JPH0685955A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JPH0685955A
JPH0685955A JP4237020A JP23702092A JPH0685955A JP H0685955 A JPH0685955 A JP H0685955A JP 4237020 A JP4237020 A JP 4237020A JP 23702092 A JP23702092 A JP 23702092A JP H0685955 A JPH0685955 A JP H0685955A
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JP
Japan
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country
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procedure signal
communication processing
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JP4237020A
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English (en)
Inventor
Shinji Kaizuka
眞二 海塚
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 通信パラメータや付加情報を選択可能なファ
クシミリ装置に関し、相手先が国内であるか海外である
かに応じて、自動的に適切な通信処理を行う。 【構成】 入力される制御情報に従って、回線を介して
手順信号および画データの送受信処理を行う通信処理手
段111と、通信処理手段111によって受信された手
順信号から相手先のファクシミリ装置が設置されている
国を示す国識別情報を抽出する抽出手段112と、国識
別情報に基づいて、相手先のファクシミリ装置が自身と
同一の国に設置されているか否かを判別する判別手段1
13と、判別手段113による判別結果に応じて、手順
信号および画データの送受信に関する制御情報を作成
し、通信処理手段111に入力する制御手段114とを
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、手順信号を再送する際
のタイマの設定値やモデムの通信スピードなどの通信パ
ラメータおよび発信元印字情報などの付加情報を選択可
能なファクシミリ装置に関するものである。
【0002】近年、郵便に代わる情報伝達手段として、
ファクシミリ装置が国内,国外を問わず急速に普及して
おり、外国との間でファクシミリ装置による通信を行う
機会が増えている。
【0003】ところで、外国に設置されたファクシミリ
装置との間で通信を行う場合には、一般に信号の伝送距
離が長いために、国内のファクシミリ装置と通信する場
合に比べて手順信号の伝達に要する時間が長く、また、
伝送路の状態が悪い場合が多い。また、送信側の国と受
信側の国とで言語が異なっている場合が多い。
【0004】このため、外国に設置されたファクシミリ
装置との間で通信を行う際には、上述したような条件を
考慮した通信処理を行う必要がある。これに応じて、様
々な通信パラメータや発信元印字情報などの付加情報を
選択可能としたファクシミリ装置が実現されている。
【0005】
【従来の技術】通常のG3手順に従ってファクシミリ装
置が通信を行う場合には、発呼側のファクシミリ装置か
らの呼出信号に応じて通話路が形成された後に、まず、
被呼端末識別(CED)や発呼加入者識別(TSI)な
どの手順信号の授受を行い、伝送速度などのネゴシェー
ションを行ってから、画データの通信が開始される。
【0006】ここで、上述した手順信号の授受の際に
は、発呼側,被呼側のファクシミリ装置の双方が、それ
ぞれが送出した手順信号に対応する応答が所定の時間
(例えば3秒)以内に得られなかった場合に、自身が送
出した手順信号を再び送出し、伝送路の状態の一時的な
悪化によって通信不能となることを防いでいる。
【0007】しかしながら、外国に設置されたファクシ
ミリ装置との間で通信を行う際には、これらの手順信号
が相手先のファクシミリ装置に伝達され、相手先のファ
クシミリ装置からの応答が返ってくるまでに、上述した
所定の時間以上の時間を要する場合もある。この場合に
は、上述したようにして手順信号を再送しても、自身が
再送した手順信号と相手先からの応答とが伝送路上で繰
り返し衝突してしまう可能性があり、結局、通信を続行
することができなくなってしまう。
【0008】このため、従来は、例えば、発呼側のファ
