JPH02199588A - 像域識別装置 - Google Patents

像域識別装置

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JPH02199588A
JPH02199588A JP1017782A JP1778289A JPH02199588A JP H02199588 A JPH02199588 A JP H02199588A JP 1017782 A JP1017782 A JP 1017782A JP 1778289 A JP1778289 A JP 1778289A JP H02199588 A JPH02199588 A JP H02199588A
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JP
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JP1017782A
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Tadashi Yamamoto
直史 山本
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、文字・線画および階調画が混在する原稿画像
をスキャナ等で読取ったデジタル画像に対し、文字画・
線画領域と階調側領域および下地領域の識別を行なう像
域識別装置に関する。
(従来の技術) デジタル回路技術の発達とともに、ファクシミリ、ドキ
ュメントφファイル、デジタル複写機などのように、文
書画像をスキャナによりデジタル信号として読込み、伝
送・蓄積・再生などを行う装置が増えている。このよう
に画像をデジタル信号として扱うことにより、多様な画
像処理が可能となり、しかも検索が容易になる等多くの
長所がある。
このようなデジタル画像処理装置は、従来では主に文字
・線画などのモノクロ2値画像を対象としていたが、最
近では階調画が混在した画像をも扱いたいという要求が
高まるでいる。
文字と階調画とが混在する画像を扱う上で、ハードコピ
ーへの記録方法が一つの問題となる。デジタル画像の記
録方法として溶融熱転写方式や電子写真方式がよく知ら
れる。ごれらの方式は通常、1記録画点につき2ないし
数レベル程度の濃度を表挑する能力しか持たないだ′め
、階調画を表現するためには、面積変調法などの手法を
用いる必要がある。この方法は複数画点の組合わせによ
り、階調を表現するもので、組織的デイザ法などが有名
である。
組織的≠イザ法は原理的に階調性と解像度を両立きせる
記録方法であるが、原稿読取り時に生じるM’rFm佳
などイごよりエツジのだれた文字・線画は、かすれて再
生されたり、原稿に網点印刷による階調画があると、モ
アレが生じる可能性があるな□どの欠点を持つ。文書画
像において文字や線画の情報は重要であり、また文書画
像において階開側の表現方法として網点印刷が多く用い
られるので、これらの欠点は致命的である。
これらの欠点を除く方法として、画像の像域識別を利用
する方法がある。すなわち、画像を階調画などのように
階調性が重要な部分と、”文字・線画などのように解像
度が重要な部分とに識別し、その識別結果にしたがって
、画像の性質に最適な処理を施してから記録を行う方式
である(例えば「文書画像の再生について」牧野他、電
子通信学会研資P′RL81−14)。
像域識別の方式としては、画像のミクロな性質を用いる
方法等が提案されている。例えば、特開昭58−337
4号公報には画像を小ブロックに分割し、プロ・ツク毎
の最大濃度と最小濃度との差を求め、その差が閾値より
大きければ当該ブロックを文字画領域とし、小さければ
当該ブロックを階調側領域として識別する方法が開示さ
れている。
また、その他に特開昭60−1−204177号公報で
は、画像にラプラシアン中フィルタをかけた後、2値化
し、例えばその4×4画素のパターンの形状により識別
を行う方法が開示されている。
これらの方法を用いることにより、濃度変化の急な文字
・線画部分と、濃度変化の緩やかな階調画部分とを高精
度で識別することができる。
しかし、階調画のエツジ部分がミクロ的には文字画のエ
ツジと類似しているため、ミクロな情報のみを利用して
いる上述の方式では階調画のエツジ部分と文字のエツジ
部分とにおいて識別誤りが多く発生するという欠点があ
る。
(発明が解決しようとする課題) このように、従来行われている画像のミクロな構造特徴
を用いる像域識別方法では、階調画のエツジ部分がミク
ロ的に文字のエツジと類似しているため、階調画のエツ
ジ部分で識別誤りが多く発生するという問題があった。
そこで本発明は、画像中の階調画領域と文字領域と下地
領域とを精度良く識別できる像域識別装置を提供するこ
とを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上述した課題を解決するために、本発明は文字領域のマ
クロな構造の特徴に着目して、文字領域と階調画領域と
の識別を行なうことを基本的な特徴としている。通常の
文章画像では文字や線画は下地の上に描かれている。下
地は大面積で濃度の一様な領域であり、この下地領域に
囲まれた部分が文字領域または階調画領域であると考え
ることができる。
ここで、階調画とは写真や網点印刷より階調性をもった
1つの画像領域を意味する。また、文字は下地領域を除
く文字それ自体の部分を意味し、文字とその下地部分を
合せた部分は文字画と呼ぶことにする。以下の文もこの
用法にしたがう。
そこで、本発明では先ず下地濃度領域判別手段により、
例えば下地の大面積性や連結性、濃度の一様性などの性
質に着目して、画像を構成する各画素の濃度情報に基づ
き、下地領域と同等の濃度を持つか、または色が一様な
