JP2849620B2 - 高強度8ストランド型ワイヤロープ - Google Patents
高強度8ストランド型ワイヤロープInfo
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- rope
- wire
- strands
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- D07B—ROPES OR CABLES IN GENERAL
- D07B1/00—Constructional features of ropes or cables
- D07B1/06—Ropes or cables built-up from metal wires, e.g. of section wires around a hemp core
- D07B1/0673—Ropes or cables built-up from metal wires, e.g. of section wires around a hemp core having a rope configuration
- D07B1/068—Ropes or cables built-up from metal wires, e.g. of section wires around a hemp core having a rope configuration characterised by the strand design
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- D07B2201/20—Rope or cable components
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- D07B2201/2037—Strands characterised by the use of different wires or filaments regarding the dimension of the wires or filaments
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- Ropes Or Cables (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、優れた高強度を有しガ
ントリークレーンの巻上索用等として重量物を高揚程で
巻き上げ操作するのに好適な高強度8ストランド型ワイ
ヤロープワイヤロープに関するものである。
ントリークレーンの巻上索用等として重量物を高揚程で
巻き上げ操作するのに好適な高強度8ストランド型ワイ
ヤロープワイヤロープに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ガントレークレーン等の巻上索に
は、通常、図2に示すようにほぼ同径の素線で1本の素
線を心線として9本の素線を撚り合わせて内層を形成
し、内層に12本の素線を同方向かつ同じ撚り角で撚り
合わせ外層を形成して、内層と外層の各素線の長さを等
しくして素線相互を点接触させた交差撚り型(1+6+
12)構造の中心ストランドa、ほぼ同径の素線を撚り
合わせた(1+6)構造の側ストランドb、及び異径の
素線を図示のように36本撚り合わせたウオーリントン
シール形のWS[1+7+(7+7)+14]構造の外
ストランドcからなり、中心ストランドaに8本の側ス
トランドbを撚り合わせてロープ心a,bを有し、この
ロープ心に8本の外ストランドcを撚り合わせて形成し
た{1×(1+6+12)+8×(1+6)+8×WS
[1+7+(7+7)+14]}構造の高強度8ストラ
ンド型ワイヤロープを使用して、優れた高強度を有しク
レーン等の多数組の上、下滑車群に多条掛けして、高揚
程の重量物の巻き上げに適用されている。
は、通常、図2に示すようにほぼ同径の素線で1本の素
線を心線として9本の素線を撚り合わせて内層を形成
し、内層に12本の素線を同方向かつ同じ撚り角で撚り