クシミリ装置の操作者が、外国に設置されたファクシミ
リ装置を宛て先として送信する際に、予め、手順信号を
再送する際の待ち時間の設定値を別の値(例えば4.5
秒)に変更してから、原稿の送信操作を行って、上述し
たような不都合に対処していた。
【0009】また、海外との通信の場合は、回線の状態
が不安定であることが多いため、モデムの伝送速度を1
4.4kbpsや9.6kbpsとして通信を開始した場合に
は、トレーニング信号の送受信に失敗する確率が高い。
この場合には、トレーニング動作が何度も繰り返して行
われるので、画データの伝送が開始されるまでに長い時
間を要する。
【0010】このため、従来は、発呼側のファクシミリ
装置の操作者が、海外との通信の場合は、予め伝送速度
を7.2kbpsや4.8kbpsに設定を変更してから、原稿
の送信操作を行って、前手順に要する時間の短縮を図っ
ていた。
【0011】また、受信側のファクシミリ装置の利用者
に対して、原稿の送信元を明らかにするための機能とし
て、原稿に対応する画データに発信元印字情報を付加し
て送信する発信元印字機能が普及している。
【0012】従来は、国内のファクシミリ装置との間で
の通信を前提としていたため、日本語のメッセージがこ
の発信元印字情報として登録されている場合が多かっ
た。しかし、海外に宛てて送信した場合には、従来のよ
うに日本語のメッセージを付加したのでは、原稿の送信
元を受信側の利用者に明らかにすることはできない。
【0013】このため、日本語のメッセージに加えて、
代表的な外国語で作成したメッセージを予め登録してお
き、操作者の指示に応じてこれらのメッセージのいずれ
かを選択的に画データに付加するファクシミリ装置も実
現されている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のファクシミリ装置においては、海外との通信の場合
などに、手順信号の待ち時間やモデムの伝送速度などの
通信パラメータおよび発信元印字情報などの付加情報を
変更する際には、必ず、操作者が予め指示しておく必要
があった。また、通信の終了後には、操作者が、再び国
内のファクシミリ装置との間の通信に適した通信パラメ
ータや付加情報を選択する旨を指示しておく必要があ
り、作業が煩雑であるために操作者の負担が大きかっ
た。
【0015】また、ポーリング通信の場合には、送信側
のファクシミリ装置の操作者が不在である場合が多いた
め、上述したような操作を行うことができず、通常の国
内用の通信パラメータおよび発信元印字情報が用いられ
てしまっていた。
【0016】本発明は、相手先のファクシミリ装置の設
置場所が国内であるか国外であるかに応じて、適切な通
信処理を自動的に行うことが可能なファクシミリ装置を
提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】図1は、請求項1のファ
クシミリ装置の構成を示す図である。請求項1の発明
は、入力される制御情報に従って、回線を介して手順信
号および画データの送受信処理を行う通信処理手段11
1と、通信処理手段111によって受信された手順信号
から相手先のファクシミリ装置が設置されている国を示
す国識別情報を抽出する抽出手段112と、国識別情報
に基づいて、相手先のファクシミリ装置が自身と同一の
国に設置されているか否かを判別する判別手段113
と、判別手段113による判別結果に応じて、手順信号
および画データの送受信に関する制御情報を作成し、通
信処理手段111に入力する制御手段114とを備えた
ことを特徴とする。
【0018】請求項2は、請求項1に記載のファクシミ
リ装置において、制御手段114が、相手先のファクシ
ミリ装置が海外に設置されたものである旨の判別結果に
応じて、手順信号を再送する際の待ち時間を延長する旨
を指示する制御情報を作成することを特徴とする。
【0019】請求項3の発明は、請求項1に記載のファ
クシミリ装置において、制御手段114が、相手先のフ
ァクシミリ装置が海外に設置されたものである旨の判別
結果に応じて、画データの伝送速度を遅くする旨を指示
する制御情報を作成することを特徴とする。
【0020】図2は、請求項4のファクシミリ装置の構
成を示す図である。請求項4の発明は、入力される制御
情報に従って、回線を介して手順信号および画データの
送受信処理を行う通信処理手段111と、通信処理手段
111によって受信された手順信号から相手先のファク
シミリ装置が設置されている国を示す国識別情報を抽出
する抽出手段112と、相異なる言語を用いて作成され
た複数の発信元印字情報を格納する格納手段121と、
国識別情報に基づいて、格納手段121から該当する言
語を用いて作成された発信元印字情報を選択し、この発
信元印字情報を画データに付加する旨を指示する制御情
