JPH0682712A - 高速回転多面鏡光偏向装置 - Google Patents
高速回転多面鏡光偏向装置Info
- Publication number
- JPH0682712A JPH0682712A JP4233368A JP23336892A JPH0682712A JP H0682712 A JPH0682712 A JP H0682712A JP 4233368 A JP4233368 A JP 4233368A JP 23336892 A JP23336892 A JP 23336892A JP H0682712 A JPH0682712 A JP H0682712A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polygon mirror
- rotating body
- light deflecting
- rotating polygon
- high speed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Laser Beam Printer (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 事務機器，情報機器および光学機器等に使用
される高速回転多面鏡光偏向装置において、静粛かつ低
損失で優れた特性を持つ高速回転多面鏡光偏向装置の実
現を目的とする。 【構成】 回転多面鏡１１を備えた回転体１２と、前記
回転体１２を包囲するように配設され前記回転体１２と
狭量な空隙１７ａ，１７ｂを介して対向する部分を備え
た筐体１３と、前記回転体１２を前記筐体１３に対して
回転自在に支持する軸受部１４ａ，１４ｂと、前記筐体
１３内壁と回転多面鏡１１外壁と前記回転体１２外壁と
で区画される圧力室１６と、前記筐体１３と前記回転体
１２との対向部分に形成され前記圧力室１６内の気体を
排出する減圧機構１８ａ，１８ｂとを設けることによ
り、前記圧力室１６内の圧力を減圧することができ、風
切り音および風損を低減することができる優れた高速回
転多面鏡光偏向装置を得られる。
される高速回転多面鏡光偏向装置において、静粛かつ低
損失で優れた特性を持つ高速回転多面鏡光偏向装置の実
現を目的とする。 【構成】 回転多面鏡１１を備えた回転体１２と、前記
回転体１２を包囲するように配設され前記回転体１２と
狭量な空隙１７ａ，１７ｂを介して対向する部分を備え
た筐体１３と、前記回転体１２を前記筐体１３に対して
回転自在に支持する軸受部１４ａ，１４ｂと、前記筐体
１３内壁と回転多面鏡１１外壁と前記回転体１２外壁と
で区画される圧力室１６と、前記筐体１３と前記回転体
１２との対向部分に形成され前記圧力室１６内の気体を
排出する減圧機構１８ａ，１８ｂとを設けることによ
り、前記圧力室１６内の圧力を減圧することができ、風
切り音および風損を低減することができる優れた高速回
転多面鏡光偏向装置を得られる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は事務機器，情報機器およ
び光学機器等において使用される高速回転多面鏡光偏向
装置に関するものである。
び光学機器等において使用される高速回転多面鏡光偏向
装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、回転多面鏡光偏向装置には高速
化，静粛化等が要望されている。
化，静粛化等が要望されている。
【０００３】以下に従来のレーザープリンター等に使用
される高速回転多面鏡光偏向装置について説明する。
される高速回転多面鏡光偏向装置について説明する。
【０００４】図３は従来の高速回転多面鏡光偏向装置の
構造を示す縦断正面図である。図３において、１は回転
多面鏡であり、回転体２に固定されている。３は筐体
で、前記回転体２を包囲するように配設されている。４
ａおよび４ｂは前記回転体２を前記筐体３に対して回転
自在に支持する玉軸受である。５はステータであり、前
記回転体２に固定された永久磁石２ａとで駆動モータを
構成している。
構造を示す縦断正面図である。図３において、１は回転
多面鏡であり、回転体２に固定されている。３は筐体
で、前記回転体２を包囲するように配設されている。４
ａおよび４ｂは前記回転体２を前記筐体３に対して回転
自在に支持する玉軸受である。５はステータであり、前
記回転体２に固定された永久磁石２ａとで駆動モータを
構成している。
【０００５】以上のように構成された高速回転多面鏡光
偏向装置において、駆動モータを動作させると、回転多
面鏡１および回転体２は玉軸受４ａ，４ｂに拘束支持さ
れ、高速で回転する。
偏向装置において、駆動モータを動作させると、回転多
面鏡１および回転体２は玉軸受４ａ，４ｂに拘束支持さ
れ、高速で回転する。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、回転体が多面体であるため、多面鏡を高速
で回転させた際の風切り音が盛大であると同時に風損も
大きくなるという欠点を有していた。
の構成では、回転体が多面体であるため、多面鏡を高速
で回転させた際の風切り音が盛大であると同時に風損も
大きくなるという欠点を有していた。
【０００７】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、回転多面鏡を備えた回転体を高速で回転させた際の
