JPH0685379B2 - 分割形変圧器の組立方法 - Google Patents
分割形変圧器の組立方法Info
- Publication number
- JPH0685379B2 JPH0685379B2 JP61072870A JP7287086A JPH0685379B2 JP H0685379 B2 JPH0685379 B2 JP H0685379B2 JP 61072870 A JP61072870 A JP 61072870A JP 7287086 A JP7287086 A JP 7287086A JP H0685379 B2 JPH0685379 B2 JP H0685379B2
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- Japan
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- tank
- transformer
- split
- assembling
- divided
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Description
【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は輸送時の重量、寸法を低減するためタンクを分
割した分割形変圧器の組立方法の改良に関するものであ
る。
割した分割形変圧器の組立方法の改良に関するものであ
る。
（従来の技術） 近年電力需要の増大に伴い送電系統も500kV送電のよう
に高電圧化すると共に送、変電用に使用される変圧器も
大容量化している。また、送電距離も長大化しており、
変圧器も輸送条件が一段ときびしい山間地に据付けるこ
とが多く、その輸送時の重量、寸法の大幅な縮小が望ま
れている。
に高電圧化すると共に送、変電用に使用される変圧器も
大容量化している。また、送電距離も長大化しており、
変圧器も輸送条件が一段ときびしい山間地に据付けるこ
とが多く、その輸送時の重量、寸法の大幅な縮小が望ま
れている。
そこで、従来３相変圧器の中身及びタンクを各相単位毎
に分割する構造が採用されており、現地でこれら単位変
圧器を３相一括に接続、組立し３相変圧器として構成す
る方法が有る。但し、この場合の単位変圧器の輸送重量
は約50トンが限度であり、これよりきびしい輸送条件の
場合には次に述べるような構造が採用されている。
に分割する構造が採用されており、現地でこれら単位変
圧器を３相一括に接続、組立し３相変圧器として構成す
る方法が有る。但し、この場合の単位変圧器の輸送重量
は約50トンが限度であり、これよりきびしい輸送条件の
場合には次に述べるような構造が採用されている。
第１図に示すごとく、３相変圧器の鉄心２、巻線３より
成る中身１を各相単位1A,1B,1Cで構成する。中身１を絶
縁油と共に収納するタンク５を高さ方向で３個以上の部
分5a,5b,5cに分割する。但し巻線部分に対向する中央タ
ンク5bは各相単位に分割せず一体構造とする。下部タン
ク5aは各相単位の中身1A,1B,1Cを支持するため各相毎に
分割する。各相毎に分割された最下部タンク5aは相対向
する隣接フランジ間を連結材９により連結する。連結部
構造は第５図に示すように下部タンク5aのフランジ面14
に連結材９を重ねて配置し互いを溶接により固着連結す
る。この状態で工場試験を行ない、工場試験終了後は各
相単位毎に再度分割し輸送状態に組立てる。その手順は
上部カバー5c、中央部タンク5bを取り外し鉄心上部ヨー
ク2b、巻線３を抜いた鉄心脚2a、下部タンク5aを正規に
組立てた状態で第２図のように仮カバー８を取り付けて
連結材９とフランジ面14との溶接部をガストーチにより
切断し分解する。鉄心上部ヨーク2b、巻線３は輸送タン
クに納めて別送される。現地においては第２図に示すご
とく正規据付位置に各相輸送単位を並べ、下部タンク5a
のフランジ間に連結材９を配置した溶接により固着連結
する。そして仮カバー８を外して各相巻線３を鉄心脚2a
に挿入し、３相一体の中央タンク5bを組合わせ、上部ヨ
ーク2bを鉄心脚2aに挿入し上部タンク5cを覆せる。その
後リード16とブッシング17との接続を行いタンク内部に
絶縁油６を封入し第１図に示す状態に再組立てする。
成る中身１を各相単位1A,1B,1Cで構成する。中身１を絶
縁油と共に収納するタンク５を高さ方向で３個以上の部
分5a,5b,5cに分割する。但し巻線部分に対向する中央タ
ンク5bは各相単位に分割せず一体構造とする。下部タン
ク5aは各相単位の中身1A,1B,1Cを支持するため各相毎に
分割する。各相毎に分割された最下部タンク5aは相対向
する隣接フランジ間を連結材９により連結する。連結部
構造は第５図に示すように下部タンク5aのフランジ面14
に連結材９を重ねて配置し互いを溶接により固着連結す
る。この状態で工場試験を行ない、工場試験終了後は各
相単位毎に再度分割し輸送状態に組立てる。その手順は
上部カバー5c、中央部タンク5bを取り外し鉄心上部ヨー
ク2b、巻線３を抜いた鉄心脚2a、下部タンク5aを正規に
組立てた状態で第２図のように仮カバー８を取り付けて
連結材９とフランジ面14との溶接部をガストーチにより
切断し分解する。鉄心上部ヨーク2b、巻線３は輸送タン
