JP2008111502A - 軸受構造 - Google Patents

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    • F16C2360/23Gas turbine engines
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Abstract

【課題】回転軸を一対の流体軸受によって回転可能に支持する軸受構造において、回転軸のホワール振動に起因する騒音の発生を抑制することのできる軸受構造を提供する。
【解決手段】ロータリーシャフト40は、その軸方向に離間してそれぞれ配置された流体軸受によって回転可能に支持されている。流体軸受は、支持孔13aが形成された支持部12aを含み、同支持孔13aには、フローティングメタル51の挿通孔52に挿通されたロータリーシャフト40が同フローティングメタル51とともに内挿されている。支持孔13aの内周面とフローティングメタル51の外周面との間、並びに挿通孔52の内周面とロータリーシャフト40との間には吐出通路11aから供給される潤滑油による流体層が形成されている。流体軸受におけるフローティングメタル51は、挿通孔52の軸心がフローティングメタル51の外径中心Cに対して偏心している。
【選択図】図3

Description

この発明は、回転軸を一対の流体軸受により支持する軸受構造に関する。
従来、回転軸を支持する軸受構造としては、玉軸受を用いるものの他、特許文献1に記載されるように、ハウジングから所定の圧力で吐出される潤滑油によって形成される流体層により回転軸を支持する流体軸受を挙げることができる。
例えば、高速回転するターボチャージャの軸受構造にあっては、図6に示されるように、ハウジング1と、タービンホイールとコンプレッサホイールとを連結する回転軸2との間に一対の円筒状のフローティングメタル3を介在させている。そして、ハウジング1に設けられた供給通路4を通じて潤滑油を供給することにより、ハウジング1と各フローティングメタル3との間、各フローティングメタル3と回転軸2との間に潤滑油による流体層をそれぞれ形成し、これら流体層により回転軸2を支持するようにしている。
こうした軸受構造によれば、回転軸2の回転に伴って各フローティングメタル3がハウジング1内で回転するようになる。その結果、回転軸2の回転抵抗を大幅に低減することができるとともに、各フローティングメタル3の内周面と外周面の両面において潤滑油による冷却が行われるようになるため、軸受部分の焼付きを効果的に抑制することができる。
特開昭56‐138423号公報
ところが、こうした軸受構造にあっては、回転軸2の回転速度が上昇するのに伴って流体層には、図7に破線矢印で示されるようにハウジング1内を旋回する旋回流が発生するようになる。尚、図7は図6のa−a線に沿った流体軸受の断面構造を示し、同図において回転軸2は時計回りに回転するものとする。そして、この旋回流の影響によって回転軸2の軸線Lが、図7に矢印で示されるようにハウジング1内で旋回運動することが知られている。この回転軸2の旋回運動は、ホワール振動と呼ばれ、騒音が発生する要因の一つになっている。
この発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、回転軸を一対の流体軸受によって回転可能に支持する軸受構造において、回転軸のホワール振動に起因する騒音の発生を抑制することのできる軸受構造を提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について記載する。
請求項1に記載の発明は、回転軸が挿通される挿通孔を有する円筒状のフローティングメタルと、該フローティングメタルの前記挿通孔に回転可能に挿通された前記回転軸が前記フローティングメタルとともに内挿されてこれらを支持する支持孔が形成された支持部とを有し、同支持孔の内周面と前記フローティングメタルの外周面との間、並びに前記挿通孔の内周面と前記回転軸との間に潤滑油による流体層が形成される流体軸受を前記回転軸の軸方向に離間してそれぞれ配置した軸受構造において、前記流体軸受のうち少なくとも一方の流体軸受における前記フローティングメタルは、前記挿通孔の軸心が前記回転軸と直交する断面において前記フローティングメタルの外径中心に対して偏心してなることを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、回転軸が挿通される挿通孔を有するフローティングメタルと、該フローティングメタルの前記挿通孔に回転可能に挿通された前記回転軸が前記フローティングメタルとともに内挿されてこれらを支持する支持孔が形成された支持部とを有し、同支持孔の内周面と前記フローティングメタルの外周面との間、並びに前記挿通孔の内周面と前記回転軸との間に潤滑油による流体層が形成される流体軸受を前記回転軸の軸方向に離間してそれぞれ配置した軸受構造において、前記流体軸受のうち少なくとも一方の流体軸受における前記フローティングメタルは、前記回転軸と直交する断面の外形が楕円形状に形成されてなることをその要旨とする。
