JP2601933Y2 - 端子台 - Google Patents

端子台

Info

Publication number
JP2601933Y2
JP2601933Y2 JP1993047166U JP4716693U JP2601933Y2 JP 2601933 Y2 JP2601933 Y2 JP 2601933Y2 JP 1993047166 U JP1993047166 U JP 1993047166U JP 4716693 U JP4716693 U JP 4716693U JP 2601933 Y2 JP2601933 Y2 JP 2601933Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover member
terminal block
fixing
hook
claw
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1993047166U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0714567U (ja
Inventor
洋志 内田
俊之 橘
誠司 片山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Itoh Denki Co Ltd
Original Assignee
Itoh Denki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Itoh Denki Co Ltd filed Critical Itoh Denki Co Ltd
Priority to JP1993047166U priority Critical patent/JP2601933Y2/ja
Publication of JPH0714567U publication Critical patent/JPH0714567U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2601933Y2 publication Critical patent/JP2601933Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connections Arranged To Contact A Plurality Of Conductors (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、各種機械機器に使用す
るリード線や、送り配線を接続する端子を収納する端子
台に関するもので、特に固定金具上の電気部品を保護す
るカバーの着脱を容易ならしめた端子台の構造に関する
ものである。本考案の端子台は、特にモータ内蔵ローラ
の配線接続に適するものである。
【0002】
【従来の技術】近年モータ内蔵ローラを利用したコンベ
ア装置が広く普及している。ここでモータ内蔵ローラと
は、ローラ本体内にモータと減速機が内蔵されたもので
あり、ローラ本体自身が、内部のモータによって回転す
るものである。一般にモータ内蔵ローラは、ローラ本体
から固定軸が突出しており、該固定軸は中空になってい
て、この固定軸を通ってリード線が外部に引き出されて
いる。従ってモータ内蔵ローラを利用したコンベア装置
では、フレームに固定軸を固定し、さらに固定軸の取り
付け部の周辺でリード線が電源に接続される。
【0003】そしてモータ内蔵ローラを利用したコンベ
ア装置では、モータ内蔵ローラの固定軸の固定と、リー
ド線の接続は、端子台を利用して行われることが多い。
この種の端子台は、コンベアのフレームに固定されると
共に、モータ内蔵ローラの固定軸を保持する固定金具
と、固定金具に装着される樹脂のカバーより成る。そし
て従来技術の端子台では、固定金具とカバーとの接合
は、ネジによって行われていた。即ち従来技術の端子台
では、コンベア装置のフレーム等に固定金具を取り付
け、この固定金具上にリード線等を配置し、取り付けた
後、カバーと固定金具の間を直接ネジを介して締結して
いた。
【0004】また固定金具とカバーとの接合は、上記し
たネジによるものの他、爪を利用した構成も知られてい
る。即ちカバーの内側の一部あるいは全周面に、カバー
と一体化した突起状の爪を設け、この爪を固定金具の外
