JP5968399B2 - 回転軸の軸受方法及び装置 - Google Patents

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Description

本発明は、フローティング軸受を用いた高速回転軸、例えば、ターボチャージャの回転軸等で、振動及び振動に起因した騒音を低減可能な軸受方法及び装置に関する。
高速回転軸を備えた装置のうち、小型のターボチャージャは、高速回転、軽荷重の回転軸系であるため、振動が発生しやすく、発生した振動によって生じる騒音の問題がある。回転軸が高速回転するほど、振動が大きくなり、騒音が発生しやすい。ターボチャージャの回転軸の軸受装置として、フローティング軸受と転がり軸受とがある。このうち、フローティング軸受は、回転軸を支承する軸受ブッシュを浮動させ、軸受ブッシュの内周面側及び外周面側に油膜を形成し、軸受ブッシュが回転軸と連れ回りする方式の軸受装置である。
回転軸と軸受ブッシュとの間に油膜があると、油膜のダンピング効果により軸受ブッシュに伝わる回転軸の振動を減衰できる。回転軸と軸受ブッシュ間に回転速度に差があると、油膜により回転軸及び軸受ブッシュ間に剪断抵抗が生じる。フローティング軸受では、軸受ブッシュを連れ回りさせることにより、回転軸と軸受ブッシュとの相対回転速度を低減でき、回転軸に対する軸受ブッシュの剪断抵抗を低減できる。そのため、フローティング軸受は、ターボチャージャの動力損失を低減できると共に、回転軸の振れ回り振動を吸収する能力が高い。しかし、軸受ブッシュの回転速度が大きくなると、軸受ブッシュが油膜圧により自励振動を起し、依然として騒音問題が起こる。
特許文献1〜3には、かかるフローティング軸受を備えたターボチャージャの構成が開示されている。以下、ターボチャージャの一般的な構成を、特許文献3に開示された構成例を参照して説明する。図8において、排気タービン102とコンプレッサ104とはタービン軸106を介して一体に結合されている。タービン軸106は、中央寄りの2箇所を軸受ハウジング108内に収容された排気タービン側フローティング軸受110及びコンプレッサ側フローティング軸受112で回転自在に支承されている。なお、コンプレッサ側ハウジング及び排気タービン側ハウジングは、図示を省略されている。
ターボチャージャ100においては、排気タービン102に加わる中心軸線C方向のスラスト力と、コンプレッサ104に加わるスラスト力との差であるスラスト荷重Sが、図の右方(排気タービン102側)に向けてタービン軸12に加わる。スラスト軸受114は、内周をタービン軸106に固定された排気タービン側スラストカラー116及びコンプレッサ側スラストカラー118とで挟持されている。スラスト軸受114は、タービン軸106と共に回転しながら、軸受ハウジング108に摺接してスラスト荷重Sを支承している。タービン軸106は、中心軸線Cを中心にして回転する。
軸受ハウジング108に給油通路120、122及び124が穿設されており、これら給油通路を介して排気タービン側フローティング軸受110及びコンプレッサ側フローティング軸受112に潤滑油が供給される。また、排気タービン側フローティング軸受110及びコンプレッサ側フローティング軸受112には、夫々半径方向に向けて複数の給油孔126及び128が穿設されている。これによって、排気タービン側フローティング軸受110又はコンプレッサ側フローティング軸受112の内周面とタービン軸106の外周面との間、及び排気タービン側フローティング軸受110又はコンプレッサ側フローティング軸受112の外周面と軸受ハウジング108の内周面との間に、潤滑油が供給される。
排気タービン側で、軸受ハウジング108の内周面に刻設されたリング状の溝に、リング状の止め輪130が嵌入固定されている。排気タービン側フローティング軸受110は、排気タービン102のボス部102aと、止め輪130とに挟まれて、タービン軸方向の移動が規制される。同様に、コンプレッサ側で、軸受ハウジング108の内周面に刻設されたリング状の溝にリング状の止め輪130が嵌入固定されている。コンプレッサ側フローティング軸受112は、止め輪132とコンプレッサ側スラストカラー118とに挟まれて、タービン軸方向の移動が規制される。