回転軸の回転力は、挿通孔の内周面と回転軸との間に形成された流体層を介してフローティングメタルに伝達され、フローティングメタルは回転軸を中心に回転するようになる。その結果、フローティングメタルの外周面と支持孔の内周面との間に形成された流体層には旋回流が発生するようになる。そして、このフローティングメタルの回転速度が大きいほど、それに伴って発生する旋回流の速度も大きくなる。
請求項1に記載の発明によるように、フローティングメタルの挿通孔の軸心を回転軸と直交する断面における同フローティングメタルの外径中心から偏心させる構成、又は請求項2に記載の発明によるように、フローティングメタルの回転軸と直交する断面の外径を楕円形状にするといった構成によれば、挿通孔に挿通された回転軸の軸心からフローティングメタルの外周面までの距離がフローティングメタルの回転位相によって異なるようになる。このようなフローティングメタルが回転軸を中心に支持孔内で回転する場合には、フローティングメタルの外周面と支持孔の内周面との間に形成された流体層の厚さがフローティングメタルの回転に伴って変化するようになる。そのため、フローティングメタルの回転力の一部は、粘性を有する潤滑油からなる流体層の厚さを変化させるために消費され、フローティングメタルの回転が抑制されるため、フローティングメタルの回転に伴って発生する流体層の旋回速度が小さくなり、結果としてホワール振動の低減を図ることができるようになる。
即ち、この流体層をフローティングメタルの外周を支持するばね・減衰系としてモデル化した場合、この流体層の周方向における厚さが異なるため、流体層のばね定数や減衰率もその周方向においてそれぞれ異なることとなり、自励振動の一種であるフローティングメタルのホワール振動の発生が抑制されようになる。その結果、回転軸のホワール振動に起因する騒音の発生を抑制することができるようになる。
また、ここで、請求項1にかかる発明の構成と請求項2にかかる発明の構成とを併せ有する構成を採用した場合には上記作用効果を一層好適に奏することができるようになる。
因みに、請求項2に記載される発明のように回転軸と直交する断面の外径が楕円形状のフローティングメタルは、具体的には製造が比較的容易な円形状のフローティングメタルをその径方向において対向する側から挟圧して塑性変形させることによって容易に形成することができる。そして、このような塑性加工を施した後に、挿通孔をドリル加工等によって形成する。
請求項3に記載の発明は、前記流体軸受のうち一方の流体軸受についてのみ、前記フローティングメタルの前記挿通孔の軸心を前記回転軸と直交する断面において同フローティングメタルの外径中心に対して偏心させることをその要旨とする。
請求項4に記載の発明は、前記流体軸受のうち一方の流体軸受についてのみ、前記フローティングメタルの前記回転軸と直交する断面の外径を楕円形状にすることをその要旨とする。
支持部とフローティングメタルの外周面との間に形成された流体層は、フローティングメタルの回転に伴って支持部の内周面に沿って旋回するようになり、流体層には旋回流が発生する。その結果、上述したようにこの旋回流の影響によって回転軸にはホワール振動が発生するようになる。
このホワール振動の振動モードについて、図8及び図9を参照して説明する。尚、この図8及び図9は、回転軸がフローティングメタルを有する一対の流体軸受によって支持された状態を模式的に示している。
ホワール振動が発生すると、図8及び図9に矢印で示されるように一対の流体軸受5a,5b内で回転軸2の軸線Lが旋回運動するようになる。本願発明者は、このホワール振動の振動モードとして、図8に示されるように流体軸受5aと流体軸受5bとにおける回転軸2の軸線Lの旋回位相がそろっている円筒モードと、図9に示されるように同旋回位相がずれている円錐モードとが存在し、ホワール振動の振動モードが円筒モードである場合には、円錐モードである場合よりも、その振動に起因する騒音が認識されやすいことを実験により確認した。