、下地と思われる領域(これを下地濃度領域という)を
判別する。次に、下地領域/非下地領域識別手段によっ
て、下地濃度領域の大きさ及び既に識別された下地領域
との連結性を調べることにより、下地濃度領域と非下地
濃度領域とを識別する。そして、文字領域/階調画領域
識別手段により、非下地領域のうちで大きさが所定の閾
値以下の領域を文字領域、閾値より大きい領域を階調画
領域として夫々識別する。
より具体的には、例えば入力画像がラスタスキャンによ
り得られた画像の場合、その入力画像を構成する画素の
濃度情報から当該画素が下地濃度画素であるか否かを判
別する下地濃度画素判別手段と、この手段により判別さ
れた下地濃度画素が主走査方向に連続してなる下地濃度
領域の長さを計測する第1の計測手段と、前記下地濃度
領域と前主走査ラインの下地領域との連結性の有無を判
別する連結性判別手段と、前記連結性判別手段により得
られた結果および前記下地濃度領域の長さに基づいて当
該下地濃度領域が下地領域であるか否かを識別する下地
領域/非下地領域識別手段と、この手段により識別され
た非下地領域の主走査方向の長さを計測する第2の計測
手段と、上記非下地領域のうち、その長さが閾値以下の
領域を文字領域と識別し、それ以外の非下地領域を階調
画領域と識別する文字領域/階調画領域識別手段と、前
記下地領域/非下地領域識別手段と文字領域/階調画領
域識別手段とにより得られた前記画像中の1主走査ライ
ン分の識別結果を記憶する記憶手段とを備えればよい。
また、本発明のより好ましい実施態様として、上述した
構成の像域識別装置をマクロ識別手段として用い、これ
に画像中の注目画素とその周辺領域の画素とを含む構造
特徴から階調画領域1文字領域および下地領域を識別す
るミクロ識別手段と、マクロ識別手段としての像域識別
装置の識別結果とを総合的に判断して最終的な像域識別
を行なう識別結果総合判定手段を更に備えることも有効
である。
(作用) 本発明では、通常の文章画像の文字や線画は下地の上に
印字され、また文字領域および階調画領域は下地領域に
囲まれており、更に文字領域と階調画領域との大きさが
異なっていることに着目し、下地領域と非下地領域との
識別後、文字領域と階調画領域との識別を行なう。従っ
て、文字領域と階調画領域とで類似した特徴部分である
エツジ部分において両頭域を誤識別することがなく、識
別精度の向上が図られる。
また、上述した下地領域の検出の後に文字領域と階調画
領域とを識別する像域識別装置と、ミクロな構造特徴を
用いて像域識別する装置とを組合せれば、夫々の結果を
補完して、更に精度の高い像域識別が実現される。
(実施例) 以下、図面を参照しながら本発明の実施例について説明
する。
第1図は像域識別装置を備えたフルカラー画像複写装置
の構成を示すブロック図である。
カラー画像複写装置は、画像入力部1と、色修正部2と
、像域識別部3と、適応処理部4と、画像記録部5とに
より構成されている。本発明は主に像域識別部3につい
て適用している。
画像入力部1では原稿画像を色分解して画像のRGBの
各色毎の反射率を表すRGB信号として読取る。これは
例えば、RGBのラインセンサをセンサの長手方向と垂
直方向に走査することにより、画像をラスタスキャン信
号として読取ることができる。以下、ラスク方向を主走
査方向、この主走査方向と垂直な方向を副走査方向と呼
ぶ。
ラインセンサの出力信号をA/D変換器でデジタル信号
に変換した後、シェーディング補正処理を施す。この処
理はラインセンサの各素子ごとのゲインやオフセット等
のばらつき及びRGBの白バランスの補正を行うもので
、この処理により、原稿が黒および白の場合、それぞれ
画像信号が「0」および「1」となるように規格化され
る。
この部分の具体的な構成については例えば、特開昭61
−71764号に詳しく記述されている。
色修正部2では原稿の反射率を表すRGB信号をインク
量信号YMCKに変換する。インク量信号YMCKは原
稿の色・濃度を再現するために記録部で印字すべきイエ
ロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)
、の各色インクの量を表す信号で、0〜1の間の値をと
り、「0」ならばインクを全く印字せず、「1」ならば
インクをベタで印字することを表す。イエローY、マゼ
ンタM、シアンCの夫々のインクの量を求める計算は、
色修正理論としてよく知られているマスキング法が用い
られる。この理論では色分解信号RGBとインク量信号
MMCとの関係が(1)式の如く示され、1次元のルッ
クアップテーブルと簡単な演′□算回路とにより構成で
きる。本方式により、色再現性・階調性の良好な特性が
得られる。
また、黒インク信号については、(3)式の計算により
得られる。黒インクKを用いることにより暗い部分や黒
い文字が引きしまった画像が再現される。この処理につ
いては例えば特願昭62−21534号に詳しく記述さ
れている。
・・・ (1) ただし、DY、DH,DCはインク量濃度で、インク量
信号MMCとは例えば(2)式の関係となる。
DY −log(1−Y ) DM−10g(1−M) DC−1og(1−C)        −(2)また
、(1)式におけるマトリックス係数m、。
1.1 (1,j′ml〜3)は各色インクのRGB反射率から
定まる値である。
K−(Y−M−C) n      −(3)但し、n
は2〜3程度の定数 色修正部2から出力したインク量信号YMCKは像域識
別部3と適応処理部4とに入力される。
インク量信号YMCKは、像域識別部3が出力する識別
結果に応じた適応処理を適応処理部4で受けた後、画像
記録部5て記録され原稿画像が再現される。ここでは説
明の都合上、つぎに画像記録部5について説明する。
画像記録部5では適応処理部4が出力するインク量信号
