JP2011153668A - 軸受装置 - Google Patents

軸受装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011153668A
JP2011153668A JP2010015719A JP2010015719A JP2011153668A JP 2011153668 A JP2011153668 A JP 2011153668A JP 2010015719 A JP2010015719 A JP 2010015719A JP 2010015719 A JP2010015719 A JP 2010015719A JP 2011153668 A JP2011153668 A JP 2011153668A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
full floating
bearing
peripheral surface
floating bearing
inner peripheral
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010015719A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Igarashi
修 五十嵐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2010015719A priority Critical patent/JP2011153668A/ja
Publication of JP2011153668A publication Critical patent/JP2011153668A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C17/00Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement
    • F16C17/12Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement characterised by features not related to the direction of the load
    • F16C17/18Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement characterised by features not related to the direction of the load with floating brasses or brushing, rotatable at a reduced speed
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C17/00Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement
    • F16C17/02Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement for radial load only
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/02Parts of sliding-contact bearings
    • F16C33/04Brasses; Bushes; Linings
    • F16C33/06Sliding surface mainly made of metal
    • F16C33/10Construction relative to lubrication
    • F16C33/1025Construction relative to lubrication with liquid, e.g. oil, as lubricant
    • F16C33/106Details of distribution or circulation inside the bearings, e.g. details of the bearing surfaces to affect flow or pressure of the liquid
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/02Parts of sliding-contact bearings
    • F16C33/04Brasses; Bushes; Linings
    • F16C33/06Sliding surface mainly made of metal
    • F16C33/12Structural composition; Use of special materials or surface treatments, e.g. for rust-proofing
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C17/00Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement
    • F16C17/26Systems consisting of a plurality of sliding-contact bearings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2360/00Engines or pumps
    • F16C2360/23Gas turbine engines
    • F16C2360/24Turbochargers

Abstract

【課題】回転軸をフルフローティングベアリングにて支持する軸受装置において、2つフルフローティングベアリングの内径側クリアランスの差に頼ることなく、ホワール振動を抑制する。
【解決手段】一方のフルフローティングベアリング11が他方のフルフローティングベアリング12よりもタービン軸20から潤滑油を介してトルク伝達を受け易いように、前記一方のフルフローティングベアリング11の内周面112の表面粗さが前記他方のフルフローティングベアリング12の内周面122の表面粗さより粗くなっている。また、前記一方のフルフローティングベアリング11の外周面113の表面粗さが前記他方のフルフローティングベアリング12の外周面123の表面粗さより細かくなっている。
【選択図】図2