この点に鑑み、上記請求項3に記載の発明によるように流体軸受のうち一方の流体軸受についてのみ、挿通孔の軸心を回転軸と直交する断面において偏心させる、又は請求項4に記載の発明によるように流体軸受のうち一方の流体軸受についてのみ、フローティングメタルの回転軸と直交する断面の外径を楕円形状にする、といった構成を採用するようにした。これにより、挿通孔の軸心を回転軸と直交する断面において偏心させた一方の流体軸受、或いはフローティングメタルの回転軸と直交する断面の外径を楕円形状に形成した一方の流体軸受にあっては、他方の流体軸受と比較してその旋回流の速度が小さくなり、回転軸の軸方向に離間して配置された各流体軸受における旋回流の速度がそれぞれ異なるようになる。その結果、旋回流の影響によって旋回運動する回転軸の軸線の旋回速度もそれぞれ異なるようになり、各流体軸受における軸線の旋回位相がずれやすくなる。即ち、ホワール振動の発生に伴う振動モードとして円錐モードが励起されやすくなり、騒音の発生しやすい円筒モードの発生が抑制されるようになる。ひいては回転軸のホワール振動に起因する騒音の発生を効果的に抑制することができるようになる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の軸受構造を車両用ターボチャージャのタービンホイールとコンプレッサホイールとを連結するロータリーシャフトを回転可能に支持する軸受構造に適用することをその要旨とする。
車両用のターボチャージャのタービンホイールとコンプレッサホイールとを連結するロータリーシャフトは、非常に高速で回転するため、その焼付きの発生を抑制すべく流体軸受が用いられることが多い。また、機関運転状態に応じてその回転速度が大きく変化するためロータリーシャフトの振動周波数も広い範囲にわたって変化する。そのため、特定の回転速度領域における振動の発生を抑制する方法では、効果的に騒音の発生を抑制することが困難になる。そこで、請求項5に記載の発明によるように、こうした車両用ターボチャージャのロータリーシャフトを支持する軸受構造として、上記請求項1〜4のいずれか一項に記載の軸受構造を適用することにより、同ロータリーシャフトのホワール振動に起因する騒音の発生を効果的に抑制することができる。
(第1の実施形態)
以下、図1〜図3を参照して、この発明を車両用ターボチャージャのロータリーシャフトを支持する軸受構造に具体化した第1の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態におけるターボチャージャの概略構成を示している。図1に示されるように、このターボチャージャは、センターハウジング10、タービンハウジング20及びコンプレッサハウジング30が互いに組み付けられて構成されている。センターハウジング10には、ロータリーシャフト40が、その軸方向に離間して配設された一対の流体軸受、具体的にはタービンホイール60側に配設された流体軸受50aと、コンプレッサホイール70側に配設された流体軸受50bとによって回転可能に支持されている。
また、センターハウジング10には潤滑油の供給通路11が形成されており、図示しないオイルポンプによって所定の圧力の潤滑油が各流体軸受50a,50bに供給される。これら流体軸受50a,50bには供給された潤滑油によりロータリーシャフト40との間に流体層が形成され、この流体層によりロータリーシャフト40が回転可能に支持される。
ロータリーシャフト40の一端(図1の左側端部)には、タービンホイール60が固定されている。タービンホイール60には、ロータリーシャフト40の軸線Lを中心にして放射状に延びる複数のブレード61が設けられている。一方、ロータリーシャフト40の他端(図1の右側端部)には、コンプレッサホイール70が固定されている。コンプレッサホイール70には、ロータリーシャフト40の軸線Lを中心にして放射状に延びる複数のブレード71が設けられている。
センターハウジング10の一端(図1の左側端部)には、タービンハウジング20が組み付けられている。このタービンハウジング20には、タービンホイール60の外周を囲むように延びるスクロール通路21と、タービンホイール60の軸方向に延びる排出ポート22とが形成されている。このスクロール通路21は図示しない内燃機関の排気通路と連通されており、同内燃機関の燃焼室からの排気がこの排気通路を介してスクロール通路21に送り込まれる。
また、タービンハウジング20内には、タービンホイール60の外周を囲むように、タービンホイール60の周方向に沿って延びる導入通路23が形成されている。スクロール通路21の排気は、この導入通路23を通じてタービンホイール60に向けて吹き付けられる。これにより、タービンホイール60が軸線Lを中心に回転するようになる。その後、排気は排出ポート22に排出されて、排気通路に戻される。
