JPH01194680A - カラー画像処理装置 - Google Patents

カラー画像処理装置

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JPH01194680A
JPH01194680A JP63018876A JP1887688A JPH01194680A JP H01194680 A JPH01194680 A JP H01194680A JP 63018876 A JP63018876 A JP 63018876A JP 1887688 A JP1887688 A JP 1887688A JP H01194680 A JPH01194680 A JP H01194680A
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JP
Japan
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color
histogram
threshold
data
value
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Application number
JP63018876A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Kimoto
哲雄 木本
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、普通紙記録のカラー複写機などの画像処理
装置に適用して好適な閾値設定手段に関する。
[発明の背景] カラー画像処理装置、例えばレーザビームを使用したカ
ラー複写機などにおいては、カラー原稿を複数の色に分
解してカラー画像情報を得、このカラー画像情報に基づ
いてカラー画像を記録するようにしている。
そして、このようなカラー複写機では、変倍処理や部分
色変換処理などの種々の画像処理ができるようになされ
ている他、画像処理された画像データが2値化若しくは
多値化されたのち、その2値化若しくは多値化データに
基づいて、感光体ドラムに照射される光信号が変調され
るようになされている。この光信号で潜像化されたのち
、現像処理工程に移行する。
このように各種の画像処理を行なったのち2値化若しく
は多値化した画像を記録するようにしたカラー画像処理
装置の一例を、第16図以下に示す。
原稿などの被写体2のカラー画像情報(光学像)は光学
系3を経てダイクロイックミラー4において2つの色分
解像に分Sされる。この例では、赤Rの色分解像とシア
ンCyの色分解像とに分11JIIされる。そのため、
ダイクロイックミラー4のカットオフは540〜600
nm程度のものが使用される。
赤R及びシアンcyの各色分解像は画像読み取り手段例
えばC0D6.7に供給されて、夫々から赤成分R及び
シアン成分cyのみの画像信号が出力される。
画像信号R,CyはA/D変換器10.11に供給され
ることにより、所定ピット数、この例では6ビツトのデ
ジタル信号に変換される。A/D変換と同時にシエーデ
ング補正される。12.13はシエーデング補正回路を
示す。
シェーデング補正きれたデジタル画像信号は有効領域の
抽出回路15において、最大原稿サイズ輻の信号分のみ
抽出きれて、次段の色弁別回路20に供給される。取り
扱う最大原稿幅が84サイズであるときにはゲート信号
としてはシステムのタイミング信号発生手段170で生
成されたサイズ信号B4が利用される。
ここで、シエーデング補正されたデジタル画像信号を夫
々VR,VCとすれば、これら画像信号VR。
VCが色弁別回路20に供給されて複数の色信号に分#
される。
この例では、赤、青及び黒の3つの色信号に分離するよ
うに構成された場合を例示する。
この発明でいう色弁別とは、カラー原稿を読み取った後
、画素ごとに青、赤、黒の何れか1色に帰属させること
をいう。
すなわち、原稿が何色であっても、画素ごとに赤、青、
黒の何れか1色に決めてしまう。この赤、青、黒は記録
装置に構成(例えば、赤、青、黒の現像器を持った複写
機)により決める。
帰属させるべき色の種類及び色数は他のものでもよい。
色弁別された各色信号は、夫々その色情報を示すカラー
