JPH0681823A - 締付け用ネジ - Google Patents
締付け用ネジInfo
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- JPH0681823A JPH0681823A JP4257419A JP25741992A JPH0681823A JP H0681823 A JPH0681823 A JP H0681823A JP 4257419 A JP4257419 A JP 4257419A JP 25741992 A JP25741992 A JP 25741992A JP H0681823 A JPH0681823 A JP H0681823A
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- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims abstract description 19
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 18
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 15
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 4
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 3
- 230000003321 amplification Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000003199 nucleic acid amplification method Methods 0.000 description 2
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16B—DEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
- F16B33/00—Features common to bolt and nut
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B24—GRINDING; POLISHING
- B24B—MACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
- B24B45/00—Means for securing grinding wheels on rotary arbors
- B24B45/006—Quick mount and release means for disc-like wheels, e.g. on power tools
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B27—WORKING OR PRESERVING WOOD OR SIMILAR MATERIAL; NAILING OR STAPLING MACHINES IN GENERAL
- B27B—SAWS FOR WOOD OR SIMILAR MATERIAL; COMPONENTS OR ACCESSORIES THEREFOR
- B27B5/00—Sawing machines working with circular or cylindrical saw blades; Components or equipment therefor
- B27B5/29—Details; Component parts; Accessories
- B27B5/30—Details; Component parts; Accessories for mounting or securing saw blades or saw spindles
- B27B5/32—Devices for securing circular saw blades to the saw spindle
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16B—DEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
- F16B37/00—Nuts or like thread-engaging members
-
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D1/00—Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements
- F16D1/06—Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements for attachment of a member on a shaft or on a shaft-end
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- Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】この発明は、ネジ部材が設定以上に締付けられ
ることを防止して、ネジ部材の取り外しが容易にできる
締付け用ネジの提供を目的とする。 【構成】軸芯部に形成した雌ネジまたは雄ネジからなる
ネジ部材と、該ネジ部材の外周部に嵌着し被取付け物と
接するフランジリングと、前記ネジ部材の外周部に上記
フランジリングと対向して嵌着し、回転力を入力する操
作リングと、前記ネジ部材と操作リングとの間に介装
し、上記操作リングの回転力を前記ネジ部材に伝達する
トルク伝達部材とを備え、上記トルク伝達部材には、前
記ネジ部材の被取付け物に対する締付け方向のトルク伝
達に対して所定負荷で伝達を切断する一方向トルクリミ
ッタを設けた締付け用ネジであって、被取付け物の使用
による衝撃等が締付け方向に作用しても、一方向トルク
リミッタが作用して、必要以上にネジ部材が締付けられ
ることを防止する。
ることを防止して、ネジ部材の取り外しが容易にできる
