JPH06216665A - 電圧/電流変換回路 - Google Patents
電圧/電流変換回路Info
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- JPH06216665A JPH06216665A JP5007159A JP715993A JPH06216665A JP H06216665 A JPH06216665 A JP H06216665A JP 5007159 A JP5007159 A JP 5007159A JP 715993 A JP715993 A JP 715993A JP H06216665 A JPH06216665 A JP H06216665A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】トランジスタの電流増幅率の製造上のばらつき
によらず出力電流と入力電圧との比を設計値に等しくす
る。 【構成】電流出力型カレントミラー回路11の電流出力
端であるPNP型トランジスタQ2のコレクタと、電流
入力型カレントミラー回路13Aの電流入力端であるN
PN型トランジスタQ6のコレクタとの間に、補正用の
PNP型トランジスタQ12を接続し、PNP型トラン
ジスタQ12及びQ8のベースに定電圧源14の出力電
圧VI を印加している。また、PNP型トランジスタQ
12、Q8、Q9のエミッタ面積比を2:1:1にし、
NPN型トランジスタQ6、Q7のエミッタ面積比を
2:1にしている。これにより、トランジスタQ8とQ
9に電流が対称に流れ、トランジスタQ9のベース電圧
VO が、トランジスタQ8のベース電圧VI と等しくな
る。
によらず出力電流と入力電圧との比を設計値に等しくす
る。 【構成】電流出力型カレントミラー回路11の電流出力
端であるPNP型トランジスタQ2のコレクタと、電流
入力型カレントミラー回路13Aの電流入力端であるN
PN型トランジスタQ6のコレクタとの間に、補正用の
PNP型トランジスタQ12を接続し、PNP型トラン
ジスタQ12及びQ8のベースに定電圧源14の出力電
圧VI を印加している。また、PNP型トランジスタQ
12、Q8、Q9のエミッタ面積比を2:1:1にし、
NPN型トランジスタQ6、Q7のエミッタ面積比を
2:1にしている。これにより、トランジスタQ8とQ
9に電流が対称に流れ、トランジスタQ9のベース電圧
VO が、トランジスタQ8のベース電圧VI と等しくな
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電圧を電流に変換する
電圧/電流変換回路に関する。
電圧/電流変換回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来の電圧/電流変換回路を示
す。
す。
【0003】この回路は、半導体集積回路10に抵抗R
が外付けされており、抵抗Rの端子間電圧をVOとする
と、抵抗RにI0=VO/Rの電流が流れ、この電流IO
が、半導体集積回路10に外付けされた負荷Zにも流れ
る。負荷Zは、例えば、その入力段に増幅回路を備え、
出力段にハードディスクのヘッドが接続されてこのヘッ
ドに書込み電流が流される。
が外付けされており、抵抗Rの端子間電圧をVOとする
と、抵抗RにI0=VO/Rの電流が流れ、この電流IO
が、半導体集積回路10に外付けされた負荷Zにも流れ
る。負荷Zは、例えば、その入力段に増幅回路を備え、
出力段にハードディスクのヘッドが接続されてこのヘッ
ドに書込み電流が流される。
【0004】電流出力型カレントミラー回路11は、P
NP型トランジスタQ1〜Q5と、定電流源12とを備
えており、PNP型トランジスタQ1に電流Iが流れる
ように、定電流源12がPNP型トランジスタQ1に接
続されている。また、電流出力型カレントミラー回路1
1の電流出力端であるPNP型トランジスタQ2及びQ
3のコレクタからいずれも電流2Iを出力するために、
PNP型トランジスタQ2及びQ3のエミッタ面積2S
をいずれも、PNP型トランジスタQ1のエミッタ面積
Sの2倍にしている。
NP型トランジスタQ1〜Q5と、定電流源12とを備