かかる構成において、タービン軸106が回転すると、油膜圧により排気タービン側フローティング軸受110及びコンプレッサ側フローティング軸受112が、これらの内外周側に満たされた潤滑油から剪断力を受け、タービン軸106より低回転でタービン軸106と共に連れ回りする。これらフローティング軸受の回転により、潤滑油の流れが促進されると共に、タービン軸106との相対回転速度を低減できる。相対回転速度を低減できるので、タービン軸106に対するこれらフローティング軸受の剪断抵抗を低減でき、ターボチャージャの動力損失を低減できると共に、回転軸の振れ回り振動を吸収できる。
フローティング軸受は、図8に示すように、通常、排気タービン側とコンプレッサ側とに夫々設けられる。特許文献1〜3のうち、特許文献1及び2は、ターボチャージャの振動を低減し、これによって発生する騒音を低減する手段を開示している。
特許文献1に開示された騒音低減手段は、コンプレッサより重量が大きい排気タービン側に配設されたフローティング軸受で、油膜の自励振動が大きくなることに着目し、排気タービン側フローティング軸受で回転を規制する回転止め部材を設けたセミ・フローティング軸受構造とする。これによって、排気タービン側フローティング軸受の油膜の自励振動を抑制し、騒音の発生を抑制する。回転が規制されることによって、給油量が低減するため、排気タービン側フローティング軸受では発熱量が大きくなるが、排気タービン側フローティング軸受に給油する給油通路の断面積をコンプレッサ側より大きくすることによって、給油量を確保し、冷却効果を高めるようにしている。
特許文献2に開示された騒音低減手段は、コンプレッサ側フローティング軸受を収容する部分のハウジングの内径と、排気タービン側フローティング軸受を収容する部分のハウジングの内径とを異ならせ、これら内径の差に対応するように、コンプレッサ側フローティング軸受の外径と、排気タービン側フローティング軸受の外径とを異なる外径とする。これによって、コンプレッサ側フローティング軸受と排気タービン側フローティング軸受との固有振動数に差異を生じさせ、両者を異なる挙動で振動させ、ターボチャージャの振動モードを円筒振動モードから円錐振動モードに変えるようにすることで、回転軸の振動を抑制するようにしている。
特開2007−285252号公報 特開2008−291810号公報 特開2009−197772号公報
特許文献1及び特許文献2に開示された騒音低減手段は、いずれもターボチャージャの内部構成の大掛かりな変更を必要とする。また、特許文献1に開示された騒音低減手段は、従来公知のセミ・フローティング軸受を採用したに留まるので、騒音低減効果をそれほど期待できない。また、特許文献2に開示された騒音低減手段でもターボチャージャの振動モードに変えることで、回転軸の振動を抑制しているが、振動そのものの発生をなくすことができず、騒音低減効果をそれほど期待できない。
本発明は、かかる従来技術の課題に鑑み、簡易かつ低コストな手段で、ターボチャージャの振動及び振動に起因した騒音の低減効果を向上させることを目的とする。
かかる目的を達成するため、本発明の回転軸の軸受方法は、回転軸との間に油膜が形成され、該回転軸と連れ回りするフローティング軸受によって回転軸を支持する軸受方法において、フローティング軸受に対して回転軸の軸方向に向う作用力を発生させ、フローティング軸受の回転軸方向移動を規制する移動規制部材の側面に対し、該側面に相対するように配置されたフローティング軸受の側面を押し付ける押付工程と、該規制部材及びフローティング軸受の側面間に発生する摩擦力によってフローティング軸受の回転速度を低減させ、フローティング軸受の振動を抑制させる振動抑制工程と、からなるものである。
フローティング軸受の回転速度が大きいと、フローティング軸受の自励振動が発生しやすいため、本発明方法では、フローティング軸受に対して回転軸の軸方向に向う作用力を発生させ、フローティング軸受及び移動規制部材の側面同士を摺接させ、側面同士で摩擦させる。これによって、フローティング軸受の回転速度の低減効果を高め、フローティング軸受の自励振動を抑制できる。そのため、回転軸の振動及びフローティング軸受の振動に起因した騒音を大幅に低減できる。しかも、フローティング軸受に対して回転軸の軸方向に向う作用力を発生させるだけの簡易かつ低コストな手段で実現できる。
本発明方法において、前記作用力は、ハウジングに穿設されフローティング軸受の外周面に向かって開口し、フローティング軸受の一方の側面寄りに偏在した給油口から潤滑油を供給し、フローティング軸受の外周面にフローティング軸受の両側面に作用する潤滑油の油圧に差をもたせることによって発生されるものであるとよい。これによって、ハウジングに穿設される給油孔の開口の位置を変えるだけの簡単な手段で、ターボチャージャの振動及び騒音を低減できる。
本発明方法において、前記作用力は、フローティング軸受と移動規制部材とが相対する一方の側面において、相対する側面の少なくとも一方に設けられくさび効果をもつ油膜圧発生用凹部に流入した潤滑油によって発生するものであるとよい。これによって、フローティング軸受と移動規制部材との相対する側面に、油膜圧発生用凹部を設けるだけの簡単な手段で、ターボチャージャの振動及び騒音を低減できる。
本発明方法において、前記作用力は、フローティング軸受の一側方に設けられた移動規制部材に具備された弾性力発生機能で、フローティング軸受に弾性力を付加させることによって発生されるものであるとよい。これによって、フローティング軸受の他の側方に向う作用力を発生できる。この手段では、別途新たな部材又は機器類を付加する必要がなく、簡易な手段で、ターボチャージャの振動及び騒音を低減できる。
また、前記本発明方法の実施に直接使用可能な本発明の回転軸の軸受装置は、回転軸との間に油膜が形成され、該回転軸と連れ回りするフローティング軸受を備えた回転軸の軸受装置において、フローティング軸受の回転軸方向両側に設けられ、フローティング軸受の回転軸方向移動を規制する移動規制部材と、フローティング軸受に対して回転軸の軸方向に向う作用力を発生させる作用力発生手段と、を備え、移動規制部材及びフローティング軸受の側面同士が相対するように配置され、作用力発生手段によって一方の移動規制部材の側面にフローティング軸受の側面を押し付け、該移動規制部材とフローティング軸受との間に発生する摩擦力によってフローティング軸受の回転速度を低減するように構成したものである。
本発明装置では、前記作用力発生手段によって、フローティング軸受に対して回転軸の軸方向に向う作用力を発生させ、フローティング軸受及び移動規制部材の側面同士を摺接させ、側面同士で摩擦させる。これによって、効果的にフローティング軸受の回転速度を低減させ、フローティング軸受の自励振動を抑制できる。そのため、回転軸の振動及びフローティング軸受の振動に起因した騒音を大幅に低減できる。しかも、別途新たな部材又は機器類を付設する必要がなく、簡易かつ低コストで実現できる。
本発明装置において、前記作用力発生手段が、ハウジングに穿設されフローティング軸受の外周面に向かって開口する給油口をフローティング軸受の一方の側面寄りに偏在させ、該給油口から潤滑油を供給し、フローティング軸受の回転軸の軸方向両端に作用する潤滑油の油圧に差をもたせるようにしたものであるとよい。これによって、前記給油口の位置を変えるだけの簡単な手段で、ターボチャージャの振動及び騒音を低減できる。
本発明装置において、前記作用力発生手段が、フローティング軸受と移動規制部材とが相対する一方の側面において、相対する側面の少なくとも一方に設けられくさび効果をもつ油膜圧発生用凹部であって、該油膜圧発生用凹部に流入した潤滑油によって前記作用力が発生するものであるとよい。これによって、これによって、フローティング軸受と移動規制部材との相対する側面に、油膜圧発生用凹部を設けるだけの簡単な手段で、ターボチャージャの振動及び騒音を低減できる。
本発明装置において、前記作用力発生手段が、一方の移動規制部材がフローティング軸受に対して弾性力を付与する弾性力付与機構を備え、該移動規制部材でフローティング軸受に弾性力を付加させるものであるとよい。これによって、フローティング軸受の他の側方に向う作用力を発生できる。このように、簡易な手段で、ターボチャージャの振動及び騒音を低減できる。
