JP3083673B2 - 像域識別装置 - Google Patents

像域識別装置

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JP3083673B2 JP05074843A JP7484393A JP3083673B2 JP 3083673 B2 JP3083673 B2 JP 3083673B2 JP 05074843 A JP05074843 A JP 05074843A JP 7484393 A JP7484393 A JP 7484393A JP 3083673 B2 JP3083673 B2 JP 3083673B2
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/40062Discrimination between different image types, e.g. two-tone, continuous tone

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、文字・線画と階調画が
混在する原稿画像をスキャナなどで読み取った画像信号
に対して、文字・線画領域と階調画領域との識別を行う
像域識別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ファクシミリ、ドキュメントファ
イル、ディジタル複写機などのように文書画像をディジ
タル信号として扱う装置が増えている。画像をディジタ
ル信号として扱うことにより、多様な編集・補正処理や
電子的な記録や伝送が容易であるなど多くの利点があ
る。このようなディジタル画像処理装置は、従来は主に
文字・線画などの白黒2値画像を対象としていたが、最
近では階調画が混在した画像をも扱いたいという要求が
高まっている。
【0003】文字・線画と階調画が混在する画像を扱う
上では、ハードコピーへの記録が一つの問題となる。ハ
ードコピーを得るための記録方式として、溶融熱転写方
式や電子写真方式がよく用いられている。これらの記録
方式は通常、1つの記録画点につき2ないし数レベル程
度の濃度を表現する能力しかない。このため、階調画の
表現には面積変調法などの手法が用いられる。面積変調
法は複数画点の組合せにより階調を表現する方法であ
り、代表的なものとして組織的ディザ法などが知られて
いる。
【0004】組織的ディザ法は原理的に解像度と階調性
の両立する記録方法であるが、原稿読み取り系によりエ
ッジのだれた文字・線画がかすれて再現されたり、網点
原稿ではモアレノイズが生ずるなどの欠点がある。文書
画像において文字や線画の情報はきわめて重要であり、
また文書画像において階調画の表現に網点印刷が多く用
いられるので、これらの欠点は致命的である。
【0005】このような欠点を除去し、解像度と階調性
の両立した画像記録を行う方法として像域識別処理が知
られている。これは記録する画像を文字・線画などの解
像度が重要な領域と、写真や網点画などの階調性の重要
な領域とに識別し、その識別結果に従って記録処理を切
換える手法である。
【0006】像域識別の一方式として、文字が階調画に
比べて小さいか細いことを利用した像域識別方法(特開
平2−199588号公報)が提案されている。この方
法では、入力画像をその濃度に応じて2値化して白領域
と黒領域とに分け、面積の大きい白領域を下地領域と判
定し、下地領域に囲まれた面積の小さい黒領域を文字・
線画領域、それ以外の領域を階調画領域としてそれぞれ
識別する。しかし、この方法は入力画像の比較的広い範
囲にわたって存在する白領域を下地領域と判定するた
め、階調画のうちの網点画、特に白領域が比較的広い範
囲にわたって存在する低濃度部分(低面積率部分)が下
地領域と誤って判定されることがあり、網点画に対する
識別精度が低いという問題があった。
【0007】また、上述の像域識別方法では像域識別を
実時間処理で行う必要上、原稿画像上をラスタスキャン
して得られた画像信号、つまり主走査方向に沿って順次
入力される画像信号から文字・線画領域を判定するた
め、細い横線すなわち主走査方向に平行な細い線は文字
・線画領域と識別されないという問題もあった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したように入力画
像を2値化して大きい白領域を下地領域と判定し、下地
領域に囲まれた小さい黒領域を文字・線画領域、それ以
外の領域を階調画領域として識別する従来の像域識別方
法では、白領域が比較的広い範囲にわたって存在するよ
うな網点画の低濃度部分(低面積率部分)が誤って下地
領域と判定されるため、網点画に対する識別精度が低い