Description

本発明は、過給機などの回転機に用いられる軸受装置に関する。特に、ホワール振動などの自励振動の発生を抑制する軸受装置に関する。
従来より、内燃機関のターボチャージャのタービン軸をベアリングハウジング内で支持する軸受として、全浮動型の軸受(フルフローティングベアリング)が採用されている(例えば、特許文献1,2参照)。
このフルフローティングベアリングは、タービン軸およびベアリングハウジングの双方に対して相対回転自在に設けられ、それらに対して潤滑油を介して非接触状態で回転するようになっている。
タービン軸の軸受としてフルフローティングベアリングが用いられる場合、通常、一対のフルフローティングベアリングが軸方向に間隔をおいて設けられる。この場合、2つのフルフローティングベアリングが同じ速度で回転すると、タービン軸が回転しながら円筒を描くように振れ回るホワール振動が発生する可能性が高くなる。このホワール振動が発生すると聴感上問題となる周波数で騒音が発生する。
上記ホワール振動の発生を抑制するために、特許文献1に開示された軸受構造では、タービン側のフルフローティングベアリングの内径側クリアランスと、コンプレッサ側のフルフローティングベアリングの内径側クリアランスとに差を設けている。その結果、2つのフルフローティングベアリングの回転速度が相違し、ホワール振動の発生が抑制されるようになっている。
なお、特許文献2には、ホワール振動の発生を抑制するために、タービン側のフルフローティングベアリングに供給する油圧とコンプレッサ側のフルフローティングベアリングに供給する油圧とを相違させる制御が開示されている。また、特許文献3には、単体の軸受に発生するホワール振動を防止するために、シャフトの外周面やスリーブの内周面にスクラッチ状溝を設けることが開示されている。
特開2006−177487号公報 特開2007−100644号公報 国際公開第WO01/018413号
しかしながら、特許文献1に開示されているように、2つのフルフローティングベアリングの内径側クリアランスを相違させてホワール振動を抑制する場合、2つのフルフローティングベアリングの内径寸法を、数μ単位の精度で加工することが必要となる。このため、フルフローティングベアリングの製造過程で数μ範囲の内径寸法公差に適合しない不良品が発生し易くなり、製造上の歩留まりが悪化し易くなるという問題がある。
本発明はかかる問題に鑑みて創案されたものであり、回転軸をフルフローティングベアリングにて支持する軸受装置において、2つフルフローティングベアリングの内径側クリアランスの差に頼ることなく、ホワール振動を抑制することが可能な軸受装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための手段として、本発明の軸受装置は、以下のように構成されている。
すなわち、本発明の軸受装置は、ベアリングハウジング内でロータ軸を支持し、前記ベアリングハウジングおよび前記ロータ軸の双方に対してオイルを介して相対回転自在に設けられた一対のフルフローティングベアリングを備えるものを前提とし、一方のフルフローティングベアリングが他方のフルフローティングベアリングよりも前記ロータ軸からオイルを介してトルク伝達を受け易いように、両フルフローティングベアリングの内周面の表面状態が相違していることを特徴としている。
かかる構成を備える軸受装置によれば、一方のフルフローティングベアリングが他方のフルフローティングベアリングよりもロータ軸からオイルを介してトルク伝達を受け易いため、他の条件に差がなければ、前記一方のフルフローティングベアリングは前記他方のフルフローティングベアリングよりも高速で回転し易くなる。その結果、ホワール振動は発生し難くなる。
例えば、前記表面状態の相違は、前記一方のフルフローティングベアリングの内周面の表面粗さが前記他方のフルフローティングベアリングの内周面の表面粗さより粗くなっていることである。
この軸受装置では、フルフローティングベアリングの内周面の表面粗さが粗いほど内周面の表面積が増加し、オイルに対する流体摩擦抵抗も増加するため、フルフローティングベアリングはオイルを介してロータ軸のトルク伝達を受け易くなる。
また、例えば、両フルフローティングベアリングの内周面には、多数の筋目が設けられており、前記表面状態の相違は、前記一方のフルフローティングベアリングの内周面の筋目の本数が前記他方のフルフローティングベアリングの内周面の筋目の本数より多くなっていることである。
この軸受装置では、フルフローティングベアリングの内周面の筋目が多いほど内周面の表面積が増加し、オイルに対する流体摩擦抵抗も増加するため、オイルを介してロータ軸のトルク伝達を受け易くなる。
また、例えば、前記表面状態の相違は、前記一方のフルフローティングベアリングの内周面に多数の筋目が設けられているのに対し、前記他方のフルフローティングベアリングの内周面には前記筋目が設けられていないことである。
この軸受装置では、フルフローティングベアリングの内周面に筋目が設けられている方が、筋目が設けられていない場合と比較して内周面の表面積が多くなり、オイルに対する流体摩擦抵抗が増加するため、オイルを介してロータ軸のトルク伝達を受け易くなる。
また、例えば、両フルフローティングベアリングの内周面には、ローレット目が設けられており、前記表面状態の相違は、前記一方のフルフローティングベアリングの内周面のローレット目が前記他方のフルフローティングベアリングの内周面のローレット目のより密になっていることである。
この軸受装置では、フルフローティングベアリングの内周面のローレット目が密であるほど内周面の表面積が増加し、オイルに対する流体摩擦抵抗も増加するため、オイルを介してロータ軸のトルク伝達を受け易くなる。
また、例えば、前記表面状態の相違は、前記一方のフルフローティングベアリングの内周面にローレット目が設けられているのに対し、前記他方のフルフローティングベアリングの内周面には前記ローレット目が設けられていないことである。
この軸受装置では、フルフローティングベアリングの内周面にローレット目が設けられている方が、ローレット目が設けられていない場合と比較して内周面の表面積が多くなり、オイルに対する流体摩擦抵抗が増加するため、オイルを介してロータ軸のトルク伝達を受け易くなる。
また、本発明の軸受装置は、ベアリングハウジング内でロータ軸を支持し、前記ベアリングハウジングおよび前記ロータ軸の双方に対してオイルを介して相対回転自在に設けられた一対のフルフローティングベアリングを備えるものを前提とし、一方のフルフローティングベアリングが他方のフルフローティングベアリングよりも前記ベアリングハウジングからオイルを介して回転抵抗を受け難いように、両フルフローティングベアリングの外周面の表面状態が相違していることを特徴とするものであってもよい。
かかる構成を備える軸受装置によれば、一方のフルフローティングベアリングが他方のフルフローティングベアリングよりもベアリングハウジングからオイルを介して回転抵抗を受け難いため、他の条件に差がなければ、前記一方のフルフローティングベアリングは前記他方のフルフローティングベアリングよりも高速で回転し易くなる。その結果、ホワール振動は発生し難くなる。
例えば、前記表面状態の相違は、前記一方のフルフローティングベアリングの外周面の表面粗さが前記他方のフルフローティングベアリングの外周面の表面粗さより細かくなっていることである。