本発明装置において、互いに押し付け合う移動規制部材及びフローティング軸受の側面を形成する部位を耐摩耗性材で構成するか、又は該側面に耐摩耗性の表面層を形成するとよい。これによって、移動規制部材及びフローティング軸受の互いに摺接し合う側面の摩耗を低減し、フローティング軸受を長寿命化できる。
本発明方法によれば、回転軸との間に油膜が形成され、該回転軸と連れ回りするフローティング軸受によって回転軸を支持する軸受方法において、フローティング軸受に対して回転軸の軸方向に向う作用力を発生させ、フローティング軸受の回転軸方向移動を規制する移動規制部材の側面に対し、該側面に相対するように配置されたフローティング軸受の側面を押し付ける押付工程と、該規制部材及びフローティング軸受の側面間に発生する摩擦力によってフローティング軸受の回転速度を低減させ、フローティング軸受の振動を抑制させる振動抑制工程と、からなるので、フローティング軸受の回転速度の低減効果を高め、フローティング軸受の自励振動を抑制できる。そのため、回転軸の振動及びフローティング軸受の振動に起因した騒音を大幅に低減でき、しかも、簡易かつ低コストな手段で実現できる。
また、本発明装置によれば、回転軸との間に油膜が形成され、該回転軸と連れ回りするフローティング軸受を備えた回転軸の軸受装置において、フローティング軸受の回転軸方向両側に設けられ、フローティング軸受の回転軸方向移動を規制する移動規制部材と、フローティング軸受に対して回転軸の軸方向に向う作用力を発生させる作用力発生手段と、を備え、移動規制部材及びフローティング軸受の側面同士が相対するように配置され、作用力発生手段によって一方の移動規制部材の側面にフローティング軸受の側面を押し付け、該移動規制部材とフローティング軸受との間に発生する摩擦力によってフローティング軸受の回転速度を低減するように構成したので、前記本発明方法の同様の作用効果を得ることができる。
本発明方法及び装置の第1実施形態に係るフローティング軸受の正面視断面図である。 本発明方法及び装置の第2実施形態に係るフローティング軸受の正面視断面図である。 前記第2実施形態に係る軸受ブッシュの正面図である。 図3中のA−A線に沿う断面及び油圧分布を示す説明図である。 図4に相当する別な断面構成を示す説明図である。 本発明方法及び装置の第3実施形態に係るフローティング軸受の正面視断面図である。 図6のフローティング軸受を構成するバネ部材の斜視図である。 ターボチャージャの一般的な構成例を示す正面視断面図である。
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではない。
(実施形態1)
本発明の装置の第1実施形態を図1に基づいて説明する。図1に示すターボチャージャ10Aにおいて、タービン軸12の外周面12aと軸受ハウジング14の内周面14aとの間に、フローティング軸受16が配置されている。フローティング軸受16は、図8に示すように、排気タービン側及びコンプレッサ側に2個配設されるが、本実施形態では、排気タービン側に配設されたものとする。フローティング軸受16は、短軸円筒円筒形状をなし、その内周面16aが隙間をもってタービン軸12の外周面12aに対面し、その外周面16bが同じく隙間をもって軸受ハウジング14の内周面14aに対面している。フローティング軸受16の両側面16c及び16dは、互いに平行な平坦面をなす。
フローティング軸受16には、半径方向に向けられ、内周面16a及び外周面16bに貫通する給油孔18が周方向に複数穿設されている。フローティング軸受16の両側には、円盤形状の止め輪20a及び20bが軸受ハウジング14に刻設された凹溝に嵌入固定されている。止め輪20aの側面22aは、隙間をあけてフローティング軸受16の右側面16cに対面し、止め輪20bの側面22bは、フローティング軸受16の左側面16dに隙間をあけて対面している。軸受ハウジング14には、潤滑油を軸受ハウジング14の内側隙間に供給する給油孔24が穿設されている。軸受ハウジング14に設けられた給油孔24の開口24aは、止め輪20aの内側近傍に配置されている。
