JPH0685243B2 - 録音再生装置 - Google Patents
録音再生装置Info
- Publication number
- JPH0685243B2 JPH0685243B2 JP57155407A JP15540782A JPH0685243B2 JP H0685243 B2 JPH0685243 B2 JP H0685243B2 JP 57155407 A JP57155407 A JP 57155407A JP 15540782 A JP15540782 A JP 15540782A JP H0685243 B2 JPH0685243 B2 JP H0685243B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic tape
- pinch roller
- tension
- tape
- supply
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B15/00—Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
- G11B15/18—Driving; Starting; Stopping; Arrangements for control or regulation thereof
- G11B15/43—Control or regulation of mechanical tension of record carrier, e.g. tape tension
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はたとえばテープテンションサーボシステムのな
いカセットテープレコーダ等の磁気テープを用いた録音
再生装置に関するものである。
いカセットテープレコーダ等の磁気テープを用いた録音
再生装置に関するものである。
従来例の構成とその問題点 一般に、カセットテープレコーダ等の録音再生装置はテ
ープテンションのサーボシステムがなく、テープテンシ
ョンが供給側と巻取側との引張力で与えられる。第１図
に従来の録音再生装置を示す。第１図において、21は巻
取側のモータ、22は供給側リール、23はその供給側リー
ル22に設けられたプーリであり、スプリング25によって
一定の付勢力が与えられたレバー24の先端に設けたまさ
つ部材26が当接されるようになっている。27は巻取側リ
ール、28はその巻取側リール27に設けられたプーリであ
り、上記モータ21の回転力がベルト29を介して与えられ
るアイドラ30に結合されており、上記モータ21の回転力
によって所定の方向に回転駆動されるようになってい
る。31は内部に１対のリールを有し、これらリール間に
磁気テープ32のそれぞれの端部を結合し、いずれか１方
のリールに上記磁気テープ32を巻回したテープカセット
であり、上記リール22,27に結合されて所定の駆動力が
与えられるようになっている。33はキャプスタン軸、34
は上記キャプスタン軸33との間に上記テープカセット31
内の磁気テープ32を接続し、上記磁気テープ32に所定の
駆動力を与えるピンチローラである。
ープテンションのサーボシステムがなく、テープテンシ
ョンが供給側と巻取側との引張力で与えられる。第１図
に従来の録音再生装置を示す。第１図において、21は巻
取側のモータ、22は供給側リール、23はその供給側リー
ル22に設けられたプーリであり、スプリング25によって
一定の付勢力が与えられたレバー24の先端に設けたまさ
つ部材26が当接されるようになっている。27は巻取側リ
ール、28はその巻取側リール27に設けられたプーリであ
り、上記モータ21の回転力がベルト29を介して与えられ
るアイドラ30に結合されており、上記モータ21の回転力
によって所定の方向に回転駆動されるようになってい
る。31は内部に１対のリールを有し、これらリール間に
磁気テープ32のそれぞれの端部を結合し、いずれか１方
のリールに上記磁気テープ32を巻回したテープカセット
であり、上記リール22,27に結合されて所定の駆動力が
与えられるようになっている。33はキャプスタン軸、34
は上記キャプスタン軸33との間に上記テープカセット31
内の磁気テープ32を接続し、上記磁気テープ32に所定の
駆動力を与えるピンチローラである。
このような構成において、テープテンションそれ自体は
巻取り側でキャプスタン軸33とピンチローラ34の挟持で
テープ32が駆動される力TFとバックテンションTBも供給
側リール22に設けられたプーリ23にレバー24でまさつ力
として与えられているだけである。したがって、上述し
た録音再生装置では、供給側リール22のテープ残量（テ
ープ半径）によりテープとハーフのまさつ力が変化し、
