JPH0683438U - エンジン冷却装置 - Google Patents

エンジン冷却装置

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JPH0683438U
JPH0683438U JP3012393U JP3012393U JPH0683438U JP H0683438 U JPH0683438 U JP H0683438U JP 3012393 U JP3012393 U JP 3012393U JP 3012393 U JP3012393 U JP 3012393U JP H0683438 U JPH0683438 U JP H0683438U
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JP3012393U
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唯志 斉藤
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小松フォークリフト株式会社
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
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  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジンルームをアンダーカバーを使用して
閉塞構造とし、低騒音化しているエンジン式産業車両
の、エンジンルームを効果的に冷却する、冷却装置を提
供することを目的とする。 【構成】 吸音材14を取り付けているアンダーカバー
7をサイドフレーム2に対して、前端部11を下方に傾
斜させ、車両の走行により空気を積極的にエンジンルー
ム内に導入し、その空気をエンジン壁面を通し上部へ導
き、アンダーカバー7で増速してアンダーカバー後端1
3の斜め上方のラジエータ6へ案内するようにしてい
る。更にアンダーカバー7には空気案内部材16を設け
る場合もある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、フォークリフトやショベルローダ等のエンジン式産業車両におけ るエンジンルームの防音・冷却装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来エンジンルームの下側を開放した構造の産業車両ではエンジンルームから 放出する騒音(主にエンジン音)が大きく、かつエンジンルーム内の諸設備の汚 損等の不具合があり、この不具合の解決手段としてアンダーカバーによってエン ジンルーム下面を覆った低騒音仕様のものが提供されている。 図7に従来のアンダアカバーの構造図を示す。図においてaはアンダーカバー 、bは吸音材、cはラジエータ、dはカウンタウエイト、eはエンジン、fは冷 却ファンである。 産業車両のアンダーカバー構造に関しては、例えば実開昭62−125648 号、実開平2−88826号の各公報に示すようなものがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上述したアンダーカバーによる閉塞構造の場合は、空気取り入れが不 十分であることから、エンジン冷却不足によるエンジンオーバーヒートを誘発す る原因となっており、実開昭62−125648号では、サイドフレームの下端 部に取り付けられるアンダーカバーの前端縁を斜め下方に折り曲げて空気導入部 を形成していた。 そして、アンダーカバーには、複数個の空気導入部を前後に併設して冷却効果 を高めるようにしたものであった。 ところで、上記構想では、産業車両特にフォークリフトの走行時において、ア ンダーカバー前端縁から導入された空気は、アンダーカバーの上方すなわちエン ジン底部を通過し、アンダーカバー後端の空気案内部に沿って斜め上方位置のラ ジエータへと案内され、ラジエータを冷却する。 導入された空気の大部分がエンジン底部を通りラジエータへと導かれるため、 温度の低い空気がエンジン壁面(側面)、上面の熱気を十分に掃気するには至ら ないという課題があった。
【0004】 また、実開平2−88826号では、エンジンルーム内への空気の導入は、ア ンダーカバーに形成された取り入れ口から流入した空気を作動油タンクの壁面に 向けて流動させる案内部材を設けたことで、作動油タンク壁面に対する冷却空気 の接触を積極化し、作動油の放熱作用を積極的に行なうものであった。 しかし、この場合は、作動油タンクは冷却されるものの、導入された空気の大 部分が作動油タンクに沿って後方位置のラジエータへ流れるため、上記同様に温 度の低い空気がエンジン壁面(側面)、上面の熱気を十分に掃気するには至らな いという課題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案は、上述の課題に鑑みなされたもので、アンダーカバーによる低騒音 仕様の産業車両において、車両の走行による空気を積極的にエンジンルーム内に 導入させ、その空気をエンジン壁面(側面)、上面へ導くことを解決の手段とす るもので、この解決のための技術的手段として、エンジンルームの下面を覆うア ンダーカバーをサイドフレームに対して前端を下方に傾斜させ、アンダーカバー 前端部をサイドフレーム底部より下方に位置して、サイドフレーム下部に取り付 けたアンダーカバーによる空気導入部を形成したことである。
【0006】
【作用】
従って、車両走行時にはアンダーカバー前端部から空気をアンダーカバー上方 のエンジンルームに積極的に取り入れ、アンダーカバー後端部では導入した空気 をエンジン下部すなわちエンジン底部だけでなくエンジン壁面(側面)、上面へ と積極的に導き、各々の部位の熱気を十分に掃気するように働き、その熱気を帯 びた空気がアンダーカバー後方のラジエータへと案内されると共に、エンジンル ーム下部の風流れをエンジン底部とアンダーカバーで縮流し増速させ、ファン前 方のエンジン底部の圧力効果に起因する吸収効果により、アンダーカバー後端の 空気案内部に沿って斜め上方位置のラジエータへと案内されるラジエータ冷却風 量を増加するように作用する。
【0007】
【実施例】