風切り音および風損の低減が図れる高速回転多面鏡光偏
向装置を提供することを目的とする。
で、回転多面鏡を備えた回転体を高速で回転させた際の
風切り音および風損の低減が図れる高速回転多面鏡光偏
向装置を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の高速回転多面鏡光偏向装置は、回転体を包囲
するように配設され前記回転体と狭量な空隙を介して対
向する部分を備えた筐体と、前記筐体内壁と回転多面鏡
外壁と前記回転体外壁とで区画される圧力室と、前記筐
体と前記回転体との対向部分に形成され前記圧力室内の
気体を排出する減圧機構とを備えた構成を有している。
に本発明の高速回転多面鏡光偏向装置は、回転体を包囲
するように配設され前記回転体と狭量な空隙を介して対
向する部分を備えた筐体と、前記筐体内壁と回転多面鏡
外壁と前記回転体外壁とで区画される圧力室と、前記筐
体と前記回転体との対向部分に形成され前記圧力室内の
気体を排出する減圧機構とを備えた構成を有している。
【０００９】
【作用】この構成によって、回転多面鏡は減圧された圧
力室内で回転するため、風切り音および風損の低減が図
ることができる。
力室内で回転するため、風切り音および風損の低減が図
ることができる。
【００１０】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。
しながら説明する。
【００１１】図１は本発明の実施例における高速回転多
面鏡光偏向装置の構造を示す縦断正面図である。図１に
おいて、１１は回転多面鏡であり、回転体１２に固定さ
れている。１３は筐体で、前記回転体１２を包囲するよ
うに配設されている。１４ａおよび１４ｂは前記回転体
１２を前記筐体１３に対して回転自在に支持する玉軸受
である。１５はステータであり、前記回転体１２に固定
された永久磁石１２ａとで駆動モータを構成している。
１６は圧力室であり、前記筐体１３内壁と前記回転多面
鏡１１外壁と前記回転体１２外壁とで区画されている。
また、前記筐体１３内壁部と前記回転体１２外周部の対
向する部分には狭量な空隙１７ａ，１７ｂが構成されて
おり、前記圧力室１６を前記筐体１２内部の空間から独
立させている。
面鏡光偏向装置の構造を示す縦断正面図である。図１に
おいて、１１は回転多面鏡であり、回転体１２に固定さ
れている。１３は筐体で、前記回転体１２を包囲するよ
うに配設されている。１４ａおよび１４ｂは前記回転体
１２を前記筐体１３に対して回転自在に支持する玉軸受
である。１５はステータであり、前記回転体１２に固定
された永久磁石１２ａとで駆動モータを構成している。
１６は圧力室であり、前記筐体１３内壁と前記回転多面
鏡１１外壁と前記回転体１２外壁とで区画されている。
また、前記筐体１３内壁部と前記回転体１２外周部の対
向する部分には狭量な空隙１７ａ，１７ｂが構成されて
おり、前記圧力室１６を前記筐体１２内部の空間から独
立させている。
【００１２】図２は図１に示した本発明の実施例におけ
る高速回転多面鏡光偏向装置の縦断正面図における前記
回転体１２の前記空隙１７ａに面した外周部の平面展開
図である。図２において、下方（Ｐ2と表記）は前記圧
力室１６側を上方（Ｐ1と表記）は反対の空間を示して
いる。前記空隙１７ａに面した前記回転体１２の外周表
面には所定の深さで、かつ前記圧力室側（Ｐ2と表記）
の幅が他方の空間（Ｐ1と表記）側よりも広く、回転方
向に対して所定の角度を有する複数の溝群１８ａ（ハッ
チングで表記）が形成されている。前記回転体１２の前
記空隙１７ｂに面した外周部にも同様な溝群１８ｂが形
成されている。
る高速回転多面鏡光偏向装置の縦断正面図における前記
回転体１２の前記空隙１７ａに面した外周部の平面展開
図である。図２において、下方（Ｐ2と表記）は前記圧
力室１６側を上方（Ｐ1と表記）は反対の空間を示して
いる。前記空隙１７ａに面した前記回転体１２の外周表
面には所定の深さで、かつ前記圧力室側（Ｐ2と表記）
の幅が他方の空間（Ｐ1と表記）側よりも広く、回転方
向に対して所定の角度を有する複数の溝群１８ａ（ハッ
チングで表記）が形成されている。前記回転体１２の前
記空隙１７ｂに面した外周部にも同様な溝群１８ｂが形
成されている。
【００１３】以上のように構成された高速回転多面鏡光
偏向装置において、駆動モータを動作させると、回転多
面鏡１１および回転体１２は玉軸受１４ａ，１４ｂに拘
束支持され、高速で回転する。このとき、前記空隙１７
ａでは、前記回転体１２の外周表面に形成された溝群１
８ａ，１８ｂのポンピング作用により、Ｐ2側の気体は
Ｐ1側に排出される。同様の現象は空隙１７ｂでも発生
し、前記圧力室１６内部の圧力は所定の圧力まで減圧さ
れる。
偏向装置において、駆動モータを動作させると、回転多
面鏡１１および回転体１２は玉軸受１４ａ，１４ｂに拘
束支持され、高速で回転する。このとき、前記空隙１７
ａでは、前記回転体１２の外周表面に形成された溝群１
８ａ，１８ｂのポンピング作用により、Ｐ2側の気体は
Ｐ1側に排出される。同様の現象は空隙１７ｂでも発生
し、前記圧力室１６内部の圧力は所定の圧力まで減圧さ
れる。
【００１４】以上のように本実施例によれば、回転体１
２と筐体１３が対向する部分に狭量な空隙１７ａ，１７
ｂを形成し、前記空隙１７ａ，１７ｂに面した前記回転
体１２の外周表面に、所定の深さで、かつ前記圧力室側