コードデータ(2ビツトデータ)とその濃度データ(6
ビツトデータ)とで構成される。
これらの各色信号、のデータは、例えばROM構成の色
弁別用変換テーブル(マツプ)に格納されたものが使用
される。
第17図はこの色弁別マツプの一例を示す。
色弁別された画像データはカラー画像処理工程に移る。
まず、次段のカラーゴースト補正回路30に供給されて
、主走査方向(水平走査方向)及び副走査方向(ドラム
回転方向)でのカラーゴーストが補正きれる。
色弁別時、特に黒の文字の周辺で不要な色ゴースト(カ
ラーゴースト)が発生するからである。
カラーゴーストの出現例を第18図に示す。同図は黒文
字の「性」という漢字を撮像し、色弁別後に出現してい
るカラーゴーストを示したものである。
この例を見ても分るように、カラーゴーストとしては、
第19図A−Cに示すように、黒の線のエツジ部では赤
と青が、青線のエツジ部では黒が、赤線のエツジ部では
黒が出現している。
他の色の組合せではカラーゴーストの出現の仕方が異な
っているのは明らかである。
このようなカラーゴーストを可能な限り補正するための
回路が、このカラーゴースト補正回路である。
カラーゴースト処理はカラーコードデータのみ対象とな
る。
画像処理としてはカラーゴースト補正の他に、解像度補
正、部分色変換処理、変倍処理、多値化処理などがある
まず、カラーゴースト補正後の画像データ(カラーコー
ドデータと濃度データ)は、後段の解像度補正回路40
において、濃度データが処理されて、解像度(MTF)
が補正される。
解像度の劣化としては、レーザビームのビーム形状の変
形や、感光体ドラムへのトナーの現像特性の劣化等があ
る。そのうちで、解像度の劣化に直接影響を及ぼすのは
、光学系(原稿読み取り系)とその走行系である。
第20図に光学系を駆動したときの主走査方向と副走査
方向のMTF値(補正前)を示す。この特性は2〜16
dots/fl1mまでの空間周波数をもつ白黒のパタ
ーンを走査したときの計測値である。
この場合のMTFは MTF= (W−BK)/ (W+BK)(%)として
定義して使用した。ここに、Wは白信号、BKは黒信号
である。
MTFの劣化は副走査方向の方が著しい。同程度に補正
するには、主走査方向に対して副走査方向の補正量を2
〜4倍に設定すればよい。
主及び副走査方向を同程度に補正し、しかも細線部の再
現性を劣化させないようにするには、解像度補正回路と
しては、3×3画素の画像データを使用するコンポリュ
ウションフィルタなどを使用することができる。
コンポリュウションフィルタを使用したときの、補正結
果を第21図に示す。
解像度補正された濃度データとカラーコードデータは夫
々、カラーデータセレクタ50に供給され、部分色変換
モードが選択されたときには、その画像領域が特定の色
で記録される。
この部分色変換モードとは、白黒の原稿にマーカ(色マ
ーカ)で囲まれた領域を、その色マーカの色で記録する
モードをいう。
例えば、第22図に示すように、青の色マーカで囲まれ
た領域a内を、青で記録するのがこのモードである。
そのためには、色マーカを検出し、その領域を抽出する
必要がある。
このような意味から、領域抽出回路60が設けられ、原
稿上の色マーカの領域が検出され、その領域信号がデー
タセレクタ50に供給され葛。
この領域抽出回路60からは、例えば第23図に示すよ
うに、色マーカの領域に対応した領域信号QR,QBが
出力される。
データセレクタ50には、これらの信号の他に、現在何
色をコピー中であるかを示すスキャンコード信号BBR
と部分色変換指令信号CCが夫々供給される。
カラー複写機として、特定の複数の色を記録できるよう
にしたマルチカラーの複写機で、感光体ドラムの1回転
ごとに1色を現像し、全ての色が現像された後、転写分
離処理をすることによってカラー画像を記録するように
したタイプのものでは、現在何色を現像中にあるかを示
すのがスキャンコード信号である。
従って、青の色マーカが検出されたときには、青色のコ
ピーシーケンスのときで、しかも領域信号が得られたと
きに、対応するカラーデータを出力するようにすれば、
青の色マーカ内の画像を青色で記録することができる。
部分色変換処理でないときは、スキャンコード信号に一