合わせ外層を形成して、内層と外層の各素線の長さを等
しくして素線相互を点接触させた交差撚り型(1+6+
12)構造の中心ストランドa、ほぼ同径の素線を撚り
合わせた(1+6)構造の側ストランドb、及び異径の
素線を図示のように36本撚り合わせたウオーリントン
シール形のWS[1+7+(7+7)+14]構造の外
ストランドcからなり、中心ストランドaに8本の側ス
トランドbを撚り合わせてロープ心a,bを有し、この
ロープ心に8本の外ストランドcを撚り合わせて形成し
た{1×(1+6+12)+8×(1+6)+8×WS
[1+7+(7+7)+14]}構造の高強度8ストラ
ンド型ワイヤロープを使用して、優れた高強度を有しク
レーン等の多数組の上、下滑車群に多条掛けして、高揚
程の重量物の巻き上げに適用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の高強度8ストラ
ンド型ワイヤロープは、前記のような構造になつており
多条掛けして高揚程で重量物を巻き上げ、多数の上、下
滑車群でロープの曲げ変形が繰り返えされると、交差撚
り中心ストランド即ちロープ心が形崩れし易く外ストラ
ンドの撚り合わせ構造が不安定になり、ロープ形崩れや
ロープうねりなどが早期に発生して使用寿命が短くなる
などの課題がある。
ンド型ワイヤロープは、前記のような構造になつており
多条掛けして高揚程で重量物を巻き上げ、多数の上、下
滑車群でロープの曲げ変形が繰り返えされると、交差撚
り中心ストランド即ちロープ心が形崩れし易く外ストラ
ンドの撚り合わせ構造が不安定になり、ロープ形崩れや
ロープうねりなどが早期に発生して使用寿命が短くなる
などの課題がある。
【0004】本発明は、前記のような課題を解決するた
めに開発されたものであつて、その目的とする処は、高
強度8ストランド型ワイヤロープにおけるロープ心の中
心ストランドを平行撚りシール形{1×S(1+9+
9)}構造にして、ロープ心の形崩れを防止して外スト
ランドの撚り合わせ構造を安定せしめ、ロープ強度とと
もに耐形崩れ性能、信頼性及び使用寿命を向上した高強
度8ストランド型ワイヤロープを提供するにある。
めに開発されたものであつて、その目的とする処は、高
強度8ストランド型ワイヤロープにおけるロープ心の中
心ストランドを平行撚りシール形{1×S(1+9+
9)}構造にして、ロープ心の形崩れを防止して外スト
ランドの撚り合わせ構造を安定せしめ、ロープ強度とと
もに耐形崩れ性能、信頼性及び使用寿命を向上した高強
度8ストランド型ワイヤロープを提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、中心ストラン
ドに側ストランドを8本撚り合わせたロープ心に、ウオ
ーリントンシール形の側ストランドを8本撚り合わせて
形成した高強度8ストランド型ワイヤロープにおいて、
太径の素線に細径の素線を9本撚り合わせた中層に、中
径の素線を同方向及び同じ撚りピツチで9本撚り合わせ
て平行撚りシール形{1×S(1+9+9)}構造の中
心ストランドに構成して、この中心ストランドと側スト
ランドからなるロープ心を堅く絞つた撚り構造とし、ロ
ープ強度を高めかつロープ心の形崩れを著しく低減して
外ストランドの撚り合わせ構造を安定せしめ、耐形崩れ
性能、信頼性を効果的に高めている。
ドに側ストランドを8本撚り合わせたロープ心に、ウオ
ーリントンシール形の側ストランドを8本撚り合わせて
形成した高強度8ストランド型ワイヤロープにおいて、
太径の素線に細径の素線を9本撚り合わせた中層に、中
径の素線を同方向及び同じ撚りピツチで9本撚り合わせ
て平行撚りシール形{1×S(1+9+9)}構造の中
心ストランドに構成して、この中心ストランドと側スト
ランドからなるロープ心を堅く絞つた撚り構造とし、ロ
ープ強度を高めかつロープ心の形崩れを著しく低減して
外ストランドの撚り合わせ構造を安定せしめ、耐形崩れ
性能、信頼性を効果的に高めている。
【0006】
【作用】中心ストランドに側ストランドを8本撚り合わ
せたロープ心に、ウオーリントンシール型の側ストラン