かかる構成において、給油孔24から潤滑油が供給され、潤滑油が軸受ハウジング14の内周面14aとフローティング軸受16の外周面16bとの間に供給される。潤滑油の一部は、給油孔18を通ってフローティング軸受16の内周面16aとタービン軸12の外周面12aとの間に供給される。この状態でタービン軸12が中心軸線Cを中心として矢印a方向に高速回転する。軸受ハウジング14とフローティング軸受16との間、及びフローティング軸受16とタービン軸12との間には油膜が形成されている。タービン軸12が回転すると、油膜の剪断力がフローティング軸受16に作用し、フローティング軸受16がタービン軸12より遅い回転速度でタービン軸12と同方向(矢印a方向)に連れ回りする。
給油孔24から止め輪20aの内側近傍に供給された潤滑油は、止め輪20aと側面16c間の隙間、及び側面16dと止め輪20b間の隙間に流れ込む。開口24aが止め輪20aの近傍に配置されているので、前者の隙間で後者の隙間より高い油圧を発生する。その圧力差により、フローティング軸受16に、中心軸線Cと平行な矢印方向の作用力Fが働く。この作用力Fによってフローティング軸受16は止め輪20b側に押され、フローティング軸受16の側面16dが止め輪20bの側面22bに押圧する。
これによって、側面16d及び側面22b間に摩擦力が働き、フローティング軸受16の回転速度が低減する。なお、通常、フローティング軸受16は耐摩耗性が良い銅合金製であり、止め輪20a、20bは鋼製である。側面16d及び側面22bにさらに耐摩耗性が良い表面処理、例えば、DLC(ダイヤモンドライクカーボン)コーティング処理等を施せば、これら側面の摩耗を抑え、フローティング軸受16及び止め輪20bの長寿命化を達成できる。
このように、フローティング軸受16の回転速度を低減することで、フローティング軸受16の自励振動を抑制できる。これによって、ターボチャージャ10Aの振動及び振動に起因した騒音を大幅に低減できる。また、既設のターボチャージャ10Aと比べて、給油孔24の配置を変えるだけの簡易な低コストな手段でこれを達成でき、新たな部材や機器類の設置を要しない。
(実施形態2)
次に、本発明装置の第2実施形態を図2〜図5により説明する。図2に示すターボチャージャ10Bは、軸受ハウジング14に設けられた給油孔30の開口30aを、フローティング軸受16の給油孔18の開口に対面した位置に配置している。即ち、給油孔24の開口24aをフローティング軸受16の中央に位置させている。この配置は従来のターボチャージャと同一である。
また、本実施形態では、図3及び図4に示すように、フローティング軸受16の側面16cに、周方向に複数(5個)の凹溝32を刻設している。各凹溝32間には、凹溝32以外の側面16cと同一高さをなすランド部34が形成されている。凹溝32の断面形状は、フローティング軸受16の回転方向(矢印a方向)上流側に向かって、底面が浅くなるテーパ面32aを形成している。一方、側面16dは、従来のままの平坦面となっている。本実施形態のその他の構成は、前記第1実施形態と同一であり、同一の構成には同一の符号を付している。
本実施形態では、フローティング軸受16の側面16cに凹溝32を形成しているため、凹溝32に流入した潤滑油rは、破線で示す矢印方向に向い、テーパ面32aを流れてランド部34に至る。その間に潤滑油rはくさび作用で流体動圧を発生して、油膜圧Pを高める。そのため、側面16d側と比べて油膜圧が大きくなり、側面16d側との間で油圧の差が生じる。その圧力差により、フローティング軸受16に、中心軸線Cと平行な矢印方向の作用力Fが働く。この作用力Fによってフローティング軸受16は止め輪20b側に押され、フローティング軸受16の側面16dが止め輪20bの側面22bに押圧する。
これによって、側面16d及び側面22b間に摩擦力が働き、フローティング軸受16の回転速度が低減し、ターボチャージャ10Bの振動及び騒音を低減できる。
本実施形態によれば、フローティング軸受16の一方の側面16cのみに凹溝32を設けただけの簡単かつ低コストな手段で、ターボチャージャ10Bの振動及び騒音を低減できる。
