JP3103890B2 - テーププレーヤーにおけるバックテンション機構 - Google Patents

テーププレーヤーにおけるバックテンション機構

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【発明の詳細な説明】 本発明テーププレーヤにおけるバックテンション機構
を以下の項目に従って詳細に説明する。
A.産業上の利用分野 B.発明の概要 C.従来技術 D.発明が解決しようとする課題 E.課題を解決するための手段 F.実施例 a.リール台、ヘッドドラム、キャプスタン等[第1
図乃至第5図、第7図] b.ピンチロール、ローディングブロック等[第2図
乃至第4図] c.テープローデイング、モードの形成[第2図、第
3図] d.リール台駆動機構[第1図、第4図、第5図乃至
第8図] e.ブレーキ機構[第1図、第2図、第4図、第5
図] f.バックテンション機構[第1図、第4図乃至第8
図] f−1.バックテンションアーム f−2.電磁プランジャ、中間レバー f−3.制御レバー f−4.電磁プランジャの位置調整 f−5.作用 G.発明の効果 (A.産業上の利用分野) 本発明は新規なテーププレーヤにおけるバックテンシ
ョン機構に関する。詳しくは、テープ走行時にテープリ
ールから引き出されて行くテープにバックテンションを
与えるための機構、特に、テープリールが係合されるリ
ール台の回転を適度に抑制することでテープにバックテ
ンションを与える方式のバックテンション機構に関する
ものであり、リール台を回転させるために駆動源として
ブラシレスモータを使用しなくても、しかも、極く少数
の部材から成る1つの機構によって、テープの走行方向
や走行速度に応じて2つのリール台にいずれか一方に所
要の強さの抑制力を選択的に加えることができる新規な
テーププレーヤにおけるバックテンション機構を提供し
ようとするものである。
(B.発明の概要) 本発明テーププレーヤにおけるバックテンション機構
は、2つのリール台に各別に圧接されることでリール台
の回転を抑制する回動自在な2つのバックテンションア
ームと励磁吸引式のストローク型電磁プランジャのピス
トンロッドと回動自在に連結されかつテープの走行方向
に応じて位置が切り換わるモード切替部材によって移動
される制御レバーとを設け、モード切替部材が中立位置
に来ているときは、制御レバーが各々のバックテンショ
ンアームの被押圧部から待避されることにより各々のバ
ックテンションアームの位置規制が解除され、モード切
替部材がフォワード位置又はリバース位置へと移動した
ときは、所定電圧が印加されることによりストローク型
電磁プランジャが励磁され、ストローク型電磁プランジ
ャに連結される連結箇所を介して制御レバーが被押圧部
側に移動されると共に、制御レバーに押圧されるバック
テンションアームがストローク型電磁プランジャに印加
される所定電圧に応じた圧接力によりリール台を圧接す
るようにしたものであり、それにより、リール台を回転
させるための駆動源としてブラシレスモータを使用しな
くても、しかも、極く少数の部材から成る1つの機構に
よって、テープの走行方向や走行速度に応じて2つのリ
ール台のいずれか一方に所要の強さの抑制力を選択的に
加えることができる。
(C.従来技術) テーププレーヤにおいては、通常、テープリールから
引き出されて行くテープに適度なバックテンションを与
えることによって走行されるテープに弛みが生じないよ
うにするバックテンション機構が設けられる。
このようなバックテンション機構には従来から幾つか
の方式のものがあり、その中でも、平面対向型のブラシ
レスモータを用いたものや所謂テンレギバンドを用いた
バンド方式のものが比較的多く、ブラシレスモータを用
いたバックテンション機構は、リール台の回転軸をブラ
シレスモータのロータと直結することで該ブラシレスモ
ータをリール台回転用の駆動源として用いると共に、当
該テープ走行モードにおいてテープが引き出されて行く
テープリールが係合された一のリール台のブラシレスモ
ータに低い、逆電圧、即ち、当該リール台をテープ巻取
方向へ回転させるときの電圧を印加することにより該リ
ール台に回転の抑制力を加えることでテープにバックテ
ンションが与えられるようにしている。
また、テンレギバンドを用いたバックテンション機構
は、一端が固定されたテンレギバンドの他端を回動自在
なテンレギアームの一の回動端部と連結し、かつ、その
一部をリール台のブレーキドラムに巻き付けると共に、
テンレギアームの他の回動端部に取着したテープテンシ
ョン検出用のテンレギピンをテープと接触させ、テープ
テンションの変化に応じてテンレギアームが微細に位置
変化され、それによって、テンレギバンドのブレーキド
ラムに対する締付力が調節されるようにしている。
(D.発明が解決しようとする課題) ブラシレスモータを使用したバックテンション機構に
あっては、前記逆電圧の値を変えることでリール台に対
する回転の抑制力を変化させることができるため、各種
のテープ走行モードに応じたバックテンションを与える
ことができるという利点はあるが、リール台を回転させ
