JPH068344Y2 - 一方向クラッチ - Google Patents
一方向クラッチInfo
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- JPH068344Y2 JPH068344Y2 JP1990047195U JP4719590U JPH068344Y2 JP H068344 Y2 JPH068344 Y2 JP H068344Y2 JP 1990047195 U JP1990047195 U JP 1990047195U JP 4719590 U JP4719590 U JP 4719590U JP H068344 Y2 JPH068344 Y2 JP H068344Y2
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- JP
- Japan
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- outer ring
- end bearing
- annular
- pressing plate
- plate
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Description
【考案の詳細な説明】
この考案は内,外輪間の不可逆回転伝動を行う一方向ク
ラッチに関する。
ラッチに関する。
従来、一方向クラッチとしては、第5図に示すようなも
のがある(実開昭64−49738号公報)。この一方
向クラッチは、内輪21と、外輪22と、上記内輪21
と外輪22との間に配置された複数のスプラグ23と、
上記スプラグ23を揺動可能に保持する保持器24,2
4と、上記スプラグ23を一方向に付勢するスプリング
25と、上記保持器24,24を軸方向に支持すると共
に上記外輪22に摺動可能に嵌合するエンドベアリング
26,26と、爪部27aが上記外輪22の被抱持部2
2aを抱持して上記エンドベアリング26,26を外側
から軸方向に支持する環状の押え板27,27を備えて
いる。そして、上記押え板27は、第6,7図に示すよ
うに、薄板を凹凸に形成して、上記エンドベアリング2
6に対向する側に周方向一定間隔に4つの径方向に貫通
する凹部27b,27b,…を形成すると共に、反対側に
上記凹部27b,27b,…と周方向に位相がずれた4つ
の径方向に貫通する凹部27c,27c,…を形成して、
上記凹部27b,27b,…および凹部27c,27c,…
を潤滑油の通路としたものであった。28,28は回転
部材29,29に固定されたプラスチックワッシャであ
り、押え板27,27が摺接している。
のがある(実開昭64−49738号公報)。この一方
向クラッチは、内輪21と、外輪22と、上記内輪21
と外輪22との間に配置された複数のスプラグ23と、
上記スプラグ23を揺動可能に保持する保持器24,2
4と、上記スプラグ23を一方向に付勢するスプリング
25と、上記保持器24,24を軸方向に支持すると共
に上記外輪22に摺動可能に嵌合するエンドベアリング
26,26と、爪部27aが上記外輪22の被抱持部2
2aを抱持して上記エンドベアリング26,26を外側
から軸方向に支持する環状の押え板27,27を備えて
いる。そして、上記押え板27は、第6,7図に示すよ
うに、薄板を凹凸に形成して、上記エンドベアリング2
6に対向する側に周方向一定間隔に4つの径方向に貫通
する凹部27b,27b,…を形成すると共に、反対側に
上記凹部27b,27b,…と周方向に位相がずれた4つ
の径方向に貫通する凹部27c,27c,…を形成して、
上記凹部27b,27b,…および凹部27c,27c,…
を潤滑油の通路としたものであった。28,28は回転
部材29,29に固定されたプラスチックワッシャであ
り、押え板27,27が摺接している。
しかしながら、上記従来の一方向クラッチにおいては、
その押え板27が、薄板を凹凸に形成することによって
作られ、かつ上記の如き形状をしてその軸方向断面が周
方向位置によって変化する形状であるため、押え板27
の製造に際して、押え板27に焼き入れ,焼戻し等の熱
処理を施したときに、押え板27が反るという問題があ
った。また、曲げに対して弱く、また、軸方向両側から
挾むような力が作用したときにその第5図中Tで示す厚
さが弾性変形によって小さくなり易い等、押え板27の
剛性が十分でないという問題があった。 また、第8図に示すようにプラスチックワッシャ28,
28は、押え板27,27への対向面28a,28aの円
周複数箇所に潤滑剤溜め溝28b,28bが形成されてい
るため、プラスチックワッシャ28,28の回転時に、
押え板27,27の凹部27b,27bによる突部27
d,27dが上記潤滑剤溜め溝28b,28bの角部Aに断
続的に接触し、角部Aが摩耗する。そして、この摩耗粉
