】偏心カム40はカムベース39の一面に一
体成形されており、円柱形をなしている。この偏心カム
40は、支点軸32およびカムベース39の中心A,B
から共に偏心した位置に中心Dを有している。この偏心
カム40の中心Dは支点軸32の中心Aに対して第2掛
合部44側にずらされている。
【0030】前記構成の偏心カム体38の偏心カム40
にはカム従節46が嵌合されている。このカム従節46
は、図4に示すように偏心カム40の直径に等しい間隔
を持って相対する平行壁部47の両端を夫々例えば円弧
状をなす繋ぎ壁部48で一体に繋いで形成された、合成
樹脂の一体成形品である。そして、上側に位置する平行
壁部47にはブロック状の連結突部49が一体に設けら
れ、これには前記駆動軸23の下端部が埋め込んで連結
されている。
【0031】カム従節46は図5に示すように端壁50
を有し、この壁50には上下方向に延びるスリット孔5
1が設けられている。この孔51の幅は前記支点軸32
と略同じであるとともに、これには支点軸32が貫通さ
れ、それによって偏心カム40の偏心運動に伴うカム従
節46の横方向の動きを規制している。
【0032】前記構成の電動歯ブラシにおいて、モータ
6が正回転された時には、フェースギャ34の時計回り
方向の回転により、その掛合突部37が、まず、カムベ
ース39の第1カム面43に係合する。この係合突部3
7の第1カム面43への係合に伴って、この突部37が
偏心カム体38を図1(A)中下方向に移動させる。そ
のため、偏心カム40の中心Dが支点軸32の中心Aに
対して遠ざかって、支点軸32に対する偏心カム40の
実際の偏心量Eは大きくなる。この偏心量Eは例えば
2.5mmに設定される。その直後に、係合突部37は第
1掛合部42に係合して、偏心カム体38を時計回り方
向に支点軸32を中心に回転させる。
【0033】したがって、第1掛合部42を介してフェ
ースギャ34と一緒に回転される偏心カム体39の偏心
カム40は、偏心量Eをもって支点軸32を中心に振れ
回わり、その回転運動はカム従節46との係合によって
駆動軸23の軸方向の往復運動に変換される。そのた
め、駆動軸23はスクラビング法によるブラッシングを
するのに適する5mmの長いストロークを持って往復動
される。
【0034】また、モータ6の回転を切替えて逆回転さ
せた時には、フェースギャ34の反時計回り方向の回転
により、その掛合突部37が、まず、カムベース39の
第2カム面45に係合する。この係合突部37の第2カ
ム面45への係合に伴って、この突部37が偏心カム体
38を図1(B)中上方向に移動させる。そのため、偏
心カム40の中心Dが支点軸32の中心Aに対して近付
いて、支点軸32に対する偏心カム40の実際の偏心量
Fは小さくなる。この偏心量Fは例えば 1.3mmに設定
される。その直後に、係合突部37は第2掛合部44に
係合して、偏心カム体38を反時計回り方向に支点軸3
2を中心に回転させる。
【0035】したがって、第2掛合部44を介してフェ
ースギャ34と一緒に回転される偏心カム体38の偏心
カム40は、偏心量Fを持って支点軸32を中心に振れ
回わり、その回転運動はカム従節46との係合によって
駆動軸23の軸方向の往復運動に変換される。そのた
め、駆動軸23はバス法によるブラッシングをするのに
適する 2.6mmの短いストロークを持って往復動され
る。
【0036】以上のようにこの電動歯ブラシは、偏心カ
ム体38をその回転中心である支点軸32に対しモータ
6の正逆回転に伴って、カムベース39の第1、第2の
カム面43,45への係合突部37の係合により支点軸
32に対して偏心カム体38全体を移動させ、それによ
って偏心カム体38の偏心カム40の偏心量をスクラビ
ング法とバス法とのブラッシングに適するように切替え
る構成である。そのため、従来のように二つの偏心カム
を互いに嵌合させる必要がなく、伝動機構31を小形に
形成できる。したがって、この伝動機構31を内蔵する
本体ケース1の握りを細くできる。
【0037】なお、以上の動作において、突起36が支
点軸32に接触しており、これらが偏心カム体38の貫
通孔41の係合しているために、偏心カム体38の不必
要ながたつきが防止され、したがって、設定された偏心
量EまたはFが使用中に不用意に狂うようなことがな
い。
【0038】また、以上のような長短2通りの偏心量
E,Fを得るためのカムベース39および偏心カム40
は一体に繋がって、一つの偏心カム体38をなしている
から、部品点数を削減でき、伝動機構31の構成を簡単
にできる。
【0039】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、伝
動機構のカムベースと偏心カムとは一体であって一つの
偏心カム体をなしているから、部品点数が少なく、した
がって構成が簡単であるとともに、この偏心カム体をそ
の回転中心である支点軸に対しモータの正逆回転に伴っ
て移動させ、偏心カム体の偏心量をスクラビング法とバ
ス法とのブラッシングに適するように切替える構成であ
るから、カムベースの外側に偏心カムを嵌合させる必要
がなく、したがって、伝動機構が小形であるから、これ
を内蔵する本体ケースの握りを細くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る電動歯ブラシが備える
伝動機構の要部を示し、 (A)はスクラビング法によるブラッシングをするとき
の図。 (B)はバス法によるブラッシングをするときの図。
【図2】同実施例に係る電動歯ブラシ全体を示す縦断側
面図。
【図3】同実施例に係る電動歯ブラシが備える伝動機構
回りを示す縦断側面図。
【図4】同実施例に係る電動歯ブラシが備える伝動機構
を示し、 (A)はスクラビング法によるブラッシングをするとき
の図3中Z−Z線に沿う断面図。 (B)はバス法によるブラッシングをするときの図3中
Z−Z線に沿う断面図。
【図5】同実施例に係る電動歯ブラシが備える伝動機構
を分解して示す斜視図。
【図6】同実施例に係る電動歯ブラシが備えるスライド
スイッチの構成を示す断面図。
【図7】同実施例に係る電動歯ブラシの電気回路を示す
図。
【符号の説明】
1…本体ケース、6…モータ、23…駆動軸、25…歯
ブラシ、31…伝動機構、32…支点軸、34…フェー
スギャ、37…係合突部、38…偏心カム体、39…カ
ムベース、40…偏心カム、41…貫通孔、42…第1
掛合部、43…第1カム面、44…第2掛合部、45…
第2カム面、46…カム従節、47…平行壁部、48…
繋ぎ壁部、A…支点軸の中心、B…カムベ−スの中心、
D…偏心カムの中心。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体ケースに内蔵された正逆回転可能な
    モータの回転を、歯ブラシが着脱可能に取付けられる駆
    動軸の軸方向に沿う2種類の往復運動に変換する伝動機
    構を備え、この伝動機構が、 固定の支点軸に回転自在に支持されて前記モータの動力
    で回転されるとともに、前記支点軸からずれた位置に係
    合突部を有したフェースギャと、 一体に繋げられたカムベースおよび偏心カムを備え、こ
    れらにわたって前記支点軸が通る貫通孔を有した偏心カ
    ム体と、 前記偏心カムの直径に等しい間隔をもって相対する平行
    壁部の両端を夫々繋ぎ壁部で繋いで形成され、前記偏心
    カムに嵌合して設けられるとともに前記駆動軸が連結さ
    れたカム従節とを具備し、 かつ、前記カムベースが、前記支点軸から偏心した位置
    に中心を有するとともに、この中心から等距離に、前記
    モータの正転時に前記係合突部が係合する第1カム面お
    よびこの第1カム面に連なり前記係合突部が係合する第
    1掛合部、および前記モータの逆転時に前記係合突部が
    係合する第2カム面およびこの第2カム面に連なり前記
    係合突部が係合する第2掛合部を有して形成されるとと
    もに、前記偏心カムが、前記支点軸およびカムベースの
    中心から共に偏心した位置に中心を有した円柱形をなし
    ていることを特徴とする電動歯ブラシ。
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