JPH0427218Y2 - - Google Patents

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JPH0427218Y2
JPH0427218Y2 JP19675586U JP19675586U JPH0427218Y2 JP H0427218 Y2 JPH0427218 Y2 JP H0427218Y2 JP 19675586 U JP19675586 U JP 19675586U JP 19675586 U JP19675586 U JP 19675586U JP H0427218 Y2 JPH0427218 Y2 JP H0427218Y2
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  • Inductance-Capacitance Distribution Constants And Capacitance-Resistance Oscillators (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案は、例えばガス遮断器のガス密度セン
サ等に用いるV/F(電圧/周波数)変換回路に
関する。
(従来の技術) V/F変換回路は、一般に反転アンプのフイー
ドバツク系に積分コンデンサが接続された積分器
が備えられている。そしてこの積分コンデンサ
を、入力電圧に比例した電流で駆動し、一定電位
差の間で行なわれる積分コンデンサの充放電の繰
り返し周波数が、入力電圧に比例することによ
り、入力電圧を、これに比例した周波数に変換す
るものである。
V/F変換回路には、その都度、積分コンデン
サのリセツトを行なうシングルスロープ形のもの
と、積分コンデンサのリセツトを行なわないデユ
アルスロープ形のものとがあり、高精度のものを
得るためには変換誤差の少ないデユアルスロープ
形のものが用いられる。
このようなデユアルスロープ形の従来のA/D
変換回路としては、例えば第6図に示すようなも
のがある。
第6図中、1はオペアンプで構成された反転ア
ンプで、その反転入力端子(−)には入力抵抗R
が接続され、出力端と反転入力端子(−)間のフ
イードバツク系には積分コンデンサCが接続され
ている。反転アンプ1の非反転入力端子(+)は
低電位点に接続されている。
反転アンプ1、積分コンデンサCおよび入力抵
抗Rにより積分器2が構成され、積分コンデンサ
Cおよび入力抵抗Rで積分時定数が規定される。
積分器2の入力側には、切換スイツチ3が接続
され、切換スイツチ3における固定接点aには入
力電圧Viの入力端子4が直接接続され、固定接
点bには入力端子4が増幅度1の反転アンプ5を
介して接続されている。
また、積分器2の出力端は、オペアンプで構成
された比較器6の非反転入力端子(+)に接続さ
れている。比較器6の反転入力端子(−)には、
切換スイツチ7を介して互いに異符号の基準電圧
+Vrefおよび−Vrefが切換え設定される。
比較器6の出力端に、入力電圧Viに比例した
周波数の信号F0を出力端子8が接続されている。
前記の両切換スイツチ3,7には、出力端子8
からそれぞれ制御線9が通じており、当該両切換
スイツチ3,7は、出力信号F0により切換制御
される。第6図に示すように切換スイツチ3がa
接点に切換えられたとき、他の切換スイツチ7は
−Vref側に切換えられ、切換スイツチ3がb接
点に切換えられたとき、他の切換スイツチ7は+
Vref側に切換えられる。
そして、いま切換スイツチ3が接点aに切換え
られているとき、積分器2に入力電圧Viが入力
すると、入力抵抗Rにより、この入力電圧Viに
比例した電流iが、反転アンプ1側に流れる。
この間、比較器6は、反転入力端子(−)に−
Vrefの基準電圧が設定されているので、その出
力電圧Hレベルとなつている。
一方、反転アンプ1は、これを構成しているオ
ペアンプの特性から、その反転入力端子(−)に
流入する電流は、ほぼゼロであるので、上記の電
流iは、積分コンデンサC側にこれを駆動するよ
うに流れる。反転アンプ1は、この電流iを積分
して、その出力端の電圧は直線的にマイナス側に
低下する。
積分器2によるこの積分電圧が、比較器6に設
定された基準電圧−Vrefに達すると、比較器6
の出力電圧は、Lレベルに反転する。次いでこの
Lレベルの出力電圧で、両切換スイツチ3,7が
切換制御され、積分器2には、反転アンプ5を介
して、入力電圧−Viが入力する。
この入力電圧−Viへの反転により、積分器2
の出力端の電圧は、直線的にプラス側に上昇す
る。
積分器2によるこの積分電圧が、比較器6に切
換設定された基準電圧+Vrefに達すると、比較
器6の出力電圧は、再びHレベルに反転する。
このようにして比較器6からは、入力電圧Vi
に比例した繰返し周波数のパルス信号F0が出力
される。
(考案が解決しようとする問題点) ところでガス遮断器のガス密度センサ等は、誘
導ノイズを避ける一手段として電源にバツテリが
用いられ、これに使用される回路は、例えば
100μA以下で10μA程度の低消費電流駆動が行な
