JP2734310B2 - 無線伝送装置 - Google Patents

無線伝送装置

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JP2734310B2
JP2734310B2 JP23229692A JP23229692A JP2734310B2 JP 2734310 B2 JP2734310 B2 JP 2734310B2 JP 23229692 A JP23229692 A JP 23229692A JP 23229692 A JP23229692 A JP 23229692A JP 2734310 B2 JP2734310 B2 JP 2734310B2
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裕 小泉
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は両偏波伝送方式によるデ
ジタル信号無線伝送に利用する。本発明は、交差偏波干
渉除去装置のメンテナンス時の作業性を向上させること
ができる無線伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル無線伝送方式において、同一周
波数で互いに異なる偏波面を用いて変調信号を伝送する
ことにより帯域あたりの伝送容量を増加させる両偏波伝
送方式が周波数有効利用の一手段として実用化されてい
る。この両偏波伝送方式においては両偏波間の干渉が回
線品質を決定する重要な要因となり、この干渉を検出し
除去するために図2に示すように交差偏波干渉除去装置
が導入されている。
【0003】この交差偏波干渉除去装置には、テスト時
における動作確認などのために外部からの制御により除
去動作を停止させるリセット手段を備えておく必要があ
り、具体的には重み付け回路の係数をゼロにすることに
よりリセット状態とする方法が知られている。
【0004】このような交差偏波干渉除去装置は異偏波
の変調信号または復調後のベースバンド信号の制御およ
び補償信号の生成に使用されているが、一方の偏波面の
機器のメンテナンス時の操作により他方の偏波面の機器
の動作に影響を与えることがあるために、メンテナンス
時に自偏波の交差偏波干渉除去装置のみならず偏波面の
交差偏波干渉除去装置をリセットする必要があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の両偏
波伝送方式では、それぞれの偏波面の交差偏波干渉除去
装置のリセットが独立して行われるため、個々にリセッ
ト状態を設定する必要があり、メンテナンス時などの操
作が煩雑になる欠点があった。
【0006】本発明はこのような欠点を除去するもの
で、どちらか一方の交差偏波干渉除去装置をリセットす
ることで同時にリセットできるようにし、メンテナンス
時の煩雑さを軽減することがてきる装置を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、送信局と受信
局とがそれぞれのアンテナを介して無線通信路により接
続され、前記受信局に、前記送信局からの互いに直交す
る偏波を用いたデジタル信号を個別に受信する二つの受
信機と、受信したデジタル信号の偏波間の干渉をそれぞ
れ検出し除去する二つの交差偏波干渉除去装置とを備え
た無線伝送装置において、前記交差偏波干渉除去装置の
一方に、外部からの制御信号により偏波間干渉の除去動
作を停止しリセット状態を設定するリセットスイッチ回
路と、このリセットスイッチ回路の状態を示す情報を直
交する他方の交差偏波干渉除去装置に伝達する伝達回路
とを含むことを特徴とする。
【0008】前記リセットスイッチ回路は、リセット状
態が設定されたときに、他方の交差偏波干渉除去装置を
自動的にリセット状態に設定する信号を送出する手段を
含むことが望ましい。
【0009】
【作用】同一周波数で互いに直交した偏波を用いたデジ
タル信号を伝送しているとき、直交したそれぞれの偏波
面に対応して設けられたいずれかの交差偏波干渉除去装
置に外部からリセットのための制御信号が送出される
と、リセットスイッチ回路が動作し、まず、自装置をリ
セット状態に設定し、次いで、他方の交差偏波干渉除去
装置のリセットスイッチ回路に伝達回路を介してリセッ
ト状態を設定する情報を伝達する。この伝達された情報
により他方のリセットスイッチ回路を制御することがで
きる。
【0010】これにより、どちらか一方の交差偏波干渉
除去装置がリセットされた場合に、メンテナンス時の操
作の煩雑さがなくなり信頼性を向上させることができ
る。
【0011】
【実施例】次に、本発明実施例を図面に基づいて説明す
る。図1は本発明実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【0012】本発明実施例は、送信局側に、帯域幅B1
の64QAM変調信号(IF信号)を出力する64QA
M変調器101と、64QAM変調信号を中心周波数f
0 の無線周波数に変換して出力する送信機102と、6
4QAM変調信号の帯域幅B1とは異なる帯域幅B2の
16QAM変調信号(IF信号)を出力する16QAM
変調器201と、16QAM変調信号を中心周波数f0
の無線周波数に変換して出力する送信機202と、送信
アンテナ11とを備える。
【0013】送信機102からの出力は送信アンテナ1
