JPH0954268A - 回転多面鏡 - Google Patents

回転多面鏡

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Publication number
JPH0954268A
JPH0954268A JP20584895A JP20584895A JPH0954268A JP H0954268 A JPH0954268 A JP H0954268A JP 20584895 A JP20584895 A JP 20584895A JP 20584895 A JP20584895 A JP 20584895A JP H0954268 A JPH0954268 A JP H0954268A
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JP
Japan
Prior art keywords
polygon mirror
mirror
regular polygon
fixed
thickness
Prior art date
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Pending
Application number
JP20584895A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanobu Sakamoto
順信 坂本
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Koki Holdings Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Koki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】広範囲な高速回転が可能で、安価な回転多面鏡
を提供する。 【解決手段】円筒体1の一端に正多面鏡2を固着し、そ
の固着面16近傍から正多面鏡2の鏡面部3まで、肉厚
がしだいに薄くなるような傾斜を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は正多面鏡を高速回転する
ための回転多面鏡装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】レーザビームプリンタなどでは、高速、
高精度の光偏向を必要とし、このための装置としては、
回転多面鏡が使用されている。回転多面鏡は、側面を鏡
面とした正多面鏡を回転駆動用モータのロータ部に一体
的に取り付けられて高速回転している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た回転多面鏡は、高速回転域、特に毎分20000回以
上の場合、正多面鏡部で、空気との摩擦による損失が急
激に増大してくる。このため入力が増し、回転多面鏡装
置の温度も高くなり、これを冷却するために、大形ファ
ンを設け、強制空冷を行なわなければならないという欠
点があった。
【0004】本発明の目的は、上述した問題点を解消
し、少ない入力で、かつ鏡面部変形も少ない、高速回転
を実現するための、正多面鏡の形状を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、複数個の
反射面を設けた正多面鏡を回転駆動軸に固着してなる回
転多面鏡装置において、正多面鏡を固着している座面近
傍から反射面まで、肉厚がしだいに薄くなるような傾斜
を設け、反射面厚さを0.5mm以上とすることにより
達成される。
【0006】
【作用】上記の構造を採用することによって、毎分20
000回以上の回転でも、正多面鏡部の風損を低減で
き、回転多面鏡装置の温度上昇を抑えることができる。
また、鏡面の変形量も最小限に抑えることができるの
で、ジッターも低減することができ、長期間に渡って安
定した動作を実現できる。
【0007】
【実施例】図1は、本発明の実施例に係る回転多面鏡装
置の縦断面図である。回転円筒体1の一方の端面には、
側面を鏡面とした正多面鏡2が止めネジ13によって固
着されている。円筒体1の内部中心部に柱体15が一体
に形成され、それの側面にモータ用磁石6が固着され、
また、その端面にはスラスト軸受用の永久磁石4が固定
してある。回転円筒体1の全体は、光線の出入り窓(図
示せず)を持つヘッドカバー10、側面ケース11、お
よびエンドケース12により構成された固定外部筐体で
覆われている。
【0008】エンドケース12には、空心型のステータ
コイル8が固定され、回転円筒体1の内部にあるモータ
用磁石6に同心的にかつ接触しないで対向配置してあ
り、回転駆動用のモータ部を構成する。エンドケース1
2の内側中心付近には、永久磁石5が配置してあり、一
方の永久磁石4と組んでスラスト軸受を形成している。
【0009】側面ケース11の内面9は、回転円筒体1
の側面7とは10から100μm程度の微小な間隙14
をなすよう配置されている。ここで、回転円筒体1の円
筒面に対して、側面ケース11の内面形状は、複数の非
円弧の曲面を連ねた形をしていて、回転により安定でし
かも高い軸受剛性を発揮できる動圧ラジアル軸受を形成
している。以上のようにして回転多面鏡装置が構成され
ている。
【0010】高速回転、特に毎分20000回転以上で
は、正多面鏡の一面部を示した図4のような形状の正多
面鏡の場合、風損が増大し、入力が急激に増大する。そ
して、回転多面鏡装置の温度上昇が著しく高くなる。こ
の温度上昇を低減するため、図1および図2に示すよう
に、回転円筒体1と正多面鏡2を固着している座面16
近傍から鏡面部3まで傾斜を設けることによって、鏡面
部が薄くなり、空気摩擦で発生する損失が低減し、入力
を低減することができる。ここで、鏡面部3の最小厚さ
としては、寸法及び組立てのバラツキを考慮して、0.
5mm程度である。また、鏡面部3の変形について、有
限要素法にてラジアル方向の変形量の計算結果を図3に
示す。図3のA,Bは、図2、図4の正多面鏡の形状に
よる変形量を示し、最もAが変形量が少なく、すなわ
ち、ジッターも少ない。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、正多面鏡に傾斜を
設けることにより、高速回転時、正多面部で生じる空気
の摩擦損を低減させ、回転多面鏡装置の温度上昇を最小
限に抑えることができる。また、鏡面部の変形も最小に
抑え、ジッターを低減できるので、広い回転数範囲に渡
って、安定した性能が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す回転多面鏡装置の縦断
面図である。
【図2】その実施例に使用されている正多面鏡の一面の
横断面図である。
【図3】正多面鏡の形状による鏡面部の変形を示してい
る。
【図4】従来の正多面鏡の一面の横断面図である。
【符号の説明】
1は回転円筒体、2は正多面鏡、3は鏡面部、4および
5はスラスト軸受、6はモータ用磁石、8はステータコ
イル、7および9はラジアル方向軸受面、10はヘッド
カバー、11は側面ケース、12はエンドケース、16
は固着面である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数個の反射面を設けた正多面鏡を回転駆
    動軸に固着してなる回転多面鏡装置において、正多面鏡
    を固着している座面近傍から反射面まで、肉厚がしだい
    に薄くなるような傾斜を設け、反射面厚さを0.5mm
    以上としたことを特徴とする回転多面鏡装置。
JP20584895A 1995-08-11 1995-08-11 回転多面鏡 Pending JPH0954268A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20584895A JPH0954268A (ja) 1995-08-11 1995-08-11 回転多面鏡

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20584895A JPH0954268A (ja) 1995-08-11 1995-08-11 回転多面鏡

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0954268A true JPH0954268A (ja) 1997-02-25

Family

ID=16513720

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20584895A Pending JPH0954268A (ja) 1995-08-11 1995-08-11 回転多面鏡

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JP (1) JPH0954268A (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20021203