は、周囲の潤滑剤の劣化を発生させる恐れがある。ここ
で、Rはプラスチックワッシャ28,28の回転方向で
ある。 そこで、この考案の目的は、熱処理による反りを小さく
押さえることができると共に、高い剛性を得ることがで
き、さらに潤滑油をエンドベアリングと外輪の嵌合部分
およびエンドベアリングと押え板の接触部分を潤滑する
ことができるように溜めることができる押え板を備える
とともに、プラスチックワッシャの摩耗を防止する一方
向クラッチを提供することにある。
その押え板27が、薄板を凹凸に形成することによって
作られ、かつ上記の如き形状をしてその軸方向断面が周
方向位置によって変化する形状であるため、押え板27
の製造に際して、押え板27に焼き入れ,焼戻し等の熱
処理を施したときに、押え板27が反るという問題があ
った。また、曲げに対して弱く、また、軸方向両側から
挾むような力が作用したときにその第5図中Tで示す厚
さが弾性変形によって小さくなり易い等、押え板27の
剛性が十分でないという問題があった。 また、第8図に示すようにプラスチックワッシャ28,
28は、押え板27,27への対向面28a,28aの円
周複数箇所に潤滑剤溜め溝28b,28bが形成されてい
るため、プラスチックワッシャ28,28の回転時に、
押え板27,27の凹部27b,27bによる突部27
d,27dが上記潤滑剤溜め溝28b,28bの角部Aに断
続的に接触し、角部Aが摩耗する。そして、この摩耗粉
は、周囲の潤滑剤の劣化を発生させる恐れがある。ここ
で、Rはプラスチックワッシャ28,28の回転方向で
ある。 そこで、この考案の目的は、熱処理による反りを小さく
押さえることができると共に、高い剛性を得ることがで
き、さらに潤滑油をエンドベアリングと外輪の嵌合部分
およびエンドベアリングと押え板の接触部分を潤滑する
ことができるように溜めることができる押え板を備える
とともに、プラスチックワッシャの摩耗を防止する一方
向クラッチを提供することにある。
上記目的を達成するため、この考案は、内輪と、外輪
と、上記内輪と外輪との間に配置された複数のスプラグ
と、上記スプラグを揺動可能に保持する保持器と、上記
スプラグを一方向に付勢するスプリングと、上記保持器
を軸方向に支持すると共に上記外輪に摺動可能に嵌合す
るエンドベアリングと、爪部が上記外輪の一部を抱持し
て上記エンドベアリングを外側から軸方向に支持する環
状の押え板を備えた一方向クラッチにおいて、 上記押え板は、上記外輪とエンドベアリングの嵌合部分
に対向し上記外輪およびエンドベアリングとの間で潤滑
剤溜まりを形成する環状の凹部と、この凹部の径方向外
側で上記外輪に当接する環状の当接部とを備えているこ
とを特徴としている。
と、上記内輪と外輪との間に配置された複数のスプラグ
と、上記スプラグを揺動可能に保持する保持器と、上記
スプラグを一方向に付勢するスプリングと、上記保持器
を軸方向に支持すると共に上記外輪に摺動可能に嵌合す
るエンドベアリングと、爪部が上記外輪の一部を抱持し
て上記エンドベアリングを外側から軸方向に支持する環
状の押え板を備えた一方向クラッチにおいて、 上記押え板は、上記外輪とエンドベアリングの嵌合部分
に対向し上記外輪およびエンドベアリングとの間で潤滑
剤溜まりを形成する環状の凹部と、この凹部の径方向外
側で上記外輪に当接する環状の当接部とを備えているこ
とを特徴としている。
上記押え板は、上記外輪とエンドベアリングの嵌合部分
に対向する環状の凹部を備えており、上記押え板の爪部
を除く環状部分の軸方向の断面は周方向位置によらず一
定である。 したがって、上記押え板は、焼き入れ,焼戻し等の熱処
理を施しても従来のように大きく反ったりすることはな
い。 また、上記押え板は上記環状の凹部を備えているので、
押え板を従来と同じ厚みの薄板で形成し、爪部を除く部
分を従来と同じ外径および内径にし、かつ軸方向断面の
面積を同じにした場合に、その軸方向断面の径方向に延
びる軸線に関する断面係数が従来の矩形に比べて大きく
なる。すなわち、上記環状の凹部を備えた押え板の曲げ
に対する剛性は、従来形状のものに比べて高くなる。ま
た、軸方向の剛性も高くなる。 また、上記押え板が備える環状の凹部は、押え板がその
爪部により外輪の一部を抱持して上記エンドベアリング
を外側から軸方向に支持した状態で、互いに摺動可能に
嵌合した上記外輪とエンドベアリングの嵌合部分に対向
する。したがって、上記エンドベアリングと外輪の嵌合
部分に形成される隙間は、上記凹部自身の内面,外輪お
よびエンドベアリングで囲まれる環状の空間に開口す
る。したがって、上記押え板が備える環状の凹部は上記
外輪およびエンドベアリングとの間で潤滑剤溜まりを形
成し、この潤滑剤溜まりには、上記外輪とエンドベアリ
ングの嵌合部分を潤滑して上記隙間より流出する潤滑剤
が溜まる。そして、潤滑剤溜まりに溜まった潤滑剤は、