以下、この考案の2つの実施例を図面で説明する。 図8はエンジン式フォークリフトの全体を示す側面図である。 図1はこの考案の第一実施例を示すアンダーカバーの構造図で、図2と図3は アンダーカバーの取り付け説明図、図4と図5と図6は第二の実施例を示すアン ダーカバーの構想図で、図7は従来のアンダーカバーの構造図である。
【0008】 第一の実施例では左右のサイドフレーム2によって囲まれるエンジンルーム内 には、エンジン4、冷却ファン5、ラジエータ6が配置され、冷却ファン5によ りエンジンルーム内の熱気をラジエータ6を通過させ、カウンタウェイト3内の 排気孔3aを通して車外に放出する。 エンジンルームの下方には、図1及び図2、図3に示すようにエンジンルーム 下部を覆うためのアンダーカバー7が配置されており、このアンダーカバー7は その左右両端縁をサイドフレーム2の内側縦板2cの下端部にブラケット8を介 して取り付けられている。 図2、図3に示すように、左右のサイドフレームの内側縦板2cの下端部には サイドフレーム底部2dより下方に位置し内向きに水平に突設されたフランジ2 eが形成され、このフランジ2eをアンダーカバー7とブラケット8で上下から 挟みボルト9にて締めつけてアンダアカバー7をサイドフレーム2の左右両端に 取り付けている。 なお、ナット10はブラケット8に予め固定されている。
【0009】 よって、図1に示すようにアンダーカバー7は、サイドフレーム2に対してほ ぼ前後全長にわたって前端部を斜め下方にし、その前端部11をサイドフレーム 2の底部2dより下方に位置しサイドフレーム2の底部2dと平行に折り曲げ固 定して走行時の空気導入部を形成し、またアンダーカバー後端部には導入された 空気をラジエータ6に案内するためのほぼ全幅にわたって斜め上方に向けて折り 曲げられた空気案内部12を形成し、空気案内部12の後端13はシュラウド下 部15と平行になるよう形成し、アンダーカバー前端下方より導入された空気が ラジエータ6下部へ洩れないように密閉している。 また、前端部を斜め下方にして固定されたアンダーカバー7の上面には吸音材 14がほぼ前面にわたって接着されている。
【0010】 この実施例は、上述したように構成されており、走行時の図1の矢印で示すよ うにサイドフレーム2の底部2dより下方に位置したアンダーカバー7の前端部 11で形成された空気導入部から外気がアンダーカバー7の上面に案内される。 すなわちエンジンルームに走行時の走行風が積極的に取り入れられ、その取り 入れられた空気は、サイドフレーム2に対して斜めに装着されたアンダーカバー 7に沿ってエンジン下部からエンジン壁面へと導かれ、アンダーカバー7の後端 の空気案内部12に沿って斜め上方のラジエータ6に案内され、ラジエータ6を 冷却後、排気孔3aから車体後方に排出される。 また、アンダーカバー7の上面に接着された吸音材14は、エンジン音やトラ ンスミッション音等の騒音を吸音し、騒音の車体外部への洩れを低減する。
【0011】 次にこの考案の第二の実施例は図4、図5、図6に示すように、アンダーカバ ー7の上面左右2箇所に空気案内部材16を形成したものである。すなわちサイ ドフレーム2の底部2dより下方に位置したアンダーカバーの前端部11を、サ イドフレーム2の底部2dと平行になるように折り曲げて図2のように固定した 空気導入部を形成し、又その後方のアンダーカバー7の上面に、車幅方向にある 長さをもち、斜め上方にある角度で傾斜状に突出した空気案内部材16を2個適 宜間隔を置いて形成されている。
【0012】 エンジンヒートバランスは、エンジンルーム内の空気の流れ経路に大きく依存 し、エンジンルーム内の十分な掃気を行なうことが必要であり、図1の構造では 、アンダーカバーの前方から導入された空気はアンダーカバー7の上面、すなわ ちエンジン4の底部に沿ってラジエータ6を到達する風量が比較的多い。 そこで、取り込んだ空気を積極的にエンジン壁面を通過させて、エンジン壁面 の発熱を奪い、その後ラジエータ6を冷却するようにエンジンルーム内の空気流 れ経路を変更するための空気案内部材16を設けることで、導入された空気をエ ンジン冷却のために有効に利用でき冷却効果をさらに高めることが可能となる。 なお、図示しないがアンダーカバー7の上面に設ける空気案内部材16は、左 右前後適宜間隔をおいて適当な角度で傾斜状に何個でも突出させてよいというこ とはいうまでもない。
【0013】
【考案の効果】
以上詳述したようにこの考案はエンジン式産業車両において、エンジンルーム の下部を覆うアンダーカバーを、サイドフレームに対して前端を下方に傾斜させ 、アンダーカバー前端部をサイドフレーム底部より下方に位置してサイドフレー ムに取り付けた空気導入部を設けたことにより、車両走行時にはアンダーカバー 前端部から空気をアンダーカバー上方のエンジンルームに積極的に取り入れ、ア ンダーカバー後端部では導入した外気をエンジンルーム下部すなわちエンジン底 部だけでなく、エンジン壁面(側面)、上面へと積極的に導き、各々の部位の熱 気を十分に掃気するように作用させ、かつエンジンルーム下部の風流れをエンジ ン底部とアンダーカバーで縮流し増速させ、ファン前方のエンジン底部の圧力降 下に起因する吸引効果によりラジエータ冷却風量を増加させることで、防音効果 やエンジンルーム内の汚損防止効果を損なうことなく、従来の低騒音仕様車で問 題となっている冷却不足によるオーバーヒートの発生を未然に防止し、エンジン 冷却効果を高めている。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第一の実施例を示すアンダーカバー
の構造図である。
【図2】図1のアンダーカバーの取り付け説明の断面図
である。
【図3】図1のアンダーカバーの取り付け説明の斜視図
である。
【図4】この考案の第二実施例を示すアンダーカバーの
構造図である。
【図5】図4のアンダーカバーの取り付け説明の断面図
である。
【図6】図4のアンダーカバーの取り付け説明の斜視図
である。
【図7】従来のアンダーカバーの構造図である。
【図8】エンジン式フォークリフトの全体側面図であ
る。
【符号の説明】
2 サイドフレーム 2dサイドフレーム底部 4 エンジン 6 ラジエータ 7 アンダーカバー 11 前端部(アンダーカバー) 12 空気案内部(アンダーカバー) 13 後端部(アンダーカバー) 14 吸音材 15 シュラウド下部 16 空気案内部材

