JPH0685536A - 電圧制御発振器 - Google Patents

電圧制御発振器

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Publication number
JPH0685536A
JPH0685536A JP4235656A JP23565692A JPH0685536A JP H0685536 A JPH0685536 A JP H0685536A JP 4235656 A JP4235656 A JP 4235656A JP 23565692 A JP23565692 A JP 23565692A JP H0685536 A JPH0685536 A JP H0685536A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transistor
collector
resistors
oscillation
controlled oscillator
Prior art date
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Pending
Application number
JP4235656A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuo Ito
徹夫 伊藤
Koji Konishi
孝治 小西
Takashi Mimasaka
岳志 美作
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP4235656A priority Critical patent/JPH0685536A/ja
Publication of JPH0685536A publication Critical patent/JPH0685536A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 発振振幅を自由に設定でき、かつ、発振振幅
が制御電流値(発振周波数)によって変動しない電圧制
御発振器を提供する。 【構成】 半導体集積回路で構成され、差動型発振回路
を構成するNPNトランジスタ14,15の各コレクタ
負荷抵抗を2個の直列抵抗(16,31),(17,3
2)とし、各抵抗の接続点間にLC共振回路(18,1
9)を接続し、各抵抗の接続点とNPNトランジスタ1
4,15のベースを正帰還に接続し、また定電流源9に
接続された差動増幅回路のPNPトランジスタ8のコレ
クタ出力電流を発振周波数の制御電流として用い、PN
Pトランジスタ7のコレクタ出力電流をNPNトランジ
スタ28,29で等分しNPNトランジスタ14,15
のコレクタに加えるようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は半導体集積回路で構成
された電圧制御発振器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下、半導体集積回路で構成された従来
の電圧制御発振器について図2を参照しながら説明す
る。図2は従来の電圧制御発振器の構成を示す回路図で
ある。図2において、1は発振周波数制御端子、2,2
3は定電圧源、3,4,5,6,12,13,16,1
7は抵抗、7,8はPNPトランジスタ、9は定電流
源、10,11,14,15はNPNトランジスタであ
る。18はコンデンサ、19はコイルであり、コンデン
サ18とコイル19で共振回路を構成している。20,
21は発振信号の出力端子、22は電源端子である。
【0003】以上のように構成された電圧制御発振器に
ついて、以下その動作を説明する。発振周波数制御端子
1の電圧を変化させることにより、PNPトランジスタ
8に流れる電流を変化させ、この電流を発振周波数の制
御電流として用いる。NPNトランジスタ14,15と
抵抗16,17とコンデンサ18とコイル19によって
差動型発振回路を構成しており、その発振周波数は流れ
る電流値によって変化する。また、発振振幅が、発振周
波数によって、すなわち制御電流値によって変化しない
ように、NPNトランジスタ14,15は飽和状態で使
用する。よって発振振幅は、NPNトランジスタ14,
15のベース・エミッタ間電圧VBEとコレクタ・エミッ
タ間飽和電圧VCE(Sat) との差(VBE−VCE(Sat) )で
表わされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、発振振幅が(VBE−VCE(Sat) )となり、
半導体集積回路においては必要以上に大である場合が多
く、これがピン間容量による結合、配線間の誘導結合等
により半導体集積回路中の他の回路に悪影響を与えると
いう問題があった。
【0005】この発明は上記従来の問題点を解決するも
ので、発振振幅を自由に設定でき、かつ、発振振幅が制
御電流値(発振周波数)によって変動しない電圧制御発
