JP2661507B2 - 両偏波伝送システム - Google Patents

両偏波伝送システム

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JP2661507B2
JP2661507B2 JP5149084A JP14908493A JP2661507B2 JP 2661507 B2 JP2661507 B2 JP 2661507B2 JP 5149084 A JP5149084 A JP 5149084A JP 14908493 A JP14908493 A JP 14908493A JP 2661507 B2 JP2661507 B2 JP 2661507B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディジタル変調信号を同
一周波数の垂直、水平偏波を用いて伝送する両偏波伝送
システムに関し、特にその受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の両偏波伝送システムの受信側は、
図2に示すように受信アンテナ100、受信機101,
111、波形等化器102,212、遅延器103,2
13、加算器104,214、復調器105,215、
可変結合器106,216、交差偏波用復調器107,
217で構成される(例えば、特開平03−17482
9、US Patent No.5,075,697、
特願平01−116987)。
【0003】受信アンテナ100は、送信側でデジタル
変調され、同一周波数の互いに直交した偏波を用いて伝
送された信号である水平偏波の送信信号と垂直偏波の送
信信号を受信し、各々受信機101,111へ水平偏波
の受信信号151、垂直偏波の受信信号161として出
力する。受信機101,111は水平偏波の受信信号1
51、垂直偏波の受信信号161を各々中間周波数帯の
水平偏波受信信号152、垂直偏波の受信信号162へ
変換出力する。波形等化器102,212はトランスバ
ーサル型フィルタを用いた自動等化器であって、各々復
調器105,206から出力されるデータ信号と誤差信
号にもとづき、伝搬路等で生じた波形歪を等化し、波形
等化器出力153,263を出力する。
【0004】可変結合器106,216はトランスバー
サルフィルタと制御回路で構成され(図示せず)、各々
自偏波の復調器105,215から出力される誤差信号
と交差偏波用復調器107,217から出力される交差
偏波データ信号にもとづき水平偏波の受信信号151、
垂直偏波の受信信号161に含まれる交差偏波間干渉の
量に応じて入力信号である異偏波側の波形等化器出力2
63,153を波形成形し、交差偏波間干渉補償信号1
58,266として加算器104,214へ出力する。
可変結合器106,216の第2の出力159,267
は可変結合器106,216内のトランスバーサルフィ
ルタを構成する遅延線のセンタータップ出力を重み付け
することなく、交差偏波用復調器107,217へ出力
される。
【0005】遅延器103,213は可変結合器10
6,216内部で発生する遅延時間と同等の遅延時間を
有し、遅延器出力154,264に含まれる交差偏波間
干渉成分と交差偏波間干渉補償信号158,266のタ
イミング合わせを行なう。加算器104,214は各々
遅延器出力154,264と、交差偏波間干渉補償信号
158,266との加算を行ない、交差偏波間干渉の除
去された受信信号を加算器出力155,265として出
力する。復調器105,215は加算器出力155,2
65を復調・識別し、主信号データ(図示せず)を出力
するとともに、入力信号である加算器出力155,26
5に含まれる誤差成分を検出し、誤差信号(図示せず)
として出力する。交差偏波用復調器107,217は可
変結合器の第2の出力159,267を入力とし、異偏
波側の受信信号を自偏波側の復調器105,215で再
生された再生搬送波と再生クロックにより復調・識別
し、交差偏波データ信号(図示せず)として出力する。
【0006】また、従来から、交差偏波間干渉補償器を
復調後のベースバンドアナログ信号、または、復調・識
別後のベースバンドデジタル信号の段階で実現すること
も行なわれていた。
【0007】以上述べた様に、従来の両偏波伝送システ
ムの波形等化器や、交差偏波間干渉補償器は、両偏波と
も中間周波数帯、あるいはベースバンド帯で実現されて