YMCKに従い、紙面上に4色のインク(イエロー、マ
ゼンタ、シアン、黒)を印字する。
記録は溶融型熱転写プリンタにより行う。溶融型熱転写
プリンタは、1画素毎に2または数レベルの階調しか安
定に表現できないので、面積変調法の一種であるデイザ
法により階調を表現する。デイザ法は簡易な構成で、か
つ原理的に階調性・解像度の両方を満たすので広く用い
られている。この方法を用いることによりフルカラー画
像を再現できる。
通常の場合、デイ゛ザ法は、プリンタへの駆動信号を印
字するか否かを示す2値化号とする2値デイザが用いら
れているが、たとえば特願昭62−203393号、特
願昭62−203394号に開示されているようにプリ
ンタへの駆動信号を多値とすることにより、階調性およ
び解像度を向上させる方法を用いてもよい。
ところで、デイザ法は理想的にシャープでガンマのたっ
たエツジは高解像度でシャープに記録できる反面、原稿
上でエツジのシャープな文字を読込んでも、画像入力部
1におけるぼけ等により読取った画像信号のエツジがだ
れると、工・ソジが「ぎざぎざ」に記録され解像度が低
下する。特に、小さい文字や細い線の場合はかすれが生
じ、判読できなくなることもある。また、デイザ法によ
る記録画像は周期構造をもつので、原稿画像にも網点印
刷のように周期構造がある場合、これらの周期構造が互
いに干渉してモアレノイズを生じ、再生画の画質を著し
く劣化させることがある。
また、文書画像において、文字や線画の情報は重要であ
り、しかも階調画像の多くは網点印刷な′ので、文書画
像を扱う上でこれらの欠点は致命的である。これらの欠
点を除くために、像域識別部3で画像の属性、例えば文
字・線画であるか、網点画(half’ −tone)
であるか、写真画(cont 1nuous −ton
e)であるかを識別し1その属性に応じた処理を適応処
理部4で行う。これは前記のデイザ法の欠点を除くとい
う意味で必要であるが、このような属性に識別できれば
、帯域圧縮において属性により圧縮方式を切替えるなど
、他の用途にも応用できる。
ところで、画像の属性に適応していない処理を施すと、
一般に画質は極端に劣化する。したがって、像域識別を
行う上で識別誤りを十分低くしないとこれらの処理によ
り、かえって画質が劣化する場合もありうるので、像域
識別には十分高い識別精度が要求される。
像域識別部3では原稿画像の大局的および局所的な特徴
を抽出して、文字・線画部分と、網点画部分と、写真画
部分との識別を行う。像域識別部3の構成を第2図に示
す。
像域識別部3はミクロ識別部10と、マクロ識別部11
と、上記ミクロ識別部10及びマクロ識別部11とが出
力する識別結果を総合して最終的な識別信号を生成する
識別合成部12とから構成されている。
ミクロ識別部10は、画像のミクロな構造の特徴に注目
して文字・線画と、網点画と、写真画との識別を行うた
めに、先ず、原画像の低域成分を除去し、適当な閾値で
2値化することにより原画像のミクロな構造特徴を抽出
し、この抽出した結果から文字尤度信号を生成し出力す
る。例えば、この2値化画像上の4×4画素程度の大き
さのパターンは原画像の属性についての情報をもってい
る。そこで、各パターンとそのパターンの出現しやすい
画像の属性との関係を予めテーブルとして備え、このテ
ーブルとパターンとを照合することにより、その領域の
属性を推定することができる。
又、パターンによっては、ある属性の画像にのみ多く出
現するものや、ある属性の画像にやや多く出現するとい
うパターンや、どの属性の画像にも同程度に出現しやす
いというパターンもある。したがって、パターンテーブ
ルの識別出力として、どの属性の画像かという定性的な
情報だけでなく、それがどの程度に確からしいかという
定量的な情報を持たせた方がよい。
また、通常の画像では文字や網点画の領域はそれぞれあ
る程度の面積をもっており、各画素の属性は空間的に高
い相関をもっている。この性質を利用して、やや広い領
域での前記のパターンによる識別結果を総合して修正す
る入城処理を施すことにより、識別精度を向上すること
ができる。
このミクロ識別部10の具体的な回路構成を第3図に示
す。原画像信号に対応したインク量信号YMCKは低域
除去フィルタ20に入力される。
この低域除去フィルタ20から出力された信号は、2値
化回路21にて適当な閾値Tで2値化される。
この2値化された信号をラインメモリ22を用いて、4
×4の2次元的なパターンとして取出し、このパターン
とROMによって構成されるパターンテーブル23の内
容とを参照して、文字尤度信号SYを得る。さらに、入
城処理回路24で注目画素の文字尤度信号SYと周辺画
素の文字尤度信号とを総合して、最終的な文字尤度信号
SYを得る。このミクロ識別部10の詳細は例えば、特
願昭63−50189号に述べられている。
本実施例ではミクロ識別部10の識別信号としてrob
、rlJ、r2J、r3Jの4クラスの信号を出力する
。「0」は離散的な構造をしているもので主に網点画で
あることを示し、「1」は写真や下地部分または中間(
網点画・文字のいずれか判別しがたいもの)等の濃度変
化の小さい領域を、「2」はやや文字画らしいものを、
「3」はかなり文字画らしいものであるとして識別して
いる。この方法では特に一様な網点領域や小さい文字、
細い線などの部分に対する識別精度は高い。
このため、後で詳しく述べるように網点部分には高域除
去フィルタをかけ、文字・線画部分には高域強調フィル
タをかけることにより、モアレノイズや小さい文字など
のかすれを防ぐことができる。
しかし、このようなミクロな構造特徴を利用した識別方
式では、互いに類似した構造をを持つ階調画のエツジと
文字・線画のエツジとを高い精度で識別するには限界が
ある。すなわち、階調画のエツジ部分の一部がクラス「
2」 (やや文字らしい)と識別される一方、文字もク