るための駆動源に極めて高価なブラシレスモータを2個
使用することを余儀無くされ、しかも、当該ブラシレス
モータを制御するための複雑な回路が必要になるので、
これらがテーププレーヤのコストを高いものにする原因
となり、その上、ブラシレスモータはリール台と同軸に
配置されるため、リール台の軸に沿う方向での寸法が大
きくなってテーププレーヤの薄型化を妨げることになる
等の問題がある。
また、バンド方式のバックテンション機構にあって
は、バックテンションがフィードバック制御されるた
め、テーププレーヤの種類と用い方によっては相応の利
点があるものの、バックテンションの付与は、一般に、
一の方向へ走行するプレイモードにおいてのみ機能をす
るだけであるから、各種のテープ走行モードに応じた専
用のバックテンション機構が必要になり、従って、部品
点数が極めて多く、かつ、複数のバックテンション機構
を選択的に機能させるための複雑な制御手段が必要にな
る等の問題があった。
(E.課題を解決するための手段) そこで、本発明テーププレーヤにおけるバックテンシ
ョン機構は、上記課題を解決するために、2つのリール
台に各別に圧接されることによりリール台の回転を抑制
する回動自在な2つのバックテンションアームと、励磁
吸引式のストローク型電磁プランジャと、テープが一の
テープリールから引き出されて他のテープリールに巻き
取られて行く方向へ走行されるときのフォワード位置
と、テープが上記方向と反対の方向へ走行されるときの
リバース位置と、フォワード位置とリバース位置の間の
中立位置との間を移動されるモード切替部材と、モード
切替部材の移動に従ってストローク型電磁プランジャに
連結される連結箇所を回動支点として回動され、モード
切替部材がフォワード位置へと移動されたときは一のバ
ックテンションアームの被押圧部と対向する位置へと移
動され、モード切替部材がリバース位置へと移動された
ときは他のバックテンションアームの被押圧部と対向す
る位置へと移動される制御レバーとを備え、モード切替
部材が中立位置に来ているときは、制御レバーが各々の
バックテンションアームの被押圧部から待避されること
により各々のバックテンションアームの位置規制が解除
され、モード切替部材がフォワード位置又はリバース位
置へと移動したときは、所定電圧が印加されることによ
りストローク型電磁プランジャが励磁され、ストローク
型電磁プランジャに連結される連結箇所を介して制御レ
バーが被押圧部側に移動されると共に、制御レバーに押
圧されるバックテンションアームがストローク型電磁プ
ランジャに印加される所定電圧に応じた圧接力によりリ
ール台を圧接するようにしたものである。
従って、本発明テーププレーヤにおけるバックテンシ
ョン機構にあっては、テープが走行されるときストロー
ク型電磁プランジャに通電することによって当該テープ
走行モードに応じたいずれか一方のリール台の回転を抑
制することができ、その抑制の強さはストローク型電磁
プランジャに印加する電圧の値により規定されるので、
1つのバックテンション機構だけで、選択されたテープ
走行モードに応じたバックテンションを与えることがで
き、しかも、必要な部材は2つのバックテンションアー
ムとストローク型の電磁プランジャと制御レバーとモー
ド切替部材のみで足りるので、構造が簡単で、かつ、い
ずれも低廉な部材のみであるから、ブラシレスモータを
2個使用する場合と比較してコストも安く済むことにな
る。
(F.実施例) 以下に、本発明テーププレーヤにおけるバックテンシ
ョン機構の詳細を図示した実施例に従って説明する。
尚、図示した実施例は、本発明を回転ヘッド式のディ
ジタルオーディオプレーヤ(R−DAT)1におけるバッ
クテンション機構に適用したものである。
(a.リール台、ヘッドドラム、キャプスタン等)[第1
図乃至第5図、第7図) 2はメカシャーシ、3は該メカシャーシ2の前部(第
2図における右下方へ向う方向を前側とし、左上方へ向
う方向を後側とする。また、同図における左下方へ向う
方向を左側とし、右上方へ向う方向を右側とする。以下
の説明において向きを示すときはこの方向によるものと
する。)に下方から平行に対向するように配置されたサ
ブシャーシであり、該サブシャーシ3に左右方向に離間
した2本のリール台支持軸4、4が立設されており、該
リール台支持軸4、4にリール台5、5′が回転自在に
支持されている。
該リール台5、5′は、テープの早送りや巻戻等を行
なうテープ高速走行モード用の高速ギヤ6、6及びブレ
ーキドラム7、7が一体に形成された略円筒状をした主
部8、8(第7図に一方のリール台5のもののみを示し
てある。)と、テープに対する記録や再生を行なうプレ
イモード用の低速ギヤ9、9が一体に形成され上記主部
8、8に回転自在に外嵌されたこれも円筒状をした回転
体10、10と、主部8、8の上端部にそれと一体的に回転
するように結合されたリール係合軸11、11と、高速ギヤ
6、6と低速ギヤ9、9の軸方向で互いに対向する対向
面の間に介挿された図示しない摩擦板等から成り、ブレ
ーキドラム7、7と高速ギヤ6、6と低速ギヤ9、9は
下方からこの順序で配列され、、ブレーキドラム7、7