一方、センターハウジング10の他端(図1の右側端部)には、コンプレッサハウジング30が組み付けられている。このコンプレッサハウジング30には、コンプレッサホイール70の軸方向に延びる吸入ポート31と、同コンプレッサホイール70の外周を囲むように延びて図示しない内燃機関の吸気通路と連通するコンプレッサ通路32とが形成されている。更に、コンプレッサハウジング30には、吸入ポート31を介してコンプレッサハウジング30内に導入された空気をコンプレッサ通路32へ送り出すための送出通路33が設けられている。そして、ロータリーシャフト40の回転に伴って、コンプレッサホイール70が軸線Lを中心に回転すると、空気が吸入ポート31、送出通路33及びコンプレッサ通路32を介して内燃機関の吸気通路へ強制的に送り出されるようになる。
上述のように構成されたターボチャージャは、内燃機関から排出された排気がタービンホイール60に吹き付けられることによって、タービンホイール60が回転し、ロータリーシャフト40を介して連結されたコンプレッサホイール70が回転することにより、吸入空気を強制的に内燃機関の燃焼室内に送り込む。
こうしたターボチャージャにおいて、タービンホイール60とコンプレッサホイール70とを連結しているロータリーシャフト40は非常に高速で回転する。本実施形態におけるターボチャージャにあっては、このロータリーシャフト40のジャーナル部分の焼付きを抑制すべく、潤滑油による流体層が形成される流体軸受50a,50bによって支持するようにしている。
次に図2及び図3を参照して、この軸受構造について更に詳しく説明する。尚、図2は、図1において二点鎖線で囲んだ部分Xを拡大して示している。また、図3は、図2におけるa‐a線に沿った断面構造を示す断面図である。
図2に示されるように、流体軸受50a,50bは、センターハウジング10においてタービンホイール60側に位置する位置に形成された支持部12aと、コンプレッサホイール70側に位置する位置に形成された支持部12bとにそれぞれ配置されている。各支持部12a,12bには、断面円形状の支持孔13a,13bがそれぞれ形成されており、円筒状のフローティングメタル51に挿通されたロータリーシャフト40が同フローティングメタル51とともに、これら支持孔13a,13bに内挿されている。
そして、流体軸受50aのフローティングメタル51は一対のスナップリング53によって、流体軸受50bのフローティングメタル51はスナップリング53とスラストベアリング54とによって、その軸方向の移動がそれぞれ規制されている。
ここで、図3に示されるように、タービンホイール60側に位置する流体軸受50aにおいて、そのフローティングメタル51にはロータリーシャフト40が挿通される断面円形状の挿通孔52が形成されている。そして、挿通孔52は、その中心がフローティングメタル51の外径中心Cに対して偏心している。そのため、ロータリーシャフト40が挿通された状態においてロータリーシャフト40の軸線Lはフローティングメタル51の外径中心Cに対して偏心した状態となる。また、コンプレッサホイール70側に位置する流体軸受50bもタービンホイール60側に位置する流体軸受50aと同様の構成を有しており、流体軸受50bにおけるフローティングメタル51の挿通孔52はその中心がフローティングメタル51の外径中心Cに対して偏心している。
また、フローティングメタル51には、挿通孔52から放射状に延びて同挿通孔52とフローティングメタル51の外周とを連通する貫通孔55が複数(本実施形態では6つ)形成されており、この貫通孔55を通じてセンターハウジング10の供給通路11から吐出された潤滑油が挿通孔52に導入される。
図2に示されるようにセンターハウジング10に形成された供給通路11は、各支持孔13a,13bに潤滑油を吐出する吐出通路11a,11bを含んで構成されている。潤滑油は、吐出通路11a,11bを通じて支持孔13a,13bに吐出され、これにより支持孔13a,13bの内周面とフローティングメタル51の外周面との間、挿通孔52の内周面とロータリーシャフト40との間に潤滑油による流体層がそれぞれ形成される。
上述したようにタービンホイール60に排気が吹き付けられるとロータリーシャフト40がタービンホイール60とともに回転する。尚、このターボチャージャにおいて、タービンホイール60に排気が吹き付けられたときにロータリーシャフト40は、図3において時計回り方向に回転し、このロータリーシャフト40の回転に伴って、フローティングメタル51は、図3に破線矢印で示されるように時計回りに回転するようになる。
ロータリーシャフト40の回転力は、挿通孔52の内周面とロータリーシャフト40との間に形成された流体層を介してフローティングメタル51に伝達され、フローティングメタル51はロータリーシャフト40の軸線Lを中心に回転するようになる。その結果、フローティングメタル51の外周面と支持孔13aの内周面との間に形成された流体層には旋回流が発生するようになる。因みに、フローティングメタル51の回転速度が大きいほど、それに伴って発生する旋回流の速度も大きくなる。
