JPS60201550A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、メカニズムを２台搭載したいわゆるカセット
のダビング操作を行なうことができる磁気記録再生装置
に関するものである。

従来例の構成とその問題点 近年、民生用のカセ・ノドのダビング装置に関しては、
ダビング機能付テープレコーダ（デツキ）に見るのが最
も一般的である。この種のテープ、デツキにおいては２
つのテープ走行部を持ち、このうち一方が録音再生用、
他方が′再生専用として構成されているものがほとんど
である。

再生側である第１のテープ走行部によって再生されるマ
スターテープの信号は、同時に動作する録−音側である
第２のテープ走行部によってスレーブテープに録音され
る。

通常はカセットの走行速度（４，７６ａｍ／　Ｓ　）　
でダビングされるが、近年、高速（約２倍程度）でテー
プを走行させ、ダビングに要する時間を知縮するものが
増加している。

以下に従来のカセットのダビング装置の機構部について
説明する。

第１図は従来のダビング機能を有する磁気記録再生装置
の走行部の構成図である。１は第１のテープ走行部（再
生側）、２は第１のテープ走行部１に装着されたマスタ
ー用カセット、３は第１のテープ走行部１の供給リール
台、４は第１のテーブ走行部１の巻取りリール台、６は
第１のテープ走行部１のキャプスタン、６はキャプスタ
ン６と一体に固着されたフライホイール、７はテープ走
行部１のキャプスタン６のモータ、８はモータ７のシャ
フト（図示せず）に固着されたモータプーリ、９はモー
タプーリ８とフライホイール６を連結するベルト、１０
は第１のテープ走行部１のピンチローラ、１１はマスタ
ー用カセットのテープ、１２は再生ヘッドである。２１
は第２のテープ走行部（録音側）、２２は第２のテープ
走行部２１に装着されたスレーブ用カセ・フト、２３は
第２のテープ走行部２１の供給リール台、２４は第２の
テープ走行部２１の巻取シリール台、２６は第２のテー
プ走行部２１のキャプスタン、２６はキャプスタン２６
と一体に固着されたフライホイール、２７は第２のテー
プ走行部２１のキャプスタン２６のモータ、２８はモー
タ２７のシャフト（図示せず）に固着されたモータプー
リ、２９はモータプーリ２８とフライホイール２６を連
結するベルト、３０は第２のテープ走行部２１のピンチ
ローラ、３１はスレーブ用カセットのテープ、３２は録
音へ、リドである。

次に動作について説明する。

ダビング時、マスター用カセット２のテープ１１および
、スレーブ用カセット２２のテープ３１はともに走行す
る。すなわち、それぞれのピンチローラ１０．３０はキ
ャプスタン６．２６に圧着し、テープ１１．３１を挾持
する。テープ１１．３１は一定速度で回転するモータ８
，２８によってベル）９．２９を介して駆動されるキャ
プスタン６．２６により一定速度で走行し、巻取りリー
ル台４．２４に巻き取られる。（巻取りリール台４，２
４０駆動機構は図示せず）マスター用カセット２のテー
プ１１上に記録された信号は、再生ヘヮド１２によって
読み出され、再生イコライザアンプ（図示せず）、録音
イコライザアンプ（図示せず）を経て、録音ヘッド３２
によってスレーブ用カセット２２のテープ３１に記録さ
れる。

高速でダビングを行なう場合は、第１のテープ走行部１
のモータ７と第２のテープ走行部２１のモータ２７を高
速で回転させ、これを実現する。

上記のように構成されたカセットのダビング装置では以
下に述べるような問題点を有していた。

すなわち、第１のテープ走行部のキャプスタンと第２の
テープ走行音のキャプスタンは互いに独立に駆動してい
るため、第１のテープ走行音と第２のテープ走行音のテ
ープ走行速度が互いに異なシ易くなる。このため、マス
ターテープとスレーブテープのテープ長が同じであると
き、同時にテープ走行を開始しても、スレーブテープの
ほうが早くテープ走行を終了する場合があり、マスター
テープからスレーブテープへ完全にダビングできないと
いうことも起こシ得る。これを防止するため、フライホ
イル径にわずかの差を持たせる等の方法によシ、スレー
ブテープ側のテープ走行速度をマスター側のものよりも
わずかに遅くしている。