締付け用ネジの提供を目的とする。 【構成】軸芯部に形成した雌ネジまたは雄ネジからなる
ネジ部材と、該ネジ部材の外周部に嵌着し被取付け物と
接するフランジリングと、前記ネジ部材の外周部に上記
フランジリングと対向して嵌着し、回転力を入力する操
作リングと、前記ネジ部材と操作リングとの間に介装
し、上記操作リングの回転力を前記ネジ部材に伝達する
トルク伝達部材とを備え、上記トルク伝達部材には、前
記ネジ部材の被取付け物に対する締付け方向のトルク伝
達に対して所定負荷で伝達を切断する一方向トルクリミ
ッタを設けた締付け用ネジであって、被取付け物の使用
による衝撃等が締付け方向に作用しても、一方向トルク
リミッタが作用して、必要以上にネジ部材が締付けられ
ることを防止する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、ハンドグラ
インダの砥石やハンドソーの丸鋸のような回転工具を電
動工具の駆動軸に固定するために用いる取付けボルト或
いは取付けナットのような締付け用ネジに関する。
インダの砥石やハンドソーの丸鋸のような回転工具を電
動工具の駆動軸に固定するために用いる取付けボルト或
いは取付けナットのような締付け用ネジに関する。
【0002】
【従来の技術】上述例のような砥石や丸鋸のような回転
工具を電動工具の駆動軸に取付けるには、従来は駆動軸
の端部にフランジおよびボルトを形成し、このボルト部
分に回転工具を嵌挿してその外部にナットを螺合し、こ
のナットの締付けで該ナットと前述のフランジとの間に
回転工具を固定している。
工具を電動工具の駆動軸に取付けるには、従来は駆動軸
の端部にフランジおよびボルトを形成し、このボルト部
分に回転工具を嵌挿してその外部にナットを螺合し、こ
のナットの締付けで該ナットと前述のフランジとの間に
回転工具を固定している。
【0003】しかし、上述の回転工具の使用において、
該回転工具を衝撃的に使用すると、その衝撃およびその
反動でナットが必要以上に締まり、回転工具の交換時に
ナットが締まり過ぎて、レンチを使用するといえども取
外すことができず、甚だしくは回転工具を破壊しなけれ
ばナットを外すことができない問題点を有していた。
該回転工具を衝撃的に使用すると、その衝撃およびその
反動でナットが必要以上に締まり、回転工具の交換時に
ナットが締まり過ぎて、レンチを使用するといえども取
外すことができず、甚だしくは回転工具を破壊しなけれ
ばナットを外すことができない問題点を有していた。
【0004】さらに、上述のナットの締付けおよび緩め
操作は、レンチのような倍力工具で行なうのが通常であ
るが、ナットを締付けたり緩めたりする力の増幅はこの
倍力工具のみであるため充分な増幅が得られない問題点
をも有する。
操作は、レンチのような倍力工具で行なうのが通常であ
るが、ナットを締付けたり緩めたりする力の増幅はこの
倍力工具のみであるため充分な増幅が得られない問題点
をも有する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、ネジ部材
が設定以上に締付けられることを防止して、ネジ部材の
取り外しが容易にできる締付け用ネジの提供を目的と
し、さらに、ネジ自体に倍力構造を持ち、小さな回動入
力で設定した大きな締付け力および強力な緩め力が得ら
れ、倍力工具を用いることなく直接手動で回動操作して
強力に締付けることも緩めることもでき、コンパクトに
構成される締付け用ネジの提供を目的とする。
が設定以上に締付けられることを防止して、ネジ部材の
取り外しが容易にできる締付け用ネジの提供を目的と
し、さらに、ネジ自体に倍力構造を持ち、小さな回動入
力で設定した大きな締付け力および強力な緩め力が得ら
れ、倍力工具を用いることなく直接手動で回動操作して
強力に締付けることも緩めることもでき、コンパクトに
構成される締付け用ネジの提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明は、雌ネジまたは雄ネジを軸芯部に形成したネジ
部材と、該ネジ部材の外周部に嵌着し被取付け物と接す
るフランジリングと、前記ネジ部材の外周部に上記フラ
ンジリングと対向して嵌着し、回転力を入力する操作リ
ングと、前記ネジ部材と操作リングとの間に介装し、上
記操作リングの回転力を前記ネジ部材に伝達するトルク
伝達部材とを備え、上記トルク伝達部材には、前記ネジ
部材の被取付け物に対する締付け方向のトルク伝達に対
して所定負荷で伝達を切断する一方向トルクリミッタを
設けた締付け用ネジであることを特徴とする。
の発明は、雌ネジまたは雄ネジを軸芯部に形成したネジ
部材と、該ネジ部材の外周部に嵌着し被取付け物と接す
るフランジリングと、前記ネジ部材の外周部に上記フラ
ンジリングと対向して嵌着し、回転力を入力する操作リ
ングと、前記ネジ部材と操作リングとの間に介装し、上
記操作リングの回転力を前記ネジ部材に伝達するトルク
伝達部材とを備え、上記トルク伝達部材には、前記ネジ
部材の被取付け物に対する締付け方向のトルク伝達に対
して所定負荷で伝達を切断する一方向トルクリミッタを
設けた締付け用ネジであることを特徴とする。
【0007】この発明の請求項2記載の発明は、前記請
求項1記載の発明の構成に併せて、前記トルク伝達部材
は、操作リングの回動を減速してネジ部材に伝達する差
動減速機構を形成した締付け用ネジであることを特徴と
する。
求項1記載の発明の構成に併せて、前記トルク伝達部材
は、操作リングの回動を減速してネジ部材に伝達する差
動減速機構を形成した締付け用ネジであることを特徴と
する。
【0008】この発明の請求項3記載の発明は、前記請
求項1記載の発明の構成に併せて、前記トルク伝達部材
は、前記操作リングの内周部に、該操作リングの回動操
作で公転する公転リングを公転可能に偏心して遊嵌保持
し、上記公転リングの軸芯部に筒部を形成して、この筒
部外周に外歯車を形成し、上記公転リングの軸芯部に前
記ネジ部材を内外に重合配置し、上記ネジ部材の外周部
に筒部を形成して、この筒部内周に前記公転リングの外
歯車と歯数差をもって部分噛合する内歯車を形成し、前
記フランジリングを前記公転リングと対向配置すると共
に、相互の対向面部に、上記公転リングの自転を規制し
公転を許容して係合する係合部をそれぞれ形成して構成
し、前記一方向トルクリミッタは、上記フランジリング
または公転リングの内一方のリングの係合部を該リング
に対して、締付け方向のトルク伝達に対して所定負荷で
伝達を切断する弾性変位可能な滑り部材で形成した締付
け用ネジであることを特徴とする。
求項1記載の発明の構成に併せて、前記トルク伝達部材
は、前記操作リングの内周部に、該操作リングの回動操
作で公転する公転リングを公転可能に偏心して遊嵌保持
し、上記公転リングの軸芯部に筒部を形成して、この筒
部外周に外歯車を形成し、上記公転リングの軸芯部に前
記ネジ部材を内外に重合配置し、上記ネジ部材の外周部
に筒部を形成して、この筒部内周に前記公転リングの外
歯車と歯数差をもって部分噛合する内歯車を形成し、前
記フランジリングを前記公転リングと対向配置すると共
に、相互の対向面部に、上記公転リングの自転を規制し
公転を許容して係合する係合部をそれぞれ形成して構成
し、前記一方向トルクリミッタは、上記フランジリング
または公転リングの内一方のリングの係合部を該リング
に対して、締付け方向のトルク伝達に対して所定負荷で
伝達を切断する弾性変位可能な滑り部材で形成した締付
け用ネジであることを特徴とする。
【0009】
【作用】この発明の請求項1記載の発明は、被取付け物
のネジ部材に締付け用ネジのネジ部材を合せ、操作リン
グを回動して相互のネジ部材を螺合させ、この螺合によ
るネジ送りで、フランジリングの該側面が被取付け物の
側面に接触して、所定の締付け力が得られると、一方向
トルクリミッタが作動して、操作リングの回転力を遮断
し、所定の締付け力でのネジ部材の螺着を維持する。こ
の状態で被取付け物の使用による衝撃等が締付け方向に
作用しても、一方向トルクリミッタが作用して、ネジ部
材が必要以上に締付けられることがない。次いで、ネジ
部材の螺着を解除するには、操作リングを解除方向に回
動する。この回動は一方向トルクリミッタが作用する方
向(締付け方向)に対しての逆方向であるため、該一方
向トルクリミッタが作用することがなく、そのため、締
付け時よりも大きな回転力で操作リングを解除操作して
も、その回動力がネジ部材に伝達されて、確実にネジ部
材の螺合を解除することができる。
のネジ部材に締付け用ネジのネジ部材を合せ、操作リン
グを回動して相互のネジ部材を螺合させ、この螺合によ
るネジ送りで、フランジリングの該側面が被取付け物の
側面に接触して、所定の締付け力が得られると、一方向
トルクリミッタが作動して、操作リングの回転力を遮断
し、所定の締付け力でのネジ部材の螺着を維持する。こ
の状態で被取付け物の使用による衝撃等が締付け方向に
作用しても、一方向トルクリミッタが作用して、ネジ部
材が必要以上に締付けられることがない。次いで、ネジ
部材の螺着を解除するには、操作リングを解除方向に回
動する。この回動は一方向トルクリミッタが作用する方
向(締付け方向)に対しての逆方向であるため、該一方
向トルクリミッタが作用することがなく、そのため、締
付け時よりも大きな回転力で操作リングを解除操作して
も、その回動力がネジ部材に伝達されて、確実にネジ部
材の螺合を解除することができる。
【0010】この発明の請求項2記載の発明の作用は、
上述の請求項1記載の発明の作用に併せて、操作リング
を回動すると、該回動を差動減速機構が減速してネジ部
材に伝達するので、この減速作用がネジ部材の減速ネジ
ピッチ送りとなって大きなトルクアップとなり、このト
ルクアップした作用力でネジ部材は被取付け物を設定し
た締付け力で固定することができる。
上述の請求項1記載の発明の作用に併せて、操作リング
を回動すると、該回動を差動減速機構が減速してネジ部
材に伝達するので、この減速作用がネジ部材の減速ネジ
ピッチ送りとなって大きなトルクアップとなり、このト
ルクアップした作用力でネジ部材は被取付け物を設定し
た締付け力で固定することができる。
【0011】次いで、ネジ部材の螺着を解除するには、
前述と同様に操作リングを解除方向に回動するが、この
回動においても差動減速機構が作用するので、上述のよ
うなトルクアップした減速ネジピッチ送りでネジ部材は
解除方向に回動し、この解除方向の回動では、一方向ト
ルクリミッタが作用する方向(締付け方向)に対しての
逆方向であるため、該一方向トルクリミッタが作用する
ことがなく、そのため、締付け時よりも大きな回転力で
操作リングを解除操作しても、その回動力がネジ部材に
伝達されて、確実にネジ部材の螺合を解除することがで
きる。
前述と同様に操作リングを解除方向に回動するが、この
回動においても差動減速機構が作用するので、上述のよ
うなトルクアップした減速ネジピッチ送りでネジ部材は
解除方向に回動し、この解除方向の回動では、一方向ト
ルクリミッタが作用する方向(締付け方向)に対しての
逆方向であるため、該一方向トルクリミッタが作用する
ことがなく、そのため、締付け時よりも大きな回転力で
操作リングを解除操作しても、その回動力がネジ部材に
伝達されて、確実にネジ部材の螺合を解除することがで
きる。
【0012】この発明の請求項3記載の発明の作用は、
例えば、回転工具などの被取付け物を電動工具の駆動軸
に挿通して、その外側にフランジリング側を被取付け物
に対向させて締付け用ネジを駆動軸に螺着する場合、こ
の螺着時にフランジリングが被取付け物に接触していな
いときは、操作リング、公転リング、ネジ部材およびフ
ランジリングが組み付け負荷で一体となって回動して、
ネジ部材は駆動軸側のネジ部材との螺合でネジ送りされ
る。次いで、フランジリングが被取付け物に当接してそ
の回動に負荷がかかり、該負荷でフランジリングの回動
が止められると、公転リングはフランジリングとの間の
係合部の係合により自転が阻止されて公転のみが許容さ
れ、したがって、操作リングの回動は公転リングを公転
させ、この公転で公転リングの外歯車とネジ部材の内歯
車との歯数差により、ネジ部材が歯数差分回動すること
になり、この回動が前述の操作リングの回動を大きく減
速した回動、すなわち、減速ネジピッチ送りとなるの
で、この大きな減速が大きなトルクアップとなって、こ
のトルクアップした作用力でネジ部材は被取付け物を駆
動軸側に締付け固定することができる。そして、締付け
力が一方向トルクリミッタで設定した力になると、該一
方向リミッタが作動して、操作リングの回転力を遮断
し、所定の締付け力でのネジ部材の螺着を維持する。次
いで、ネジ部材の螺着を解除するには、操作リングを解
除方向(緩め方向)に回動する。この回動は一方向トル
クリミッタが作用する締付け方向に対して逆方向である
ため、該一方向トルクリミッタが作用することがなく、
そのため、締付け時よりも大きな回転力で操作リングを
解除操作しても、その回動力がネジ部材に伝達されて、
確実にネジ部材の螺合を解除することができる。次い
で、ネジ部材が緩められてフランジリングが被取付け物
と離間し、その回動が許容されると、締付け用ネジ全体
が一体となって回動し、操作リングの回動は即締付け用
ネジの回動となって速く緩めることができる。
例えば、回転工具などの被取付け物を電動工具の駆動軸
に挿通して、その外側にフランジリング側を被取付け物
に対向させて締付け用ネジを駆動軸に螺着する場合、こ
の螺着時にフランジリングが被取付け物に接触していな
いときは、操作リング、公転リング、ネジ部材およびフ
ランジリングが組み付け負荷で一体となって回動して、
ネジ部材は駆動軸側のネジ部材との螺合でネジ送りされ
る。次いで、フランジリングが被取付け物に当接してそ
の回動に負荷がかかり、該負荷でフランジリングの回動
が止められると、公転リングはフランジリングとの間の
係合部の係合により自転が阻止されて公転のみが許容さ
れ、したがって、操作リングの回動は公転リングを公転
させ、この公転で公転リングの外歯車とネジ部材の内歯
車との歯数差により、ネジ部材が歯数差分回動すること
になり、この回動が前述の操作リングの回動を大きく減
速した回動、すなわち、減速ネジピッチ送りとなるの
で、この大きな減速が大きなトルクアップとなって、こ
のトルクアップした作用力でネジ部材は被取付け物を駆
動軸側に締付け固定することができる。そして、締付け
力が一方向トルクリミッタで設定した力になると、該一
方向リミッタが作動して、操作リングの回転力を遮断
し、所定の締付け力でのネジ部材の螺着を維持する。次
いで、ネジ部材の螺着を解除するには、操作リングを解
除方向(緩め方向)に回動する。この回動は一方向トル
クリミッタが作用する締付け方向に対して逆方向である
ため、該一方向トルクリミッタが作用することがなく、
そのため、締付け時よりも大きな回転力で操作リングを
解除操作しても、その回動力がネジ部材に伝達されて、
確実にネジ部材の螺合を解除することができる。次い
で、ネジ部材が緩められてフランジリングが被取付け物
と離間し、その回動が許容されると、締付け用ネジ全体
が一体となって回動し、操作リングの回動は即締付け用
ネジの回動となって速く緩めることができる。
【0013】
【発明の効果】上述の結果、この発明の請求項1記載の
発明の締付け用ネジによれば、一方向トルクリミッタに
より設定以上の締付けが防止されるので、締付け用ネジ
を解除する時、ネジ部材の解除が容易となり、例え、回
転工具が衝撃的に使用されてもその衝撃およびその反動
で必要以上にネジ部材が締付けられて解除不可能となる
ことが回避される。
発明の締付け用ネジによれば、一方向トルクリミッタに
より設定以上の締付けが防止されるので、締付け用ネジ
を解除する時、ネジ部材の解除が容易となり、例え、回
転工具が衝撃的に使用されてもその衝撃およびその反動
で必要以上にネジ部材が締付けられて解除不可能となる
ことが回避される。
【0014】さらに、この発明の請求項2,3に記載の
締付け用ネジによれば、上述の請求項1の効果に加え
て、締付け用ネジ自体にトルクアップが発生するので、
小さい回動入力で大きな締付け力または緩め力が得ら
れ、確実な被取付け物の取付け取り外しが得られる。ま
た、この強力なトルクアップの発生により、倍力工具を
用いることなく直接手動で締付けたり緩めたりすること
もでき、ナットの脱着操作性が向上する。
締付け用ネジによれば、上述の請求項1の効果に加え
て、締付け用ネジ自体にトルクアップが発生するので、
小さい回動入力で大きな締付け力または緩め力が得ら
れ、確実な被取付け物の取付け取り外しが得られる。ま
た、この強力なトルクアップの発生により、倍力工具を
用いることなく直接手動で締付けたり緩めたりすること
もでき、ナットの脱着操作性が向上する。
【0015】上述のトルクアップは締付け用ネジのフラ
ンジリングが被取付け物に当接して回動が固定されるま
では減速ネジピッチ送りがないので、操作リングの回動
が即締付け用ネジの回動となって、該締付け用ネジの脱
着が速くでき、上述の減速ネジピッチ送りで脱着に時間
がかかることがない。
ンジリングが被取付け物に当接して回動が固定されるま
では減速ネジピッチ送りがないので、操作リングの回動
が即締付け用ネジの回動となって、該締付け用ネジの脱
着が速くでき、上述の減速ネジピッチ送りで脱着に時間
がかかることがない。
【0016】しかも、前述のように一方向トルクリミッ
タは締付け側のみに作動して、解除側には作動しないの
で、解除時には締付け時より大きな回動力で締付け用ネ
ジを解除操作しても、回動力が切断されることなく作用
し、その結果、ネジ部材の解除が容易となる。
タは締付け側のみに作動して、解除側には作動しないの
で、解除時には締付け時より大きな回動力で締付け用ネ
ジを解除操作しても、回動力が切断されることなく作用
し、その結果、ネジ部材の解除が容易となる。
【0017】さらに、締付け用ネジの公転リングとネジ
部材とを内外に重合配置して構成することから、該締付
け用ネジの厚みが厚くならず、小型コンパクトに構成で
きる。
部材とを内外に重合配置して構成することから、該締付
け用ネジの厚みが厚くならず、小型コンパクトに構成で
きる。
【0018】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面はナット形に形成した締付け用ネジを示
し、図1、図2において、該締付け用ネジ10は、操作
リング11、公転リング12、リング状のネジ部材1
3、リング状の滑り部材14、フランジリング15、保
持リング16によって形成しており、この締付け用ネジ
10は駆動軸17の取付けボルト18に螺着して、該駆
動軸17に取付けたインナフランジ19との間で、被取
付け物である回転工具20、例えばハンドグラインダの
砥石を締付け固定する。
述する。図面はナット形に形成した締付け用ネジを示
し、図1、図2において、該締付け用ネジ10は、操作
リング11、公転リング12、リング状のネジ部材1
