JPH0682399B2 - 積分回路 - Google Patents

積分回路

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JPH0682399B2
JPH0682399B2 JP641886A JP641886A JPH0682399B2 JP H0682399 B2 JPH0682399 B2 JP H0682399B2 JP 641886 A JP641886 A JP 641886A JP 641886 A JP641886 A JP 641886A JP H0682399 B2 JPH0682399 B2 JP H0682399B2
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subtraction
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恭敬 山本
史郎 萩原
宏一 清水
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OOSAKI DENKI KOGYO KK
Hitachi Ltd
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OOSAKI DENKI KOGYO KK
Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明は、積分回路に関するもので、例えば、半導体
集積回路により構成され、高精度の積分動作が要求され
る積分回路に有効な技術に関するものである。
〔背景技術〕
演算増幅回路を用いたミラー積分回路が公知である(例
えば、昭和50年11月20日、オーム社発行『半導体マニュ
アル』のPP.155〜156参照)。ところで、演算増幅回路
は、いわゆるオフセットを持っている。すなわち、その
一対の入力レベルが互いに等しくても、出力信号が生じ
てしまう。これは、例えば演算増幅回路が作動増幅回路
を含んでおり、その作動増幅回路を構成するペア素子、
例えばMOSFET(絶縁ゲート型電界効果トランジスタ)の
特性が、製造条件のバラツキ等によって一致しないため
に生じる。このため、積分回路は、演算増幅回路の持つ
オフセットのために、高精度の積分を行うことができな
いという欠点を持っている。
そこで、本願発明者等は、カウンタ回路で形成されたデ
ィジタル信号を受けるD/A変換回路により上記ディジタ
ル信号に対応した微少可変調整電圧を形成して、ミラー
積分回路を構成する演算増幅回路の非反転入力端子に供
給することによって、入力電圧が零の時に積分出力も零
になるように上記カウンタ動作を制御してオフセットの
補償を行うことを考えた。しかしながら、上記ディジタ
ル信号に対応した微少可変調整電圧を形成するD/A変換
回路において、その1ステップ当たりの電圧ΔVが最大
誤差として残ってしまう。
〔発明の目的〕
この発明の目的は、簡単な構成によって精度の向上を図
った積分回路を提供することにある。
この発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、
この明細書の記述および添付図面から明らかになるであ
ろう。
〔発明の概要〕
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要
を簡単に説明すれば、下記の通りである。すなわち、オ
フセット調整用電圧を形成するD/A変換回路の入力部に
減算回路を設けて、積分動作のときにその最下位ビット
の減算を周期的に行うようにするものである。
〔実施例〕
第1図には、この発明の一実施例の積分回路の回路図が
示されている。
同図の回路は、特に制限されないが、公知のMOS集積回
路の製造技術により、単結晶シリコンのような半導体基
板上において構成される。
積分回路を構成する抵抗Rを通した積分すべき入力信号
INと、特に制限されないが、基準電圧としての回路の接
地電圧0Vは、スイッチS1を介して選択的に演算増幅回路
OPの反転入力端子(−)に供給される。この演算増幅回
路OPの反転入力端子(−)と出力端子との間には、積分
用のキャパシタCとリセット用のスイッチ手段S2とが並
列形態に設けられる。
上記演算増幅回路OPにおけるオフセット電圧を除去する
ため、その非反転入力端子(+)には、D/A変換回路DAC
で形成された出力電圧Vosが印加される。このD/A変換回
路DACには、減算回路HSを通したカウンタ回路CNTで形成
されたディジタル信号が供給される。減算回路HSは、積
分動作中において周期的なパルス信号φによって、ディ
ジタル信号の最下位ビットに対して−1の減算動作を周
