JPH0683278U - スタッドボルト植込ソケット - Google Patents
スタッドボルト植込ソケットInfo
- Publication number
- JPH0683278U JPH0683278U JP2506593U JP2506593U JPH0683278U JP H0683278 U JPH0683278 U JP H0683278U JP 2506593 U JP2506593 U JP 2506593U JP 2506593 U JP2506593 U JP 2506593U JP H0683278 U JPH0683278 U JP H0683278U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stud bolt
- socket
- socket member
- screw portion
- screwed
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 スタッドボルト植込ソケットでスタッドボル
トを植え込んだ後に、スタッドボルトを弛めることなく
植込ソケットを分離させる。 【構成】 ナットランナNにチャックされる第1ソケッ
ト部材1の雄ねじ部12を第2ソケット部材2の上側の
雌ねじ部21 に螺合させ、且つ第2ソケット部材2の下
側の雌ねじ部22 にスタッドボルトBを螺入する。両ソ
ケット部材1,2の相対回転角を所定範囲に規制すべ
く、第1ソケット部材1を貫通するピン3に当接可能な
一対のピン係合突起23 を第2ソケット部材2に突設す
る。スタッドボルトBをワークWに植え込んだ後にナッ
トランナNを矢印b方向に回転させると、スタッドボル
トBの上端と第1ソケット部材1のスタッドボルト当接
部13との間に隙間が形成され、スタッドボルトBをワ
ークW側に残したまま植込ソケットSが分離される。
トを植え込んだ後に、スタッドボルトを弛めることなく
植込ソケットを分離させる。 【構成】 ナットランナNにチャックされる第1ソケッ
ト部材1の雄ねじ部12を第2ソケット部材2の上側の
雌ねじ部21 に螺合させ、且つ第2ソケット部材2の下
側の雌ねじ部22 にスタッドボルトBを螺入する。両ソ
ケット部材1,2の相対回転角を所定範囲に規制すべ
く、第1ソケット部材1を貫通するピン3に当接可能な
一対のピン係合突起23 を第2ソケット部材2に突設す
る。スタッドボルトBをワークWに植え込んだ後にナッ
トランナNを矢印b方向に回転させると、スタッドボル
トBの上端と第1ソケット部材1のスタッドボルト当接
部13との間に隙間が形成され、スタッドボルトBをワ
ークW側に残したまま植込ソケットSが分離される。
Description
【0001】
本考案は、スタッドボルトをボルト孔に植え込むべく、ナットランナの出力軸 に装着されるスタッドボルト植込ソケットに関する。
【0002】
図5は従来のスタッドボルト植込ソケットSを示すもので、このスタッドボル ト植込ソケットSは、上端側にナットランナの出力軸に係合する角孔011 を備 え、下端側に雌ねじ部012 を備えた第1ソケット部材01と、外周に前記第1 ソケット部材01の雌ねじ部012 に螺合する雄ねじ部021 を備え、内周にス タッドボルトが螺合する雌ねじ部022 を備えた第2ソケット部材02と、第1 ソケット部材01の雌ねじ部012 の上壁と第2ソケット部材02の上端との間 に収納されてスタッドボルトの上端に当接可能なスチールボール03とから構成 される。
【0003】 上記スタッドボルト植込ソケットSを用いてスタッドボルトを植え込むには、 スタッドボルトを第2ソケット部材02の雌ねじ部022 に螺入し、その上端を スチールボール03の下面に当接させた状態で、第1ソケット部材01の角孔0 11 に接続したナットランナでスタッドボルト植込ソケットSを回転させ、スタ ッドボルトの下端をワークのボルト孔に螺入する。スタッドボルトの植え込みが 完了した後にナットランナを逆転させると、先ず第1ソケット部材01が逆転し てボール03が弛み、スタッドボルトと第2ソケット部材02の雌ねじ部022 間の螺合面圧が消滅することにより、スタッドボルトをワーク側に残したままス タッドボルト植込ソケットSを分離することができる。
【0004】
しかしながら、上記従来のスタッドボルト植込ソケットSは、スタッドボルト をワークのボルト孔に螺入する際に、スタッドボルトと第2ソケット部材02の 雌ねじ部022 との間、或いはスタッドボルトの上端とスチールボール03との 間に焼き付きが発生し、ナットランナを逆転させたときにスタッドボルトが弛ん だり、スタッドボルトのネジ部が傷付いたりする不具合があった。