報を作成する制御手段122とを備えたことを特徴とす
る。
【0021】
【作用】請求項1の発明は、受信した手順信号の中から
抽出手段112が抽出した国識別情報に基づいて、判別
手段113により、相手先のファクシミリ装置の設置場
所が国内であるか海外であるかを判別することができ
る。したがって、この判別結果に応じた制御情報を制御
手段114が通信処理手段111に入力することによ
り、相手先のファクシミリ装置の設置場所に応じて、適
切な通信処理を自動的に行うことが可能である。
【0022】請求項2の発明は、相手先のファクシミリ
装置の設置場所が海外である場合に、手順信号を再送す
る際の待ち時間を延長する旨を指示することにより、自
身が送出した手順信号と相手先からの手順信号とが衝突
することを防いで、海外のファクシミリ装置と確実に通
信することができる。
【0023】請求項3の発明は、相手先のファクシミリ
装置の設置場所が海外である場合に、画データの伝送速
度を遅くする旨を指示することにより、トレーニングの
成功率を向上し、前手順に要する時間を短縮することが
できる。
【0024】請求項4の発明は、制御手段122によ
り、抽出手段112で抽出された国識別情報に対応する
発信元印字情報を格納手段121から選択し、この発信
元印字情報を画データに付加する旨が通信処理手段11
1に指示されるので、相手先のファクシミリ装置の設置
場所に応じた言語を用いて、発信元に関する情報を提供
することができる。
【0025】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例につい
て詳細に説明する。図3は、本発明のファクシミリ装置
の実施例構成図である。
【0026】図3において、ファクシミリ装置は、読取
部201,圧縮/復元部202,メモリ203,記録部
204,操作パネル205,モデム206,網制御部
(NCU)207と主制御部208とをバスを介して相
互に接続した構成となっており、上述した網制御部20
7を介して回線に接続されている。
【0027】また、上述したメモリ203内の制御情報
格納部211には、手順信号を再送する際のタイマの設
定値やモデムの伝送速度などの通信パラメータおよび自
身の加入者識別情報として登録された電話番号など、フ
ァクシミリ装置の通信処理に必要な様々な制御情報が格
納されている。また、発信元印字情報格納部212に
は、国内用の日本語のメッセージとともに、海外用の発
信元印字情報として例えば英語のメッセージが格納され
ている。
【0028】また、図3において、主制御部208は、
手順制御部221を備えており、この手順制御部221
が、モデム206および網制御部207を介してG3手
順に従った手順信号を相手先のファクシミリ装置との間
で授受することにより、相手先のファクシミリ装置との
間の通信動作を制御する構成となっている。すなわち、
この手順制御部221とモデム206と網制御部207
とにより、通信処理手段111の機能が果たされてい
る。
【0029】ここで、G3ファクシミリ装置の通常の通
信手順においては、図4(a) に示すように、交換機を介
して入力された呼出信号に応じて、被呼側のファクシミ
リ装置は被呼端末識別(CED)に続いて、非標準機能
(NSF),被呼加入者識別(CSI),デジタル識別
信号(DIS)を送出する。また、G3ファクシミリ装
置のポーリング通信手順においては、図4(b) に示すよ
うに、被呼側のファクシミリ装置から送出された非標準
機能,被呼加入者識別,デジタル識別信号の受信に応じ
て、発呼側のファクシミリ装置は、非標準機能命令(N
SC),発呼局識別(CIG),デジタル送信命令(D
TC)を送出する。但し、図4においては、画データを
送信するファクシミリ装置を送信端末Sとして示し、画
データを受信するファクシミリ装置を受信端末Rとして
示した。
【0030】上述した被呼加入者識別および発呼局識別
には、受信側のファクシミリ装置の識別情報として、該
当するファクシミリ装置に登録されている電話番号が含
まれており、この電話番号には、国識別コードが含まれ
ている。
【0031】したがって、手順制御部221において、
上述した被呼加入者識別あるいは発呼局識別から受信側
のファクシミリ装置の電話番号を抽出すれば、この電話
番号を解析することにより、受信側のファクシミリ装置
が設置されている国を示す国識別情報が得られる。更
に、この国識別情報と制御情報格納部211内の自身の
加入者識別に含まれている国識別情報とを照合すれば、
受信側のファクシミリ装置が国内にあるか海外にあるか
を判別することができる。
【0032】例えば、図3に示すように、電話番号解析
部222と比較部223とマイクロプロセッサ224と
を備えて主制御部208を構成し、電話番号解析部22