は軸方向に短い円筒状をしている。
そして、このようなリール台5、5′の上部はメカシ
ャーシ2に形成された孔2a、2aを挿通して上方へ突出さ
れている。
12はメカシャーシ2の上面の後端部に配置されたヘッ
ドドラムであり、固定ドラム12aとそれと同軸な回転ド
ラム12bとこれら2つのドラム12aと12bとの間の間隙の
外周部に位置した状態で回転ドラム12bと一体的に回転
する回転磁気ヘッド12c、12c等から成る。
13、14はメカシャーシ2の上面に固定された固定テー
プガイド、15、15、15はこれらの上にテープカセット16
(第3図参照)が着脱自在に載置されるカセット位置決
めピンである。
17はメカシャーシ2の上面のうちヘッドドラム12から
右稍斜め前側へ離間したところに配置されたキャプスタ
ンであり、メカシャーシ2の下方に配置された図示しな
いキャプスタンモータにより回転される。
(b.ピンチローラ、ローディングブロック等)[第2図
乃至第4図] 18はピンチローレバーであり、メカシャーシ2に回動
自在に支持されると共に、ピンチローラ19と振出ガイド
20を支持しており、メカシャーシ2の下面に左右方向へ
移動自在に支持されたモード切替スライダ21が移動する
ことによって移動されるようになっている。
尚、モード切替スライダ12はサブシャーシ3に設けら
れた駆動系22(第4図参照)によって移動される。
23、23はテープローディングを行なうためのローディ
ングブロックであり、移動ベース24、24と該移動ベース
24、24に立設されたローディングポスト25、25等から成
り、移動ベース24、24はメカシャーシ2のヘッドドラム
12の左右両脇に形成されたガイド長溝2b、2bに沿って移
動するように支持されると共にモード切替スライダ21が
移動されることで伸縮されるローディングアーム26、26
の先端部と連結されている。
(c.テープローディング、モードの形成)[第2図、第
3図] 初期モードにおいて、上記ピンチローラレバー18及び
ローディングブロック23、23は第2図に示す初期位置に
保持されており、この状態からテープカセット16がR−
DAT1に装着されると、該テープカセット16のカセットケ
ースの前面部に設けられたテープ引出用凹部27内にピン
チローラ19、振出ガイド20及びローディングホスト25、
25が相対的に位置されると共に、テープカセット16が有
する供給側テープリール28(以下、「Sリール」と言
う。)及び巻取側テープリール28′(以下、「Tリー
ル」と言う。)が2つのリール台5、5′と各別に係合
される。そして、この状態からテープローディング指令
が為されると、モード切替スライダ21が右方へ移動され
てローディングアーム26、26が伸長されてローディング
ブロック23、23が後方へ移動されると共にピンチローラ
レバー18が上方から見て時計回り方向へ回動され、そし
て、ローディングブロック23、23はメカシャーシ2に固
着されたキャッチャー29、29に当接(第3図参照)した
ところで移動を停止され、これと略同時にピンチローラ
レバー18の回動も停止される。
しかして、磁気テープ30のうちそれまで上記テープ引
出用凹部27の前面を通されていた部分がローディングポ
スト25、25やピンチローラ19等によって引っ張られるこ
とにより、磁気テープ30がテープカセット16から所定量
引き出され、かつ、その一部がヘッドドラム12の外周面
に所定の巻付角巻き付けられ、ピンチローラ19はキャプ
スタン17から稍離間した待機位置へと移動される。
この状態でストップモードであり、テープの早送りや
巻戻し等のテープ高速走行はこの状態からリール台5又
は5′がテープ巻取方向へ回転されることによって行な
われる。即ち、テープの早送りを行なうときは、Tリー
ル28′が係合されているリール台5′(以下、「T側リ
ール台」と言う。)が上方から見て時計回り方向へ高速
で回転され、それによって、磁気テープ30がSリール28
から引き出されてTリール28′に巻き取られて行く方向
(以下、「フォワード方向」と言う。)へ高速で走行さ
れ、また、テープの巻戻しを行なうときはSリール28が
係合されているリール台5(以下、「S側リール台」と
言う。)が上方から見て反時計回り方向へ高速で回転さ
れ、それによって、磁気テープ30がTリール28′から引
き出されてSリール28に巻き取られて行く方向(以下、
「リバース方向」と言う。)へ高速で走行される。
更に、記録あるいは再生を行なう指令が為されると、
モード切替スライダ21が更に右方へ移動され、それによ
り、ローディングブロック23、23がキャッチャー29、29
に圧着されると共に、ピンチローラレバー18が更に時計
回り方向へ回動されてピンチローラ19が磁気テープ30を
挟んでキャプスタンプ17に圧着され、磁気テープ30は回
転されるキャプスタン17とそれに圧着されて回転するピ
ンチローラ19とにより定速で走行され、回転磁気ヘッド
12c、12cが磁気テープ30の記録面を走査し、それによっ
て、磁気テープ30に対する信号の記録もしくは記録済み
の信号の再生が行なわれる。
尚、このようにして、磁気テープ30が走行されると