いた。すなわち、両偏波の受信側システムは伝送する信
号の帯域幅に依存する部分、例えばトランスバーサルフ
ィルタのタップ間遅延時間や遅延器の遅延時間の差を除
けば同一の構成を有するものであった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の両偏波伝送シス
テムは両偏波で同じ構成を有していたので、既設の水平
又は垂直偏波のみを使用して信号伝送を行なっているシ
ステムの使用していない異偏波側を新たに用いて信号伝
送を行なう場合、増設システムも既設システムと同じ構
成を有する必要が有った。例えば、既設システムが中間
周波数帯で構成された波形等化器、交差偏波間干渉補償
器を有するシステムである場合、異偏波の増設システム
にLSI技術の発達により、小型化・低消費電力化・無
調整化・低価格化の図れるベースバンドデジタル型波形
等化器、交差偏波間干渉補償器を有するシステムを適用
できないという問題点が有った。
【0009】それ故に本発明の課題は、アナログ型の波
形等化器、交差偏波干渉補償器を有する既設システムの
異偏波側のシステム増設時に、増設部の小型化・低消費
電力化・無調整化・低価格化を図ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の両偏波伝送シス
テムは、受信機出力である中間周波数帯の受信信号を自
偏波の主信号と、異偏波の交差偏波間干渉の補償用信号
に分岐し、一方の偏波の波形等化器、交差偏波間干渉補
償器は中間周波数帯で他方の偏波の波形等化器、交差偏
波間干渉補償器はベースバンドデジタル型で構成されて
いる。
【0011】本発明によれば、同一周波数で互に直交し
た2つの偏波のそれぞれを用いてデジタル変調信号を伝
送する両偏波伝送システムであって、前記両偏波伝送シ
ステムの受信側に第1の偏波で伝送された前記デジタル
変調信号と前記第1の偏波と直交する第2の偏波で伝送
された前記デジタル変調信号とをそれぞれ受信し、中間
周波数帯の第1の受信信号と第2の受信信号とに変換す
る第1の受信手段と第2の受信手段と、前記第1の受信
信号又は復調後の第1のベースバンドアナログ信号を入
力とする第1のトランスバーサルフィルタを有する第1
の波形等化手段と、前記第2の受信信号又は復調後の第
2のベースバンドアナログ信号を入力とする第2のトラ
ンスバーサルフィルタを有する第1の可変結合手段と、
前記第1の波形等化手段の出力と前記第1の可変結合手
段の出力とを結合する第1の結合手段と、前記第2の受
信信号を復調・量子化した信号である第1のベースバン
ドデジタル信号を入力とする第3のトランスバーサルフ
ィルタを有する第2の波形等化手段と、前記第1の受信
信号を復調・量子化した信号である第2のベースバンド
デジタル信号を入力とする第4のトランスバーサルフィ
ルタを有する第2の可変結合手段と、前記第2の波形等
化器出力と前記第2の可変結合器出力とを結合する第2
の結合手段と、前記第1の受信手段から前記第1の結合
手段に第1の経路と前記第2の受信手段から前記第1の
結合手段に至る第2の経路の遅延時間を合わせ、前記第
2の受信手段から前記第2の結合手段に至る第3の経路
と前記第1の受信手段から前記第2の結合手段に至る第
4の経路の遅延時間を合わせる遅延手段と、を備えたこ
とを特徴とする両偏波伝送システムが得られる。
【0012】また本発明によれば、同一周波数で互に直
交した2つの偏波のそれぞれを用いてデジタル変調信号
を伝送する両偏波伝送システムのための受信装置におい
て、 第1の偏波で伝送された前記デジタル変調信号と
前記第1の偏波と直交する第2の偏波で伝送された前記
デジタル変調信号とをそれぞれ受信し、中間周波数帯の
第1の受信信号と第2の受信信号とに変換する第1の受
信手段と第2の受信手段と、前記第1の受信信号又は復
調後の第1のベースバンドアナログ信号を入力とする第
1のトランスバーサルフィルタを有する第1の波形等化
手段と、前記第2の受信信号又は復調後の第2のベース
バンドアナログ信号を入力とする第2のトランスバーサ
ルフィルタを有する第1の可変結合手段と、前記第1の
波形等化手段の出力と前記第1の可変結合手段の出力と
を結合する第1の結合手段と、前記第2の受信信号を復
調・量子化した信号である第1のベースバンドデジタル
信号を入力とする第3のトランスバーサルフィルタを有
する第2の波形等化手段と、前記第1の受信信号を復調
・量子化した信号である第2のベースバンドデジタル信
号を入力とする第4のトランスバーサルフィルタを有す
る第2の可変結合手段と、前記第2の波形等化器出力と
前記第2の可変結合器出力とを結合する第2の結合手段
と、前記第1の受信手段から前記第1の結合手段に第1
の経路と前記第2の受信手段から前記第1の結合手段に
至る第2の経路の遅延時間を合わせ、前記第2の受信手
段から前記第2の結合手段に至る第3の経路と前記第1
の受信手段から前記第2の結合手段に至る第4の経路の
遅延時間を合わせる遅延手段と、を備えたことを特徴と
する両偏波伝送システムのための受信装置が得られる。
【0013】
【実施例】次に本発明について、図面を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例の両偏波伝送システムの受
信側(受信装置)の構成を示した図であり、受信アンテ
ナ100、受信機101,111、中間周波数帯の波形
等化器102、中間周波数帯の第1の遅延器103、中
間周波数帯の加算器104、復調器105、中間周波数
帯の第2の遅延器108、中間周波数帯の可変結合器1
06、交差偏波用復調器107、復調器112、ベース
バンドデジタル型波形等化器113、第1のデジタル信
号遅延器114、デジタル加算器115、交差偏波用復
調器116、ベースバンドデジタル型可変結合器11
7、第2のデジタル信号遅延器118で構成される。
図において、水平偏波伝送システムのみ使用する場合に
は、点線を除いて構成となり、異偏波伝送システムを増
設する場合には点線内の部分が増設される。
【0014】受信アンテナ100は、送信側でデジタル
変調され、同一周波数の互いに直交した偏波を用いて伝
送された信号である水平偏波の送信信号と垂直偏波の送
信信号を受信し、各々受信機101,111へ水平偏波
の受信信号151、垂直偏波の受信信号161として出
力する。受信機101,111は水平偏波の受信信号1
51、垂直偏波の受信信号161を各々中間周波数帯の
水平偏波の受信信号152、中間周波数帯の垂直偏波の
受信信号162に変換、出力する。波形等化器102は
中間周波数帯のトランスバーサルフィルタを用いた自動
等化器であって、復調器105から出力される誤差信号
(図示せず)と主信号データ156にもとづき、伝搬路
等で生じた波形歪を等化し、波形等化器出力153を出
力する。
【0015】可変結合器106は中間周波数帯のトラン
スバーサルフィルタと制御回路で構成され(図示せ
ず)、自偏波の復調器105から出力される誤差信号と
交差偏波用復調器107から出力される交差偏波データ
信号にもとづき、水平偏波の受信信号151に含まれる
交差偏波間干渉に応じて、入力信号である中間周波数帯
の第2の遅延器出力157を波形成形し、交差偏波間干
渉補償信号158として加算器104へ出力する。可変
結合器106の第2の出力159は可変結合器106内
のトランスバーサルフィルタを構成するタップ付遅延線
のセンタータップ出力を重み付けすることなく交差偏波
用復調器107へ出力される。
【0016】中間周波数帯の第一の遅延器103は可変
結合器106で生じる遅延時間と同等の遅延時間を有す
る。中間周波数帯の第二の遅延器108は波形等化器1
02と同等の遅延時間を有する。受信アンテナ100か
ら受信機101、波形等化器102、遅延器103を経
て加算器104に至る経路の遅延時間と、受信アンテナ
100から受信機111、遅延器108、可変結合器1
06を経て加算器104に至る経路の遅延時間とを合わ
せ、水平偏波の受信信号151に含まれる交差偏波間干
渉成分と、交差偏波間干渉補償信号158のタイミング
合わせが行なわれている。
【0017】加算器104は中間周波数帯の第一の遅延
器出力154と交差偏波間干渉補償信号158との加算
を行ない、交差偏波間干渉の除去された信号を出力す
る。加算器出力155は復調器105で復調・識別さ
れ、主信号データ156として出力される。
【0018】また、復調器105は入力信号である加算
器出力155に含まれる誤差成分を検出し、波形等化器
102や交差偏波間干渉補償器である可変結合器106
の制御に用いる誤差信号として出力する。交差偏波用復
調器107は可変結合器の第2の出力を自偏波側の復調
器105で再生された再生搬送波と再生クロックにより
復調・識別し、交差偏波データ信号(図示せず)を可変