致したカラーコードデータのときのみ、濃度データが出
力される。つまり、赤色のコピーシーケンスのときには
、赤のカラーコードが得られている間、対応する濃度デ
ータが選択的に出力されるものである。
カラーデータセレクタ50から出力された画像データ(
濃度データ)は変倍回路70にて、拡大・縮小処理が施
される。
拡大・縮小処理は、その主走査方向に対しては濃度デー
タを補間し、副走査方向(感光体ドラムの回転方向)は
走査速度を制御することによって行なう。
走査速度を速くすれば、副走査方向のサンプリングデー
タが間引かれるため、縮小処理となり、これとは逆に遅
くすれば拡大処理となる。
拡大・縮小処理が施された濃度データは多値化回路80
において、多値化処理される。例えば、4つの閾値を使
用することによって、6ビツト構成の濃度データが5値
化される。
閾値データは手動若しくは自動設定される。
自動的に閾値データを決めるため、ヒストグラム作成回
路100が設けられる。
ヒストグラム作成回路100においては、ある撮像した
画像データから、第24図に示すような濃度ヒストグラ
ムが作成される。作成された濃度ヒストグラムに基づい
て、その画像に最適な閾値データが算出きれる。
多値化処理された3ビツト構成の多値化データはインタ
ーフェース回路130を介してドライバ140に供給さ
れる。
ドライバ140では多値化データに対応してレーザビー
ムが変調される。この例では、PWM変調される。
ドライバ140は多値化回路80に内蔵させてもよい。
PWM変調されたレーザビームによって出力装置150
に設けられた感光体ドラムが現像きれる。
出力装置150としては、レーザ記録装置などを使用す
ることができる。
そして、現像器は、電子写真式カラー複写機が使用され
る。この例では、2成分非接触ジャンピング現像で、か
つ反転現像が採用される。
つまり、従来のカラー画像形成で使用される転写ドラム
は使用されない。装置の小型化を図るために、画像形成
用のOPC感光体(ドラム)上に、青、赤及び黒の3色
像をドラム3回転で現像し、現像後転写を1回行なって
、普通紙などの記録紙に転写するようにしている。
上述した各種の画像処理の指令及び画像処理のタイミン
グは何れも、CPU160によって制御きれる。
170は各種の処理タイミングを得るための処理タイミ
ング信号発生回路であって、これにはクロックCLKを
始めとして、出力装置150側から得られる主走査方向
及び副走査方向に関する水平及び垂直同期信号HV、V
Vざらにはレーザビームの走査開始を示すインデックス
信号IDXなどが供給きれる。
180は変倍タイミングを得るためのタイミング信号の
発生回路である。
[発明が解決しようとする課題] ざて、上述した構成においては、画像データが2値化若
しくは多値化されたのち出力装置150側に供給される
ようになされている。多値化された画像データに基づい
て画像を記録すると中間調を良好に再現できるので、以
下の例では画像データを多値化する場合について述べる
このように画像データを多値化する場合には、濃度ヒス
トグラム作成回路100において作成された濃度ヒスト
グラムのデータに基づいてその画像に適合した閾値が算
出されるようになされている。
第24図はこの濃度ヒストグラムを簡略化して図示した
ものである。
また、第24図はカラー原稿を対象とし、入力画像デー
タを6ビツトで表現したときのヒストグラムである。そ
して、この濃度ヒストグラムはカラー原稿全体の総合ヒ
ストグラムを示す。
理想的な原稿を撮像して得た画像データに基づいて濃度
ヒストグラムを作成する場合には、第24図に示すよう
に、この濃度ヒストグラムは原稿の地肌の平均輝度付近
と、文字情報の平均輝度付近に2つのピークが現われる
はずである。
従って、これら2つの領域の谷の部分の値を閾値として
設定すればよい。
ところが、実際の濃度ヒストグラムは、濃度ヒストグラ
ム上で地肌部分と文字部分とを明確に区別できる場合が
少ない。
第24図は白黒の原稿に対する濃度ヒストグラムの例で
あるが、これがカラーの原稿になると、その濃度ヒスト
グラムは第25図に示すようになるため、地肌部分と文
字部分とを明確に区別できなくなってしまう。
このことから、単一の濃度ヒストグラムつまり、総合ヒ
ストグラムだけでは、閾値を正確に設定できない。