ドを8本撚り合わせて形成した高強度8ストランド型ワ
イヤロープにおいて、この中心ストランドを平行撚りシ
ール形{1+S(1+9+9)}構造とし、中心ストラ
ンドに(1+6)構造の側ストランドと8本撚り合わせ
て{1×S(1+9+9)+8×(1+6)}構造のロ
ープ心になつているため、ロープ心が堅く絞られた撚り
構造になつて、ロープ強度が高められるとともに、ロー
プ曲げ変形が繰り返されてもロープ心の形崩れが著しく
低減され外ストランドの撚り合わせ構造も安定されて、
優れた耐形崩れ性能、信頼性が得られる。従って、使用
寿命が大幅に増加されて高揚程、重量物等の巻上用等と
して効果的に適用され巻上作業が能率良く遂行される。
せたロープ心に、ウオーリントンシール型の側ストラン
ドを8本撚り合わせて形成した高強度8ストランド型ワ
イヤロープにおいて、この中心ストランドを平行撚りシ
ール形{1+S(1+9+9)}構造とし、中心ストラ
ンドに(1+6)構造の側ストランドと8本撚り合わせ
て{1×S(1+9+9)+8×(1+6)}構造のロ
ープ心になつているため、ロープ心が堅く絞られた撚り
構造になつて、ロープ強度が高められるとともに、ロー
プ曲げ変形が繰り返されてもロープ心の形崩れが著しく
低減され外ストランドの撚り合わせ構造も安定されて、
優れた耐形崩れ性能、信頼性が得られる。従って、使用
寿命が大幅に増加されて高揚程、重量物等の巻上用等と
して効果的に適用され巻上作業が能率良く遂行される。
【0007】
【実施例】図1(A)に本発明の一実施例を示す断面
図、図1(B)にこの断面機構図を示している。図中1
は異径の素線1a,1b,1cを19本撚り合わせて形
成した中心ストランド、2はほぼ同径の素線2a,2b
を7本撚り合わせて形成した側ストランド、3は異径の
素線3a,3b,3c,3d,3eを36本撚り合わせ
て形成した外ストランドである。
図、図1(B)にこの断面機構図を示している。図中1
は異径の素線1a,1b,1cを19本撚り合わせて形
成した中心ストランド、2はほぼ同径の素線2a,2b
を7本撚り合わせて形成した側ストランド、3は異径の
素線3a,3b,3c,3d,3eを36本撚り合わせ
て形成した外ストランドである。
【0008】さらに詳述すると、中心ストランド1は、
異径の素線1a,1b,1cを19本使用して、比較的
に太径の素線1aを中心線にして、この素線1aに細径
の素線1bを9本撚り合わせて中間層を形成し、この中
間層に中径の素線1cを前記の素線1bと同方向及び同
じ撚りピツチ(撚り角度を適度に変える)で9本撚り合
わせて、各素線1bの谷間に素線1cをそれぞれほぼ平
行に重なる線接触状に形成した平行撚りシール形{1×
S(1+9+9)}構造の中心ストランドにしている。
この中心ストランド1は、中心の素線1aを従来例に比
べ著しく太径の素線とし、この素線1aの線径(直径)
に対し素線1bの線径を0.4〜0.6程度の細径に、
素線1cの線径を0.8〜0.9程度の中径に設定する
ことにより(表1参照)、素線1aに9本の素線1bを
さらに9本の素線1cを前記のように撚り合わせた平行
撚りシール形{1×S(1+9+9)}構造の中心スト
ランド1に構成する。
異径の素線1a,1b,1cを19本使用して、比較的
に太径の素線1aを中心線にして、この素線1aに細径
の素線1bを9本撚り合わせて中間層を形成し、この中
間層に中径の素線1cを前記の素線1bと同方向及び同
じ撚りピツチ(撚り角度を適度に変える)で9本撚り合
わせて、各素線1bの谷間に素線1cをそれぞれほぼ平
行に重なる線接触状に形成した平行撚りシール形{1×
S(1+9+9)}構造の中心ストランドにしている。
この中心ストランド1は、中心の素線1aを従来例に比
べ著しく太径の素線とし、この素線1aの線径(直径)
に対し素線1bの線径を0.4〜0.6程度の細径に、
素線1cの線径を0.8〜0.9程度の中径に設定する
ことにより(表1参照)、素線1aに9本の素線1bを
さらに9本の素線1cを前記のように撚り合わせた平行
撚りシール形{1×S(1+9+9)}構造の中心スト
ランド1に構成する。