図5は、フローティング軸受16の側面16cに設けられた凹溝の別な構成例を示す。この凹溝36は、底面が段差面36aを形成している。フローティング軸受16が矢印a方向に回転すると、潤滑油rは段差の深いほうから浅いほうへ流れ、絞り膜効果で流体動圧を発生して、油膜圧Pを高める。そのため、側面16d側との間で油圧の差が発生し、その圧力差により、フローティング軸受16に、中心軸線Cと平行な矢印方向の力Fが働く。
(実施形態3)
次に、本発明方法及び装置の第3実施形態を図6及び図7により説明する。本実施形態のターボチャージャ10Cは、一方の止め輪20aを図7に示すリング形状のバネ部材40で構成されている。バネ部材40は、四角断面を有し、端面40a及び40bが段差をもって対接するように形成され、これによって、弾性力をもつことができる。そして、バネ部材40の弾性力をフローティング軸受16に付加できるように、バネ部材40がフローティング軸受16の側面16cの近傍に配置されている。その他の構成は第2実施形態と同一である。
本実施形態によれば、バネ部材40の弾性力でフローティング軸受16の両側面16c、16d間に圧力差が発生する。この圧力差によってフローティング軸受16の側面16dが止め輪20bの側面22bに押圧される。これによって、側面16d及び側面22b間に摩擦力が働き、フローティング軸受16の回転速度が低減し、ターボチャージャ10Cの振動及び騒音を低減できる。
また、止め輪20aをバネ部材40で構成しただけの簡単かつ低コストな手段で、ターボチャージャ10Cの振動及び騒音を低減できる。
なお、前記第1〜第3実施形態で用いた各騒音低減手段は、適宜組み合わせて用いることができる。これによって、振動及び騒音の低減効果を一層高めることができる。
本発明によれば、簡易かつ低コストな手段で、ターボチャージャの振動及び騒音を低減できる。
10A、10B、10C、100 ターボチャージャ
12、106 タービン軸(回転軸)
12a、16b 外周面
14、108 軸受ハウジング
14a、16a 内周面
16 フローティング軸受
16c、16d、22a、22b 側面
18、24、30、126、128 給油孔
20a、20b、130、132 止め輪
24a、30a 開口
32、36 凹溝
32a テーパ面
36a 段差面
38 ランド部
40 バネ部材
40a、40b 端面
102 排気タービン
102a ボス部
104 コンプレッサ
110 排気タービン側フローティング軸受
112 コンプレッサ側フローティング軸受
114 スラスト軸受
116 排気タービン側スラストカラー
118 コンプレッサ側スラストカラー
120、122、124 給油通路
C 中心軸線
F 作用力
a 回転方向
r 潤滑油

Claims (5)

  1. 回転軸との間に油膜が形成され、該回転軸と連れ回りするフローティング軸受によって回転軸を支持する軸受方法において、
    フローティング軸受に対して回転軸の軸方向に向う作用力を発生させ、フローティング軸受の回転軸方向両側の移動を規制する一対の移動規制部材の内の一方の移動規制部材の側面に対し、該側面に相対するように配置されたフローティング軸受の一側の側面を押し付ける押付工程と、
    該一方の移動規制部材の側面及び前記フローティング軸受の一側の側面の間に発生する摩擦力によってフローティング軸受の回転速度を低減させ、フローティング軸受の振動を抑制させる振動抑制工程と、からなり、
    前記作用力は、前記フローティング軸受の一側の側面ではなく、前記フローティング軸受の他側の側面に設けられた油膜圧発生用凹部に流入した潤滑油によって発生するものであり、
    前記油圧発生用凹部は周方向に形成された複数の凹溝からなり、各凹溝の間には凹溝以外の側面と同一高さをなすランド部が形成されており、
    前記凹溝の底面には、前記フローティング軸受の回転方向上流側に向かって底面が浅くなるテーパ面が形成されていることを特徴とする回転軸の軸受方法。
  2. 回転軸との間に油膜が形成され、該回転軸と連れ回りするフローティング軸受によって回転軸を支持する軸受方法において、
