JPH0685185B2 - 階調デ−タ処理装置 - Google Patents

階調デ−タ処理装置

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JPH0685185B2
JPH0685185B2 JP60270212A JP27021285A JPH0685185B2 JP H0685185 B2 JPH0685185 B2 JP H0685185B2 JP 60270212 A JP60270212 A JP 60270212A JP 27021285 A JP27021285 A JP 27021285A JP H0685185 B2 JPH0685185 B2 JP H0685185B2
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登 村山
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は、文字,記号等の、画像成分ありなしで示され
る2値画像の解像度を高くする装置に関し、特に、2値
画像と写真,絵画等の中間調画像との混淆画像、いわゆ
るフリーフォーマット画像における、2値画像の解像度
を高くする装置に関する。
従来の技術 例えば、原稿を、300×300dot/inch2(ドット・パー・
スクウェアインチ)の密度で読み取り(この読み取り単
位を画素という),読み取り画素の濃度レベルを16段階
(階調)に分類して(例えば、濃度レベルを、白レベル
から黒レベルの間を16等分したレベルに分類する)16階
調の階調データを生成し,該階調データにディザ法、濃
度パターン法、サブマトリクス法等の中間調画像処理を
施して2値データに変換し、該2値データに応じた記録
/非記録パターンで原稿のコピーを作成するデジタル複
写装置がある。この種の複写装置では、写真,絵画等の
中間調画像における、白レベルから黒レベルの間で連続
的に変化する画像の濃度の再現性を重視しているので、
文字,記号等の2値画像のコピーでは、その輪郭がぼや
けてしまい、解像度が劣化してしまう。これに対して、
読み取り画素対応の階調データを所定閾値と比較し、そ
の大小関係から2値データを生成し、該2値データに応
じた記録/非記録パターンで原稿のコピーを作成するデ
ジタル複写装置では、コピーにおける2値画像の解像度
は高くなるが、中間調画像の濃度表現ができなくなり非
常に見にくい画像となる。
このような不都合に答えるものとして、写真,絵画等の
中間調画像のコピーを作成する場合と、文字,記号等の
2値画像のコピーを作成する場合とで、階調データの2
値化処理を切り換えるようにしたデジタル複写装置があ
る。これは、オペレータが、中間調画像原稿のコピーを
作成するときは前者による2値化処理(中間調画像処理
による2値化処理)を指示し、2値画像原稿のコピーを
作成するときは後者による2値化処理(所定閾値との比
較による2値化処理)を指示するようにしたものであ
る。
しかしながら、一般の原稿で、中間調画像原稿,あるい
は2値画像原稿と、明確に区別できるものは少なく、多
くは中間調画像と2値画像とが混淆した、いわゆるフリ
ーフォーマット画像原稿である。したがって、このフリ
ーフォーマット画像原稿のコピーを作成する場合には、
オペレータは、コピーにおける中間調画像の再現性を重
視するか、2値画像の解像度を重視するか、により前記
2値化処理の選択を行なう。この場合、いうまでもなく
フリーフォーマット画像原稿のコピーにおける、2値画
像の解像度の劣化,あるいは中間調画像の再現性の低下
を余儀なくされる。
発明の目的 本発明は、中間調画像の再現性を低下することなく、2
値画像の解像度を可及的に高くする、階調データ処理装
置を提供することを目的とする。
発明の構成 上記目的を達成するため、本発明においては、x,y2次元
分布の画像の小領域に対応付けられる階調データのそれ
ぞれを摘出し、摘出した階調データが対応する注目小領
域に隣接する隣接小領域に対応付けられる階調データを
抽出する摘出データ摘出手段;注目小領域対応の階調デ
ータの内容と、該注目小領域に隣接する小領域対応の階
調データの内容の偏差が設定範囲内にあるか否かを検出
する範囲検出手段;および、該偏差が設定範囲を上側に