えており、PNP型トランジスタQ1に電流Iが流れる
ように、定電流源12がPNP型トランジスタQ1に接
続されている。また、電流出力型カレントミラー回路1
1の電流出力端であるPNP型トランジスタQ2及びQ
3のコレクタからいずれも電流2Iを出力するために、
PNP型トランジスタQ2及びQ3のエミッタ面積2S
をいずれも、PNP型トランジスタQ1のエミッタ面積
Sの2倍にしている。
【0005】PNP型トランジスタQ2のコレクタに
は、電流入力型カレントミラー回路13の一方の電流入
力端であるNPN型トランジスタQ6のコレクタが接続
されている。電流入力型カレントミラー回路13は、こ
のNPN型トランジスタQ6と、コレクタが他方の電流
入力端となっているNPN型トランジスタQ7とを備
え、NPN型トランジスタQ6のコレクタ・ベース間が
接続され、NPN型トランジスタQ6のベースとNPN
型トランジスタQ7のベースとが接続されている。NP
N型トランジスタのエミッタ接地の電流増幅率βは一般
に大きいため、NPN型トランジスタのベース電流は無
視でき、NPN型トランジスタQ6のコレクタ電流は2
Iとなる。また、NPN型トランジスタQ6のエミッタ
面積2Sは、NPN型トランジスタQ7のエミッタ面積
Sの2倍となっており、NPN型トランジスタQ7のコ
レクタ電流はIとなる。
は、電流入力型カレントミラー回路13の一方の電流入
力端であるNPN型トランジスタQ6のコレクタが接続
されている。電流入力型カレントミラー回路13は、こ
のNPN型トランジスタQ6と、コレクタが他方の電流
入力端となっているNPN型トランジスタQ7とを備
え、NPN型トランジスタQ6のコレクタ・ベース間が
接続され、NPN型トランジスタQ6のベースとNPN
型トランジスタQ7のベースとが接続されている。NP
N型トランジスタのエミッタ接地の電流増幅率βは一般
に大きいため、NPN型トランジスタのベース電流は無
視でき、NPN型トランジスタQ6のコレクタ電流は2
Iとなる。また、NPN型トランジスタQ6のエミッタ
面積2Sは、NPN型トランジスタQ7のエミッタ面積
Sの2倍となっており、NPN型トランジスタQ7のコ
レクタ電流はIとなる。
【0006】PNP型トランジスタQ3のコレクタに
は、一対のPNP型トランジスタQ8及びQ9の両エミ
ッタが接続されている。PNP型トランジスタQ8のコ
レクタは、NPN型トランジスタQ7のコレクタに接続
され、PNP型トランジスタQ9のコレクタは、グラン
ド線GNDに接続されている。PNP型トランジスタQ
8のベースには定電圧源14の出力電圧VIが印加さ
れ、PNP型トランジスタQ9のベースとコレクタ間に
抵抗Rが接続されている。
は、一対のPNP型トランジスタQ8及びQ9の両エミ
ッタが接続されている。PNP型トランジスタQ8のコ
レクタは、NPN型トランジスタQ7のコレクタに接続
され、PNP型トランジスタQ9のコレクタは、グラン
ド線GNDに接続されている。PNP型トランジスタQ
8のベースには定電圧源14の出力電圧VIが印加さ
れ、PNP型トランジスタQ9のベースとコレクタ間に
抵抗Rが接続されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】PNP型トランジスタ
Q8のコレクタ電流がIであるので、PNP型トランジ
スタのベース接地の電流増幅率をαとすると、PNP型
トランジスタQ8のエミッタ電流はI/αとなり、PN
P型トランジスタQ9のエミッタ電流は、2I−I/α
=(2−1/α)Iとなる。
Q8のコレクタ電流がIであるので、PNP型トランジ
スタのベース接地の電流増幅率をαとすると、PNP型
トランジスタQ8のエミッタ電流はI/αとなり、PN
P型トランジスタQ9のエミッタ電流は、2I−I/α
=(2−1/α)Iとなる。
【0008】一般にモノリシック集積回路では、NPN
型トランジスタを製造するのと同様な工程でラテラルP
NP型トランジスタが同一シリコン基板上に形成される
が、NPN型トランジスタに比較してPNP型トランジ
スタの電流増幅率hFEは低く5〜40程度であるため、
α=0.83〜0.97程度となる。例えば、α=0.