き、当該モードにおいて磁気テープ30が引き出されて行
くテープリールが係合されている方のリール台には後述
するバックテンション機構による回転の抑制力が加えら
れ、それにより、テープリールから引き出されて行く磁
気テープ30にバックテンションが与えられる。
(d.リール台駆動機構)[第1図、第4図、第5図乃至
第8図] 31は前後方向に長い揺動レバーであり、その略中間の
部分にギヤ支持ピン32が垂設され、また、前端部に略円
筒状をしたボス33が垂設され、後端部には円柱状をした
押圧部34が垂設されている。
35は平ギヤ状をした揺動ギヤであり、その中心部が上
記ギヤ支持ピン32の略中間の部分に回転自在に支持され
ると共に、コイルスプリング36等を介して揺動レバー31
の下面と摩擦接触されている。
37はサブシャーシ3の下面に固定された図示しない支
持部材に立設されたギヤ支持軸であり、前後方向から見
て2つのリール台5と5′との間の中間の位置に配置さ
れており、このギヤ支持軸37の下部に互いに一体に形成
された駆動ギヤ38と従動プーリ39が回転自在に支持さ
れ、また、サブシャーシ3に取着されたリール台駆動用
のモータ40の回転軸40aに固定された駆動プーリ41と上
記従動プーリ39との間に無端状のベルト42が架け渡され
ている。
前記揺動レバー31はそのボス33にギヤ支持軸37が挿通
されることによって該ギヤ支持軸37に水平方向へ回動自
在に、かつ、上下方向へ変位自在なるように支持される
と共に、ギヤ支持軸37に外嵌された圧縮コイルバネ43に
よって上方への移動力を付勢されており、上下方向にお
ける位置はその上面の前端部に形成された突部31a、31a
がモード切替スライダ21に下方から当接することにより
規定され、プレイモードにおいては揺動ギヤ35がリール
台5、5′の低速ギヤ9、9と対応した高さにあるプレ
イ時位置に保持され(第7図ではこの位置に保持されて
いる状態で示してある。)、テープ高速走行モードにお
いては揺動ギヤ35がリール台5、5′の高速ギヤ6、6
と対応した高さにある高速時位置へと移動される。
そして、揺動ギヤ35は駆動ギヤ38に略前方から噛合さ
れる。
そこで、モード40が回転されると、駆動ギヤ38が回転
されて揺動ギヤ35に回転力が付勢されると共に、揺動レ
バー31にはこれと揺動ギヤ35との間の摩擦作用により駆
動ギヤ38の回転方向と同じ方向への回動力が付勢される
ので、揺動レバー31が回動されて揺動ギヤ35がT側リー
ル台5′のギヤ6もしくは9に、又はS側リール台5の
ギヤ6もしくは9に噛合され、それによって、T側リー
ル台5がテープ巻取方向、即ち、反時計回り方向へ回転
され、又は、S即リール台5′がテープ巻取方向、即
ち、時計回り方向へ回転される。
尚、モータ40は磁気テープ30をフォワード方向へ走行
させるときは駆動ギヤ38を時計回り方向へ回転させる方
向へ回転され、テープ30をリバース方向へ走行させると
きは駆動ギヤ38を反時計回り方向へ回転させる方向へ回
転される。
しかして、揺動レバー31は、フォワードプレイモー
ド、即ち、磁気テープ30をフォワード方向へ走行させな
がら記録や再生を行なうモードあるいは早送りモードに
おいては第1図(A)に示すように揺動ギヤ35をT側リ
ール台5′のギヤ9又は6と噛合させた位置(以下、
「フォワード位置」と言う。)へと移動され、リバース
プレイモード、即ち、磁気テープ30をリバース方向へ走
行させながら再生を行なうモードあるいは巻戻しモード
においては第1図(B)に示すように揺動ギヤ35をS側
リール台5のギヤ9又は6と噛合させた位置(以下、
「リバース位置」と言う。)へと移動される。
尚、揺動レバー31は、磁気テープ30が走行されないモ
ードにおいては、図示しない制御スライダによって第4
図に示す中立位置、即ち、2つのリール台5、5′のい
ずれにも噛合しない位置に保持される。
リール台5、5′の選択的な回転は上記したように行
なわれ、その回転速度はモータ40の回転速度を制御する
ことによって制御される。
(e.ブレーキ機構)[第1図、第2図、第4図、第5
図] 44はS側ブレーキアーム、45はT側ブレーキアームで
あり、これらブレーキアーム44及び45は主として磁気テ
ープ30が走行されるとき以外のときにリール台5、5′
に各別に圧接されることによってリール台5、5′の回
転を不能にしておくためのものである。
ブレーキアーム44及び45はその一端部がサブシャーシ
3の上面に略前後方向へ回動自在に支持されると共にリ
ール台5、5′のギヤ部6、6、9、9と対向した位置
に設けられたブレーキシュー46、46を備え、また、その
バネ掛部44aと45aとの間に張設された引張バネ47と引張
力によってリール台5、5′側への回動力を付勢されて
おり、該回動力に抗する方向へ押圧されていない間はブ
レーキシュー46、46がリール台5、5′のギヤ部6、
6、9、9と圧接されたブレーキ位置に保持され(第4
図参照)、それによって、リール台5、5′の回転を不
能にする。
48はサブシャーシ3にその略中央部が回動自在に支持
されたブレーキ解除レバーであり、その一端部48aが電