ラス「2」と識別される部分が多い。このため文字のエ
ツジ部分に大きな高域強調を施し、ガンマをたてて、エ
ラジをシャープに再現しようとすると階調画のエツジ部
にも同様の処理がかかり、階調画のエツジがシャープに
なり過ぎて、エツジの桓が急に変わるなどの不自然な画
像が記録される場合が多い。
そこで、マクロ識別部11では画像のマクロな構造の特
徴を利用して文字と階調画との識別を行なう。通常の文
書画像において、文字や線画は一様な下地の上に記録さ
れており、文字や線画は独立した幾つかの線素により構
成されている。したがって、文字や線画は下地の゛部分
に囲まれており、かつ各線素は大きさが小さい。一方、
階調画は下地部分に囲まれていなかったり、または下地
の上に載っていである程度以上の大きさを持っている。
そこで、原稿画碌の下地領域を検出し、下地領域に囲ま
れている、大きさの比較的小さい部分を検出すれば、そ
の部分は文字・線画め部分であると推定できる。この下
地の検出方法は、下地が通常、濃度が一様で、広い面積
を持ち、かつ連結しているという性質を利用す石。また
、下地の色は、多くの場合、白またはそれに近い薄い色
である゛とV9う性質も利用できる。
本実施例ではラスタスキャンによって得られた画像信号
に対して実時間で像域識別処理を行うために、次の2つ
の前提を付加している。
■下地部分は白またはそれに近い薄い色である。
■領域゛の大きさを主走査方向の長さで゛判mlする。
これらの前提のもとで、第4図のフロー図に示す手′順
にしたがって入力画像に対する像域識別処理が行なわれ
る。
(S  t  1) まず゛、白まhは白に近い薄い色の領域で、通常の原稿
として使われる用紙の□濃さや裏写りの程度に基づいて
定められた閾値より濃度の低い白地領域を1ラインの画
像信号の中から検出する。
具体的には、インク量信号MMCの値がすべである閾値
より低いか否かという基準などにより判定する。また、
原稿を予め、プリスキャンして得た画像信号または以前
に読込まれた画像信号から、濃度ヒストグラ゛ムなどを
作成して下地領域の濃度を推定し、この濃度の情報を用
いて白地領域の識別を行う方法も考えられる。これによ
り、原稿の下地の濃度に適合して白地領域を確実に検出
できるので、新聞などのように下地の濃い原稿に対して
も識別を行うことができる。
(S t 2) 白地領域が前ラインの下地領域と連結しているか否かを
判別する。
(S t 3) 連続した白地領域の長さを検出する。
(Si2) Stlにより判定された白地領域が以下の基準のいずれ
かを満たしたとき、この白地領域を下地領域と判定する
・白地領域が前ラインの下地領域と連結していて、かつ
当該白地領域の長さがLOより大きい場合。
・白地領域の長さが51以上の場合(但し、Ll>LO
)。
なお、上記閾値LOを網点周期の長さ以上に設定するこ
とにより、網点画像の中に連続した白地領域が現われた
ような場合、この白地領域を下地領域として識別するこ
とを防止することができる。
また、上記閾値L1は階調画像上に通常存在する白地領
域の大きさより大きく設定すれば良い。
(S t 5) 下地領域に挟まれた非下地領域の長さを検出する。
(S t 6) 非下地領域の長さがL2以下のもの(これを島領域とい
う)を検出する。上記閾値L2を文字の大きさより大き
く、かつ階調側領域の大きさよりも小さく設定すること
により、文字と階調面とを識別することができる。
(S t 7) 主走査方向の1ライン分の識別結果を遅延し、この遅延
した識別結果がSe2にて用いられる。
上述した□閾値LO,Ll、L2は、通常の画像の性質
から・、LOを0.5mm5 L 1をL 、 Omm
、L2を10+nmと設定している。
なお、文字の字だけを文字部分とみなすか、文字の字と
地との両方を文字部分とみなすか、換言すると、島領域
だけを文字領域とみなすが、島領域と下地領域との和集
合を文字領域とみなすかの2通りの方式が考えられる。
ここでは、識別結果に従って文字のエツジの部分を強調
する処理を行なうという目的から後者の考えをとり、島
領域と下地領域との論理和を文字領域の識別信号として
出力する。
第5図はマクロ識別部11の具体的な回路構成を示す図
である。
マクロ識別部11は、入力画像を構成する各画素が下地
濃度か否かを判別する白地抽出回路31と、各画素の濃
度情報に基づいて下地領域を検出する下地領域検出部3
2と、下地領域として検出されなかった非下地領域のう
ち、その大きさが所定の閾値以下の領域を島領域として
識別する島領域識別部33と、識別結果を記憶するメモ
リ部34とから構成されている。
白地抽出回路31は、色修正部2からインク量信号MM
Cを入力し、−こ・のインク量信号MMCと対応する画
像の各画素の濃度情報が白地部分であるか否かを示す2
値の白地信号SWを出力する。
この白地抽出回路31は、ルックアップ元−ブルにて構
成したり、3つのインク量を表わすインク量信号YM・
Cの夫々を所定の閾値と比較し、その結果の論理積を求
める等の演算処理ができる構成とな□っていればよい。
下地領域検出部32は、白地周期信号作成部40と、領
域□位置信号作成部50と、副走査連結判定部60と、
下地領域判別部70とにより構成され、次式(4)に示
す論理演算を実行する。
SU −(((L>LO) and SC) or(L
>Ll)) and  SW    −(4)すなわち
、白地同期信号作成部40は入力した白地信号SWに基
づいて、主走査方向の1ライン上で画像信号の白地領域
と非白地領域との境界、すなわち白地から非白地、また
は非白地から白地に変わる時に「1」を示す白地同期信
号S1を生成する。この白地同期信号S1は、白地信号
SWとフリップフロップ41を介して入力する1画、素
遅延させた白地信号SWとを排他的論理和演算部42に