クに納めて別送される。現地においては第２図に示すご
とく正規据付位置に各相輸送単位を並べ、下部タンク5a
のフランジ間に連結材９を配置した溶接により固着連結
する。そして仮カバー８を外して各相巻線３を鉄心脚2a
に挿入し、３相一体の中央タンク5bを組合わせ、上部ヨ
ーク2bを鉄心脚2aに挿入し上部タンク5cを覆せる。その
後リード16とブッシング17との接続を行いタンク内部に
絶縁油６を封入し第１図に示す状態に再組立てする。
（発明が解決しようとする問題点） しかして、上記説明したように連結部が溶接構造である
と工場試験終了後輸送状態に組立てる際の連結材９を取
り外す作業に多大の時間を要し、また鉄心及び絶縁物が
その間気中に露出しているため吸湿する心配があるこ
と、更には溶接部の分解にガス切断器を使用するため異
物が発生し中身に付着混入する恐れがあった。
と工場試験終了後輸送状態に組立てる際の連結材９を取
り外す作業に多大の時間を要し、また鉄心及び絶縁物が
その間気中に露出しているため吸湿する心配があるこ
と、更には溶接部の分解にガス切断器を使用するため異
物が発生し中身に付着混入する恐れがあった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、工場試験終
了後各相単位毎に再度分解し輸送状態に組立てる際の作
業時間の短縮及び変圧器中身の露出時間の短縮を計ると
共に、工場及び現地組立て時に変圧器中身に異物の混入
がなく、油洩れの心配のない分割形変圧器の組立方法を
得ることを目的とする。
了後各相単位毎に再度分解し輸送状態に組立てる際の作
業時間の短縮及び変圧器中身の露出時間の短縮を計ると
共に、工場及び現地組立て時に変圧器中身に異物の混入
がなく、油洩れの心配のない分割形変圧器の組立方法を
得ることを目的とする。
［発生の構成］ （問題点を解決するための手段およびその作用） 本発明による分割形変圧器の組立方法は、各相単位毎に
分割された最下部タンクのフランジ上面で、かつ分割タ
ンクが対向する部分に穴を設け、工場組立て時はネジ穴
と対応する部分に穴を設けた連結材をガスケットを介し
てネジ穴にボルト締付固定して組立てる。また、現地組
立て時には各相単位毎の下部タンクを仮カバーを取り付
けた状態で正規据付位置に据付後、最下部タンクのフラ
ンジ間に連結材を配置し溶接により固着連結するように
したものである。
分割された最下部タンクのフランジ上面で、かつ分割タ
ンクが対向する部分に穴を設け、工場組立て時はネジ穴
と対応する部分に穴を設けた連結材をガスケットを介し
てネジ穴にボルト締付固定して組立てる。また、現地組
立て時には各相単位毎の下部タンクを仮カバーを取り付
けた状態で正規据付位置に据付後、最下部タンクのフラ
ンジ間に連結材を配置し溶接により固着連結するように
したものである。
（実施例） 以下本発明による分割形変圧器の組立方法を第１図乃至
第４図を用いて説明する。従来技術と同一部分には同一
符号を付す。第１図、第２図に示すように各相単位1A,1
B,1Cから成る変圧器中身１及びこれを収納するタンク５
の構成は従来と同様であり、輸送方法も同様に行う。
第４図を用いて説明する。従来技術と同一部分には同一
符号を付す。第１図、第２図に示すように各相単位1A,1
B,1Cから成る変圧器中身１及びこれを収納するタンク５
の構成は従来と同様であり、輸送方法も同様に行う。
各相単位毎に分割された最下部タンク5aのフランジ上面
14で、かつ分割タンクが対向する部分にネジ穴11を設け
る。工場組立時は第３図に示すようにネジ穴11と対応す
る部分に穴を設けた連結材10でネジ穴11に螺合するボル
ト12によりガスケット13を介して上部フランジ面14に締
付固定し連結する。ここで、ガスケットを介して締付取
付するのは工場試験後各相単位毎に再度分解し輸送状態
に組立てる際の作業時間の短縮及び変圧器中身１の露出
時間を少なくするためである。現地組立時には各相単位
毎の下部タンク5aを正規据付位置に据付ける。この際、
下部タンク5aは仮カバー８を取り付けた状態で据付け
る。そして第４図に示すように下部タンク5aの上部フラ
ンジ面14間に連結材９を配置しフランジ面と連結材とを
溶接により固着し連結する。ここで、下部タンク5aに仮
カバー８を取り付けた状態にしてあるのは溶接により内
部に異物が入らないようにするためである。また現地組
立で溶接構造とするのはガスケットによる締付構造では
ガスケットの劣化による油洩れの心配及び定期的なガス
ケット交換が必要となるためである。
14で、かつ分割タンクが対向する部分にネジ穴11を設け
る。工場組立時は第３図に示すようにネジ穴11と対応す
る部分に穴を設けた連結材10でネジ穴11に螺合するボル
ト12によりガスケット13を介して上部フランジ面14に締
付固定し連結する。ここで、ガスケットを介して締付取
付するのは工場試験後各相単位毎に再度分解し輸送状態
に組立てる際の作業時間の短縮及び変圧器中身１の露出
時間を少なくするためである。現地組立時には各相単位
毎の下部タンク5aを正規据付位置に据付ける。この際、
下部タンク5aは仮カバー８を取り付けた状態で据付け
る。そして第４図に示すように下部タンク5aの上部フラ
ンジ面14間に連結材９を配置しフランジ面と連結材とを
溶接により固着し連結する。ここで、下部タンク5aに仮
カバー８を取り付けた状態にしてあるのは溶接により内