9とすると、PNP型トランジスタQ8のエミッタ電流
はI/α=1.11Iとなり、PNP型トランジスタQ
9のエミッタ電流は(2−1/α)I=0.89Iとな
って、両電流が等しくならない。
型トランジスタを製造するのと同様な工程でラテラルP
NP型トランジスタが同一シリコン基板上に形成される
が、NPN型トランジスタに比較してPNP型トランジ
スタの電流増幅率hFEは低く5〜40程度であるため、
α=0.83〜0.97程度となる。例えば、α=0.
9とすると、PNP型トランジスタQ8のエミッタ電流
はI/α=1.11Iとなり、PNP型トランジスタQ
9のエミッタ電流は(2−1/α)I=0.89Iとな
って、両電流が等しくならない。
【0009】このため、抵抗Rの端子間電圧VOが定電
圧源14の出力電圧VIに等しくならず、負荷Zに流れ
る電流IOを正確に設計値VI/Rにすることができな
い。電流増幅率αの値は、半導体集積回路10の製造条
件のばらつきに依存するので、入力電圧VIと出力電流
IOの関係にもばらつきが生じ、好ましくない。
圧源14の出力電圧VIに等しくならず、負荷Zに流れ
る電流IOを正確に設計値VI/Rにすることができな
い。電流増幅率αの値は、半導体集積回路10の製造条
件のばらつきに依存するので、入力電圧VIと出力電流
IOの関係にもばらつきが生じ、好ましくない。
【0010】本発明の目的は、このような問題点に鑑
み、トランジスタの電流増幅率の製造上のばらつきによ
らず出力電流と入力電圧との比を設計値に等しくするこ
とができる電圧/電流変換回路を提供することにある。
み、トランジスタの電流増幅率の製造上のばらつきによ
らず出力電流と入力電圧との比を設計値に等しくするこ
とができる電圧/電流変換回路を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段及びその作用】本発明に係
る電圧/電流変換回路を、実施例図中の対応する構成要
素の符号を引用して説明する。
る電圧/電流変換回路を、実施例図中の対応する構成要
素の符号を引用して説明する。
【0012】本発明は、例えば図1に示す如く、入力電
圧VIに比例した電流を負荷Zに供給する電圧/電流変
換回路において、第1電流出力端及び第2電流出力端か
らそれぞれ一定の電流(m/n)I(図1ではm=2、
n=1)及び2Iを出力する電流出力型カレントミラー
回路11と、エミッタが該第1電流出力端に接続された
PNP型補正トランジスタQ12と、エミッタが該第2
電流出力端に接続された1対のPNP型の第1差動トラ
ンジスタQ8及び第2差動トランジスタQ9と、第1電
流入力端が補正トランジスタQ12のコレクタに接続さ
れ、第2電流入力端が第1差動トランジスタQ8のコレ
クタに接続され、電流出力端が第2差動トランジスタQ
9のコレクタに接続され、該第1電流入力端に流入する
電流と該第2電流入力端に流入する電流の比をm:nに
する電流入力型カレントミラー回路13と、一端及び他
端がそれぞれ第2差動トランジスタQ9のベ−ス及びコ
レクタに接続された抵抗Rとを有し、補正トランジスタ
Q12のベース及び第1差動トランジスタQ8のベース
に入力電圧VIが印加され、抵抗Rに流れる電流IOを負
荷Zにも流す。
圧VIに比例した電流を負荷Zに供給する電圧/電流変
換回路において、第1電流出力端及び第2電流出力端か
らそれぞれ一定の電流(m/n)I(図1ではm=2、
n=1)及び2Iを出力する電流出力型カレントミラー
回路11と、エミッタが該第1電流出力端に接続された
PNP型補正トランジスタQ12と、エミッタが該第2
電流出力端に接続された1対のPNP型の第1差動トラ
ンジスタQ8及び第2差動トランジスタQ9と、第1電
流入力端が補正トランジスタQ12のコレクタに接続さ
れ、第2電流入力端が第1差動トランジスタQ8のコレ
クタに接続され、電流出力端が第2差動トランジスタQ
9のコレクタに接続され、該第1電流入力端に流入する
電流と該第2電流入力端に流入する電流の比をm:nに