の幅が他方の空間側よりも広く、回転方向に対して所定
の角度を有する複数の溝群１８ａ，１８ｂを形成するこ
とにより、高速回転時に前記溝群１８が減圧機構として
動作し、前記圧力室１６内の圧力を減圧し、その結果、
前記回転多面鏡１１を流体抵抗の少ない空間で回転させ
ることが可能となり、風切り音および風損を低下するこ
とができる。
２と筐体１３が対向する部分に狭量な空隙１７ａ，１７
ｂを形成し、前記空隙１７ａ，１７ｂに面した前記回転
体１２の外周表面に、所定の深さで、かつ前記圧力室側
の幅が他方の空間側よりも広く、回転方向に対して所定
の角度を有する複数の溝群１８ａ，１８ｂを形成するこ
とにより、高速回転時に前記溝群１８が減圧機構として
動作し、前記圧力室１６内の圧力を減圧し、その結果、
前記回転多面鏡１１を流体抵抗の少ない空間で回転させ
ることが可能となり、風切り音および風損を低下するこ
とができる。
【００１５】なお、上記実施例においては、空隙および
溝群は回転多面鏡１１をはさんで複数個形成された場合
について説明したが、いずれか一方のみであっても減圧
効果が得られることは言うまでもない。また、空隙およ
び溝群は回転体１２の外周部と前記回転体１２外周部に
対向する筐体１３内周部との間に形成した場合について
説明したが、回転体の平端面部と前記平端面部に対向す
る筐体の平端面部との間に形成しても良いことは言うま
でもない。
溝群は回転多面鏡１１をはさんで複数個形成された場合
について説明したが、いずれか一方のみであっても減圧
効果が得られることは言うまでもない。また、空隙およ
び溝群は回転体１２の外周部と前記回転体１２外周部に
対向する筐体１３内周部との間に形成した場合について
説明したが、回転体の平端面部と前記平端面部に対向す
る筐体の平端面部との間に形成しても良いことは言うま
でもない。
【００１６】
【発明の効果】以上のように本発明は、回転体を包囲す
るように配設され前記回転体と狭量な空隙を介して対向
する部分を備えた筐体と、前記筐体内壁と回転多面鏡外
壁と前記回転体外壁とで区画される圧力質と、前記筐体
と前記回転体との対向部分に形成され前記圧力室内の気
体を排出する減圧機構とを設けることにより、前記圧力
室内の圧力を減圧することができ、その結果、回転多面
鏡を流体抵抗の少ない空間で回転させることが可能とな
り、風切り音および風損を低減することができる優れた
高速回転多面鏡光偏向装置を実現できるものである。
るように配設され前記回転体と狭量な空隙を介して対向
する部分を備えた筐体と、前記筐体内壁と回転多面鏡外
壁と前記回転体外壁とで区画される圧力質と、前記筐体
と前記回転体との対向部分に形成され前記圧力室内の気
体を排出する減圧機構とを設けることにより、前記圧力
室内の圧力を減圧することができ、その結果、回転多面
鏡を流体抵抗の少ない空間で回転させることが可能とな
り、風切り音および風損を低減することができる優れた
高速回転多面鏡光偏向装置を実現できるものである。
【図１】本発明の実施例における高速回転多面鏡光偏向
装置の構造を示す縦断正面図
装置の構造を示す縦断正面図
【図２】同装置の回転体外周部の平面展開図
【図３】従来の高速回転多面鏡光偏向装置の構造を示す
縦断正面図
縦断正面図
１１ 回転多面鏡 １２ 回転体 １３ 筐体 １４ａ，１４ｂ 軸受部 １６ 圧力室 １７ａ，１７ｂ 空隙 １８ａ，１８ｂ 減圧機構
Claims (1)
- 【請求項１】 回転多面鏡を備えた回転体と、前記回転
体を包囲するように配設された前記回転体と狭量な空隙
を介して対向する部分を備えた筐体と、前記回転体を前
記筐体に対して回転自在に支持する軸受部と、前記筐体
内壁と前記回転多面鏡外壁と前記回転体外壁とで区画さ
れる圧力室と、前記筐体と前記回転体との対向部分に形
成され前記圧力室内の気体を排出する減圧機構とを備え
た高速回転多面鏡光偏向装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4233368A JPH0682712A (ja) | 1992-09-01 | 1992-09-01 | 高速回転多面鏡光偏向装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4233368A JPH0682712A (ja) | 1992-09-01 | 1992-09-01 | 高速回転多面鏡光偏向装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0682712A true JPH0682712A (ja) | 1994-03-25 |
Family
ID=16954040
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4233368A Pending JPH0682712A (ja) | 1992-09-01 | 1992-09-01 | 高速回転多面鏡光偏向装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0682712A (ja) |
-
1992
- 1992-09-01 JP JP4233368A patent/JPH0682712A/ja active Pending
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