しかし、この場合径の異なる２種の７ライホイールが必
要となるため、コストアップブになる。ま庭テープ走行
速度調整も第１のテープ走行部、第２のテープ走行部の
各々についても行う必要がある、等の問題点を有してい
た。

発明の目的 本発明は、上記従来の問題点を解消するもので、フライ
ホイル径に差をもたせる等の方法を用いず、コストアッ
プにならず簡単にテープ走行速度にわずかの差を持たせ
ることが可能なダビング装置を提供することを目的とす
る。

発明の構成 本発明は、少なくとも再生可能な第１の機構と、少なく
とも録音可能な第２の機構と、各々のキャプスタンを駆
動する１個のモータとから成り、モータは第１の機構の
キャプスタンと第２の４Ｕ１１のキャプスタンとを結ぶ
直線のほぼ垂直二等分線上にあシかつ、第１の機構のキ
ャプスタンと第２の機構のキャプスタンとモータをベル
トで連結し、少なくとも第２の機構のキャプスタンに偶
力が発生するように構成した磁気記録再生装置で、上記
のように構成したことによ）、第２の機構のキャプスタ
ン軸受は部にはモータと連結しているベルトからの張力
と、ピンチローラの圧着力が偶力的な力となって加わり
、この力は第１の機構のテープ走行速度と第２の機構の
テープ走行速度に微妙な速度偏差をつけることができる
効果があシ、常に第２の機構のテープ走行速度を遅くす
ることができる。

実施例の説明 以下、本発明の一実施例について説明する。

第２図は、本発明における一実施例のダビング機能を有
する磁気記録再生装置の構成図である。

第１図と共通する箇所については同一番号を付し説明を
省略する。１３は再生動作を行う第１のテープ走行部１
のキャプスタン５と録音動作を行う第２のテープ走行部
２１のキャプスタン２５の駆動用のモータで、キャプス
タン５及び２６を結ぶ直線のほぼ垂直二等分線に位置し
ている。１４はモータ１３のシャフト（図示せず）に固
着されたモータプーリ、１５は第１のテープ走行部１の
キャプスタン６とモータ１３を連結するベルト、１６は
第２のテープ走行部２１のキャプスタン２６とモータ１
３を連結するベルトである。

第３図は、第２図のフライホイル２６周辺の概略図であ
る。第２図と共通する箇所については同一番号を付す。

４０はベルト１６の張力の方向、４１はピンチローラ３
０の圧着方向、４２ａ。

４２ｂはキャプスタン２６の軸受けである。

次に動作について説明する。

ダビング時、マスター用カセット２のテープ１１および
スレーブ用カセット２２のテープ３１はともに走行する
。すなわち、それぞれのピンチロー２１０　、３０はキ
ャプスタン５，２５に圧着し、テープ１１．３１を挾持
する。テープ１１．３１は一定速度で回転するモータ１
３によってベルト１５．１６を介して駆動されるキャプ
スタン６゜２５により一定速度で走行し、巻取りリール
台４゜２４に巻き取られる。（巻取りリール台４，２４
の駆動機構は図示せず） マスター用カセット２のテープ１１上に記録された信号
は、再生ヘッド１２によって読み出され、再生イコライ
ザアンプ（図示せず）、録音イコライザアンプ（図示せ
ず）を経て、録音ヘッド３２によってスレーブ用カセッ
ト２１のテープ３１に記録される。

高速でダビングを行なう場合は、モータ１３を高速に回
転させて、これを実現する。

以上述べた実施例において、特にことわらなかったが、
第１のテープ走行部１のフライホイール６と、第２のテ
ープ走行部２１のフライホイール２６はまったく同一寸
法とし、第１のテープ走行部１のキャプスタン６と、第
２のテープ走行部２１のキャプスタン２５を同一寸法と
しだ時、モータブーｌ７１４の外径を、第１のテープ走
行部１のベルト１５と第２のテープ走行部２１のベルト
１６のかかる位置で同一にすれば、第１のテープ走行部
１のテープ走行速度と第２のテープ走行部２１のテープ
走行速度は四−になる。