入力して排他的論理和を求めることにより生成する。
領域位置信号作成部50では白地同期信号S1が「1」
の画素の主走査方向の座標を示す領域位置信号SPを生
成する。これは1画素ごとにカウントアツプするカウン
タ51と、このカウンタ51からの信号を白地同期信号
S1にてラッチし。
領域位置信号SPを出力するフリップフロップ52とに
より構成されている。
副走査連結判定部60は、白地領域が前ラインの下地領
域と連結しているか否かを検出するためのものであり、
当該ラインの画素に対応した前ラインの画素が下地領域
であるか否かを示す下地領域信号SU’を論理和演算部
61に入力し、この論理和演算部61の出力をフリップ
フロップ62を介して論理和演算部61の入力に接続す
ることにより、白地領域と前ラインの下地領域とが連結
しているか否かを示す信号SCがフリップフロップ62
から出力される。−フリップフロップ63は白地同期信
号S1の人力に伴い、フリップフロラプ62からの信号
をラッチし、連結情報信号SCとして出力する。
下地領域判別部70は、領域位置信号SPから連続した
白地領域の長さしを求め、この長さLおよび連結情報信
号SCから白地領域が下地領域であるか否かを判別し、
この判別結果を下地領域信号SUとして生成し、出力す
る。
上述した下地領域判別部70の構成は、白地同期信号S
1の入力に伴い領域位置信号SPをラッチし、領域位置
信号SPを出力するフリップフロップ71と、フリップ
フロップ52が出力した領域位置信号SPとフリップフ
ロップ71が出力した領域位置信号SPとの差しを求め
る減算部72と、この差しと閾値L1とを比較する比□
較器73と、上記差しと閾値LOとを比較する比較器7
4と、この比較器74の出力と連結情報信号SCとの論
理積を求める論理積演算部75と、この論理積演算部7
5の出力と比較器73の・出力との論理和を求める論理
和演算部76と、白地信号S1を入力することにより白
地信号SWをラッチし。
出力するフリップフロップ77と、論理和演算部76の
出力とフリップフロップ7・7の出力との論理積を求め
白地領域が下地領域であるか否かを示す下地領域信号S
Uを出力する論理積演算部78とか、ら構成されている
島領域識別部33は下地領域として検出されなかった゛
非下地領域のうち、その大きさが所定の閾値L2以下の
領域を島領域として検出し、当該島領域を文字部分と判
別するために、下地同期信号作成部80と、′島領域識
別部90とから構成されている。
下地同期信号作成部80は下地領域信号SUから下地領
域と非下地領域との境界を示す下地同期信号S2を生成
すべく、下地領域信号SUを1画素分遅延させ、出力す
るフリップフロップ81と、このフリップフロップ81
が出力した下地領域信号SUと下地領域判別部70から
入力じた下地領域゛信号SUとの排他的論理和を求め出
力する排他的論理和演算部82とから構成されている。
島領域判定部90は、フリップフロップ9′1と一減算
器92と、比較器93と、論理積演算部94とから構成
され、次式(5)に示す論理演算を実行する。
S I −(L’ <L2) and (not SU
)  −(5)すなわち、フリップフロップ91は下地
同期信号S2の入力に伴い領域位置信号SPをラッチし
出力する。減算器92は、領域位置信号作成部50・か
ら入力した領域位置信号SPと、フリップフロップ91
から1領域分遅延して入力した領域位置信号SPとの差
L′を求め出力する。比較器93は閾値L2と、減算部
92から入力し・□た非下地領域の主走査方向の長さL
′とを比較し、この比較結果と下地領域信号SUを反転
させた信号との論理積を論理積演算部94にて求め、島
領域領域信号Slが出力される。
下地領域判別部70が出力する下地領域信号SUおよび
島領域判定部90が出力した島領域信号Srは、原画像
信号に対して、各領域の・終端で決定する。これらの信
号は、メモリ部34のメモリ100aまたはメモリ10
0bに記憶され、次のラインについての処理が連結判定
部60で行なわれる際、読出し制御部110による制御
より、これらの信号が読出される。
メモリ部34は2組のメモ1月00a (100b)およびアドレスカウンタ101a(101
b)と、読出し制御部110と、切替スイッチ120と
により構成されている。
上述した2組のメモリ100a、アドレスカウンタ10
1 a軸よびメモリ100b、アドレスカウンタ101
bの一方が信号の書込みに用いられ、他方は読出しに用
いられ、1ライン毎にその役割を交替すべく、切替えス
イッチ120が動作する。
例えば、メモリ100 a (100b)には、下地領
域同期信号S2が「1」になる度に下地領域信号SUと
、島領域信号SIと、領域位置信号SPとが書込まれる
。この書込み動作と同時にメモリ100a (100b
)に接続されているアドレスカウンタ101m (10
1b)のアドレスが「1」増加される。
メモリ100a (100b)に上述した下地類域信号
SU、島領域信号S■、領域位置信号SPが書込まれて
いる間、メモリ100b’(100a)の内容を読出し
制御部11oi抽御により読出し、原信号に同期した島
領域信号Sl’および主地領域信号SU’を得る。
上記読出し制御部110は、原信号の同期信号にしたが
ってカウントアツプするカウンタ111と、このカウン
タ111の内容と読出した領域位置信号SP′とを比較
する比較器112とたより構成されている。この比較器
112は、カウンタ111からの信号と、領域位置信号
SP′とが等しくなる毎にメモリ100b□’(100
’a )に接続されたアドレスカウンタ101b (1
0ia)をカウントアツプする信号を送出する。
得られた前ラインの下地領域信号i′U′と島領域信号
Sl’とを論理和演算部125に入力し、ライン上の注
目画素が文字領域(下地領域と島領域との論理和)であ