する電流入力型カレントミラー回路13と、一端及び他
端がそれぞれ第2差動トランジスタQ9のベ−ス及びコ
レクタに接続された抵抗Rとを有し、補正トランジスタ
Q12のベース及び第1差動トランジスタQ8のベース
に入力電圧VIが印加され、抵抗Rに流れる電流IOを負
荷Zにも流す。
【0013】上記構成において、PNP型の補正トラン
ジスタQ12は、エミッタ電流が(m/n)Iであるの
で、コレクタ電流はα(m/n)Iとなる。ここに、α
はベース接地の電流増幅率である。電流入力型カレント
ミラー回路13は、その第1電流入力端に流入する電流
と第2電流入力端に流入する電流の比がm:nであるの
で、第1差動トランジスタQ8のコレクタ電流はα(m
/n)(n/m)I=αIとなる。第1差動トランジス
タQ8のエミッタ電流はαI/α=Iとなり、一方、第
2差動トランジスタQ9のエミッタ電流は2I−I=I
となって、第1差動トランジスタQ8と第2差動トラン
ジスタQ9に電流が対称に流れ、第2差動トランジスタ
Q9のコレクタ電流もαIとなる。
ジスタQ12は、エミッタ電流が(m/n)Iであるの
で、コレクタ電流はα(m/n)Iとなる。ここに、α
はベース接地の電流増幅率である。電流入力型カレント
ミラー回路13は、その第1電流入力端に流入する電流
と第2電流入力端に流入する電流の比がm:nであるの
で、第1差動トランジスタQ8のコレクタ電流はα(m
/n)(n/m)I=αIとなる。第1差動トランジス
タQ8のエミッタ電流はαI/α=Iとなり、一方、第
2差動トランジスタQ9のエミッタ電流は2I−I=I
となって、第1差動トランジスタQ8と第2差動トラン
ジスタQ9に電流が対称に流れ、第2差動トランジスタ
Q9のコレクタ電流もαIとなる。
【0014】したがって、第2差動トランジスタQ9の
ベース電圧VOが、第1差動トランジスタQ8のベース
電圧VIと等しくなり、負荷Zに流れる電流IOは、VO
/R=VI/Rとなり、電圧/電流変換回路の出力電流
IOと入力電圧VIとの比が設計値1/Rに等しくなる。
ベース電圧VOが、第1差動トランジスタQ8のベース
電圧VIと等しくなり、負荷Zに流れる電流IOは、VO
/R=VI/Rとなり、電圧/電流変換回路の出力電流
IOと入力電圧VIとの比が設計値1/Rに等しくなる。
【0015】また、電流増幅率αの値は半導体集積回路
10Aの製造条件のばらつきに依存するが、電流増幅率
αの値によらず第1差動トランジスタQ8と第2差動ト
ランジスタQ9に電流が対称に流れるので、電流増幅率
αの値はVI=VOの関係に影響しない。
10Aの製造条件のばらつきに依存するが、電流増幅率
αの値によらず第1差動トランジスタQ8と第2差動ト
ランジスタQ9に電流が対称に流れるので、電流増幅率
αの値はVI=VOの関係に影響しない。
【0016】本発明の一態様では、第1図に示す如く、
m:nは2:1であり、補正トランジスタQ12のエミ
ッタ面積と第1差動トランジスタQ8のエミッタ面積と
第2差動トランジスタQ9のエミッタ面積との比が2:
1:1である。
m:nは2:1であり、補正トランジスタQ12のエミ
ッタ面積と第1差動トランジスタQ8のエミッタ面積と
第2差動トランジスタQ9のエミッタ面積との比が2:
1:1である。
【0017】この構成の場合、補正トランジスタQ1
2、第1差動トランジスタQ8及び第2差動トランジス
タQ9の各コレクタを互いにより同一条件になるように
することができ、上記効果がより確実となる。
2、第1差動トランジスタQ8及び第2差動トランジス
タQ9の各コレクタを互いにより同一条件になるように
することができ、上記効果がより確実となる。
【0018】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。
する。
【0019】[第1実施例]図1は、第1実施例の電圧
/電流変換回路を示す。図4と同一構成要素には、同一
符号を付してその説明を省略する。
