JPH0683794U - 高柔軟性ワイヤロープ - Google Patents

高柔軟性ワイヤロープ

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JPH0683794U
JPH0683794U JP030648U JP3064893U JPH0683794U JP H0683794 U JPH0683794 U JP H0683794U JP 030648 U JP030648 U JP 030648U JP 3064893 U JP3064893 U JP 3064893U JP H0683794 U JPH0683794 U JP H0683794U
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strand
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rope
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Tokyo Rope Manufacturing Co Ltd
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Tokyo Rope Manufacturing Co Ltd
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D07ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
    • D07BROPES OR CABLES IN GENERAL
    • D07B1/00Constructional features of ropes or cables
    • D07B1/06Ropes or cables built-up from metal wires, e.g. of section wires around a hemp core
    • D07B1/0673Ropes or cables built-up from metal wires, e.g. of section wires around a hemp core having a rope configuration
    • DTEXTILES; PAPER
    • D07ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
    • D07BROPES OR CABLES IN GENERAL
    • D07B2201/00Ropes or cables
    • D07B2201/20Rope or cable components
    • D07B2201/2047Cores
    • D07B2201/2052Cores characterised by their structure
    • D07B2201/2055Cores characterised by their structure comprising filaments or fibers

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  • Ropes Or Cables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】高切断荷重特性を有し、かつすぐれた柔軟性と
曲げ疲労性と形崩れしにくい特性を有し、スリング用や
林業用などに好適な汎用ワイヤロープを提供することに
ある。 【構成】6ストランドタイプのワイヤロープにおいて、
繊維芯の周りに3種以上の線径を持つ24本以上の素線
を層状に配し同一撚り方向同一撚りピッチで撚りあわせ
たストランドを、6本繊維芯の周りに配し撚合した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はワイヤロープとりわけ高柔軟性を備えたワイヤロープに関する。
【0002】
【従来の技術及びその技術的課題】
スリングないし玉掛け用ワイヤロープや索道形成、集材などのための林業用ワ イヤロープは高い切断荷重特性に加えて取扱い性と安価性が要求されるため、従 来では一般に、6×19,6×24,6×37などの交差よりロープが用いられ ていた。 これらワイヤロープは、いずれも繊維芯の周りに6本のストランドを配したも のであり、ストランドの内層ワイヤと外層ワイヤとが相互に点接触状態であるた め柔軟性には富むものの、曲げ疲労性が悪いという問題があった。また、上記ワ イヤロープのストランドは、各層を2〜4工程で製作され、例えば、6×24に おいては、ストランドが心の上に9本とその上に15本の同じ径のワイヤを2工 程(2オペレーション)でより合わせることによって作られるのが一般である。こ のためストランドの締まりが悪く、外圧によって容易に偏平化し、形崩れしやす いという問題があった。
【0003】 本考案は前記のような問題点を解消するために考案されたもので、その目的と するところは、高切断荷重特性を有し、かつすぐれた柔軟性と曲げ疲労性と形崩 れしにくい特性を有し、スリング用や林業用などに好適な汎用ワイヤロープを提 供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本考案は、6ストランドタイプのワイヤロープにおい て、繊維芯の周りに3種以上の線径を持つ24本以上の素線を層状に配し同一撚 り方向同一撚りピッチで撚りあわせたストランドを、6本繊維芯の周りに配し撚 合したものである。 各ストランドは、撚りピッチPsがストランド径の5〜8倍程度でかつロープ 撚りピッチPrの比(Ps/Pr)が0.8〜1.3の範囲であることが好まし い。 本考案の好適な例としては、フィラー形、ウオーリントンシール形である。
【0005】
【作用】