振器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
にこの発明の電圧制御発振器は、電流源に抵抗を介して
第1,第2のトランジスタの各エミッタを接続した差動
増幅回路と、第2のトランジスタのコレクタ出力を各エ
ミッタに与え各ベースに共通バイアスを加えた第3およ
び第4のトランジスタと、差動型発振回路とを備えてい
る。差動型発振回路は、コレクタが第3のトランジスタ
のコレクタに接続されるとともにコレクタ負荷抵抗が直
列接続された第1および第2の抵抗からなる第5のトラ
ンジスタと、コレクタが第4のトランジスタのコレクタ
に接続されるとともにコレクタ負荷抵抗が直列接続され
た第3および第4の抵抗からなる第6のトランジスタ
と、第1および第2の抵抗の第1の接続点と第3および
第4の抵抗の第2の接続点との間に接続したLC共振回
路とを有し、第1の接続点と第6のトランジスタのベー
スとを接続し、第2の接続点と第5のトランジスタのベ
ースとを接続し、第1のトランジスタのコレクタ出力電
流を発振周波数の制御電流として用いている。
【0007】
【作用】この構成によって、第5,第6のトランジスタ
の各コレクタ負荷抵抗の直列抵抗値と電流源から供給さ
れる電流値を適当に選ぶことにより、発振振幅を自由に
設定でき、かつ制御電流値によって変動しない発振振幅
が得られるため、発振振幅が必要以上に大であることか
ら起こる、ピン間容量による結合や配線間の誘導結合等
による半導体集積回路中の他の回路に与える悪影響を減
少させることができる。
【0008】
【実施例】以下、この発明の一実施例について、図面を
参照しながら説明する。図1はこの発明の一実施例にお
ける電圧制御発振器の構成を示す回路図である。図1に
おいて、1は発振周波数制御端子、2,23は定電圧
源、3,4,5,6,12,13は抵抗、7,8はPN
Pトランジスタ、9は定電流源、10,11はNPNト
ランジスタ、22は電源端子で、これらは従来例の構成
と同じである。14,15,24,25,28,29は
NPNトランジスタ、16,17,26,27,31,
32は抵抗、18はコンデンサ、19はコイル、20,
21は発振信号の出力端子、30は定電圧源である。
【0009】この電圧制御発振器は、半導体集積回路で
構成され、差動型発振回路を構成するNPNトランジス
タ(第5,第6のトランジスタ)14,15の各コレク
タ負荷抵抗を2個の直列抵抗(第1の抵抗16,第2の
抵抗31),(第3の抵抗17,第4の抵抗32)と
し、各抵抗の接続点間にLC共振回路(18,19)を
接続し、各抵抗の接続点とNPNトランジスタ14,1
5のベースを正帰還に接続し、また定電流源9に接続さ
れた差動増幅回路のPNPトランジスタ(第1のトラン
ジスタ)8のコレクタ出力電流を発振周波数の制御電流
として用い、PNPトランジスタ(第2のトランジス
タ)7のコレクタ出力電流をNPNトランジスタ(第
3,第4のトランジスタ)28,29で等分しNPNト
ランジスタ14,15のコレクタに加えるようにしてい
る。
【0010】以上のように構成されるこの実施例の電圧
制御発振器について、以下その動作を説明する。NPN
トランジスタ11のコレクタ電流すなわち発振周波数の
制御電流をI1、NPNトランジスタ25のコレクタ電
流をI2 、抵抗16,17の抵抗値をR 1 、抵抗31,
32の抵抗値をR2 、定電圧源23の電位をVA 、出力
端子20の電位をVB1、出力端子21の電位をVB2とす
る。いまNPNトランジスタ14がオンし、NPNトラ
ンジスタ15がオフしているものとして、NPNトラン
ジスタ14のコレクタ電流をIC ,ベース電流をIB
エミッタの電位をVE とすると、出力端子20,21の
電位VB1,VB2は数1で示され、発振振幅V0 は数2で
示される。
【0011】
【数1】
【0012】
【数2】
【0013】また、NPNトランジスタ14,15のベ
ース・エミッタ間電圧をVBEとし、コレクタ・エミッタ
間飽和電圧をVCE(Sat) とすると、電位VB1,VB2は数
3で示され、発振振幅V0 は数4で示される。
【0014】
【数3】
【0015】
【数4】
【0016】一方、I1 =IC +IB であるから、数2
より、IC は数5で示される。
【0017】
【数5】
【0018】ここで、数5を数4に代入すると数6とな
り、数6から発振振幅V0 は数7となる。
【0019】
【数6】
【0020】
【数7】
【0021】ここで(I1 +I2 )は定電流源9によっ
て決まり、一定であるから、発振振幅V0 は制御電流
値、すなわち発振周波数によらず一定となる。以上のよ
うにこの実施例によれば、R1 、R2 、(I1 +I2
の値を適当に選ぶことにより、発振振幅V0 は(VBE
CE(Sat) )より小さな範囲で自由に設定できるため、
従来のような発振振幅が必要以上に大であることから起
こる、半導体集積回路中の他の回路への悪影響を減少さ
せることができる。
【0022】