/電流変換回路を示す。図4と同一構成要素には、同一
符号を付してその説明を省略する。
【0020】この電圧/電流変換回路では、半導体集積
回路10Aにおいて、電流出力型カレントミラー回路1
1の電流出力端であるPNP型トランジスタQ2のコレ
クタと、電流入力型カレントミラー回路13の電流入力
端であるNPN型トランジスタQ6のコレクタとの間
に、補正用のPNP型トランジスタQ12を接続してい
る。すなわち、PNP型トランジスタQ2のコレクタに
PNP型トランジスタQ12のエミッタを接続し、PN
P型トランジスタQ12のコレクタにNPN型トランジ
スタQ6のコレクタを接続し、PNP型トランジスタQ
12のベースとPNP型トランジスタQ8のベースに共
に、定電圧源14の出力電圧VIを印加している。
回路10Aにおいて、電流出力型カレントミラー回路1
1の電流出力端であるPNP型トランジスタQ2のコレ
クタと、電流入力型カレントミラー回路13の電流入力
端であるNPN型トランジスタQ6のコレクタとの間
に、補正用のPNP型トランジスタQ12を接続してい
る。すなわち、PNP型トランジスタQ2のコレクタに
PNP型トランジスタQ12のエミッタを接続し、PN
P型トランジスタQ12のコレクタにNPN型トランジ
スタQ6のコレクタを接続し、PNP型トランジスタQ
12のベースとPNP型トランジスタQ8のベースに共
に、定電圧源14の出力電圧VIを印加している。
【0021】PNP型トランジスタQ12、Q8及びQ
9の各コレクタが互いに同一条件になるようにするた
め、PNP型トランジスタQ12のエミッタ面積を、P
NP型トランジスタQ8のエミッタ面積SとPNP型ト
ランジスタQ9のエミッタ面積Sの和2Sに等しくして
いる。
9の各コレクタが互いに同一条件になるようにするた
め、PNP型トランジスタQ12のエミッタ面積を、P
NP型トランジスタQ8のエミッタ面積SとPNP型ト
ランジスタQ9のエミッタ面積Sの和2Sに等しくして
いる。
【0022】他の点は、図4と同一である。
【0023】なお、図1において、PNP型トランジス
タQ4、NPN型トランジスタQ10及びQ11は、負
荷Zに抵抗Rと同じ電流を流させ、かつ、PNP型トラ
ンジスタQ8に流れる電流とPNP型トランジスタQ9
に流れる電流が等しい場合にPNP型トランジスタQ9
のベース電位をPNP型トランジスタQ8のベース電位
に等しくさせるためのものである。また、NPN型トラ
ンジスタQ10のコレクタ・ベース間に接続されたコン
デンサCは、位相補償用であり、電圧VOが変動した際
にNPN型トランジスタQ11、コンデンサCを通って
その変動をPNP型トランジスタQ8のコレクタに伝達
することにより、PNP型トランジスタQ8に流れる電
流とPNP型トランジスタQ9に流れる電流とに差が生
ずるのを防止して、出力電圧VOを入力電圧VIに等しく
し安定させるためのものである。
タQ4、NPN型トランジスタQ10及びQ11は、負
荷Zに抵抗Rと同じ電流を流させ、かつ、PNP型トラ
ンジスタQ8に流れる電流とPNP型トランジスタQ9
に流れる電流が等しい場合にPNP型トランジスタQ9
のベース電位をPNP型トランジスタQ8のベース電位
に等しくさせるためのものである。また、NPN型トラ
ンジスタQ10のコレクタ・ベース間に接続されたコン
デンサCは、位相補償用であり、電圧VOが変動した際
にNPN型トランジスタQ11、コンデンサCを通って
その変動をPNP型トランジスタQ8のコレクタに伝達
することにより、PNP型トランジスタQ8に流れる電
流とPNP型トランジスタQ9に流れる電流とに差が生
ずるのを防止して、出力電圧VOを入力電圧VIに等しく
し安定させるためのものである。
【0024】次に、上記の如く構成された第1実施例の
動作を説明する。
動作を説明する。
【0025】PNP型トランジスタQ12は、エミッタ
電流が2Iであるので、コレクタ電流は2αIとなる。
ここに、αはベース接地の電流増幅率である。NPN型