るか否かを示すマクロ識別部11の識別結果として識別
信号′SXが出力される。
説明を第2図に戻す。
図示の如く、識別合成部12は、ミクロ識別部10から
の文字尤度信号SYとマクロ識別部11からの識別信号
SX(!I1.を入力し、第1表に示すように文字尤度
信号SYと識別信号SXとの関係から一意に識別結果が
決定し、識別信号Szが出力される。
第   1   表 上述したような結果を出力する識別合成部12は、簡単
な組合わせによる論理回路または小容量のルックアップ
テーブルで実現できる。
ミクロ識別部10が出力する文字尤度信号SYが示すク
ラスが「0」の場合は入力画像の注目画素が網点画であ
り、文字尤度信号SYが示すクラスが「1」の場合は入
力画像の注目画素が写真画または下地であり、文字尤度
信号SYが示子クラスが「3」の場合61入力画像め注
目画素が文字であるとし、マクロ識別部11の識別結果
によらず識別結果が決定する。
また、文字尤度信号SYが示すクラスが「2」の場合、
入力画像の注目画素が文字らしいととしか分らない。こ
のため、マクロ識別部11の識別結果が文字領域または
下地領域であることを示しているとき、識別合成部12
は文字画であると識別する。また、マクロ識別部11が
文字領域でない、すなわち階調画であると識別したとき
、識別合成部12は入力画像の注目画素が階調画のエツ
ジ部であると識別する。
この処理により、マクロ識別部11で誤って識別されや
すかった、色地の上の文字および階調側止の色の薄い部
分がやや文字ら□しい(クラス2)と識□別される。ま
た、ミクロ識別部10では共にクラス2に識別されやす
く、区別の困難であった文字のエツジと階調画のエツジ
とがマクロ識別結果を用いることにより、高精度で識別
できるようになり、総合的に識別精度が大きく向上する
また、第6図に示すような画像の像域識別を行なうと、
非下地領域および島領域はそれぞれ、第6図(b)、(
C)の斜線部分に示すに示す如くなる。
入力画像を構成するラインの白地領域の長さ及び前ライ
ンの下地領域との連結性とから白地領域が下地領域であ
るか否かを判断する。このとき、下地領域の連結情報は
副走査方向の正の向きが考慮されるだけで、副走査方向
の大きさが考慮されない。このため、第6図(a)に示
す下向きに尖っている逆V形の折れ線の下側の一部(図
中A)が下地領域と識別されなかったり、主走査方向に
平行な長い線(図中B)が第6図(c)に示すように、
島領域として識別されないこともあるが、連室の文章画
像に対して、ある程度の精度で像域識別することができ
る。また、処理が簡単で計算量やメモリ量も少ないので
実用的な処理である。
上述した識別合成部12はミクロ識別部10の識別結果
をマクロ識別部11の識別結果より優先しているが、必
ずしもこの例に限るものでなく、要求される識別特性に
応じて別の構成としてもよい。
第7図は適応処理部の構成を示す図である。
適応処理部4はフィルタ処理部130と、ガンマ変換部
131とにより構成されている。この適応処理部4は像
域識別部3から入力した識別信号SZにしたがって、像
域の属性に適した処理をインク量信号MMCに施すこと
によりデイザ法の欠点を除く。
フィルタ処理部130はカーネルを準連続的に可変なデ
ジタルフィルタであり、具体的には、インク量信号MM
Cで表わされる入力画像信号の高域感分を抽出する低域
除去フィルタ(ラプラシアンフィルタ)13.2と、低
域除去フィルタ132の出力信号8132に定数kを乗
算する乗算器133と、識別信号SZに基づいて定数k
を設定する定数決定部134と、乗算器133の出力信
号に入力画像信号を加算し、この加算結果を出力する加
算器135とにより構成されている。
低域゛除去フィルタ132のカーネルは第8図(a)の
如く示され、周波数特性は第8図(b)の如く示す、こ
とができる。
定数決定部134は、入力した識別信号SYがクラス「
0」を示すとき乗算定数には「−1」または「1」に設
定され、クラス「1」を示すとき乗算定数には「0」ま
たは「0よりやや大きい値」に設定され、クラス「2」
を示すとき乗算定数には「やや大きい値」に設定され、
クラス「3」を示すとき乗算定数には「かなり大きい値
」に設定される。
このように、乗算定数にの値を切替えることにより、フ
ィルタ処理部130の特性を変えることができる。例え
ばに−0の場合は処理を行なわず、k、−、−1の場合
は高域除去フィルタ、k〉0の場合は高域強調フィルタ
となる。
なお、乗算定数kが「−1」のときのフィルタ処理部1
30の特性は第8図(C)の如くなり、乗算定数kが「
0」のときのフィルタ処理部130の特性は第8図(d
)の如くなり、乗算器数kが「2」のときのフィルタ処
理部130の特性は第8図(e)の如くなる。
なお、上記定数kを画像入力部1におけるMTFの劣化
を補正する程度の値に設定すれば、写真画などもくっき
り記録可能となる。
ガンマ変換部131はフィルタ処理部130の出力信号
5134にガンマ変換を施す。このガンマ変換部131
の入出力特性は、例えば、(5)式の如く示すことがで
きる。ここでXはガンマ変換部131の入力であり、y
はガンマ変換部131の出力である。       。
y−aX (x−b) 十b  ”   ・・・(5)
上記定数aはガンマ変換の傾きを表し、切替え可能とな
っている。a−1と選ぶことにより、入力がそのまま出
力される。
ガンマ変、換部131は、識別信号Szに基づいて定数
aを以下に記す如く設定することにより、画像の領域に
適応した処理を行なうことが可能となる。      
            ゛識別信号SYがクラス「0
」を示すとき、入力画像の注目画素は網点画に含まれて
いるものと認識し、乗算定数kをr−IJ、定数aを「
1」に設定する。これにより、入力画像の高域除去処理
が施され、画像の網点成分が除去されるので、デイザ法