この軸受装置では、フルフローティングベアリングの外周面の表面粗さが細かいほど外周面の表面積が減少してオイルに対する流体摩擦抵抗も減少するため、ベアリングハウジングからオイルを介して回転抵抗を受け難くなる。
また、例えば、両フルフローティングベアリングの外周面には、多数の筋目が設けられており、前記表面状態の相違は、前記一方のフルフローティングベアリングの外周面の筋目の本数が前記他方のフルフローティングベアリングの外周面の筋目の本数より少なくなっていることである。
この軸受装置では、フルフローティングベアリングの外周面の筋目が少なくなると外周面の表面積が減少し、オイルに対する流体摩擦抵抗も減少するため、ベアリングハウジングからオイルを介して回転抵抗を受け難くなる。
また、例えば、前記表面状態の相違は、前記他方のフルフローティングベアリングの外周面に多数の筋目が設けられているのに対し、前記一方のフルフローティングベアリングの外周面には前記筋目が設けられていないことである。
この軸受装置では、フルフローティングベアリングの外周面に筋目が設けられていない方が、筋目が設けられている場合と比較して外周面の表面積が減少し、オイルに対する流体摩擦抵抗も減少するため、オイルを介してベアリングハウジングから回転抵抗を受け難くなる。
また、例えば、両フルフローティングベアリングの外周面には、ローレット目が設けられており、前記表面状態の相違は、前記一方のフルフローティングベアリングの外周面のローレット目が前記他方のフルフローティングベアリングの外周面のローレット目のより粗くなっていることである。
この軸受装置では、フルフローティングベアリングの外周面のローレット目が粗くなると外周面の表面積が減少し、オイルに対する流体摩擦抵抗も減少するため、ベアリングハウジングからオイルを介して回転抵抗を受け難くなる。
また、例えば、前記表面状態の相違は、前記他方のフルフローティングベアリングの外周面にローレット目が設けられているのに対し、前記一方のフルフローティングベアリングの外周面には前記ローレット目が設けられていないことである。
この軸受装置では、フルフローティングベアリングの外周面にローレット目が設けられていない方が、ローレット目が設けられている場合と比較して外周面の表面積が減少し、オイルに対する流体摩擦抵抗も減少するため、オイルを介してベアリングハウジングから回転抵抗を受け難くなる。
また、本発明の軸受装置は、ベアリングハウジング内でロータ軸を支持し、前記ベアリングハウジングおよび前記ロータ軸の双方に対してオイルを介して相対回転自在に設けられた一対のフルフローティングベアリングを備えるものを前提とし、一方のフルフローティングベアリングが他方のフルフローティングベアリングよりも前記ロータ軸からオイルを介してトルク伝達を受け易いように、両フルフローティングベアリングの内周面の表面状態が相違し、且つ、前記一方のフルフローティングベアリングが前記他方のフルフローティングベアリングよりも前記ベアリングハウジングからオイルを介して回転抵抗を受け難いように、両フルフローティングベアリングの外周面の表面状態が相違したものであってもよい。
例えば、前記表面状態の相違は、前記一方のフルフローティングベアリングの内周面の表面粗さが前記他方のフルフローティングベアリングの内周面の表面粗さより粗くなっており、且つ、前記一方のフルフローティングベアリングの外周面の表面粗さが前記他方のフルフローティングベアリングの外周面の表面粗さより細かくなっていることである。
既述のロータ軸は、例えば、両端にタービンホイールおよびコンプレッサのインペラがそれぞれ回転一体に設けられたタービン軸である。
本発明によれば、2つフルフローティングベアリングの内径側クリアランスの差に頼ることなく、ホワール振動を抑制することが可能となる。
本実施形態に係る軸受装置を備えるターボチャージャの縦断面図である。 ベアリングハウジング、フルフローティングベアリングおよびタービン軸を示す模式図である。図中の表は、フルフローティングベアリングの内周面および外周面の表面粗さを示している。 他の実施形態に係る一対のフルフローティングベアリングの内周面の表面状態を示す断面図である。 他の実施形態に係る一対のフルフローティングベアリングの外周面の表面状態を示す図である。 他の実施形態に係る一対のフルフローティングベアリングの内周面の表面状態を示す断面図である。 他の実施形態に係る一対のフルフローティングベアリングの外周面の表面状態を示す図である。
以下、本発明の実施の形態に係る軸受装置を図面に基づいて説明する。本実施形態では自動車用ディーゼルエンジンに搭載されたシングルターボ式のターボチャージャに本発明の軸受装置を適用した場合を挙げて説明する。
図1は、本実施形態に係る軸受装置10を備えるターボチャージャ100の縦断面図である。軸受装置10は、一対のフルフローティングベアリング11,12を備えており、ベアリングハウジング70内でタービン軸20(ロータ軸)を回転自在に支持している。タービン軸20の一端部には、タービンホイール30が回転一体に設けられ、タービン軸20の他端部には、コンプレッサのインペラ40が回転一体に設けられている。
タービンホイール30は、タービンハウジング50内の排気ガス流路に設置されており、排気ガス流路を流れる排気ガスによって回転される。インペラ40は、コンプレッサハウジング60内の新気流路に設置されている。インペラ40は、タービン軸20を介して伝達されるタービンホイール30の回転トルクによって回転され、新気を加圧しながら図示しない吸気サージタンク、燃焼室へと送り込む。
フルフローティングベアリング11,12は、略円筒形状をしており、ベアリングハウジング70内に回転自在に支持されている。また、フルフローティングベアリング11,12には、その外周面から内周面に亘って貫通する油孔111,121が周方向に適宜の間隔をおいて複数形成されている。フルフローティングベアリング11,12とベアリングハウジング70との間、フルフローティングベアリング11,12とタービン軸20との間には、それぞれ潤滑油が油膜(オイルフィルムダンパ)を形成するための所定隙間が確保されている。つまり、フルフローティングベアリング11,12は、ベアリングハウジング70およびタービン軸20の双方に対して潤滑油を介して相対回転自在に設けられる。
図1において、符号13は、タービン軸20のスラスト力を支持するスラストベアリングであり、符号14はタービン軸20に回転一体に外嵌され、上記スラストベアリング13に対して軸線方向に係合したリング部材である。また、符号15は、軸受ハウジング70内に固定されたスナップリングからなる規制部材である。フルフローティングベアリング11,12は上記リング部材14および規制部材15によって軸線方向への移動が規制されている。
ベアリングハウジング70には、フルフローティングベアリング11,12に潤滑油を供給する潤滑油供給路71が形成されている。潤滑油供給路71の下流端は、各フルフローティングベアリング11,12の油孔111,121に連通可能な位置に配設されている。潤滑油供給路71から供給される潤滑油は、フルフローティングベアリング11,12とベアリングハウジング70との間に供給されて油膜を形成する。また、潤滑油供給路71から油孔111,121を通じてフルフローティングベアリング11,12とタービン軸20との間にも潤滑油が供給されて油膜を形成する。