周面と係合させるものである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】従来技術の端子台の
内、ネジを用いてカバーを固定金具に固定する構成で
は、複数本のネジをカバー表面から貫通して固定金具上
に設けられたネジ孔に挿入し、ネジ込むことによりカバ
ーが固定される。
【0006】しかし、上記したネジによる方式では、カ
バーの着脱の都度ネジの締付け、緩和を繰り返す関係
上、カバーの固定、取外しに手間がかかり作業性が悪い
問題点があった。
【0007】またカバー内の側面に突起状の爪を設けた
方式では、作業性は大幅に改善されるものの、カバーは
単に爪を介して固定金具に取り付けられているに過ぎ
ず、何のロック機構も持たないため、衝撃などによって
カバーが脱落する問題があった。また爪を利用した従来
技術の端子台では、通りがかりの者が不用意にカバーを
開けてしまう事があり、安全上も問題があった。
【0008】更にこの種の端子台は、点検の際にカバー
の取り外しが必要であるが、爪を利用した従来技術の端
子台では、カバーの取り外しを頻繁に行うと、爪が磨耗
したり、欠けてしまうことがあった。そのため従来技術
の端子台を長期にわたって使用すると、爪の引っ掛かり
が弱くなったり、爪が破損するなどの問題点があった。
【0009】本考案は上記問題点を解決すべく、端子台
におけるカバーの着脱操作を極めて簡略化してカバーの
取り付け、取外しを容易ならしめると共に着脱、衝撃に
対する耐久性を向上した端子台を提供することを目的と
したものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】そして上記した目的を達
成するための本考案の特徴は、固定金具にカバー部材が
装着された端子台であって、鉤形部と当接部を有すると
共に外部から押されて内側に屈曲可能な固定爪が、カバ
ー部材の側面に配置され、ロックピースがカバー部材に
回転可能に挿入され、固定金具は前記鉤形部と係合する
係止部を備え、ロックピースを回転することにより、固
定爪を押して撓ました時に当接部が移動する位置にロッ
クピースの一部が移動する端子台である。
【0011】また同様の目的を達成するためのもう一つ
の考案は、固定金具にカバー部材が装着された端子台で
あって、内側に屈曲すると共に鉤形部と当接部を備えた
固定爪がカバー部材の側面に配置され、長脚片を備えた
ロックピースがカバー部材に回転可能に挿入され、固定
金具は前記鉤形部と係合する係止部を備え、前記ロック
ピースは特定の回転角度の時に長脚片が固定爪の当接部
の屈曲位置にあるように構成されたことを特徴とする端
子台である。
【0012】さらに同様の目的を達成するための考案
は、固定金具にカバー部材が装着された端子台であっ
て、内側に屈曲すると共に鉤形部と当接部を備えた固定
爪がカバー部材の側面に配置され、ネジがカバー部材に
挿入され、固定金具は前記鉤形部と係合する係止部を備
え、前記ネジの回転締付けによりネジ先端部が固定爪の
当接部と接触して鉤形部がロックされ、ネジの回転緩和
によりネジ先端部が固定爪の当接部より隔離してロック
を解除することを特徴とする端子台である。
【0013】
【作用】請求項1乃至3記載の端子台では、カバー部材
は、固定爪の鉤形部が固定金具の係止部と係合して固定
される。また固定爪を手で押圧することにより鉤形部が
カバー内方に屈曲して係止部より外れ、取外しが可能と
なる。一方固定爪を係止部に係合する場合には、カバー
部材を直接固定金具に押しつける。するとカバー部材の
固定爪は、押圧力によって一旦内側に向かって逃げ、固
定金具の係止部と係合する。
【0014】もちろん固定爪を手で押圧し、鉤形部をカ
バー部材の内側に屈曲したままの状態で、カバー部材を
固定金具上に乗せ、鉤形部が金具係止部の位置に合致し
た時点で手を放すことによってカバー部材を固定金具に
固定することもできる。
【0015】また請求項1に記載の端子台では、ロック
ピースがカバー部材に回転可能に挿入され、ロックピー
スを回転することにより、固定爪を押して撓ました時に
当接部が移動する位置にロックピースの一部が移動す
る。そのため、固定爪を手で押圧してもロックピースが
固定爪の当接部の移動位置にあるので、固定爪は屈曲し
ない。従って固定爪が完全にロックされ、カバーは、固
定金具に強固に固定され る。
【0011】また請求項2記載の端子台は、固定爪が当
