JPS5837562Y2 - 植込みボルト用植込み治具 - Google Patents

植込みボルト用植込み治具

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Publication number
JPS5837562Y2
JPS5837562Y2 JP7319980U JP7319980U JPS5837562Y2 JP S5837562 Y2 JPS5837562 Y2 JP S5837562Y2 JP 7319980 U JP7319980 U JP 7319980U JP 7319980 U JP7319980 U JP 7319980U JP S5837562 Y2 JPS5837562 Y2 JP S5837562Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bolt
stud
female
jig
female threaded
Prior art date
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Expired
Application number
JP7319980U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56176173U (ja
Inventor
英三 西村
Original Assignee
日本鋼管株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 日本鋼管株式会社 filed Critical 日本鋼管株式会社
Priority to JP7319980U priority Critical patent/JPS5837562Y2/ja
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  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は植込みボルトを適正且つ作業性良く植込むこと
ができる植込み治具に関する。
植込みボルトを機械部材等に植込む場合、従来、第1図
或は第2図に示す如き方法が行われている。
このうち、第1図に示すものは、所謂ダブルナツトによ
る方法で、植込みボルト4の反植込み側のネジ部42に
、2個のナツト6.6′を螺装するとともに、これを互
いに締め合うことによって互いの側面を当接せしめ、し
かる後、前記ナラ) 6.6’にそれぞれスパナをかけ
、部材5の雌ネジ孔51にネジ部41を介して植込みボ
ルト4を植込み、この植込み完了後、ナツト6.6′を
取外すというものであるが、このような方法では、ナツ
ト6.6′をお互いに締め合うことにより植込みボルト
4を植込むというもので゛あるため、インパクトレンチ
等の利用が困難で、植込み作業は2本のスパナを使用す
る以外になく、このため作業能率はきわめて低いという
問題がある。
また、第2図に示すものは、植込みボルト4の反植込み
側のネジ部42に雌ネジ部材7をその長さの半分近くま
で螺装するとともに、該雌ネジ部材7の残り半分の雌ネ
ジ部にボルト8を螺合せしめてその先端を前記植込みボ
ルト4の端面に当接させ、しかる後、前記ボルト8にス
パナをかけて植込みボルト4を部材5の雌ネジ孔51に
植込み、この植込み完了後、前記雌ネジ部材7とボルト
8とを取り外すというものである。
この方法では、上記第1図に示した方法と異なり、1本
のスパナで植込みができるという利点を有するものの、
植込み完了後の状態で、ボルト8の先端面と植込みボル
ト4の端面とが比較的大きな圧接力で当接しているため
、前記雌ネジ部材7とボルト8とを取り外す際、ボルト
8と植込みボルト4との圧接した端面相互の摩擦力によ
って、植込みボルト4に緩める方向へのトルクが作用し
、これによって植込みトルクの不安定化を招くという問
題がある。
本考案は以上のような従来の難点を解消すべく考案され
たものであって、植込みボルトを作業性良く、シかも適
正な植込みトルクを有する状態で植込むことができる治
具の提供をその目的とする。
以下本考案の一実施例を第3図及び第4図に示すものに
ついて説明する。
図中、1は雌ネジ部材で、該雌ネジ部材1はその一部、
より詳細にはその長さ方向略中間部に、植込みボルト4
の反植込み側のネジ部42のピッチよりも大きなピッチ
(例えばネジ部42のピッチ1゜5〜3倍)の雌ネジ部
11を有している。
また雌ネジ部材1の長さ方向一端側には植込みボルト4
の反植込み側のネジ部42が螺装すべき雌ネジ部12が
前記雌ネジ部11と所定の間隔をおいた状態で設けられ
ている。
2はボルトで、該ボルト2はその先端側にネジ部21を
有し、前記雌ネジ部材1の他端側から挿入され、そのネ
ジ部21が前記雌ネジ部11と螺合し、その先端が雌ネ
ジ部11から前記雌ネジ部12方向へわずかに突出して
いる。
前記ボルト2の雌ネジ部材1内に挿通したネジ部非形成
分にはピン3,3が突設されている。
このピン3,3は、本実施例ではボルト2に、該ボルト
2の軸線と直交する貫通孔22を設け、該貫通孔22に
細長のピンを嵌挿してその両端をボルト2から突出状に
設けたものである。
前記雌ネジ部材1には、前記ピン3,3が係合すべき係
合穴13.13が設けられている。
この保合穴13.13は第4図で示すように雌ネジ部材
1の周方向で長穴状に構成され、該係合穴13.13に
挿通したピン3,3は長穴状の係合穴13,13の長さ
方向両端で係合されるようになっている。
この結果、ボルト2は係合穴13,13内をピン3,3
が移動し得る範囲で雌ネジ部材1に対して回転可能とな
っている。
ここで、上記保合穴13.13の長さは、任意のものと
することが可能であるが、例えば第4図に示すように、
3°前後のピン3,3の回転角αを確保するように構成
される。
かかる本考案の治具により植込みボルト4の植込みを行
うには、まず治具本体を構成する雌ネジ部材1の雌ネジ
部12に植込みボルト4の反植込み側のネジ部42をそ
の端面43が前記ボルト2の端面23に当接するまで螺
装せしめる。
この状態で植込みボルト4の植込み側のネジ部41を部
材5の雌ネジ孔51に当て、前記ボルト2のボルト頭2
4を回すことにより、前記ネジ部41を雌ネジ孔51に
任意な植込みトルクで螺装せしめ、かかる植込み完了後
、前記ボルト2を逆に回転せしめることにより治具本体
を植込みボルト4のネジ部42から取外す。
しかして、かかる作業の過程において、植込みボルト4
の植込み中及び植込みが完了した時点では、保合穴13
.13に挿通した前記ピン3,3は第4図中aの位置で
係合した状態にあり、且つ植込みボルト4の端面43と
ボルト2の端面23とは比較的大きな圧接力をもって当
接した状態にある。
しかして植込み完了後、治具本体を植込みボルト4のネ
ジ部42から取り外すため、ボルト2を逆方向に回転せ
しめると、植込みボルト4のネジ部42とこれが螺装し
た雌ネジ部12のピッチよりもボルト2のネジ部21と
これが螺装した雌ネジ部11のピッチのほうが大きいの
で、雄ネジと雌ネジとの摩擦力は前者よりも後者のほう
が小さく、この結果、治具本体がその雌ネジ部12を介
して植込みボルト4のネジ部42に対して回転し始める
前に、ボルト2のネジ部21が雌ネジ部11に対して回
転を起こす。
ここでボルト2はピン3,3が係合穴13゜13を移動
し得る範囲で雌ネジ部材1に対して回転可能となってい
るため、ボルト2は第4図に示す如くピン3,3が係合
穴13,13のbの位置で係合されるまで回転する。
かかるボルト2の回転角α分の回転により、ボルト2の
端面23と植込みボルト4の端面43との圧接状態が解
かれるとともに、両端面は非接触ないし接触していても
摩擦力が非常に小さい状態となる。
しかして、このようにピン3,3が係合穴13,13の
bの位置で係合した後、さらにボルト2を回転せしめる
と、雌ネジ部材1がボルト2と一体的に回転し始め、そ
の雌ネジ部12が前記植込みボルト4のネジ部42から
外されるが、雌ネジ部材1が植込みボルト4から取り外
される方向に回転を開始する時点では、前記した如く植
込みボルト4の端面43とポル1〜2の端面23との摩
擦力はゼロか或は非常に小さくなっているので、ボルト
2により植込みボルト4に緩める方向へのトルクがほと
んど作用せず、植込みボルト4は治具本体を取り外した
後も植込み完了時における植込みトルクに維持される。
また、本考案の治具は、これを構成する雌ネジ部材1と
ボルト2とが一体的に回転するので植込み時及び治具の
取り外し時の双方にインパクトレンチの使用が可能であ
る。
なお、以上述べた構成において、ピン3,3は、ボルト
2本体に一体又は一体的に形成せしめるようにしてもよ
く、またピン3,3を突設する方向は本実施例のように
ボルト2の両側とする必要は必ずしもなく、さらにはピ
ン3自体の数も単数又は3個以上のものとすることも可
能である。
さらに係合穴13,13は本実施例の如き透孔ではなく
雌ネジ部材1内側に凹入した如きものであってもよい。
以上述べた本考案の治具によれば、1つの工具で治具を
構成するボルトを回転せしめるだけで植込みボルトを植
込み、また治具本体を取り外すことができ、しかも植込
み完了後、治具本体を植込みボルトから取り外す場合に
も、植込みボルトの植込みトルクに影響を与えることな
くこれを行うことができるので、植込みボルトの植込み
作業の能率化と植込み状態の適正化を図ることができる
というすぐれた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は植込みボルトの従来の植込み方法を
示す説明図である。 第3図及び第4図は本考案の植込み治具を示すものであ
って、第3図は治具本体及びその使用方法を示す縦断面
図、第4図は第3図中A−A線に沿う断面図である。 図において、1は雌ネジ部材、2ボルト、3,3はピン
、11,12は雌ネジ部、13.13は保合穴を各示す