期的に行い、後述するオフセット除去動作中では、その
入力信号をそのまま出力させる。これにより、オフセッ
ト除去動作において、カウンタ回路CNTのカウンタ動作
に従って形成されたカウンタ出力(ディジタル信号)に
見合った可変アナログ電圧Vosが上記演算増幅回路OPの
非反転入力端子(+)に供給されることになる。
上記演算増幅回路OPの出力端子から得られる積分電圧Vo
の極性を判定するため、電圧比較回路VCが設けられる。
特に制限されないが、この電圧比較回路VCは、スイッチ
手段S3を介して選択的に2種類の電圧+Vref,接地電圧0
Vが基準電圧として印加される。上記基準電圧としての
接地電位0Vは、上記極性判定のために用いられ、基準電
圧+Vrefは後述する積分動作を行うために用いられる。
次に、この実施例の積分回路におけるオフセット除去動
作を第2図の動作波形図に従って説明する。
このオフセット除去(初期設定)動作においては、スイ
ッチS1は接点b側に接続され、演算増幅回路OPの反転入
力端子(−)に回路の接地電位を供給する。このスイッ
チS1のオン抵抗や配線抵抗を介して回路の接地電位が演
算増幅回路OPの反転入力端子(−)に供給されることに
なるため、上記キャパシタCとともに積分回路を構成す
る。また、スイッチS3は、接点b側に接続され、電圧比
較回路VCに回路の接地電位を供給する。また、カウンタ
回路CNTは、初期設定開始時にクリアされ、減算回路HS
は非動作状態、言い換えるならば、カウンタ回路CNTの
出力信号をそのままD/A変換回路DACに伝える。
この状態において、図示しないタイミング信号によって
スイッチ2は、周期的にオン状態/オフ状態にされる。
したがって、時間t0において、スイッチS2をオフ状態に
したとき、演算増幅回路OPは、回路の接地電位を入力信
号とする積分動作を開始する。すなわち、上記カウンタ
回路CNTのクリア状態により、D/A変換回路DACの出力電
圧Vosは負の最大値にされているため、その電圧差に従
った積分出力Voが出力される。
電圧比較回路VCは、上記演算増幅回路OPの両入力端子
(+,−)の電圧差に従った負極性の積分出力Voを受け
てロウレベルの出力信号を形成する。カウンタ回路CNT
は、上記ロウレベルの出力信号を受けて+1の計数動作
を行う。
上記スイッチS2がオン状態にされるとキャパシタCのリ
セット動作が行われ、そのオフ状態とともに再び積分動
作が行われる。上記繰り返し動作によってカウンタ回路
CNTの出力信号が+1づつ増加するため、上記D/A変換回
路DACの出力電圧Vosは、1ステップづつ増加する。これ
により、上記入力信号としての回路の接地電位と電圧差
が小さくされて、上記負極性の積分出力Voが絶対値的に
順次小さくされる。そして、その出力電圧Voが正の極性
に最初に反転したとき(時間t1)に、電圧比較回路VCの
出力がハイレベルとなる。上記カウンタ回路CNTは、上
記ハイレベルの出力信号によりその計数動作を停止し
て、そのときの計数値を保持するものとなる。上記動作
において、入力端子を接地電位として状態で、その積分
出力が一方の極性から他方の極性に切り替わったという
ことは、演算増幅回路OPにおけるオフセット電圧Voffと
上記電圧Vosとがほゞ相殺されたみなすことができる。
以上により初期設定が終了し、スイッチS1とS3は接点a
側に切り換えられる。これによって、本来の積分すべき
入力信号INが抵抗Rを介して演算増幅回路OPに供給さ
れ、電圧比較回路VCには基準電圧+Vrefが供給される。
この積分動作の概略を次に説明する。
入力端子には、例えば電流値に比例した電圧値を持ち、
電圧値に比例したパルス幅を持つパルス信号が印加され
る。このパルス信号を積分することによって、電力値を
求めることができる。この積分動作は、上記積分出力電
圧Voが上記基準電圧+Vrefに達するまで行われる。上記
積分出力電圧Voが基準電圧+Vrefに達すると、上記電圧
比較回路VCがこれを検出してスイッチS2をオン状態にさ
せる信号を形成し、キャパシタCをリセットさせる。こ
の後、再び上記積分動作を行うものとなる。上記電圧比
較回路VCの出力信号により図示しない所定のカウンタ回
路をインクリメントさせて、上記積分値をディジタル値
として出力させるものである。
上記オフセット除去動作においては、第3図に示すよう
に、真のオフセット電圧VoffがD/A変換回路DACのステッ
プ電圧Vn−1とVnの中間点にあった場合、ステップ電圧
Vnがオフセット除去用の出力電圧Vosとして、上記演算
増幅回路OPの非反転入力端子(+)に供給される。した
がって、上記オセット電圧Voffと、上記出力電圧Vosと
の差電圧ΔV′が残ってしまい、積分出力の精度を悪く
する。