われる。
しかしながら上記のV/F変換回路を、このよ
うな10μA程度の低消費電流で駆動すると、これ
を構成しているオペアンプの応答性が悪くなり、
特に比較器6の応答遅れ時間が大きくなつて、デ
ユアルスロープ形のV/F変換回路としたにも拘
らず、シングルスロープ形のものを用いたときの
リセツト誤差と同程度のマイナス変換誤差を生じ
てしまうという問題点があつた。
この応答遅れ時間によるマイナス変換誤差は、
入力電圧Viが大きくなつて変換される周波数が
高くなるほど大きくなり、V/F変換回路の変換
特性にノンリニアリテイを与えてしまう。
この考案は上記事情に基づいてなされたもの
で、低消費電流駆動用とした場合の変換精度を向
上させることのできるV/F変換回路を提供する
ことを目的とする。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) この考案は上記問題点を解決するために、積分
時定数を規定する抵抗および積分コンデンサを備
え入力電圧を積分する積分器と、該積分器から出
力される積分電圧を基準電圧と比較する比較器と
を有し、当該積分電圧が基準電圧に達するごとに
該比較器からの出力で前記積分器への入力を反転
制御するとともに該比較器の基準電圧を異ならせ
て、当該比較器から入力電圧に比例した周波数の
信号を出力する回路であつて、前記積分器への入
力の反転時に、当該入力電圧に比例した過渡電流
を前記積分コンデンサに供給する補償用コンデン
サを、前記積分時定数規定用の抵抗に並列に接続
したことを要旨とする。
(作用) 入力電圧の反転時に、この入力電圧の変化電位
に比例した過渡電流が補償用コンデンサを介して
積分コンデンサに供給される。
而して入力電圧の変化時における積分器および
比較器を構成しているオペアンプの応答遅れが補
償されてV/F変換特性におけるリニアリテイが
改善され、変換精度の向上が図られる。
(実施例) 以下この考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図および第2図のA,Bは、この考案の第
1実施例に示す図である。
第1図は要部回路図、第2図のA,Bは、積分
器の入、出力応答特性を示す波形図である。
なお、第1図および後述の第3図、第5図にお
いて、前記第6図における機器または回路素子等
と同一ないし均等のものは前記と同一符号を以つ
て示し、重複した説明を省略する。
まず構成を説明すると、この実施例では低消費
電流駆動とするため入力抵抗R1として100〜数
100KΩ、積分コンデンサC2として1000〜数
1000pF程度のものが用いられている。
そして積分器11における入力抵抗R1に、補
償用コンデンサC1が並列に接続されている。補
償用コンデンサC1は、積分器11への入力の反
転時に、その入力電圧に比例した過渡電流を積分
コンデンサC2に供給するためのもので、例えば
10pF前後の小容量のものが用いられている。
積分器11の入力端側および出力端側に接続さ
れる各回路構成は、第1図では図示省略されてい
るが、前記第6図のものとほぼ同様に構成されて
いる。
次に作用を説明する。
当該V/F変換回路から出力されるパルス信号
F0の反転に応じて入力電圧Viが反転される。
いま、入力電圧Viが(+)から(−)に反転
したとき、補償用コンデンサC1に過渡的に電流
が流れ、積分器11における反転アンプ1の反転
入力端子(−)の電位を基準電位にとつて入力電
圧Viの変化電位をΔVとすると、C1・ΔVに相当
する電荷+Qが積分コンデンサC2から補償用コ
ンデンサC1に供給される。したがつて積分器1
1の積分電圧は、Q/C2だけステツプ的に上昇
し、反転アンプ1の応答遅れに起因する積分電圧
の過渡的な低下が補償される。
上記と逆に、入力電圧Viが(−)から(+)
に反転したときは、−C1・V=−Qの電荷が積分
コンデンサC2から補償用コンデンサC1に供給さ
れる。したがつてこのときは、積分器11の積分
電圧が、Q/C2だけステツプ的に降下し、積分
電圧の応答遅れが補償される。
上記の移動電荷量Qは、反転時における入力電
圧Viが、補償用コンデンサC1と反転アンプ1の
入力抵抗等で構成される時定数に従つて微分され
た過渡電流に比例する量であり、この過渡電流は
入力電圧Viに比例するので、電荷量Qは入力電
圧Viに比例するものとなる。
そして上記の積分電圧の補償作用は、積分周期
を短絡する方向に作用するので、オペアンプ等の
構成機器の応答遅れ時間に起因する周波数のマイ
ナス変換誤差が適正に打消されて、変換精度の向
上が図られる。
次いで、第2図のA,Bを用いて、積分器11
のシミユレーシヨンにより入力電圧Viの反転時
における積分電圧の補償作用をさらに説明する。
反転アンプ1を構成しているオペアンプの伝達
関数Gを G=G0/(1+sT0) …(1) ここにG0:ゲイン 1/(2πT0):コーナー周
波数 とすると、積分器11の出力(積分電圧)V0