さらにレバー24によるまさつ力はかん性まさつのためま
さつ材料26の表面状態の変化により不安定となるため
に、バックテンションTBを一定に保持することができな
くなり、テンション変動が生じ、それにより再生出力レ
ベルが変動したり、ワウフラッタが大きくなったりして
特性に悪影響を及ぼす等の欠点を有していた。
巻取り側でキャプスタン軸33とピンチローラ34の挟持で
テープ32が駆動される力TFとバックテンションTBも供給
側リール22に設けられたプーリ23にレバー24でまさつ力
として与えられているだけである。したがって、上述し
た録音再生装置では、供給側リール22のテープ残量（テ
ープ半径）によりテープとハーフのまさつ力が変化し、
さらにレバー24によるまさつ力はかん性まさつのためま
さつ材料26の表面状態の変化により不安定となるため
に、バックテンションTBを一定に保持することができな
くなり、テンション変動が生じ、それにより再生出力レ
ベルが変動したり、ワウフラッタが大きくなったりして
特性に悪影響を及ぼす等の欠点を有していた。
発明の目的 本発明の目的は、テープテンションの変動を少なくして
再生出力レベルの変動を小さく抑えかつワウフラッタの
少ない録音再生装置を提供することにある。
再生出力レベルの変動を小さく抑えかつワウフラッタの
少ない録音再生装置を提供することにある。
発明の構成 本発明の録音再生装置は、磁気テープの供給側および巻
取側の両方にピンチローラを設けると共に、供給側にキ
ャプスタン軸を設け、供給側ではキャプスタン軸とキャ
プスタン軸とテープ走行に対して加速を与えることのな
い純粋な制動メカニズムを構成するためテープ幅よりわ
ずかに小さい幅を有するピンチローラとで、磁気テープ
を狭持し、巻取側ではキャプスタン軸とピンチローラと
で磁気テープを圧接狭持して巻取側で磁気テープを駆動
するように構成し、さらに供給側および巻取側のピンチ
ローラ間の磁気テープのテンションを検出するセンサー
手段を設け、上記センサー手段によって検出されたテン
ションに応じて、上記供給側ピンチローラに対向して取
付けたリニアモータにより、上記供給側ピンチローラの
回転にブレーキをかけることにより、巻取側で駆動され
た磁気テープに一定のテンションを与えるように構成し
たものである。かかる構成によればテンション変動の少
ない、果ては再生出力レベル変動を抑え、レベルそのも
のを上げたワウフラッタの少ない録音再生装置を提供す
ることができる。
取側の両方にピンチローラを設けると共に、供給側にキ
ャプスタン軸を設け、供給側ではキャプスタン軸とキャ
プスタン軸とテープ走行に対して加速を与えることのな
い純粋な制動メカニズムを構成するためテープ幅よりわ
ずかに小さい幅を有するピンチローラとで、磁気テープ
を狭持し、巻取側ではキャプスタン軸とピンチローラと
で磁気テープを圧接狭持して巻取側で磁気テープを駆動
するように構成し、さらに供給側および巻取側のピンチ
ローラ間の磁気テープのテンションを検出するセンサー
手段を設け、上記センサー手段によって検出されたテン
ションに応じて、上記供給側ピンチローラに対向して取
付けたリニアモータにより、上記供給側ピンチローラの
回転にブレーキをかけることにより、巻取側で駆動され
た磁気テープに一定のテンションを与えるように構成し
たものである。かかる構成によればテンション変動の少
ない、果ては再生出力レベル変動を抑え、レベルそのも
のを上げたワウフラッタの少ない録音再生装置を提供す
ることができる。
実施例の説明 第２図，第３図は本発明の一実施例を示す。第２図，第
３図において、8,10は巻取側に設けられたピンチローラ
およびキャプスタン軸、９は供給側に設けられたテープ
幅より小さい幅を有するピンチローラ、11は同じく供給
側に設けられたキャプスタン軸である。上記供給側ピン
チローラ９にはその一端面にフェルト等のブレーキ材9a
の貼られたリング状筒体9bが対向して配置されており、
シャフト9cによりフエルト面がピンチローラ９のコア面
9dに当接する様に押しつけられている。この押しつけ力
は前記ピンチローラ９のアーム18のハウジング18aの上
方に設けられたリニアモータ14でコントロールされる。
上記リニアモータ14は前記供給側ピンチローラアーム18
の一箇所に取付けられたアームポスト18cに固定されて
いる。又上記リニアモータ14の内部構造は第３図に示す
様に断面ヨの字型の円筒状コアがあり、このコアはヨー
ク14a、中央極（鉄心）14d、外極（永久磁石）14bから
成り、外極14bと中央極14dとの間には可動コイル14cが
挿入され、この可動コイル14cの一端には上記供給側ピ
ンチローラシャフト9cを固定する固定リング18bが取付
けられている。
３図において、8,10は巻取側に設けられたピンチローラ
