JPH0685104B2 - ホログラムの複製装置 - Google Patents

ホログラムの複製装置

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JPH0685104B2
JPH0685104B2 JP59278620A JP27862084A JPH0685104B2 JP H0685104 B2 JPH0685104 B2 JP H0685104B2 JP 59278620 A JP59278620 A JP 59278620A JP 27862084 A JP27862084 A JP 27862084A JP H0685104 B2 JPH0685104 B2 JP H0685104B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はホログラムの複製装置に関し、さらに詳しくは
複製工程が著しく簡素化でき大量生産可能なホログラム
の複製装置に関する 発明の技術的背景ならびにその問題点 ホログラフィーとは、物体からの光の波面を記録する新
しい技術であって、その技術によって作られたホログラ
ムによれば、立体像を再生することができしかも多重記
録も可能となる。またホログラムの記録の一方法とし
て、物体からの光の凹凸模様で記録することができ、こ
のホログラムは大量複製が容易である。
このようなホログラムを、たとえばクレジットカード、
バンクカードなどのカード類に設ければ、美しさおよび
目新らしさを備え、しかもカード自体の偽造ならびに変
造が困難なカード類が得られる。また、本の表紙、レコ
ードジャケット、あるいは衣類などに設ければ、美しさ
および目新らしさを備えた製品が得られる。
ホログラムをカード類あるいは本の表紙、レコードジャ
ケットなどに設けるためには、物体からの光の波面に相
当する干渉縞を凹凸模様の形でホログラムに記録し、こ
れを何らかの手段で大量に複製する必要がある。
従来、ホログラムの複製は熱可塑性樹脂と、物体からの
光の波面に相当する干渉縞を凹凸模様で表面に形成され
たホログラム原版とを、加熱条件下で圧接させて熱可塑
性樹脂の表面に凹凸を形成するものであり、この複製装
置は、熱可塑性樹脂とホログラム原版とを圧接させなが
ら、冷却するものであった。なぜなら、加熱条件下で熱
可塑性樹脂とホログラム原版とを圧接させて熱可塑性樹
脂の表面に凹凸を形成した後直ちに圧接状態を解除する
と、一旦熱可塑性樹脂表面に形成された凹凸が消滅して
しまうからである。このため、ホログラムの複製工程に
長時間を必要とし、また、多数回の加熱・冷却を繰り返
すため、装置が複雑となるのみならず、ホログラム原版
が劣化するという問題点があった。さらに、ホログラム
は、熱可塑性樹脂で作るため耐熱性がなく、また一般的
に耐溶剤性にも劣る問題もあった。
一方、このようなホログラム複製に際しての加熱や耐熱
性、耐溶剤性に伴なう問題点を解消するため、基材フィ
ルム上に紫外線硬化樹脂が設けられてなるホログラム形
成用フィルムとホログラム原版とを圧接させ、次いで紫
外線をこのフィルム上に照射して前記樹脂を硬化させる
装置も提案されている。ところが、従来用いられてきた
種類の紫外線硬化樹脂は、一般に液体状態にあるため、
基材フィルム上に塗布した場合に著しくベタつき、した
がって基材フィルム上に従来の紫外線硬化樹脂を塗布し
てなるホログラム形成用フィルムは巻取って保管するこ
とができず、したがってホログラム原版と接触する直前
に基材フィルム上に紫外線硬化樹脂を塗布する装置が必
要となり、装置全体が繁雑になるという問題点があっ
た。
発明の目的 本発明は、これら従来技術に伴う欠点を解決しようとす
るものであり、ホログラムの複製装置を著しく簡素化す
るとともに、画像再現性のよい、耐熱性、耐溶剤性に優
れたホログラムを大量に生産することを目的とするもの
である。
発明の概要 本発明にかかるホログラムの複製装置は、基材フィルム
上に熱成形性を有する固体状の紫外線硬化樹脂または電
子線硬化樹脂が設けられてなるホログラム形成用フィル
ムの巻取ロールを装着する給紙装置と、該給紙装置より
繰り出されるホログラム形成用フィルムを加熱して該樹
脂を軟化させる加熱装置と、該加熱装置により加熱され
るホログラム形成用フィルムを加圧する一対のニップロ
ーラーで構成されている転写装置であって、該転写装置
の一対のニップローラーが押し付けローラーと表面にホ
ログラム原版が設けられたエンボスローラーとからなる