結合器106へ出力する。
【0019】復調器112は中間周波数帯の垂直偏波の
受信信号162を復調、量子化しベースバンドデジタル
信号163を出力する。波形等化器113はデジタルト
ランスバーサルフィルタを用いた自動等化器であり、ベ
ースバンドデジタル信号163と加算器出力166を識
別して得られる誤差信号(図示せず)にもとづき、伝搬
路等で生じた波形歪を等化し、波形等化器出力164を
出力する。
【0020】交差偏波用復調器116は中間周波数帯の
水平偏波の受信信号152を自偏波側の復調器112で
再生された再生搬送波で復調し、再生クロックで与えら
れるタイミングで量子化し、交差偏波データ信号167
を出力する。可変結合器117はデジタルトランスバー
サルフィルタと制御回路で構成され(図示せず)、加算
器出力166を識別して得られる誤差信号と交差偏波デ
ータ信号167にもとづき、垂直偏波の受信信号152
に含まれる交差偏波間干渉に応じて、入力信号である交
差偏波データ信号167を波形成形し、交差偏波間干渉
補償信号168として出力する。
【0021】第一のデジタル遅延器114は可変結合器
117で生じる遅延時間と同等の遅延時間を有する。第
二のデジタル遅延器118は波形等化器113と同等の
遅延時間を有する。受信アンテナ100から受信機11
1、復調器112、波形等化器113、第一のデジタル
遅延器114を経て加算器115へ至る経路の遅延時間
と、受信アンテナ100から受信機101、交差偏波用
復調器116、可変結合器117、第二のデジタル遅延
器118を経て加算器115へ至る経路の遅延時間とを
合わせ、垂直偏波の受信信号161に含まれる交差偏波
間干渉成分と交差偏波間干渉補償信号169のタイミン
グ合わせが行なわれる。
【0022】加算器115は第一のデジタル遅延器出力
165と第二のデジタル遅延器出力169の加算を行な
い、すなわち、交差偏波間干渉成分を含んだまま復調・
量子化されて得られたデジタル信号に交差偏波間干渉補
償信号を加え、交差偏波間干渉の除去された信号である
加算器出力166を出力する。更に加算器出力は主信号
データと、誤差成分を示す誤差信号に識別され、誤差信
号は可変結合器117へ入力される(図示せず)。
【0023】なお、中間周波数帯の第一の遅延器103
は波形等化器102の前後どちらに配置されてもよく、
第二の遅延器108も可変結合器106入力側に配置さ
れても、出力側である交差偏波間干渉補償信号158の
経路に配置されてもよい。
【0024】垂直偏波側のシステムに使用される第一、
第二のデジタル遅延器114,118もそれぞれ波形等
化器113、可変結合器117の前後どちらに配置する
こともでき、更に、デジタル遅延器に替り、中間周波数
帯の遅延器をそれぞれ復調器112、交差偏波用復調器
116の入力側に配置する事も可能である。
【0025】また、中間周波数帯の第一の遅延器103
の有する遅延時間と、第二の遅延器108の有する遅延
時間との差分の遅延時間を有する遅延器を第一又は第二
の遅延器103,108のうち大きい遅延時間を有する
一方の遅延器に替え、小さい遅延時間を有する他方の遅
延器を削除することもできる。垂直偏波側のシステムで
も同様に遅延器の数を減らすことができる。
【0026】アンテナから自偏波受信機101又は11
1を経て波形等化器102又は復調器112に至る経路
で生ずる遅延時間とアンテナから異偏波受信機111又
は101を経て遅延器108又は交差偏波用復調器11
6に至る経路との遅延時間差を遅延器103又は108
及びデジタル遅延器104又は118で補償することも
できる。
【0027】可変結合器106,117のタップ数が充
分に多い時には遅延器103,108,114,118
のいずれかを削除することも可能である。
【0028】以上の様にして一方の偏波の受信システム
を中間周波数帯で構成された波形等化器と交差偏波間干
渉補償器で構成し直交するもう一方の偏波の受信システ
ムをベースバンドデジタル型の波形等化器と交差偏波間
干渉補償器で構成した両偏波伝送システムの構成が可能
となる。
【0029】上記実施例では一方の偏波の受信システム
が中間周波数帯で構成された波形等化器と交差偏波間干
渉補償器を有する場合の例について述べたが、これが、
ベースバンドアナログ型の波形等化器と交差偏波間干渉
補償器を有する場合でも同様の構成が可能である。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の両偏波伝