図2は、既述のベアリングハウジング70、フルフローティングベアリング11,12およびタービン軸20等を示す模式図である。図中の表は、フルフローティングベアリング11,12の内周面112,122および外周面113,123の表面粗さを示している。なお、表内のカッコ書きした数字は上記模式図中の符号に対応している。
コンプレッサ側のフルフローティングベアリング11の内周面112の表面粗さは、中心線平均粗さで12.5μmとされ、タービン側のフルフローティングベアリング12の内周面122の表面粗さは、中心線平均粗さで0.2μmとされている。つまり、フルフローティングベアリング11の内周面112の表面粗さは、フルフローティングベアリング12の内周面122の表面粗さより粗くなっている。上記中心線平均粗さの数値は一例である。
なお、フルフローティングベアリング11の内周面112の表面粗さは、フルフローティングベアリング12の内周面122の表面粗さより一定割合(例えば50%)以上粗くなっていることが望ましい。
また、コンプレッサ側のフルフローティングベアリング11の外周面113の表面粗さは、中心線平均粗さで0.2μmとされ、タービン側のフルフローティングベアリング12の外周面123の表面粗さは、中心線平均粗さで12.5μmとされている。つまり、フルフローティングベアリング11の外周面113の表面粗さは、フルフローティングベアリング12の外周面123の表面粗さより細かくなっている。上記中心線平均粗さの数値は一例を示している。
なお、フルフローティングベアリング11の外周面113の表面粗さは、フルフローティングベアリング12の外周面123の表面粗さより一定割合(例えば50%)以上細かくなっていることが望ましい。
本実施形態においては、両フルフローティングベアリング11,12の寸法(内径、外径、厚さ)、材質および側面の粗さは概ね一致している。
以下、軸受装置10の作用について説明する。
ターボチャージャ100が駆動すると、タービンホイール30とともに、タービン軸20およびインペラ40が回転し、フルフローティングベアリング11,12に対して潤滑油供給路71より潤滑油が供給され、フルフローティングベアリング11,12とタービン軸20およびベアリングハウジング70との間に油膜が形成される。
コンプレッサ側のフルフローティングベアリング11の内周面112の表面粗さは、タービン側のフルフローティングベアリング12の内周面122の表面粗さより粗くなっているため、一方の内周面112は、他方の内周面122よりも潤滑油に対する流体摩擦抵抗が大きくなる。よって、コンプレッサ側のフルフローティングベアリング11は、タービン側のフルフローティングベアリング12と比較して、油膜を介してタービン軸20のトルク伝達を受け易くなっている。
また、コンプレッサ側のフルフローティングベアリング11の外周面113の表面粗さは、タービン側のフルフローティングベアリング12の外周面123の表面粗さより細かくなっているため、一方の外周面113は、他方の外周面123よりも潤滑油に対する流体摩擦抵抗が小さくなる。よって、コンプレッサ側のフルフローティングベアリング11は、タービン側のフルフローティングベアリング12と比較して、油膜を介してベアリングハウジング70の回転抵抗を受け難くなっている。
そして、既述したように、両フルフローティングベアリング11の寸法諸元、材質および側面の表面粗さについては概ね差異がないことから、コンプレッサ側のフルフローティングベアリング11は、タービン側のフルフローティングベアリング12よりも高速で回転する。ホワール振動は、一対のフルフローティングベアリング11,12が同じ速度で回転することにより発生し易くなることから、本実施形態に係る軸受装置10によれば、ホワール振動の発生が抑制される。
なお、両フルフローティングベアリング11,12の内周面112,122の表面粗さにのみ差異を設け、外周面113,123の表面粗さを同一にしても、両フルフローティングベアリング11,12に回転速度差を生じさせることができ、ホワール振動の抑制効果が得られる。また、両フルフローティングベアリング11,12の外周面113,123の表面粗さにのみ差異を設け、内周面112,122の表面粗さを同一にしても、両フルフローティングベアリング11,12に回転数差を生じさせることができ、ホワール振動の抑制効果が得られる。
また、本実施形態では、コンプレッサ側のフルフローティングベアリング11が、タービン側のフルフローティングベアリング12よりも高速で回転するように、内周面112,122の表面粗さ、外周面113,123の表面粗さなどを設定しているが、コンプレッサ側のフルフローティングベアリング11が、タービン側のフルフローティングベアリング12よりも低速で回転するように、内周面112,122および外周面113,123の表面粗さを設定することも可能である。
コンプレッサ側のフルフローティングベアリング11とタービン側のフルフローティングベアリング12の何れを高速で回転させるべきかは、軸受装置10を適用する回転機(ターボチャージャ)などにより異なるため、適用に当たっては、振動・騒音に係る実験データなどに基づいて、何れのフルフローティングベアリングを高速で回転させるべきかが判断される。
−他の実施形態−
既述の実施形態においては、2つのフルフローティングベアリング11,12の間で、内外周面の表面粗さに差異を設けて、2つのフルフローティングベアリング11,12に回転速度差が生じるようにしているが、内外周面の表面粗さに差異を設ける代わりに、以下のような差異を設けても同様に回転速度差を生じさせることができる。
<他の実施形態1>
例えば、図3(a)に示すように、コンプレッサ側のフルフローティングベアリング11の内周面112に軸線方向に多数の筋目112aを互いに平行に等間隔で設け、タービン側のフルフローティングベアリング12の内周面122には、上記筋目を設けないようにしてもよい。これにより、コンプレッサ側のフルフローティングベアリング11は、タービン側のフルフローティングベアリングと比較して、油膜を介してタービン軸のトルク伝達を受け易くなり、より高速で回転し易くなる。本実施形態では、筋目は溝で構成されているが、筋目は、突条で構成してもよく、また、溝および突条の双方で構成してもよい。本明細書において後述する筋目も同様である。なお、内周面に筋目がある方がタービン軸のトルク伝達を受け易くなるのは、内周面に筋目があることで内周面の表面積が増え、流体摩擦抵抗が増すことによる。
また、筋目112aの有無の判断は、表面粗さの違いを判断するよりも容易であるため、上記のように2つのフルフローティングベアリング11,12の一方のみに筋目を設けることで、2つのフルフローティングベアリング11,12を互いに入れ替えて組付けてしまうような「誤組付」が防止される。
<他の実施形態2>
上記筋目は、図3(b)の符号112bに示すように周方向に互いに平行に等間隔に設けたものであってもよい。この場合も、内周面に筋目を設けた方のフルフローティングベアリング11の方が筋目を設けていない他方のフルフローティングベアリング12より高速で回転し易くなる。また、この場合も誤組付けを防止することができる。
<他の実施形態3>