本考案のワイヤロープにおいては、6本のストランド2の各層を構成する素線 が同一方向で同一の撚りピッチで撚られた平行撚りであり、しかも各層を構成す る素線が3種類以上の径を持ち、細径の素線が素線間のくぼみに嵌まり込んだ線 接触状態にあり、かつストランドピッチおよびロープピッチとの関係を所定範囲 に規定している。このためロープの締まりがよく、ストランドの中心に繊維芯2 0を有しているにもかかわらず、形崩れ性が非常によくなる。 また、線接触しているためストランドの内部摩耗が少ないことと、素線数が多 く3種以上の径を持ったものが組み合わされているため素線間の空隙がほとんど なく、有効断面積が大きいこととによって高い切断荷重が得られるとともに、曲 げ疲労性がよくなる。 さらに、平行撚りで素線本数も多いけれどもストランドの中心に繊維芯3を有 しており、かつストランドピッチおよびロープピッチとの関係を所定範囲に規定 しているため、柔軟性についても良好である。
【0006】
【実施例】
以下本考案の実施例を添付図面に基いて説明する。 図1ないし図4は本考案によるワイヤロープの実施例を示しており、いずれも 繊維芯1の周りに6本のストランド2を配して撚合している。 図1と図2の実施例は構造式6×Fi(a+28)のワイヤロープとした例であ り、各ストランド2は中心に天然繊維又は合成繊維からなる繊維芯3を有し、こ の繊維芯3の周りに7本の素線δ1を密接するように配し、それら7本の素線δ1 間にそれぞ外接するように細い7本の素線δ2を配して谷間を埋め、それら素線 δ1,δ2の外周に14本の素線δ3を配し、この状態で同一撚り方向同一撚りピ ッチで撚りあわせたもので、前記素線δ1,δ2,δ3の線径の関係は、δ1>δ3 >δ2となっている。
【0007】 図3の実施例は構造式6×Fi(a+36)のワイヤロープとした例である。各 ストランド2は、中心に天然繊維又は合成繊維からなる繊維芯3を有し、この繊 維芯3の周りに9本の素線δ1密接するように配し、それら素線δ1間にそれぞ外 接するように細い9本の素線δ2を配し、それら素線δ1,δ2の外周に18本の 素線δ3を配し、この状態で同一の撚り方向と同一撚りピッチで撚りあわせもの である。この実施例における素線の線径の関係は実施例1と同様である。 図4の実施例は構造式6×WS(a+35)のワイヤローフとした例であり、各 ストランド2は、中心に天然繊維又は合成繊維からなる繊維芯3を有し、この繊 維芯3の周りに7本の素線δ1を配し、この素線群からなる層の周りに、7本ず つの径の異なる2種の素線δ2,δ3を交互に配列し、この素線層の外周に14本 の素線δ4を配し、この状態で同一の撚り方向と同一撚りピッチで撚りあわせた ものである。素線δ1,δ2,δ3,δ4の線径の関係は、δ4>δ1>δ3>δ2とな っている。
【0008】 図5の実施例は構造式6×WS(a+40)のワイヤローフとした例であり、各 ストランド2は、中心に天然繊維又は合成繊維からなる繊維芯3を有し、この繊 維芯3の周りに8本の素線δ1を配し、この素線群からなる層の周りに、8本ず つの径の異なる2種の素線δ2,δ3を交互に配列し、この素線層の外周に16本 の素線δ4を配し、この状態で同一の撚り方向と同一撚りピッチで撚りあわせた ものであり、素線δ1,δ2,δ3,δ4の線径の関係は、図4の実施例と同様であ る。
【0009】 いずれの実施例においても、素線本数は少なくとも24本とすべきである。そ の理由は、これ未満の素線数ではロープが固くなり取扱性が悪くなるからである 。 また、ストランド撚りピッチPsはストランド径の5〜8倍程度でかつ、ロ ープ撚りピッチPrとの比(Ps/Pr)は、0.8〜1.3とすることが好ま しい。 ストランド撚りピッチPsをストランド径との関係で規定したのは、従来の6 ×24のワイヤロープのようにストランド撚りピッチPsをストランド径の10 .5倍というように大きくすると、ストランドが形崩れしやすくなるからであり 、上限はストランド径の8倍程度とすべきである。しかし、ストランドの撚りピ ッチをあまり短くすると最外層素線がせり合い気味になるため、下限はストラン ド径の5倍程度とすべきである。 後者のPs/Prはロープの柔軟性に影響を与える。このPs/Prを6×2 4のワイヤロープのように1.6のような値にすると、形崩れしやすくなるとい う問題が生ずる。そこで、Ps/Prの上限は1.3程度とすべきである。また 、Ps/Prをあまり小さくするとより効率が悪くなるため、下限を0.8程度 とすべきである。 なお、図1ないし図5は本考案の数例であり、これらに限定されるものではな い。たとえば、6×Fi(a+28)すなわち、6×Fi{a+7+(7)+14} や、6×Fi(a+24)すなわち6×Fi{a+6+(6)+12}なども本考案に 含まれるものである。 本考案によるロープは、チューブラー式ストランダーやクローサーによって製 作することができる。
【0010】 次に本考案の具体例と性能を比較例とともに示す。 表1に試作したワイヤロープの構成とより方と径を示す。また表2に製作条件 を示し、表3に特性試験結果を示す。No.1〜No.4において、ストランド の繊維芯はポリプロピレンを使用した。 表3において、いずれの特性も比較例2を1.0として比較したものであり、 形崩れ性については比較例に対し何倍強いかで表した。
【0011】
【表1】
【0012】
【表2】
【0013】
【表3】
【0014】 第3表から本考案品であるNo.1〜No.4はロープ切断荷重、耐疲労性、 柔軟性、形崩れ性の各特性のバランスがよいことがわかる。
【0015】 また、6×Fi{a+7+(7+7)+14}、外径16mmのワイヤロープをロープ ピッチ一定の条件でストランドピッチを種々変えて製作した。表4に製作条件を 示し、表5に特性試験結果を示す。 この表5から本考案範囲であるNo.7,9は、範囲外であるNo.8,10 に比べて耐疲労性、柔軟性、形崩れ性、取扱い作業性がバランスよく達成されて いることがわかる。
【0016】
【表4】
【0017】
【表5】
【0018】
【考案の効果】
以上説明した本考案によるときには、高い切断荷重特性を有し、勝すぐれた柔 軟性と耐疲労性、耐形崩れ性の特性を有するため、スリング用ロープや林業用ロ ープに使用した場合高寿命を発揮し、大幅なコストを低減できるというすぐれた 効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による高柔軟性ワイヤロープの一例を示
す断面図である。
【図2】図1におけるストランドの側面図である。
【図3】本考案による高柔軟性ワイヤロープの一例を示
す断面図である。
【図4】本考案による高柔軟性ワイヤロープの一例を示
す断面図である。
【図5】本考案による高柔軟性ワイヤロープの一例を示
す断面図である。
【符号の説明】
1 繊維芯 2ストランド 3 繊維芯 δ1〜δ4 素線