部に異物が入らないようにするためである。また現地組
立で溶接構造とするのはガスケットによる締付構造では
ガスケットの劣化による油洩れの心配及び定期的なガス
ケット交換が必要となるためである。
［発明の効果］ 以上説明したように、本発明によれば各相単位毎に分割
された最下部タンクのフランジ上面で、かつ分割タンク
が対向する部分にネジ穴を設け、工場組立時はネジ穴と
対向する部分に穴を設けた連結材をガスケットを介して
締付固定し、また現地組立時には下部タンクのフランジ
間にボルト穴を有しない連結材を配置し、仮カバーを覆
せた状態で溶接により固着連結する構造とすることによ
り、工場試験終了後各相単位毎に再度分解し輸送状態に
組立てる際の作業時間の短縮、変圧器中身の露出時間の
短縮、工場及び現地組立時の中身への異物混入の防止と
油洩れの心配のない分割形変圧器の組立方法を得ること
ができる。
された最下部タンクのフランジ上面で、かつ分割タンク
が対向する部分にネジ穴を設け、工場組立時はネジ穴と
対向する部分に穴を設けた連結材をガスケットを介して
締付固定し、また現地組立時には下部タンクのフランジ
間にボルト穴を有しない連結材を配置し、仮カバーを覆
せた状態で溶接により固着連結する構造とすることによ
り、工場試験終了後各相単位毎に再度分解し輸送状態に
組立てる際の作業時間の短縮、変圧器中身の露出時間の
短縮、工場及び現地組立時の中身への異物混入の防止と
油洩れの心配のない分割形変圧器の組立方法を得ること
ができる。
第１図は本発明における分割形変圧器の概略構造図、第
２図は現地における変圧器組立方法を示す正面図、第３
図は工場組立時の連結部構造を示す断面図、第４図は現
地組立時の連結部構造を示す断面図、第５図は従来の連
結部構造を示す断面図である。 1A,1B,1C…各相単位中身、２…鉄心、３…巻線、4a,4b
…上，下クランプ、5a,5b,5c…分割タンク、６…絶縁
油、８…仮カバー、9,10…連結材、11…ネジ穴、12…ボ
ルト、13…ガスケット、14…フランジ面。
２図は現地における変圧器組立方法を示す正面図、第３
図は工場組立時の連結部構造を示す断面図、第４図は現
地組立時の連結部構造を示す断面図、第５図は従来の連
結部構造を示す断面図である。 1A,1B,1C…各相単位中身、２…鉄心、３…巻線、4a,4b
…上，下クランプ、5a,5b,5c…分割タンク、６…絶縁
油、８…仮カバー、9,10…連結材、11…ネジ穴、12…ボ
ルト、13…ガスケット、14…フランジ面。
Claims (1)
- 【請求項１】鉄心、巻線等から成る変圧器中身を２個以
上に分割し、この変圧器中身を収納するタンクを高さ方
向に３個以上に分割すると共に最上部、最下部タンクは
中身分割単位毎に分割し、巻線に対向する中央部タンク
は各中身単位を一括して収納する大きさとし最下部タン
クのフランジ間を連結材により連結するようにした分割
形変圧器の組立方法において、最下部タンクの相対向す
る隣接するフランジの上面で、かつ分割タンク同志が対
向する部分の上面にネジ穴を設け、工場組立時は連結材
をガスケットを介してネジ穴にボルト締付固定し、現地
組立時は各最下部タンクのフランジ間を連結材で直接溶
接固着するようにした分割形変圧器の組立方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61072870A JPH0685379B2 (ja) | 1986-03-31 | 1986-03-31 | 分割形変圧器の組立方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61072870A JPH0685379B2 (ja) | 1986-03-31 | 1986-03-31 | 分割形変圧器の組立方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62229910A JPS62229910A (ja) | 1987-10-08 |
| JPH0685379B2 true JPH0685379B2 (ja) | 1994-10-26 |
Family
ID=13501787
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61072870A Expired - Fee Related JPH0685379B2 (ja) | 1986-03-31 | 1986-03-31 | 分割形変圧器の組立方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0685379B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP7308787B2 (ja) * | 2020-04-24 | 2023-07-14 | 株式会社日立産機システム | 油入変圧器及びその部品交換方法 |
-
1986
- 1986-03-31 JP JP61072870A patent/JPH0685379B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62229910A (ja) | 1987-10-08 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |