JP3206134B2 - 回転装置 - Google Patents
回転装置Info
- Publication number
- JP3206134B2 JP3206134B2 JP24303992A JP24303992A JP3206134B2 JP 3206134 B2 JP3206134 B2 JP 3206134B2 JP 24303992 A JP24303992 A JP 24303992A JP 24303992 A JP24303992 A JP 24303992A JP 3206134 B2 JP3206134 B2 JP 3206134B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thrust bearing
- rotating device
- rotating member
- housing
- rotating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Sliding-Contact Bearings (AREA)
- Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
- Rotational Drive Of Disk (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は回転装置に関するもので
ある。
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、回転装置は産業機器や光学式ディ
スクプレーヤをはじめとする家電機器等広範囲に適用さ
れている。
スクプレーヤをはじめとする家電機器等広範囲に適用さ
れている。
【0003】以下に従来の回転装置について説明する。
図11は従来の回転装置の見取り図を示すものである。
また、図12は従来の回転装置の断面図を示す。図11
及び図12において、1は回転部材、2はラジアル軸受
け、3はスラスト軸受け、4は第一のハウジング、5は
第二のハウジング、6はロータ、7はステータである。
図11は従来の回転装置の見取り図を示すものである。
また、図12は従来の回転装置の断面図を示す。図11
及び図12において、1は回転部材、2はラジアル軸受
け、3はスラスト軸受け、4は第一のハウジング、5は
第二のハウジング、6はロータ、7はステータである。
【0004】以上のように構成された回転装置につい
て、以下その動作について説明する。まず、ロータ6と
ステータ7との間の磁気的変化により、ロータ6及びロ
ータ6と一体化した第一のハウジング4及び回転部材1
が、ラジアル軸受け2またはスラスト軸受け3またはそ
の双方を収納した第二のハウジング5及びステータ7に
対して相対的に回転する。
て、以下その動作について説明する。まず、ロータ6と
ステータ7との間の磁気的変化により、ロータ6及びロ
ータ6と一体化した第一のハウジング4及び回転部材1
が、ラジアル軸受け2またはスラスト軸受け3またはそ
の双方を収納した第二のハウジング5及びステータ7に
対して相対的に回転する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、回転部材1はその長手方向つまりスラス
ト方向においてスラスト軸受け3に対して厳密に規制さ
れておらず、回転部材1はその回転中においてスラスト
軸受け3に対してその長手方向に移動することがあり、
スラスト軸受け3と回転部材1とが衝撃的に接触する為
振動や騒音が発生するとともにスラスト軸受け3の信頼
性の低下という問題点を有していた。
来の構成では、回転部材1はその長手方向つまりスラス
ト方向においてスラスト軸受け3に対して厳密に規制さ
れておらず、回転部材1はその回転中においてスラスト
軸受け3に対してその長手方向に移動することがあり、
スラスト軸受け3と回転部材1とが衝撃的に接触する為
振動や騒音が発生するとともにスラスト軸受け3の信頼
性の低下という問題点を有していた。
【0006】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、回転部材の回転中において回転部材とスラスト軸受
けとが衝撃的に接触することによる振動や騒音の発生を
抑えスラスト軸受けの信頼性を保つ為に、回転部材をそ
の回転中においてスラスト軸受けに押し圧する機構を備
えた回転装置を提供することを目的とする。
で、回転部材の回転中において回転部材とスラスト軸受
けとが衝撃的に接触することによる振動や騒音の発生を
抑えスラスト軸受けの信頼性を保つ為に、回転部材をそ
の回転中においてスラスト軸受けに押し圧する機構を備
えた回転装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の回転装置は、回転する回転部材と、回転部材
を径方向に支持するラジアル軸受け及び回転軸方向の一
方に係止するスラスト軸受けと、前記回転部材と一体化
した第一のハウジングと、前記ラジアル軸受け及び前記
スラスト軸受けを収納した第二のハウジングとを備え、
前記第一のハウジングの表面の内、回転軸に略垂直であ
りかつ前記スラスト軸受けによる係止方向と逆の面に、
周方向に傾きその回転により気流を起こす傾斜面を備え
る構成を有している。
に本発明の回転装置は、回転する回転部材と、回転部材
を径方向に支持するラジアル軸受け及び回転軸方向の一
方に係止するスラスト軸受けと、前記回転部材と一体化
した第一のハウジングと、前記ラジアル軸受け及び前記
スラスト軸受けを収納した第二のハウジングとを備え、
前記第一のハウジングの表面の内、回転軸に略垂直であ
りかつ前記スラスト軸受けによる係止方向と逆の面に、
周方向に傾きその回転により気流を起こす傾斜面を備え
る構成を有している。
【0008】
【作用】この構成によって、回転部材及び第一のハウジ
ングが回転する際に第一のハウジングの表面に備えた傾
斜面に沿ってこの回転装置の周囲の雰囲気気体が相対的
に流れる為に、第一のハウジング及び回転部材をその長
手方向のスラスト軸受け面に押し圧する力が発生する。
従って、回転部材とスラスト軸受けとが衝撃的に接触す
ることによる振動や騒音の発生を抑えスラスト軸受けの
信頼性を保つことができる。
ングが回転する際に第一のハウジングの表面に備えた傾
斜面に沿ってこの回転装置の周囲の雰囲気気体が相対的
に流れる為に、第一のハウジング及び回転部材をその長
手方向のスラスト軸受け面に押し圧する力が発生する。
従って、回転部材とスラスト軸受けとが衝撃的に接触す
ることによる振動や騒音の発生を抑えスラスト軸受けの
信頼性を保つことができる。
【0009】
(実施例1)以下、本発明の第一の実施例について、図
面を参照しながら説明する。
面を参照しながら説明する。
【0010】図1〜図5において、8は傾斜面、9は傾
斜面8に沿って流れる雰囲気流体を示す。また、Aは回
転部材1及び第一のハウジング4の一回転方向を示す。
斜面8に沿って流れる雰囲気流体を示す。また、Aは回
転部材1及び第一のハウジング4の一回転方向を示す。
【0011】図1は本発明の第一の実施例における回転
装置の見取図、図2及び図3は回転装置の平面図、図4
は回転装置の断面図、図5は回転装置の回転部材1及び
第一のハウジング4が回転している時に雰囲気気体9が
傾斜面8に沿って相対的に流れていく様子を示す側面図
である。
装置の見取図、図2及び図3は回転装置の平面図、図4
は回転装置の断面図、図5は回転装置の回転部材1及び
第一のハウジング4が回転している時に雰囲気気体9が
傾斜面8に沿って相対的に流れていく様子を示す側面図
である。
【0012】以上のように構成された回転装置につい
て、図1〜図5を用いてその動作を説明する。まず、ロ
ータ6とステータ7との間の磁気的変化により、ロータ
6及びロータ6と一体化した第一のハウジング4及び回
転部材1が、スラスト軸受け3またはラジアル軸受け2
及びスラスト軸受け3を収納した第二のハウジング5及
びステータ7に対して相対的に矢印Aで示す一方向にの
み回転する。この時、第一のハウジング4の表面に回転
部材1の一回転方向に向かって備えられた傾斜面8に沿
ってこの回転装置の周囲雰囲気気体が相対的に流れるこ
とにより第一のハウジング4及び回転部材1をスラスト
軸受け3に押圧する力が発生する。
て、図1〜図5を用いてその動作を説明する。まず、ロ
ータ6とステータ7との間の磁気的変化により、ロータ
6及びロータ6と一体化した第一のハウジング4及び回
転部材1が、スラスト軸受け3またはラジアル軸受け2
及びスラスト軸受け3を収納した第二のハウジング5及
びステータ7に対して相対的に矢印Aで示す一方向にの
み回転する。この時、第一のハウジング4の表面に回転
部材1の一回転方向に向かって備えられた傾斜面8に沿
ってこの回転装置の周囲雰囲気気体が相対的に流れるこ
とにより第一のハウジング4及び回転部材1をスラスト
軸受け3に押圧する力が発生する。
【0013】以上のように本実施例によれば、回転部材
と一体化した第一のハウジングの表面に回転部材1の一
回転方向に向かって傾斜面を設けることにより、回転中
において周囲雰囲気気体がこの傾斜面に沿って相対的に
流れる為、第一のハウジング及び回転部材をスラスト軸
受けに押圧する力が発生し、回転部材とスラスト軸受け
とが衝撃的に接触することによる振動や騒音を低減する
とともにスラスト軸受け3の信頼性を保つことができ
る。
と一体化した第一のハウジングの表面に回転部材1の一
回転方向に向かって傾斜面を設けることにより、回転中
において周囲雰囲気気体がこの傾斜面に沿って相対的に
流れる為、第一のハウジング及び回転部材をスラスト軸
受けに押圧する力が発生し、回転部材とスラスト軸受け
とが衝撃的に接触することによる振動や騒音を低減する
とともにスラスト軸受け3の信頼性を保つことができ
る。
【0014】(実施例2)以下、本発明の第二の実施例
について図面を参照しながら説明する。図6は本発明の
第二の実施例を示す回転装置の見取り図、図7及び図8
は回転装置の平面図である。図9及び図10は回転部材
1及び第一のハウジング4が矢印A方向及び矢印B方向
に回転した時における回転装置の周囲雰囲気気体の相対
的流れを示す。図1〜図5の構成と異なるのは傾斜面8
の傾斜方向が二方向とした点である。
について図面を参照しながら説明する。図6は本発明の
第二の実施例を示す回転装置の見取り図、図7及び図8
は回転装置の平面図である。図9及び図10は回転部材
1及び第一のハウジング4が矢印A方向及び矢印B方向
に回転した時における回転装置の周囲雰囲気気体の相対
的流れを示す。図1〜図5の構成と異なるのは傾斜面8
の傾斜方向が二方向とした点である。
【0015】上記のように構成された回転装置につい
て、以下その動作を図9及び図10を用いて説明する。
回転部材1及び第一のハウジング4が二方向に回転する
際にそれぞれ二回転方向に向かって傾斜面8を設けるこ
とにより回転部材の周囲雰囲気気体9はそれぞれ回転方
向に向かって設けられた傾斜面8に沿って相対的に流れ
る。ゆえに、第1の実施例と同様に第一のハウジング4
および回転部材1をスラスト軸受け5に押圧する力が発
生し、回転部材1とスラスト軸受け5とが衝撃的に接触
することによる振動や騒音を低減するとともにスラスト
軸受け3の信頼性を保つことができる。
て、以下その動作を図9及び図10を用いて説明する。
回転部材1及び第一のハウジング4が二方向に回転する