3、リング状の滑り部材14、フランジリング15、保
持リング16によって形成しており、この締付け用ネジ
10は駆動軸17の取付けボルト18に螺着して、該駆
動軸17に取付けたインナフランジ19との間で、被取
付け物である回転工具20、例えばハンドグラインダの
砥石を締付け固定する。
【0019】前述の操作リング11は断面コ字状リング
状で中心部を開口し、外周部にはローレット21を刻設
して手動による回転入力を受け、内周部にはベアリング
22を介して公転リング12を回動可能に保持している
が、この公転リング12の回動中心P1は操作リング1
1の回動中心P2に対して偏心量eで偏心して保持して
いる。
状で中心部を開口し、外周部にはローレット21を刻設
して手動による回転入力を受け、内周部にはベアリング
22を介して公転リング12を回動可能に保持している
が、この公転リング12の回動中心P1は操作リング1
1の回動中心P2に対して偏心量eで偏心して保持して
いる。
【0020】図3にも示すように、上述の公転リング1
2の軸芯部には筒部23を形成し、この筒部23の外周
には外歯車24を形成し、この外歯車24の歯数を38
枚に設定している。
2の軸芯部には筒部23を形成し、この筒部23の外周
には外歯車24を形成し、この外歯車24の歯数を38
枚に設定している。
【0021】前述のネジ部材13にはその外周部に筒部
25を形成し、この筒部25の内周部に、上述の公転リ
ング12の外歯車24に対して2枚の歯数差を持つ40
枚の歯数に設定した内歯車26を形成、この内歯車26
を上述の外歯車24に部分噛合させて、公転リング12
とネジ部材13とは内外に重合配置している。上述のネ
ジ部材13の軸芯部には前述の取付けボルト18に螺合
する雌ネジ27を刻設している。
25を形成し、この筒部25の内周部に、上述の公転リ
ング12の外歯車24に対して2枚の歯数差を持つ40
枚の歯数に設定した内歯車26を形成、この内歯車26
を上述の外歯車24に部分噛合させて、公転リング12
とネジ部材13とは内外に重合配置している。上述のネ
ジ部材13の軸芯部には前述の取付けボルト18に螺合
する雌ネジ27を刻設している。
【0022】前述のフランジリング15の中央開口部は
前述のネジ部材13の外周部に遊嵌保持されると共に、
相互の対向側面にはベアリング28を介装している。こ
のフランジリング15と前述の公転リング12との対向
面部の相互には(図3参照)、公転リング12の自転を
規制し公転を許容して係合する係合手段を形成し、この
係合手段は、公転リング12に形成した係合凹部29
と、前述の滑り部材14に形成した係合凹部30と、こ
れらに係合されるボール31とで構成している。なお、
これらの係合手段は6箇所形成している。
前述のネジ部材13の外周部に遊嵌保持されると共に、
相互の対向側面にはベアリング28を介装している。こ
のフランジリング15と前述の公転リング12との対向
面部の相互には(図3参照)、公転リング12の自転を
規制し公転を許容して係合する係合手段を形成し、この
係合手段は、公転リング12に形成した係合凹部29
と、前述の滑り部材14に形成した係合凹部30と、こ
れらに係合されるボール31とで構成している。なお、
これらの係合手段は6箇所形成している。
【0023】上述の滑り部材14は図4にも示すよう
に、フランジリング15との間で一方向トルクリミッタ
を構成するものであって、リング状をなし、外周部の等
分6箇所には切込みを入れることにより6個の弾性部3
2を形成し、各弾性部32の遊端部外周面のネジ部材1
3の締付け方向に対応する側には滑り面33を、また解
除方向に対応する側には規制面34をそれぞれ形成して
いる。なお、弾性部32の弾性力の設定は該部32の厚
み、切込み量等により行なう。
に、フランジリング15との間で一方向トルクリミッタ
を構成するものであって、リング状をなし、外周部の等
分6箇所には切込みを入れることにより6個の弾性部3
2を形成し、各弾性部32の遊端部外周面のネジ部材1
3の締付け方向に対応する側には滑り面33を、また解
除方向に対応する側には規制面34をそれぞれ形成して
いる。なお、弾性部32の弾性力の設定は該部32の厚
み、切込み量等により行なう。
【0024】上述の滑り部材14は図5にも示すよう
に、フランジリング15の内側面の円周上に形成した凹
溝35に嵌入されるが、上述の凹溝35の内周面で前述
の滑り部材14の弾性部32の滑り面33および規制面
34に対応させて、これらを係止する多数個(この実施
例では24個)の嵌合凹部36を形成し、これらの弾性
部32の滑り面33および規制面34と、嵌合凹部36
とが係合状態にあって、滑り部材14の係合凹部30に
ボール31を介して締付け負荷が作用し、この負荷が設
定された値以上になると、弾性部32が弾性変位して、
滑り面33と嵌合凹部36とが外れ、滑り部材14がフ
ランジリング15の凹溝35内を空回りする。
に、フランジリング15の内側面の円周上に形成した凹
溝35に嵌入されるが、上述の凹溝35の内周面で前述
の滑り部材14の弾性部32の滑り面33および規制面
34に対応させて、これらを係止する多数個(この実施
例では24個)の嵌合凹部36を形成し、これらの弾性
部32の滑り面33および規制面34と、嵌合凹部36
とが係合状態にあって、滑り部材14の係合凹部30に
ボール31を介して締付け負荷が作用し、この負荷が設
定された値以上になると、弾性部32が弾性変位して、
滑り面33と嵌合凹部36とが外れ、滑り部材14がフ
ランジリング15の凹溝35内を空回りする。
【0025】前述のフランジリング15の外周面は操作
リング11の端部内周面と重合し、その対向面部にはそ
れぞれ凹溝37,38を形成し、これらの凹溝37,3
8には抜止めリング39を嵌着している。なお、この抜
止めリング39はシールを目的としたOリングであるも
よい。
リング11の端部内周面と重合し、その対向面部にはそ
れぞれ凹溝37,38を形成し、これらの凹溝37,3
8には抜止めリング39を嵌着している。なお、この抜
止めリング39はシールを目的としたOリングであるも
よい。
【0026】前述の保持リング16はネジ部材13の端
部外周部に圧入して、操作リング11をベアリング40
を介して軸受すると共に、該操作リング11の抜止めを
行なっている。
部外周部に圧入して、操作リング11をベアリング40
を介して軸受すると共に、該操作リング11の抜止めを
行なっている。
【0027】このように構成した締付け用ネジ10で前
述の回転工具20を駆動軸17の取付けボルト18に取
付けるには、締付け用ネジ10のフランジリング15側
を回転工具20側に対向させて、取付けボルト18に締
付け用ネジ10のネジ部材13の雌ネジ27を合せて、
その操作リング11のローレット21の部分を手動で直
接回動操作して、雌ネジ27を螺着する。
述の回転工具20を駆動軸17の取付けボルト18に取
付けるには、締付け用ネジ10のフランジリング15側
を回転工具20側に対向させて、取付けボルト18に締
付け用ネジ10のネジ部材13の雌ネジ27を合せて、
その操作リング11のローレット21の部分を手動で直
接回動操作して、雌ネジ27を螺着する。
【0028】この螺着時にフランジリング15が回転工
具20に接触していないときは、操作リング11、公転
リング12、ネジ部材13、フランジリング15が組付
け負荷で一体となって回動して、操作リング11の回動
が直接ネジ部材13の回動となって、締付け用ネジ10
はネジピッチ送りされる。
具20に接触していないときは、操作リング11、公転
リング12、ネジ部材13、フランジリング15が組付
け負荷で一体となって回動して、操作リング11の回動
が直接ネジ部材13の回動となって、締付け用ネジ10
はネジピッチ送りされる。
【0029】次いで、フランジリング15が回転工具2
0に当接してその回動に負荷がかかり、該負荷でフラン
ジリング15の回動が止められると、公転リング12は
フランジリング15との間の係合凹部29,30とボー
ル31の係合により自転が阻止されて公転のみが許容さ
れ、したがって、操作リング11の回動は公転リング1
2を公転させ、この公転で公転リング12の外歯車24
とネジ部材13の内歯車26との歯数差により、ネジ部
材13が歯数差分回動することになり(なお、この回動
方向は操作リング11の回動方向と同一)、この回動が
前述の操作リング11の回動を減速した回動、すなわ
ち、減速ネジピッチ送りとなるので、この大きな減速が
大きなトルクアップとなって、このトルクアップした減
速ネジピッチ送りでネジ部材13は被取付けボルト18
に螺着し、被取付け物である回転工具20をトルクアッ
プした大きな締付け力でインナフランジ19に締付け固
定することができる。
0に当接してその回動に負荷がかかり、該負荷でフラン
ジリング15の回動が止められると、公転リング12は
フランジリング15との間の係合凹部29,30とボー
ル31の係合により自転が阻止されて公転のみが許容さ
れ、したがって、操作リング11の回動は公転リング1
2を公転させ、この公転で公転リング12の外歯車24
とネジ部材13の内歯車26との歯数差により、ネジ部
材13が歯数差分回動することになり(なお、この回動
方向は操作リング11の回動方向と同一)、この回動が
前述の操作リング11の回動を減速した回動、すなわ
ち、減速ネジピッチ送りとなるので、この大きな減速が
大きなトルクアップとなって、このトルクアップした減
速ネジピッチ送りでネジ部材13は被取付けボルト18
に螺着し、被取付け物である回転工具20をトルクアッ
プした大きな締付け力でインナフランジ19に締付け固
定することができる。
【0030】なお、操作リング11に対するネジ部材1
3の減速回転は、 (内歯車26の歯数−外歯車24の歯数)/外歯車24
の歯数 であって、この実施例では (40枚−38枚)/38枚=2/38=1/19 の大きな減速が得られる。
3の減速回転は、 (内歯車26の歯数−外歯車24の歯数)/外歯車24
の歯数 であって、この実施例では (40枚−38枚)/38枚=2/38=1/19 の大きな減速が得られる。
【0031】次いで、締付け用ネジ10の締付け力が設
定した力になると、すなわち、滑り部材14の弾性部3
2に設定した作用力になると、該弾性部32が弾性変位
してその滑り面33がフランジリング15の嵌合凹部3
6より外れ、滑り部材14はフランジリング15の凹溝
35内を回動(空回り)することになり、その結果、公
転リング12は公転がなくなって自転することになり、
その外歯車24はネジ部材13の内歯車26の周囲を回
動するだけであって、トルクの伝達は遮断される。した
がって、それ以上操作リング11を締付け方向に回動し
ても、ネジ部材13は締付けることがない。
定した力になると、すなわち、滑り部材14の弾性部3
2に設定した作用力になると、該弾性部32が弾性変位
してその滑り面33がフランジリング15の嵌合凹部3
6より外れ、滑り部材14はフランジリング15の凹溝
35内を回動(空回り)することになり、その結果、公
転リング12は公転がなくなって自転することになり、
その外歯車24はネジ部材13の内歯車26の周囲を回
動するだけであって、トルクの伝達は遮断される。した
がって、それ以上操作リング11を締付け方向に回動し
ても、ネジ部材13は締付けることがない。
【0032】このようにして、回転工具20を締付けて
使用し、その使用時に回転工具20が衝撃的に使用され
た場合、その衝撃およびその反動で操作リング11側に
締付け方向の回動力が作用しても、前述のようにトルク
伝達が遮断されるので、上述の回動力でネジ部材13が
それ以上締付けられることはない。
使用し、その使用時に回転工具20が衝撃的に使用され
た場合、その衝撃およびその反動で操作リング11側に
締付け方向の回動力が作用しても、前述のようにトルク
伝達が遮断されるので、上述の回動力でネジ部材13が
それ以上締付けられることはない。
【0033】次に、締付け用ネジ10を緩めるときは、
既にフランジリング15が回転工具20に当接して回動
が阻止されているため、公転リング12は公転可能状態
にあり、そのため、操作リング11の緩め方向(解除方
向)の回動操作が公転リング12を公転させることで、
前述と同様にトルクアップした大きな力でネジ部材13
を減速ネジピッチ送りして締付けを緩めることができ
る。
既にフランジリング15が回転工具20に当接して回動
が阻止されているため、公転リング12は公転可能状態
にあり、そのため、操作リング11の緩め方向(解除方
向)の回動操作が公転リング12を公転させることで、
前述と同様にトルクアップした大きな力でネジ部材13