磁プランジャ49のピストンロッド49aと連結され、他端
部48bがT側ブレーキアーム45の孔45bに稍余裕を有した
状態で位置されており、電磁プランジャ49が励磁されそ
のピストンロッド49aが引き込まれると、ブレーキ解除
レバー48が上方から見て時計回り方向へ回動されてT側
ブレーキアーム45を反時計回り方向へ回動させ、また、
T側ブレーキアーム45が反時計回り方向へ回動されると
その押圧部45cがS側ブレーキアーム44の被押圧部44bを
前方へ向けて押圧してS側ブレーキアーム44を時計回り
方向へ回動させ、それによって、ブレーキアーム44及び
45のブレーキシュー46、46がリール台5、5′のギヤ部
6、6、9、9から離間したブレーキ解除位置へと移動
される(第1図参照)。
尚、この状態から電磁プランジャ49に対する励磁が解
かれると、ブレーキアーム44、45は引張バネ47の引張力
によってブレーキ位置へと戻される。
(f.バックテンション機構)[第1図、第4図乃至第8
図] 50はバックテンション機構であり、回動自在な2つの
バックテンションアームと、電磁プランジャ、制御レバ
ー及び中間レバー等から成る。
(f−1.バックテンションアーム) 51及び52はバックテンションアームであり、その一方
51がS側リール台5用のバックテンションアーム(以
下、「S側バックテンションアーム」と言う。)、他方
52がT側リール台5′用のバックテンションアーム(以
下、「T側バックテンションアーム」と言う。)であ
る。
バックテンションアーム51及び52は、いずれも左右方
向に長い板状をしており、S側バックテンションアーム
51の左端部とT側バックテンションアーム52の右端部に
はそこを上下方向へ貫通した被支持孔51a、52aが形成さ
れ、また、S側バックテンションアーム51の略右半分は
その上面がその余の部分の上面より低い位置にあるよう
に薄く形成され、T側バックテンションアーム52の略左
半分はその下面がその余の部分の下面より高い位置にあ
るように薄く形成されている。
53、53はバックテンションアーム51、52の中央部より
稍被支持孔51a、52a側に寄った部分の前側面に取着され
たパッドであり、例えば、フェルト等によって形成され
ている。
そして、S側バックテンションアーム51の右半部の後
側面の左右両端部を除く部分には左右方向に長い略台形
状をした切欠51bが形成され、該後側面のうち切欠51bか
ら右側の平坦な部分51cは後述する制御レバーによって
押圧される被押圧部になっている。
また、T側バックテンションアーム52の左半部の後側
面の左右両端部を除く部分にも左右方向に長い略台形状
をした切欠52bが形成され、該後側面のうち切欠52bから
左側の平坦な部分52cは後述する制御レバーによって押
圧される被押圧部になっている。
54、54はサブシャーシ3の上面に立設されたアーム支
持軸であり、S側リール台5に左斜め後方から近接した
位置とT側リール台5′に右斜め5後方から近接した位
置に配置されており、これらアーム支持軸54、54がバッ
クテンションアーム51、52の被支持孔51a、52aに各別に
挿通される。
しかして、2つのバックテンションアーム51と52はリ
ール台5、5′のブレーキドラム7、7と略同じ高さに
あって、その一端部が略前後方向へ回動自在に支持され
ると共に、いずれも略左右方向へ延びる向きでリール台
5、5′の後側に配置され、T側バックテンションアー
ム52の左半部がS側バックテンションアーム51の右半部
に上方から稍離間して重なるように位置され、そのパッ
ド53、53はリール台5、5′の前記ブレーキドラム7、
7に後方から各別に対向される。
尚、S側バックテンションアーム51の右半部とT側バ
ックテンションアーム52の左半部とが互いに上下に稍離
間した状態で重なるように位置されることで、S側バッ
クテンションアーム51の被押圧部51cはT側バックテン
ションアーム52の切欠52bと対応したところに位置さ
れ、また、これと同様、T側バックテンションアーム52
の被押圧部52cはS側バックテンションアーム51の切欠5
1bと対応したところに位置される。
(f−2.電磁プランジャ、中間レバー) 55は励磁吸引式のストローク型電磁プランジャであ
り、サブシャーシ3の上面の左端部のうちS側バックテ
ンションアーム51の左後方へ稍離間した位置に、そのピ
ストンロッド56の先端部57の外枠58から右方へ突出する
向きで配置されている。
そして、この電磁プランジャ55は、磁気テープ30が走
行されるモードが選択されたとき励磁される。
59は上方から見て略L字状をした中間レバーであり、
その屈曲部から前方へ向って延びる腕の前端部に左右方
向から見て略U字状をした係合部59aが、また、屈曲部
から右方へ向って延びる腕の右端部上面に円形をした突
部59bがそれぞれ形成され、該突部59bの上面に螺穴59c
が形成されている。
60はレバー支持軸であり、サブシャーシ3の上面のう
ちピストンロッド56の先端部57の略真後ろの位置に立設
されている。
そして、中間レバー59はその屈曲部に形成されたボス
59dに上記レバー支持軸60が挿通されることによって該
