JPH068567Y2 - 光フアイバケ−ブルの固定構造 - Google Patents
光フアイバケ−ブルの固定構造Info
- Publication number
- JPH068567Y2 JPH068567Y2 JP1986004125U JP412586U JPH068567Y2 JP H068567 Y2 JPH068567 Y2 JP H068567Y2 JP 1986004125 U JP1986004125 U JP 1986004125U JP 412586 U JP412586 U JP 412586U JP H068567 Y2 JPH068567 Y2 JP H068567Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical fiber
- fiber cable
- cylindrical member
- jacket
- optical
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
- Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は,光ファイバコネクタ,光モジュール等の光デ
バイス内での光ファイバケーブルの固定構造に関する。
バイス内での光ファイバケーブルの固定構造に関する。
一般に,光ファイバケーブルは,光ファイバ素線をシリ
コン,ナイロン等にて被覆して心線と,この心線を被覆
したポリアラミド繊維等からなる耐張力部材と,更にこ
の耐張力部材を被覆したPVC等からなる外被によって構
成される。
コン,ナイロン等にて被覆して心線と,この心線を被覆
したポリアラミド繊維等からなる耐張力部材と,更にこ
の耐張力部材を被覆したPVC等からなる外被によって構
成される。
従来,このような構成の光ファイバケーブルをその端部
において光デバイス内に固定する場合,主に次の2つの
方法がとられている。第1の方法は,第6図に示すよう
に,光ファイバケーブルの外被1を光デバイスの一部を
構成している円筒部材4の細径部に接着剤17で接着固
定するものである。第2の方法は,第7図に示すよう
に,金属製円筒部材4の細径部を外被1の端部に嵌め,
円筒部材4に径方向に縮まるような圧縮力を加えて塑性
変形を与えて固定する,いわゆるカシメ工法である。第
8図は第7図のC−C線断面を示す。
において光デバイス内に固定する場合,主に次の2つの
方法がとられている。第1の方法は,第6図に示すよう
に,光ファイバケーブルの外被1を光デバイスの一部を
構成している円筒部材4の細径部に接着剤17で接着固
定するものである。第2の方法は,第7図に示すよう
に,金属製円筒部材4の細径部を外被1の端部に嵌め,
円筒部材4に径方向に縮まるような圧縮力を加えて塑性
変形を与えて固定する,いわゆるカシメ工法である。第
8図は第7図のC−C線断面を示す。
しかしながら,上述した第1の方法は,外被が接着剤の
つきにくい材質でできているため固定強度が弱く,外被
に引っ張り力等が加わった場合に,外被部が光デバイス
から抜け易いという欠点がある。
つきにくい材質でできているため固定強度が弱く,外被
に引っ張り力等が加わった場合に,外被部が光デバイス
から抜け易いという欠点がある。
また,第2の方法でも,外被を円筒部材に挿入し,単に
径を圧縮する様に円筒部材を塑性変形させても,外被に
は柔軟性がありかつ表面の摩擦係数が小さくすべり易い
ため,外被が抜け易いという欠点がある。
径を圧縮する様に円筒部材を塑性変形させても,外被に
は柔軟性がありかつ表面の摩擦係数が小さくすべり易い
ため,外被が抜け易いという欠点がある。
本考案の目的は上記欠点を解消した光ファイバケーブル
の固定構造を提供することにある。
の固定構造を提供することにある。
本考案は、光ファイバケーブルを光デバイス内で該光デ
バイスを構成している金属製円筒部材にて固定する構造
であり、前記円筒部材に周方向に間隔をおいて前記光フ
ァイバケーブルの外被いくい込むように複数の突起を設
けて成り、該突起はその先端が前記光ファイバケーブル
の心線から外れる方向を向くように形成されていること
を特徴とする。
バイスを構成している金属製円筒部材にて固定する構造
であり、前記円筒部材に周方向に間隔をおいて前記光フ
ァイバケーブルの外被いくい込むように複数の突起を設
けて成り、該突起はその先端が前記光ファイバケーブル
の心線から外れる方向を向くように形成されていること
を特徴とする。
次に,本考案の実施例について図面を参照して説明す
る。
る。
第1図は,本考案を光コネクタに適用した場合の一実施
例である。光ファイバケーブルの外被1の端部に金属製
円筒部材4の細径部を嵌め,この嵌合部分の内側に,第
2図に示すように,周方向に間隔をおいて複数の突部5
を形成し,この突部5が外被1に食い込むようにしてい
る。
例である。光ファイバケーブルの外被1の端部に金属製
円筒部材4の細径部を嵌め,この嵌合部分の内側に,第
2図に示すように,周方向に間隔をおいて複数の突部5
を形成し,この突部5が外被1に食い込むようにしてい
る。
第1図に示す光コネクタの構造では,光ファイバの心線
3の先端部は素線まで被覆をむかれてフェルール6に接