接部を備えると共に、長脚片を備えたロックピースがカ
バー部材に挿入され、ロックピースを特定の回転角度に
する事により、長脚片が固定爪の屈曲位置に配される。
本考案の端子台でカバー部材を固定金具に装着する場合
は、先の考案と同様の手段によって行う。次いで、ロッ
クピースを特定角度だけ回転することにより、ロックピ
ース長脚片と固定爪の当接部が接触する。そのため、固
定爪を手で押圧してもロックピース長脚片が固定爪の当
接部の屈曲位置にあるので、固定爪は屈曲しない。従っ
て固定爪が完全にロックされ、カバーは、固定金具に強
固に固定される。
【0016】一方、カバー部材を取り外す時には、ロッ
クピースの長脚片をロック時と反対方向に特定角度だけ
回転させ、長脚片を当接部に対して並列状態にする。そ
うすると固定爪の屈曲が可能となり、ロックが解除され
る。次いでカバー部材の固定爪を手で押圧し、カバー部
材を手前に引っ張ることにより、カバー部材が固定金具
より取り外される。
【0017】更に請求項3記載の端子台では、固定爪の
金具係止部への係止態様は請求項2記載の場合と同じで
ある。一方カバー部材をロックする場合は、カバー部材
を固定金具に装着後、ネジを回転して締付け、ネジの先
端部を固定爪の当接部と接触させる。その結果固定爪の
屈曲が不能となり、鉤形部がロックされる。一方、カバ
ー部材の取外し時には、ロックされているネジを回転緩
和して、ネジ先端部が固定爪の当接部より隔離させるこ
とにより、鉤形部のロックが解除される。以降は、ロッ
クピースの場合と同様の操作によりカバー部材が固定金
具より取り外される。
【0018】
【実施例】以下、本考案に係る端子台の実施例を図面に
基づいて説明する。図1は本考案の具体的実施例に係る
端子台の正面図である。図2は、固定金具の正面図およ
び側面図である。図3は、カバー部材の分解図である。
図4は、本考案の具体的実施例に係る端子台のロック状
態での図1のA−A断面図である。図5は、本考案の具
体的実施例に係る端子台のロック解除状態での図1のA
−A断面図である。
【0019】図において1は本考案の実施例の端子台を
示す。本実施例の端子台1はカバー部材2と固定金具3
より成り、カバー部材2を固定金具3に取り付けて固定
したものである。固定金具3から説明すると、固定金具
3は回り止め金具とも称されるものであり、図2に示す
ように、金属製の矩形状プレートである。そして固定金
具3には、モータ内蔵ローラの固定軸が挿入される切り
欠き円状の係止孔5が設けられている。また係止孔5の
両側部には、モータを強固に取り付けるための孔7が設
けられている。
【0020】そして本実施例で採用する固定金具3に特
有の構成として、側部近くに角孔8が設けられており、
この角孔8の更に側部は、正面側に向かって打ち出され
ており、凸状の係止部10が形成されているものであ
る。
【0021】カバー部材2は、カバー本体12の両サイ
ドに固定爪13とロックピース15が配置されたもので
ある。カバー本体12、固定爪13およびロックピース
15は、いずれもポリカーボネート樹脂の射出成形によ
って作られたものである。ここでカバー本体12は、図
1の様に概ね直方体状をしている。即ちカバー本体12
は、頂面17と、4つの側面18,19,20,21を
有し、頂面17と対向する面だけは開口している。そし
てカバー本体12の側面18,20の一部には図3の様
に切欠部23が設けられている。また切欠部23に相当
する部位の頂面は、窪んでおり孔24が設けられてい
る。
【0022】固定爪13は、全体に弾力性を有し軸受部
25と押圧部26と当接部27および鉤形部28が一体
に成形されたものである。軸受部25はロックピース1
5の挿入孔として機能するものであり、半割ピン状をし
ており、中央に挿入孔30が設けられ、下端部には係止
突起31が一体化して設けられている。また軸受部25
の頂面には、約90°の角度にわたる扇形の溝29が設
けられている。
【0023】軸受部25の頂部の一端からは、頂部と平
行に押圧部26が張り出されている。押圧部26は、カ
バー本体12の曲線と一致する曲面状をしており、先端
側は軸受部25の軸方向と、平行になっている。尚押圧
部26には、滑り止め用のローレットが形成されてい
る。
【0024】そして押圧部26の先端は、直角に折れ曲
がっていて屈曲部32を形成している。そして屈曲部3
2の先端にはリブが設けられており、このリブが当接部