外れているときには最大値を示すデータを、該偏差が設
定範囲を下側に外れているときには最小値を示すデータ
を出力階調データとして出力する手段手段;を備える構
成とする。
これによれば、注目小領域対応の階調データの内容と、
該注目小領域に隣接する小領域対応の階調データの内容
の偏差が、所定範囲の上側に外れているときには最大値
を示すデータを、設定範囲を下側に外れているときには
最小値を示すデータを出力階調データとするので、この
階調データが、例えば、前記中間調画像処理により2値
化されても、最大値が記録、最小値が非記録を表わすデ
ータとなるので、2値画像の解像度が高くなる。
本発明の好ましい実施例では、前記偏差を、注目小領域
対応の階調データの内容の2倍より、該注目小領域にy
方向で隣接する小領域対応の階調データの内容と、該注
目小領域にx方向で隣接する小領域対応の階調データの
内容とを減算した値とし,出力手段は、該偏差が設定範
囲内にあるとき注目小領域対応の階調データを,該偏差
が設定範囲を上側に外れているときには最大値を示すデ
ータを、該偏差が設定範囲を下側に外れているときには
最小値を示すデータを出力階調データとして出力する。
つまり、注目小領域対応の階調データの内容をD,該注目
小領域にy方向で隣接する小領域対応の階調データの内
容をDu,該注目小領域にx方向で隣接する小領域対応の
階調データの内容をDLとして式で示すと、 δ=2×D−(DL+Du) ・・・・(1) なるδを偏差として、出力手段は、この偏差δが第1閾
値T1以下第2閾値T2以上の範囲にあるとき(T1≧δ≧
T2)Dを、偏差δが第1閾値T1を超えるとき(δ>T1
最大値MAX(例えば、16階調においては階調15)を、偏
差δが第2閾値T2を下まわるとき(δ<T2)最小値MIN
(例えば、16階調においては階調0)を、出力階調デー
タとして出力するものとする。これについての説明を加
える。画像を微小な領域(例えば前述の画素)レベルで
観察すると、中間調画像の濃度変化は連続的であるため
に、個々の小領域間の濃度差はきわめて小さく、これに
対して2値画像の濃度変化は不連続的であるために、小
領域間の濃度差がきわめて大きくなる部分、すなわちエ
ッジ部分が存在する。つまり、このエッジ部分の濃度差
を強調することにより2値画像の濃度変化の不連続性が
明確になり、解像度が高くなる。第5a図,第5b図,第5c
図および第5d図を参照されたい。これらの図において、
実線は画像成分あり小領域(黒)を、破線は画像成分な
し小領域(白)を示しているが、画像成分あり小領域対
応の階調データの内容を等しくb(0≪b),画像成分
なし小領域対応の階調データの内容を等しく0とする。
まず、第5a図を参照すると、階調データD(注目小領域
に対応)と階調データDu(注目画素にy方向で隣接する
小領域対応)との差(濃度差)はbであり、階調データ
Dと階調データDL(注目小領域にx方向で隣接する小領
域対応)との差はbである。つまり、上記偏差δの値は
2bとなる。第5b図を参照すると、階調データDと階調デ
ータDuとの差は0であるが、階調データDと階調データ
DLとの差はbである。つまり、上記偏差δの値は−bと
なる。第5c図を参照すると、階調データDと階調データ
Duとの差は0であるが、階調データDと階調データDL
の差はbである。つまり、上記偏差δの値はbとなる。
第5d図を参照すると、階調データDと階調データDuとの
差は0であるが、階調データDと階調データDLとの差は
bである。つまり、上記偏差δの値はbとなる。
したがって、この場合、上記偏差δがb以上であれば最
大値MAXを,上記偏差δが−b以下であれば最小値MIN
を,階調データとすることにより2値画像のエッジ部が
強調され、解像度が高くなる。
本発明の他の目的および特徴は、以下の図面を参照する
実施例説明により明らかになろう。
第1図に、本発明の一実施例の階調データ処理装置1の
電気構成を示す。第1図を参照すると階調データ処理装
置1は、1ラインバッファ5および画像処理プロセッサ
VPP等により構成されている。1ラインバッファ5は、
1ラインの小領域数(例えば読み取り画素数:ただし、
階調データの圧縮等が行なわれる場合を考慮すると、一