によるモアレノイズが生じない。
識別信号SZがクラス「1」を示すとき、入力画像の注
目画素は写真画・下地部に含まれているものと認識し、
乗算定数kを「0」または「0よりやや大きい値」2定
数aを「1」に設定する。
上記定数にの値を画像入力部でのMTFの劣化を補正す
る程度の値にとれば、写真画などもくっきり記録される
識別信号SZがクラス「2」を示すとき、入力画像の注
目画素は階調画のエツジに含まれているものと認識し、
乗算定数kを「やや大きい値」。
定数aを「1」に設定する。これにより、高域強調処理
が施され、階調画のエツジはシャープに再現される。ま
た、色地の上の文字などの一部はクラス2と識別される
が、高域強調処理によりある程度の文字品質は保証され
る。
識別信号SZがクラス「3」を示すとき、入力画像の注
目画素は文字画に含まれているものと認識し、乗算定数
kを「かなり大きい値」、定数aを「大きな値」に設定
する。このような設定により、文字や線画がシャープに
再現される。ガンマ変換の傾きを大きくしているので、
エツジでのぎざぎざや細い線のかすれは生じず、良好な
文字・線画を再生できる。
上述の如く入力画像に適応した処理を施した後、デイザ
法を用いて記録することにより原稿画像の種類によらず
高画質な画像を再現できる。
次に、カラー画像複写装置に用いられる像域識別装置の
変形例のマクロ識別部が行なう処理手順′を第9図のフ
ロー図に示す。
本変形例のカラー画像複写装置に適用される像域識別装
置は上述したマクロ識別部11の処理内容のみが変わる
。そこで、マクロ識別部の処理内容についてのみ説明す
る。
色地の下地領域も検出も可能なマクロ識別部は、先ず、
色修正部2からイエローY、マゼンタM。
シアンCの夫々のインク量を示す6ビツト×3のインク
量信号YMCを入力し、このインク量信号MMCにより
示される色を色コード信号に変換する(Sl)。色コー
ド化された色コード信号は色数を圧縮するもので、¥、
M、Cのインク量を6ビツトとすると色数として総計約
26万色を取り得るインク量信号を例えば100色程度
に削減する。これにより、画像中の色の近いものどうし
が同じ色コードで示され、近い色どうしが同じ領域に含
まれるようになる。本実施例では色コード信号への変換
は固定であるが、例えばプリスキャン等により原稿画像
上に現れる色の分布を調べておき、これに応じて変換テ
ーブルを可変する等の方法をとってもよい。
次に1ライン上の同じ色コード信号が連続する色コード
毎に当該1ライン上を領域分けする(S2)とともに、
前ラインにて下地領域と判定された領域と、この領域の
色コードと同一の色コードの連続した領域とが連結して
いるか否かを調べる(S3)。
次に、処理S2.S3にて得られた結果に基づいて2つ
の条件の内のいずれかを満たす領域を下地領域とする(
S4)。
■前ラインの同じ色コードの領域で下地領域と判定され
た部分に連結していて、かつ主走査方向の長さが閾値L
O以上の領域である。
■領域の主走査方向の長さが閾値し1以上の領域である
(ただし、Ll>LO)。
これにより、白地に限らず同色で連結した領域が下地領
域と判別される。
そして、下地領域に挾まれた非下地領域の長さを検出し
くS5)、この長さがL2以下のものを島領域として検
出しくS6)、島領域と下地領域との和を文字領域とし
、この識別結果を示す識別信号を出力する(S7)。
上述した閾値LO,Ll、L2は、実施例における閾値
と同じ基準で選べばよい。また、本変形例では色地の下
地領域も判別することができるので、色地の上の文字画
も容易に識別でき、高精度な識別を実現できる。
なお、本発明は上述した実施例に限定されるものではな
い。例えば、像域識別部はマクロ識別部とミクロ識別部
との構成されているが、マクロ識別部のみを用いても十
分な像域識別の精度を得ることができる。
また、像域識別装置を画像の記録に利用しているが、例
えば識別結果に応じて画像の符号化方式を切替えること
により、混在画像の符号化効率を上げることができ、画
像の伝送や蓄積を行う装置にも応用できる。
[発明の効果コ 本発明によれば、文章画像の文字や線画は下地の上に印
字され、また文字領域および階調画領域は下地領域に囲
まれており、更に文字領域および階調画領域の大きさが
異なっていることに着目し、下地領域と非下地領域との
識別の後、文字領域と階調画領域との識別を行なうこと
により、文字領域と階調画領域との類似した特徴部分で
あるエツジ書′こおいて両領域を誤識別することがなく
、高い識別精度で識別することが可能となる。
また、上述した下地領域の検出により文字領域と階調画
領域とを識別する像域識別装置と、ミクロな構造特徴を
用いて像域識別する装置とを組合せれば、それぞれの識
別結果を補完して、更に精度の高い像域識別を実現でき
るので、原稿画像が網点画、写真画8文字画のいずれで
あっても、また原稿画像が網点画、写真画1文字画によ
り構成されていても、画像の属性に適応した処理を施す
ことが可能になるので、高品質な画像が再現できるよう
になる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第8図は本発明の一実施例に係る像域識別装置
を示す図で、第1図は同装置を備えたカラー画像複写装
置の構成を示すブロック図、第2図は像域識別部の構成
を示すブロック図、第3図はミクロ識別部の構成を示す
図、第4図はマクロ識別部が行なう処理の手順を示すフ
ロー図、第5図(a)〜(C)はマクロ識別部が行なっ
た識別結果を示す模式図、第6図はマクロ識別部の具体
的な回路図、第7図は適応処理部の構成を示すブ0ツク
図、第8図(a)〜(e)は適応処理部のフィルタの特
性を示す図、第9図はマクロ識別部が行なう処理を変形
した手順を示すフロー図である。 1・・・画像入力部、2・・・色修正部、3・・・像域