を減速ネジピッチ送りして締付けを緩めることができ
る。
【0034】しかも、上述の緩め方向の回動は滑り部材
14の弾性部32の規制面34がフランジリング15の
嵌合凹部36に作用して弾性部32を変位しないように
規制するので、トルクリミッタが作用しない状態とな
り、したがって、締付け時より大きな力を作用させて緩
めることができる。
14の弾性部32の規制面34がフランジリング15の
嵌合凹部36に作用して弾性部32を変位しないように
規制するので、トルクリミッタが作用しない状態とな
り、したがって、締付け時より大きな力を作用させて緩
めることができる。
【0035】次いで、ネジ部材13が緩められてフラン
ジリング15が回転工具20と離間し、その回動が許容
されると、締付け用ネジ10全体が一体となって回動
し、操作リング11の回動は即ネジ部材13の回動とな
って速く緩めることができる。
ジリング15が回転工具20と離間し、その回動が許容
されると、締付け用ネジ10全体が一体となって回動
し、操作リング11の回動は即ネジ部材13の回動とな
って速く緩めることができる。
【0036】このように上述の実施例によれば、締付け
用ネジ10は締付け方向の一方向に対してトルクリミッ
タが作用するので、回転工具20の使用時に締付け力が
作用しても、必要以上に締め込むことがなく、締付け用
ネジ10の解除が容易となる。また、締付け用ネジ10
はトルクアップが発生するので、小さい回動入力で大き
な締付け力または緩め力が得られ、確実な回転工具20
の取付けが得られる。
用ネジ10は締付け方向の一方向に対してトルクリミッ
タが作用するので、回転工具20の使用時に締付け力が
作用しても、必要以上に締め込むことがなく、締付け用
ネジ10の解除が容易となる。また、締付け用ネジ10
はトルクアップが発生するので、小さい回動入力で大き
な締付け力または緩め力が得られ、確実な回転工具20
の取付けが得られる。
【0037】さらに、この強力なトルクアップの発生に
より、倍力工具を用いることなく直接手動で締付けるこ
ともでき、ネジト締付けの操作性が向上する。
より、倍力工具を用いることなく直接手動で締付けるこ
ともでき、ネジト締付けの操作性が向上する。
【0038】上述のトルクアップは締付け用ネジ10の
フランジリング15が回転工具20に接するまでは減速
ネジピッチ送りがないので、操作リング11の回動が即
ネジ部材13の回動となって、締付け用ネジ10の螺着
が速くでき、上述の減速ネジピッチ送りで螺着に時間が
かかることがない。
フランジリング15が回転工具20に接するまでは減速
ネジピッチ送りがないので、操作リング11の回動が即
ネジ部材13の回動となって、締付け用ネジ10の螺着
が速くでき、上述の減速ネジピッチ送りで螺着に時間が
かかることがない。
【0039】さらに、被取付けボルト18に対するネジ
部材13の雌ネジ27の範囲は公転リング12とネジ部
材13とを内外に重合配置して構成することから充分な
範囲が得られ、その結果、締付け用ネジ10の厚みが厚
くならず、小型コンパクトに構成できる。
部材13の雌ネジ27の範囲は公転リング12とネジ部
材13とを内外に重合配置して構成することから充分な
範囲が得られ、その結果、締付け用ネジ10の厚みが厚
くならず、小型コンパクトに構成できる。
【0040】なお、上述の実施例では締付け用ネジ10
を手動で回動操作しているが、レンチなどの倍力工具を
使用するもよい。この場合は一段と軽く締付けおよび緩
めの操作ができる。
を手動で回動操作しているが、レンチなどの倍力工具を
使用するもよい。この場合は一段と軽く締付けおよび緩
めの操作ができる。
【0041】さらに、図1で示す締付け用ネジ10はナ
ット形を示しているが、ボルト形であるもよい。すなわ
ち、図6に示すように、締付け用ネジ41のネジ部材1
3の一側の雄ネジ42を形成し、他側に六角レンチ差込
みの六角孔43を形成している。この図6において、他
の構成は図1乃至図5で示した第1実施例の締付け用ネ
ジ10の構成と同一につき、詳細な説明は省略するが、
このボルト形の場合でも、第1実施例に示した締付け用
ネジ10と同様の作用・効果を得ることができる。
ット形を示しているが、ボルト形であるもよい。すなわ
ち、図6に示すように、締付け用ネジ41のネジ部材1
3の一側の雄ネジ42を形成し、他側に六角レンチ差込
みの六角孔43を形成している。この図6において、他
の構成は図1乃至図5で示した第1実施例の締付け用ネ
ジ10の構成と同一につき、詳細な説明は省略するが、
このボルト形の場合でも、第1実施例に示した締付け用
ネジ10と同様の作用・効果を得ることができる。
【0042】また、前述の第1実施例の締付け用ネジ1
0におけるトルク伝達部材は、公転リング12の外歯車
24、ネジ部材13の内歯車26、公転リング12と滑
り部材14とによる係合凹部29,30、ボール31に
よって構成し、かつこのトルク伝達部材は差動減速機構
を形成してトルクアップ機能を備えているが、このトル
クアップ機能を用いないで、一方向トルクリミッタのみ
を構成するときは、公転リング12を省略して操作リン
グ11とネジ部材13との間に対向側面を形成し、この
対向側面間に滑り部材14による一方向トルクリミッタ
を構成することにより可能となる。また、上述の滑り部
材14は公転リング12側に設けることもできる。
0におけるトルク伝達部材は、公転リング12の外歯車
24、ネジ部材13の内歯車26、公転リング12と滑
り部材14とによる係合凹部29,30、ボール31に
よって構成し、かつこのトルク伝達部材は差動減速機構
を形成してトルクアップ機能を備えているが、このトル
クアップ機能を用いないで、一方向トルクリミッタのみ
を構成するときは、公転リング12を省略して操作リン
グ11とネジ部材13との間に対向側面を形成し、この
対向側面間に滑り部材14による一方向トルクリミッタ
を構成することにより可能となる。また、上述の滑り部
材14は公転リング12側に設けることもできる。
【0043】さらに、前述のトルク伝達部材による差動
減速機構の他の例として、図7に示す締付け用ネジ44
のように構成することができる。この締付け用ネジ44
の場合、対向面に形成される公転リング12の転がり溝
45と、ネジ部材13の転がり溝46と、これらに介装