概に“小領域=画素”ということはできない)+1の長
さを有するシフトレジスタを、4個パラレルに配置した
ものと考えられたい。画像処理プロセッサVPPは、ラッ
チ61,62,63,バイナリフルアダー(以下ADD)7,8,デジタ
ルコンパレータ(以下CMP)9,10,コントロールバッファ
121,122,123,アンドゲートAND,オアゲートおよびインバ
ータ等よりなるLSIである。
タイミング信号は、制御ラインの図示を省略している
が、1ラインバッファ5のシフトタイミング,画像処理
プロセッサVPPの入出力タイミングを制御するものであ
る。
以下、動作を説明するが、便宜上、画像の左端の小領域
から右端の小領域に向って、上ラインから下のラインに
向って、ラスタスキャンの要領で読み取る如く、逐次、
小領域対応の16階調の階調データが入力されるものとす
る(4ビットパラレル入力)。
1ラインバッファ5は、階調データの入力ごとに右に各
1ビットシフト(パラレル配置のそれぞれが1ビットシ
フトの意味:以下同じ)してそれを読み込む。1ライン
の小領域数をmとすれば、1ラインバッファ5はm+1
の長さを有するので、パラレル配置の各第(m+1)ビ
ット(左端)に注目小領域対応の階調データDが格納さ
れると、各第mビットに該注目小領域の左隣小領域対応
の階調データDLが格納され、各第1ビットに該注目小領
域の真上小領域対応の階調データDuが格納される。
注目小領域の左隣小領域対応の階調データDLおよび、注
目小領域の真上小領域対応の階調データDuは、ラッチ61
およびラッチ62を介してADD7に与えられる。
ADD7では、階調データDLとDuとを加算する。すなわち、
ADD7で前述の第(1)式における、(DL+Du)なる演算
がなされる。階調データDLおよびDuは、ともに4ビット
データであるので、ADD7の出力は5ビットとなる。ADD7
の出力端子は、インバータを介して(全ビット反転)AD
D8に接続されている。
一方、注目小領域対応の階調データDは、ラッチ63を介
してコントロールバッファ121に与えられ,また、1ビ
ット上位桁にシフトした値、すなわち、前述の第(1)
式における、2×Dなる演算値として、さらにその第5
ビットが反転されてADD8に入力される。つまり、ADD8に
は、(2×D+1)なる演算値が入力される。
ADD8では、この(2×D+1)なる演算値と、ADD7出力
の(DL+Du)なる演算値の反転とを加算する。すなわ
ち、ADD7の演算は、2×Dなる演算値と、(DL+Du)な
る演算値の2の補数との加算に等しく、これにおいて、
前述の第(1)式: 2×D−(DL+Du) なる演算が行なわれ、偏差δが出力される。
ADD7出力、すなわち偏差δは、符号ビットを含めて6ビ
ットのデータとなり、CMP9および10に与えられる。
CMP9には、さらに第1閾値T1〔この第1閾値T1は、ディ
ップスイッチ等により適宜設定できるようになっている
が、本実施例では、この値を2(000010)としている〕
が入力する。これにおいては、偏差δと第1閾値T1とを
比較して、偏差δが閾値T1を超えると“1"を,偏差δが
閾値T1以下であれば“0"を,それぞれ出力する。この出
力は、インバータを介してアンドゲートANDの1入力端
子およびコントロールバッファ122のコントロール入力
に与えられる。コントロールバッファ122の入力には16
階調の階調データの最大値MAX、すなわち15(1111)が
与えられている。なお、この最大値MAXは、ディップス
イッチ等により適宜設定できるようになっている。
CMP10には、さらに第2閾値T2〔この第2閾値T2は、デ
ィップスイッチ等により適宜設定できるようになってい
るが、本実施例では、この値を−2(100010)としてい
る〕が入力する。これにおいては、偏差δと第2閾値T2
とを比較して、値δが閾値T2を下まわると“1"を、偏差
δが閾値T2以上であれば“0"を,それぞれ出力する。こ
の出力は、インバータを介してアンドゲートANDのもう
1つの入力端子およびコントロールバッファ123のコン
トロール入力に与えられる。コントロールバッファ123
の入力には16階調の階調データの最小値MIN、すなわち
0(0000)が与えられている。なお、この最小値MIN