送システムは、受信機出力を自偏波の復調器に至る経路
の信号と異偏波の交差偏波間干渉補償器に至る経路に分
岐し、両偏波間のシステムの対称性・独立性の向上を図
り、異偏波側の受信機出力から自偏波側の加算器に至る
経路に遅延器を有し、波形等化器によって発生した遅延
時間を補償しているので、一方の偏波に中間周波数帯の
波形等化器、交差偏波間干渉補償器を有するシステムが
用いられていても他方の偏波にベースバンドデジタル型
の波形等化器、交差偏波間干渉補償器を有するシステム
を用いる事ができ、システムの小型化・低消費電力化・
無調整化・低価格化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による両偏波伝送システムの
ブロック図。
【図2】従来の両偏波伝送システムのブロック図。
【符号の説明】
100 受信アンテナ 101,111 受信機 102,113,212 波形等化器 103,108,114,118,213 遅延器 104,115,214 加算器 105,112,215 復調器 106,117,216 可変結合器 107,116,217 交差偏波用復調器

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同一周波数で互に直交した2つの偏波のそ
    れぞれを用いてデジタル変調信号を伝送する両偏波伝送
    システムであって、 前記両偏波伝送システムの受信側に第1の偏波で伝送さ
    れた前記デジタル変調信号と前記第1の偏波と直交する
    第2の偏波で伝送された前記デジタル変調信号とをそれ
    ぞれ受信し、中間周波数帯の第1の受信信号と第2の受
    信信号とに変換する第1の受信手段と第2の受信手段
    と、 前記第1の受信信号又は復調後の第1のベースバンドア
    ナログ信号を入力とする第1のトランスバーサルフィル
    タを有する第1の波形等化手段と、 前記第2の受信信号又は復調後の第2のベースバンドア
    ナログ信号を入力とする第2のトランスバーサルフィル
    タを有する第1の可変結合手段と、 前記第1の波形等化手段の出力と前記第1の可変結合手
    段の出力とを結合する第1の結合手段と、 前記第2の受信信号を復調・量子化した信号である第1
    のベースバンドデジタル信号を入力とする第3のトラン
    スバーサルフィルタを有する第2の波形等化手段と、 前記第1の受信信号を復調・量子化した信号である第2
    のベースバンドデジタル信号を入力とする第4のトラン
    スバーサルフィルタを有する第2の可変結合手段と、 前記第2の波形等化器出力と前記第2の可変結合器出力
    とを結合する第2の結合手段と、前記第1の受信手段から前記第1の結合手段に第1の経
    路と前記第2の受信手段から前記第1の結合手段に至る
    第2の経路の遅延時間を合わせ、前記第2の受信手段か
    ら前記第2の結合手段に至る第3の経路と前記第1の受
    信手段から前記第2の結合手段に至る第4の経路の遅延
    時間を合わせる遅延手段と 、 を備えたことを特徴とする両偏波伝送システム。
  2. 【請求項2】 前記遅延手段は、前記第1の経路の適宜
    箇所に前記第1の可変結合手段と同じ遅延時間を有する
    第1の遅延手段と、前記第2の受信手段から前記第1の
    結合手段に至る第2の経路の適宜箇所に前記第1の波形
    等化手段と同じ遅延時間を有する第2の遅延手段の
    備えたことを特徴とする請求項1記載の両偏波伝送シス
    テム。
  3. 【請求項3】 前記第1の経路と前記第2の経路のうち
    遅延時間の小さい経路の適宜箇所に前記第1、第2の経
    路間の遅延時間差と同じ遅延時間を有する第3の遅延手
    段を備えたことを特徴とする請求項1記載の両偏波伝送
    システム。
  4. 【請求項4】 前記遅延手段は、前記第3の経路の適宜
    箇所に前記第2の可変結合手段と同じ遅延時間を有する
    第4の遅延手段と、前記第1の受信手段から前記第2の
    結合手段に至る第4の経路の適宜箇所に前記第2の波形
    等化手段と同じ遅延時間を有する第5の遅延手段とを備
