JPH0682167U - オーバーカウンター式洗面器の取付構造 - Google Patents

オーバーカウンター式洗面器の取付構造

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JPH0682167U
JPH0682167U JP3021093U JP3021093U JPH0682167U JP H0682167 U JPH0682167 U JP H0682167U JP 3021093 U JP3021093 U JP 3021093U JP 3021093 U JP3021093 U JP 3021093U JP H0682167 U JPH0682167 U JP H0682167U
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counter
washbasin
opening
flange
mounting structure
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JP3021093U
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聡史 坂
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株式会社イナックス
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Abstract

(57)【要約】 【目的】オーバーカウンター式洗面器をカウンターに取
り付けるに際して、洗面器の荷重がカウンターの開口周
縁部に集中的に作用するのを防止し、カウンターの開口
周縁部にクラックが生じるのを防止する。 【構成】カウンター10の開口12周辺の裏面側に押上
金具18を設けて押上金具18により洗面器14をフラ
ンジ16がカウンター10上面より僅かに浮き上がる状
態に下から支持し、且つフランジ16とカウンター10
上面との間の隙間に高分子目地材28を詰めて洗面器1
4を固定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はオーバーカウンター式洗面器の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
カウンターへの洗面器の取付構造には、オーバーカウンター式洗面器,アンダ ーカウンター式洗面器,フレーム式洗面器等の種類に応じて様々な取付構造が採 用されている。
【0003】 このうちオーバーカウンター式洗面器の取付構造としては、従来図6に示して いるようにカウンター100に洗面器取付用の開口102をカウンター成形後に 機械加工等によって形成し、そこに対応する大きさの洗面器104を上側から嵌 め入れて外周部のフランジ106をカウンター100上面に載せた状態に固定す る構造が用いられている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながらこの場合、洗面器104の全重量がフランジ106にかかること となり、カウンター100の開口102周縁部に大きな集中荷重が作用する。 特に図に示しているように開口102がカウンター後端のバックガード部10 8の基端に到る大きさとされてそこに大きな洗面器104が嵌め入れられ、カウ ンター100上面に載せられた場合、開口102の形成によってカウンター10 0の強度が低下しているのに加えて、洗面器104の荷重が開口周縁部に集中的 に作用するため、運搬その他取扱中にバックガード部108にクラック110が 入り易いといった問題が生じていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案はこのような課題を解決するためになされたものである。かかる本考案 のカウンター取付構造は、カウンターに形成した、該カウンターの後端のバック ガード部の基端に到る大きさの洗面器取付用開口に、対応する大きさの洗面器を 嵌め入れた上、該洗面器の上端外周部のフランジを該カウンターの開口周辺の上 面に載せた状態に取り付けるオーバーカウンター式洗面器の取付構造にして、前 記カウンターの開口周辺の裏面側に押上金具を設けて該押上金具により該洗面器 を前記フランジが前記カウンター上面より僅かに浮き上がる状態に下から支持し 、且つ該フランジとカウンター上面との間の隙間に高分子目地材を詰めて該洗面 器を固定したことを特徴とする。
【0006】
【作用及び考案の効果】
上記のように本考案は、カウンター裏面に押上金具を設けてこの押上金具によ り洗面器を僅かに押し上げるように支持するもので、本考案によれば洗面器のフ ランジを介してカウンターの開口周縁に集中荷重が作用するのを抑制できる。
【0007】 従って洗面器取付用の開口がカウンターのバックガード部に到る大きさ,形状 のものであっても、運搬その他取扱中にバックガード部にクラックが発生するの を防止できる。
【0008】 また洗面器のフランジとカウンター上面との間には高分子目地材が介在させら れており、この目地材はクッション作用により振動を効果的に吸収するように働 いて、上記クラックの発生防止に寄与する。
【0009】
【実施例】
次に本考案の実施例を図面に基づいて詳しく説明する。 図2において、10は樹脂カウンターであって後端のバックガード部15に到 る大きさ,形状の洗面器取付用開口12が形成されている。開口12は、バック ガード部15側のコ−ナ−部12aの形状が略90度に近い鋭角形状とされてい る。
【0010】 カウンター10の裏面側には、図3に示しているように開口12の右側と左側 の各前後2個所、合計4個所に押上金具18が固定されている。押上金具18は 、図1に示しているように開口側の端部が洗面器14の受部20として形成され 、また反対側の端部がカウンター10への当接部22とされている。 そしてこれらの間の部分が被支持部23とされて、この被支持部23の2個所 においてカウンター10に固定されたボルト24とこれに螺合されたナット26 とにより支持されている。
【0011】 ここで押上金具18は厚みが2〜4mmのメッキした鉄板又はステンレス板か ら成るもので、被支持部23の一端から当接部22先端に到る長さL、即ち開口 12から当接部22先端までの長さLが10〜20mm,巾Wが被支持部23に 設けられたボルト穴27の直径dの3倍以上とされている。但しボルト穴27の 直径dは6mmφ以上である。 更にボルト穴27と27との間の寸法l2と他部の寸法l1,l3との比率l1: l2:l3=3:4:3とされている。