第25図の総合ヒストグラムに対し、これを色ごとにヒ
ストグラムを作成すると、第26図A〜Dのようになる
ただし、白黒の濃度ヒストグラムは輝度レベルが「41
」のところで分割し、「41」以下を黒の濃度ヒストグ
ラム(同図A)とし、「41」以上を白の濃度ヒストグ
ラム(同図D)として示しである。
これは、色弁別テーブルの設定データにより変化するの
で絶対的なものではない。
このように色ごとに濃度ヒストグラムを作成すると、輝
度レベルの分布(度数分布)が明確になるから、色ごと
に閾値を設定することは可能である。
一方、原稿読み取り系(光学系)に設けられた光電変換
素子であるCCDの感度特性は、人間の視覚とは一致し
ていない。そのために、同一濃度つまり人間の目には同
一と見える色合であっても、カラー原稿を光学系で読み
取ると、同一の輝度レベルとはならない。その結果、濃
度ヒストグラムも色ごとに異なった特性となる。
例えば、黒、青及び赤の同一濃度の英文チャートの文字
部を撮像して濃度ヒストグラムを色ごとに作成すると、
その特性は第27図に示すようになる。
このことから、各色を同等に再現するには、総合濃度ヒ
ストグラムから閾値を決定するのではなく、各色ごとの
濃度ヒストグラムを作成し、色ごとにその閾値を決定す
る必要がある。
そこで、この発明ではこのような問題点を解決したもの
であって、閾値設定に際して色ごとにこの閾値を決定す
るようにしたカラー画像処理装置を提案するものである
[課題を解決するための手段] 上述の問題点を解決するため、この発明においては、電
気信号に変換されたカラー画像情報に基づいて、このカ
ラー画像情報を画側処理するようにしたカラー画像処理
装置において、カラー画像情報の色弁別手段と閾値設定
手段とが設けられ、閾値設定手段においては、色ごとに
濃度ヒストグラムが作成され、これら濃度ヒストグラム
を色ごとに判定して、色ごとに画像データに対する閾値
が設定されるようになされたことを特徴とするものであ
る。
[作 用] この構成において、濃度ヒストグラム作成回路100で
は色ごとに濃度ヒストグラムが作成され、作成された濃
度ヒストグラムのデータがCPUl60によって処理さ
れることにより、色ごとに閾値が算出される。
従って、閾値設定手段は濃度ヒストグラム作成回路10
0とCPU160とで構成きれていることになる。
色ごとに閾値を算出するため、以下のような処理がなさ
れる。
まず、濃度ヒストグラム(例えば、第5図の濃度ヒスト
グラム)から、最大及び最小値wh、wu 。
最大及び最小度数d wax、 d m、in、最大及
び最小度数での輝度レベルWmax、WIIlin及び
輝度レベル幅W (=Wh−W立)が算出される。
次に、これらのデータからヒストグラムの形状が判定さ
れる。
諸種の実験結果から、カラー原稿の内容に応じてヒスト
グラムの形状は地肌型、文字型、混在型及びこれらには
属しないその他の型の4種類程度に分離することがない
第9図、第11図及び第14図が、地肌型の例である。
第10図及び第13図が文字型の例である。
従って、第12図は混在型の例である。
ヒストグラムの形状が決定されたあとは、その形状に即
した閾値が算出される。画像データを5値化する場合を
例示すると、この場合には4つの閾値を使用して多値化
されるため、4つの閾値(閾値1〜閾値4)を算出する
必要がある。
閾値の一例を以下に示す。
[地肌型] 閾値1=W立+W立X(−0,45) 閾値2=WJl +Wjl X (−0,35)閾値3
=W立+W立X (−0,20)閾値4=WJl+W立
X (−0,05)補正係数(括弧内)がマイナスであ
るために、閾値1〜閾値4は何れも、最小値W!:Lよ
りも左側に設定される(第9図等参照)。
[文字型] 閾値1=Wa+WX (0,10) 閾値2=WJll+WX (0,30)閾値3=Vl/
JL+WX (0,50)閾値4=WfL+WX (0
,8Q) 最小値WfLを基準として輝度レベル幅W内に閾値1〜
閾値4が設定される。
[混在型] 閾値1=Wn+WX (0,30) 閾値2=WfL+WX (0,50) 閾値3=Vl+WX (0,70) 最小値WfLと最小輝度レベルWainとの間に、4つ
の閾値1〜閾値4が設定される。
以上の括弧内の数値は閾値1〜4を設定するためのパラ