2が、手順制御部221で得られた電話番号から国識別
情報を抽出して比較部223に送出し、この比較部22
3による比較結果に応じて、マイクロプロセッサ224
が、手順制御部221に対する指示を入力する構成とす
ればよい。
【0033】図5に、本発明のファクシミリ装置の送信
動作を表す流れ図を示す。操作パネル205を介して入
力される指示に応じて、主制御部208のマイクロプロ
セッサ224は、網制御部207を介して指定された電
話番号を送出するとともに手順制御部221を起動し
て、通常の発呼動作および通信開始処理を行う(ステッ
プ401,図4(a) 参照)。
【0034】その後、手順制御部221は、被呼側のフ
ァクシミリ装置からの手順信号に被呼加入者識別が含ま
れているか否かを判定する(ステップ402)。このス
テップ402における肯定判定の場合は、手順制御部2
21により、被呼加入者識別から得られる電話番号が電
話番号解析部222に送出される(ステップ403)。
【0035】ここで、G3ファクシミリ装置の通信に用
いられるHDLC手順(High-levelData Link Control
Procedure) フレームは、図6に示すように、フラグシ
ーケンス,アドレスフィールド,コントロールフィール
ド,情報フィールド,フレームチェッキングシーケンス
とから形成されている。また、上述した情報フィールド
は、更に、ファクシミリ制御フィールド(図6において
“FCF”で示す)とファクシミリ情報フィールド(図
6において“FIF”で示す)に分割されている。上述
したファクシミリ制御フィールドには、信号名を示すコ
ードが入っており、ファクシミリ情報フィールドには、
送信する情報そのものが入っている。例えば、被呼加入
者識別のHDLCフレームにおいては、このファクシミ
リ制御フィールドの内容は“40”となっており、ファ
クシミリ情報フィールドには最大20桁の電話番号が入
っている。
【0036】また、通常は、国識別情報を電話番号とと
もに登録する場合は、記号“+”に続けて国識別情コー
ドと電話番号とが順に登録されている。したがって、手
順制御部221は、上述したファクシミリ制御フィール
ドに基づいて被呼加入者識別を判別し、対応するファク
シミリ情報フィールドを電話番号解析部222に送出す
ればよい。
【0037】これに応じて、電話番号解析部222は、
まず、ファクシミリ情報フィールド内の記号“+”を検
出し、この検出結果に応じて、国識別コードが含まれて
いるか否かを判定する(ステップ404)。
【0038】このステップ404における肯定判定の場
合に、電話番号解析部222は、上述した記号“+”に
続く番号から自身の国識別情報と同じ桁数分の番号を抽
出し、比較部223に受信側の国識別情報として送出す
る(ステップ405)。
【0039】このようにして、手順制御部221と電話
番号解析部222とにより、相手先からの手順信号から
相手先のファクシミリ装置が設置されている国を示す国
識別情報を抽出することができ、抽出手段112の機能
を実現することができる。
【0040】この場合は、比較部223は、バスを介し
てメモリ203にアクセスし、制御情報格納部211か
ら自身の国識別情報を読み出して、ステップ404で得
られた受信側の国識別情報と比較して、これらが一致す
るか否かを判定し(ステップ406)、この比較結果を
マイクロプロセッサ224に通知すればよい。
【0041】このようにして、比較部223により、判
別手段113の機能を実現することができる。上述した
ステップ406において、2つの国識別情報が一致しな
い旨が通知された場合は、マイクロプロセッサ224は
海外との通信であると判断し、手順制御部221に対し
て、海外通信設定を用いて通信を行う旨を指示する(ス
テップ407)。このとき、マイクロプロセッサ224
は、上述した指示として、手順信号を再送する際のタイ
マの設定値を例えば4.5秒に延長する旨およびモデム
の伝送速度を例えば7.2kbpsとする旨を指示すればよ
い。なお、このとき用いるタイマの設定値やモデムの伝
送速度は、予め、操作者が海外通信用の設定値として登
録しておけばよい。
【0042】また、マイクロプロセッサ224は、メモ
リ203の発信元印字情報格納部212から海外用の発
信元印字情報を読み出して、圧縮/復元部202によっ
て圧縮された画データに付加し(ステップ408)、モ
デム206および網制御部207により画データを送信
して(ステップ409)、この画データの送信終了後に
処理を終了すればよい。
【0043】一方、上述したステップ402,404に
おける否定判定の場合およびステップ406における肯
定判定の場合は、マイクロプロセッサ224は、国内に
設置されたファクシミリ装置との間の通信であると判断
し、国内通信設定を用いて通信を行う旨を手順制御部2