転写装置と、該ニップローラーより送り出されるホログ
ラム形成用フィルムに紫外線または電子線を照射して該
樹脂を硬化させる照射装置と、ホログラム形成用フィル
ムを巻取る巻取装置を配設したことを特徴としている。
発明の具体的説明 以下、本発明を図面に示す具体例について説明する。
第3図は、表面にホログラム原版が設けられたエンボス
ローラーの凹凸をホログラム形成フィルムに転写する装
置の一部拡大断面図である。
ホログラム形成用フィルム1は、基材フィルム2上に、
熱成形性を有する紫外線硬化樹脂または電子線硬化樹脂
3が設けられて構成されている。必要に応じて、基材フ
ィルム2と前記樹脂3との間には、剥離層(図示せず)
が設けられていてもよい。
基材フィルムとしては、フィルム状のあらゆる材料が用
いられうる。具体的には、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニル、塩
化ビニル/酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニリデン、
ポリメタクリル酸メチル、ポリスチレン、ポリビニルブ
チラール、ポリカーボネートなどの重合体フィルム、
紙、合成紙、鉄などの金属フィルムなどが用いられう
る。また、これらの積層体も用いられうる。
本発明に用いられうる熱成形性を有する紫外線硬化樹脂
または電子線硬化樹脂3は、常温では固体状であって、
基材フィルム2上に設けられた場合に、表面がべたつく
ことがなく巻取り可能である。したがって、基材フィル
ム2上に前記樹脂を設けてなるホログラム形成用フィル
ム1は、巻取って保存することができるため、ホログラ
ム原版と接触する直前に、基材フィルム上にいちいち前
記樹脂を設ける必要がない。
本発明のホログラム層に使用可能な材料としてはラジカ
ル重合性不飽和基を有する熱成形性物質であり、次の2
種類のものがある。
(1) ガラス転移温度が0〜250℃のポリマー中にラ
ジカル重合性不飽和基を有するもの。さらに具体的に
は、ポリマーとしては以下の化合物〜を重合、もし
くは共重合させたものに対し後述する方法(イ)〜
(ニ)によりラジカル重合性不飽和基を導入したものを
用いることができる。
水酸基を有する単量体:N−メチロールアクリルアミ
ド、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキ
シエチルメタクリレート、2−ヒドロキシプロピルアク
リレート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、2
−ヒドロキシブチルアクリレート、2−ヒドロキシブチ
ルメタクリレート、2−ヒドロキシ、3−フェノキシプ
ロピルメタクリレート、2−ヒドロキシ,3−フェノキシ
プロピルアクリレートなど。
カルボキシル基を有する単量体:アクリル酸、メタ
クリル酸、アクリロイルオキシエチルモノサクシネー
ト、など。
エポキシ基を有する単量体:グリシジルメタクリレ
ートなど。
アジリジニル基を有する単量体:2−アジリニジルエ
チルメタクリレート、2−アジリジニルプロピオン酸ア
リルなど。
アミノ基を有する単量体:アクリルアミド、メタク
リルアミド、ダイアセトンアクリルアミド、ジメチルア
ミノエチルメタクリレート、ジエチルアミノエチルメタ
クリレートなど。
スルフォン基を有する単量体:2−アクリルアミド−
2−メチルプロパンスルフォン酸など。
イソシアネート基を有する単量体:2,4−トルエンジイ
ソシアネートと2−ヒドロキシエチルアクリレートの1
モル対1モル付加者などのジイソシアネートの活性水素
を有するラジカル重合性単量体など。
さらに、上記の共重合体のガラス転移点を調節した
り、硬化膜の物性を調節したりするために、上記の化合
物と、この化合物と共重合可能な以下のような単量体と
しては,、たとえばメチルメタクリレート、メチルアク
リレート、エチルアクリレート、エチルメタクリレー
ト、プロピルアクリレート、プルピルメタクリレート、
イソブチルアクリレート、イソブチルメタクリレート、
t−ブチルアクリレート、t−ブチルメタクリレート、
イソアミルアクリレート、イソアミルアクリレート、シ
クロヘキシルアクリレート、シクロヘキシルメタクリレ
ート、2−エチルヘキシルメタクリレート、2−エチル
ヘキシルメタクリレート、などが挙げられる。
次に上述のようにして得られた重合体を以下に述べる
(イ)〜(ニ)により反応させ、ラジカル重合性不飽和
基を導入することによって、本発明に係る材料を得るこ