およびキャプスタン軸、９は供給側に設けられたテープ
幅より小さい幅を有するピンチローラ、11は同じく供給
側に設けられたキャプスタン軸である。上記供給側ピン
チローラ９にはその一端面にフェルト等のブレーキ材9a
の貼られたリング状筒体9bが対向して配置されており、
シャフト9cによりフエルト面がピンチローラ９のコア面
9dに当接する様に押しつけられている。この押しつけ力
は前記ピンチローラ９のアーム18のハウジング18aの上
方に設けられたリニアモータ14でコントロールされる。
上記リニアモータ14は前記供給側ピンチローラアーム18
の一箇所に取付けられたアームポスト18cに固定されて
いる。又上記リニアモータ14の内部構造は第３図に示す
様に断面ヨの字型の円筒状コアがあり、このコアはヨー
ク14a、中央極（鉄心）14d、外極（永久磁石）14bから
成り、外極14bと中央極14dとの間には可動コイル14cが
挿入され、この可動コイル14cの一端には上記供給側ピ
ンチローラシャフト9cを固定する固定リング18bが取付
けられている。
次に、前記供給側ピンチローラ９の回転がフエルト9aの
押しつけによりコントロールされるしくみを説明する。
押しつけによりコントロールされるしくみを説明する。
まず、ループ内の磁気（録再）ヘッド19近傍に、圧縮バ
ネ12aにより磁気テープ13に対する押しつけ力を制御で
きる様にしたテンションセンサ12を設け、このセンサ12
の位置変動を電圧に変え、それを上記リニアモータ14の
可動コイル14cに入力すると、ヨーク14aと外極14bとに
より発生した磁場14e中を電流が流れ、フレミングの左
手法則により可動コイル14cはフェルト9aをピンチロー
ラコア面9dから離す方向14fに動き、供給側ピンチロー
ラ９の回転負荷はやわらげられてピンチローラ９の回転
が上る。尚、上記テンションセンサ12はヘッド取付基板
16と同一基板に取付けられ、テープ停止時はテープから
17方向に離れ、ピンチローラ8,9も15,15a方向に離れて
いる。以上の様に、供給側において、ブレーキ材9aの貼
られたリング状筒体9bの動きをリニアモータ14でコント
ロールする事により、巻取側でピンチローラ８とキャプ
スタン軸10とで圧接挾持し駆動された磁気テープ13のテ
ンションがサーボコントロールされることになり、巻取
側、供給側のテープ残量に関係なく、一定のループ内テ
ンションが保持される。それにより、再生出力レベル変
動が少なくなり、又ワウフラッタが小さくなり、果ては
出力レベルが高くなる等、著しい効果を有する。
ネ12aにより磁気テープ13に対する押しつけ力を制御で
きる様にしたテンションセンサ12を設け、このセンサ12
の位置変動を電圧に変え、それを上記リニアモータ14の
可動コイル14cに入力すると、ヨーク14aと外極14bとに
より発生した磁場14e中を電流が流れ、フレミングの左
手法則により可動コイル14cはフェルト9aをピンチロー
ラコア面9dから離す方向14fに動き、供給側ピンチロー
ラ９の回転負荷はやわらげられてピンチローラ９の回転
が上る。尚、上記テンションセンサ12はヘッド取付基板
16と同一基板に取付けられ、テープ停止時はテープから
17方向に離れ、ピンチローラ8,9も15,15a方向に離れて
いる。以上の様に、供給側において、ブレーキ材9aの貼
られたリング状筒体9bの動きをリニアモータ14でコント
ロールする事により、巻取側でピンチローラ８とキャプ
スタン軸10とで圧接挾持し駆動された磁気テープ13のテ
ンションがサーボコントロールされることになり、巻取
側、供給側のテープ残量に関係なく、一定のループ内テ
ンションが保持される。それにより、再生出力レベル変
動が少なくなり、又ワウフラッタが小さくなり、果ては
出力レベルが高くなる等、著しい効果を有する。
発明の効果 以上にように本発明は、磁気テープの供給側および巻取
側の両方にピンチローラを設けると共に、供給側にキャ
プスタン軸を設け、供給側ではキャプスタン軸とテープ
走行に対して加速を与えることのない純粋な制動メカニ
ズムを構成するためテープ幅よりわずかに小さい幅を有
するピンチローラとで、磁気テープを挟持し、巻取側で
はキャプスタン軸とピンチローラとで磁気テープを圧接
挟持して巻取側で磁気テープを駆動するように構成し、
さらに供給側および巻取側のピンチローラ間の磁気テー
プのテンションを検出するセンサー手段を設け、上記セ
ンサー手段によって検出されたテンションに応じて、上
記供給側ピンチローラに対向して取付けたリニアモータ
により、上記供給側ピンチローラの回転にブレーキをか
けることにより、巻取側で駆動された磁気テープに一定
のテンションを与えるように構成したので、従来のテン
ションコントロールのないもの、或いは機械摩擦方式や
