JP2588775Y2 - スタッドボルト植込み用ソケット - Google Patents

スタッドボルト植込み用ソケット

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JP2588775Y2
JP2588775Y2 JP1992057049U JP5704992U JP2588775Y2 JP 2588775 Y2 JP2588775 Y2 JP 2588775Y2 JP 1992057049 U JP1992057049 U JP 1992057049U JP 5704992 U JP5704992 U JP 5704992U JP 2588775 Y2 JP2588775 Y2 JP 2588775Y2
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JP
Japan
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stud bolt
socket
stud
pin
shaft
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JP1992057049U
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JPH0618712U (ja
Inventor
相川省三
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Tohnichi Mfg Co Ltd
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Tohnichi Mfg Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば諸装置を床面等
に固定するために使用されるスタッドボルトを、その装
置の底面に植込み固定するに使用するスタッドボルト植
込み用ソケットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のソケット構造としては、
図1に示す如き構造のものがある。すなわち、このソケ
ット1の一端には角レンチを嵌入せしめるための角孔2
と、その他端には、スタッドボルト3を仮螺合せしめる
ためのねじ孔4が形成されており、さらにそのねじ孔4
の奥端には、スタッドボルトの軸力を受けるための駒5
が設けられている。
【0003】そしてこのソケット1を用いてスタッドボ
ルト3を装置(図示せず)に植込むには、先ずそのスタ
ッドボルト3の一端部をソケット1のねじ孔4内に螺合
せしめて、スタッドボルト3をソケット1に連結保持せ
しめた後、そのスタッドボルト3の他端ねじ部を装置に
ねじ込み、さらにそのソケット1の角孔2内にレンチを
係合せしめてレンチによる締付力でスタッドボルト3を
装置に植込むものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、このソケッ
ト1を使用するスタッドボルト3の装置への植込み動作
時において、その反力がソケットねじ孔4とスタッドボ
ルト3との間に作用し、駒5とスタッドボルト3端面と
の間で軸力が発生し、その結果ソケット1とスタッドボ
ルト3との結合力が増大する。
【0005】従ってそのスタッドボルト3が装置に植込
み完了された後に、該ソケット1を逆転させてスタッド
ボルト3より取り外そうとするとき、上記したように、
ソケット1とスタッドボルト3との結合力が高められて
いるために、一旦装置に植込まれているスタッドボルト
3がソケット1の逆転に伴なって緩められる、つまり装
置とスタッドボルト3との螺着力が緩められるという不
具合が生じる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、かかる従来の
不具合に着目してなされたもので、スタッドボルト3に
仮螺着せしめているソケット1とを、そのスタッドボル
ト3より取り外すとき、該スタッドボルト3とソケット
1との間で生じている軸力を解消せしめることができる
機構を上記ソケット1に設けて、スタッドボルト3の装
置への植込み完了後、そのスタッドボルトを装置より緩
めることなく、ソケット1をスタッドボルト3より容易
に取り外すことができる構造となしたスタッドボルト用
植込みソケットを提供することにある。
【0007】
【実施例】以下に本考案を図面に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。
【0008】図2乃至図4において、11はソケットで
あって、このソケット11はレンチ(図示せず)係合用
の角孔12を形成している第1の部材13と、この第1
の部材13に形成されている軸部14が摺動可能に嵌合
される筒状の第2の部材15とからなっていて、この第
2の部材15に、スタッドボルト16を仮螺合せしめる
ためのねじ孔17が形成されている。
【0009】また第1の部材13に形成されている軸部
14には、その軸部14の直径方向に貫通するピン18
が固定されている。このピン18の両側貫通端部は、図
4に示すように、第2の部材15の周面部直径方向対称