上記エンドベアリングと外輪の嵌合部分および押え板と
エンドベアリングの接触部分とへ供給されて、このエン
ドベアリングと外輪の嵌合部分および押え板によるエン
ドベアリングの支持部分を潤滑する。 このように、上記嵌合部分に対向する押え板の上記凹部
は、上記外輪およびコンドベアリングとの間で潤滑剤溜
りを形成して、上記嵌合部分への潤滑を行う。 また、上記押え板の当接部は、上記潤滑剤溜りから潤滑
剤が径方向に洩れる量を少なくして、上記潤滑剤溜り内
の潤滑剤を確保するので、充分な潤滑を行うことができ
る。 したがって、エンドベアリングと外輪との嵌合部分およ
び押え板とエンドベアリングとが潤滑不足により焼き付
いたり摩擦による発熱により歪んだりすることはない。
さらに、押え板の凹部による突部がプラスチックワッシ
ャの潤滑剤溜め溝の段部に衝突することがなく、上記段
部が摩耗することがない。
に対向する環状の凹部を備えており、上記押え板の爪部
を除く環状部分の軸方向の断面は周方向位置によらず一
定である。 したがって、上記押え板は、焼き入れ,焼戻し等の熱処
理を施しても従来のように大きく反ったりすることはな
い。 また、上記押え板は上記環状の凹部を備えているので、
押え板を従来と同じ厚みの薄板で形成し、爪部を除く部
分を従来と同じ外径および内径にし、かつ軸方向断面の
面積を同じにした場合に、その軸方向断面の径方向に延
びる軸線に関する断面係数が従来の矩形に比べて大きく
なる。すなわち、上記環状の凹部を備えた押え板の曲げ
に対する剛性は、従来形状のものに比べて高くなる。ま
た、軸方向の剛性も高くなる。 また、上記押え板が備える環状の凹部は、押え板がその
爪部により外輪の一部を抱持して上記エンドベアリング
を外側から軸方向に支持した状態で、互いに摺動可能に
嵌合した上記外輪とエンドベアリングの嵌合部分に対向
する。したがって、上記エンドベアリングと外輪の嵌合
部分に形成される隙間は、上記凹部自身の内面,外輪お
よびエンドベアリングで囲まれる環状の空間に開口す
る。したがって、上記押え板が備える環状の凹部は上記
外輪およびエンドベアリングとの間で潤滑剤溜まりを形
成し、この潤滑剤溜まりには、上記外輪とエンドベアリ
ングの嵌合部分を潤滑して上記隙間より流出する潤滑剤
が溜まる。そして、潤滑剤溜まりに溜まった潤滑剤は、
上記エンドベアリングと外輪の嵌合部分および押え板と
エンドベアリングの接触部分とへ供給されて、このエン
ドベアリングと外輪の嵌合部分および押え板によるエン
ドベアリングの支持部分を潤滑する。 このように、上記嵌合部分に対向する押え板の上記凹部
は、上記外輪およびコンドベアリングとの間で潤滑剤溜
りを形成して、上記嵌合部分への潤滑を行う。 また、上記押え板の当接部は、上記潤滑剤溜りから潤滑
剤が径方向に洩れる量を少なくして、上記潤滑剤溜り内
の潤滑剤を確保するので、充分な潤滑を行うことができ
る。 したがって、エンドベアリングと外輪との嵌合部分およ
び押え板とエンドベアリングとが潤滑不足により焼き付
いたり摩擦による発熱により歪んだりすることはない。
さらに、押え板の凹部による突部がプラスチックワッシ
ャの潤滑剤溜め溝の段部に衝突することがなく、上記段
部が摩耗することがない。
以下、この考案を図示の実施例により詳細に説明する。 第1図はこの考案の一方向クラッチの一実施例の要部の
軸方向断面図である。 第1図において、1は内輪、2は外輪、3は上記内,外
輪1,2間に複数個配置されたスプラグ、4,5は同じ
く上記内,外輪1,2間に配置され、上記スプラグ3を
揺動可能に、かつ周方向所定の間隔に保持する環状の保
持器、6は上記保持器4,5間に配置され、上記スプラ
グ3を内,外輪1,2間に噛み合う一方向に付勢するス
プリング、7,7は断面「コ」の字の環状で上記保持器
4,5を軸方向両側から挾むように上記保持器4,5の
両側に配置され、上記内,外輪1,2に摺動可能に嵌合
し、上記保持器4,5を軸方向に支持すると共に、上記
内,外輪1,2をほぼ同軸に保持するエンドベアリン
グ、8,8は上記外輪2に固定され、上記エンドベアリ
ング7,7を外側から軸方向に支持する(図中矢印参
照)環状の押え板である。 上記押え板8,8は、2つとも同じものであり、押え板
8は、第2,3図に示すように、その外周側に側面がS
字状の複数の爪部8a,8a,…を有している。そして、
第1図に示すように、この複数の爪部8a,8a,…によ
り上記外輪2に設けた被抱持部2a,2aを弾性的に抱持
することによって、上記押え板8,8は外輪2に固定し
てある。 この押え板8は、第1図に示すように、上記外輪2およ
びエンドベアリング7側の側面8bに、外輪2の内側部
2bとエンドベアリング7の外側部7aとの嵌合部に対向
する環状の凹部8cを有している。換言すれば、上記凹
部8cは、押え板8がその爪部8a,8a,…により外輪