レバー支持軸60に水平方向へ回動自在に支持されると共
に、その係合部59aがピストンロッド56の先端部57に形
成された小径部57aと稍遊びを有した状態で係合されて
おり、従って、中間レバー59はピストンロッド56が吸引
されたときは、上方から見て時計回り方向へ回動される
ことになる。
(f−3.制御レバー) 61は制御レバーである。
該制御レバー61は比較的幅が広くて前後方向に長い板
状をしており、その後端部に円形をした被支持孔61aが
形成され、また、その前端縁に略U字状をした切欠61b
が形成され、該切欠61bの縁に沿って突条61cが上方へ突
設されている。
62は制御レバー61の下面の前端寄りの位置の左端部に
突設された押圧片であり、左右方向から見て略矩形をし
た板状をしており、その前端面62aは上方から見て略V
字状を為すように形成されている。
そして、このような制御レバー61は、その被支持孔61
aに中間レバー59の突部59bが挿通され、かつ、該突部59
bに形成された螺穴59cに抜止用のネジ63が螺合されるこ
とで、中間レバー59の右端部と回動自在に連結され、ま
た、その切欠61b及び/又は突条61cに前記揺動レバー31
の後端部に設けられた押圧部34が揺動自在に係合され
る。
尚、制御レバー61の押圧片62はバックテンションアー
ム51及び52の互いに重なり合うように位置した部分の後
側に位置される。
しかして、揺動レバー31が回動されるとその押圧部34
が制御レバー61の切欠61b及び/又は突条61cの内側面を
略左右方向へ押圧するので、それにより、制御レバー61
は中間レバー59との連結箇所を回動支点として略左右方
向へ回動される。即ち、揺動レバー31がフォワード位置
へと移動したときは、第1図(A)に示すように、制御
レバー61は反時計回り方向へと回動されその押圧片62が
S側バックテンションアーム51の被押圧部51cと対向し
た位置(以下、「フォワードモード位置」と言う。)へ
と移動され、揺動レバー31がリバース位置へと移動した
ときは、第1図(B)に示すように、制御レバー61が時
計回り方向へと回動されてその押圧片62がT側バックテ
ンションアーム52の被押圧部52cと対向した位置(以
下、「リバースモード位置」と言う。)へと移動され、
また、揺動レバー31が中立位置に来ているときは、第4
図に示すように、制御レバー61はその押圧片62がバック
テンションアーム51、52の被押圧部51c、52cのいずれと
も対向しない中立位置に保持される。
そして、前記したように、中間レバー59は電磁プラン
ジャ55が励磁されたときは時計回り方向へ回動されるの
で、制御レバー61との連結箇所が前方へ変位され、従っ
て、制御レバー61は略前方へ向けて付勢されることにな
る。
(f−4.電磁プランジャの位置調整) 電磁プランジャ55の軸方向における位置は、電磁プラ
ンジャ55が励磁されてピストンロッド56が磁気吸引され
たとき該ピストンロッド56が吸着位置に達しない寸法に
バックテンションアーム51又は52のパッド53又は53がブ
レーキドラム27又は27に当接されるように設定される必
要があるが、そのため、電磁プランジャ55の軸方向にお
ける位置を微調整することができるようになっている。
即ち、64はサブシャーシ3に切起状に形成された支持
壁であり、該支持壁64の左右両端部に左右方向へ延びる
切溝64a、64aが形成され、電磁プランジャ55の外枠58の
後側部に固定された被ガイドピン65、65が上記切溝64
a、64aに摺動自在に係合されることで電磁プランジャ55
はその軸方向へ位置調整可能なるように支持されてい
る。
66はトーションバネであり、その一の腕が外枠58に右
側面から弾接されていて、その弾発力により外枠58が左
方へ向けての移動力を付勢されている。67はサブシャー
シ3の立壁状に形成された左端部3aの図示しない螺孔に
螺合された調整ネジであり、その先端が外枠58の左側面
に左方から当接されている。
従って、上記調整ネジ67を回わすことによって外枠58
が左右方向へ微細に移動され、それにより、電磁プラン
ジャ55の軸方向における位置の調整が為される。
(f−5.作用) 磁気テープ30が走行されるモード以外の状態では揺動
レバー31が中立位置に保持されるため、制御レバー61が
中立位置に保持され、また、電磁プランジャ55が励磁さ
れることは無いので、バックテンションアーム51及び52
は制御レバー61による位置規制から解放されており、従
って、少なくともリール台5、5′のブレーキドラム
7、7に圧接されることは無い。即ち、この状態ではバ
ックテンションアーム51、52がリール台5、5′の回転
を抑制することは無い。
磁気テープ30が走行されるモードが選択されると、揺
動レバー31がフォワード位置又はリバース位置へと移動
されると共に電磁プランジャ55が励磁されるので、バッ
クテンションアーム51又は52がリール台のブレーキドラ
ムに圧接されてそのリール台の回転の抑制力を加える。
即ち、磁気テープ30がフォワード方向へ走行されるモ
ードが選択されたときは揺動レバー31がフォワード位置
へと移動され、制御レバー61がフォワードモード位置へ