という問題があり、さらに像域識別を実時間処理で行う
必要上、主走査方向に沿って順次入力される画像信号か
ら文字・線画領域を判定するため、細い横線は文字・線
画領域と識別されないという問題があった。本発明は、
このような従来の像域識別の問題点を解消し、網点画や
細い横線に対しても高い識別精度が得られる像域識別装
置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による像域識別装
置は、網点画や細い横線に対する識別能力を向上させる
ため、主走査方向と副走査方向に沿って入力される画素
からなる入力画像をその濃度に応じて2値化して白領域
と黒領域からなる2値化画像信号を得る2値化手段と、
この2値化手段により得られた2値化画像信号に対して
黒領域を膨張させる処理を行う膨張処理手段と、この膨
張処理手段により処理された2値化画像信号中の白領域
の大きさと連結性とから前記入力画像中の下地領域を判
定する下地領域判定手段と、この下地領域判定手段によ
り下地領域と判定されなかった非下地領域における前記
膨張処理手段により処理された2値化画像信号中の黒領
域の大きさから前記入力画像中の文字・線画領域のうち
の横孤立領域と判定する第1の判定手段と、前記2値化
手段により得られた2値化画像信号中の黒領域について
副走査上方向の近傍画素が前記下地領域判定手段により
判定された下地領域であってかつ副走査下方向の近傍画
素が白領域であるかどうかにより前記入力画像中の文字
・線画領域のうちの縦孤立領域と判定する第2の判定手
段と、前記第1の判定手段により横孤立領域と判定され
た画素または前記第2の判定手段により縦孤立領域と判
定された画素を前記入力画像中の文字・線画領域と識別
し、前記入力画像中の文字・線画領域以外を階調画領域
と識別する識別手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】
【0011】
【作用】2値化画像信号に対して黒領域の膨張処理を行
うと、網点画では網点の各点の間の距離は文字・線画を
構成する黒領域間の距離に比べて小さいので、その膨張
させる長さを適当に選ぶことにより網点画は連結した黒
領域となり、一方、文字・線画の黒領域は連結せずに文
字・線毎に独立した領域となる。
【0012】従って、このような黒領域の膨張処理を行
った後に、ある大きさ以上の連結した白領域を下地領域
として判定すると、網点画では黒領域の膨張処理により
白領域の連結性が絶たれているため、網点画領域が下地
領域と誤判定されてしまうことはない。
【0013】そして、膨張処理後に非下地領域における
大きさがある閾値以下の黒領域を文字・線画領域とし、
それ以外の黒領域を階調画領域とすることにより、網点
画も写真画などと同様に広い面積の連結領域、すなわち
階調画領域と識別されることになる。
【0014】一方、非下地領域における大きさがある閾
値以下の黒領域を文字・線画領域とし、それ以外の黒領
域を階調画領域とする第1の識別手段による処理に加え
て、各黒領域について副走査上方向の近傍画素および副
走査下方向の近傍画素にそれぞれ下地領域および白領域
があるかどうかにより黒領域が文字・線画領域かどうか
を調べる第2の識別手段による処理を行えば、主走査方
向に延びた細い横線も文字・線画領域と正しく識別され
る。なお、この像域識別に際しては、2値化画像信号の
黒領域の膨張処理は行わなくともよい。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1は、像域識別装置を備えたディジタル
画像複写装置の構成を示すブロック図である。このディ
ジタル画像複写装置は、画像入力部1、像域識別部2、
高解像処理部3、階調処理部4、信号選択部5および画
像記録部6により構成されている。なお、ここでは拡大
縮小処理やトリミングやマスキングなどの編集処理を行
う部分は本発明と直接関係しないので省略しているが、
これらの処理は例えば画像入力部1の直後で行われるも
のとする。
【0016】画像入力部1は、例えばCCDラインセン
サで原稿画像を図3のようにラスタスキャン、すなわち
主走査方向および副走査方向の走査を行うことによって
読み取り、各画素の明るさに応じた時系列の電気信号と
して取り出し、さらにこの信号をA/D変換器でディジ
タル信号に変換した後、シェーディング補正処理を施し
て画像信号11として出力する。シェーディング補正処
理は、CCDラインセンサの各センサ素子の感度むらや
照度むらを補正するもので、この処理により原稿画像上
の黒および白に対して画像信号11がそれぞれ“0”お
よび“1”となるように規格化される。このような画像