2の被抱持部2aを抱持して上記エンドベアリング7を
外側から軸方向に支持した状態で、凹部8c自身は、上
記外輪2の内側部2bとエンドベアリング7の外側部7a
との嵌合部が対向するように、押え板8に設けられてい
る。この凹部8cは外輪2およびエンドベアリング7と
の間で潤滑剤溜まりを形成する。 そして、上記凹部8cは、第2図に示すように、径方向
に所定の幅wを有して同軸に設けられている。 ここでは、この押え板8は、上記爪部8a,8a,…に対
応する径方向の突出部分を有する図示しない環状の薄平
板より作られている。そして、上記爪部8aは、上記薄
平板の突出部分を図示の如くS字状に形成することによ
って形成されている。また、上記凹部8cは上記薄平板
の環状部分を図示の如き断面にプレス成形することによ
って形成されている。 したがって、上記押え板8の凹部を設けたのと反対側の
側面8dのその上記凹部8cに対応する環状の部分は、上
記凹部8cの軸方向の深さにほぼ等しい寸法だけ軸方向
外側に向けて突出している。 また、上記押え板8は、上記凹部8cの径方向外側で外
輪2に当接する環状の当接部8eを有している。 9,9は回転部材10,10に固定されたプラスチック
ワッシャであり、押え板8,8が摺接している。 上記構成において、上記押え板8は、環状であり、かつ
上記外輪2の内側部2bとエンドベアリング7の外側部
7aに対向する環状の凹部8cを備えており、その爪部8
a,8a,…を除く環状部分の軸方向の断面は周方向位置
によらず一定である。このように、爪部8a,8a,…を
除く環状部分の軸方向の断面は周方向位置によらず一定
であるため、上記押え板8は、焼き入れ,焼戻し等の熱
処理を施しても従来のように大きく反ったりすることは
ない。つまり、上記押え板の熱処理を施した場合におけ
るその反りの大きさは、従来に比べて小さく押さえられ
る。また、上記押え板8は、上記環状の凹部8cを備え
ているので、押え板8を従来と同じ厚みの薄板で形成
し、爪部8a,8a,…を除く環状部分を従来と同じ外径
および内径にし、かつ軸方向断面の面積を同じにした場
合に、その軸方向断面(第1図参照)の径方向に延びる
軸線に関する断面係数が従来の異なる矩形に比べて大き
くなる。したがって、上記環状の凹部8cを備えた押え
板8の曲げに対する剛性は、従来形状のものに比べて高
くなる。また、軸方向の剛性も、凹部8cの側壁が全周
に渡って有るため、従来の如く周方向に間欠的に凹部が
設けられ軸方向の力に対向する凹部の側壁が間欠的なも
のに比べて高くなる。 上記押え板8,8の凹部8cを設けたのと反対側の側面
の夫々にはたとえば図示しないスラストベアリングが軸
方向に当接される。そして、このスラストベアリングを
介して、上記外輪2および押え板8,8は内輪1に対し
て軸方向に位置決めされる。そして、上記スプラグ3
は、上記押え板8,8により上記エンドベアリング7,
7および保持器4,5を介して軸方向に支持され、上記
内,外輪1,2間の軸方向所定の位置に位置させられ
る。上記の如く、押え板8は高い剛性を有し、従来の押
え板のように第1図中Tで示す軸方向の全厚が容易に弾
性変形して薄くなったりしないので、上記スプラグ3は
内,外輪1,2間の軸方向所定の位置に正確に保持され
る。 上記スプラグは、上記内輪1が外輪2に対して一定の方
向に相対回転するときにのみ内,外輪1,2間で起立し
て、そのくさび作用により内,外輪間1,2に噛み込
み、内輪1から外輪2へ回転トルクを伝達する。したが
って、このとき、上記外輪2,スプラグ3,保持器4,
5,スプリング6,エンドベアリング7,7および押え
板8,8は内輪1と共回りする。一方、内輪1が外輪2
に対して上記と逆の方向に相対回転するときは、スプラ
グ3は内,外輪1,2間に噛み込まない。したがって、
内輪1は外輪2に対して空回りする。このとき、上記ス
プラグ3,保持器4,5,スプリング6およびエンドベ
アリング7,7は内輪1につれ回る。そして、エンドベ
アリング7,7は外輪2および押え板8,8に対して相
対回転する。 上記内,外輪1,2とエンドベアリング7,7で囲まれ
る空間には、エンドベアリング7と内,外輪1,2の接
触部分やスプラグ3と保持器4,5の接触部分やスプラ
グ3とスプリング6の接触部分等を潤滑するよう、図示
しない潤滑剤が上記内輪1に設けた供給穴1aよりたと
えば遠心力によって供給される。そして、この供給され
た潤滑剤の一部は上記外輪2とエンドベアリング7,7
との嵌合部分を潤滑して押え板8側へ流出する。 しかしながら、この押え板8は、上記の如く、外輪2の
内側部2bおよびエンドベアリング7の外側部7aに対向
する凹部8cを有している。そして、上記エンドベアリ
ング7と外輪2の嵌合部分に形成される隙間は、上記凹
部8c自身の内面,外輪2の内側部2bおよびエンドベア
リング7の外側部7aで囲まれる環状の空間つまり、潤