【0009】側ストランド2は、ほぼ同径の素線2a,
2bを7本撚り合わせて(1+6)構造のストランドと
し、このストランドを側ストランド2として中心ストラ
ンド1に8本撚り合わせて{1×S(1+9+9)+8
×(1+6)}構造のロープ心1,2に形成する。この
素線2a,2bは、中心ストランド1の素線1aの線径
に対し0.6〜0.7程度の線径に設定して(表1参
照)、基本的には従来例とほぼ同様な構造になつてい
る。
2bを7本撚り合わせて(1+6)構造のストランドと
し、このストランドを側ストランド2として中心ストラ
ンド1に8本撚り合わせて{1×S(1+9+9)+8
×(1+6)}構造のロープ心1,2に形成する。この
素線2a,2bは、中心ストランド1の素線1aの線径
に対し0.6〜0.7程度の線径に設定して(表1参
照)、基本的には従来例とほぼ同様な構造になつてい
る。
【0010】さらに、外ストランド3は、異径の素線3
a〜3eを36本使用して、中径の素線3aを中心線と
し、素線3aに中径の素線3bを7本撚り合わせて中間
層を形成し、この中間層に中径の素線3c及び細径の素
線3dをそれぞれ7本交互に撚り合わせて第2中間層を
形成し、この第2中間層に中径の素線3eを14本撚り
合わせてウオーリントンシール形のWS{1+7+(7
+7)+14}構造の外ストランドとし、基本的には従
来例とほぼ同様な構造にしている。
a〜3eを36本使用して、中径の素線3aを中心線と
し、素線3aに中径の素線3bを7本撚り合わせて中間
層を形成し、この中間層に中径の素線3c及び細径の素
線3dをそれぞれ7本交互に撚り合わせて第2中間層を
形成し、この第2中間層に中径の素線3eを14本撚り
合わせてウオーリントンシール形のWS{1+7+(7
+7)+14}構造の外ストランドとし、基本的には従
来例とほぼ同様な構造にしている。
【0011】前記の外ストランド3において、中心スト
ランド1の素線1aの線径(直径)に対し素線3aの線
径を0.7〜0.9程度の中径、素線3bの線径を0.
5〜0.7程度、素線3cの線径を0.4〜0.6程
度、及び素線3dの線径を0.3〜0.5程度に順次に
細径とし、さらに素線3eの線径を0.6〜0.8程度
の中径に設定することにより(表1参照)、WS{1+
7+(7+7)+14}構造の外ストランドに形成して
いる。
ランド1の素線1aの線径(直径)に対し素線3aの線
径を0.7〜0.9程度の中径、素線3bの線径を0.
5〜0.7程度、素線3cの線径を0.4〜0.6程
度、及び素線3dの線径を0.3〜0.5程度に順次に
細径とし、さらに素線3eの線径を0.6〜0.8程度
の中径に設定することにより(表1参照)、WS{1+
7+(7+7)+14}構造の外ストランドに形成して
いる。
【0012】図示の実施例は、前記の平行撚りシール形
{1+S(1+9+9)}構造の中心ストランド1に
(1+6)構造の側ストランド2と8本撚り合わせて
{1×S(1+9+9)+8×(1+6)}構造のロー
プ心1,2とし、WS[1+7+(7+7)+14]}
構造の側ストランド3を8本撚り合わせて、グリースG
を充填した{1×S(1+9+9)+8×(1+6)+
8×WS[1+7+(7+7)+14]}構造の高強度
8ストランド型ワイヤロープになつている。
{1+S(1+9+9)}構造の中心ストランド1に
(1+6)構造の側ストランド2と8本撚り合わせて
{1×S(1+9+9)+8×(1+6)}構造のロー
プ心1,2とし、WS[1+7+(7+7)+14]}
構造の側ストランド3を8本撚り合わせて、グリースG
を充填した{1×S(1+9+9)+8×(1+6)+
8×WS[1+7+(7+7)+14]}構造の高強度
8ストランド型ワイヤロープになつている。
【0013】前記の高強度8ストランド型ワイヤロープ
は、前記のように中心ストランド1を平行撚りシール形
{1+S(1+9+9)}構造とし、この中心ストラン
ド1に(1+6)構造の側ストランド2と8本撚り合わ
せて{1×S(1+9+9)+8×(1+6)}構造の
ロープ心1,2に構成しているため、中心ストランド1