メータであり、この程度が良好であった。
これら閾値が色ごとに算出され、算出された閾値によっ
て画像データが多値化される。
[その他の型] この場合の閾値としては、固定値が使用される。
固定値はマニュアル設定で使用されている中央値などを
利用できる。
その他の型以外の型が選択されたとき、その設定閾値と
してマニュアル設定で使用している複数の閾値の中から
選択することもできる。
[実 施 例] 続いて、この発明を上述したカラー画像処理装置に適用
した場合につき、第1図以下を参照して詳細に説明する
第1図はこの発明に係るカラー画像処理装置1の具体例
であって、第16図と同一の部分には同一の符合を付し
、その説明は省略する。
同図において、カラーゴースト補正されたカラーコード
が濃度データと共に変倍回路70に供給され、変倍され
た濃度データ及びカラーコードが夫々多値化回路80に
供給される。
この発明においては、多値化処理のための閾値データの
作成及び選択は、CPU160によって行なわれる。
従って、閾値設定手段は濃度ヒストグラム作成回路10
0とCPU160とで構成されることになる。
濃度ヒストグラム作成回路100から出力された濃度ヒ
ストグラムのデータ(発生度数を示す値)はCPU16
0に供給されて、入力画像に適合した閾値が色ごとに算
出きれる。算出きれた閾値データは多値化回路80に供
給されて、画像データが多値化される。
とて、ヒストグラム作成回路100では、色ごとに最適
な多値化処理を行なうため、濃度ピストグラムも色ごと
に作成され、色ごとに閾値データが算出される。そのた
め、このヒストグラム作成回路100には、濃度データ
の他にカラーコードデータも供給される。
濃度ヒストグラム作成に当たっては、所定の画像領域(
全画像の一部の領域)をブリスキャンして画像データが
求められる。
所定領域のみをブリスキャンして濃度データを検出する
ようにしたのは、差程のプリスキャン時間を要すること
なく、所定領域から濃度ヒストグラム作成に必要な濃度
データを収集できるようにするためである。
そして、このブリスキャン時間は、複写機のウオーミン
グアツプ時間以内に設定される。複写機に1クオーミン
グアツプを要するのは以下のような理由による。
第1に、複写機には感光体ドラムに照射する光信号(多
値化された信号によって変調きれる信号であって、例え
ば、レーザビーム)を主走査方向に偏向走査するための
回転多面鏡(ポリゴンミラーなど)が設けられている。
この回転多面鏡の回転の安定化を図るため、多少のウオ
ーミングアツプの時間を必要とするためである。
第2に、コピープロセス安定化のため感光体ドラムを予
備回転(1回転以内)させる必要があるためである。
ウオーミングアツプ時間としては2〜3秒程度であるか
ら、ブリスキャンはこのウオーミングアツプ時間に近い
時間、好ましくはウオーミングアツプ時間内で終了する
ように設定される。
ただし、このような時間をブリスキャ”ンの時間として
設定すると、ブリスキャンされる所定領域の面積が非常
に狭くなってしまう。
この欠点を避けるため、主走査方向(第2図の接方向)
は間引きながら画像情報をサンプリングし、副走査方向
(縦方向)は光学系の走査速度を通常記録時よりも速く
することによって、閾値算出に必要な画像情報を抽出す
る。
例えば、16ドツト/m11の解像度であるときには、
1ドツト/am程度に間引きながら水平方向に向かって
サンプリングきれる。
副走査方向の走査速度は、この例では、4倍速程度に選
定きれる。4倍速とすることによって、4ラインに1回
の割合で画像情報がサンプリングされる。また、4倍速
走査によって所定領域内の画像データが平均化されたも
のが濃度データとして検出されたことになる。
このように選定すると、最大原稿サイズが84サイズで
あるものとしたとき、実施例では、第3図に示すように
最大原稿サイズの115〜1/6程度の所定領域(斜線
図示)がブリスキャンの範囲となる。
この範囲内において検出された画像データが濃度ヒスト
グラム作成のために使用される。
このように、色ごとに濃度ヒストグラムを作成するため
、濃度ヒストグラム作成回路100に設けられたメモリ
(図示せず)には、第3図に示すように、色ごとにメモ
リエリヤが存在する。