ここで、フローティングメタル51の挿通孔52の軸心は、ロータリーシャフト40と直交する断面における同フローティングメタル51の外径中心Cから偏心している。このため、フローティングメタル51がロータリーシャフト40の軸線Lを中心に支持孔13a内で回転する場合には、フローティングメタル51の外周面と支持孔13aの内周面との間に形成された流体層の厚さがフローティングメタル51の回転に伴って変化するようになる。
例えば、二点鎖線で囲んだ部分Aにあっては、フローティングメタル51がロータリーシャフト40の軸線Lを中心に図3に破線矢印で示されるように回転することにより、フローティングメタル51の外周面と支持孔13aの内周面との間の距離が次第に小さくなる。そして、部分Aにあっては図3に矢印で示されるように潤滑油の粘性による抵抗力が作用する。フローティングメタル51の回転力の一部は、この抵抗力に抗して流体層の厚さを変化させるために消費されるため、フローティングメタル51の回転が抑制される。同様に、コンプレッサホイール70側に位置する流体軸受50bについても、フローティングメタル51の回転が抑制されるようになる。
以上説明した第1の実施形態によれば、以下の効果が得られるようになる。
(1)フローティングメタル51の回転が抑制されるため、フローティングメタル51の回転に伴って発生する旋回流の旋回速度が小さくなり、結果として旋回流の影響によって発生するホワール振動を低減することができるようになる。即ち、流体層をフローティングメタル51の外周を支持するばね・減衰系として考えた場合、この流体層の周方向における厚さが異なるため、この流体層のばね定数や減衰率もその周方向においてそれぞれ異なることとなり、自励振動の一種であるフローティングメタル51のホワール振動の発生が抑制されようになる。その結果、ロータリーシャフト40のホワール振動に起因する騒音の発生を抑制することができるようになる。
(2)一般に車両用ターボチャージャは、機関運転状態に応じてその回転速度が大きく変化するためロータリーシャフトの振動周波数が広い範囲にわたって変化する。そのため、特定の回転速度領域における振動の発生を抑制する方法では、効果的に騒音の発生を抑制することが困難になる。これに対して、本実施形態にかかる車両用ターボチャージャでは、フローティングメタル51の回転速度を抑制することにより、ホワール振動の原因となる流体層の旋回流の速度を抑制することができるため、ロータリーシャフト40のホワール振動に起因する騒音の発生を効果的に抑制することができる。
(第2の実施形態)
以下、第2の実施形態について、図4を参照して説明する。第1の実施形態では、フローティングメタル51の挿通孔52の軸心を同フローティングメタル51の外径中心Cから偏心させる構成としたが、本実施形態では、こうした構成に替えて、図4に示されるように、流体軸受50aにおけるフローティングメタル151のロータリーシャフト40と直交する断面の外径を楕円形状とする構成を採用するようにしている。
以下、第1の実施形態にかかる構成と共通する点については同一の符号を付すのみとしてその説明を省略し、両実施形態の相違点を中心に説明する。尚、本実施形態においても、流体軸受50aと流体軸受50bの構成は略同一であるため流体軸受50aについてのみ説明を行い、流体軸受50bについての説明は省略する。
上述したように本実施形態におけるフローティングメタル151は、その外形が楕円形状に形成されている。図4に示されるように、フローティングメタル151には、その中心にロータリーシャフト40が挿通される断面円形状の挿通孔152が形成されており、同挿通孔152に挿通されたロータリーシャフト40がフローティングメタル151とともに、センターハウジング10の支持孔13aに内挿されている。因みに、上記のように外形が楕円形状をなすフローティングメタル51は、例えば、製造が比較的容易な円形状のフローティングメタル51をその径方向に対向する側から挟圧して塑性変形させることによって容易に形成することができる。そして、このような塑性加工を施した後に、挿通孔をドリル加工等によって形成する。
また、フローティングメタル151には、挿通孔152から放射状に延びて同挿通孔152とフローティングメタル151の外周とを連通する貫通孔155が複数(本実施形態では6つ)形成されており、この貫通孔155を通じてセンターハウジング10の供給通路11から吐出された潤滑油が挿通孔152の内部に導入される。