しかし、実際には、第２のテープ走行部２１のテープ走
行速度は、第１のテープ走行部１のそれと比較するとわ
ずかに遅くなる。この理由を以下に第３図を用いて説明
する。

第２のテープ走行部２１のキャプスタン２６はフライホ
イール２６と一体に固着され、軸受４２ａ。

４２ｂによって支えられている。フライホイール２６に
はベルト１６の張力で張力方向４ｏに力が加わり、キャ
プスタン２６にはピンチローラ３゜より圧着方向４１に
ピンチローラ圧着力が加わる。

これらの力は軸受４２ａ　、、＊２ｂに対して偶力的な
力となり、キャプスタン２５　ト軸受４２　ａ　。

４２ｂの摩擦は軸受けを摩耗させるほどではないが大き
くなる。このためキャプスタン２５の回転運動は阻害さ
れ第２のテープ走行部のテープ走行速度は第１のテープ
走行部よりわずかではあるが遅くなる。

これは、第１のテープ走行部１では、キャプスタン５の
フライホイール２６にベルト１６によって発生する引っ
ばり力と、ピンチローラ１ｏによってキャプスタン６に
発生する圧着力とが第２の走行部２１のキャプスタン２
５にかかる偶力的な力が生じるようには構成されていな
いためである。

従って、マスターテープ、スレーブテープのテ−プ長が
同一である時、同時にテープ走行を開始すると、マスタ
ーテープが先にテープ走行を終了するので、マスターテ
ープ上の記録信号を完全にスレーブテープにダビングす
ることができる。

また軸受は間の距離を変えることによりベルト張力とピ
ンチローラ圧着力とによる偶力的な力を変えることが可
能であるので、テープ走行速度差を自由にコントロール
することができる。

さらに、本実施例ではモータ１３をキャプスタン６及び
２５を結ぶ直線の垂直二等分線上に位置されているので
、フライホイール６．２６が同一径の場合、モータ１３
のモータプーリ１４からキャプスタン５及び２５までの
距離が同一となり、ベルト１６．１６共同じ部材を使用
することができ、製造コストダウンをはかるとともに、
ベルト１５．１６の張力を容易に同一にでき調整を行う
ことができる。

発明の効果 以上のように本発明では、録音側の機構のキャプスタン
にベルト張力とピンチローラ圧着力をキャブズタ・ン軸
受は部で偶力的な力となるように加えることにより、軸
受は部での摩擦が増し、録音側のテープ走行速度が再生
側のものよりも遅くなる。

このため、マスターテープとスレーブテープを同時に走
行させたとき、マスターテープのほうが早くテープ走行
終了となるので、目的とするマスターテープの信号のダ
ビングを完全に終結することができる。

まだ、軸受は間の距離を変えることにより、テープ走行
速度差を自由に調節することも可能である。

よって、従来のように、機械的電気的な対策を行なう必
畏がなく、簡単にテープ走行速度差を持たせることが可
能でありまた、コストダウンがはかれその効果は犬なる
ものがある。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のダビング機能を有する磁気記録再生装置
の構成図、第２図は本発明の一実施例におけるダビング
機能を有する磁気記録再生装置の構成図、第３図は第２
のテープ走行部のフライホイール周辺の概略構成図であ
る。 １・・・・・・第１のテープ走行部、５，２５・・・９
９．キャプスタン、６．２６・・・・・・フライホイー
ル、１ｏ。 ３ｏ・・・・・・ピンチローラ、１３・・・・・・モー
タ、１６゜１６・・・−・ベルト、２１・・・・・・第
２のテープ走行部、４０・・・・・ベルトの張力の方向
、４１・・・・・・ピンチローラの圧着方向、４２ａ、
４２ｂ・・・・・・キャプスタン軸受。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 少なくとも再生可能な第１の機構と、少なくとも録音可
   能な第２の機構と、上記第１の機構のキャプスタンと前
   記第２のキャプスタンとを結ぶ直線のほぼ垂直二等分線
   上に位置するモータと、前記第１の機構のキャプスタン
   と前記第２の機構のキャプスタンと前記モータとを直接
   又は間接に連結するベルトとを備え、少なくとも前記第
   ２の機構のキャプスタンに偶力が発生するように構成し
   てなる磁気記録再生装置。