と移動されてその押圧片62がS側バックテンションアー
ム51の被押圧部51cと対向されると共に、電磁プランジ
ャ55が励磁されることによって中間レバー59が時計回り
方向へ回動されて制御レバー61が前方へ付勢されるの
で、押圧片62が上記被押圧部51cを前方へ押圧してS側
バックテンションアーム51を時計回り方向へ付勢し、そ
れによって、S側バックテンションアーム51のパッド53
がS側リール台5のブレーキドラム7に圧接される(第
1図(A)参照)。これにより、S側リール台5の回転
が抑制されるので、S側リール28から引き出されて行く
磁気テープ30にバックテンションが与えられる。
また、磁気テープ30がリバース方向へ走行されるモー
ドが選択されたときは揺動レバー31がリバース位置へと
移動され、それにより制御レバー61がリバースモード位
置へと移動されてその押圧片62がT側バックテンション
アーム52の被押圧部52cと対向されると共に、電磁プラ
ンジャ55が励磁されることによって中間レバー59が時計
回り方向へ回動されて制御レバー61が前方へ付勢される
ので、押圧片62が上記被押圧部52cを前方へ押圧してT
側バックテンションアーム52を反時計回り方向へ付勢
し、それによって、T側バックテンションアーム52のパ
ッド53がT側リール台5′のブレーキドラム7に圧接さ
れる(第1図(B)参照)。これにより、T側リール台
5′の回転が抑制されるので、Tリール28′から引き出
されて行く磁気テープ30にバックテンションが与えられ
る。
尚、ピストンロッド56に対する吸引力、換言すれば、
制御レバー61に付勢される前方への移動力はストローク
型の電磁プランジャ55に印加される電圧の強さによって
調節されるので、上記電圧の値を加減することによりバ
ックテンションアーム51、52のブレーキドラム7、7に
対する圧接力、換言すればリール台5、5′に対する回
転の抑制力を加減することができるので、それによっ
て、バックテンションの強さが加減される。
また、T側バックテンションアーム52の被押圧部52c
の回動半径はS側バックテンションアーム51の被押圧部
51cの回動半径より長くされており、従って、電磁プラ
ンジャ55に印加される電圧の値が同じである場合であっ
ても、T側リール台5′に対する回転の抑制力はS側リ
ール台5に対する回転の抑制力より稍強くされる。
(G.発明の効果) 以上に記載したところから明らかなように、本発明テ
ーププレーヤにおけるバックテンション機構は、2つの
リール台に各別に圧接されることによりリール台の回転
を抑制する回動自在な2つのバックテンションアーム
と、励磁吸引式のストローク型電磁プランジャと、テー
プが一のテープリールから引き出されて他のテープリー
ルに巻き取られて行く方向へ走行されるときのフォワー
ド位置と、テープが上記方向と反対の方向へ走行される
ときのリバース位置と、フォワード位置とリバース位置
の間の中立位置との間を移動されるモード切替部材と、
モード切替部材の移動に従ってストローク型電磁プラン
ジャに連結される連結箇所を回動支点として回動され、
モード切替部材がフォワード位置へと移動されたときは
一のバックテンションアームの被押圧部と対向する位置
へと移動され、モード切替部材がリバース位置へと移動
されたときは他のバックテンションアームの被押圧部と
対向する位置へと移動される制御レバーとを備え、モー
ド切替部材が中立位置に来ているときは、制御レバーが
各々のバックテンションアームの被押圧部から待避され
ることにより各々のバックテンションアームの位置規制
が解除され、モード切替部材がフォワード位置又はリバ
ース位置へと移動したときは、所定電圧が印加されるこ
とによりストローク型電磁プランジャが励磁され、スト
ローク型電磁プランジャに連結される連結箇所を介して
制御レバーが被押圧部側に移動されると共に、制御レバ
ーに押圧されるバックテンションアームがストローク型
電磁プランジャに印加される所定電圧に応じて圧接力に
よりリール台を圧接するようにしたことを特徴とする。
従って、本発明テーププレーヤにおけるバックテンシ
ョン機構にあっては、テープが走行されるときストロー
ク型の電磁プランジャに通電することによって当該テー
プ走行モードに応じたいずれか一方のリール台の回転を
抑制することができ、その抑制の強さはストローク型の
電磁プランジャに印加する電圧の値により規定されるの
で、1つのバックテンション機構だけで、選択されたテ
ープ走行モードに応じたバックテンションを与えること
ができ、しかも、必要な部材は2つのバックテンション
アームとストローク型の電磁プランジャと制御レバーと
モード切替部材のみで足りるので、構造が簡単で、か
つ、いずれも低廉な部材のみであるから、ブラシレスモ
ータを2個使用する場合と比較してコストも安く済むこ
とになる。
尚、前記実施例においては、テープの走行方向に応じ
て2つのリール台のいずれか一方と噛合さる揺動ギヤを
支持した揺動レバーをモード切替部材として利用するよ
うにしたが、このようにすることによってバックテンシ
ョン機構用の特別なモード切替部材を設けなくても済む