27として機能する。また屈曲部32の先端は、軸受部
25の軸方向に向かって曲がって鉤形部28が形成され
ている。鉤形部28は断面が長方形の軸部40を持ち、
該軸部40の先端には外向きに鉤33が形成されてい
る。
【0025】固定爪13の軸受部25は、カバー本体1
2の孔24に挿入され、軸受部25の係止突起31がカ
バー本体12の孔24の裏面と係合することによって、
固定爪13はカバー本体12に固定されている。より具
体的には、軸受部25の頂面は、カバー本体12の頂面
と略同一平面上に一体化して取り付けられ、押圧部26
はカバー本体12の側面と同一平面上に配置されてい
る。そして固定爪13の屈曲部32から先端側は、カバ
ー本体12の内側に配置され、鉤形部28はカバー本体
12の側面18,20の内壁と平行に延びる。そして鉤
形部28の先端に設けられた鉤33はカバー本体12の
開口面近くに位置している。
【0026】またロックピース15は、半割り形状の円
筒状ピンであるが、図1の様にその頭部に溝36が切り
込まれており、下部の脚部には、通常のピン長さの脚部
37と長脚片38が対向位置に隙間をあけて形成されて
いる。またロックピース15の頭部の側面には小突起3
9が設けられている。本実施例で採用するロックピース
15は、前記したように半割り形状ではあるが、2本の
脚部、即ち通常長さの脚部37と長脚片38とは中央で
分割されているのではなく、長脚片38の肉厚は、他方
のそれに対して約3倍厚く設定されており、固定爪13
との当接に耐える様に配慮されている。
【0027】ロックピース15は、固定爪13の軸受部
25に装着されている。そしてロックピース15の小突
起39は軸受部25の扇形の溝29内に配置されてい
る。従ってロックピース15は、溝29の長さだけ、よ
り具体的には約90°にわたる角度に回転することがで
きる。本実施例の端子台1では、ロックピース15の小
突起39が溝29の一方の端にある時にカバー部材2が
ロックされ、他方の端にある時にロックが解除される。
尚ロックピース15は、固定爪13の軸受部25に挿入
されるが、脚部37及び長脚片38の先端は鉤形を呈し
ており、ロックピース15は、一旦挿入孔30に打ち込
まれると抜けないようになっている。そのため本実施例
の端子台1では、従来技術の端子台の場合に時折あった
様な、ネジ等の部品を無くしてしまう事故は無い。
【0028】ロックピース15は、図4の様に固定爪1
3に装着された状態で、長脚片38が固定爪13の当接
部27の周辺まで延びている。そしてロックピース15
は、挿入孔30の回りを回転し長脚片38は、特定の回
転位置によって当接部27と接触する。
【0029】次に、本実施例の端子台1の作用を、端子
台1の取り付け手順を追って説明する。本実施例の端子
台1は、固定金具3が、コンベアのフレームにネジ止め
され、更に係止孔5にモータ内蔵ローラの固定軸が挿入
される。そして固定軸から引き出されたリード線が、固
定金具3上で電源線と接続される。そしてその後固定金
具3にカバー部材2が取り付けられる。本実施例の端子
台1では、カバー部材2の取り付けは、ロックピース1
5をロック状態にしたままでも、ロックを解除した状態
のままでも行うことができる。
【0030】ロックピース15をロック状態にしたまま
でカバー部材2を固定金具3に取り付ける場合は、カバ
ー部材2を固定金具3に取り付けるのに先立ち、ロック
ピース15をネジ回しで回転し、ロックピース15の長
脚片38を固定爪13の当接部27の屈曲位置に移動さ
せる。即ち固定爪13を押して撓ました時に、当接部2
7が移動する位置、より具体的には当接部27の直近の
内側にロックピース15の長脚片38を移動させる。
【0031】そしてこの状態のままで、カバー部材2の
開口を固定金具3に一致させ、カバー部材2を強く固定
金具3に押しつけ、鉤形部28の鉤33を固定金具3の
係止部10に当接させる。ここで本実施例では、ロック
ピース15がロック状態になっており、固定爪13の当
接部の直近の内側にロックピース15の長脚片38があ
るので、ロックピース15は軸受部25と当接部27に
よって支持された状態になっている。しかし鉤形部28
については、張り出し梁状になっており、片持ち支持さ
れた状態であるので、自由に撓むことができる。
【0032】そのためカバー部材2を固定金具3に押し
つけると、固定爪13の鉤形部28の軸部40が押しつ