トランジスタQ7のエミッタ面積SがNPN型トランジ
スタQ6のエミッタ面積2Sの1/2であるので、NP
N型トランジスタQ7のコレクタ電流はαIとなる。こ
れにより、PNP型トランジスタQ8のエミッタ電流は
αI/α=Iとなり、一方、PNP型トランジスタQ9
のエミッタ電流は2I−I=Iとなって、PNP型トラ
ンジスタQ8とPNP型トランジスタQ9に電流が対称
に流れ、PNP型トランジスタQ9のコレクタ電流もα
Iとなり、PNP型トランジスタQ9のベース電圧VO
が、PNP型トランジスタQ8のベース電圧VIと等し
くなる。
電流が2Iであるので、コレクタ電流は2αIとなる。
ここに、αはベース接地の電流増幅率である。NPN型
トランジスタQ7のエミッタ面積SがNPN型トランジ
スタQ6のエミッタ面積2Sの1/2であるので、NP
N型トランジスタQ7のコレクタ電流はαIとなる。こ
れにより、PNP型トランジスタQ8のエミッタ電流は
αI/α=Iとなり、一方、PNP型トランジスタQ9
のエミッタ電流は2I−I=Iとなって、PNP型トラ
ンジスタQ8とPNP型トランジスタQ9に電流が対称
に流れ、PNP型トランジスタQ9のコレクタ電流もα
Iとなり、PNP型トランジスタQ9のベース電圧VO
が、PNP型トランジスタQ8のベース電圧VIと等し
くなる。
【0026】したがって、負荷Zに流れる電流IOは、
VO/R=VI/Rとなり、電圧/電流変換回路の出力電
流IOと入力電圧VIとの比が設計値1/Rに等しくな
る。電流増幅率αの値は半導体集積回路10Aの製造条
件のばらつきに依存するが、電流増幅率αの値によらず
PNP型トランジスタQ8とPNP型トランジスタQ9
に電流が対称に流れるので、電流増幅率αの値はVI=
VOの関係に影響しない。
VO/R=VI/Rとなり、電圧/電流変換回路の出力電
流IOと入力電圧VIとの比が設計値1/Rに等しくな
る。電流増幅率αの値は半導体集積回路10Aの製造条
件のばらつきに依存するが、電流増幅率αの値によらず
PNP型トランジスタQ8とPNP型トランジスタQ9
に電流が対称に流れるので、電流増幅率αの値はVI=
VOの関係に影響しない。
【0027】[第2実施例]図2は、第2実施例の電圧
/電流変換回路を示す。図1と同一構成要素には、同一
符号を付してその説明を省略する。
/電流変換回路を示す。図1と同一構成要素には、同一
符号を付してその説明を省略する。
【0028】この電圧/電流変換回路は、半導体集積回
路10Bの電流出力型カレントミラー回路11A及び電
流入力型カレントミラー回路13Aがそれぞれ、図1の
電流出力型カレントミラー回路11及び電流入力型カレ
ントミラー回路13と異なっている。
路10Bの電流出力型カレントミラー回路11A及び電
流入力型カレントミラー回路13Aがそれぞれ、図1の
電流出力型カレントミラー回路11及び電流入力型カレ
ントミラー回路13と異なっている。
【0029】すなわち、電流出力型カレントミラー回路
11Aは、PNP型トランジスタQ1〜Q4のエミッタ
と電源配線VCCとの間にそれぞれ抵抗R1〜R4が接
続されている。PNP型トランジスタQ1〜Q4の各コ
レクタ電位を同一にするため、抵抗R1〜R4の抵抗値
の比が、PNP型トランジスタQ1〜Q4のエミッタ面
積の逆数の比に等しくされている。
11Aは、PNP型トランジスタQ1〜Q4のエミッタ
と電源配線VCCとの間にそれぞれ抵抗R1〜R4が接
続されている。PNP型トランジスタQ1〜Q4の各コ
レクタ電位を同一にするため、抵抗R1〜R4の抵抗値
の比が、PNP型トランジスタQ1〜Q4のエミッタ面
積の逆数の比に等しくされている。
【0030】また、電流入力型カレントミラー回路13
Aは、NPN型トランジスタQ6のコレクタ・ベース間
を直接に接続せずに、NPN型トランジスタQ6のコレ
クタをNPN型トランジスタQ13のベースに接続し、
NPN型トランジスタQ13のエミッタをNPN型トラ
ンジスタQ6のベースに接続し、NPN型トランジスタ