入力部の具体的な構成法については、例えば特開昭61
−71764号その他に詳しく記述されているので、詳
細な説明は省略する。
【0017】画像入力部1から出力された画像信号11
は、高解像処理部2、階調処理部3および像域識別部4
に入力される。像域識別部4では、入力された画像信号
11から文字・線画領域(すなわち、解像度が要求され
る2値の領域)と階調画領域(階調性が要求される領
域)とを識別する。
【0018】高解像処理部2および階調処理部3では、
画像入力部1から出力された画像信号11をそれぞれ解
像度を優先させた高解像度記録信号12および階調性を
優先させた階調性記録信号13に変換する。この処理の
詳細は後述する。
【0019】信号選択部5は、像域識別部4から出力さ
れる像域識別信号14に従って、像域識別信号14が文
字・線画領域を示す場合は高解像度記録信号12、階調
画領域を示す場合は階調性記録信号13をそれぞれ選択
して、画像記録部16に送る。画像記録部16では、信
号選択部5からの信号に従って画像記録を行ってハード
コピーとして出力する。
【0020】次に、本発明に基づく像域識別部4につい
て詳細に説明する。まず、本発明による像域識別の原理
を説明する。ここでは、原稿画像の構造的性質に注目し
て識別を行う。すなわち、多くの原稿画像は図4に示す
ように、一様な低い濃度の下地の上に文字領域21、線
画(図形)領域22、網点画領域23および写真画領域
24などが混在している。これらのうち文字・線画領域
はいずれも高濃度で、特殊な大きい文字や線を除いては
太さ数mm以下の細い線より構成されている。一方、階調
画領域である網点印刷よりなる網点画領域23や連続的
な階調よりなる写真画領域24は、いずれも全体的に中
濃度から高い濃度の画素からなり、それぞれが広い領域
にわたり連結していて、その大きさは通常数cm角以上で
ある。
【0021】従って、このような文字・線画領域と階調
画領域が混在した画像を低い濃度レベルを閾値として2
値化すると、文字・線画領域は白領域に挟まれた面積の
小さな黒領域となり、階調画領域は連結した面積の大き
な黒領域となる。階調画領域にも低濃度の部分では白領
域があるが、それらは面積の小さい孤立した領域とな
る。そこで、像域識別を行うには、まず2値化後に白と
なった領域のうち、連結した広い白領域を下地領域と判
定する。
【0022】このようにして判定された下地領域は、概
ね原稿画像の下地部分を表わすが、網点画領域も比較的
広い連結した白領域があるため、下地領域と誤判定され
る可能性がある。そこで、本発明では下地領域の判定前
に、2値化画像の黒領域を膨脹させる処理を行って網点
画領域の白領域の連結性を絶つことにより、網点画領域
が下地領域と誤判定されるのを防止する。
【0023】そして、この下地領域と判定された領域に
囲まれた面積の小さいまたは細い黒領域を文字・線画領
域と識別する。こうすると、階調画領域はほとんど黒領
域であるが、面積が広いために文字と識別されず、文字
・線画領域と階調画領域を分離することができる。
【0024】次に、像域識別部4の具体的な処理アルゴ
リズムを処理結果の例を挙げて説明する。処理アルゴリ
ズムを図2のフローチャートに示し、また処理過程の画
像例を図4〜図8に示す。この処理では図1の画像入力
部1におけるCCDラインセンサによる主走査のライン
単位に処理を行って、各ライン毎に下地領域の判定と文
字・線画領域の識別を行い、前ラインの下地領域判定結
果と識別結果を参照しながら、順次副走査方向に処理を
進めていく。また、ここでは便宜上、主走査方向を横方
向左から右へ向かう方向、副走査方向を縦方向上から下
へ向かう方向とし、画像信号11は図3に示すような順
に走査して得られた信号とする。
【0025】まず、入力画像信号である画像入力部1か
らの画像信号11を所定の閾値Tbで2値化し、2値化
画像信号uを得る(ステップS1)。ここで、閾値Tb
は一般的に用いられる原稿の下地の濃度より少し濃い濃
度とする。本実施例では再生紙や薄色紙などが使われる
ことも考慮して、相対反射率換算でTb=0.75とい
う値を用いる。
【0026】図4に示す原稿画像を入力画像とし、これ
を2値化して得られた2値化画像を図5に示す。この2
値化画像では文字・線画領域21,22は全てが黒とな
っており、また写真画領域24は一般的に濃度の高い領
域の比率が大きく、また2値化閾値が白に近いので多く
の部分が黒となる。さらに、網点画領域23については
網点による白黒の構造が現れており、特に低濃度で網点
の面積率が約50%以下の領域では白画素が連結してい
る。
【0027】次に、ステップS1で得られた2値化画像
uに対して、黒領域を縦方向(副走査下方向)と横方向