吐出通路11a,11bを通じて支持孔13a,13bに吐出された潤滑油により、支持孔13a,13bの内周面とフローティングメタル151の外周面との間、挿通孔152の内周面とロータリーシャフト40との間には流体層がそれぞれ形成される。
ロータリーシャフト40の回転力は、挿通孔152の内周面とロータリーシャフト40との間に形成された流体層を介してフローティングメタル151に伝達され、フローティングメタル151はロータリーシャフト40の軸線Lを中心に回転する。
ここで、フローティングメタル151は、その外形が楕円形状に形成されている。このため、フローティングメタル151がロータリーシャフト40の軸線Lを中心に支持孔13a内で回転する場合には、フローティングメタル151の外周面と支持孔13aの内周面との間に形成された流体層の厚さがフローティングメタル151の回転に伴って変化するようになる。
例えば、二点鎖線で囲んだ部分Bにあっては、フローティングメタル151がロータリーシャフト40の軸線Lを中心に図4に破線矢印で示されるように回転することにより、フローティングメタル151の外周面と支持孔13aの内周面との間の距離が次第に小さくなる。そして、部分Bにあっては、図4に矢印で示されるように潤滑油の粘性による抵抗力が作用する。フローティングメタル151の回転力の一部は、粘性による抵抗力に抗して流体層の厚さを変化させるために消費されるため、フローティングメタル151の回転が抑制される。
以上説明した第2の実施形態によれば、上述した第1の実施形態の効果(1)及び(2)に準ずる効果を得ることができる。
尚、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することもできる。
・上記第1の実施形態で例示した構成と、第2の実施形態で例示した構成とを併せ有する構成、即ち外形が楕円形状のフローティングメタルにおいて、挿通孔の軸心をフローティングメタルの中心位置から偏心させる構成を採用することもできる。その場合にあっては上記(1)及び(2)の作用効果を一層好適に奏することができるようになる。
・上記第1の実施形態では、タービンホイール60側に位置する流体軸受50aとコンプレッサホイール70側に位置する流体軸受50bの双方について、フローティングメタル51の挿通孔52の軸心を外径中心Cに対して偏心させる構成を示した。これに対して、各流体軸受50a,50bのうち一方の流体軸受についてのみ、挿通孔52の軸心を外径中心Cに対して偏心させる構成を採用してもよい。
例えば、コンプレッサホイール70側に位置する流体軸受50bにあっては図5(c)に示されるようにフローティングメタル51の挿通孔52の軸心をフローティングメタル51の外径中心C1に対して偏心させ、その一方で、タービンホイール60側に位置する流体軸受50aにあっては図5(a)に示されるように一般の流体軸受と同様に挿通孔252の軸心と外径中心C2とが同軸上にあるフローティングメタル251を用いるといった構成を採用することもできる。
尚、図5(b)は、流体軸受50a,50b及びロータリーシャフト40の関係を示す断面図であり、図5(a)は図5(b)におけるa‐a線断面図、図5(c)は図5(b)におけるc‐c線断面図である。また、これら図5(a),(b),(c)にあっては、説明の便宜上支持孔13aとフローティングメタル251とのクリアランス、支持孔13bとフローティングメタル51とのクリアランス、ロータリーシャフト40の傾き等を誇張して表現している。
上記のように構成した軸受構造によれば、流体軸受50bにおける旋回流の速度が小さくなるため、図5(a)に破線矢印で示される流体軸受50aにおける旋回流の速度と、図5(c)に破線矢印で示される流体軸受50bにおける旋回流の速度とがそれぞれ異なるようになる。そして、旋回流の影響によって図5(a)に矢印で示されるように旋回運動する流体軸受50aにおけるフローティングメタル251に対して、流体軸受50bにおけるフローティングメタル151は図5(c)に矢印で示されるようにゆっくりと旋回運動するようになる。その結果、図5(b)に示されるように各流体軸受50a,50bにおけるロータリーシャフト40の軸線Lの旋回位相がずれやすくなる。即ち、ホワール振動の発生に伴う振動モードとして円錐モードが励起されやすくなり、騒音の発生しやすい円筒モードの発生が抑制されるようになる。ひいてはロータリーシャフト40のホワール振動に起因する騒音の発生を効果的に抑制することができるようになる。
・また、上記第2の実施形態では、タービンホイール60側に位置する流体軸受50aとコンプレッサホイール70側に位置する流体軸受50bの双方について、フローティングメタル151の外形を楕円形状とする構成を示したが、上記変更例と同様に各流体軸受50a,50bのうち一方の流体軸受におけるフローティングメタル151についてのみ、外形を楕円形状とする構成を採用してもよい。