とができる。
(イ) 水酸基を有する単量体の重合体の場合にはアク
リル酸、メタクリル酸などのカルボキシル基を有する単
量体などを縮合反応させる。
(ロ) カルボキシル基、スルフォン基を有する単量体
の重合体または共重合体の場合には前述の水酸基を有す
る単量体を縮合反応させる。
(ハ) エポキシ基、イソシアネート基あるいはアジリ
ジニル基を有する単量体の重合体または共重合体の場合
には前述の水酸基を有する単量体もしくはカルボキシル
基を有する単量体を付加反応させる。
(ニ) 水酸基あるいはカルボキシル基を有する単量体
の重合体または共重合体の場合にはエポキシ基を有する
単量体あるいはアジリジニル基を有する単量体あるいは
ジイソシアネート化合物と水酸基含有アクリル酸エステ
ル単量体の1対1モルの付加物を付加反応させる。
上記反応を行うには、微量のハイドロキノンなどの重合
禁止剤を加え乾燥空気を送りながら行うことが好まし
い。
(2) 融点が0〜250℃でありラジカル重合性不飽和
基を有する化合物。具体的にはステアリルアクリレー
ト、ステアリルメタクリレート、トリアクリルイソシア
ヌレート、シクロヘキサンジオールジアクリレート、シ
クロヘキサンジオールジメタクリレート、スピログリコ
ールジアクリレート、スピログリコールジメタクリレー
トなどが挙げられる。
また、本発明においては、前記(1),(2)を混合し
て用いることもでき、さらに、それらに対してラジカル
重合体不飽和単量体を加えることもできる。このラジカ
ル重合性不飽和単量体は、電離放射線照射の際、架橋密
度を向上させ耐熱性を向上させるものであって、前記の
単量体の他にエチレングリコールジアクリレート、エチ
レングリコールジメタクリレート、ポリエチレングリコ
ールジアクリレート、ポリエチレングリコールジメクリ
レート、ヘキサンジオールジアクリレート、ヘキサンジ
オールジメクリレート、トリメチロールプロパントリア
クリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレー
ト、トリメチロールプロパンジアクリレート、トリメチ
ロールプロパンジメタクリレート、ペンタエリスリトー
ルテトラアクリレート、ペンタエリスリトールテトラメ
タクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレー
ト、ペンタエリスリトールトリメタクリレート、ジペン
タエリスリトールヘキサアクリレート、ジペンタエリス
リトールヘキサメタクリレート、エチレングリコールジ
グリシジルエーテルジアクリレート、エチレングリコー
ルジグリシジルエーテルジメタクリレート、ポリエチレ
ングリコールジグリシジルエーテルジアクリレート、ポ
リエチレングリコールジグリシジルエーテルジメタクリ
レート、プロピレングリコールジグリシジルエーテルジ
アクリレート、プロピレングリコールジグリシジルカー
テルジメタクリレート、ポリプロピレングリコールジグ
リジルエーテルジアクリレート、ポリプロピレングリコ
ールジグリジルカーテルジメタクリレート、ソルビトー
ルテトラグリジルエーテルテトラアクリレート、ソルビ
トールテトラグリシジルエーテルテトラメタクリレー
ト、などを用いることができ、前記した共重合体混合物
の固型分100重量部に対して、0.1〜100重量部で用いる
ことが好ましい。また、上記のものは電子線により十分
に硬化可能であるが、紫外線照射で硬化させる場合に
は、増感剤としてベンゾキノン、ベンゾイン、ベンゾイ
ンメチルエーテル、などのベンゾインヱーテル類、ハロ
ゲン化アセトフエノン類、ビアチル類などの紫外線照射
によりラジカルを発生するものも用いることができる。
ホログラム原版は、エンボスローラー31の表面に設けら
れたもので、ホログラム原版4の表面には物体からの光
の波面に相当する干渉縞である凹凸が形成されている。
このホログラム原版4は、従来既知の方法によって作成
することができ、また、ホログラム原版4に形成される
ホログラムは材料表面の凹凸によりホログラムの情報を
記録できるタイプのもので、具体的には、リップマンホ
ログラムを除く、フレネルホログラム、フーリエ変換ホ
ログラム、フラウンホーフアーホログラムなどの原理の
ものに及び、それらの原理を利用したイメージホログラ
ム、レインボーホログラム、ホログラフィックステレオ
グラム、ホログラフィック回折格子などが用いられる。
第1図は本発明の一実施例を示すホログラムの複製装置
の概略断面図で、第2図は該ホログラム複製装置の概略
右側面図である。
ホログラム複製装置10には、ベッド13に固定された一対
の本体フレーム12に給紙装置20、転写装置30、照射装置
50、巻取装置60が順次配設されている。
給紙装置20は、本体フレーム12に固定されたコロ23に回
転自在に支持されたシャフト22と、支持部材25により本
体フレーム12に固定されたパウダーブレーキ24よりな
り、シャフト22にはホログラム形成フイルム1の巻取ロ
ール21が装着され、その先端はパウダーブレーキ24に連
結されている。
転写装置30は、本体フレーム12の中央部に固定された軸
受33に軸32が回転自在に支持されたエンボスローラー31
と、一対のアーム42に回転自在に支持された押付けロー
ラー40と、加圧機構38よりなる。加圧機構38は一対のア
ーム42とエアシリンダ45よりなり、エアシリンダ45のピ
ストンロッド46の先端にはアタッチメント47が装着さ
れ、アタッチメント47はアーム42の中央下部にピン48を
介して回転自在に支持され、エアシリンダ45は本体フレ
ーム12固定されたピン49に回転自在に支持されている。
一対のアーム42は、ロッド44にて固定連結され、本体フ
レーム12固定されたピン43に回転自在に支持されてい
る。従って、エアシリンダ45のピストンロッド46の作動
によりアーム42がピン43を支点として回転し、押付けロ
ーラー40がエンボスローラー31に押付けられる。なお、
加圧機構38は上記機構に限定するものではなく、油圧シ
リンダー、電動モータ、メカプレス等により押付けロー
ラー40をエンボスローラー31に押付ける機構のものであ
てもよい。押付けローラー40には加熱装置(図示せず)
が装備され、押付けローラー40の表面を加熱するように
なっている。この加熱装置は押付けローラー40の内部に
設けられた電熱ヒータ、或いは、押付けローラー40の内
部に蒸気を供給する装置、或いは、押付けローラー40の
外部に設けられた赤外線ヒータ等適宜選択される。な
お、上記加熱装置は押付けローラー40を加熱するもので
あるが、エンボスローラー31を加熱する装置であっても
よい。この場合の加熱装置は上記押付けローラー40の加
熱装置と同じものを使用すればよい。エンボスローラー
31は、第3図に示すようにその周表面にホログラム原版
4が設けられたもので、樹脂版をホログラム原版として
シリンダの周表面に貼りつけたもの、または、シリンダ
の周表面に直にあるいはメッキを施した後腐食、彫刻等
によりホログラム原版を形成したものが使用される。エ
ンボスローラー31の軸32の駆動側先端にはプーリー34が
装着され、本体フレーム12上部に設けられた架台18に固
定された駆動モータ14の駆動軸先端に装着されたプーリ
ー17とプーリー34はベルト35と連結されている。また、
エンボスローラー31は、軸32にロータリージョイント、
ホース、冷却水供給装置等が接続された冷却装置(図示
せず)装備され、ローラー表面を冷却するようになって
いる。なお、エンボスローラー31に加熱装置を設けた場
合は上記冷却装置は必要ない。
照射装置50は、距離を隔てて本体フレーム12に固定の軸
受53に回転自在に支持された巻付けローラー51と対向す
る位置に、支持部材(図示せず)を介して本体フレーム
12に固定され、巻付けローラー51に巻付けられたホログ
ラム形成フイルム1に紫外線または電子線を照射するよ
うになっている。また、照射装置50の取付け位置は上記
位置に限定するものではなく、エンボスローラー31の近
傍に設けて、ホログラム形成用フイルム1がエンボスロ
ーラー31に巻付けられている状態で、或いは、エンボス
ローラー31から剥離された直後にホログラム形成用フイ
ルム1に紫外線または電子線を照射してもよい。なお、
巻付けローラー51には軸52にロータリージョイント、ホ
ース、冷却水供給装置等が接続された冷却装置(図示せ
ず)を設けて、その表面を冷やした方がよい。
巻取装置60は、本体フレーム12に固定されたコロ63に回
転自在に支持されたシャフト62と、支持部材65により本
体フレーム12に固定されたパウダークラッチ64よりな
り、パウダークラッチ64の入力側にはプーリー67が装着
された軸66が連結され、出力側にはシャフト62が連結さ
れている。シャフト62のにはホログラム形成フイルム1
が巻取けられるようになっている。
また、エンボスローラー31と給紙装置20との間には、本
体フレーム12に回転自在に支持されたガイドローラ71、
72が設けられ、エンボスローラー31と巻付けローラー51
との間であって、エンボスローラー31の近傍には、ガイ
ドローラー73が設けられている。ガイドローラー73はホ
ログラム形成用フイルム1のエンボスローラー31への巻
付け角を決定するものであり、第1図の位置に限定する
ものではなく、加熱温度、エンボスローラー31の回転等
の諸条件に応じて適宜配設されるものである。
なお、エンボスローラー31と給紙装置20との間に予熱装
置(図示せず)を設けてホログラム形成用フイルム1を
予め加熱し、押付けローラー40とエンボスローラー31と
の間で行われる樹脂層3の軟化を促進させてもよい。
次に上述のホログラムの複製装置10の動作を説明する。
まず、給紙装置20より繰り出されたホログラム形成用フ
イルム1は、ガイドローラー71、72を介してエンボスロ
ーラー31に案内される。このとき、バウダーブレーキ24
によりホログラム形成用フイルム1は適性なテンション
に調整されている。次いで、エアシリンダ45の作動によ
り押付けローラー40にてフイルム1がエンボスローラー
31に一定圧で押付けられる。押付けローラー40の表面は
加熱されているため、樹脂層3が軟化し、第3図に示す
ようにホログラム原版4の凹凸が樹脂層3に転写され、
樹脂層3がホログラム原版4に密着した状態でエンボス
ローラー31が駆動モータ14により回転し、ガイドローラ
ー73の近傍にてホログラム原版4より凹凸の形成された
樹脂層3が剥離される。このとき、エンボスローラー31
の表面は冷却されているため軟化状態にある樹脂層3は
ある程度固まり、ホログラム原版4より剥離されても転
写時の凹凸形状をくずずことなく次の巻付けローラー51
に案内される。巻付けローラー51に巻付けられたフイル
ム1に、照射装置50より紫外線または電子線が照射さ
れ、凹凸の形成された樹脂層3が硬化する。ここで、巻
付けローラー51は冷却されているため、紫外線または電
子線の照射によりフイルム1が発熱し熱収縮するのを防
止することができる。この後、フイルム1は駆動モータ
14に連結されたシャフト62に巻取られる。このとき、バ
ウダークラッチ64によりフイルム1は適性なテンション
に調整されているため、しわ等が発生せずに巻取られ
る。
発明の効果 以上のように本発明にかかるホログラムの複製装置は、
基材フィルム上に設けられた熱成形性を有する未硬化状
態の紫外線硬化樹脂または電子線硬化樹脂を、加熱装置
による軟化状態で転写装置によりホログラムを転写し、
照射装置により該樹脂を硬化させる構成により、ホログ
ラムの複製装置を著しく簡素化できるとともに、画像再
現性のよい、耐熱性、耐溶剤性に優れたホログラムを大
量に生産することができる。
以下、本発明の装置で製造されるホログラム具体例によ
り説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるもの
ではない。
具体例1 下記組成物を6時間還流させ共重合を行った。
メチルメタアクリレート 300部 2−ヒドロキシエチルメタクリレート 130部 酢酸エチル 1000部 αα−アジビスイソブチロニトリル 2部 次いで0.1重量部のパラメトキシフエノールを加え反応
を停止させた後、得られた反応物に100重量部の2-ヒド
ロキシエチルアクリレートと2,4-トルエンジイソシアネ
ートの1モル対1モル付加物を加え、さちにジブチルチ
ンジラウリレートを5重量部加えて乾燥空気を送りなが
ら80℃で5時間反応させた。
反応液を室温まで冷却した後、15重量部の紫外線増感材
(イルガテュア184チバガイギー社製)を加えて、均一
に溶解させてホログラム層用の樹脂液を得た。次にこの
樹脂液をポリエチレンテレフタレートフィルム25μm
(東レ製ルミラー)に固型分が3g/25m2になる様に塗布
し、溶剤を乾燥させ、ホログラム形成用フィルムの巻取
ロールを得た。次にこの巻取ロールを給紙装置20に装着
し、10m/minの速度でフイルムを繰り出し、押付けロー
ラー40の押付け圧を20kg/cm、表面温度を160℃とし、照
射条件をフィルム面より80w/cm水銀灯下10cmの位置とし
紫外線を照射し、フイルムを巻取ったところ、上記樹脂
表面に凹凸形状が形成されホログラムが複製できた。こ
の複製ホログラムは、耐熱性、耐溶剤性にも優れたもの
であった。
具体例2 下記組成物を6時間還流させ共重合を行った。
メチルメタクリレート 320部 ブチルメメタクリレート 130部 グリシジルメタクリレート 284部 トルエン 1290部 メチルエチルケトン 1290部 α,α′−アゾビスイソブチロニトリル 25部 次いで得られた反応物に0.2重量部のハイドロキノンを
加え反応を停止させた後、アクリル酸158重量部、ピリ
ジン10重量部を加え、乾燥空気を送り込みながら90゜〜
100℃で8時間反応させた。
得られた材料を25μmの厚みのポリエチレンテレフタレ
ートフィルムに乾燥後に2.5g/m2になる様に均一に塗布
し、溶剤を乾燥させてホログラム成形用フィルムとし
た。得られたフィルムは常温ではベタつかず、巻取状態
で保管できる。
次にこの巻取ロールを給紙装置20に装着し、10m/minの
速度でフイルムを繰り出し、押付けローラー40の押付け
圧を20kg/cm、表面温度を160℃とし、照射条件をとして
75KVに加速された電子線を5Mrad照射しフイルムを巻取
ったところ、上記樹脂表面に凹凸形状が形成されホログ
ラムが複製できた。この複製ホログラムは耐熱性、耐溶
剤性にも優れたものであった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すホログラムの複製装置
の概略正面図、第2図は第1図に示すホログラムの複製
装置10の概略右側面図、第3図は第1図に示す転写装置
30の一部拡大断面図である。 1……ホログラム形成用フイルム 2……基材フイルム 3……紫外線硬化樹脂または電子線硬化樹脂 4……ホログラム原版 10……ホログラムの複製装置 14……駆動モータ 20……給紙装置 21……巻取ロール 30……転写装置 31……エンボスローラー 38……加圧機構 40……押付けローラー 42……アーム 45……エアシリンダ 50……照射装置 51……巻付けローラー 60……巻取装置 62……シャフト 71、72、73、……ガイドローラー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材フィルム上に熱成形性を有する固体状
    の紫外線硬化樹脂または電子線硬化樹脂が設けられてな
    るホログラム形成用フィルムの巻取ロールを装着する給
    紙装置と、該給紙装置より繰り出されるホログラム形成
    用フィルムを加熱して該樹脂を軟化させる加熱装置と、
    該加熱装置により加熱されるホログラム形成用フィルム
    を加圧する一対のニップローラーで構成されている転写
    装置であって、該転写装置の一対のニップローラーが押
    し付けローラーと表面にホログラム原版が設けられたエ
    ンボスローラーとからなる転写装置と、該ニップローラ
    ーより送り出されるホログラム形成用フィルムに紫外線
    または電子線を照射して該樹脂を硬化させる照射装置
    と、ホログラム形成用フィルムを巻取る巻取装置を配設
    したことを特徴とするホログラムの複製装置。
  2. 【請求項2】前記押付けローラーは表面がシリコンゴム
    層で形成されたことを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載のホログラムの複製装置。
  3. 【請求項3】前記押付けローラーが前記加熱装置を兼ね
    ていることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のホ
    ログラムの複製装置。
  4. 【請求項4】前記エンボスローラーに冷却装置を設けた
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項または第2項記
    載のホログラムの複製装置。
  5. 【請求項5】前記ホログラム形成用フィルムがエンボス
    ローラーに巻き付けられている状態で、前記照射装置に
    より紫外線または電子線が照射されることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項から第4項のいずれか1項に記載
    のホログラムの複製装置。
  6. 【請求項6】前記ホログラム形成用フィルムがエンボス
    ローラーから剥離された後に、前記照射装置により紫外
    線または電子線が照射されることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項から第4項のいずれか1項に記載のホログ
    ラムの複製装置。
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