【発明の効果】以上のようにこの発明は、差動型発振回
路を構成する第5,第6のトランジスタの各コレクタ負
荷抵抗を2個の直列抵抗とし、各抵抗の接続点間にLC
共振回路を接続し、各抵抗の接続点と第5、第6のトラ
ンジスタのベースを正帰還に接続し、また電流源に接続
された差動増幅回路の第1のトランジスタのコレクタ出
力電流を発振周波数の制御に用い、第2のトランジスタ
のコレクタ出力電流を等分し第5、第6のトランジスタ
のコレクタに加えるようにしている。そのため、第5,
第6のトランジスタの各コレクタ負荷抵抗の直列抵抗値
と電流源から供給される電流値を適当に選ぶことによ
り、発振振幅を自由に設定でき、かつ制御電流値によっ
て変動しない発振振幅が得られるため、発振振幅が必要
以上に大であることから起こる、ピン間容量による結合
や配線間の誘導結合等による半導体集積回路中の他の回
路への悪影響の少ない優れた電圧制御発振器を実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例における電圧制御発振器の
回路図である。
【図2】従来の電圧制御発振器の回路図である。
【符号の説明】
5,6 抵抗 7 PNPトランジスタ(第2のトランジスタ) 8 PNPトランジスタ(第1のトランジスタ) 9 定電流源 14 NPNトランジスタ(第5のトランジスタ) 15 NPNトランジスタ(第6のトランジスタ) 16 抵抗(第1の抵抗) 17 抵抗(第3の抵抗) 18 コンデンサ 19 コイル 28 NPNトランジスタ(第3のトランジスタ) 29 NPNトランジスタ(第4のトランジスタ) 31 抵抗(第2の抵抗) 32 抵抗(第4の抵抗)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電流源に抵抗を介して第1,第2のトラ
    ンジスタの各エミッタを接続した差動増幅回路と、 前記第2のトランジスタのコレクタ出力を各エミッタに
    与え各ベースに共通バイアスを加えた第3および第4の
    トランジスタと、 コレクタが第3のトランジスタのコレクタに接続される
    とともにコレクタ負荷抵抗が直列接続された第1および
    第2の抵抗からなる第5のトランジスタと、コレクタが
    第4のトランジスタのコレクタに接続されるとともにコ
    レクタ負荷抵抗が直列接続された第3および第4の抵抗
    からなる第6のトランジスタと、前記第1および第2の
    抵抗の第1の接続点と前記第3および第4の抵抗の第2
    の接続点との間に接続したLC共振回路とを有し、前記
    第1の接続点と第6のトランジスタのベースとを接続
    し、前記第2の接続点と第5のトランジスタのベースと
    を接続し、前記第1のトランジスタのコレクタ出力電流
    を発振周波数の制御電流として用いた差動型発振回路と
    を備えた電圧制御発振器。
JP4235656A 1992-09-03 1992-09-03 電圧制御発振器 Pending JPH0685536A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6664862B2 (en) 2000-07-11 2003-12-16 Alps Electric Co., Ltd. Oscillator with constant output level over oscillation frequency range
US6710667B2 (en) 2001-08-27 2004-03-23 Renesas Technology Corp. Voltage controlled oscillator
JP2007166559A (ja) * 2005-12-16 2007-06-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電圧制御発振器、pll回路、信号処理回路およびチューナパック

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6664862B2 (en) 2000-07-11 2003-12-16 Alps Electric Co., Ltd. Oscillator with constant output level over oscillation frequency range
US6710667B2 (en) 2001-08-27 2004-03-23 Renesas Technology Corp. Voltage controlled oscillator
JP2007166559A (ja) * 2005-12-16 2007-06-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電圧制御発振器、pll回路、信号処理回路およびチューナパック

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