また、図4(a)に示すように、タービン側のフルフローティングベアリング12の外周面123に軸線方向に多数の筋目123aを互いに平行に等間隔に設け、コンプレッサ側のフルフローティングベアリング11の外周面113には、上記筋目を設けないようにしてもよい。これにより、コンプレッサ側のフルフローティングベアリング11は、タービン側のフルフローティングベアリング12と比較して、油膜を介してベアリングハウジング70から回転抵抗を受け難くなり、より高速で回転し易くなる。なお、外周面に筋目がある方が回転抵抗を受け易くなるのは、外周面に筋目があることで外周面の表面積が増え、流体摩擦抵抗が増すからである。また、この場合も誤組付けを防止することができる。
<他の実施形態4>
上記筋目は、図4(b)の符号123bに示すように周方向に互いに平行に等間隔に設けたものであってもよい。この場合も、外周面113に筋目を設けていない方のフルフローティングベアリング11の方が外周面123に筋目123bを設けたフルフローティングベアリング12より高速で回転し易くなる。また、この場合も誤組付けを防止することができる。
<他の実施形態5>
また、図3(c)に示すように、コンプレッサ側のフルフローティングベアリング11の内周面112に多数のローレット目112cを設け、タービン側のフルフローティングベアリング12の内周面122には、上記ローレット目を設けないようにしてもよい。これにより、コンプレッサ側のフルフローティングベアリング11は、タービン側のフルフローティングベアリングと比較して、油膜を介してタービン軸のトルク伝達を受け易くなり、より高速で回転し易くなる。なお、内周面にローレット目がある方がタービン軸のトルク伝達を受け易くなるのは、内周面にローレット目があることで内周面の表面積が増え、流体摩擦抵抗が増すからである。また、この場合も誤組付けを防止することができる。
<他の実施形態6>
また、図4(c)に示すように、タービン側のフルフローティングベアリング12の外周面123にローレット目123cを設け、コンプレッサ側のフルフローティングベアリング11の外周面113には、上記ローレット目を設けないようにしてもよい。これにより、コンプレッサ側のフルフローティングベアリング11は、タービン側のフルフローティングベアリング12と比較して、油膜を介してベアリングハウジング70から回転抵抗を受け難くなり、より高速で回転し易くなる。また、この場合も誤組付けを防止することができる。
<他の実施形態7>
また、図5(a)又は図5(b)に示すように、両方のフルフローティングベアリング11,12の内周面112,122に軸線方向又は周方向に多数の筋目112a,122a又は112b,122bを互いに平行に等間隔に設け、コンプレッサ側のフルフローティングベアリング11の内周面に設けられた筋目の本数がタービン側のフルフローティングベアリング12の内周面に設けられた筋目の本数より多くなるように(好ましくは一定割合(例えば50%)以上多くなるように)してもよい。これにより、コンプレッサ側のフルフローティングベアリング11は、タービン側のフルフローティングベアリング12と比較して、油膜を介してタービン軸のトルク伝達を受け易くなり、より高速で回転し易くなる。
<他の実施形態8>
また、図6(a)又は図6(b)に示すように、両方のフルフローティングベアリング11,12の外周面113,123に軸線方向又は周方向に多数の筋目113a,123a又は113b,123bを互いに平行に等間隔に設け、コンプレッサ側のフルフローティングベアリング11の外周面113に設けられた筋目の本数がタービン側のフルフローティングベアリング12の外周面123に設けられた筋目の本数より少なくなるように(好ましくは一定割合(例えば50%)以上少なくなるように)してもよい。これにより、コンプレッサ側のフルフローティングベアリング11は、タービン側のフルフローティングベアリング12と比較して、油膜を介してベアリングハウジング70から回転抵抗を受け難くなり、より高速で回転し易くなる。
<他の実施形態9>
また、図5(c)に示すように、両方のフルフローティングベアリング11,12の内周面112,122にローレット目112c,122cを設け、コンプレッサ側のフルフローティングベアリング11の内周面112に設けられたローレット目がタービン側のフルフローティングベアリング12の内周面122に設けられたローレット目より密となるように(好ましくは一定割合(例えば50%)以上密になるように)してもよい。これにより、コンプレッサ側のフルフローティングベアリング11は、タービン側のフルフローティングベアリング12と比較して、油膜を介してタービン軸のトルク伝達を受け易くなり、より高速で回転し易くなる。
<他の実施形態10>
また、図6(c)に示すように、両方のフルフローティングベアリング11,12の外周面113,123にローレット目113c,123cを設け、コンプレッサ側のフルフローティングベアリング11の外周面113に設けられたローレット目がタービン側のフルフローティングベアリング12の外周面123に設けられたローレット目より粗くなるように(好ましくは一定割合(例えば50%)以上粗くなるように)してもよい。これにより、コンプレッサ側のフルフローティングベアリング11は、タービン側のフルフローティングベアリング12と比較して、油膜を介してベアリングハウジング70から回転抵抗を受け難くなり、より高速で回転し易くなる。
なお、既述の実施形態1〜10においては、コンプレッサ側のフルフローティングベアリング11がタービン側のフルフローティングベアリング12より高速で回転するように、筋目の本数、ローレット目の密度などが設定されているが、筋目の本数、ローレット目の密度をタービン側のフルフローティングベアリング12とコンプレッサ側のフルフローティングベアリング11との間で入れ替えることにより、タービン側のフルフローティングベアリング12をコンプレッサ側のフルフローティングベアリング11より高速で回転させることも可能である。
また、図示しないが、フルフローティングベアリングの内周面および外周面の両面に上記周方向又は軸線方向の筋目やローレット目を設け、筋目の本数やローレット目の粗さに差を設けることも可能である。
また、本実施形態では、ターボチャージャ100に適用された軸受装置10を例に挙げたが、本実施形態に係る軸受装置10は、ターボチャージャ100以外の回転機にも適用可能である。
本発明は、例えば内燃機関のターボチャージャが備える軸受装置に適用することができる。
10 軸受装置
11 フルフローティングベアリング
12 フルフローティングベアリング
20 タービン軸(ロータ軸)
30 タービンホイール
40 インペラ
70 ベアリングハウジング
112 コンプレッサ側フルフローティングベアリングの内周面
112a 軸線方向の筋目
112b 周方向の筋目
112c ローレット目
113 コンプレッサ側フルフローティングベアリングの外周面
113a 軸線方向の筋目
113b 周方向の筋目
113c ローレット目
122 タービン側フルフローティングベアリングの内周面
122a 軸線方向の筋目
122b 周方向の筋目
122c ローレット目
123 タービン側フルフローティングベアリングの外周面
123a 軸線方向の筋目
123b 周方向の筋目
123c ローレット目

Claims (15)

  1. ベアリングハウジング内でロータ軸を支持し、前記ベアリングハウジングおよび前記ロータ軸の双方に対してオイルを介して相対回転自在に設けられた一対のフルフローティングベアリングを備える軸受装置において、
    一方のフルフローティングベアリングが他方のフルフローティングベアリングよりも前記ロータ軸からオイルを介してトルク伝達を受け易いように、両フルフローティングベアリングの内周面の表面状態が相違していることを特徴とする軸受装置。
  2. 請求項1に記載の軸受装置において、
    前記表面状態の相違は、前記一方のフルフローティングベアリングの内周面の表面粗さが前記他方のフルフローティングベアリングの内周面の表面粗さより粗くなっていることである、ことを特徴とする軸受装置。
  3. 請求項1に記載の軸受装置において、
    両フルフローティングベアリングの内周面には、多数の筋目が設けられており、
    前記表面状態の相違は、前記一方のフルフローティングベアリングの内周面の筋目の本数が前記他方のフルフローティングベアリングの内周面の筋目の本数より多くなっていることである、ことを特徴とする軸受装置。
  4. 請求項1に記載の軸受装置において、
    前記表面状態の相違は、前記一方のフルフローティングベアリングの内周面に多数の筋目が設けられているのに対し、前記他方のフルフローティングベアリングの内周面には前記筋目が設けられていないことである、ことを特徴とする軸受装置。
  5. 請求項1に記載の軸受装置において、
    両フルフローティングベアリングの内周面には、ローレット目が設けられており、
    前記表面状態の相違は、前記一方のフルフローティングベアリングの内周面のローレット目が前記他方のフルフローティングベアリングの内周面のローレット目のより密になっていることである、ことを特徴とする軸受装置。
  6. 請求項1に記載の軸受装置において、
    前記表面状態の相違は、前記一方のフルフローティングベアリングの内周面にローレット目が設けられているのに対し、前記他方のフルフローティングベアリングの内周面には前記ローレット目が設けられていないことである、ことを特徴とする軸受装置。
  7. ベアリングハウジング内でロータ軸を支持し、前記ベアリングハウジングおよび前記ロータ軸の双方に対してオイルを介して相対回転自在に設けられた一対のフルフローティングベアリングを備える軸受装置において、
    一方のフルフローティングベアリングが他方のフルフローティングベアリングよりも前記ベアリングハウジングからオイルを介して回転抵抗を受け難いように、両フルフローティングベアリングの外周面の表面状態が相違していることを特徴とする軸受装置。
  8. 請求項7に記載の軸受装置において、
    前記表面状態の相違は、前記一方のフルフローティングベアリングの外周面の表面粗さが前記他方のフルフローティングベアリングの外周面の表面粗さより細かくなっていることである、ことを特徴とする軸受装置。
  9. 請求項7に記載の軸受装置において、
    両フルフローティングベアリングの外周面には、多数の筋目が設けられており、
    前記表面状態の相違は、前記一方のフルフローティングベアリングの外周面の筋目の本数が前記他方のフルフローティングベアリングの外周面の筋目の本数より少なくなっていることである、ことを特徴とする軸受装置。
  10. 請求項7に記載の軸受装置において、
    前記表面状態の相違は、前記他方のフルフローティングベアリングの外周面に多数の筋目が設けられているのに対し、前記一方のフルフローティングベアリングの外周面には前記筋目が設けられていないことである、ことを特徴とする軸受装置。
  11. 請求項7に記載の軸受装置において、
    両フルフローティングベアリングの外周面には、ローレット目が設けられており、
    前記表面状態の相違は、前記一方のフルフローティングベアリングの外周面のローレット目が前記他方のフルフローティングベアリングの外周面のローレット目のより粗くなっていることである、ことを特徴とする軸受装置。
  12. 請求項7に記載の軸受装置において、
    前記表面状態の相違は、前記他方のフルフローティングベアリングの外周面にローレット目が設けられているのに対し、前記一方のフルフローティングベアリングの外周面には前記ローレット目が設けられていないことである、ことを特徴とする軸受装置。
  13. 請求項1に記載の軸受装置において、
    一方のフルフローティングベアリングが他方のフルフローティングベアリングよりも前記ベアリングハウジングからオイルを介して回転抵抗を受け難いように、両フルフローティングベアリングの外周面の表面状態が相違している、ことを特徴とする軸受装置。
  14. 請求項13に記載の軸受装置において、
    前記表面状態の相違は、前記一方のフルフローティングベアリングの内周面の表面粗さが前記他方のフルフローティングベアリングの内周面の表面粗さより粗くなっており、且つ、前記一方のフルフローティングベアリングの外周面の表面粗さが前記他方のフルフローティングベアリングの外周面の表面粗さより細かくなっていることである、ことを特徴とする軸受装置。
  15. 請求項1〜14の何れか1項に記載の軸受装置において、
    前記ロータ軸は、両端にタービンホイールおよびコンプレッサのインペラがそれぞれ回転一体に設けられたタービン軸である、ことを特徴とする軸受装置。
JP2010015719A 2010-01-27 2010-01-27 軸受装置 Pending JP2011153668A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010015719A JP2011153668A (ja) 2010-01-27 2010-01-27 軸受装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010015719A JP2011153668A (ja) 2010-01-27 2010-01-27 軸受装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011153668A true JP2011153668A (ja) 2011-08-11