されるボール47の構成を除いては、図1乃至図5に示
す締付け用ネジ10と同一につき、その詳細な説明を省
略する。
減速機構の他の例として、図7に示す締付け用ネジ44
のように構成することができる。この締付け用ネジ44
の場合、対向面に形成される公転リング12の転がり溝
45と、ネジ部材13の転がり溝46と、これらに介装
されるボール47の構成を除いては、図1乃至図5に示
す締付け用ネジ10と同一につき、その詳細な説明を省
略する。
【0044】すなわち、図8にも示すように、公転リン
グ12側に外転サイクロイド曲線で断面円弧状の転がり
溝45を刻設し、ネジ部材13側に内転サイクロイド曲
線で断面円弧状の転がり溝46を刻設し、これら転がり
溝45,46間に多数のボール47を転動可能に保持し
ている。
グ12側に外転サイクロイド曲線で断面円弧状の転がり
溝45を刻設し、ネジ部材13側に内転サイクロイド曲
線で断面円弧状の転がり溝46を刻設し、これら転がり
溝45,46間に多数のボール47を転動可能に保持し
ている。
【0045】上述の転がり溝45,46の振幅は、前述
の公転リング12の偏心量eと同量に設定し、かつ、公
転リング12側の転がり溝45の波数を10波に刻設
し、ネジ部材13側の転がり溝46の波数を12波に刻
設して、これら転がり溝45,46間に保持するボール
47の個数を11個またはそれ以下に設定している。
の公転リング12の偏心量eと同量に設定し、かつ、公
転リング12側の転がり溝45の波数を10波に刻設
し、ネジ部材13側の転がり溝46の波数を12波に刻
設して、これら転がり溝45,46間に保持するボール
47の個数を11個またはそれ以下に設定している。
【0046】このように形成した場合、公転リング12
に、操作リング11の回転で公転を与えると、転がり溝
45,46に沿ってボール47が転動することで、ネジ
部材13に自転が生じ、この自転が公転に対して大きく
減速されるので、この減速出力が大きなトルクアップし
た出力となる。
に、操作リング11の回転で公転を与えると、転がり溝
45,46に沿ってボール47が転動することで、ネジ
部材13に自転が生じ、この自転が公転に対して大きく
減速されるので、この減速出力が大きなトルクアップし
た出力となる。
【0047】この実施例の場合、公転リング12の転が
り溝45の波数が10波で、ネジ部材13の転がり溝4
6の波数が12波で、その波数差が2波であるので、減
速比が、 2波/10波=1/5 となり、また、波数を増加することで大きな減速比を得
ることができる。このように転がり溝45,46とボー
ル47とによって差動減速機構を構成してトルク伝達部
材とするもよい。
り溝45の波数が10波で、ネジ部材13の転がり溝4
6の波数が12波で、その波数差が2波であるので、減
速比が、 2波/10波=1/5 となり、また、波数を増加することで大きな減速比を得
ることができる。このように転がり溝45,46とボー
ル47とによって差動減速機構を構成してトルク伝達部
材とするもよい。
【図1】締付け用ネジの縦断面図。
【図2】締付け用ネジの分解縦断面図。
【図3】公転リングの左側面と内歯車および外歯車の噛
合部分を示す断面する。
合部分を示す断面する。
【図4】滑り部材の右側面図。
【図5】フランジリングに滑り部材を嵌着した状態を示
す右側面図。
す右側面図。
【図6】ボルト形の締付け用ネジの縦断面図。
【図7】差動減速機構の他の例を示す締付け用ネジの縦
断面図。
断面図。
【図8】転がり溝の説明図。
10,41,44…締付け用ネジ 11…操作リング 12…公転リング 13…ネジ部材 14…滑り部材 15…フランジリング 23,25…筒部 24…外歯車 26…内歯車 27…雌ネジ 29,30…係合凹部 31…ボール 32…弾性部 33…滑り面 34…規制面 36…嵌合凹部 42…雄ネジ 45,46…転がり溝 47…ボール
Claims (3)
- 【請求項1】雌ネジまたは雄ネジを軸芯部に形成したネ
ジ部材と、該ネジ部材の外周部に嵌着し被取付け物と接
するフランジリングと、前記ネジ部材の外周部に上記フ
ランジリングと対向して嵌着し、回転力を入力する操作
リングと、前記ネジ部材と操作リングとの間に介装し、
上記操作リングの回転力を前記ネジ部材に伝達するトル
ク伝達部材とを備え、上記トルク伝達部材には、前記ネ
ジ部材の被取付け物に対する締付け方向のトルク伝達に
対して所定負荷で伝達を切断する一方向トルクリミッタ
を設けた締付け用ネジ。 - 【請求項2】前記トルク伝達部材は、操作リングの回動
を減速してネジ部材に伝達する差動減速機構を形成した
請求項1記載の締付け用ネジ。 - 【請求項3】前記トルク伝達部材は、前記操作リングの
内周部に、該操作リングの回動操作で公転する公転リン
グを公転可能に偏心して遊嵌保持し、上記公転リングの
軸芯部に筒部を形成して、この筒部外周に外歯車を形成
し、上記公転リングの軸芯部に前記ネジ部材を内外に重
合配置し、上記ネジ部材の外周部に筒部を形成して、こ
の筒部内周に前記公転リングの外歯車と歯数差をもって
部分噛合する内歯車を形成し、前記フランジリングを前
記公転リングと対向配置すると共に、相互の対向面部
に、上記公転リングの自転を規制し公転を許容して係合
する係合部をそれぞれ形成して構成し、前記一方向トル
クリミッタは、上記フランジリングまたは公転リングの
内一方のリングの係合部を該リングに対して、締付け方
向のトルク伝達に対して所定負荷で伝達を切断する弾性
変位可能な滑り部材で形成した請求項1記載の締付け用
ネジ。
Priority Applications (12)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25741992A JP3280715B2 (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | 締付け用ネジ |
TW081108743A TW318877B (ja) | 1992-08-31 | 1992-11-03 | |
TW088213762U TW410919U (en) | 1992-08-31 | 1992-11-03 | Screw for clamping |
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