    えたことを特徴とする請求項1記載の両偏波伝送システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記第3の経路と前記第4の経路のうち
    遅延時間の小さい経路の適宜箇所に前記第3、第4の経
    路間の遅延時間差と同じ遅延時間を有する第6の遅延手
    段を備えたことを特徴とする請求項1記載の両偏波伝送
    システム。
  6. 【請求項6】同一周波数で互に直交した2つの偏波のそ
    れぞれを用いてデジタル変調信号を伝送する両偏波伝送
    システムのための受信装置において、 第1の偏波で伝送された前記デジタル変調信号と前記第
    1の偏波と直交する第2の偏波で伝送された前記デジタ
    ル変調信号とをそれぞれ受信し、中間周波数帯の第1の
    受信信号と第2の受信信号とに変換する第1の受信手段
    と第2の受信手段と、 前記第1の受信信号又は復調後の第1のベースバンドア
    ナログ信号を入力とする第1のトランスバーサルフィル
    タを有する第1の波形等化手段と、 前記第2の受信信号又は復調後の第2のベースバンドア
    ナログ信号を入力とする第2のトランスバーサルフィル
    タを有する第1の可変結合手段と、 前記第1の波形等化手段の出力と前記第1の可変結合手
    段の出力とを結合する第1の結合手段と、 前記第2の受信信号を復調・量子化した信号である第1
    のベースバンドデジタル信号を入力とする第3のトラン
    スバーサルフィルタを有する第2の波形等化手段と、 前記第1の受信信号を復調・量子化した信号である第2
    のベースバンドデジタル信号を入力とする第4のトラン
    スバーサルフィルタを有する第2の可変結合手段と、 前記第2の波形等化器出力と前記第2の可変結合器出力
    とを結合する第2の結合手段と、前記第1の受信手段から前記第1の結合手段に第1の経
    路と前記第2の受信手段から前記第1の結合手段に至る
    第2の経路の遅延時間を合わせ、前記第2の受信手段か
    ら前記第2の結合手段に至る第3の経路と前記第1の受
    信手段から前記第2の結合手段に至る第4の経路の遅延
    時間を合わせる遅延手段と 、を備えたことを特徴とする
    両偏波伝送システムのための受信装置。
  7. 【請求項7】 前記遅延手段は、前記第1の経路の適宜
    箇所に前記第1の可変結合手段と同じ遅延時間を有する
    第1の遅延手段と、前記第2の受信手段から前記第1の
    結合手段に至る第2の経路の適宜箇所に前記第1の波形
    等化手段と同じ遅延時間を有する第2の遅延手段の両方
    又はいずれか一方とを備えたことを特徴とする請求項6
    記載の両偏波伝送システムのための受信装置。
  8. 【請求項8】 前記第1の経路と前記第2の経路のうち
    遅延時間の小さい経路の適宜箇所に前記第1、第2の経
    路間の遅延時間差と同じ遅延時間を有する第3の遅延手
    段を備えたことを特徴とする請求項6記載の両偏波伝送
    システムのための受信装置。
  9. 【請求項9】 前記遅延手段は、前記第3の経路の適宜
    箇所に前記第2の可変結合手段と同じ遅延時間を有する
    第4の遅延手段と、前記第1の受信手段から前記第2の
    結合手段に至る第4の経路の適宜箇所に前記第2の波形
    等化手段と同じ遅延時間を有する第5の遅延手段の両方
    又はいずれか一方とを備えたことを特徴とする請求項6
    記載の両偏波伝送システムのための受信装置。
  10. 【請求項10】 前記第3の経路と前記第4の経路のう
    ち遅延時間の小さい経路の適宜箇所に前記第3、第4の
    経路間の遅延時間差と同じ遅延時間を有する第6の遅延
    手段を備えたことを特徴とする請求項6記載の両偏波伝
    送システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03158032A (ja) * 1989-11-15 1991-07-08 Nec Corp 両偏波受信システム
JPH03218137A (ja) * 1990-01-24 1991-09-25 Nec Corp 受信装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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