とともにロープ心全体が堅く絞られた撚り構造になり、
ロープ強度が高められるとともに、ロープの曲げ変形が
繰り返えされても中心ストランド1とともにロープ心
1,2全体の形崩れが著しく低減されている。従ってま
た、WS{1+7+(7+7)+14}構造の外ストラ
ンド3の撚り合わせ構造も安定されて、優れた耐形崩れ
性能、信頼性が得られる。
は、前記のように中心ストランド1を平行撚りシール形
{1+S(1+9+9)}構造とし、この中心ストラン
ド1に(1+6)構造の側ストランド2と8本撚り合わ
せて{1×S(1+9+9)+8×(1+6)}構造の
ロープ心1,2に構成しているため、中心ストランド1
とともにロープ心全体が堅く絞られた撚り構造になり、
ロープ強度が高められるとともに、ロープの曲げ変形が
繰り返えされても中心ストランド1とともにロープ心
1,2全体の形崩れが著しく低減されている。従ってま
た、WS{1+7+(7+7)+14}構造の外ストラ
ンド3の撚り合わせ構造も安定されて、優れた耐形崩れ
性能、信頼性が得られる。
【0014】前記の実施例のように撚りピツチ75mm
で撚り合わせてストランド径9.3mmに形成した平行
撚りシール形{1+S(1+9+9)}構造の中心スト
ランド1を使用して、{1×S(1+9+9)+8×
(1+6)+8×WS[1+7+(7+7)+14]}
構造の高強度8ストランド型ワイヤロープを製造して実
施例の試料とし(図1参照)、また、同様な撚りピツチ
及びストランド径で形成した(1+6+12)構造の中
心ストランドaを使用して、{1×(1+6+12)+
8×(1+6)+8×WS[1+7+(7+7)+1
4]}構造の高強度8ストランド型ワイヤロープを製造
して従来例の試料とし(図2参照)、両試料のロープ破
断荷重を測定し、両試料をガントレークレーン(700
t)の巻上索と同様な使用条件で繰り返えして使用し試
験した結果、実施例の試料のロープ破断荷重は、105
〜120tfとなり従来例の試料に比べ10〜28%ほ
ど増加し、また、前記のように使用条件の試験結果と従
来の使用実績に基づき評価した結果、従来例の試料の場
合は、2〜3年でロープ形崩れやロープうねりが生じて
使用できなくなるのに対し、実施例の試料の場合は、7
年経過しても格別なロープ形崩れやロープうねりなどが
見られず使用可能になるなど使用寿命が著しく増加され
るなることが確認されている。
で撚り合わせてストランド径9.3mmに形成した平行
撚りシール形{1+S(1+9+9)}構造の中心スト
ランド1を使用して、{1×S(1+9+9)+8×
(1+6)+8×WS[1+7+(7+7)+14]}
構造の高強度8ストランド型ワイヤロープを製造して実
施例の試料とし(図1参照)、また、同様な撚りピツチ
及びストランド径で形成した(1+6+12)構造の中
心ストランドaを使用して、{1×(1+6+12)+
8×(1+6)+8×WS[1+7+(7+7)+1
4]}構造の高強度8ストランド型ワイヤロープを製造
して従来例の試料とし(図2参照)、両試料のロープ破
断荷重を測定し、両試料をガントレークレーン(700
t)の巻上索と同様な使用条件で繰り返えして使用し試
験した結果、実施例の試料のロープ破断荷重は、105
〜120tfとなり従来例の試料に比べ10〜28%ほ
ど増加し、また、前記のように使用条件の試験結果と従
来の使用実績に基づき評価した結果、従来例の試料の場
合は、2〜3年でロープ形崩れやロープうねりが生じて
使用できなくなるのに対し、実施例の試料の場合は、7
年経過しても格別なロープ形崩れやロープうねりなどが
見られず使用可能になるなど使用寿命が著しく増加され
るなることが確認されている。
【0015】前記の実施例は、中心ストランド1の素線
1aの線径を設定して、この線径に対し各素線の線径を
表1に示すように設定することにより、多様なロープ径
やロープ強度等を有する高強度8ストランド型ワイヤロ
ープとして実施される。
1aの線径を設定して、この線径に対し各素線の線径を
表1に示すように設定することにより、多様なロープ径
やロープ強度等を有する高強度8ストランド型ワイヤロ