け力によってカバー本体12の内側に撓み、鉤33がカ
バー部材2の内側に移動して係止部10から逃げる。そ
して鉤33は固定金具3の孔8に入り込んで係止部10
の裏側に回り込み、軸部40の撓みが反発弾性によって
復元する。その結果固定爪13の鉤33は係止部10と
係合する。この状態でカバー部材2は、固定金具3に装
着される。この様にロックピース15をロック状態にし
たままでカバー部材2に取り付ける場合は、カバー部材
2を装着した後に何の操作をしなくても固定爪13がロ
ックされ、押圧部26を押しても固定爪13の係合は解
除されない。
【0033】例えば通りががりの者が、カバー部材2の
押圧部26を押しても、ロックピース15の長脚片38
は固定爪13の屈曲位置にあるため、固定爪13は撓ま
ず、鉤形部28は固定金具3の係止部10を離れない。
従ってカバー部材2を固定金具3から外すことはできな
い。またコンベアの振動等によって、固定爪13が撓も
うとしても、ロックピース15の長脚片38によって阻
止される。
【0034】前述の場合とは逆に、ロックピース15を
ロック解除した状態でカバー部材2を取り付ける場合
は、先ずロックピース15をネジ回しで回転させ、ロッ
クピース15の長脚片38をカバー本体12の側面21
側に配置しておく。このようにロックピース15をロッ
ク解除した状態でカバー部材2に取り付ける場合は、固
定爪13が撓み易いので、カバー部材2は、先の場合よ
りも軽い力で固定金具3に装着することができる他、鉤
33の磨耗が少ない効果がある。しかしその半面カバー
部材2を固定金具3に取り付けた後に、ロックピース1
5をロック状態に回転する必要があり、作業性が悪く、
また作業者がロックを掛け忘れる懸念がある。
【0035】メンテナンスのために固定金具3からカバ
ー部材2を外す場合は、ロックピース15をネジ回しで
回転し、図5の様にロックピース15の長脚片38を固
定爪13の当接部27の屈曲方向に対して平行になる位
置に配置する。この状態では、固定爪13の屈曲方向に
障害物は無い。
【0036】そして次にカバー部材2の外側から、二つ
の固定爪13の押圧部26を同時に内側に押しつける。
ここで固定爪13は、軸受部25だけによってカバー本
体12に結合されており、カバー本体12に対して片持
ち状に取り付けられているので、固定爪13は全体的に
撓んでカバー本体12の内側に向かって屈曲する。
【0037】即ち固定爪13の先端にある鉤形部28
は、カバー本体12の側壁の内面から離れる方向に移動
する。その結果固定爪13の鉤形部28と係止部10の
係合が解かれるので、カバー部材2を固定金具3から取
り外すことができる。
【0038】次に本考案の変形実施例について説明す
る。先の実施例の端子台1は、押圧部26を押したと
き、固定爪13の屈曲部32の中央側の面がカバー本体
12の内側に向かって移動することに注目し、ロックピ
ース15の長脚片38を固定爪13の内側に配すること
により、カバー部材2のロックを行うものであった。こ
れに対して本実施例の端子台60は、押圧部26を押し
た際、固定爪61の屈曲部におけるカバー本体12の頂
部17側の面が、カバー本体12の頂部17方向に向か
って移動することに注目したものである。
【0039】尚以下の実施例で採用する部材の内、先の
実施例で採用したものと全く同一の部材、或いは部位に
は同一の番号を付することによって重複した説明を省略
することとする。
【0040】図6は、本考案の変形実施例に係る端子台
のロック状態での図1のA−A断面図である。図7は、
本考案の変形実施例に係る端子台のロック解除状態での
図1のA−A断面図である。
【0041】本実施例の端子台60で採用する固定爪6
1は、軸受部62にメネジ加工が施されており、このメ
ネジにロックネジ(ロックピース)65が嵌合してい
る。また固定爪61の屈曲部66は、先の実施例のそれ
よりも肉厚で頑丈に作られている。そして本実施例で採
用する屈曲部66には、先の実施例で採用していたリブ
は無く、代わってカバー本体12の頂面17に面する部
位に座が設けられており、当該部分が当接部67として
機能する。
【0042】本実施例の端子台60において、カバー部
材2をロックする場合は、ロックネジ65を締め込ん
で、ロックネジ65の先端部を固定爪61の当接部6
7、即ち屈曲部66のカバー本体12の頂面17に面す
る部位に設けられた座に当接させる。その結果押圧部2
