JPH068240Y2 - 溝型戸車用レール - Google Patents

溝型戸車用レール

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JPH068240Y2
JPH068240Y2 JP16282788U JP16282788U JPH068240Y2 JP H068240 Y2 JPH068240 Y2 JP H068240Y2 JP 16282788 U JP16282788 U JP 16282788U JP 16282788 U JP16282788 U JP 16282788U JP H068240 Y2 JPH068240 Y2 JP H068240Y2
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JP
Japan
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rail
groove
door
sides
floor material
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JP16282788U
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JPH0283977U (ja
Inventor
龍平 石村
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大洋金物株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は溝型戸車用レール、特に床材の継ぎ目をなす
溝部に嵌装配設されて戸車のレール溝を構成する戸車用
レールに関する。
従来技術とその課題 この種の溝型戸車用レールとして、例えば実開昭59−
124281号に示されるようにスチール、あるいはア
ルミ合金等の型材にて形成され、床材の継ぎ目をなす溝
部に全体を嵌入させるものが汎用されている。
しかしながら、上記床材の材質によっては温度や湿度等
の変化に伴う伸縮によって溝部の幅が変化し、特に合板
等の木製床材では上記変化が顕著であるため、レールと
溝部側面との間に隙間ができて戸車走行時のがた付きを
生じたり、レールの浮き上がりを生じるという問題があ
った。また上記伸縮の少ない床材の場合でも、がたつき
や浮き上がり等を防止するには溝部とレールの幅を精密
に合わせる必要があるため、床材施工における溝幅の設
定に多大な手間を要すると共に、レールとしても溝幅の
違いに対応する多くの品種を用意せねばならないという
難点があった。
課題を解決するための手段 この考案は、上述の事情に鑑み、設定幅の異なる溝部に
共用可能で、しかも床材の伸縮による溝幅の変化を吸収
でき、前記のがた付きや浮き上がり等が確実に防止さ
れ、レール敷設の作業性にも優れた戸車用レールを提供
することを目的としている。
しかして、上記目的を達成するために、この考案に係る
戸車用レールは、上面に設けたレール溝の両側にそれぞ
れ床材の縁部上面に重合させる支承片が全長にわたって
形成され、かつ下面側にばね取付部を有するレール本体
と、該本体幅方向両側へ張出する1対の側片を有して上
記ばね取付部に取付けられる複数個の板ばね部材とから
構成され、これら板ばね部材の各側片の少なくとも先端
側が斜め上向きに形成されると共に、上記溝部への嵌装
前における両側片の両端間距離が該溝部の幅よりも大き
く設定されてなるものである。
作用 レールとその上を走行させる引き戸の重量はレール本体
の両側の支承片と床材の縁部上面との重合部分で支承さ
れ、温度や湿度の変化による溝幅の変化は上記重合部分
の摺接にて吸収される。
板ばね部材はレールを溝部へ嵌装した状態において弾性
復元力によって両側片の先端が溝部側面に喰い込むよう
に圧接し、レールのがた付きを防ぐと共に浮き上がりを
阻止する。しかして、特にばね部材の両側片の先端側が
斜め上向きになっていることから、溝部への嵌装が容易
である一方、レールの浮き上がり方向に力が加わった場
合に先端の溝部側面への喰い込みが強くなる上、両側か
らの圧縮力はレールを下方へ引く力として働くから、抜
け止め作用が非常に大きい。
実施例 次に、この考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図および第2図で示すように戸車用レール(1)はレ
ール本体(2)と複数個の板ばね部材(3)とで構成されてい
る。
レール本体(2)は、アルミニウム合金等の金属型材製で
あって、上面中央部のレール溝(4)の両側にそれぞれ水
平に張出する支承片(2a)(2a)を有すると共に、下面側に
は対向突設された断面C字形の突条(2b)(2b)間で断面略
円形の係止溝(5)が構成されている。
一方、板ばね部材(3)は、一枚の板材を曲成したもので
あり、開環形の取付部(3a)とその両側のそれぞれV字形
をなす側片(3b)(3b)とからなり、レール本体(2)に対し
て取付部(3a)を係止溝(5)にその端部から嵌装すること
によって抜落不能に係着される。
この戸車用レール(1)は、レール本体(2)に複数個の板ば
ね部材(3)を所定間隔で係着した状態で、仕上げ材(6a)
と下地材(6b)とからなる床材(6)(6)間の継ぎ目に構成さ
れた溝部(7)に嵌装される。しかして、この嵌装によっ
てレール本体(2)の各支承片(2a)が床材(6)の縁部上面に
重合するが、嵌装前の各板ばね部材(3)の両側片(3b)(3
b)の先端間距離t1が溝部(7)の幅t2よりも大きく設定さ
れており、したがって溝部(7)へ嵌装した際に両側片(3
b)(3b)は常態よりも開きが小さくなり、その先端がばね
弾性に基づく弾性復元力によって溝部(7)の両側面(7a)
(7a)に喰い込むように圧接し、レール本体(2)はがた付
きのない安定状態に保持される。また、各側片(3b)の先
端側が斜め上向きになっているため、溝部(7)への嵌装
時には該先端側の傾斜に誘導されて嵌装が容易で押圧力
は少なくて済む一方、嵌装後には上方つまりレールの抜
き出し方向の力が加わると両側片(3b)(3b)の先端の喰い
込みが強くなるために容易には抜出できず、はみ出しや