際にそれぞれ二回転方向に向かって傾斜面8を設けるこ
とにより回転部材の周囲雰囲気気体9はそれぞれ回転方
向に向かって設けられた傾斜面8に沿って相対的に流れ
る。ゆえに、第1の実施例と同様に第一のハウジング4
および回転部材1をスラスト軸受け5に押圧する力が発
生し、回転部材1とスラスト軸受け5とが衝撃的に接触
することによる振動や騒音を低減するとともにスラスト
軸受け3の信頼性を保つことができる。
【0016】なお、第1の実施例において傾斜面8の数
は4及び8としたがそれ以上設けてもよい。また、第2
の実施例において傾斜面8の数は4組及び8組としたが
それ以上でもよい。
は4及び8としたがそれ以上設けてもよい。また、第2
の実施例において傾斜面8の数は4組及び8組としたが
それ以上でもよい。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明は、回転装置の回転
部材と一体化した第一のハウジングにその回転方向に向
かって傾斜面を設けることにより、第一のハウジング及
び回転部材の回転中において周囲雰囲気気体が傾斜面を
相対的に流れることにより回転部材のスラスト軸受けへ
の押し圧力を発生させ、回転部材とスラスト軸受け面と
が衝撃的に接触することによる振動や騒音の発生を抑え
かつスラスト軸受けの信頼性を高めることができる優れ
た回転装置を実現できるものである。
部材と一体化した第一のハウジングにその回転方向に向
かって傾斜面を設けることにより、第一のハウジング及
び回転部材の回転中において周囲雰囲気気体が傾斜面を
相対的に流れることにより回転部材のスラスト軸受けへ
の押し圧力を発生させ、回転部材とスラスト軸受け面と
が衝撃的に接触することによる振動や騒音の発生を抑え
かつスラスト軸受けの信頼性を高めることができる優れ
た回転装置を実現できるものである。
【図1】本発明の第1の実施例における回転装置の見取
図
図
【図2】本発明の第1の実施例における回転装置の平面
図
図
【図3】本発明の第1の実施例における回転装置の平面
図
図
【図4】本発明の第1の実施例における回転装置の断面
図
図
【図5】本発明の第1の実施例における回転装置の側面
図
図
【図6】本発明の第2の実施例における回転装置の見取
図
図
【図7】本発明の第2の実施例における回転装置の平面
図
図
【図8】本発明の第2の実施例における回転装置の平面
図
図
【図9】本発明の第2の実施例における回転装置の側面
図
図
【図10】本発明の第2の実施例における回転装置の側
面図
面図
【図11】従来の回転装置の見取り図
【図12】従来の回転装置の断面図
1 回転部材 3 スラスト軸受け 8 傾斜面
Claims (1)
- 【請求項1】 回転する回転部材と、前記回転部材を径
方向に支持するラジアル軸受け及び回転軸方向の一方に
係止するスラスト軸受けと、前記回転部材と一体化した
第一のハウジングと、前記ラジアル軸受け及び前記スラ
スト軸受けを収納した第二のハウジングとを備え、前記
第一のハウジングの表面の内、回転軸に略垂直でありか
つ前記スラスト軸受けによる係止方向と逆の面に、周方
向に傾きその回転により気流を起こす傾斜面を備えたこ
とを特徴とする回転装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24303992A JP3206134B2 (ja) | 1992-09-11 | 1992-09-11 | 回転装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24303992A JP3206134B2 (ja) | 1992-09-11 | 1992-09-11 | 回転装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0694026A JPH0694026A (ja) | 1994-04-05 |
JP3206134B2 true JP3206134B2 (ja) | 2001-09-04 |
Family
ID=17097933
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24303992A Expired - Fee Related JP3206134B2 (ja) | 1992-09-11 | 1992-09-11 | 回転装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3206134B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5984174A (en) * | 1995-10-20 | 1999-11-16 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Method of printing bar codes on pieces to deliver, and method and system for encoding and decoding bar codes |
JP5968399B2 (ja) * | 2014-10-31 | 2016-08-10 | 三菱重工業株式会社 | 回転軸の軸受方法及び装置 |
-
1992
- 1992-09-11 JP JP24303992A patent/JP3206134B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0694026A (ja) | 1994-04-05 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |