JPH0683177B2 - 偏波共用ディジタル無線伝送方式 - Google Patents

偏波共用ディジタル無線伝送方式

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JPH0683177B2
JPH0683177B2 JP10523088A JP10523088A JPH0683177B2 JP H0683177 B2 JPH0683177 B2 JP H0683177B2 JP 10523088 A JP10523088 A JP 10523088A JP 10523088 A JP10523088 A JP 10523088A JP H0683177 B2 JPH0683177 B2 JP H0683177B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は偏波共用ディジタル無線伝送方式に関する。
〔従来の技術〕
高速のデータ信号を伝送するディジタル無線伝送方式
は、回線の信頼度を向上するために予備回線を備え、
又、周波数利用効率を向上するために偏波共用を行うこ
とが多い。
互いに直交する2偏波をそれぞれ別の信号の伝送に用い
る偏波共用は、周波数利用効率を2倍に向上できるが、
降雨等による伝搬路の媒質の異方向性のために発生する
交差偏波で両偏波間に交差偏波干渉が生じるので、交差
偏波干渉除去装置によってこの干渉を除去することが行
われている。
ディジタル無線伝送方式に適した交差偏波干渉除去装置
として、干渉を受ける主偏波側と与える異偏波側との両
方の復調されたベースバンド信号情報に基づきトランス
バーサルフィルタを制御し、このトランスバーサルフィ
ルタを介して異波側の受信信号を主偏波側の受信信号に
結合することにより交差偏波干渉を除去する装置が知ら
れている。この結合をベースバンド周波帯で行う装置の
一例が特開昭55−133156号公報に記載されており、又、
結合を中間周波帯で行う装置の一例が特開昭59−77734
号公報に記載されている。これ等の交差偏波干渉除去装
置は、フェージング等によって異偏波側の品質が極端に
劣化し異偏波側で正常なベースバンド信号情報が得られ
なくなると、干渉除去ができなくなる。
上述した交差偏波干渉除去装置を備えた偏波共用ディジ
タル無線伝送方式では、各回線の品質を常時監視し、品
質の劣化した回線を予備回線に切替えるようになってい
た。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した従来の偏波共用ディジタル無線伝送方式は、大
きな交差偏波干渉を受けている回線の異偏波側で品質が
劣化して交差偏波干渉除去装置が正常に動作しなくなる
と、この交差偏波干渉を受けている回線の品質が急速に
劣化するので、予備回線への回線切替の完了前にこの回
線が断になり、瞬断を起すことがあるという欠点があ
る。
本発明の目的は、異偏波側の品質劣化による瞬断を防止
できる偏波共用ディジタル無線伝送方式を提供すること
にある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の偏波共用ディジタル無線伝送方式は、互に直交
する第1及び第2の偏波を用いる第1及び第2のディジ
タル無線回線と、この第1及び第2のディジタル無線回
線とは異る少くとも2つの第3のディジタル無線回線
と、前記第1及び第2のディジタル無線回線の受信信号
を復調して得た両方のベースバンド信号情報を基にして
前記第1のディジタル無線回線が前記第2のディジタル
無線回線に与えた交差偏波干渉及び前記第2のディジタ
ル無線回線が前記第1のディジタル無線回線に与えた交
差偏波干渉を除去する交差偏波干渉除去装置と、前記第
1のディジタル無線回線の品質劣化の程度を検出する第
1の検出手段と、前記第2のディジタル無線回線の品質
劣化の程度を検出する第2の検出手段とを備える偏波共
用ディジタル無線伝送方式において、前記第1及び第2
の検出手段の少くとも一方が品質劣化を検出したとき品
質劣化の程度に応じて前記第1及び第2のディジタル無
線回線を前記第3のディジタル無線回線に切替える回線