6を押しても固定爪61は撓まず、鉤形部28が固定金
具3の係止部10を離れることはない。
【0043】また逆にロックを解除する場合は、図7の
様にロックネジ65を緩めてロックネジ65の先端と、
固定爪61の当接部67との間に隙間を作る。この隙間
の大きさは、押圧部26を押したとき、固定爪61の鉤
形部28が固定金具3の係止部10を離れることができ
る程度の撓み量が確保できれば充分である。尚この撓み
量は実際には微量であるため、ロックネジ65を僅かに
数回転するだけて、ロックの係止及び解除を行う事がで
きる。
【0044】
【考案の効果】請求項1乃至3記載の端子台では、固定
爪を手で押圧することにより、鉤形部がカバーの内側に
屈曲して係止部より外れる。そのため本考案の端子台
は、カバーの取外しが容易である効果がある。また本考
案の端子台はカバーの取外しを繰り返しても鉤形部が傷
まず、長期の使用に耐える効果がある。
【0045】そして請求項1に記載の端子台では、ロッ
クピースを回転することにより、固定爪を押して撓まし
た時に当接部が移動する位置にロックピースの一部が移
動する。そのため本考案の端子台は、ロックピースを回
転すると言う簡単な操作で、カバーをロックする事がで
き、操作性が優れると共に、安全性が高い効果がある。
またロックピースをロック状態のままでカバー部材を固
定金具にとりつけることも可能である。
【0000】また請求項2記載の端子台では、長脚片を
備えたロックピースがカバー部材に挿入され、ロックピ
ースの特定角度の回転により長脚片が固定爪の屈曲位置
に移動可能である。そのため本考案の端子台は、ロック
ピースを回転すると言う簡単な操作で、カバーをロック
する事ができ、操作性が優れると共に、安全性が高い効
果がある。またロックピースをロック状態のままでカバ
ー部材を固定金具にとりつけることも可能である。
【0046】同じく請求項3記載の考案は、単にネジを
締めつけ、或いはネジを開放すると言う簡単な操作によ
って、カバーをロックする事ができ、操作性が優れると
共に、安全性が高い効果がある。またロックピースをロ
ック状態のままでカバー部材を固定金具に取り付けるこ
ともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の具体的実施例に係る端子台の正面図で
ある。
【図2】固定金具の正面図および側面図である。
【図3】カバー部材の分解図である。
【図4】本考案の具体的実施例に係る端子台のロック状
態での図1のA−A断面図である。
【図5】本考案の具体的実施例に係る端子台のロック解
除状態での図1のA−A断面図である。
【図6】本考案の変形実施例に係る端子台のロック状態
での図1のA−A断面図である。
【図7】本考案の変形実施例に係る端子台のロック解除
状態での図1のA−A断面図である。
【符号の説明】
1,60 端子台 2 カバー部材 3 固定金具 12 カバー本体 13,61 固定爪 15 ロックピース 26 押圧部 27,67 当接部 28 鉤形部 32,66 屈曲部 33 鉤 38 長脚片 65 ロックネジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−285278(JP,A) 実開 平4−77280(JP,U) 実開 昭63−127107(JP,U) 実開 昭62−115510(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01R 9/00 - 9/28

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定金具にカバー部材が装着された端子
    台であって、鉤形部と当接部を有すると共に外部から押
    されて内側に屈曲可能な固定爪が、カバー部材の側面に
    配置され、ロックピースがカバー部材に回転可能に挿入
    され、固定金具は前記鉤形部と係合する係止部を備え、
    ロックピースを回転することにより、固定爪を押して撓
    ました時に当接部が移動する位置にロックピースの一部
    が移動することを特徴とする端子台。
  2. 【請求項2】 固定金具にカバー部材が装着された端子
    台であって、内側に屈曲すると共に鉤形部と当接部を備
    えた固定爪がカバー部材の側面に配置され、長脚片を備
    えたロックピースがカバー部材に回転可能に挿入され、