【0005】 本考案は前述の事情に鑑みてなされたもので、スタッドボルトを確実に植え込 むことが可能であり、且つ植え込んだスタッドボルトを弛めることなくソケット を分離することが可能なスタッドボルト植込ソケットを提供することを目的とす る。
【0006】
上記目的を達成するために、本考案のスタッドボルト植込ソケットは、一端側 に締付機の出力軸に係合する締付機係合部を備えるとともに他端側に雄ねじ部を 備え、該雄ねじ部の先端にスタッドボルト当接部が形成された第1ソケット部材 と、一端側に前記雄ねじ部が螺入される雌ねじ部を備えるととともに他端側にス タッドボルトが螺入される雌ねじ部を備えた第2ソケット部材と、第1ソケット 部材の雄ねじ部に第2ソケット部材の雌ねじ部を螺入した状態で、両ソケット部 材の相対回転角を所定範囲に規制する相対回転角規制手段とを備えたことを特徴 とする。
【0007】
以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
【0008】 図1〜図4は本考案の一実施例を示すもので、図1はスタッドボルト植込ソケ ットの縦断面図、図2は同じく分解斜視図、図3はスタッドボルトの植え込み時 の作用説明図、図4はスタッドボルト植込ソケットの取り外し時の作用説明図で ある。
【0009】 図1及び図2に示すように、スタッドボルト植込ソケットSは第1ソケット部 材1と、第2ソケット部材2と、ピン3とから構成される。第1ソケット部材1 は、上端側にナットランナの出力軸に係合する角孔11 を備えるとともに、下端 側に雄ねじ部12 を備える。雄ねじ部12 の下面には半球状のスタッドボルト当 接部13 が突設されており、また雄ねじ部12 を貫通するピン孔14 には前記ピ ン3が圧入により固定される。第2ソケット部材2は、上端側に前記第1ソケッ ト部材1の雄ねじ部12 に螺合する雌ねじ部21 を備えるとともに、下端側にス タッドボルトが螺合する雌ねじ部22 を備える。第2ソケット部材2の上端には 、一対のピン係合突起23 ,23 が上向きに突設される。
【0010】 第1ソケット部材1の雄ねじ部12 に第2ソケット部材2の雌ねじ部21 を螺 合させた状態で、ピン3の両端が一対のピン係合突起23 ,23 に当接するまで の間、両ソケット部材1,2は所定角度だけ左右方向に相対回転することができ る。前記ピン3及びピン係合突起23 ,23 は本考案の相対回転規制手段を構成 する。
【0011】 次に、前述の構成を備えた本考案の実施例の作用を説明する。
【0012】 図3に示すように、ナットランナNの出力軸N1 にスタッドボルト植込ソケッ トSの第1ソケット部材1の角孔11 をチャックし、第2ソケット部材2の雌ね じ部22 にスタッドボルトBを螺入する。これにより、スタッドボルトBの上端 が第1ソケット部材1のスタッドボルト当接部13 に当接するとともに、ピン3 の両端が第2ソケット部材2の一対のピン係合突起23 ,23 の一側面に当接す る。この状態でナットランナNを矢印a方向に駆動すると、ナットランナNの出 力軸N1 の回転は第1ソケット部材1からピン3、ピン係合突起23 ,23 及び 第2ソケット部材2を介してスタッドボルトBに伝達され、該スタッドボルトB がワークWのボルト孔W1 に螺入される。このとき、スタッドボルトBの上端が 第1ソケット部材1のスタッドボルト当接部13 に当接することにより、第2ソ ケット部材2の回転トルクが雌ねじ部22 を介してスタッドボルトBに伝達され る。
【0013】 スタッドボルトBがワークWのボルト孔W1 に充分に植え込まれると、ナット ランナNを図4の矢印b方向に回転駆動する。ナットランナNによって第1ソケ ット部材1が矢印b方向に回転するとピン3がピン係合突起23 ,23 の一側面 から離間して所定角度回転し、ピン係合突起23 ,23 の他側面に当接する。第 1ソケット部材1が前記所定角度回転する間、ピン3がピン係合突起23 ,23 から離間することにより、第2ソケット部材2は回転しない。
【0014】 ピン3がピン係合突起23 ,23 の他側面に当接すると、第2ソケット部材2 は第1ソケット部材1と共にb方向に回転を開始するが、このとき前述した第2 ソケット部材2に対する第1ソケット部材1の相対回転により、第1ソケット部 材1のスタッドボルト当接部13 がスタッドボルトBの上端から僅かに離間する 。その結果、第2ソケット部材2の雌ねじ部22 とスタッドボルトBとの間の螺 合面圧が消滅し、第2ソケット部材2はスタッドボルトBをワークW側に残した まま分離される。