このようなことから、メモリエリヤを区別するためのカ
ラーコードデータもメモリに対する上位アドレスデータ
として使用される(第3図参照)。
カラーコードデータの一例を第4図に示す。
ざて、濃度ヒストグラムが作成されたのちは、この濃度
ヒストグラムのデータを用いて、CPU160において
閾値1〜閾値4が算出される。
閾値算出例を第6図以下を参照して説明する。
まず、濃度ヒストグラムのデータよりヒストグラムの各
ポイントが算出される(ステップ200)。各ポイント
とは、第5図に示した最大、最小値wh、w豆などを指
す。
濃度ヒストグラムの各ポイントが算出されたのちは、ヒ
ストグラムの形状が判定きれる(ステップ210)。
この形状判定ステップ210において、地肌型、文字型
、混在型及びこれらに属しないその他の型に分Iliさ
れる(第9図〜第14図参照)。
ここで、地肌部分は濃度が均一で、面積が文字部分に比
べて大きいため、ヒストグラムとしては第9図に示すよ
うに、細長い山形となる。そこで、狭い濃度幅(輝度レ
ベル幅)に度数が集中した形状のヒストグラムを地肌型
とする。
これとは逆に、文字部分は地肌より濃度が不均一で、そ
の占有面積も少ないため、平坦な山形のヒストグラムと
なる(第13図参照)。そこで、広い濃度幅に度数が分
散した形状のヒストグラムを文字型とする。
そして、この地肌型と文字型を併せた形状のヒストグラ
ムを混在型とする(第12図参照)。
それから、これらの形状何れにも属しない形状のヒスト
グラムをその他の型として分類した。
ざて、濃度ヒストグラムの形状判定が終了すると、次に
各形状ごとに最適な閾値が算出される(ステップ230
)。
これらステップ200〜230は色ごとに順次処理きれ
るものであるから、全ての色についてその処理が終了す
ると(ステップ240) 、閾値決定処理ルーチンが終
了することになる。
第7図は濃度ヒストグラムの各ポイントを算出するため
の処理ルーチンを示す。
同図において、この例では最小値WfLが算出され、以
下最大値Wh、最大度数dmaxとそのときの最大輝度
レベルWmaxs最小度数dminとそのときの最小輝
度レベルW m i nの夫々が、これらの順をもって
順次算出される(ステップ201〜204)。
これら各ポイントの検出に際しては、足切り度数が設定
されている。最小度数近傍及び最大度数近傍は何れもノ
イズによって影響されている可能性が高いから、それら
は何れも無効データとして取り扱うようにしている。
この例では、第2図に示すブリスキャン領域内に存在す
る画素数(約64 、000個)の0.1%以内の度数
、従ってほぼ50を最小値W立及び最大値wh検出時の
足切り度数として設定した。
第8図は濃度ヒストグラムの形状判定処理ルーチンの一
例を示す。
形状判定は処理ルーチン200において算出された各ポ
イントのデータに基づいて行なわれる。
まず、輝度レベル輻Wが判定される(ステップ211)
。輝度レベル幅Wの値は多値化数によって相違する。
実施例では、5値化を行なうため、閾値を4個所設定す
る必要がある。一方、文字型の濃度ヒストグラム(第1
3図参照)では、その輝度レベル幅W内で4つの閾値を
設定する必要があるため、この場合には輝度レベルIg
Wは最低5以上必要になる。そこで、ステップ211で
の所定値は「5」を目安として設定した。
ステップ211において、輝度レベル幅Wが判定され、
これが所定値以下であるときには、濃度ピストグラムの
形状が上述した何れの型でもないものと判定される。つ
まり、その場合にはその他の型として処理される(ステ
ップ212)。
この型が選択されたときには、所定の固定値が閾値とし
て設定される。固定値としては、マニュアル設定で使用
されている中央値などを利用できる。
例えば、古新聞を原稿として撮像すると、第15図に示
すような色ごとの濃度ヒストグラム及び総合濃度ヒスト
グラムが得られる。
このとき、古新聞に青色が存在していなかったときには
、同図りに示すように、マニュアル設定で使用している
青色についての中央値の閾値1〜閾値4が設定されるも
のである。
このように濃度ヒストグラムの形状が地肌型、文字型及
び混在型の何れでもないとき、固定値を閾値として設定
するようにしたのは、極端な閾値若しくは不安定な閾値
に設定されるのを防止するためである。