滑剤溜まりに開口する。したがって、上記隙間より流出
する潤滑剤は、上記押え板8,8が備える環状の凹部8
c,8cに溜められる。このように、上記押え板8に設け
た凹部8cは、押え板8の剛性を高めると同時に、潤滑
剤溜まりとして機能するのである。 上記凹部8cに溜まった潤滑剤は、上記エンドベアリン
グ7と外輪2の嵌合部分および押え板8とエンドベアリ
ング7の接触部分へ供給されて、上記エンドベアリング
7と外輪2の嵌合部分および押え板8によるエンドベア
リング7の支持部分を潤滑する。 また、上記押え板8は、上記凹部8cよりも径方向の外
側で上記外輪2に当接する当接部8eを有しているか
ら、この当接部8eは、上記凹部8c内に、つまり、潤滑
剤溜まりに溜まった潤滑剤が押え板8と外輪2の間から
径方向外側に洩れる量を少なくする。 したがって、エンドベアリング7,7と外輪2とおよび
押え板8,8とエンドベアリング7,7とが潤滑不足に
より焼き付いたり摩擦による発熱により歪んだりするこ
とはない。 さらに、第4図に示されるように、プラスチックワッシ
ャ9,9は、押え板8,8の面8f,8fに対向する円周
複数箇所に潤滑剤溜め溝9a,9aが設けられ、押え板8
の凹部8cは径方向に所定の幅wを有して同軸に設けられ
ているため、プラスチックワッシャ9,9の回転時に、
押え板8,8の凹部8cによる突部8fが上記潤滑剤溜め
溝9a,9aの角部Bに衝突することがなく、角部Bの摩
耗がない。ここで、Rはプラスチックワッシャ9,9の
回転方向である。なお、外輪に設ける被抱持部およびこ
の被抱持部を抱持する押え板の爪部は上記実施例の被抱
持部2aおよび爪部8aに限らないのは言うまでもない。
また、押え板に設けられ、外輪の内側部およびエンドベ
アリングの外側部に対向する環状の凹部は上記実施例の
ものに限らないのは言うまでもない。また、押え板は薄
板より形成されるものに限らないのは言うまでもない。
軸方向断面図である。 第1図において、1は内輪、2は外輪、3は上記内,外
輪1,2間に複数個配置されたスプラグ、4,5は同じ
く上記内,外輪1,2間に配置され、上記スプラグ3を
揺動可能に、かつ周方向所定の間隔に保持する環状の保
持器、6は上記保持器4,5間に配置され、上記スプラ
グ3を内,外輪1,2間に噛み合う一方向に付勢するス
プリング、7,7は断面「コ」の字の環状で上記保持器
4,5を軸方向両側から挾むように上記保持器4,5の
両側に配置され、上記内,外輪1,2に摺動可能に嵌合
し、上記保持器4,5を軸方向に支持すると共に、上記
内,外輪1,2をほぼ同軸に保持するエンドベアリン
グ、8,8は上記外輪2に固定され、上記エンドベアリ
ング7,7を外側から軸方向に支持する(図中矢印参
照)環状の押え板である。 上記押え板8,8は、2つとも同じものであり、押え板
8は、第2,3図に示すように、その外周側に側面がS
字状の複数の爪部8a,8a,…を有している。そして、
第1図に示すように、この複数の爪部8a,8a,…によ
り上記外輪2に設けた被抱持部2a,2aを弾性的に抱持
することによって、上記押え板8,8は外輪2に固定し
てある。 この押え板8は、第1図に示すように、上記外輪2およ
びエンドベアリング7側の側面8bに、外輪2の内側部
2bとエンドベアリング7の外側部7aとの嵌合部に対向
する環状の凹部8cを有している。換言すれば、上記凹
部8cは、押え板8がその爪部8a,8a,…により外輪
2の被抱持部2aを抱持して上記エンドベアリング7を
外側から軸方向に支持した状態で、凹部8c自身は、上
記外輪2の内側部2bとエンドベアリング7の外側部7a
との嵌合部が対向するように、押え板8に設けられてい
る。この凹部8cは外輪2およびエンドベアリング7と
の間で潤滑剤溜まりを形成する。 そして、上記凹部8cは、第2図に示すように、径方向
に所定の幅wを有して同軸に設けられている。 ここでは、この押え板8は、上記爪部8a,8a,…に対
応する径方向の突出部分を有する図示しない環状の薄平
板より作られている。そして、上記爪部8aは、上記薄
平板の突出部分を図示の如くS字状に形成することによ
って形成されている。また、上記凹部8cは上記薄平板
の環状部分を図示の如き断面にプレス成形することによ
って形成されている。 したがって、上記押え板8の凹部を設けたのと反対側の
側面8dのその上記凹部8cに対応する環状の部分は、上
記凹部8cの軸方向の深さにほぼ等しい寸法だけ軸方向
外側に向けて突出している。 また、上記押え板8は、上記凹部8cの径方向外側で外
輪2に当接する環状の当接部8eを有している。 9,9は回転部材10,10に固定されたプラスチック
ワッシャであり、押え板8,8が摺接している。 上記構成において、上記押え板8は、環状であり、かつ
上記外輪2の内側部2bとエンドベアリング7の外側部
7aに対向する環状の凹部8cを備えており、その爪部8