Q13のコレクタを電源配線VCCに接続している。こ
れにより、PNP型トランジスタQ12のコレクタから
NPN型トランジスタQ6及びQ7のベースへ流れる微
小電流が図1の場合よりもさらに小さくなって、PNP
型トランジスタQ8のコレクタ電流がより正確にαIと
なり、結果として、PNP型トランジスタQ9のベース
電圧VOがより正確にPNP型トランジスタQ8のベー
ス電圧VIに等しくなる。
Aは、NPN型トランジスタQ6のコレクタ・ベース間
を直接に接続せずに、NPN型トランジスタQ6のコレ
クタをNPN型トランジスタQ13のベースに接続し、
NPN型トランジスタQ13のエミッタをNPN型トラ
ンジスタQ6のベースに接続し、NPN型トランジスタ
Q13のコレクタを電源配線VCCに接続している。こ
れにより、PNP型トランジスタQ12のコレクタから
NPN型トランジスタQ6及びQ7のベースへ流れる微
小電流が図1の場合よりもさらに小さくなって、PNP
型トランジスタQ8のコレクタ電流がより正確にαIと
なり、結果として、PNP型トランジスタQ9のベース
電圧VOがより正確にPNP型トランジスタQ8のベー
ス電圧VIに等しくなる。
【0031】他の点は、上記第1実施例と同一である。
【0032】[第3実施例]図3は、第3実施例の電圧
/電流変換回路を示す。図1と同一構成要素には、同一
符号を付してその説明を省略する。
/電流変換回路を示す。図1と同一構成要素には、同一
符号を付してその説明を省略する。
【0033】この電圧/電流変換回路は、半導体集積回
路10Cの電流出力型カレントミラー回路11Bにおい
て、図1のPNP型トランジスタQ5を除き、PNP型
トランジスタQ1のベース・コレクタ間を接続している
外は、図1と同一である。
路10Cの電流出力型カレントミラー回路11Bにおい
て、図1のPNP型トランジスタQ5を除き、PNP型
トランジスタQ1のベース・コレクタ間を接続している
外は、図1と同一である。
【0034】なお、本発明には外にも種々の変形例が含
まれる。
まれる。
【0035】例えば、PNP型トランジスタQ2、Q1
2、NPN型トランジスタQ6及びQ7のエミッタ面積
をいずれもSにしてもよい。また、抵抗Rは、半導体集
積回路10Aに内蔵してもよい。さらに、電圧VIは、
一定でなくてもよい。
2、NPN型トランジスタQ6及びQ7のエミッタ面積
をいずれもSにしてもよい。また、抵抗Rは、半導体集
積回路10Aに内蔵してもよい。さらに、電圧VIは、
一定でなくてもよい。
【0036】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係る電圧/
電流変換回路によれば、トランジスタの電流増幅率の製
造上のばらつきによらず第1差動トランジスタと第2差
動トランジスタに電流が対称に流れるので、このばらつ
きによらず出力電流と入力電圧との比が設計値に等しく
なるという優れた効果を奏する。
電流変換回路によれば、トランジスタの電流増幅率の製
造上のばらつきによらず第1差動トランジスタと第2差
動トランジスタに電流が対称に流れるので、このばらつ
きによらず出力電流と入力電圧との比が設計値に等しく
なるという優れた効果を奏する。
【0037】また、本発明の一態様によれば、補正トラ
ンジスタ、第1差動トランジスタ及び第2差動トランジ
スタの各コレクタを互いにより同一条件になるようにす
ることができ、上記効果がより確実となる。
ンジスタ、第1差動トランジスタ及び第2差動トランジ
スタの各コレクタを互いにより同一条件になるようにす
ることができ、上記効果がより確実となる。
【図1】本発明の第1実施例の電圧/電流変換回路図で
ある。
ある。
【図2】本発明の第2実施例の電圧/電流変換回路図で
ある。
ある。
【図3】本発明の第3実施例の電圧/電流変換回路図で
ある。
ある。
【図4】従来の電圧/電流変換回路図である。