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンルームの下面を覆うアンダーカ
    バーを、サイドフレームに対して前端を下方に傾斜さ
    せ、その前端部をサイドフレーム底部より下方に位置し
    てサイドフレーム下部に取り付けてなる空気導入部を形
    成することを特徴とする産業車両におけるエンジン冷却
    装置。
  2. 【請求項2】 前記アンダーカバーの後端をシュラウド
    下部と接触させ、アンダーカバー前端部から導入された
    空気が、ラジエータ下部へ洩れないように密閉してなる
    請求項1記載のエンジン冷却装置。
  3. 【請求項3】 前記アンダーカバーの上面に、複数個の
    空気案内部材を前後左右に併設してなる請求項1記載の
    エンジン冷却装置。
  4. 【請求項4】 前記アンダーカバーの上面に、吸音材を
    取り付けてなる、請求項1又は請求項2又は請求項3に
    記載のエンジン冷却装置。
JP1993030123U 1993-05-14 1993-05-14 エンジン冷却装置 Expired - Lifetime JP2592250Y2 (ja)

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JPH0683438U true JPH0683438U (ja) 1994-11-29
JP2592250Y2 JP2592250Y2 (ja) 1999-03-17

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012132289A (ja) * 2010-12-24 2012-07-12 Komatsu Ltd 建設機械
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