浮き上がりが阻止される。また床材(6)の熱や吸湿によ
る膨張作用で溝部(7)の幅t2が縮小した場合には、この
縮小に伴ってばね板部材(3)に加わる圧縮力は両側片(3
b)(3b)の先端側が上向きであるためにレール本体(2)を
下方へ引き下げるように作用し、レールの浮き上がりを
生じない。
第3図および第4図は戸車用レールの他の実施例を示
す。第3図の戸車用レール(11)では、レール本体(12)は
レール溝(14)の両側に前記同様の支承片(12a)(12a)を有
して、かつ下面側には対向突設された断面L字形の一対
突条(12b)(12b)間で係止溝(15)が形成されており、板ば
ね部材(13)は略ワ字形の取付部(13a)とその両側のV字
形の側片(13b)(13b)とからなり、第1、2図のものと同
様に取付部(13a)を係止溝(15)に嵌装することによって
レール本体(12)に係着される。一方、第4図の戸車用レ
ール(21)では、レール本体(22)はレール溝(24)の両側に
支承片(22a)(22a)を有すると共に下面側に断面略逆T字
形の突条(22b)を有しており、この突条(22b)の下端に円
弧状の板ばね部材(23)が凸側を下向きとして溶接固着さ
れている。しかして、これら戸車用レール(11)(21)にお
いても、第1、2図の戸車用レール(1)と同様に、板ば
ね部材(13)(23)の作用で溝部(7)にがた付きや浮き上が
り等を生じない安定状態に嵌装される。
なお、この考案の戸車用レールは、レール本体および板
ばね部材の形状を例示以外に種々設計変更可能であり、
両者の取付手段としても前記の嵌着や溶接に限らずビス
止め等の他の手段も採用できる。またレール本体は、金
属型材のほか、合成樹脂押出し型材、金属板を折曲加工
して所要形状としたもの等でもよい。
考案の効果 この考案に係る戸車用レールは、床面の溝部への嵌装状
態においてレール本体がそれぞれ床材の縁部上面に重合
する両側の支承片にて支持されるものであるため、温度
や湿度による床材の伸縮に伴う溝部の幅変化を吸収でき
ると共に、幅および深さの異なる溝部に共用可能であ
る。
また、上記の点から、この戸車用レールを嵌装する溝部
には厳密な寸法精度が要求されず、それだけ床施工が容
易となる。
しかして、この戸車用レールは、溝部に押圧して嵌め込
むだけの極めて簡単な操作で容易に敷設でき、しかも敷
設後には板ばね部材によってがた付きや浮き上がり等を
生じない安定かつ強固な嵌装状態に保持される。
また、この戸車用レールは、レール本体と複数個の板ば
ね部材とからなる簡単な構成であり、かつ既述のように
幅の異なる溝部にも共用でき、従来の如く溝幅ごとに対
応した品種をとり揃える必要がなく量産に適することか
ら、低コストで容易に制作できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示すものであり、第1図は第
1実施例の戸車用レールの敷設状態の縦断面図、第2図
は同上の敷設前の分解斜視図、第3図は第2実施例の戸
車用レールの敷設状態の縦断面図、第4図は第3実施例
の同上状態の縦断面図である。 (1)(11)(21)…戸車用レール、(2)(12)(22)…レール本
体、(2a)(12a)(22a)…支承片、(3)(13)(23)…板ばね部
材、(3b)(13b)…側片、(4)(14)(24)…レール溝、(5)(1
5)…係止溝(取付部)、(6)…床材、(7)…溝部、(22b)
…突条(取付部)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】床材の溝部に嵌装配設される戸車用レール
    であって、上面に設けたレール溝の両側にそれぞれ床材
    の縁部上面に重合させる支承片が全長にわたって形成さ
    れ、かつ下面側にばね取付部を有するレール本体と、該
    本体幅方向両側へ張出する1対の側片を有して上記ばね
    取付部に取付けられる複数個の板ばね部材とから構成さ
    れ、これら板ばね部材の各側片の少なくとも先端側が斜
    め上向きに形成されると共に、上記溝部への嵌装前にお
    ける両側片の先端間距離が該溝部の幅よりも大きく設定
    されてなる溝型戸車用レール。
JP16282788U 1988-12-15 1988-12-15 溝型戸車用レール Expired - Lifetime JPH068240Y2 (ja)

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JP16282788U JPH068240Y2 (ja) 1988-12-15 1988-12-15 溝型戸車用レール

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JP16282788U JPH068240Y2 (ja) 1988-12-15 1988-12-15 溝型戸車用レール

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Publication Number Publication Date
JPH0283977U JPH0283977U (ja) 1990-06-28
JPH068240Y2 true JPH068240Y2 (ja) 1994-03-02

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JP16282788U Expired - Lifetime JPH068240Y2 (ja) 1988-12-15 1988-12-15 溝型戸車用レール

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JP6195430B2 (ja) * 2012-06-20 2017-09-13 寺岡オートドア株式会社 塞ぎ具、不正開扉防止装置、及び自動ドア

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JPH0283977U (ja) 1990-06-28

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