位置に、軸方向へ僅か傾斜して設けられている傾斜溝1
9内に遊嵌されており、このピン18を介して、第1の
部材13と第2の部材15は周方向に僅かな遊びを有し
て結合されているものである。20は第1の部材13の
第2の部材15嵌合端面に形成したスラスト応力受け
面、21はスタッドボルト16を植込むための装置を示
す。
【0010】以上が本実施例の構造であるが、次にその
作用について述べると、ソケット11は、ピン18によ
って僅かな遊びを有して結合される第1の部材13と、
第2の部材15とからなっており、スタッドボルト16
を装置21に植込みするに際し、先ずそのスタッドボル
ト16の一端を第2の部材15に形成されているねじ孔
17に仮螺合せしめた後、そのスタッドボルト16の先
端ねじ部を装置21にねじ込む。このねじ込む際に、ソ
ケット11の角孔12内にレンチを係合せしめ、このレ
ンチを使用してスタッドボルト16を装置21にねじ込
めば目的とするスタッドボルト16の植込みがなされ
る。
【0011】この植込み動作によって、そのスタッドボ
ルト16の反力(軸力)がソケット11に作用し、スタ
ッドボルト16とソケット11との結合力が高められる
が、その時点でソケット11をスタッドボルト16より
外そうとするとき、第1の部材13を逆転せしめれば、
ピン18を遊嵌している傾斜角19の作用でその第1の
部材13は、図6に示すように第2の部材15に対して
僅かな間隙aだけ軸方向に引き上げられ、その結果、受
け面20に作用していたスタッドボルト16の軸力が解
消されるためにソケットを取外すためのソケット逆動操
作時において、該ソケット11の逆動によるスタッドボ
ルト16の共廻りが有効に阻止でき、装置21に植込ま
れたスタッドボルト16から、ソケット11を取外すこ
とがきわめて円滑かつ容易にできるものである。
【0012】
【考案の効果】このように本考案は、一端部にレンチ係
合用の角孔2を有し、他端部に上記角孔と同軸である軸
部14を有し、しかもその軸部14直径方向に貫通す
るピン18を一体に有する第1の部材13と、一端部
に、上記軸部14が摺動可能に嵌合される筒部と、他端
部に上記筒部と同軸であって、スタッドボルト16が仮
ねじ込まれるねじ孔17を有し、さらに上記ピン18の
貫通両端部が遊嵌され、かつ上記筒部の軸方向に傾斜す
る傾斜溝19を有する第2の部材15とからなるソケッ
トであるから、これによれば、スタッドボルト16が装
置21に植込まれた後、そのソケットをスタッドボルト
16から外すべく第1の部材13を逆転せしめれば、ピ
ン18を遊嵌している傾斜角19の作用でその第1の部
材13は、第2の部材15に対して僅か、軸方向に移動
し、その結果スタッドボルト16の軸力が解消されるた
めにソケットを取外すためのソケット逆動操作時におい
て、該ソケット11の逆動によるスタッドボルト16の
共廻りが有効に阻止でき、装置21に植込まれたスタッ
ドボルト16から、ソケット11を取外すことがきわめ
て円滑かつ容易にできるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例のソケットを示した断面図。
【図2】本考案実施例のソケットを示した要部断面図。
【図3】本考案実施例の平面図。
【図4】本考案実施例の第2図におけるA−A線断面
図。
【図5】本考案実施例のスタッドボルト植込み時の動作
説明図。
【図6】本考案実施例のソケット逆転初期時の動作説明
図。
【符号の説明】
11…ソケット 12…角孔 13…第1の部材 14…軸部 15…第2の部材 16…スタッドボルト 17…ねじ孔 18…ピン 19…傾斜溝 20…スラスト応力受
け面 21…装置

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端部にレンチ係合用の角孔(2)を有
    し、他端部に上記角孔と同軸である軸部(14)を有
    し、しかもその軸部(14)直径方向に貫通するピン
    (18)を一体に有する第1の部材(13)と、一端部
    に、上記軸部(14)が摺動可能に嵌合される筒部と、
    他端部に上記筒部と同軸であって、スタッドボルト(1
    6)が仮ねじ込まれるねじ孔(17)を有し、さらに上
    記ピン(18)の貫通両端部が遊嵌され、かつ上記筒部
    の軸方向に傾斜する傾斜溝(19)を有する第2の部材
    (15)とからなることを特徴とするスタッドボルト植
    込み用ソケット。
JP1992057049U 1992-08-13 1992-08-13 スタッドボルト植込み用ソケット Expired - Lifetime JP2588775Y2 (ja)

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JPH0618712U JPH0618712U (ja) 1994-03-11
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KR200452280Y1 (ko) * 2010-07-15 2011-02-16 안재은 스터드 볼트 체결용 소켓 어셈블리

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