【0012】 図1に示しているように洗面器14は、上端外周部のフランジ16がカウンタ ー10上面より僅かに浮き上がる状態にボール部の下面が押上金具18の受部2 0にて支持され、且つフランジ16とカウンター10上面との間に高分子目地材 28が詰められて固定されている。
【0013】 本例のオーバーカウンター式洗面器14の取付構造の場合、フランジ16がカ ウンター10上面より僅かに浮き上がった状態で洗面器14が押上金具18によ り支持されるとともに、フランジ16とカウンター10上面との間に高分子目地 材28が介在させられているため、カウンター10の開口12周縁部に洗面器1 4の重量に基づく荷重が集中的に作用するのが回避され、カウンター10の開口 12周縁部、特に鋭角的なコーナー部12aの部分においてバックガード部15 にクラックの生ずるのが防止される。
【0014】 また高分子目地材28はクッション作用を有することから、洗面器14取付状 態でカウンター10を運搬等取扱いする際に、振動がこの高分子目地材28にて 効果的に吸収され、その振動によるクラックの発生も有効に防止される。
【0015】 尚押上金具18はこの例では開口12から離れる方向において3個所でカウン ター10に固定されているため、洗面器14の荷重が押上金具18を介して分散 した状態でカウンター裏面に作用する。このため押上金具18の固定個所におい てカウンター10に大きな集中荷重が作用するのが防止される。
【0016】 尚ボルト24はカウンター10成形時に埋込状態に一体に成形しても良いし、 或いはカウンター10成形後において後付けでカウンター10に取り付けても良 い。
【0017】 図4は本考案の他の実施例を示している。この例は押上金具50の被支持部5 2をカウンター10に設けたボルト24とナット26とにより支持する一方、押 上金具50の受部54に支持ボルト56を設けて、この支持ボルト56を介して 洗面器14を支持するようにしたもので、この例では支持ボルト56の回転操作 によって洗面器14を持ち上げられる利点がある。
【0018】 図5は本考案の更に他の実施例を示したもので、この例では両端部が被支持部 60として、またそれらの間の部分が受部62として構成された長い連続した押 上金具58を用い、その受部62の2ヵ所に支持ボルト56を設けて、これら支 持ボルト56を介して洗面器14を支持するようにしている。
【0019】 以上本考案の実施例を詳述したがこれはあくまで一例示であり、本考案はその 主旨を逸脱しない範囲において、当業者の知識に基づき様々な変更を加えた形態 で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例であるオーバーカウンター式
洗面器の取付構造の要部の図である。
【図2】同取付構造を洗面器を外した状態で示す図であ
る。
【図3】洗面器をカウンターに取り付けた状態をカウン
ター裏面側から示す図である。
【図4】本考案の他の実施例であるオーバーカウンター
式洗面器の取付構造の要部の図である。
【図5】本考案の更に他の実施例であるオーバーカウン
ター式洗面器の取付構造の図である。
【図6】従来のオーバーカウンター式洗面器の取付構造
の例を示す図である。
【符号の説明】
10 カウンター 12 開口 14 洗面器 15 バックガード部 16 フランジ 18,50,58 押上金具 28 高分子目地材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カウンターに形成した、該カウンターの
    後端のバックガード部の基端に到る大きさの洗面器取付
    用開口に、対応する大きさの洗面器を嵌め入れた上、該
    洗面器の上端外周部のフランジを該カウンターの開口周
    辺の上面に載せた状態に取り付けるオーバーカウンター
    式洗面器の取付構造にして前記カウンターの開口周辺の
    裏面側に押上金具を設けて該押上金具により該洗面器を
    前記フランジが前記カウンター上面より僅かに浮き上が
    る状態に下から支持し、且つ該フランジとカウンター上
    面との間の隙間に高分子目地材を詰めて該洗面器を固定
    したことを特徴とするオーバーカウンター式洗面器の取
    付構造。
JP3021093U 1993-05-12 1993-05-12 オーバーカウンター式洗面器の取付構造 Expired - Lifetime JP2569096Y2 (ja)

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JP3021093U JP2569096Y2 (ja) 1993-05-12 1993-05-12 オーバーカウンター式洗面器の取付構造

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0682167U true JPH0682167U (ja) 1994-11-25
JP2569096Y2 JP2569096Y2 (ja) 1998-04-22

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ID=12297374

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JP3021093U Expired - Lifetime JP2569096Y2 (ja) 1993-05-12 1993-05-12 オーバーカウンター式洗面器の取付構造

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016034439A (ja) * 2014-08-04 2016-03-17 Toto株式会社 手洗い器、カウンター、及び、トイレルーム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016034439A (ja) * 2014-08-04 2016-03-17 Toto株式会社 手洗い器、カウンター、及び、トイレルーム

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JP2569096Y2 (ja) 1998-04-22

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