は、ディップスイッチ等により適宜設定できるようにな
っている。
アンドゲートANDの出力端子はコントロールバッファ121
のコントロール入力に接続されている。
コントロールバッファ121,122および123は、コントロー
ル入力が“0"のときイネーブルに、コントロール入力が
“1"のときディスエーブルになる。したがって、CMP9お
よびCMP10の出力が“0"のとき、すなわち、偏差δが閾
値T2以上で閾値T1以下(T1≧δ≧T2)であるとき、コン
トロールバッファ121がイネーブル,かつコントロール
バッファ122および123がディスエーブルとなるので、コ
ントロールバッファ121およびオアゲートを介して、注
目小領域対応の階調データDが出力される。CMP9の出力
が“1"でCMP10の出力が“0"のとき、すなわち、偏差δ
が閾値T1を超える(δ>T1)とき、コントロールバッフ
ァ122がイネーブル,かつコントロールバッファ121およ
び123がディスエーブルとなるので、コントロールバッ
ファ122およびオアゲートを介して、最大値MAXの階調デ
ータが出力される。また、CMP9の出力が“0"でCMP10の
出力が“1"のとき、すなわち、偏差δが閾値T2を下まわ
る(δ<T2)のとき、コントロールバッファ123がイネ
ーブル,かつコントロールバッファ121および122がディ
スエーブルとなるので、コントロールバッファ123およ
びオアゲートを介して、最小値MINの階調データが出力
される。
以上説明した実施例では、4ビット16階調データの階調
データ処理を行なっているが、ビット数を増すだけで、
例えば6ビット64階調データの階調データ処理、あるい
は8ビット256階調データの階調データ処理等を同様に
実行することができる。
第2図は、第1図に示した階調データ処理装置1を含む
画像処理装置の一例である。第2図を参照すると、この
画像処理装置は、マイクロプロセッサ(CPU)2,バスコ
ントローラ3,ROM13,RAM14,DMA15,フロッピーディスクコ
ントローラ(FDC)16,CRTコントローラ(CRTC)18,CRT
ドライバ20,CRT21,操作&表示ボード23,階調データ処理
装置1,16階調用のフレームメモリ24,64階調用のフレー
ムメモリ25,プリンタ27,スキャナ29,および通信モデム
等により構成されている。CPU2は、操作&表示ボード23
を介してのオペレータとの対話によりこれら構成各部を
制御し、例えば、スキャナ29→階調データ処理装置1→
プリンタ27(フレームメモリ24,25,モデル31,CRT21),
モデム31→階調データ処理装置1→プリンタ27(フレー
ムメモリ24,25,モデム31,CRT21),等々のデータの流れ
を適宜設定して画像処理を行なう。
第3a図は、第2図の画像処理装置の実装例の概略を示す
ブロック図である。第3a図の装置は、スキャナユニット
100,レーザプリンタユニット200,および画像編集ユニッ
ト300等により構成されており、この他に通信モデム,CR
T等が接続される。これにおいて、光学信号を1点鎖線
で、電気信号を実線で、記録紙の流れを破線で示してい
る。
簡単に説明すると、スキャナユニット100では、照明ラ
ンプによる原稿反射光をミラーを介してCCD101に導き、
原稿DOCを読み取る(スキャナ29)。CCD101において読
み取った各画素(=小領域)の濃度を示す電気信号は、
階調処理部102に与えられ、まず、16階調の階調データ
が生成される。階調処理部には階調データ処理装置1が
含まれており、ここで上記2値画像のエッジを強調する
処理が施され、さらに中間調画像処理が施されて2値デ
ータに変換されて画像編集ユニット300に与えられる。
画像編集ユニット300では、スキャナユニット100より与
えられた2値データを取捨選択し、および固定パターン
を付加して画像編集処理を行ない、レーザプリンタユニ
ット200に転送する。この画像編集処理は、例えば、第
4図に示すように、原稿DOCの領域Aの画像をコピーCOP
の領域Dに、原稿DOCの領域Bの画像をコピーCOPの領域
Cに、固定パターンをコピーCOPの領域Eに、プリント
する如く2値データを編集する処理である。
レーザプリンタブロック200では、画像編集ブロック300
より与えられた編集処理後の2値データでレーザ光学系
