JPH074255Y2 - 階段の踏板 - Google Patents

階段の踏板

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JPH074255Y2
JPH074255Y2 JP1990043931U JP4393190U JPH074255Y2 JP H074255 Y2 JPH074255 Y2 JP H074255Y2 JP 1990043931 U JP1990043931 U JP 1990043931U JP 4393190 U JP4393190 U JP 4393190U JP H074255 Y2 JPH074255 Y2 JP H074255Y2
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JP
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iron plate
tread
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rubber
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浩之 宮川
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ナショナル住宅産業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、熱等による変形を防止し、遮音性、耐久性及
び安全性に優れた階段の踏板に関するものである。
〔従来の技術〕
階段を鉄板で構成する場合、H型鋼、その他の型鋼を力
桁として1本又は2本を平行にして所要角度に配設固定
し、この力桁に所要間隔で金属製の踏板を取り付けてい
る。この踏板を所要厚の鉄板とする場合、昇降時に騒音
が発生する。これを防ぎ、また軽量化を図るため、第4
図、第5図に示すように鉄板を屈曲して補強用リブを形
成し、この上面に耐摩耗性に優れた表面材、例えばコン
ポレジン等の合成樹脂又はゴムを所要形状に形成した踏
板上板を重ね、ビス、ボードアンカー等の止め具を用い
て固定した階段の踏板が提案されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
この階段の踏板は、荷重を支持する鉄板上に合成樹脂又
はゴム製の踏板上板を重ね、ビス止め等にて一体に固定
しているため、騒音防止、軽量化の目的を一応達成する
ことができる。
しかしながら、階段の踏板を屋外で、しかも直射日光が
当る箇所の階段に使用した場合、温度変化の繰り返しに
よって、鉄板と合成樹脂又はゴム製の踏板上板の熱膨張
係数が異なるため、踏板上板が変形することになる。こ
の変形は、鉄板と踏板上板の固定を弛め、時には鉄板と
踏板上板との間に隙間が生じて昇降に支障が生じ、ま
た、騒音が発したり、あるいは離脱したりするおそれが
ある。
また、この階段の踏板は、鉄板が露出しているため、鉄
板が錆び、耐久性が劣るという問題点を有していた。
本考案は、熱等による変形を防止し、遮音性、耐久性及
び安全性に優れた階段の踏板を提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本考案の階段の踏板は、補強
用芯材として複数の孔を穿設した鉄板を用い、該鉄板を
合成樹脂又はゴムからなる表面材中に埋設、固定して形
成したことを要旨とする。
〔作用〕
複数の孔を穿設した鉄板を補強用芯材として用い、これ
を合成樹脂又はゴムからなる表面材中に埋設、固定して
いるため、鉄板が表面材中に埋設されるとき、孔内に表
面材の構成材料が充填され、表面材と鉄板とが強固に一
体化し、温度変化の繰り返しによって、表面材と鉄板と
が分離することがない。
また、鉄板は表面材中に完全に埋設されるため、鉄板が
錆びることがない。
〔実施例〕
以下、本考案の階段の踏板を図示の実施例に基づいて説
明する。
階段の踏板1は、従来の階段の踏板と同様、力桁に支
持、配設されるもので、補強用芯材の鉄板2をコンポレ
ジンからなる表面材10中に埋設、固定して形成する。
表面材10には、コンポレジンのほか、耐摩耗性、耐候性
を有する合成樹脂又はゴムを用いることができる。
補強用芯材として用いられる鉄板2は、第3図に詳示す
るように、踏板1の外形状と同じ形状に屈曲形成される
が、その幅と長さは踏板1より少し小さく形成し、踏板
1の先端側となる端部をほヾ直角に下方に折り曲げて端
片24とし、踏面21には補強のためその長手方向に1又は
2本のリブ22,23を屈曲形成するとともに、この踏面2
1、リブ22,23及び端片24のほぼ全面に亘って多数の孔25
を穿設する。穿設する孔25の径と個数は、芯材としての
所要強度を損なわない程度に設計する。
このように形成した鉄板2を用いてインサート法により
踏板1を形成する。
外周全面をコンポレジンからなる表面材10にて成形され
た踏板1は、第1図及び第2図に詳示するように、鉄板
2のリブ22,23の位置において、下方に突出した突条1
1、12が形成され、上面の踏面14は平坦面とし、さら
に、前端部は鉄板2の端片24を覆うように端片13が一体
に形成される。
そして、コンポレジンからなる表面材10の成形時、表面
材10によって鉄板2の表裏全面が包まれるとともに、表
面材10は孔25にも充填されるので、鉄板2はコンポレジ
ンからなる表面材10と完全に一体となる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、表面材と鉄板とが強固に一体化し、温
度変化の繰り返しによって、表面材と鉄板とが分離する
ことがなく、また、鉄板は表面材中に完全に埋設され鉄
板が錆びることがないため、遮音性、耐久性及び安全性
に優れた階段の踏板を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は断面図、第2
図は外観図、第3図は鉄板の外観図、第4図は公知の階
段の踏板の側面図、第5図は同分解斜視図である。 1は踏板、2は鉄板、10は表面材、25は孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】補強用芯材として複数の孔を穿設した鉄板
    を用い、該鉄板を合成樹脂又はゴムからなる表面材中に
    埋設、固定して形成したことを特徴とする階段の踏板。
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