10、10A〜10C 半導体集積回路 11、11A、11B 電流出力型カレントミラー回路 12 定電流源 13、13A 電流入力型カレントミラー回路 14 定電圧源 Q1〜Q5、Q8、Q9、Q12 PNP型トランジス
タ Q6、Q7、Q10、Q11、Q13 NPN型トラン
ジスタ
タ Q6、Q7、Q10、Q11、Q13 NPN型トラン
ジスタ
Claims (2)
- 【請求項1】 入力電圧VIに比例した電流を負荷
(Z)に供給する電圧/電流変換回路において、 第1電流出力端及び第2電流出力端からそれぞれ一定の
電流(m/n)I及び2Iを出力する電流出力型カレン
トミラー回路(11)と、 エミッタが該第1電流出力端に接続されたPNP型補正
トランジスタ(Q12)と、 エミッタが該第2電流出力端に接続された1対のPNP
型の第1差動トランジスタ(Q8)及び第2差動トラン
ジスタ(Q9)と、 第1電流入力端が該補正トランジスタのコレクタに接続
され、第2電流入力端が該第1差動トランジスタのコレ
クタに接続され、電流出力端が該第2差動トランジスタ
のコレクタに接続され、該第2電流入力端に流入する電
流と該第1電流入力端に流入する電流の比をm:nにす
る電流入力型カレントミラー回路(13)と、 一端及び他端がそれぞれ該第2差動トランジスタのベ−
ス及びコレクタに接続された抵抗(R)と、 を有し、該補正トランジスタのベース及び該第1差動ト
ランジスタのベースに該入力電圧VIが印加され、該抵
抗に流れる電流を該負荷にも流すことを特徴とする電圧
/電流変換回路。 - 【請求項2】 前記m:nは2:1であり、前記補正ト
ランジスタ(Q12)のエミッタ面積と前記第1差動ト
ランジスタ(Q8)のエミッタ面積と前記第2差動トラ
ンジスタ(Q9)のエミッタ面積との比が2:1:1で
あることを特徴とする請求項1記載の電圧/電流変換回
路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5007159A JPH06216665A (ja) | 1993-01-20 | 1993-01-20 | 電圧/電流変換回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5007159A JPH06216665A (ja) | 1993-01-20 | 1993-01-20 | 電圧/電流変換回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06216665A true JPH06216665A (ja) | 1994-08-05 |
Family
ID=11658299
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5007159A Withdrawn JPH06216665A (ja) | 1993-01-20 | 1993-01-20 | 電圧/電流変換回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06216665A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6831513B2 (en) * | 2002-01-16 | 2004-12-14 | Oki Electric Industry Co., Ltd. | Differential amplifier |
-
1993
- 1993-01-20 JP JP5007159A patent/JPH06216665A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6831513B2 (en) * | 2002-01-16 | 2004-12-14 | Oki Electric Industry Co., Ltd. | Differential amplifier |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000404 |