201を付勢し(レーザビームをオン/オフ変調し),感
光体ドラム202上に静電潜像を形成し、、これを現像器2
03を通る間に現像し、該像を給紙トレー204より給紙さ
れた記録紙に転写し、該記録紙を定着器205において定
着して排紙トレー206に排紙する。
第3b図は以上の信号の流れを示すブロック図である。
次に、本発明の別な実施例を説明する。第7図を参照さ
れたい。第7図に示した装置は、システムコントローラ
51を中心とし、イメージスキャナ58および通信装置59等
の入力系,CPU50および大容量のフレームメモリ56&57等
で構成される画像処理系,およびレーザプリンタ61およ
び通信装置等62の出力系,により構成されている。シス
テムコントローラは、操作&表示ボード60からの指示
で、これら構成各部を制御する。すなわち、この装置で
は、オペレータの指示に応じて、イメージスキャナ58に
より読み取った原稿の階調データ(16階調,64階調),
あるいは通信装置59を介して受信した階調データ(16階
調,64階調)をフレームメモリ56,57にストアし、この
後、階調データ処理および画像編集処理等を行なってレ
ーザプリンタ61によるプリントアウト,あるいは通信装
置62を介しての送信等の処理を行なう。
第7図に示した装置の処理動作において、CPU50によ
る、前述第1図に示した階調データ処理装置の同一の処
理、について、第8a図および第8b図に示すフローチャー
トを参照して説明する。なお、以下の説明ではステップ
番号を“S−−”で示すものとし(フローチャートでは
Sを省略している),画像の横方向(例えば、第4図の
DOCの横方向に相当する)の小領域数をm,縦方向(例え
ば、第4図のDOCの縦方向に相当する)のライン数をn
とする。また、メモリ56および57のアドレスは(p,q)
で示されるものとし(第pライン第qの小領域に対応す
る:pの値は画像において上から下に大きくなり,qの値は
画像において左から右に大きくなる)、フレームメモリ
57のアドレス(p,q)の16階調の階調データはD16(p,
q),フレームメモリ56のアドレス(p,q)の64階調の階
調データはD64(p,q)で示されるものとする(ただし、
フローチャートでは16階調のデータ処理のみ示してい
る)。
第8a図を参照すると、S101では、メモリおよび、レジス
タA,B,C等を初期化する。
S102でレジスタpおよびqの値を0にセットした後、S1
03でレジスタqの値を1インクリメントし、S104でフレ
ームメモリ57の、データD16(p,q)を0にセットする
〔あるいはフレームメモリ56の、データはD64(p,q)を
0にセットする〕。S103およびS104をレジスタqの値が
mになるまで繰り返す。つまり、レジスタpの値は0の
ままであるので、S104から引出して図示した如く〔これ
において、11,21,・・・・・,は、D16(1,1),D16(2,
1),・・・・,の意味;あるいは、D64(1,1),D
64(2,1),・・・・,の意味:以下同じ〕、第0ライ
ン第1小領域〜第m小領域対応のダミーデータ(0000)
〔64階調では、(000000)〕をセットする。
レジスタqの値がmになり、S105からS103−S104−S105
−S103−・・・,なるループを抜けると、S106でレジス
タqの値を0にセットした後、S107でレジスタpの値を
1インクリメントし、S108でフレームメモリ57の、デー
タD16(p,q)を0にセットする〔あるいはフレームメモ
リ56の、データD64(p,q)を0にセットする〕。S107お
よびS108をレジスタpの値がnになるまで繰り返す。つ
まり、レジスタqの値は0のままであるので、S108から
引出して図示した如く、第1ライン〜第nラインの第0
小領域対応のダミーデータ(0000)〔64階調では、(00
0000)〕をセットする。
レジスタpの値がnになり、S109からS107−S108−S109
−S107−・・・,なるループを抜けると、S110でレジス
タpの値を0にセットする(つまり、この時点でp=0,
q=0)。
以上が前処理であり、フレームメモリ57(あるいは、フ
レームメモリ56)の状態は、第6図に示したようにな
る。