他のテンションコントロール方式のものに比べ、テンシ
ョン変動に対してハイレスポンスかつ高精度にループ内
テンションをサーボコントロールすることができ、テン
ション変動を少なくして再生出力レベルの変動を抑え、
かつワウフラッタを少なくすることができる。
側の両方にピンチローラを設けると共に、供給側にキャ
プスタン軸を設け、供給側ではキャプスタン軸とテープ
走行に対して加速を与えることのない純粋な制動メカニ
ズムを構成するためテープ幅よりわずかに小さい幅を有
するピンチローラとで、磁気テープを挟持し、巻取側で
はキャプスタン軸とピンチローラとで磁気テープを圧接
挟持して巻取側で磁気テープを駆動するように構成し、
さらに供給側および巻取側のピンチローラ間の磁気テー
プのテンションを検出するセンサー手段を設け、上記セ
ンサー手段によって検出されたテンションに応じて、上
記供給側ピンチローラに対向して取付けたリニアモータ
により、上記供給側ピンチローラの回転にブレーキをか
けることにより、巻取側で駆動された磁気テープに一定
のテンションを与えるように構成したので、従来のテン
ションコントロールのないもの、或いは機械摩擦方式や
他のテンションコントロール方式のものに比べ、テンシ
ョン変動に対してハイレスポンスかつ高精度にループ内
テンションをサーボコントロールすることができ、テン
ション変動を少なくして再生出力レベルの変動を抑え、
かつワウフラッタを少なくすることができる。
第１図は従来の録音再生装置の構成図、第２図は本発明
の録音再生装置の一実施例を示す構成斜視図、第３図は
同装置の要部の拡大断面図である。 ８……巻取側ピンチローラ、９……供給側ピンチロー
ラ、10……巻取側キャプスタン軸、11……供給側キャプ
スタン軸、12……テンションセンサ、13……磁気テー
プ、14……リニアモータ。
の録音再生装置の一実施例を示す構成斜視図、第３図は
同装置の要部の拡大断面図である。 ８……巻取側ピンチローラ、９……供給側ピンチロー
ラ、10……巻取側キャプスタン軸、11……供給側キャプ
スタン軸、12……テンションセンサ、13……磁気テー
プ、14……リニアモータ。
Claims (1)
- 【請求項１】磁気テープの供給側および巻取側の両方に
ピンチローラを設けると共に、供給側にキャプスタン軸
を設け、供給側ではキャプスタン軸とテープ幅よりわず
かに小さい幅を有するピンチローラとで、磁気テープを
狭持し、巻取側ではキャプスタン軸とピンチローラとで
磁気テープを圧接狭持して巻取側で磁気テープを駆動す
るように構成し、さらに供給側および巻取側のピンチロ
ーラ間の磁気テープのテンションを検出するセンサー手
段を設け、上記センサー手段によって検出されたテンシ
ョンに応じて、上記供給側ピンチローラに対向して取付
けたリニアモータにより、上記供給側ピンチローラの回
転にブレーキをかけることにより、巻取側で駆動された
磁気テープに一定のテンションを与えるように構成した
ことを特徴とする録音再生装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57155407A JPH0685243B2 (ja) | 1982-09-06 | 1982-09-06 | 録音再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57155407A JPH0685243B2 (ja) | 1982-09-06 | 1982-09-06 | 録音再生装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5945651A JPS5945651A (ja) | 1984-03-14 |
| JPH0685243B2 true JPH0685243B2 (ja) | 1994-10-26 |
Family
ID=15605300
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57155407A Expired - Lifetime JPH0685243B2 (ja) | 1982-09-06 | 1982-09-06 | 録音再生装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0685243B2 (ja) |
-
1982
- 1982-09-06 JP JP57155407A patent/JPH0685243B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5945651A (ja) | 1984-03-14 |
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