切替装置を含んでいる。
〔実施例〕
次に、本発明について図面を参照して説明する。
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図である。
第1図に示す実施例は、第2図に示すように、それぞれ
垂直偏波を用いる現用の無線回線1V〜kV及び予備の無線
回線PV、ならびに、これ等各無線回線とそれぞれ同じ周
波数の水平偏波を用いる現用の無線回線1H〜kH及び予備
の無線回線PHを使用する。各無線回線PV,1V〜kV,PH,1H
〜kHの送端には送信機20V〜2kV,20H〜2kHがおかれ、
受端には受信機30V〜3kV,30H〜3kHがおかれている。
送信機20V〜2kV,20H〜2kHは送端回線切替装置10に接
続されている。受信機30V〜3kV及び30H〜3kHの出力は
交差偏波干渉除去装置40〜4kに接続されている。交差偏
波干渉除去装置40〜4kの出力は、フレーム同期装置50V
〜5kH,50H〜5kHを介して、受端回線切替装置60に接続
されている。
送端回線切替装置10は、送端の搬送端局装置(図示せ
ず)から入力した2k個のデータ信号にそれぞれフレーム
同期ビット,パリティチェックビットその他の付加ビッ
トを挿入して2k個のフレーム化した複合データ信号をつ
くり、それぞれの複合データ信号を送信機21V〜2kV,21
H〜2kHへ出力し、又、無線回線1V〜kV,1H〜kHのいずれ
かが正常でない場合は、回線切替制御装置(図示せず)
に制御されて、正常でない無線回線の送信機へ出力して
いる複合データ信号を送信機20V又は20Hへも出力する。
送信機20V〜2kV,20H〜2kHは入力した複合データ信号
でディジタル変調した変調波を各無線回線へ送出する。
これ等の変調波は、無線回線PV,1V〜kV,PH,1H〜kHで伝
送され、受信機30V〜3kV,30H〜3kHで受信,復調され
てベースバンド信号となる。
例えば,受信機31Vが出力したベースバンド信号は無線
回線1Hが無線回線1Vに与えた交差偏波干渉の成分を含ん
でおり、受信機31Hが出力したベースバンド信号は無線
回線1Vが無線回線1Hに与えた交差偏波干渉の成分を含ん
でいる。交差偏波干渉除去装置41は、受信機31V及び31H
から入力したそれぞれのベースバンド信号の交差偏波干
渉成分を除去し、交差偏波干渉成分を除去した各ベース
バンド信号を識別し、送信機21V及び21Hに入力した複合
データ信号のそれぞれに対応する複合データ信号をフレ
ーム同期装置51V及び51Hへ出力する。交差偏波干渉除去
装置40,42〜4kの動作も以上説明した交差偏波干渉除去
装置41の動作と同様である。交差偏波干渉除去装置40〜
4kとして、先に述べた特開昭55−133156号公報に記載さ
れている装置を使用できる。
フレーム同期装置50V〜5kV,50H〜5kHは、入力した複
合データ信号にフレーム同期してパリティチェックビッ
トを検出し、このバリティチェックビットを用いてバリ
ティチェックをすることにより複合データ信号が送られ
てきた無線回線の品質を監視し、品質がある限度を超え
て劣化すると劣化検出信号を回線切替制御装置へ出力す
る。受端回線切替装置60は、フレーム同期装置50V〜5k
V,50H〜5kHを介して交差偏波干渉除去装置40〜4kから
入力した複合データ信号から付加ビットを抜取り、付加
ビットを抜取ったデータ信号を、回線切替制御装置に制
御されて、受端の搬送端局装置(図示せず)へ出力す
る。無線回線1V〜kV,1H〜kHのすべてが正常である場
合、フレーム同期装置51V〜5kV,51H〜5kHが出力した
複合データ信号から付加ビットを抜取った2k個のデータ
信号が受端の搬送局装置へ出力される。
無線回線1V〜kV,1H〜kHのいずれか、例えば、無線回線1
Vの品質が劣化した場合、フレーム同期装置51Vは劣化検
出信号S1を出力する。回線切替制御装置は、劣化検出信
号S1が入力すると、フレーム同期装置51Hから劣化検出
信号S2が入力していてもいなくても、送端回線切替装置
10を制御して送信機21Vへ出力している複合データ信号