(主走査右方向)に膨張させる膨張処理を行う(ステッ
プS2)。図9は、副走査下方向の膨張処理を示す図で
あり、ある黒画素の1画素下からPy画素下までの間に
白画素があれば、その白画素を黒画素に変更する処理を
行う。図10は、主走査右方向の膨張処理を示す図であ
り、主走査方向に連続する黒画素毎にその長さがPx画
素以下の画素列について、長さがPx画素になるように
黒画素列の右側の白画素を黒画素に変更する処理を行
う。この膨張処理を施した画像を膨張画像vとする。図
6に、図5の2値化画像の黒領域を膨張処理し得られ
た膨張画像を示す。
【0028】この膨張処理は前述したように網点画領域
23内部の白領域の連結性を絶つためのもので、次の下
地領域判定で網点画領域23内部に残っている白領域が
下地領域と判定されないようにするために行われる。こ
こで、膨張画素数Py,Pxを網点の間隔より大きく、
文字・線画間の最小間隔より小さく選べば、網点画領域
23内の黒画素は連結し、文字・線画間は連結せずに孤
立する。図9、図10の例ではPy=4、Px=2とし
ており、これにより、65線/インチまでの網点をほぼ
連結させることができる。
【0029】次に、ステップS2で得られた膨張画像v
に対して、白領域の大きさと連結性とから下地領域の判
定を行う(ステップS3)。具体的には、膨張画像vの
白領域の大きさを調べるために、主走査方向に連結した
白画素列の長さLを測定すると共に、白領域の連結性を
調べるために、その白画素列の上の隣接画素が下地領域
であるかどうかを判定する。その結果、次の条件1、2
のいずれかを満たす場合に、その白画素列の各画素を下
地領域とし、黒画素を含むそれ以外の領域を非下地領域
とする。 条件1:Lが閾値Tw1より大きい。 条件2:Lが閾値Tw2(Tw2<Tw1)より大きく、かつ
上に隣接する下地領域がある。
【0030】この下地領域判定処理は、一般に原稿の下
地はある大きさを持ち、かつ連続しているという特徴を
利用して、ステップS2の2値化で白となった領域を原
稿の下地領域と網点画や写真の低濃度部分などの非下地
領域とに識別判定するための処理である。ここで、閾値
Tw1,Tw2はそれぞれ下地領域発生の閾値と消失の閾値
を表す。すなわち、主走査方向に長さがTw1以上の白領
域は無条件に下地領域と判定される。また、下地領域に
下方向に隣接する白領域も基本的に下地領域となるが、
主走査方向の長さがTw2より小さければ下地領域とは判
定されない。これにより広い白領域およびそれに連結し
た白領域は、下地領域と判定される。一方、網点画や写
真画などの階調画内部に断片的に存在する白領域は、外
部の下地領域に連結せず大きさも小さいので、下地領域
とは判定されない。
【0031】ここで、上記の閾値Tw2,Tw1をTw1=1
mm、Tw2=0.25mm程度に選ぶことにより、網点画領
域23や写真画領域24の内部の白領域はほとんど下地
領域とは判定されず、本来の下地のみが下地領域と判定
される。換言すれば、個々の文字・線画および網点画や
写真画のみが、連結した非下地領域となる。図7は、図
6の膨張画像vに対する下地領域判定結果を示すもの
で、白い部分が下地領域、黒い部分が非下地領域を表
す。
【0032】このように下地領域判定処理(ステップS
3)の前処理として、2値化画像中の黒領域の膨張処理
(ステップS2)を行うことにより、従来では連結して
下地領域と判定され易かった網点画の低濃度部分すなわ
ち低面積率部分が下地領域と誤って判定されることがな
くなり、下地領域の判定精度が向上する。
【0033】次に、下地領域判定後、文字・線画領域の
うちの横孤立領域の判定を行う(ステップS4)。ここ
では、ある主走査線上で下地領域と下地領域に挟まれた
非下地領域であって、長さがTw3より小さい領域のうち
膨張処理後の2値化画像(膨張画像v)が黒の画素を横
孤立領域と判定する。ステップS3により文字・線画や
網点画・写真画は非下地領域と判定されているが、図7
にも示すように非下地領域のうち文字・線画はそれぞれ
個々に独立しており、写真画や網点画は連結している。
通常、文字のサイズは数mm以下であるのに対し、通常の
網点画や写真画などの階調画領域は数cm以上の大きさを
持つ。一方、筆記体の文字や、罫線・図形などの線画は
数cm以上の大きさを持つが、いずれも細い線で構成され
るので、主走査方向に平行な線でない限り、主走査方向
には狭い領域となる。従って、閾値Tw3を例えば10mm
程度に選ぶことにより、文字・線画領域は主走査方向に
平行な線を除いて横孤立領域と識別され、それ以外の階
調画領域は横孤立領域とは識別されない。
【0034】次に、文字・線画領域のうちの縦孤立領域
