JPH0683108B2 - 信号制御方式 - Google Patents

信号制御方式

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JPH0683108B2
JPH0683108B2 JP62291703A JP29170387A JPH0683108B2 JP H0683108 B2 JPH0683108 B2 JP H0683108B2 JP 62291703 A JP62291703 A JP 62291703A JP 29170387 A JP29170387 A JP 29170387A JP H0683108 B2 JPH0683108 B2 JP H0683108B2
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JP
Japan
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signal
frequency
amplifier
output
oscillation
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JP62291703A
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篤司 野呂
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Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、周波数の有効利用を図る目的で伝送容量の大
容量化が進んでいるマイクロ波通信装置において、隣接
するチャンネル間等での信号の干渉を防止する信号制御
方式に関する。
[従来の技術] 第2図は従来のヘテロダイン方式のマイクロ波通信装置
における出力信号の制御方式を示すブロック図である。
すなわち、電圧制御発振器(VCO)4および周波数変換
器3により高周波帯に変換し、さらにその高周波信号を
高周波増幅器9により増幅して出力するヘテロダイン方
式のマイクロ波通信装置においては、基準周波数発振器
7の発振信号とVCO4の発信信号を逓降した信号の位相差
を位相検波器6で検波し、その検波電圧をVCO4の周波数
制御用のバラクタダイオードにフィードバックして発振
周波数を安定に保っている。
上述のような安定化回路を一般にAPC回路と呼ぶが、従
来、このPAC回路は異常時の信号制御に、上記位相検波
器6で検波した電圧により、同回路の正常,異常を判断
し、その判断にもとずき高周波増幅器9のON/OFFを制御
する方式を採っていた。
[解決すべき問題点] 上述した従来の信号制御方式は、位相検波電圧で出力信
号の制御を行なっていたが、例えば、基準周波数発振器
の故障によりその発振信号が断になった場合、APC回路
の位相検波電圧が正常動作範囲をはずれてAPCアラーム
が発動される以前に、VCOの周波数が不安定となり、周
波数の隣接する他の信号に干渉する危険があった。
特に、ディジタル通信方式においては、隣接チャンネル
への干渉がたとえ短時間であっても膨大な符号誤りを発
声させるため、非常に重大な問題であった。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、基
準周波数発振器の故障発生時においても確実に制御して
信号の干渉を防止できる信号制御方式の提供を目的とす
る。
[問題点を解決手段] 上記目的を達成するため、本発明の信号制御方式は、電
圧制御発振器および周波数変換器により中間周波帯の信
号を高周波帯に変換し、さらにその高周波信号を増幅器
により増幅して出力するヘテロダイン方式のマイクロ波
通信装置において、上記電圧制御発振器を安定化するた
めに設けてある基準周波数発振器の発振信号レベルを検
波し、その発振信号レベルが正常の場合は、上記増幅器
を電圧制御発振器を安定してから作動させ、発振信号レ
ベルが異常の場合は、上記増幅器を直ちに停止させて信
号出力を制御する方式としてある。
[実施例] 以下、本発明の一実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図は実施例の構成を示すブロック図である。同図に
おいて、1は入力端、2は出力端であり、これら端子間
に周波数変換器3および高周波増幅器9が接続してあ
る。
周波数変換器3は電圧制御発振器(VCO)4からのロー
カル信号にもとづき、中間周波信号(入力端1から入
力)を高周波信号に変換する。そして、高周波増幅器9
は変換された高周波信号を増幅して出力端2へ出力す
る。
7は基準周波数発振器で、その発振信号とVCO4の発振信
号を逓降した信号との位相差を位相検波器6で検波し、
その検波電圧を直流増幅器5を通してVCO4にフィードバ
ックして発振周波数を一定に保ち、その発振信号を周波
数変換器3のローカル信号としている。
10は検波器で、基準周波数発振器7の出力レベルを検出
する。8は制御回路で、検波器10からの信号により基準
周波発振器7の信号レベルの正常,異常を判断し、これ
にもとづき増幅器9の電源11をON/OFFする。すなわち、
基準周波数発振器7の発振信号レベルが正常の場合は電
源11をONとし、異常を検出した場合は速やかに電源11を
OFFとして信号出力を停止する。
これを、図3のタイムチャートを参照して説明する。
図1において、制御回路8の入力信号が異常から正常に
なった場合(図3のA)は、制御回路8が、入力信号の
正常であることを検出した後、電圧制御発振器4の安定
するある一定時間をおいて電源11をOFFからONに立ち上
げ、増幅器9の出力を制御して干渉を防ぐ。
また、制御回路8の入力信号が正常から異常になった場
合(図3のB)は、制御回路8が、入力信号の異常を検
出すると同時に電源11をONからOFFにし、発生する周波
数ずれが隣接信号に影響を及ぼす前に増幅器9の出力を
ONからOFFに制御する。
このような方式とすれば、基準周波数発振器7の故障時
においても、迅速かつ確実に信号出力の制御を行なうこ
とができ、信号の干渉を防止できる。すなわち、第4図
に示すように、チャンネル(ch)1のスペクトラム12
と、隣接するch2のスペクトラム14があったとき、ch1側
に上述のような基準周波数発振器7の故障が生じた場
合、従来の制御方式では、基準信号が断となった直後に
周波数が不安定となり、図示ch1のスペクトラム13のよ
うに、周波数ずれを生じた後に出力断となる。このた
め、スペクトラム13とch2のスペクトラム14とが干渉し
ていた。これに対し、本実施例の方式によれば、スペク
トラム13のような周波数ずれを生ずる前に出力断とする
ので、スペクトラム14との干渉を防止できる。
なお、制御回路8は、従来と同様に位相検波器6で検波
した電圧レベルをも制御判断の要素としている。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、基準周波数発振
器の発振信号を検波して、それにもとずき出力信号を制
御するので、基準周波数発振器の故障時にも速やかに信
号出力を制御して、信号間の干渉を未然に防止する効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示すブロック図、第2図は従
来例を示すブロック図、第3図は制御回路,増幅器及び
電源における信号のタイムチャート図、第4図は隣接チ
ャンネル間の干渉を説明する図である。 1:入力端、2:出力端 3:周波数変換器、4:電圧制御発振器(VCO) 5:直流増幅器、6:位相検波器 7:基準周波数発振器、8:制御回路 9:増幅器 10:検波器 11:電源

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電圧制御発振器および周波数変換器により
    中間周波帯の信号を高周波帯に変換し、さらにその高周
    波信号を増幅器により増幅して出力するヘテロダイン方
    式のマイクロ波通信装置において、 上記電圧制御発振器を安定化するために設けてある基準
    周波数発振器の発振信号レベルを検波し、その発振信号
    レベルが正常の場合は、上記増幅器を電圧制御発振器が
    安定してから作動させ、発振信号レベルが異常の場合
    は、上記増幅器を直ちに停止させて信号出力を制御する
    ことを特徴とした信号制御方式。
JP62291703A 1987-11-20 1987-11-20 信号制御方式 Expired - Lifetime JPH0683108B2 (ja)

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