識別部、4・・・適応処理部、5・・・画像記録部、1
0・・・ミクロ識別部、11・・・マクロ識別部、12
・・・識別合成部、20・・・低域除去フィルタ、21
・・・2値化回路、22・・・ラインメモリ、23・・
・パターンテーブル、24・・・大域処理部、31・・
・白地抽出部、32・・・下地領域検出部、33・・・
島領域識別部、34・・・メモリ部、40・・・白地同
期信号作成部、50・・・領域&置信号作成部、60・
・・副走査連結判定部、70・・・下地領域判別部、8
0・・・下地同期信号作成部、90・・・島領域判定部
、10’Oa 。 100 b−・・メモリ、101a、101b−・・ア
ドレスカウンタ、110・・・読出し制御部、12′0
・・・切替えスイッチ、130・・・フィルタ部、13
1・・・ガンマ変換部、132・・・低域除去フィルタ
、133・・・乗算器、134・・・乗算定数決定部、
135・・・加算器。 促眸

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)画像中の階調画領域、文字領域および下地領域を
    識別する像域識別装置において、 前記画像を構成する各画素の濃度情報に基づいて下地領
    域の濃度を有する下地濃度領域を判別する下地濃度領域
    判別手段と、 この手段により判別された前記下地濃度領域の大きさ及
    び既に識別された下地領域との連結性を調べることによ
    り下地領域と非下地領域とを識別する下地領域/非下地
    領域識別手段と、 この手段により識別された非下地領域のうち、その大き
    さが閾値以下の領域を文字領域と識別し、それ以外の領
    域を階調画領域と識別する文字領域/階調画領域識別手
    段とを具備してなることを特徴とする像域識別装置。
  2. (2)ラスタスキャンにより得られた入力画像を構成す
    る画素の濃度情報から当該画素が下地濃度画素であるか
    否かを判別する下地濃度画素判別手段と、 この手段により判別された下地濃度画素が主走査方向に
    連続してなる下地濃度領域の長さを計測する第1の計測
    手段と、 前記下地濃度領域が前主走査ラインの下地領域との連結
    性の有無を判別する連結性判別手段と、前記連結性判別
    手段により得られた結果および前記下地濃度領域の長さ
    に基づいて当該下地濃度領域が下地領域であるか否かを
    識別する下地領域/非下地領域識別手段と、 この手段により識別された非下地領域の主走査方向の長
    さを計測する第2の計測手段と、 上記非下地領域のうち、その長さが閾値以下の領域を文
    字領域と識別し、それ以外の非下地領域を階調画領域と
    識別する文字領域/階調画領域識別手段と、 前記下地領域/非下地領域識別手段と文字領域/階調画
    領域識別手段とにより得られた前記画像中の1主走査ラ
    イン分の識別結果を記憶する記憶手段とを具備してなる
    ことを特徴とする像域識別装置。
  3. (3)画像中の階調画領域、文字領域および下地領域を
    識別する像域識別装置において、 上記画像の濃度または色の一様な領域を検出する領域検
    出手段と、 この手段により検出された濃度または色の一様な前記領
    域の大きさおよび連結性に基づいて当該領域が下地領域
    であるか非下地領域であるかを識別する下地領域/非下
    地領域識別手段と、 この手段により識別された非下地領域のうち、その大き
    さが所定の閾値以下の領域を文字領域と識別し、それ以
    外の領域を階調画領域と識別する文字領域/階調画領域
    識別手段とを具備してなることを特徴とする像域識別装
    置。
  4. (4)画像中の注目画素とその周辺領域の画素とを含む
    領域の構造特徴から階調画領域、文字領域および下地領
    域を識別するミクロ識別手段と、このミクロ識別手段と
    請求項1、2または3に記載の像域識別装置とにより得
    られた識別結果を総合的に判定して最終的な像域識別を
    行なう識別結果総合判定手段とを更に具備したことを特
    徴とする像域識別装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5583646A (en) * 1993-03-31 1996-12-10 Kabushiki Kaisha Toshiba Apparatus for distinguishing image portions through image expansion
US8041112B2 (en) 2005-08-31 2011-10-18 Sharp Kabushiki Kaisha Image processing apparatus, image forming apparatus, image reading apparatus, image processing method, image processing program, computer-readable storage medium for storing the image processing program with segmentation and density correction optimization
JP2013115612A (ja) * 2011-11-29 2013-06-10 Brother Ind Ltd 画像読取装置及び地色補正プログラム
JP2013157914A (ja) * 2012-01-31 2013-08-15 Brother Ind Ltd 画像処理装置、画像処理プログラム

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