a,8a,…を除く環状部分の軸方向の断面は周方向位置
によらず一定である。このように、爪部8a,8a,…を
除く環状部分の軸方向の断面は周方向位置によらず一定
であるため、上記押え板8は、焼き入れ,焼戻し等の熱
処理を施しても従来のように大きく反ったりすることは
ない。つまり、上記押え板の熱処理を施した場合におけ
るその反りの大きさは、従来に比べて小さく押さえられ
る。また、上記押え板8は、上記環状の凹部8cを備え
ているので、押え板8を従来と同じ厚みの薄板で形成
し、爪部8a,8a,…を除く環状部分を従来と同じ外径
および内径にし、かつ軸方向断面の面積を同じにした場
合に、その軸方向断面(第1図参照)の径方向に延びる
軸線に関する断面係数が従来の異なる矩形に比べて大き
くなる。したがって、上記環状の凹部8cを備えた押え
板8の曲げに対する剛性は、従来形状のものに比べて高
くなる。また、軸方向の剛性も、凹部8cの側壁が全周
に渡って有るため、従来の如く周方向に間欠的に凹部が
設けられ軸方向の力に対向する凹部の側壁が間欠的なも
のに比べて高くなる。 上記押え板8,8の凹部8cを設けたのと反対側の側面
の夫々にはたとえば図示しないスラストベアリングが軸
方向に当接される。そして、このスラストベアリングを
介して、上記外輪2および押え板8,8は内輪1に対し
て軸方向に位置決めされる。そして、上記スプラグ3
は、上記押え板8,8により上記エンドベアリング7,
7および保持器4,5を介して軸方向に支持され、上記
内,外輪1,2間の軸方向所定の位置に位置させられ
る。上記の如く、押え板8は高い剛性を有し、従来の押
え板のように第1図中Tで示す軸方向の全厚が容易に弾
性変形して薄くなったりしないので、上記スプラグ3は
内,外輪1,2間の軸方向所定の位置に正確に保持され
る。 上記スプラグは、上記内輪1が外輪2に対して一定の方
向に相対回転するときにのみ内,外輪1,2間で起立し
て、そのくさび作用により内,外輪間1,2に噛み込
み、内輪1から外輪2へ回転トルクを伝達する。したが
って、このとき、上記外輪2,スプラグ3,保持器4,
5,スプリング6,エンドベアリング7,7および押え
板8,8は内輪1と共回りする。一方、内輪1が外輪2
に対して上記と逆の方向に相対回転するときは、スプラ
グ3は内,外輪1,2間に噛み込まない。したがって、
内輪1は外輪2に対して空回りする。このとき、上記ス
プラグ3,保持器4,5,スプリング6およびエンドベ
アリング7,7は内輪1につれ回る。そして、エンドベ
アリング7,7は外輪2および押え板8,8に対して相
対回転する。 上記内,外輪1,2とエンドベアリング7,7で囲まれ
る空間には、エンドベアリング7と内,外輪1,2の接
触部分やスプラグ3と保持器4,5の接触部分やスプラ
グ3とスプリング6の接触部分等を潤滑するよう、図示
しない潤滑剤が上記内輪1に設けた供給穴1aよりたと
えば遠心力によって供給される。そして、この供給され
た潤滑剤の一部は上記外輪2とエンドベアリング7,7
との嵌合部分を潤滑して押え板8側へ流出する。 しかしながら、この押え板8は、上記の如く、外輪2の
内側部2bおよびエンドベアリング7の外側部7aに対向
する凹部8cを有している。そして、上記エンドベアリ
ング7と外輪2の嵌合部分に形成される隙間は、上記凹
部8c自身の内面,外輪2の内側部2bおよびエンドベア
リング7の外側部7aで囲まれる環状の空間つまり、潤
滑剤溜まりに開口する。したがって、上記隙間より流出
する潤滑剤は、上記押え板8,8が備える環状の凹部8
c,8cに溜められる。このように、上記押え板8に設け
た凹部8cは、押え板8の剛性を高めると同時に、潤滑
剤溜まりとして機能するのである。 上記凹部8cに溜まった潤滑剤は、上記エンドベアリン
グ7と外輪2の嵌合部分および押え板8とエンドベアリ
ング7の接触部分へ供給されて、上記エンドベアリング
7と外輪2の嵌合部分および押え板8によるエンドベア
リング7の支持部分を潤滑する。 また、上記押え板8は、上記凹部8cよりも径方向の外
側で上記外輪2に当接する当接部8eを有しているか
ら、この当接部8eは、上記凹部8c内に、つまり、潤滑
剤溜まりに溜まった潤滑剤が押え板8と外輪2の間から
径方向外側に洩れる量を少なくする。 したがって、エンドベアリング7,7と外輪2とおよび
押え板8,8とエンドベアリング7,7とが潤滑不足に
より焼き付いたり摩擦による発熱により歪んだりするこ
とはない。 さらに、第4図に示されるように、プラスチックワッシ
ャ9,9は、押え板8,8の面8f,8fに対向する円周
複数箇所に潤滑剤溜め溝9a,9aが設けられ、押え板8
の凹部8cは径方向に所定の幅wを有して同軸に設けられ
ているため、プラスチックワッシャ9,9の回転時に、
押え板8,8の凹部8cによる突部8fが上記潤滑剤溜め
溝9a,9aの角部Bに衝突することがなく、角部Bの摩