Family

ID=44539786

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010015719A Pending JP2011153668A (ja) 2010-01-27 2010-01-27 軸受装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011153668A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013526672A (ja) * 2010-05-14 2013-06-24 ボーグワーナー インコーポレーテッド 排気ガスターボチャージャ
CN103291753A (zh) * 2013-05-17 2013-09-11 潍坊市明冠节能科技有限公司 一种浮动轴承及内燃机涡轮增压器
JP2014015854A (ja) * 2012-07-06 2014-01-30 Taiho Kogyo Co Ltd ターボチャージャーのすべり軸受、及びターボチャージャーの軸受構造
JP2014231850A (ja) * 2013-05-28 2014-12-11 トヨタ自動車株式会社 巻ブッシュ軸受
DE102014213330A1 (de) * 2014-07-09 2016-01-14 Bosch Mahle Turbo Systems Gmbh & Co. Kg Ladeeinrichtung
EP3112707A4 (en) * 2014-02-27 2017-02-15 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Floating bush bearing device, and turbocharger provided with said bearing device
DE102017126933A1 (de) * 2017-11-16 2019-05-16 Man Energy Solutions Se Turbolader
DE102018204162A1 (de) * 2018-03-19 2019-09-19 Turbo Energy Germany Gmbh Lagerbuchse für eine Welle eines Turboladers
US10526960B2 (en) 2015-09-14 2020-01-07 Mitsubishi Heavy Industries Engine & Turbocharger, Ltd. Turbocharger
WO2020008010A1 (en) * 2018-07-05 2020-01-09 Emerson Automation Solutions Final Control Italia S.R.L. Fluid flow control device having a draining body bearing
JPWO2020152799A1 (ja) * 2019-01-23 2021-11-25 三菱重工エンジン&ターボチャージャ株式会社 ターボチャージャ用ブッシング及びターボチャージャ