1の水平偏波側に接続され、送信機202の出力は送信
アンテナ11の垂直偏波側に接続されていることによ
り、64QAM変調信号は水平偏波を用いて、また16
QAM変調信号は垂直偏波を用いてそれぞれ伝送され
る。
【0014】受信局側は、受信アンテナ12と、この受
信アンテナ12の水平偏波側に接続され、水平偏波で受
信された無線周波数の64QAM変調信号をIF帯の信
号に周波数変換する受信機103と、受信アンテナ12
の垂直偏波側に接続され、垂直偏波で受信された無線周
波数の16QAM変調信号をIF帯の信号に周波数変換
する受信機203と、受信機103、203の出力を共
に入力とし、伝播路で生じた異偏波からの干渉成分を除
去する交差偏波干渉除去装置105、205と、交差偏
波干渉除去装置105、205の出力をそれぞれ復調
し、ベースバンド信号を出力する64QAM復調器10
4と16QAM復調器204とを備える。
【0015】交差偏波干渉除去装置105、205はそ
れぞれ、受信機203の出力を入力とする遅延量が1/
B2に等しい遅延線301、302、303、304で
構成されたタップ付遅延回路、および受信機103の出
力を入力とする1/B1に等しい遅延線401、40
2、403、404で構成されたタップ付遅延回路を有
する。各タップ出力は、64QAM復調器104と16
QAM復調器204の出力ベースバンド信号を識別し判
定して重み付け制御信号を発生する重み付け制御信号発
生回路312、412により制御されるタップ重み付け
回路305、306、307、308、309、40
5、406、407、408、409でそれぞれ重み付
けされ、それから結合回路310、410で合成されて
それぞれ交差偏波干渉除去信号として出力される。これ
らの交差偏波干渉除去信号はそれぞれ、結合回路31
1、411で受信機103、203からの信号と合成さ
れ、交差偏波間干渉成分が除去された信号が64QAM
復調器104、16QAM復調器204へ出力される。
【0016】ここで、本発明の特徴とするところは、リ
セットスイッチ回路313、413が設けられたことに
より、このリセットスイッチ回路313、314は外部
からの制御により交差偏波干渉除去装置105、205
の補償動作を停止しリセット状態を設定する。このリセ
ットスイッチ回路313または413の状態は他方のリ
セットスイッチ回路413または313へ伝達され、一
方のリセットスイッチ回路313あるいは413をリセ
ットすることにより両偏波面の交差偏波干渉除去装置1
05、205を同時にリセットすることが可能となる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、両
偏波伝送方式による交差偏波干渉除去装置間でリセット
情報を相互に伝達することにより、どちらか一方の交差
偏波干渉除去装置をリセットすることで、異なる偏波面
の交差偏波干渉除去装置を同時にリセットすることが可
能となり、メンテナンス時の煩雑さを軽減することがで
き、システムの信頼性を向上させることができる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の構成を示すブロック図。
【図2】従来例の構成を示すブロック図。
【符号の説明】
11 送信アンテナ 12 受信アンテナ 101 64QAM変調器 102、202 送信機 103、203 受信機 104 64QAM復調器 105、205 交差偏波干渉除去装置 201 16QAM変調器 204 16QAM復調器 301〜304、401〜404 遅延線 305〜309、405〜409 タップ重み付け回路 310、311、410、411 結合回路 312、412 重み付け制御信号発生回路 313、413 リセットスイッチ回路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信局と受信局とがそれぞれのアンテナ
    を介して無線通信路により接続され、 前記受信局に、 前記送信局からの互いに直交する偏波を用いたデジタル
    信号を個別に受信する二つの受信機と、 受信したデジタル信号の偏波間の干渉をそれぞれ検出し
    除去する二つの交差偏波干渉除去装置とを備えた無線伝
    送装置において、 前記交差偏波干渉除去装置の一方に、 外部からの制御信号により偏波間干渉の除去動作を停止
    しリセット状態を設定するリセットスイッチ回路と、 このリセットスイッチ回路の状態を示す情報を直交する
    他方の交差偏波干渉除去装置に伝達する伝達回路とを含
    むことを特徴とする無線伝送装置。
  2. 【請求項2】 前記リセットスイッチ回路は、リセット
    状態が設定されたときに、他方の交差偏波干渉除去装置
    を自動的にリセット状態に設定する信号を送出する手段
    を含む請求項1記載の無線伝送装置。
JP23229692A 1992-08-31 1992-08-31 無線伝送装置 Expired - Lifetime JP2734310B2 (ja)

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JPH0685780A JPH0685780A (ja) 1994-03-25
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