耗がない。ここで、Rはプラスチックワッシャ9,9の
回転方向である。なお、外輪に設ける被抱持部およびこ
の被抱持部を抱持する押え板の爪部は上記実施例の被抱
持部2aおよび爪部8aに限らないのは言うまでもない。
また、押え板に設けられ、外輪の内側部およびエンドベ
アリングの外側部に対向する環状の凹部は上記実施例の
ものに限らないのは言うまでもない。また、押え板は薄
板より形成されるものに限らないのは言うまでもない。
以上より明らかなように、この考案の一方向クラッチ
は、内輪と、外輪と、上記内輪と外輪との間に配置され
た複数のスプラグと、上記スプラグを揺動可能に保持す
る保持器と、上記スプラグを一方向に付勢するスプリン
グと、上記保持器を軸方向に支持すると共に上記外輪に
摺動可能に嵌合するエンドベアリングと、爪部が上記外
輪の一部を抱持して上記エンドベアリングを外側から軸
方向に支持する環状の押え板を備えたものにおいて、上
記押え板は、上記外輪とエンドベアリングの嵌合部分に
対向し、上記外輪およびエンドベアリングとの間で潤滑
剤溜りを形成する環状の凹部と、この凹部の径方向外側
で上記外輪に当接する環状の当接部とを備えている。 したがって、この考案の一方向クラッチによれば、押え
板の製造に際する熱処理による反りを従来に比べて小さ
く押さえることができ、押え板の製造を容易ならしめる
ことができる。また、高い剛性を有する押え板を得るこ
とができ、スプラグをエンドベアリングおよび保持器を
介して軸方向所定の位置に正確に保持することができ
る。 さらに、上記嵌合部分に対向する押え板の上記凹部は、
外輪およびエンドベアリングとの間で潤滑剤溜りを形成
して、上記嵌合部分への潤滑を行い、また、上記押え板
の当接部は、上記潤滑剤溜りから潤滑剤が径方向に洩れ
る量を少なくして、上記潤滑剤溜り内の潤滑剤を確保す
るので、充分な潤滑を行うことができる。 つまり、上記押え板が備える凹部と、外輪およびエンド
ベアリングとの間に形成された潤滑剤溜まりに潤滑剤を
当接部によって洩れないように溜めて、この溜めた潤滑
剤によりエンドベアリングと外輪の嵌合部分およびエン
ドベアリングと押え板の接触部分を潤滑することがで
き、エンドベアリングと外輪の嵌合部分およびエンドベ
アリングと押え板の接触部分の焼き付き等を確実に防止
することができる。 また、押え板によるプラスチックワッシャの潤滑剤溜め
溝の段部の摩耗が防止でき、潤滑剤の劣化の恐れがな
い。
は、内輪と、外輪と、上記内輪と外輪との間に配置され
た複数のスプラグと、上記スプラグを揺動可能に保持す
る保持器と、上記スプラグを一方向に付勢するスプリン
グと、上記保持器を軸方向に支持すると共に上記外輪に
摺動可能に嵌合するエンドベアリングと、爪部が上記外
輪の一部を抱持して上記エンドベアリングを外側から軸
方向に支持する環状の押え板を備えたものにおいて、上
記押え板は、上記外輪とエンドベアリングの嵌合部分に
対向し、上記外輪およびエンドベアリングとの間で潤滑
剤溜りを形成する環状の凹部と、この凹部の径方向外側
で上記外輪に当接する環状の当接部とを備えている。 したがって、この考案の一方向クラッチによれば、押え
板の製造に際する熱処理による反りを従来に比べて小さ
く押さえることができ、押え板の製造を容易ならしめる
ことができる。また、高い剛性を有する押え板を得るこ
とができ、スプラグをエンドベアリングおよび保持器を
介して軸方向所定の位置に正確に保持することができ
る。 さらに、上記嵌合部分に対向する押え板の上記凹部は、
外輪およびエンドベアリングとの間で潤滑剤溜りを形成
して、上記嵌合部分への潤滑を行い、また、上記押え板
の当接部は、上記潤滑剤溜りから潤滑剤が径方向に洩れ
る量を少なくして、上記潤滑剤溜り内の潤滑剤を確保す
るので、充分な潤滑を行うことができる。 つまり、上記押え板が備える凹部と、外輪およびエンド
ベアリングとの間に形成された潤滑剤溜まりに潤滑剤を
当接部によって洩れないように溜めて、この溜めた潤滑
剤によりエンドベアリングと外輪の嵌合部分およびエン
ドベアリングと押え板の接触部分を潤滑することがで
き、エンドベアリングと外輪の嵌合部分およびエンドベ
アリングと押え板の接触部分の焼き付き等を確実に防止
することができる。 また、押え板によるプラスチックワッシャの潤滑剤溜め
溝の段部の摩耗が防止でき、潤滑剤の劣化の恐れがな
い。
第1図はこの考案の一方向クラッチの一実施例の要部の
軸方向断面図、第2図は第1図の押え板のII方向矢視
図、第3図は第2図のIII−III線断面図、第4図はプラ
スチックワッシャと押え板との接触状態を示す一部平面
図、第5図は従来の一方向クラッチの要部の軸方向断面
図、第6図は第5図の押え板の軸方向矢視図、第7図は
第6図のVI方向矢視図、第8図はプラスチックワッシャ