の判定を行う(ステップS5)。ここでは、(a) 2値化
画像が黒の画素のうちその上方Pw画素以内にステップ
S3の下地領域判定処理で判定された下地領域があり、
かつ(b) 下方Pw画素以内に2値化画像uの白画素があ
るかを調べて、両方の条件を満たす画素を縦孤立画素と
する。このステップS5の処理においては、ステップS
4の処理で識別できなかった主走査方向に平行な線が縦
孤立画素と識別される。Pwは識別できる最大の線幅の
画素数を表しており、本実施例ではPw=4としてい
る。
【0035】また、ステップS5での後半の判定条件
(b) 「下方Pw画素以内に2値化画像uの白画素がある
か」を(c) 「下方Pw画素以内に下地領域があるか」と
いう条件にした方が本来の趣旨に合い、識別精度も向上
する。しかし、本実施例では回路規模の制約から、上方
から1ラインずつ下地領域と孤立領域を同時に識別しな
がら処理を進めているため、注目画素の下方は下地領域
の判定が確定していないことから上記(b) の条件にして
あるが、これによる識別誤りは小さい。なお、数ライン
のメモリを追加して、下地領域の判定を孤立領域の判定
より数ライン分早く行えば、上記(c) の条件で縦孤立領
域の識別を行うことも可能である。
【0036】最後に、ステップS4,S5で識別された
横孤立領域、縦孤立領域のいずれかに含まれる画素を文
字・線画領域、それ以外を階調画領域として最終的に識
別を行う(ステップS6)。これにより、主走査方向に
長い線を含む文字や線画が文字・線画領域と識別され
る。図8は、ステップS6で最終的に得られた文字・線
画領域と階調画領域の識別結果を示したもので、文字・
線画領域はそのまま表示され、階調画領域は空白として
表示される。
【0037】なお、本実施例では図8にも示されるよう
に文字・線画の黒領域のみを文字・線画領域と識別し、
その背景の部分は文字・線画領域と識別していないが、
背景部分も含めて文字・線画領域と判定する方が都合が
よい場合は、ステップS3で下地領域と判定された領域
も含めて文字・線画領域とすればよい。
【0038】次に、像域識別部4の具体的な構成例につ
いて図11を参照して説明する。この像域識別部4は、
比較器101、遅延回路102、レベル決定部103、
縦膨張処理部104、横膨張処理部105、ラン変換部
106、属性修正部107、横孤立領域判定部108、
ランメモリ部109、ランデコード部110、横孤立領
域判定部111および論理和部112からなる。
【0039】図11と図2との対応を簡単に示すと、比
較器101はステップS1での2値化のために用いられ
る。縦膨脹処理部104および横膨脹処理部105は、
ステップS2での黒領域の膨脹処理を行う。ラン変換部
106および属性修正部107は、ステップS3での下
地領域の判定に用いられる。そして、横孤立領域判定部
108はステップS4、縦孤立領域判定部111はステ
ップS5の処理をそれぞれ行い、論理和部112はステ
ップS6の処理を行う。
【0040】図11において、画像入力部1から入力さ
れる画像信号11は比較器101により2値化され、2
値化画像信号201となる。この2値化画像信号201
は、4ライン先までの情報を得るために1ラインディレ
イ回路を3個縦続接続してなる遅延回路102に入力さ
れ、1〜3ラインのディレイ信号202a〜202cと
なる。なお、このように像域識別部4では、遅延回路1
02で3ライン、ラインメモリ部で1ラインの計4ライ
ン分信号が遅れるので、図1では省略しているが、高解
像処理部2、階調処理部3および像域識別部4の入力信
号のタイミングを合せるために、高解像処理部2および
階調処理部3への画像信号も同様に4ライン分遅延され
るものとする。ここで、3ライン分遅延された信号20
2cが処理対象画素の2値化画像信号となる。
【0041】レベル決定部103では、処理対象画素の
2値化画像信号、つまり3ライン分遅延された2値化画
像信号202cと、その上の画素つまり1ライン前の属
性信号210およびレベル信号213を参照して、現ラ
インのレベル信号203のレベルが決定される。その決
定規則を表1に示す。
【0042】
【表1】
【0043】レベル信号203は処理対象画素が白画素
の場合、それより何画素上に黒画素があるかを表し、ま
た処理対象画素が黒画素の場合は、それより何画素上に
下地領域の画素があるかを表す信号である。但し、処理
対象画素に対して下地領域の画素より近くに非下地領域
の白画素がある場合、レベル信号203のレベルは十分
大きな値(表1の例では10)となる。こうして決定さ
れたレベル信号203は後述する縦膨張処理部104お
よび縦孤立領域判定部111で参照されると共に、1ラ
インディレイ回路113で1ライン分遅延され、1ライ
ン前のレベル信号213としてレベル決定部103にフ
ィードバックされる。
【0044】縦膨張処理部104では、レベル決定部1
03からの現ラインのレベル信号203と処理対象画素
の2値化画像信号202cを参照して、表2に示す規則
により縦膨張信号204を決定する。処理対象画素が白
画素の場合のレベル信号は、それより何画素上に黒画素
があるかどうかを表しているので、この縦膨張信号20
4は、黒画素を縦方向にPy画素だけ膨張処理した信号
を表す。
【0045】
【表2】 横膨張部105では、縦膨張信号204から次の規則1
に従い膨張信号205を生成する。 規則1:主走査右方向において白画素に隣接した黒画素
があった場合、その黒画素から後のPx画素を無条件に
黒画素に変換する。縦膨張処理部104および横膨張処
理部105を経て得られた膨張信号205は、前述した
膨張画像vを表す。
【0046】ラン変換部106では、1ラインの膨張信
号205をラン単位(連続する白画素または黒画素の
組)の信号に変換した後に、1ライン前の属性信号21
0を参照してラン単位で下地領域か否かを判定し、その
判定結果をラン属性とする。ラン変換部106から出力
されるラン信号206は、ラン毎にラン開始位置、ラン
長およびラン属性の情報を持っている。各ラン属性の判
定は、表3の規則に従って行う。
【0047】
【表3】
【0048】属性修正部107では、ラン変換部106
から出力されたラン信号206の下地領域か否かを示す
ラン属性をラン長を参照して修正し、修正したラン信号
207を出力する。ラン属性の修正規則を表4に示す。
【0049】
【表4】
【0050】横孤立領域判定部108では、属性修正部
107からのラン信号207のラン属性より、横孤立領
域の判定を行う。具体的には、下地領域のランに挟まれ
たラン列のうち、長さの総和がTw3より小さいラン列を
調べ、そのラン列のうち黒の属性を持つものを横孤立ラ
ンと判定し、これをラン属性に含めてラン信号208と
して出力する。この横孤立領域判定部108から出力さ
れるラン信号208のラン属性は、下地/白、非下地/
白、非下地/黒および横孤立非下地/黒の4種類のいず
れかとなる。
【0051】横孤立領域判定部108から出力されるラ
ン信号208はランメモリ部109で1ライン分記憶さ
れるとともに、ランデコード部110でデコードされ、
時系列の属性信号210となる。この属性信号210
は、レベル決定部103およびラン変換部106にフィ
ードバックされ、次のラインのレベル決定およびラン変
換で参照される。
【0052】一方、縦孤立判定部111では、2値化画
像信号201,202a〜202cおよびレベル信号2
03から、縦孤立領域を判定する。2値化画像信号20
1,202a〜202cは処理対象画素より時間的に4
ライン〜1ライン分早い信号であり、これらの2値化画
像信号201,202a〜202cのいずれかが白画素
で、かつレベル信号203のレベルが“4”より小さ
く、かつ4ライン分遅延された2値化画像信号202c
が黒ならば縦孤立信号は“1”とし、それ以外の場合は
“0”とする。
【0053】論理和回路112は、この縦孤立信号21
1とランデコード部110からの出力に基づき得られ
る、横孤立領域であるか否かを示すための横孤立信号の
論理和をとり、その論理和結果を最終的な像域識別信号
212として出力する。
【0054】なお、本発明における像域識別処理は、図
2のステップS1〜S6の全ての処理を行う必要はな
く、例えばステップS5の縦孤立領域の判定処理を省
き、ステップS4の横方向孤立領域の判定結果を像域識
別結果としてもよい。また、ステップS2の膨脹処理を
省いてステップS3の下地領域判定処理をステップS1
で得られた2値化画像uについて行ってもよい。これに
伴い、図11の実際の像域識別部の構成においても、各
機能ブロックを適宜省略することができる。
【0055】次に、図1の画像記録部6について説明す
る。本実施例では画像記録部6として、電子写真方式の
プリンタ、特にレーザプリンタを用いる。レーザプリン
タは良く知られているように、画像信号により感光体へ
照射するレーザ光を変調することにより、感光体上に画
像信号に応じた静電潜像を形成し、その静電潜像をトナ
ーにより現像して画像記録を行う。この場合、画素毎の
記録濃度は感光体の露光量により決まり、露光量はレー
ザ光の強度や照射時間によって制御が可能である。従っ
て、制御レベル数を増やすことにより、画素当たりの濃
度階調数を上げることが可能である。制御レベル数を多
くすることはハードウェア上およびコスト上の制約から
限界があるため、本実施例では例えば制御レベルを4値
としており、これを記録信号により制御する。