マニュアル閾値は色ごとにある。
鐸度しベル輻Wが所定値以上あるときには、ステップ2
13において、最大度数d rBaxがチエツクされる
文字原稿の場合、文字部分の占有面積は通常、1〜5%
と言われている。そこで、総画素数(64゜000)の
3%に相当する値(約2000)を、文字部分と地肌部
分を識別するための数値として設定した結果、良好であ
った。
最大度数d waxが設定値以下であるようなヒストグ
ラムとしては通常原稿の特定色の文字部分などがある。
そこで、設定値以下であるときには、ステップ214に
おいて、今度は最大輝度レベルWmaxと最小値Vlと
の関係が判定される。
ヒストグラム全体が輝度レベル全体(O〜63)の17
2より淡いと号には、これを地肌とみなす。
つまり、ヒストグラムのピークが輝度レベル全体の2/
3より大キク(淡い側で、例えばWmax>40)、L
、かもヒストグラムの左端部の最小値が輝度レベル全体
の1/2より大きいときには(淡い側で、例えばWfL
>30)、これを地肌部分とみなすようにしている。
従って、この条件に合致しないときには、文字部として
処理される(ステップ215.216)。
文字部としてみなきれる例を第13図に示す。
これは、青の英文の文字部分の例である。
また、地肌として判定される例を第14図に示す。これ
は、方眼紙の例であり、この場合方眼は地肌として印字
しない場合を示した。
最大度数d waxが設定値以上あったときには、再び
輝度レベル幅Wがチエツクきれる(ステップ217)。
地肌判別のレベル幅として、輝度レベル全体の173以
下に設定する場合には、このステップ217において、
地肌レベルの上限値が設定される。
この例では、上限値を18とした。
その結果、輝度レベル幅Wが設定値以下であるときには
、これを地肌とみなす(ステップ218)。この例を第
9図に示す。
設定値以上であるときには、今度はヒストグラムのピー
ク位置の片寄り状態が判定される(ステップ219)。
そのため、最大輝度レベルWmaxと最小値W立との差
(Wmax−W立)と、最大値whと最大輝度レベルW
maxの差(Wh−Wmax)の大小関係がチエツクき
れる。
そして、ヒストグラムのピーク位置がヒストグラム全体
の前半部にあるとき、つまり、(Wmax−W立) >
 (Wh−Wmax)であるときには、これを文字と判
定する(ステッブ220)。これは、主に面積の大きな
ベタ文字などの判定に使用され、その例を第10図に示
す。
上述とは逆の判定結果が得られたときには、ステップ2
21において、最小輝度レベルWm1nと最小値Wjl
との輝度レベル差が判定される。
地肌にムラがあるときには、これが5以下となる場合が
多く 、Wm1n=W11とみなせるので(ステップ2
22) 、この場合には地肌として処理する。新聞紙な
どはこれに属する場合が多い(第11図参照) 5以上であるときには、ステップ223に示すように、 WmWmin−WfL であって、これは混在型として処理される。混在型の例
を第12図に示す。
以上の処理ルーチン210によって、色ごとにヒストグ
ラムの形状が判定され、これよりヒストグラム形状が分
類化される。
次の処理ルーチン230でその形状に即した閾値の算出
、設定処理が行なわれる。
ヒストグラムの形状、つまり地肌型、文字型、混在型及
びその他の型と、これらの設定閾値との関係を以下に例
示する。
[地肌型] 閾値1=Vl +W立X (−0,45)閾値2=W立
+W立X (−0,35)閾値3=W立+W立X (−
0,20)閾値4=W立+W立X (−0,05)補正
係数がマイナスであるために、閾値1〜閾値4は何れも
、最小値W立よりも左側に設定される(第9図、第11
図及び第14図参照)。
【文字型1 1tJ値1=Wi+WX (0,10)閾値2=W立+
WX (0,30) 閾値3=WJl+WX (0,50) 閾値4=Vl+WX (0,80) 最小値WJlを基準として輝度レベル幅W内に閾値1〜
閾値4が設定される(第13図参照)。
〔混在型〕
閾値1=W立+WX (0,30) 閾値2=Vl+WX (0,50) 閾値3=W立+WX(0,70) 閾値4=W立+WX (i、00) 最小値W止と最小輝度レベルWm1nとの間に、4つの
閾値1〜閾値4が設定される(第12図参照)。