ので、その分、バックテンション機構の構造をより簡単
なものとすることができる。
もっとも、本発明におけるモード切替部材がこのよう
なものに限られることは無く、テープ走行方向に応じて
位置が切り替えられる部材であればどのようなものであ
っても良い。
また、前記実施例では、制御レバーとピストンロッと
の連結に中間レバーを用いるようにしたが、ピストンロ
ッドの移動方向と制御レバーの位置との間の関係によっ
ては制御レバーとピストンロッドとを直接連結すること
も考えられる。
そして、前記実施例では、本発明をR−DATにおける
バックテンション機構に適用したものを示したが、本発
明はこのような例に限られること無く各種のテーププレ
ーヤにおけるバックテンション機構として適用すること
ができ、また、図面に示したバックテンションアームや
制御レバーの形状等は本発明を実施するに際しての具体
化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明
の技術的範囲が限定的に解釈されるもので無いことは勿
論である。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明テーププレーヤにおけるバックテンション
機構をR−DATにおけるバックテンション機構に適用し
た実施の一例を示すものであり、第1図(A)はテープ
がフォワード方向へ走行するモードにおける要部を示す
一部切欠拡大平面図、第1図(B)はテープがリバース
方向へ走行するモードにおける要部を示す一部切欠拡大
平面図、第2図は初期モードにおけるR−DAT全体を示
す概略斜視図、第3図はプレイモードにおける全体を示
す概略平面図、第4図はメカシャーシより下方にある部
分を一部切り欠いて示す平面図、第5図はメカシャーシ
より下方にある部分の一部を示す分解斜視図、第6図は
バックテンション機構の分解斜視図、第7図は第4図の
VII−VII線に沿う拡大断面図、第8図はバックテンショ
ン機構の一部切り欠いて示す拡大正面図である。 符号の説明 5……リール台、5′……リール台、 28……一のテープリール、 28′……他のテープリール、 30……テープ、 31……モード切替部材、 50……バックテンション機構、 51……(一の)バックテンションアーム、 51c……(一のバックテンションアームの)被押圧部、 52……(他の)バックテンションアーム、 52c……(他のバックテンションアームの)被押圧部、 55……ストローク型の電磁プランジャ、 59b、61a……連結箇所、 61……制御レバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−175158(JP,A) 特開 昭58−175159(JP,A) 実開 昭62−83237(JP,U) 実開 昭57−71256(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 15/43

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2つのリール台に各別に圧接されることに
    よりリール台の回転を抑制する回動自在な2つのバック
    テンションアームと、 励磁吸引式のストローク型電磁プランジャと、 テープが一のテープリールから引き出されて他のテープ
    リールに巻き取られて行く方向へ走行されるときのフォ
    ワード位置と、テープが上記方向と反対の方向へ走行さ
    れるときのリバース位置と、フォワード位置とリバース
    位置の間の中立位置との間を移動されるモード切替部材
    と、 上記モード切替部材の移動に従って上記ストローク型電
    磁プランジャに連結される連結箇所を回動支点として回
    動され、上記モード切替部材が上記フォワード位置へと
    移動されたときは一のバックテンションアームの被押圧
    部と対向する位置へと移動され、上記モード切替部材が
    上記リバース位置へと移動されたときは他のバックテン
    ションアームの被押圧部と対向する位置へと移動される
    制御レバーとを備え、 上記モード切替部材が中立位置に来ているときは、上記
    制御レバーが上記各々のバックテンションアームの上記
    被押圧部から待避されることにより上記各々のバックテ
    ンションアームの位置規制が解除され、 上記モード切替部材が上記フォワード位置又は上記リバ
    ース位置へと移動したときは、所定電圧が印加されるこ
    とにより上記ストローク型電磁プランジャが励磁され、
    上記ストローク型電磁プランジャに連結される連結箇所
    を介して上記制御レバーが上記被押圧部側に移動される
    と共に、上記制御レバーに押圧される上記バックテンシ
    ョンアームが上記ストローク型電磁プランジャに印加さ
    れる上記所定電圧に応じた圧接力により上記リール台を
    圧接する ことを特徴とするテーププレーヤにおけるバックテンシ
    ョン機構。
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