【0056】通常の階調画像を表現するには100階調
程度以上必要とされており、画素当たり4値の制御レベ
ルでは不十分である。このため、本実施例では階調画像
を表現する手法として多値誤差拡散法を用いる。多値誤
差拡散法は、従来からよく知られている2値誤差拡散法
を多値に拡張したもので、2値誤差拡散法で現れるテキ
スチャも目立たず、十分な階調性の表現ができる。本実
施例では、この多値誤差拡散処理を図1の階調処理部3
で行っており、画像入力部1から出力される画像信号1
1を4値の記録信号に変換している。
【0057】ところで、多値誤差拡散法では複数の画素
の組で階調を表すので、文字や線画などではエッジがぼ
けてしまうという欠点がある。また、画像入力部1の画
像読み取り系のMTFが低いなどの理由で、画像信号1
1がだれていると、さらにぼけが強調され、特に小さい
文字が読みにくくなる。このため、文字・線画などの高
い解像度が必要とされる画像では、異なる処理をした方
がよい。そこで、本実施例では高解像処理部2でこのよ
うな処理を行っている。高解像処理部2は具体的には、
画像信号11を高域強調フィルタを通した後、3つの閾
値により4値化して高解像度記録信号12を得る。これ
により、文字・線画は画像読み取り系でMTFが低くと
もエッジがシャープに再現される。
【0058】像域識別部4から出力された識別信号14
は、信号選択部5に入力される。信号選択部5は、識別
信号14に従って文字・線画領域については高解像度処
理部2からの高解像度記録信号12、階調画領域につい
ては階調処理部3から出力された階調性記録信号13を
それぞれ選択し、画像記録部6に送る。これにより文字
や階調画像の混在した原稿についても、文字・線画領域
はシャープに、階調画領域は階調性よく再現され、原稿
の種類によらず階調性と解像度が両立した高品質の画像
再現が可能となる。
【0059】なお、上述した本発明における像域識別処
理は従来の方式に比較して識別誤りが減少するが、それ
でもある程度の識別誤りは起こる可能性がある。例え
ば、ノイズ状の孤立点が文字・線画領域と識別された
り、低い濃度部分の多い階調画のが文字・線画領域と識
別される可能性がある。また、太い文字や線画も階調画
と識別される場合が考えられる。通常、これらの不都合
はほとんど目立たないが、高解像処理部2と階調処理部
3とでガンマ特性が大きくずれた処理を用いたり、高解
像処理部2のガンマ特性が大きく立っていると、誤識別
された領域が目立つ場合もある。
【0060】図12は、このような点を改善した本発明
の他の実施例に係る像域識別装置の構成を示す図であ
り、先の実施例で説明した本発明に基づく像域識別部3
1に、他の方式による像域識別部32〜34を組み合わ
せることによって、識別誤りやそれによる画質劣化を軽
減している。
【0061】図12において、像域識別部32は大きさ
が例えば2×2画素以下のような小さい孤立点を検出
し、このような小孤立点は階調画領域とする像域識別処
理を行う。像域識別部33は、従来のミクロな特徴を利
用した像域識別処理を行う。この像域識別処理には、例
えば特開昭58−3374号公報などに開示された手法
を用いることができる。像域識別部34は、原画像の濃
度をある閾値Tu(例えば反射率換算で0.5)と比較
し、この閾値Tuより低濃度の領域は階調画領域とする
像域識別処理を行う。そして、これらの像域識別部31
〜34の像域識別結果を総合判定部35で総合判定し
て、その判定結果を最終的な像域識別信号36として出
力する。
【0062】本発明は、その他種々変形して実施するこ
とが可能である。例えば、実施例では画像記録部6に4
値制御の電子写真記録(レーザプリンタ)を用いたが、
これに限られるものでなく、例えばインクリジェット記
録やサーマル記録を用いてもよいし、2値や4値以上の
制御レベルを持つ記録系を用いても同様の効果が得られ
る。また、実施例では高解像処理部2に高域強調フィル
タなどのディジタルフィルタを用いているが、4値化の
閾値を周辺画素の濃度により切り替える動的閾値処理を
行ってもよい。また、実施例では階調処理部3に多値誤
差拡散法を用いたが、多値ディザ法などを用いてもよ
い。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば下
地領域の判定を利用した像域識別において、2値化画像
信号に対して黒領域を膨張させる処理を行った後、2値
化画像信号中の白領域の大きさと白領域の連続性とから
下地領域を判定し、非下地領域における膨張処理後の2
値化画像信号中の黒領域の大きさから文字・線画領域と
階調画領域の識別を行うことによって、網点画領域を下