着固定されている。フェルール6はコイルスプリング9
を介してストッパ11の内部にフロートしており,かつ
ストッパ11の前方部にネジ込み固定されたフレーム7
にて押えられている。光ファイバケーブルの耐張力部材
2は,ストッパ11の外周壁と円筒部材4の大径部の内
周壁との間に挟持され,更に円筒部材4の大径部をカシ
メ加工することにより固定されている。
3の先端部は素線まで被覆をむかれてフェルール6に接
着固定されている。フェルール6はコイルスプリング9
を介してストッパ11の内部にフロートしており,かつ
ストッパ11の前方部にネジ込み固定されたフレーム7
にて押えられている。光ファイバケーブルの耐張力部材
2は,ストッパ11の外周壁と円筒部材4の大径部の内
周壁との間に挟持され,更に円筒部材4の大径部をカシ
メ加工することにより固定されている。
尚,8は本コネクタの締結用のツマミ,10は光ファイ
バケーブル後部の曲げRが過小となることを防ぐための
ゴムホルダである。
バケーブル後部の曲げRが過小となることを防ぐための
ゴムホルダである。
第2図は,第1図の円筒部材4内のA−A線断面図であ
り,円筒部材4の内側に形成された複数の突部5が外被
1内に食い込んでいる。しかも,各突部5は心線3の中
心に向かうものでは無く,円筒部材4の外周円の接線に
対して鋭角をなすように形成されている。このような突
部5を形成する圧縮工具について,第3図を参照して説
明する。圧縮工具12は上刃13,下刃14の二つの刃
から構成されている。上刃13,下刃14はそれぞれ半
円形の凹部に鋭角の2つの突起15が設けられてなる。
2つの突起15は半円の接線に対して鋭角をなす方向に
形成されており,このような上刃13と下刃14と間に
外被の挿入された円筒部材をはさみ込むことにより容易
に第2図に示す様な固定構造が得られる。突起15の長
さとしては,3mm外径の外被の場合約1mm程度が適正と
なる。
り,円筒部材4の内側に形成された複数の突部5が外被
1内に食い込んでいる。しかも,各突部5は心線3の中
心に向かうものでは無く,円筒部材4の外周円の接線に
対して鋭角をなすように形成されている。このような突
部5を形成する圧縮工具について,第3図を参照して説
明する。圧縮工具12は上刃13,下刃14の二つの刃
から構成されている。上刃13,下刃14はそれぞれ半
円形の凹部に鋭角の2つの突起15が設けられてなる。
2つの突起15は半円の接線に対して鋭角をなす方向に
形成されており,このような上刃13と下刃14と間に
外被の挿入された円筒部材をはさみ込むことにより容易
に第2図に示す様な固定構造が得られる。突起15の長
さとしては,3mm外径の外被の場合約1mm程度が適正と
なる。
第4図,第5図は本考案の他の実施例を示す。この実施
例は,円筒部材4の細径部にあらかじめ周方向に間隔を
おいて切倒し片41を設けておき,この切倒し片41を
第3図に示したような工具を用いて内側に押し込むこと
により,心線3の中心部に向かわずに外被1に食い込ん
だ突部を形成したものである。勿論,この切倒し片41
は円筒部材4からの外被1の抜けを阻止するために,円
筒部材の大径部側を押し込むように形成されることは言
うまでも無い。
例は,円筒部材4の細径部にあらかじめ周方向に間隔を
おいて切倒し片41を設けておき,この切倒し片41を
第3図に示したような工具を用いて内側に押し込むこと
により,心線3の中心部に向かわずに外被1に食い込ん
だ突部を形成したものである。勿論,この切倒し片41
は円筒部材4からの外被1の抜けを阻止するために,円
筒部材の大径部側を押し込むように形成されることは言
うまでも無い。
尚,上記実施例は,光デバイスとして光コネクタに適用
した場合を示しているが,他の光モジュール等と光ファ
イバケーブルの固定部に使用できることは言うまでもな
い。
した場合を示しているが,他の光モジュール等と光ファ
イバケーブルの固定部に使用できることは言うまでもな
い。
以上説明したように,本考案は,光ファイバケーブル外
被の端部に円筒部材を嵌め,円筒部材の外側から内側へ
突部を形成して,光ファイバケーブル外被に突部を食い
込ませることにより,光ファイバケーブルの固定力が向
上する。したがって,光デバイスに取り付けられた光フ
ァイバケーブルに引っ張り力が加えられても光デバイス
から抜け難いという効果がある。特に,光ファイバケー
ブルに対して光デバイス後部に曲げRが加えられ,かつ
引っ張り力が加えられた場合の抜け耐力は,従来品に比
べて数倍向上する。
被の端部に円筒部材を嵌め,円筒部材の外側から内側へ
突部を形成して,光ファイバケーブル外被に突部を食い
込ませることにより,光ファイバケーブルの固定力が向
上する。したがって,光デバイスに取り付けられた光フ
ァイバケーブルに引っ張り力が加えられても光デバイス
から抜け難いという効果がある。特に,光ファイバケー
ブルに対して光デバイス後部に曲げRが加えられ,かつ
引っ張り力が加えられた場合の抜け耐力は,従来品に比
べて数倍向上する。
また,ケーブル外被を固定するための接着剤が不要とな
る効果もある。そして,本考案の構造では,突部が心線
から外れる方向に形成されるため,心線部にダメージが