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009167872A (ja) * 2008-01-15 2009-07-30 Toyota Motor Corp 過給機

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009167872A (ja) * 2008-01-15 2009-07-30 Toyota Motor Corp 過給機

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013526672A (ja) * 2010-05-14 2013-06-24 ボーグワーナー インコーポレーテッド 排気ガスターボチャージャ
JP2014015854A (ja) * 2012-07-06 2014-01-30 Taiho Kogyo Co Ltd ターボチャージャーのすべり軸受、及びターボチャージャーの軸受構造
CN103291753B (zh) * 2013-05-17 2016-03-23 潍坊市明冠节能科技有限公司 一种浮动轴承及内燃机涡轮增压器
CN103291753A (zh) * 2013-05-17 2013-09-11 潍坊市明冠节能科技有限公司 一种浮动轴承及内燃机涡轮增压器
JP2014231850A (ja) * 2013-05-28 2014-12-11 トヨタ自動車株式会社 巻ブッシュ軸受
EP3112707A4 (en) * 2014-02-27 2017-02-15 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Floating bush bearing device, and turbocharger provided with said bearing device
EP3321527A1 (en) * 2014-02-27 2018-05-16 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Floating bush bearing device, and turbocharger provided with said bearing device
US10330152B2 (en) 2014-02-27 2019-06-25 Mitsubishi Heavy Industries Engine & Turbocharger, Ltd. Floating bush bearing device and turbocharger provided with the bearing device
DE102014213330A1 (de) * 2014-07-09 2016-01-14 Bosch Mahle Turbo Systems Gmbh & Co. Kg Ladeeinrichtung
US10526960B2 (en) 2015-09-14 2020-01-07 Mitsubishi Heavy Industries Engine & Turbocharger, Ltd. Turbocharger
DE102017126933A1 (de) * 2017-11-16 2019-05-16 Man Energy Solutions Se Turbolader
DE102018204162A1 (de) * 2018-03-19 2019-09-19 Turbo Energy Germany Gmbh Lagerbuchse für eine Welle eines Turboladers
WO2020008010A1 (en) * 2018-07-05 2020-01-09 Emerson Automation Solutions Final Control Italia S.R.L. Fluid flow control device having a draining body bearing
US11111953B2 (en) 2018-07-05 2021-09-07 Emerson Automation Solutions Final Fluid flow control device having a draining body bearing
JPWO2020152799A1 (ja) * 2019-01-23 2021-11-25 三菱重工エンジン&ターボチャージャ株式会社 ターボチャージャ用ブッシング及びターボチャージャ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2011153668A (ja) 軸受装置
JP5071150B2 (ja) ターボチャージャ用軸受装置
EP3848599A1 (en) Anisotropic bearing supports for turbochargers
JP5082477B2 (ja) 浮動ブッシュ軸受構造
US9797303B2 (en) Turbocharger with thrust bearing providing combined journal and thrust bearing functions
WO2008011400A2 (en) Floating bearing cartridge for a turbocharger shaft
CN101069023A (zh) 多厚度膜层轴承筒和外壳
EP2998596B1 (en) Low vibration floating metal bearing
JP2007285252A (ja) ターボチャージャ
JP2008111502A (ja) 軸受構造
US20140147066A1 (en) Bearing arrangement for a shaft of a turbine wheel
JP2016191465A (ja) 軸受装置及び排気ガスターボチャージャー
JP5359206B2 (ja) 浮動ブッシュ軸受式の軸受装置及びこれを備える内燃機関の過給機
JP2002332864A (ja) ターボチャージャの潤滑装置
JP2010138753A (ja) 過給機の軸受装置
JP2009293614A (ja) ターボチャージャーの軸受構造
JP2014034879A (ja) 過給機および軸受
JP2010133530A (ja) 軸受構造及び該軸受構造を備えた過給機
JP2010133266A (ja) 過給機の軸受装置
KR102240987B1 (ko) 베어링 장치 및 회전기계
CN108150522B (zh) 轴承衬套及对应的增压装置
JP4386563B2 (ja) ターボチャージャの軸受装置
JP6079058B2 (ja) ターボチャージャー用転がり軸受装置
WO2022118606A1 (ja) 軸受構造、および、過給機
JP2008291810A (ja) ターボチャージャ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120215

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130108

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130213

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130312