地領域と誤判定することなく、正しく階調画領域と識別
することができる。
【0064】また、本発明によれば非下地領域における
大きさがある閾値以下の黒領域を文字・線画領域とし、
それ以外の黒領域を階調画領域とする像域識別処理に加
え、各黒領域について副走査上方向の近傍画素および副
走査下方向の近傍画素にそれぞれ下地領域および白領域
があるかどうかにより黒領域が文字・線画領域かどうか
を調べる像域識別処理を行うことにより、罫線のような
細い横線も文字・線画領域と正しく識別することができ
る。
【0065】従って、これらの像域識別処理に適切な高
解像度処理や階調再現処理を組み合わせることにより、
誤判定されやすい領域の記録画質が飛躍的に向上する。
具体的には、網点画も階調性よく再現され、また細い横
線もシャープに再現されるという効果が得られる。
【0066】さらに、本発明における像域識別は基本的
にマクロな構造特徴を利用しているので、ミクロな濃淡
の変化の特徴を利用した従来方式に比べ、階調画像のエ
ッジ部でのトーンの堅さがなくなり、5ポイント程度の
小さな文字も綺麗に再現することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る像域識別装置を用いた
ディジタル画像複写装置の構成を示すブロック図
【図2】同実施例における像域識別処理のアルゴリズム
を示すフローチャート
【図3】同実施例における原稿画像の走査法を示す図
【図4】同実施例における原稿画像の一例を示す図
【図5】図4の原稿画像を2値化して得た2値化画像を
示す図
【図6】図5の2値化画像の膨張処理した膨張画像を示
す図
【図7】図6の膨張画像に対する下地領域判定結果を示
す図
【図8】同実施例における文字・線画領域の識別結果を
示す図
【図9】同実施例における縦膨張処理の説明図
【図10】同実施例における横膨張処理の説明図
【図11】本発明の一実施例に係る像域識別装置の構成
を示す図
【図12】本発明の他の実施例における像域識別装置の
構成を示す図
【符号の説明】
1…画像入力部 2…高解像処理部 3…階調処理部 4…像域識別部 5…信号選択部 6…画像記録部 11…画像信号 12…高解像度記
録信号 13…階調性記録信号 14…像域識別信
号 21…文字領域 22…線画領域 23…網点画領域 24…写真画領域 101…比較器 102…遅延回路 103…レベル決定部 104…縦膨張処
理部 105…横膨張処理部 106…ラン変換
部 107…属性修正部 108…横孤立領
域判定部 109…ランメモリ部 110…ランデコ
ード部 111…縦孤立領域判定部 112…論理和部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−244409(JP,A) 特開 平3−209579(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/40 G06K 9/20 G06T 7/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主走査方向と副走査方向に沿って入力され
    る画素からなる入力画像をその濃度に応じて2値化して
    白領域と黒領域からなる2値化画像信号を得る2値化手
    段と、 この2値化手段により得られた2値化画像信号に対して
    黒領域を膨張させる処理を行う膨張処理手段と、 この膨張処理手段により処理された2値化画像信号中の
    白領域の大きさと連結性とから前記入力画像中の下地領
    域を判定する下地領域判定手段と、 この下地領域判定手段により下地領域と判定されなかっ
    た非下地領域における前記膨張処理手段により処理され
    た2値化画像信号中の黒領域の大きさから前記入力画像
    中の文字・線画領域のうちの横孤立領域と判定する第1
    の判定手段と、 前記2値化手段により得られた2値化画像信号中の黒領
    域について副走査上方向の近傍画素が前記下地領域判定
    手段により判定された下地領域であってかつ副走査下方
    向の近傍画素が白領域であるかどうかにより前記入力画
    像中の文字・線画領域のうちの縦孤立領域と判定する第
    2の判定手段と、 前記第1の判定手段により横孤立領域と判定された画素
    または前記第2の判定手段により縦孤立領域と判定され
    た画素を前記入力画像中の文字・線画領域と識別し、前
    記入力画像中の文字・線画領域以外を階調画領域と識別
    する識別手段と、 を備えたことを特徴とする像域識別装置。
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