こうした構成を採用した場合にも、フローティングメタルの外形を楕円形状とした流体軸受における旋回流の速度が小さくなり、各流体軸受における旋回流の速度がそれぞれ異なるようになる。その結果、上記変更例と同様に騒音の発生しやすい円筒モードの発生が抑制されるようになり、ひいては回転軸のホワール振動に起因する騒音の発生を効果的に抑制することができる。
・上記第1、第2の実施形態では、ターボチャージャのロータリーシャフト40を支持する軸受構造にこの発明を適用した例を示したが、この発明は、ターボチャージャの軸受構造に限らず、一対の流体軸受によって回転軸を支持する軸受構造であれば、その他の軸受構造にあっても適用することができる。
この発明にかかる軸受構造を適用したターボチャージャの断面図。 図1における部分Xを拡大して示す拡大断面図。 図2におけるa−a線断面図。 この発明の第2の実施形態にかかる流体軸受の構成を示した断面図。 (a),(b),(c)は、第1の実施形態の変更例としての軸受構造を示した断面図。 一般のターボチャージャの軸受構造を示す断面図。 図8におけるa‐a線断面図。 (a),(b),(c)は、一対の流体軸受によって支持されたロータリーシャフトが円筒モードで振動する状態を模式的に示す模式図。 (a),(b),(c)は、一対の流体軸受によって支持されたロータリーシャフトが円錐モードで振動する状態を模式的に示す模式図。
符号の説明
10…センターハウジング、11…供給通路、11a,11b…吐出通路、12a,12b…支持部、13a,13b…支持孔、20…タービンハウジング、21…スクロール通路、22…排出ポート、23…導入通路、30…コンプレッサハウジング、31…吸入ポート、32…コンプレッサ通路、33…送出通路、40…ロータリーシャフト、50a,50b…流体軸受、51,151,251…フローティングメタル、52,152,252…挿通孔、53…スナップリング、54…スラストベアリング、55,155…貫通孔、60…タービンホイール、61…ブレード、70…コンプレッサホイール、71…ブレード。

Claims (5)

  1. 回転軸が挿通される挿通孔を有する円筒状のフローティングメタルと、該フローティングメタルの前記挿通孔に回転可能に挿通された前記回転軸が前記フローティングメタルとともに内挿されてこれらを支持する支持孔が形成された支持部とを有し、同支持孔の内周面と前記フローティングメタルの外周面との間、並びに前記挿通孔の内周面と前記回転軸との間に潤滑油による流体層が形成される流体軸受を前記回転軸の軸方向に離間してそれぞれ配置した軸受構造において、
    前記流体軸受のうち少なくとも一方の流体軸受における前記フローティングメタルは、前記挿通孔の軸心が前記回転軸と直交する断面において前記フローティングメタルの外径中心に対して偏心してなる
    ことを特徴とする軸受構造。
  2. 回転軸が挿通される挿通孔を有するフローティングメタルと、該フローティングメタルの前記挿通孔に回転可能に挿通された前記回転軸が前記フローティングメタルとともに内挿されてこれらを支持する支持孔が形成された支持部とを有し、同支持孔の内周面と前記フローティングメタルの外周面との間、並びに前記挿通孔の内周面と前記回転軸との間に潤滑油による流体層が形成される流体軸受を前記回転軸の軸方向に離間してそれぞれ配置した軸受構造において、
    前記流体軸受のうち少なくとも一方の流体軸受における前記フローティングメタルは、前記回転軸と直交する断面の外形が楕円形状に形成されてなる
    ことを特徴とする軸受構造。
  3. 前記流体軸受のうち一方の流体軸受についてのみ、前記フローティングメタルの前記挿通孔の軸心を前記回転軸と直交する断面において同フローティングメタルの外径中心に対して偏心させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の軸受構造。
  4. 前記流体軸受のうち一方の流体軸受についてのみ、前記フローティングメタルの前記回転軸と直交する断面の外径を楕円形状にする
    ことを特徴とする請求項2に記載の軸受構造。
  5. 車両用ターボチャージャのタービンホイールとコンプレッサホイールとを連結するロータリーシャフトを回転可能に支持する
    請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の軸受構造。
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