    フローティング軸受に対して回転軸の軸方向に向う作用力を発生させ、フローティング軸受の回転軸方向両側の移動を規制する一対の移動規制部材の内の一方の移動規制部材の側面に対し、該側面に相対するように配置されたフローティング軸受の一側の側面を押し付ける押付工程と、
    該一方の移動規制部材の側面及び前記フローティング軸受の一側の側面の間に発生する摩擦力によってフローティング軸受の回転速度を低減させ、フローティング軸受の振動を抑制させる振動抑制工程と、からなり、
    前記作用力は、前記フローティング軸受の一側の側面ではなく、前記フローティング軸受の他側の側面に設けられた油膜圧発生用凹部に流入した潤滑油によって発生するものであり、
    前記油圧発生用凹部は周方向に形成された複数の凹溝からなり、各凹溝の間には凹溝以外の側面と同一高さをなすランド部が形成されており、
    前記凹溝の底面には、前記フローティング軸受の回転方向上流側に第1段差面が形成され、該第1段差面よりも回転方向下流側に前記第1段差面よりも段差が深い第2段差面が形成されていることを特徴とする回転軸の軸受方法。
  3. 回転軸との間に油膜が形成され、該回転軸と連れ回りするフローティング軸受を備えた回転軸の軸受装置において、
    フローティング軸受の回転軸方向両側に夫々設けられ、フローティング軸受の回転軸方向移動を規制する一対の移動規制部材と、
    フローティング軸受に対して回転軸の軸方向に向う作用力を発生させる作用力発生手段と、を備え、
    前記一対の移動規制部材及びフローティング軸受の回転軸方向両側の側面同士が夫々相対するように配置され、前記作用力発生手段によって前記一対の移動規制部材の内の一方の移動規制部材の側面にフローティング軸受の一側の側面を押し付けるように構成し、
    前記作用力発生手段が、前記フローティング軸受の一側の側面ではなく、前記フローティング軸受の他側の側面に設けられた油膜圧発生用凹部であって、該油膜圧発生用凹部に流入した潤滑油によって前記作用力が発生するものであり、
    前記油圧発生用凹部は周方向に形成された複数の凹溝からなり、各凹溝の間には凹溝以外の側面と同一高さをなすランド部が形成されており、
    前記凹溝の底面には、前記フローティング軸受の回転方向上流側に向かって底面が浅くなるテーパ面が形成されていることを特徴とする回転軸の軸受装置。
  4. 回転軸との間に油膜が形成され、該回転軸と連れ回りするフローティング軸受を備えた回転軸の軸受装置において、
    フローティング軸受の回転軸方向両側に夫々設けられ、フローティング軸受の回転軸方向移動を規制する一対の移動規制部材と、
    フローティング軸受に対して回転軸の軸方向に向う作用力を発生させる作用力発生手段と、を備え、
    前記一対の移動規制部材及びフローティング軸受の回転軸方向両側の側面同士が夫々相対するように配置され、前記作用力発生手段によって前記一対の移動規制部材の内の一方の移動規制部材の側面にフローティング軸受の一側の側面を押し付けるように構成し、
    前記作用力発生手段が、前記フローティング軸受の一側の側面ではなく、前記フローティング軸受の他側の側面に設けられた油膜圧発生用凹部であって、該油膜圧発生用凹部に流入した潤滑油によって前記作用力が発生するものであり、
    前記油圧発生用凹部は周方向に形成された複数の凹溝からなり、各凹溝の間には凹溝以外の側面と同一高さをなすランド部が形成されており、
    前記凹溝の底面には、前記フローティング軸受の回転方向上流側に第1段差面が形成され、該第1段差面よりも回転方向下流側に前記第1段差面よりも段差が深い第2段差面が形成されていることを特徴とする回転軸の軸受装置。
  5. 互いに押し付け合う移動規制部材及びフローティング軸受の側面を形成する部位を耐摩耗性材で構成するか、又は該側面に耐摩耗性の表面層を形成したことを特徴とする請求項3又は4に記載の回転軸の軸受装置。
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