JPH0686387U - 部品取付具及びこの取付具を用いた部品取付構造 - Google Patents

部品取付具及びこの取付具を用いた部品取付構造

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JPH0686387U
JPH0686387U JP2767193U JP2767193U JPH0686387U JP H0686387 U JPH0686387 U JP H0686387U JP 2767193 U JP2767193 U JP 2767193U JP 2767193 U JP2767193 U JP 2767193U JP H0686387 U JPH0686387 U JP H0686387U
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JP
Japan
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flange
shaft cylinder
component mounting
component
mounting tool
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Pending
Application number
JP2767193U
Other languages
English (en)
Inventor
久 舟越
Original Assignee
株式会社サガミ電子工業
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Application filed by 株式会社サガミ電子工業 filed Critical 株式会社サガミ電子工業
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 取付作業が容易で然も隣接する部品相互の間
の間隔を狭く採り部品の実装密度を向上することができ
る部品取付具と、この部品取付具を用いた部品取付構造
を提案する。 【構成】 バネ性を持つ樹脂材によって形成され部品本
体から突出した軸筒21に係合するフランジ11と、こ
のフランジ11のフランジ面から軸筒の周面に沿って軸
芯方向に突出して形成され、遊端側に軸筒の周面に形成
された切欠に係合する爪12A、13Aを有する一対の
廻り止用突起12、13と、フランジから廻り止用突起
と同一方向に突出し、遊端とフランジとの間に軸筒の周
面から離れる方向に膨出した弯曲部14A、15Aが形
成されたバネ片14、15によって部品取付具10を構
成し、この部品取付具によって部品本体20をパネル板
30に取付る構造。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は例えばトグルスイッチ或はボリューム等の部品をパネル板に固定す るための部品取付具及びこの取付具を用いた部品取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般にトグルスイッチ等のスイッチ類或はボリューム等の部品は操作子又は操 作軸を包む軸筒の外周面に雄ネジを形成し、この雄ネジにナットを掛けナットの 締付によってパネル板に固定する取付構造が採られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ナットによってパネル板に取付る構造を採るとき、ナットは六角形状をしてお り、これが回転するには六角形の角の部分を外径とする円周をパネル板の表側で の最小限の取付スペースとして必要となる。このためパネル板に多くの部品を実 装する場合、間隔を小さく採ることができないため、実装密度を高めることがで きない不都合がある。更にナットを回転させるための工具をナットに係合させた 状態で回転させるためのスペースも採らなければならないからパネル板上での部 品の実装密度は増々低いものとなる。
【0004】 この考案ではパネル板への実装密度を高めることができ、然も取付作業を簡単 に行なうことができる部品取付具及びこの部品取付具を用いた部品取付構造を提 案するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案ではバネ性を持つ樹脂材によって形成され、取付るべき部品から突出 した軸筒の周面に係合するフランジと、このフランジから軸筒の周面に沿って軸 芯方向に突出して形成され、遊端側に軸筒の周面に間欠的に形成された切欠に係 合する爪を有する一対の廻り止用突起と、フランジから廻り止用突起と同一方向 に突出し、遊端とフランジとの間に軸筒の周面から離れる方向に膨出した弯曲部 が形成された一対のバネ片とによって部品取付具を構成する。
【0006】 更にこの考案ではパネル板にフランジの内径よりわずかに大きい程度の孔と、 この孔の縁に廻り止用突起と係合する一対の切欠及びバネ片と係合する切欠とを 具備した取付孔を形成し、パネル板の裏側から取付孔を通じて軸筒をパネル板の 表側に突出させ、この突出した軸筒に部品取付具を係合させ、この係合状態で軸 筒をパネル板の裏側に向って引き降すことにより、バネ片をパネル板に係合させ てバネ片のバネ性に抗して伸張変形させ、バネ片の膨出部がパネル板の位置を通 過した後、バネ片の反発力によって軸筒をパネル板に固定する部品取付構造を提 案する。
【0007】 この考案の構造によればパネル板上での取付スペースは部品取付具を構成する フランジの外径で済む。またフランジの外径は、ナットを回動させる占有スペー スより小さくすることができる。然もこの考案による部品取付具は回動操作しな くてもよいため、フランジの外径に締付操作用の工具を係合させるスペースを持 たせる必要がない。従ってパネル板上に高密度に部品を実装することができる利 点が得られる。
【0008】
【実施例】
図1はこの考案による部品取付具10を用いた部品の取付状態を示す。この考 案による部品取付具10は図3に示すようにフランジ11と、このフランジ11 のフランジ面から軸芯方向に突出形成した一対の廻り止用突起12、13と、こ の廻り止用突起12、13と同一方向に突出して形成された一対のバネ片14、 15とを具備して構成される。これらフランジ11、廻り止用突起12、13、 バネ片14、15はバネ性を具備した樹脂材によって一体に形成される。
【0009】 廻り止用突起12、13はフランジ11のフランジ面に180°対向した位置 から軸芯方向に突出して形成され、その遊端側に内向に爪12A、13Aが形成 される。この爪12A、13Aは図4に示す部品本体20から突出した軸筒21 の周面に180°対向して形成した切欠22に係合し、取付具10を軸筒21に 対して廻り止した状態で係止させることができる。
【0010】 一方フランジ11の面から廻り止用突起12、13と同一方向にバネ片14、 15を突設する。バネ片14、15も180℃対向して一対設けられ、フランジ 11の面と遊端部との間に軸筒21の面から離れる方向に膨出した弯曲部14A 、15Aを形成する。また遊端部には内向に突起14B、15Bを形成する。こ の突起14B、15Bは軸筒21に形成したリング状の凹溝23に係合し、軸筒 21を抜け止めする。
【0011】 図5にパネル板30に形成する取付孔31の形状を示す。取付孔31は部品取 付具10を構成するフランジ11の内径よりわずかに大きい程度の直径を具備し た孔32と、この孔32の縁に、部品取付具10を構成する突起12、13と係 合する一対の切欠33と、バネ片14、15と係合する一対の切欠34を形成し て構成される。
【0012】 部品の取付手順は以下の如くして行われる。パネル板30の裏側から軸筒21 を取付孔31を通じてパネル板30の表側に突出させる。パネル板30の表側に 突出した軸筒21に上から部品取付具10を係合させる。つまり廻り止用突起1 2と13に形成した爪12A、13Aを軸筒21に形成した切欠22に係合させ ると共に、バネ片14と15の遊端に形成した突起14B、15Bを軸筒21に 形成したリング状の凹溝23に係合させる。
【0013】 この状態で部品取付具10は軸筒21に対して、廻り止めされ、更に抜け止め されて係止される。この状態から軸筒21を引き降し、取付孔31の縁に形成し た切欠33に廻り止用突起13、14を係合させ、更に切欠34にバネ片14、 15を係合させ、バネ片14と15の弯曲部14Aと15Aを切欠34の縁に摺 動させながら引き降す。このときバネ片14と15は弯曲部14A、15Aがバ ネ片14と15のバネ性に抗して伸張される。
【0014】 バネ片14と15の弯曲部14A、15Aがパネル板30の位置を通り過ぎる と、バネ片14と15はパネル板30に反発力を与え、バネ片14、15の外側 の傾斜面と、フランジ11の裏面との間に図1に示すようにパネル板30を挟み 付け、バネ片14、15の反発力によって軸筒21をパネル板30に固定する。
【0015】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案によればパネル板30の表側ではフランジ11 の外径の範囲が取付スペースとして用いられ、フランジ11の外側に何等干渉を 与えない。従ってフランジ11の外周に接近して他の部品の取付具10を配置す ることができ、部品の実装密度を向上させることができる。
【0016】 更に、この考案による部品取付具10を用いることにより工具を用いることな く、いわゆるワンタッチにて部品をパネル板30に取付ることができる。この結 果取付作業を容易に行なうことができる利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案による部品取付具を用いて部品をパネ
ル板に取付た状態を示す図2に示すX−O−Y線上の断
面図。
【図2】図2の平面図。
【図3】この考案による部品取付具の形状を説明するた
めの拡大斜視図。
【図4】この考案による部品取付具で取付けられる部品
の一例を示す斜視図。
【図5】この考案による部品取付具を用いて部品を取付
るパネル板の構造を説明するための斜視図。
【符号の説明】
10 部品取付具 11 フランジ 12、13 廻り止用突起 12A、13A 爪 14、15 バネ片 14A、15A 弯曲部 14B、15B 突起 20 部品本体 21 軸筒 22 切欠 23 凹溝 30 パネル板 31 取付孔 33、34 切欠