    固定金具は前記鉤形部と係合する係止部を備え、前記ロ
    ックピースは特定の回転角度の時に長脚片が固定爪の当
    接部の屈曲位置にあるように構成されたことを特徴とす
    る端子台。
  3. 【請求項3】 固定金具にカバー部材が装着された端子
    台であって、内側に屈曲すると共に鉤形部と当接部を備
    えた固定爪がカバー部材の側面に配置され、ネジがカバ
    ー部材に挿入され、固定金具は前記鉤形部と係合する係
    止部を備え、前記ネジの回転締付けによりネジ先端部が
    固定爪の当接部と接触して鉤形部がロックされ、ネジの
    回転緩和によりネジ先端部が固定爪当接部より隔離して
    ロックを解除することを特徴とする端子台。
JP1993047166U 1993-08-06 1993-08-06 端子台 Expired - Lifetime JP2601933Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993047166U JP2601933Y2 (ja) 1993-08-06 1993-08-06 端子台

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993047166U JP2601933Y2 (ja) 1993-08-06 1993-08-06 端子台

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0714567U JPH0714567U (ja) 1995-03-10
JP2601933Y2 true JP2601933Y2 (ja) 1999-12-13

Family

ID=12767491

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993047166U Expired - Lifetime JP2601933Y2 (ja) 1993-08-06 1993-08-06 端子台

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2601933Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7256003B2 (ja) * 2018-12-17 2023-04-11 ミネベアミツミ株式会社 回転装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0714567U (ja) 1995-03-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3628945B2 (ja) サンバイザーホルダー
JP2601933Y2 (ja) 端子台
JPH02283910A (ja) 段付きネジ
JP3551471B2 (ja) 壁面設置型電子機器
JPH02142074A (ja) 抜け止め機構付プラグイン式接続装置
KR100691205B1 (ko) 차량용 배터리 케이블 커넥터
JPH0434250Y2 (ja)
JPH09273532A (ja) 筐体のカバー取付装置
JP3282961B2 (ja) ワイヤーハーネス用プロテクタを用いた配線構造
JPS6122549B2 (ja)
JP3833301B2 (ja) ドア取付部品の取付けにおける仮止め方法
JP2009103158A (ja) 緩み止めマウンティングボルト及びこれを用いた固定具
JP3007103U (ja) 共聴機器
JP3543239B2 (ja) ねじ受け具
KR930003922Y1 (ko) 모니터의 캐비넷 체결부재
JP2599875Y2 (ja) 電気接続箱の取付構造
JPS6246390Y2 (ja)
JP3004884B2 (ja) グロメット固定具
JP3145289B2 (ja) コネクタの接続方法及び接続構造
JP2582552Y2 (ja) メッセンジャワイヤ固定具
JP2548829Y2 (ja) 電気部材収容体の取付構造
JP3295706B2 (ja) ボルト・ナットユニット
KR0127042Y1 (ko) 차량용 축전지 접속구
JPS58316Y2 (ja) コ−ドなどの係止具
JPH0548375Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term