(S)は、 −Vi・〔Z2/(Z1+Z2)〕・G −V0・〔Z1/(Z1+Z2)〕・G=V0 …(2) この(2)式から V0=−〔Z2/(Z1+Z2)〕・G・Vi/ {1+〔Z1/(Z1+Z2)〕・G} …(3) となり、これに定数R1,C1,C2,G0,T0を代入
すると、 V0(s)=A/B …(4) ここに A=(1+sC1R1)・Vi(s) B=1/G0+s{R1C2 +〔R1(C1+C2)+T0〕/G0} +s2〔R1(C1+C2)T0/G0〕 で与えられる。
入力電圧Viとして第2図のAに示すL形波を
与えたときの積分器11の出力V0のシミユレー
シヨンの結果を第2図のBに示す。
第2図のBから、入力電圧Viが(+)から
(−)に切換わる時の出力電位の上昇(−)から
(+)に切換わる時の出力電位の降下が確認され
る。
次に第3図には、この考案の第2実施例を示
す。
この実施例は、積分器11における入力抵抗
R1に、補償用コンデンサC2を並列に接続した点
は、前記第1実施例(第1図)のものと同様であ
るが、積分器11の入力端側等の回路構成の点で
少し異なつている。
即ち、積分器11の入力端には、一方は入力電
圧Viの入力端子4が、増幅器1の反転アンプ5
およびスイツチ3aを介して接続され、他方は低
電位点(ゼロ電位点)が他のスイツチ3bを介し
て接続されている。
また、反転アンプ5の出力端と低電位点との間
に2個の抵抗13a,13bを直列接続した分圧
手段が接続され、その分圧点が積分器11におけ
る反転アフン1の非反転入力端子(+)に接続さ
れている。反転アンプ1の非反転入力端子(+)
には、−Viとゼロ電位間の分圧電圧が加えられ
る。
そして、出力信号F0が反転するごとに、両ス
イツチ3a,3bが交互にオン・オフ制御され、
積分器11への入力が、−Viとゼロ電位との間で
反転する。
積分器11は、この反転入力を交互に積分し
て、入力電圧Viに対応した積分電圧を出力する。
そしてこの積分動作時において、補償用コンデン
サC1により、前記第1実施例のものと同様にし
て、入力の反転時における積分電圧の過渡的な変
動が抑止されて変換誤差の低減が図られる。
第4図は、この変換誤差特性を示すもので、第
4図中、イはこの実施例のものの変換誤差、ロは
前記第6図に示した従来例のものの変換誤差であ
る。この実施例のものは従来例のものに比べて、
変換誤差が1/4程度以下に減少している。
第5図には、この考案の第3実施例を示す。
この実施例は、積分器12内に補償用コンデン
サC1を接続したことに伴なう発振のおそれを解
消するようにしたものである。
補償用コンデンサC1の容量によつては、周波
数が高くなると、入力抵抗R1との並列回路部分
のインピーダンスが容量性となり発振可能状態と
なつてしまう。
そこでコンデンサC1に抵抗R2を直列接続して、
インピーダンスが容量性となることを補償し、発
振を防止するようにしたものである。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案の構成によれ
ば、積分器への入力の反転時に、当該入力電圧に
比例した補償用の過渡電流が補償用コンデンサ側
から積分コンデンサに供給されるので、応答遅れ
に起因する積分電圧の変動が抑止されて入力電圧
の変化時における積分器および比較器の応答遅れ
が補償され、変換精度が向上するという利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係るV/V変換回路の第1
実施例を示す要部回路図、第2図は同上第1実施
例における積分器の応答特性等を示す波形図、第
3図はこの考案の第2実施例を示す回路図で、第
4図は同上第2実施例における変換誤差特性を示
す特性図で比較例も併せ示す図、第5図はこの考
案の第3実施例を示す要部回路図、第6図は従来
のV/F変換回路を示す回路図である。 1……積分器を構成する反転アンプ、4……入
力電圧の入力端子、5……増幅度が1の反転アン
プ、6……比較器、8……出力端子、11,12
……積分器、C1……補償用コンデンサ、C2……
積分コンデンサ、R1……入力抵抗。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 積分時定数を規定する抵抗および積分コンデン
    サを備え入力電圧を積分する積分器と、該積分器
    から出力される積分電圧を基準電圧と比較する比
    較器とを有し、当該積分電圧が基準電圧に達する
    ごとに該比較器からの出力で前記積分器への入力
    を反転制御するとともに該比較器の基準電圧を異
    ならせて、当該比較器から入力電圧に比例した周
    波数の信号を出力する回路であつて、 前記積分器への入力の反転時に、当該入力電圧
    に比例した過渡電流を前記積分コンデンサに供給
    する補償用コンデンサを、前記積分時定数規定用
    の抵抗に並列に接続したことを特徴とするV/F
    変換回路。
JP19675586U 1986-12-23 1986-12-23 Expired JPH0427218Y2 (ja)

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