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 植込みボルトの反植込み側のネジ部のピッチよりも大き
    なピッチの雌ネジ部をその一部に有する雌ネジ部材に、
    その一端側からボルトを挿入して該ボルトを前記雌ネジ
    部に螺合せしめ、前記雌ネジ部材の他端側には植込みボ
    ルトの反植込みネジ部が螺装すべき雌ネジ部を設け、さ
    らに前記ボルトにはピンを突設するとともに、雌ネジ部
    材には前記ピンが係合すべき保合穴を設け、該保合穴を
    ボルトが雌ネジ部材に対して所定の範囲で回転できるよ
    う長穴状に構成したことを特徴とする植込みボルト用植
    込み治具。
JP7319980U 1980-05-29 1980-05-29 植込みボルト用植込み治具 Expired JPS5837562Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7319980U JPS5837562Y2 (ja) 1980-05-29 1980-05-29 植込みボルト用植込み治具

Applications Claiming Priority (1)

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JP7319980U JPS5837562Y2 (ja) 1980-05-29 1980-05-29 植込みボルト用植込み治具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56176173U JPS56176173U (ja) 1981-12-25
JPS5837562Y2 true JPS5837562Y2 (ja) 1983-08-24

Family

ID=29436121

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JP7319980U Expired JPS5837562Y2 (ja) 1980-05-29 1980-05-29 植込みボルト用植込み治具

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JPS56176173U (ja) 1981-12-25

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