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バネ性を持つ樹脂材によって形成され、
    部品本体から突出した軸筒に係合するフランジと、この
    フランジから上記軸筒の周面に沿って軸芯方向に突出し
    て形成され、遊端側に上記軸筒の周面に形成された切欠
    に係合する爪を有する一対の廻り止用突起と、上記フラ
    ンジから上記廻り止用突起と同一方向に突出し、遊端と
    上記フランジとの間に上記軸筒の周面から離れる方向に
    膨出した弯曲部が形成された一対のバネ片とによって構
    成した部品取付具。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のフランジの内径よりわず
    かに大きい径の孔と、この孔の縁に上記廻り止用突起と
    係合する一対の切欠及び上記バネ片と係合する切欠とを
    具備して構成される取付孔がパネル板に形成され、パネ
    ル板の裏側から上記軸筒を突出させ、この突出した軸筒
    に上記部品取付具を係合させ、この係合状態で上記軸筒
    をパネル板の裏側に引き降すことにより上記バネ片をパ
    ネル板に係合させて伸張変形させ、バネ片の膨出部がパ
    ネル板の位置を通過した後、上記バネ片の反発力によっ
    て上記軸筒をパネル板に固定する構造とした部品取付構
    造。
JP2767193U 1993-05-26 1993-05-26 部品取付具及びこの取付具を用いた部品取付構造 Pending JPH0686387U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017164310A1 (ja) * 2016-03-25 2017-09-28 ヤマハ株式会社 取付け構造

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6159388B2 (ja) * 1981-10-16 1986-12-16 Sumitomo Spec Metals

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