を送信機20Vへも出力させ、又、送信機21Hの出力してい
る複合データ信号を送信機21Hへも出力させる。続いて
回線切替制御装置は、無線回線1V及び1H経由のデータ信
号と同じデータ信号が無線回線PV及びPH経由でも届いて
いることを確認し、受端回線切替装置60を制御してそれ
まで出力していた無線回線1V及び1H経由のデータ信号に
代って無線回線PV及びPH経由のデータ信号を受端の搬送
端局装置へ出力させる。この回線切替により、無線回線
1Vの品質劣化の進行による回線断が救済され、更に、無
線回線1Vの品質劣化により受信機1Vの出力したベースバ
ンド信号から正常な情報が得られなくなり、その結果、
交差偏波干渉除去装置41が正常に動作しなくなり、除去
できない交差偏波干渉によって無線回線1Hの品質が急速
に劣化し回線断になるのも未然に防止される。無線回線
2V〜kV,1H〜kHの品質が劣化した場合も、上記の場合と
同様に回線切替が行われる。
なお、通常予備の無線回線への回線切替が開始される品
質劣化の程度、例えばビット誤り率にして10-6、及び、
交差偏波干渉除去装置40〜4kが正常に動作できなくなる
直前の品質劣化の程度、例えばビット誤り率にして10-4
の2段階で品質劣化信号S1,S2等が出力されるようにす
れば、例えば、無線回線1Vの品質がビット誤り率10-6
度に劣化したとき、まず、無線回線1Vのみを無線回線PV
に回線切替えし、無線回線1Vの品質が更に劣化してビッ
ト誤り率10-4に達したら無線回線1Hも無線回線PHに回線
切替するようにもできる。
また、第1図に示す実施例はフレーム同期装置が行うパ
リティチェックによって無線回線の品質劣化の程度を検
出しているが、各無線回線で誤り訂正符号化を行ってい
る場合は、誤り訂正符号化装置で品質劣化を検出するこ
ともできる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、直交する2偏波のそれぞ
れを用いる2つの無線回線のうち一方の品質が劣化する
と劣化の程度に応じて両無線回線を共に予備無線回線に
回線切替することにより、異偏波側の回線品質劣化で交
差偏波干渉除去装置が正常に動作しなくなることに起因
して起り得る自偏波側の瞬断を防止でき、データ信号の
伝送品質を向上できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図、第2図は
第1図に示す実施例における各無線回線の偏波方向及び
周波数配置を示す説明図である。 1H〜kH,PH,1V〜kV,PV……無線回線、10……送端回線
切替装置、40〜4k……交差偏波干渉除去装置、50H〜50k
H,50V〜5kV……フレーム同期装置、60……受端回線切
替装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互に直交する第1及び第2の偏波を用いる
    第1及び第2のディジタル無線回線と、この第1及び第
    2のディジタル無線回線とは異る少くとも2つの第3の
    ディジタル無線回線と、前記第1及び第2のディジタル
    無線回線の受信信号を復調して得た両方のベースバンド
    信号情報を基にして前記第1のディジタル無線回線が前
    記第2のディジタル無線回線に与えた交差偏波干渉及び
    前記第2のディジタル無線回線が前記第1のディジタル
    無線回線に与えた交差偏波干渉を除去する交差偏波干渉
    除去装置と、前記第1のディジタル無線回線の品質劣化
    の程度を検出する第1の検出手段と、前記第2のディジ
    タル無線回線の品質劣化の程度を検出する第2の検出手
    段とを備える偏波共用ディジタル無線伝送方式におい
    て、前記第1及び第2の検出手段の少くとも一方が品質
    劣化を検出したとき品質劣化の程度に応じて前記第1及
    び第2のディジタル無線回線を前記第3のディジタル無
    線回線に切替える回線切替装置を含むことを特徴とする
    偏波共用ディジタル無線伝送方式。
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