ープとして実施される。
【0016】
【表1】
【0017】
【発明の効果】本発明は、前述のように中心ストランド
に側ストランドを8本撚り合わせたロープ心に、ウオー
リントンシール型の側ストランドを8本撚り合わせて形
成した高強度8ストランド形ワイヤロープにおいて、こ
の中心ストランドを平行撚りシール型{1+S(1+9
+9)}構造とし、中心ストランドに(1+6)構造の
側ストランドと8本撚り合わせた{1×S(1+9+
9)+8×(1+6)}構造のロープ心に形成している
ため、中心ストランドとともにロープ心全体が堅く絞ら
れた撚り構造になつて、ロープ強度が高められるととも
に、ロープ曲げ変形が繰り返されてもロープ心の形崩れ
が著しく低減されて、外ストランドの撚り合わせ構造が
安定されるなど、ロープ強度とともに耐形崩れ性能、信
頼性さらに使用寿命を著しく向上している。
に側ストランドを8本撚り合わせたロープ心に、ウオー
リントンシール型の側ストランドを8本撚り合わせて形
成した高強度8ストランド形ワイヤロープにおいて、こ
の中心ストランドを平行撚りシール型{1+S(1+9
+9)}構造とし、中心ストランドに(1+6)構造の
側ストランドと8本撚り合わせた{1×S(1+9+
9)+8×(1+6)}構造のロープ心に形成している
ため、中心ストランドとともにロープ心全体が堅く絞ら
れた撚り構造になつて、ロープ強度が高められるととも
に、ロープ曲げ変形が繰り返されてもロープ心の形崩れ
が著しく低減されて、外ストランドの撚り合わせ構造が
安定されるなど、ロープ強度とともに耐形崩れ性能、信
頼性さらに使用寿命を著しく向上している。
【0018】従って、高揚程、重量物等の巻上用等とし
て効果的に適用されロープうねり等が改善されるなど巻
上作業等の能率が高められる。
て効果的に適用されロープうねり等が改善されるなど巻
上作業等の能率が高められる。
【図1】本発明の一実施例を示す断面図(A)及びその
断面機構図(B)
断面機構図(B)
【図2】従来例を示す断面図(A)及びその断面機構図
(B)である。
(B)である。
1 中心ストランド 1a 太径の素線 1b 細径の素線 1c 中径の素線 2 側ストランド 3 外ストランド
Claims (1)
- 【請求項1】 中心ストランドに側ストランドを8本撚
り合わせたロープ心に、ウオーリントンシール形の側ス
トランドを8本撚り合わせて形成した高強度8ストラン
ド型ワイヤロープにおいて、太径の素線に細径の素線を
9本撚り合わせた中層に、中径の素線を同方向及び同じ
撚りピツチで9本撚り合わせて平行撚りシール形{1×
S(1+9+9)}構造の中心ストランドに構成したこ
とを特徴とする高強度8ストランド型ワイヤロープ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16455995A JP2849620B2 (ja) | 1995-06-08 | 1995-06-08 | 高強度8ストランド型ワイヤロープ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16455995A JP2849620B2 (ja) | 1995-06-08 | 1995-06-08 | 高強度8ストランド型ワイヤロープ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08337980A JPH08337980A (ja) | 1996-12-24 |
JP2849620B2 true JP2849620B2 (ja) | 1999-01-20 |
Family
ID=15795472
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP16455995A Expired - Fee Related JP2849620B2 (ja) | 1995-06-08 | 1995-06-08 | 高強度8ストランド型ワイヤロープ |
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