この実施例では、タイミング信号φによって、減算回路
HSが周期的に動作させられ、カウンタ回路CNTにより形
成されたディジタル信号の最下位ビットの減算を行う。
したがって、上記減算回路HSによりカウンタ回路CNTに
より形成されるディジタル信号の減算動作が行われると
き、D/A変換回路DACの出力電圧Vosは、ステップ電圧Vn
からVn−1に低下させられる。これにより、上記オフセ
ット電圧Voffと上記出力電圧Vosとに差電圧ΔV″が生
じる。上記2つの差電圧ΔV′とΔV″は、上記真のオ
フセット電圧Voffに対して極性が逆になるため、上記ス
テップ電圧VnとVn−1が交互に演算増幅回路OPの非反転
入力端子(+)に供給された状態での積分出力Voに生じ
る誤差分は、最大でも上記1ステップ電圧ΔVのほゞ1/
2に軽減される。これにより、みかけ上D/A変換回路DAC
の持つ分解能の向上を図ることができるため、積分精度
の向上を図ることができる。
〔効 果〕
オフセット調整用電圧を形成するD/A変換回路の入力部
に減算回路を設けて、積分動作のときにその最下位ビッ
トの減算を周期的に行うことによって、実行的なオフセ
ット電圧の極性を反転できる。これによって、積分出力
に含まれる上記実効的なオフセット電圧により生じる誤
差分が、最大でも上記D/A変換回路の1ステップ電圧の1
/2に軽減できるという効果が得られる。言い換えるなら
ば、オフセットキャセル用の調整電圧を形成するD/A変
換回路の分解能を2倍に向上できるものとなる。
以上本発明者によってなされた発明を実施例に基づき具
体的に説明したが、この発明は上記実施例に限定される
ものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可
能であることはいうまでもない。例えば、スイッチ手段
及び演算増幅器を構成する増幅素子等は、MOSFETの他、
同様な動作を行うものであれば何でもあってもよい。ま
た、D/A変換回路は、直列抵抗とスイッチトリーからな
るもの等種々の実施形態を採ることができるものであ
る。また、減算回路は、ディジタル減算回路を用いるの
の他、シフトレジスタを用いて1ビットの桁下げを行う
もの、又はマルチプレクサによってカウンタ回路の出力
信号をそのままD/A変換回路の入力に伝えたり、1ビッ
ト桁下げしてD/A変換回路の入力に伝えるもの等何であ
ってもよい。
〔利用分野〕
この発明は、アナログ乗算回路等の構成する積分回路と
して広く利用できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例を示すブロック図、 第2図は、そのオフセット除去動作を説明するための波
形図、 第3図は、そのオフセット除去動作を説明するためのD/
A変換出力の拡大図である。 OP……演算増幅回路、VC……電圧比較回路、DAC……D/A
変換回路、CNT……カウンカ回路、HS……減算回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】反転入力端子にスイッチ手段を介して入力
    信号と所定の基準電圧が選択的に供給され、非反転入力
    端子にディジタル信号を受けるD/A変換回路により形成
    された出力電圧が供給された演算増幅回路と、上記演算
    増幅回路の出力電圧の極性反転を検出する電圧比較回路
    と、その計数動作によって上記ディジタル信号を形成す
    るカウンタ回路と、所定のタイミング信号によって周期
    的に上記カウンタ回路によって形成されたディジタル信
    号の最下位ビットの減算を行う減算回路とを含み、上記
    減算回路の減算動作を非動作状態にして、上記カウンタ
    回路の計数動作を上記極性反転出力により停止させると
    いうオフセット除去動作を行わせた後、上記カウンタ回
    路に保持されたディジタル信号と周期的な減算動作によ
    って減算されたディジタル信号のD/A変換出力を演算増
    幅回路の非反転入力端子に供給して積分動作を行わせる
    ことを特徴とする積分回路。
  2. 【請求項2】上記積分回路は、第1の入力値に従った振
    幅と、第2の入力値に従ったパルス幅を持つパルス信号
    を入力として、その積分出力を形成するものであること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の積分回路。
JP641886A 1986-01-17 1986-01-17 積分回路 Expired - Lifetime JPH0682399B2 (ja)

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