以上の括弧内の数値は閾値1〜4を設定するためのパラ
メータであり、この程度が良好であった。
しその他の型〕 この場合の閾値としては、マニュアル設定で使用されて
いる中央値などを利用することができる。
なお、ヒストグラムの形状がその他の型以外の形状とし
て認識された場合、その他の型の場合と同様に、その閾
値をマニュアル設定で使用している複数の閾値の中から
選択することもできる。
上述した例では、画像データを5値化する場合を説明し
たが、多値化数は2以上であればよく、その数には限定
されない。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明においては、カラー原稿
から色ごとに濃度ヒストグラムを作成し、この濃度ヒス
トグラムより色ごとに、2値化若しくは多値化用の閾値
を算出し、算出された閾値に基づいて画像データを2値
化若しくは多値化するようにしたものである。
こうすれば、各色が混在した複雑な形状の濃度ヒストグ
ラムであっても、色ごとに濃度ヒストグラムを作成する
と、非常に単純な形状になる。
そのため、色ごとに閾値を比較的簡単に設定できる。
従って、この発明ではそのカラー原稿の色に最適な閾値
でもって2値化若しくは多値化できる特徴を有する。そ
の結果、再現画像が大幅に改善される実益を有する。
従って、この発明は上述したようなカラー画像処理装置
に適用して極めて好適である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る画像処理装置の一例を示す系統
図、第2図はブリスキャン領域を示す図、第3図は画像
データとメモリエリヤとの関係を示す図、第4図は色と
カラーコードデータとの関係を示す図、第5図はヒスト
グラムの特性図、第6図は閾値算出処理ルーチンの一例
を示すフローチャート、第7図はヒストグラムの各ポイ
ントのデータを算出するための処理ルーチンを示すフロ
ーチャート、第8図はヒストグラム形状判定用処理ルー
チンの一例を示すフローチャート、第9図〜第15図は
実際に作成されたヒストグラムの図、第16図はこの発
明の説明に供するカラー画像処理装置の系統図、第17
図は色弁別マツプの説明図、第18図及び第19図はカ
ラーゴーストの説明図、第20図及び第21図は解像度
補正の説明図、第22図及び第23図は部分色変換の説
明図、第24図は濃度ヒストグラムの概略図、第25図
は夫々総合濃度ヒストグラムの図、第26図A〜D及び
第27図は夫々色ごとの濃度ヒストグラムの図である。 1・・・カラー画像処理装置 20・・・色弁別回路 30・◆・カラーゴースト補正回路 40・・・解像度補正回路 50・・・カラーデータセレクタ 60・・・領域抽出回路 70・・・変倍回路 80・・・多値化回路 100・・・ヒストグラム作成回路 130拳・・インターフェース回路 140・・・ドライバ 150・・・出力装置 160・・・CPU

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)電気信号に変換されたカラー画像情報に基づいて
    、このカラー画像情報を画像処理するようにしたカラー
    画像処理装置において、 上記カラー画像情報の色弁別手段と閾値設定手段とが設
    けられ、 上記閾値設定手段においては、色ごとに濃度ヒストグラ
    ムが作成され、これら濃度ヒストグラムを判定して、色
    ごとに画像データに対する閾値が設定されるようになさ
    れたことを特徴とするカラー画像処理装置。
JP63018876A 1988-01-29 1988-01-29 カラー画像処理装置 Pending JPH01194680A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5119207A (en) * 1990-02-05 1992-06-02 Konica Corporation Copier with image transfer region determination and selective sampling of image data thereof

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