加わらず,伝送損失の増加あるいは,断線等が生じない
という利点がある。
る効果もある。そして,本考案の構造では,突部が心線
から外れる方向に形成されるため,心線部にダメージが
加わらず,伝送損失の増加あるいは,断線等が生じない
という利点がある。
第1図は本考案の一実施例の縦断面図,第2図は第1図
のA−A線断面図,第3図は本考案に使用される工具の
斜視図,第4図は本考案の第2の実施例の要部平面図,
第5図は第4図のB−B線断面図,第6図,第7図は従
来構造の縦断面図,第8図は第7図のC−C線断面図。 1……光ファイバケーブル外被,2……耐張力部材,3
……光ファイバ心線,4……円筒部材。
のA−A線断面図,第3図は本考案に使用される工具の
斜視図,第4図は本考案の第2の実施例の要部平面図,
第5図は第4図のB−B線断面図,第6図,第7図は従
来構造の縦断面図,第8図は第7図のC−C線断面図。 1……光ファイバケーブル外被,2……耐張力部材,3
……光ファイバ心線,4……円筒部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−126507(JP,A) 特開 昭52−119237(JP,A) 特開 昭56−35114(JP,A) 実開 昭60−51511(JP,U) 実開 昭59−79814(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】光ファイバケーブルを光デバイス内で該光
デバイスを構成している金属製円筒部材にて固定する構
造において,前記円筒部材に周方向に間隔をおいて前記
光ファイバケーブルの外被にくい込むように複数の突起
を設けて成り,該突起はその先端が前記光ファイバケー
ブルの心線から外れる方向を向くように形成されている
ことを特徴とする光ファイバケーブルの固定構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986004125U JPH068567Y2 (ja) | 1986-01-17 | 1986-01-17 | 光フアイバケ−ブルの固定構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986004125U JPH068567Y2 (ja) | 1986-01-17 | 1986-01-17 | 光フアイバケ−ブルの固定構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62118205U JPS62118205U (ja) | 1987-07-27 |
JPH068567Y2 true JPH068567Y2 (ja) | 1994-03-02 |
Family
ID=30784513
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986004125U Expired - Lifetime JPH068567Y2 (ja) | 1986-01-17 | 1986-01-17 | 光フアイバケ−ブルの固定構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH068567Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2542861Y2 (ja) * | 1987-06-04 | 1997-07-30 | 沖電気工業株式会社 | 光ファイバケーブルの端末係止構造 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52119237A (en) * | 1976-03-31 | 1977-10-06 | Hitachi Ltd | Terminal processor for optical fibers |
CA1132387A (en) * | 1979-08-27 | 1982-09-28 | James A. Badolato | Optical waveguide terminal with recessed optical surface |
JPS5979814U (ja) * | 1982-11-22 | 1984-05-30 | 矢崎総業株式会社 | 光フアイバ−接続用コネクタのフエル−ル |
JPS59126507A (ja) * | 1983-01-10 | 1984-07-21 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 光フアイバ用プラグとその製造方法 |
JPS6051511U (ja) * | 1983-09-14 | 1985-04-11 | 日立電線株式会社 | 光ファイバ−用フェル−ル |
-
1986
- 1986-01-17 JP JP1986004125U patent/JPH068567Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62118205U (ja) | 1987-07-27 |
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