S111ではレジスタpを1インクリメントし、S112ではレ
ジスタqを1インクリメントする。
S113では、フレームメモリ57(56)から読み出した第p
ライン第q小領域(つまり、注目小領域)対応の階調デ
ータD16(p,q)〔あるいは、階調データD64(p,q)〕を
2倍した値をレジスタAにロードする。
S114では、フレームメモリ57(56)から読み出した第
(p−1)ライン第q小領域(つまり、注目小領域の真
上小領域)対応の階調データD16(p−1,q)〔あるい
は、階調データD64(p−1,q)〕と第pライン第(q−
1)小領域(つまり、注目小領域の左隣小領域)対応の
階調データD16(p,q−1)〔あるいは,階調データD64
((p,q−1)〕とを加算した値をレジスタBにロード
する。これらの階調データの2次元的な位置関係をS113
およびS114より引出して図示した(64階調の場合も同様
になる)。
S115では、レジスタCに、レジスタAの値よりレジスタ
Bの値を減じた値をロードする。つまり、レジスタCの
値には、前述の第(1)式の偏差δがロードされる。
第8b図に進み、S116においてレジスタCの値、つまり偏
差δと第1閾値T1とを比較する。偏差δが第1閾値T1
超える場合(δ>T1)には、S117に進み、ここで階調デ
ータD16(p,q)〔あるいは階調データD64(p,q)〕を最
大値MAXに変更し、フレームメモリ57(56)のアドレス
(p,q)の領域にストアする。なお、本実施例では第1
閾値T1値を2とし、最大値MAXを(1111)〔あるいは、
(111111)〕としている。
偏差δ(レジスタCの値)が第1閾値T1以下の場合に
は、S118に進み、該δと第2閾値T2とを比較する。この
とき、偏差δが第2閾値T2を下まわる場合(δ<T2)に
は、S119に進み、ここで階調データD16(p,q)〔あるい
は、階調データD64(p,q)〕を最小値MINに変更し、フ
レームメモリ57(56)のアドレス(p,q)の領域にスト
アする。なお、本実施例では第2閾値T2の値を−2と
し、最小値MINを(0000)〔あるいは、(000000)〕と
している。
S118において、レジスタCに格納されている偏差δが第
2閾値T2以上の場合、すなわち、偏差δが第1閾値T1
下、第2閾値T2以上の場合には(2≧δ≧−2)、メモ
リ57の階調データD16(p,q)〔あるいは、メモリ56の階
調データD64(p,q)〕の変更を行なわない。
S117から,S118から,またはS119からS121に進むと、こ
こでレジスタqの値を吟味する。レジスタqの値は、画
像の横方向の小領域数に一致しているので、q≠m(q
<m)であれば、第8a図に示したフローのS112に戻り、
レジスタqを1インクリメントして(つまり、注目小領
域を1つ右に移して)以上の処理を繰り返す。q=mで
あれば、そのライン(第pライン)の拡張処理を終了し
たことになるので、S122でレジスタqの値をクリア
(0)し、S123でレジスタpの値を吟味する。レジスタ
pの値は画像の縦方向のライン数に一致しているので、
p≠n(p<n)であれば、第8a図に示したフローのS1
11に戻り、レジスタpを1インクリメントして(つま
り、1ライン分下に移動して)左端の小領域から注目し
て以上の処理を繰り返す。p=nであれば、画像の全拡
張処理を終了したことになるので、図示しないメインル
ーチンにリターンする。
なお、いうまでもないことであるが、第1図に示した装
置を、6ビット多い64階調用に構成することにより、全
く同じ効果を得ることができるし、また、16階調の階調
データを処理した場合にも同様の効果を得ることができ
る。
発明の効果 以上の述べたとおり、本発明によれば、注目小領域対応
の階調データおよび注目小領域に隣接する小領域対応の
階調データの偏差が、設定範囲を上側に外れているとき
最大値を示すデータを,設定範囲を下側に外れていると
き最小値を示すデータを,出力階調データとするので、
2値画像の解像度が高くなる。
さらに、実施例で述べたように、該偏差が設定範囲にあ
るときは、階調データを変更しないので、この階調デー
タ処理は、中間調画像の再現性に影響を与えない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の階調データ処理装置の電気
構成を示すブロック図である。 第2図は第1図に示した階調データ処理装置を含んで構
成される画像処理装置の構成を示すブロック図である。 第3a図は第2図に示した装置の実装例を示すブロック
図,第3b図は第3a図に示した装置の信号の流れを示すブ
ロック図である。 第4図は第3a図に示す装置の行なう画像編集処理の一例
を示す平面図である。 第5a図,第5b図,第5c図および第5d図は2値画像のエッ
ジ部を2次元的に示す平面図である。 第6図は前処理後のフレームメモリ57の状態を示す平面
図である。 第7図は本発明の別の実施例の構成を示すブロック図で
ある。 第8a図および第8b図は第7図に示したCPU50の動作例を
示すフローチャートである。 1:階調データ処理装置 2:マイクロプロセッサ 3:バスコントローラ 5:1ラインバッファ 61,62,63:ラッチ 5,61,62,63:(階調データ摘出手段) 7,8:バイナリフルアダー 9,10:デジタルコンパレータ(範囲検出手段) 121,122,123:コントロールバッファ AND:アンドゲート 121,122,123,AND:(出力手段) VPP:画像処理プロセッサ 13,52:ROM 14,53:RAM 15:DMA、21:CRT 16:フロッピーディスクコントローラ 17:フロッピーディスク 18:CRTコントローラ 20:CRTドライバ 22,26,28,30:インターフェイス 23,60:操作&表示ボード 24,25,56,57:フレームメモリ 27,61:プリンタ 29,58:スキャナ 31:モデム 50:マイクロプロセッサ(階調データ摘出手段,範囲検
出手段,出力手段) 51:システムコントローラ 59,62:通信装置 100:スキャナユニット 101:CCD、102:階調処理部 200:レーザプリンタユニット 201:レーザ光学系、202:感光体ドラム 203:現像器、204:給紙トレー 205:定着器、206:排紙トレー 300:画像編集ユニット DOC:原稿、COP:コピー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】x,y2次元分布の画像の小領域に対応付けら
    れる階調データのそれぞれを摘出し、摘出した階調デー
    タが対応する注目小領域に隣接する隣接小領域に対応付
    けられる階調データを抽出する階調データ摘出手段; 注目小領域対応の階調データの内容と、該注目小領域に
    隣接する小領域対応の階調データの内容の偏差が設定範
    囲内にあるか否かを検出する範囲検出手段;および、 該偏差が設定範囲を上側に外れているときには最大値を
    示すデータを、該偏差が設定範囲を下側に外れていると
    きには最小値を示すデータを出力階調データとして出力
    する出力手段; を備える階調データ処理装置。
  2. 【請求項2】出力手段は、前記偏差が設定範囲内にある
    とき、注目小領域対応の階調データを出力階調データと
    して出力する前記特許請求の範囲第(1)項記載の階調
    データ処理装置。
  3. 【請求項3】偏差は、注目小領域対応の階調データの内
    容の2倍より、該注目小領域にy方向で隣接する小領域
    対応の階調データの内容と、該注目小領域にx方向で隣
    接する小領域対応の階調データの内容とを減算した値で
    ある前記特許請求の範囲第(1)項または第(2)記載
    の階調データ処理装置。
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FR868616688A FR2591779B1 (fr) 1985-11-29 1986-11-28 Appareil de traitement de donnees de gradation
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JP4824601B2 (ja) * 2007-02-22 2011-11-30 富士工業株式会社 ガイド付き振り出し竿の竿先保護カバー

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