21に指示する(ステップ410)。このとき、マイク
ロプロセッサ224は、制御情報格納部211内に格納
されたタイマの設定値およびモデムの伝送速度などの通
信パラメータをそのまま指示すればよい。
【0044】また、このとき、マイクロプロセッサ22
4は、発信元印字情報格納部212から国内用の日本語
による発信元印字情報を読み出して、圧縮/復元部20
2によって圧縮された画データに付加し(ステップ41
1)、ステップ409においてモデム206および網制
御部207により画データを送信した後に、処理を終了
すればよい。
【0045】このように、マイクロプロセッサ224
が、比較部223による比較結果に応じて上述したステ
ップ407,408の処理あるいはステップ410,4
11の処理を行うことにより、制御手段114の機能が
果たされ、相手先が海外であるか否かに応じて、自動的
に適切な通信パラメータや発信元印字情報を選択する旨
を指示することができる。これにより、相手先が国内か
海外かに応じて、自動的に適切な通信処理を行うことが
可能となり、操作者による煩雑な操作を削減して、操作
者の負担を大幅に軽減することができる。
【0046】また、上述したファクシミリ装置は、ポー
リング通信の送信側となった場合にも、同様にして、原
稿を送信する相手先のファクシミリ装置が海外であるか
否かに応じて、自動的に適切な通信処理を行うことが可
能である。
【0047】上述したように、ポーリング通信の場合に
受信側のファクシミリ装置から送出される発呼局識別
は、被呼加入者識別と同様の形式で、受信側のファクシ
ミリ装置の電話番号を含んでいるから、この場合は、手
順制御部221が手順信号の中から発呼局識別を判別
し、対応するファクシミリ情報フィールドを電話番号解
析部222に送出すればよい。また、これに応じて、電
話番号解析部222と比較部223が、上述したステッ
プ404〜406と同様にして電話番号の解析処理およ
び国識別情報の比較処理を行うことにより、相手先の国
識別情報を抽出し、海外との通信であるか否かを判定す
ることができる。
【0048】また、マイクロプロセッサ224は、この
判定結果に応じて、ステップ407〜ステップ408の
処理あるいはステップ410〜ステップ411の処理を
行えばよい。
【0049】これにより、ポーリング通信の場合におい
ても、原稿の送信先に応じて自動的に適切な通信パラメ
ータを選択して、手順信号の衝突によって通信が不可能
となったり、トレーニングの失敗のために前手順に要す
る時間が長くなったりといった不都合を防ぐことができ
る。また、送信先に応じて、海外用の発信元印字情報を
選択して、受信側の操作者に分かりやすく発信元に関す
る情報を提供することができる。
【0050】なお、上述したファクシミリ装置が受信側
となった場合は、手順制御部221が、送信側のファク
シミリ装置からの送信加入者識別(TSI)を判別し、
対応するファクシミリ情報フィールドを電話番号解析部
222が解析して、得られた送信側の国識別情報と自身
の国識別情報とを比較部223により照合することによ
り、海外との通信であるか否かを判定することができ
る。
【0051】この判定結果に応じて、マイクロプロセッ
サ224が、手順信号の待ち時間を示すタイマの設定値
を操作すれば、送信側が送出した手順信号と自身が送出
した手順信号との衝突を受信側で防ぐことができ、海外
のファクシミリ装置からの原稿を確実に受信することが
できる。
【0052】更に、メモリ203の発信元印字情報格納
部212に複数の言語に対応した発信元印字情報を用意
しておき、相手先の国識別情報に応じて、これらの発信
元印字情報から一つを選択する構成としてもよい。
【0053】この場合は、図7に示すように、メモリ2
03内に、国識別コードテーブル213を設け、各国の
国識別コードに対応して、該当する言語を用いて作成さ
れた発信元印字情報のアドレスを格納しておけばよい。
【0054】また、電話番号解析部222は、入力され
たファクシミリ情報フィールドから1桁から3桁の国識
別コードを抽出し、自身の国識別情報と同数の桁を比較
部223に送出するとともに、抽出した国識別コード全
部をマイクロプロセッサ224に送出すればよい。これ
に応じて、マイクロプロセッサ224が、上述した国識
別コードテーブル213を検索し、得られたアドレスに
基づいて、該当する発信元印字情報を読み出して、圧縮
画データに付加すればよい。
【0055】この場合は、マイクロプロセッサ224と
国識別コードテーブル213とにより、制御手段122
の機能が実現されており、格納手段121に相当する発
信元印字情報格納部212から国識別情報に対応する発
信元印字情報を選択して、圧縮画データに付加すること
ができ、請求項4のファクシミリ装置を実現することが
できる。
【0056】このようにして、相手先の国識別コードに
対応した発信元印字情報を送出した場合は、相手先の言
語に合わせて発信元に関する情報を提供することができ
るから、相手先のファクシミリ装置の操作者に対するサ
ービス性の向上を図ることができる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、相手先か
らの手順信号から相手先のファクシミリ装置が設置され
ている国を示す国識別情報を抽出し、海外との通信であ
るか否かを判別することができるので、相手先のファク
シミリ装置に応じて、自動的に適切な通信処理を行うこ
とが可能である。これにより、国内のファクシミリ装置
と通信する際と海外のファクシミリ装置と通信する際と
で、操作者が様々な通信パラメータの設定を切り換える
手間を省いて、操作者の負担を大幅に軽減することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1のファクシミリ装置の構成を示す図で
ある。
【図2】請求項2のファクシミリ装置の構成を示す図で
ある。
【図3】請求項1のファクシミリ装置の実施例構成図で
ある。
【図4】ファクシミリ装置の通信手順の説明図である。
【図5】本発明のファクシミリ装置の送信動作を表す流
れ図である。
【図6】HDLC手順フレームの説明図である。
【図7】請求項4のファクシミリ装置の実施例構成図で
ある。
【符号の説明】
111 通信処理手段 112 抽出手段 113 判別手段 114,122 制御手段 121 格納手段 201 読取部 202 圧縮/復元部 203 メモリ 204 記録部 205 操作パネル 206 モデム 207 網制御部(NCU) 208 主制御部 211 制御情報格納部 212 発信元印字情報格納部 213 国識別コードテーブル 221 手順制御部 222 電話番号解析部 223 比較部 224 マイクロプロセッサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力される制御情報に従って、回線を介
    して手順信号および画データの送受信処理を行う通信処
    理手段(111)と、 前記通信処理手段(111)によって受信された手順信
    号から相手先のファクシミリ装置が設置されている国を
    示す国識別情報を抽出する抽出手段(112)と、 前記国識別情報に基づいて、相手先のファクシミリ装置
    が自身と同一の国に設置されているか否かを判別する判
    別手段(113)と、 前記判別手段(113)による判別結果に応じて、手順
    信号および画データの送受信に関する制御情報を作成
    し、前記通信処理手段(111)に入力する制御手段
    (114)とを備えたことを特徴とするファクシミリ装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のファクシミリ装置にお
    いて、 制御手段(114)が、相手先のファクシミリ装置が海
    外に設置されたものである旨の判別結果に応じて、手順
    信号を再送する際の待ち時間を延長する旨を指示する制
    御情報を作成することを特徴とするファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のファクシミリ装置にお
    いて、 制御手段(114)が、相手先のファクシミリ装置が海
    外に設置されたものである旨の判別結果に応じて、画デ
    ータの伝送速度を遅くする旨を指示する制御情報を作成
    することを特徴とするファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】 入力される制御情報に従って、回線を介
    して手順信号および画データの送受信処理を行う通信処
    理手段(111)と、 前記通信処理手段(111)によって受信された手順信
    号から相手先のファクシミリ装置が設置されている国を
    示す国識別情報を抽出する抽出手段(112)と、 相異なる言語を用いて作成された複数の発信元印字情報
    を格納する格納手段(121)と、 前記国識別情報に基づいて、前記格納手段(121)か
    ら該当する言語を用いて作成された発信元印字情報を選
    択し、この発信元印字情報を画データに付加する旨を指
    示する制御情報を作成する制御手段(122)とを備え
    たことを特徴とするファクシミリ装置。
JP4237020A 1992-09-04 1992-09-04 ファクシミリ装置 Pending JPH0685955A (ja)

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