【0015】 而して、スタッドボルトBを植え込んだ後にナットランナNを逆転させと、第 1ソケット部材1及び第2ソケット部材2が僅かに相対回転してスタッドボルト Bと第2ソケット部材2間の螺合面圧が消滅するため、植え込まれたスタッドボ ルトBを弛めることなく、またスタッドボルトBを傷付けることなく、スタッド ボルト植込ソケットSを分離することができる。
【0016】 以上、本考案の実施例を詳述したが、本考案は前記実施例に限定されるもので はなく、種々の設計変更を行うことができる。
【0017】 例えば、実施例では第1ソケット部材1側にピン3を設け、第2ソケット部材 2側にピン係合突起23 ,23 を設けているが、それらの位置関係を反対にして も良い。
【0018】
【考案の効果】 以上のように、本考案によれば、締付機に接続される第1ソケット部材とスタ ッドボルトが螺入される第2ソケット部材とを、それらの相対回転角を所定範囲 に規制した状態で螺合させたので、スタッドボルトの植え込み完了後にナットラ ンナを逆転させた際に、両ソケット部材を僅かに相対回転させてスタッドボルト と第2ソケット部材間の螺合面圧を消滅させることができる。これにより、一旦 植え込まれたスタッドボルトを弛めたり傷付けたりすることなく、スタッドボル トからスタッドボルト植込ソケットを分離することができる。
【図1】スタッドボルト植込ソケットの縦断面図
【図2】スタッドボルト植込ソケットの分解斜視図
【図3】スタッドボルトの植え込み時の作用説明図
【図4】スタッドボルト植込ソケットの取り外し時の作
用説明図
用説明図
【図5】従来のスタッドボルト植込ソケットの縦断面図
B スタッドボルト N ナットランナ(締付機) N1 出力軸 1 第1ソケット部材 11 角孔(締付機係合部) 12 雄ねじ部 13 スタッドボルト当接部 2 第2ソケット部材 21 雌ねじ部 22 雌ねじ部 23 ピン係合突起(相対回転角規制手段) 3 ピン(相対回転角規制手段)
Claims (1)
- 【請求項1】 一端側に締付機(N)の出力軸(N1 )
に係合する締付機係合部(11 )を備えるとともに他端
側に雄ねじ部(12 )を備え、該雄ねじ部(12 )の先
端にスタッドボルト当接部(13 )が形成された第1ソ
ケット部材(1)と、一端側に前記雄ねじ部(12 )が
螺入される雌ねじ部(21 )を備えるととともに他端側
にスタッドボルト(B)が螺入される雌ねじ部(22 )
を備えた第2ソケット部材(2)と、第1ソケット部材
(1)の雄ねじ部(12 )に第2ソケット部材(2)の
雌ねじ部(22 )を螺入した状態で、両ソケット部材
(1,2)の相対回転角を所定範囲に規制する相対回転
角規制手段(23 ,3)とを備えたことを特徴とする、
スタッドボルト植込ソケット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2506593U JPH0683278U (ja) | 1993-05-14 | 1993-05-14 | スタッドボルト植込ソケット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2506593U JPH0683278U (ja) | 1993-05-14 | 1993-05-14 | スタッドボルト植込ソケット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0683278U true JPH0683278U (ja) | 1994-11-29 |
Family
ID=12155528
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2506593U Pending JPH0683278U (ja) | 1993-05-14 | 1993-05-14 | スタッドボルト植込ソケット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0683278U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02256469A (ja) * | 1988-09-28 | 1990-10-17 | Sueji Yasutomi | 植込ボルト用の締付具 |
-
1993
- 1993-05-14 JP JP2506593U patent/JPH0683278U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02256469A (ja) * | 1988-09-28 | 1990-10-17 | Sueji Yasutomi | 植込ボルト用の締付具 |
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