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】6ストランドタイプのワイヤロープにおい
    て、繊維芯の周りに3種以上の線径を持つ24本以上の
    素線を層状に配し同一撚り方向同一撚りピッチで撚りあ
    わせたストランドを、6本繊維芯の周りに配し撚合した
    ことを特徴とする高柔軟性ワイヤロープ。
  2. 【請求項2】各ストランドの撚りピッチPsがストラン
    ド径の5〜8倍程度でかつ、ロープ撚りピッチPrとの
    比(Ps/Pr)が、0.8〜1.3である請求項1に
    記載の高柔軟性ワイヤロープ。
JP1993030648U 1993-05-17 1993-05-17 高柔軟性ワイヤロープ Expired - Lifetime JP2596061Y2 (ja)

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JPH0683794U true JPH0683794U (ja) 1994-11-29
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100348878B1 (ko) * 2000-09-28 2002-08-17 고려제강 주식회사 기계 제어용 복합 와이어 케이블
KR100348877B1 (ko) * 2000-09-20 2002-08-17 고려제강 주식회사 와이어 로프 심강

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100348877B1 (ko) * 2000-09-20 2002-08-17 고려제강 주식회사 와이어 로프 심강
KR100348878B1 (ko) * 2000-09-28 2002-08-17 고려제강 주식회사 기계 제어용 복합 와이어 케이블

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JP2596061Y2 (ja) 1999-06-07

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