と押え板との接触状態を示す一部平面図である。 1……内輪、2……外輪、2b……内側部、 3……スプラグ、4,5……保持器、 6……スプリング、7……エンドベアリング、 7a……外側部、8……押え板、8a……爪部、 8e……当接部、8c……環状の凹部。
軸方向断面図、第2図は第1図の押え板のII方向矢視
図、第3図は第2図のIII−III線断面図、第4図はプラ
スチックワッシャと押え板との接触状態を示す一部平面
図、第5図は従来の一方向クラッチの要部の軸方向断面
図、第6図は第5図の押え板の軸方向矢視図、第7図は
第6図のVI方向矢視図、第8図はプラスチックワッシャ
と押え板との接触状態を示す一部平面図である。 1……内輪、2……外輪、2b……内側部、 3……スプラグ、4,5……保持器、 6……スプリング、7……エンドベアリング、 7a……外側部、8……押え板、8a……爪部、 8e……当接部、8c……環状の凹部。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−166729(JP,A) 実開 昭59−150027(JP,U) 実開 昭59−101020(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】内輪と、外輪と、上記内輪と外輪との間に
配置された複数のスプラグと、上記スプラグを揺動可能
に保持する保持器と、上記スプラグを一方向に付勢する
スプリングと、上記保持器を軸方向に支持すると共に上
記外輪に摺動可能に嵌合するエンドベアリングと、爪部
が上記外輪の一部を抱持して上記エンドベアリングを外
側から軸方向に支持する環状の押え板を備えた一方向ク
ラッチにおいて、 上記押え板は、上記外輪とエンドベアリングの嵌合部分
に対向し上記外輪およびエンドベアリングとの間で潤滑
剤溜まりを形成する環状の凹部と、この凹部の径方向外
側で上記外輪に当接する環状の当接部とを備えているこ
とを特徴とする一方向クラッチ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990047195U JPH068344Y2 (ja) | 1989-09-26 | 1990-05-01 | 一方向クラッチ |
US07/671,923 US5076408A (en) | 1990-05-01 | 1991-03-20 | One-way clutch having improved annular retainer plates |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1-112345 | 1989-09-26 | ||
JP11234589 | 1989-09-26 | ||
JP1990047195U JPH068344Y2 (ja) | 1989-09-26 | 1990-05-01 | 一方向クラッチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0381426U JPH0381426U (ja) | 1991-08-20 |
JPH068344Y2 true JPH068344Y2 (ja) | 1994-03-02 |
Family
ID=31890071
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990047195U Expired - Lifetime JPH068344Y2 (ja) | 1989-09-26 | 1990-05-01 | 一方向クラッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH068344Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59101020U (ja) * | 1982-12-27 | 1984-07-07 | エヌエスケ−・ワ−ナ−株式会社 | ワンウエイクラツチ軸受 |
JPS59166729A (ja) * | 1983-03-12 | 1984-09-20 | Nippon Seiko Kk | 一方向クラツチとスラスト針状ころ軸受との組立体 |
JPS59150027U (ja) * | 1983-03-25 | 1984-10-06 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | 自動変速機の一方向クラツチアツセンブリ |
-
1990
- 1990-05-01 JP JP1990047195U patent/JPH068344Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0381426U (ja) | 1991-08-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |