JPH10231910A - 変速機構付き減速機 - Google Patents
変速機構付き減速機Info
- Publication number
- JPH10231910A JPH10231910A JP9036716A JP3671697A JPH10231910A JP H10231910 A JPH10231910 A JP H10231910A JP 9036716 A JP9036716 A JP 9036716A JP 3671697 A JP3671697 A JP 3671697A JP H10231910 A JPH10231910 A JP H10231910A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- retainer
- groove
- ring
- peripheral surface
- speed reducer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H15/00—Gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio, or for reversing rotary motion, by friction between rotary members
- F16H15/02—Gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio, or for reversing rotary motion, by friction between rotary members without members having orbital motion
- F16H15/04—Gearings providing a continuous range of gear ratios
- F16H15/42—Gearings providing a continuous range of gear ratios in which two members co-operate by means of rings or by means of parts of endless flexible members pressed between the first mentioned members
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Friction Gearing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来のボール遊星減速機は減速比が一定であ
り、この減速比を必要に応じて変化させることができな
かった。 【解決手段】 内輪11の外周面11aをテーパ状に形
成するとともに外輪13の内周面13aをテーパ状に形
成し、ボール3が内輪11の外周面11aと外輪13の
内周面13aとの間をテーパ面に沿う周方向だけでなく
斜面方向にも移動可能に配置した。さらに、リテーナ1
2を内輪11と外輪13との間に介装されたテーパ状の
二重構造とし、この二重構造のリテーナ12のうち内リ
テーナ14には回転軸に対して斜めに第1の溝14aを
形成し、外リテーナ15には第1の溝14aに交叉する
第2の溝15aを形成し、これら第1の溝14aと第2
の溝15aとが交叉した部分にボール3をひとつずつ配
置し、内リテーナ14に対して外リテーナ15を回転さ
せることによってボール3をテーパ面に沿う斜面方向に
移動可能とした。
り、この減速比を必要に応じて変化させることができな
かった。 【解決手段】 内輪11の外周面11aをテーパ状に形
成するとともに外輪13の内周面13aをテーパ状に形
成し、ボール3が内輪11の外周面11aと外輪13の
内周面13aとの間をテーパ面に沿う周方向だけでなく
斜面方向にも移動可能に配置した。さらに、リテーナ1
2を内輪11と外輪13との間に介装されたテーパ状の
二重構造とし、この二重構造のリテーナ12のうち内リ
テーナ14には回転軸に対して斜めに第1の溝14aを
形成し、外リテーナ15には第1の溝14aに交叉する
第2の溝15aを形成し、これら第1の溝14aと第2
の溝15aとが交叉した部分にボール3をひとつずつ配
置し、内リテーナ14に対して外リテーナ15を回転さ
せることによってボール3をテーパ面に沿う斜面方向に
移動可能とした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、減速比を自在に変
化させることが可能な変速機構付き減速機に関する。
化させることが可能な変速機構付き減速機に関する。
【0002】
【従来の技術】モータ等の回転駆動源から所望の回転数
やトルクを得るための減速機として、図15に示すよう
に、ボールベアリングタイプの転がり軸受の内輪1に対
して一体に回転するように入力軸2が固定され、複数の
ボール3を保持してこれらボール3の内輪1まわりの公
転に伴って内輪1と同じ回転軸まわりに回転するリテー
ナ4に出力軸5が固定されているものがある。
やトルクを得るための減速機として、図15に示すよう
に、ボールベアリングタイプの転がり軸受の内輪1に対
して一体に回転するように入力軸2が固定され、複数の
ボール3を保持してこれらボール3の内輪1まわりの公
転に伴って内輪1と同じ回転軸まわりに回転するリテー
ナ4に出力軸5が固定されているものがある。
【0003】この減速機は一般にボール遊星減速機と呼
ばれており、入力軸2を回転させると内輪1の外周に接
して配置された複数のボール3が公転することを利用し
て、これら複数のボール3を保持しこれらの公転に伴っ
て回転するリテーナ4に固定された出力軸5から所望の
回転数を得て減速を図るものである。
ばれており、入力軸2を回転させると内輪1の外周に接
して配置された複数のボール3が公転することを利用し
て、これら複数のボール3を保持しこれらの公転に伴っ
て回転するリテーナ4に固定された出力軸5から所望の
回転数を得て減速を図るものである。
【0004】このボール遊星減速機の減速比μは、ボー
ル3に接する内輪1の外径をd、内輪1の外周に設けら
れてボールに接する外輪6の内径をDとすると、 μ=(D+d)/d で表される。
ル3に接する内輪1の外径をd、内輪1の外周に設けら
れてボールに接する外輪6の内径をDとすると、 μ=(D+d)/d で表される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
なボール遊星減速機の減速比は一定であるため、出力軸
の回転数を変化させる必要が生じた場合には変速機を別
に設けなければならなかった。しかしながら、変速機を
別に設ければスペースを余分に必要とする等の不具合が
生じるだけでなく、減速機および変速機を含めた回転駆
動機構の構造が複雑になり、小型モータ等に対しては実
施が困難であった。
なボール遊星減速機の減速比は一定であるため、出力軸
の回転数を変化させる必要が生じた場合には変速機を別
に設けなければならなかった。しかしながら、変速機を
別に設ければスペースを余分に必要とする等の不具合が
生じるだけでなく、減速機および変速機を含めた回転駆
動機構の構造が複雑になり、小型モータ等に対しては実
施が困難であった。
【0006】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
であり、変速機構を備えることで減速比を変化させるこ
とが可能であり、所望の回転数を得ることができる変速
機構付き減速機を提供することを目的としている。
であり、変速機構を備えることで減速比を変化させるこ
とが可能であり、所望の回転数を得ることができる変速
機構付き減速機を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの手段として、内輪の外周面がテーパ状に形成される
とともに外輪の内周面が内輪の外周面に沿うテーパ状に
形成され、転動体がこれら内輪の外周面と外輪の内周面
との間をテーパ面に沿う周方向だけでなく斜面方向にも
移動可能に配置されている構造を備える変速機構付き減
速機を採用する。
めの手段として、内輪の外周面がテーパ状に形成される
とともに外輪の内周面が内輪の外周面に沿うテーパ状に
形成され、転動体がこれら内輪の外周面と外輪の内周面
との間をテーパ面に沿う周方向だけでなく斜面方向にも
移動可能に配置されている構造を備える変速機構付き減
速機を採用する。
【0008】この変速機構付き減速機において、リテー
ナは内輪と外輪との間に介装されたテーパ状の二重構造
を有し、この二重構造のリテーナのうち出力軸に固定さ
れた内リテーナに回転軸に対して斜めに第1の溝が形成
され、該内リテーナの周囲を回転軸まわりに回転可能に
装着された外リテーナには第1の溝に交叉する第2の溝
が同様に形成され、これら第1の溝と第2の溝とが交叉
した部分に転動体がひとつずつ配置されており、内リテ
ーナに対して外リテーナを回転させることによって転動
体をテーパ面に沿う斜面方向に移動できるようになって
いる。
ナは内輪と外輪との間に介装されたテーパ状の二重構造
を有し、この二重構造のリテーナのうち出力軸に固定さ
れた内リテーナに回転軸に対して斜めに第1の溝が形成
され、該内リテーナの周囲を回転軸まわりに回転可能に
装着された外リテーナには第1の溝に交叉する第2の溝
が同様に形成され、これら第1の溝と第2の溝とが交叉
した部分に転動体がひとつずつ配置されており、内リテ
ーナに対して外リテーナを回転させることによって転動
体をテーパ面に沿う斜面方向に移動できるようになって
いる。
【0009】さらにリテーナには、内リテーナに対して
外リテーナを所望の位置に固定する固定手段が設けられ
ている。この固定手段には、内リテーナおよび外リテー
ナにそれぞれ設けた嵌合部分にキーとなる部材を噛み合
わせるもの、内リテーナに嵌着させた部材で外リテーナ
を固定するもの、ネジ部材もしくはナット部材を使用し
て外リテーナで内リテーナを締め付けて固定するもの、
ウォームギヤを利用したもの等が採用される。
外リテーナを所望の位置に固定する固定手段が設けられ
ている。この固定手段には、内リテーナおよび外リテー
ナにそれぞれ設けた嵌合部分にキーとなる部材を噛み合
わせるもの、内リテーナに嵌着させた部材で外リテーナ
を固定するもの、ネジ部材もしくはナット部材を使用し
て外リテーナで内リテーナを締め付けて固定するもの、
ウォームギヤを利用したもの等が採用される。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明に係る変速機構付き減速機
の第1の実施形態を図1ないし図5に示して説明する。
図1ないし図3に示す変速機構付き減速機は、転がり軸
受の内輪11に対して一体に回転するように入力軸2が
固定され、転動体としてのボール3を保持してこれらボ
ール3の公転に伴って内輪11と同じ回転軸まわりを回
転するリテーナ12に対して一体に回転するように出力
軸5が固定される減速機である。
の第1の実施形態を図1ないし図5に示して説明する。
図1ないし図3に示す変速機構付き減速機は、転がり軸
受の内輪11に対して一体に回転するように入力軸2が
固定され、転動体としてのボール3を保持してこれらボ
ール3の公転に伴って内輪11と同じ回転軸まわりを回
転するリテーナ12に対して一体に回転するように出力
軸5が固定される減速機である。
【0011】内輪11の内側には入力軸2が先端から圧
入されて固定されており、内輪11の外周面11aは出
力軸5から入力軸2に向う方向に漸次拡径されてテーパ
状に形成されている。
入されて固定されており、内輪11の外周面11aは出
力軸5から入力軸2に向う方向に漸次拡径されてテーパ
状に形成されている。
【0012】外輪13の内周面13aは内輪11の外周
面11aとの間に等しい間隔を空けてテーパ状に形成さ
れており、ボール3はこれら内輪11の外周面11aと
外輪13の内周面13aとの間をテーパ面に沿う周方向
だけでなく斜面方向にも移動可能に配置されている。な
お、外輪13は図示しないハウジングにその外周部分を
接して固定されている。
面11aとの間に等しい間隔を空けてテーパ状に形成さ
れており、ボール3はこれら内輪11の外周面11aと
外輪13の内周面13aとの間をテーパ面に沿う周方向
だけでなく斜面方向にも移動可能に配置されている。な
お、外輪13は図示しないハウジングにその外周部分を
接して固定されている。
【0013】リテーナ12は内輪11と外輪13との間
に介装されたテーパ状の二重構造を有しており、この二
重構造のリテーナ12のうち出力軸5に固定される内リ
テーナ14には出力軸5の回転軸に対して斜め方向に切
除された第1の溝14aが回転軸方向からみて略放射状
に複数形成されている。この第1の溝14aの幅はボー
ル3の直径よりも僅かに大きく設定されており、この溝
に沿ってボール3が移動できるようになっている。
に介装されたテーパ状の二重構造を有しており、この二
重構造のリテーナ12のうち出力軸5に固定される内リ
テーナ14には出力軸5の回転軸に対して斜め方向に切
除された第1の溝14aが回転軸方向からみて略放射状
に複数形成されている。この第1の溝14aの幅はボー
ル3の直径よりも僅かに大きく設定されており、この溝
に沿ってボール3が移動できるようになっている。
【0014】内リテーナ14の周囲を回転可能に装着さ
れた外リテーナ15には第1の溝14aに交叉するよう
に第1の溝14aとは逆斜め方向に切除された第2の溝
15aが回転軸方向から見て略放射状に複数形成されて
いる。この第2の溝15aの幅もボール3の直径よりも
僅かに大きく設定されており、この溝に沿ってボール3
が移動できるようになっている。
れた外リテーナ15には第1の溝14aに交叉するよう
に第1の溝14aとは逆斜め方向に切除された第2の溝
15aが回転軸方向から見て略放射状に複数形成されて
いる。この第2の溝15aの幅もボール3の直径よりも
僅かに大きく設定されており、この溝に沿ってボール3
が移動できるようになっている。
【0015】内リテーナ14と外リテーナ15を重ねて
配置すると、これら第1の溝14aと第2の溝15aと
が交叉した部分に略矩形の孔が形成され、この交叉部分
にはボール3がひとつずつ配置されている。
配置すると、これら第1の溝14aと第2の溝15aと
が交叉した部分に略矩形の孔が形成され、この交叉部分
にはボール3がひとつずつ配置されている。
【0016】また、内リテーナ14の小径端には回転軸
方向に延出した内スリーブ16が一体に形成され、外リ
テーナ15の小径端にも同様に回転軸方向に延出した外
スリーブ17が一体に形成されており、内スリーブ16
の内側には出力軸5が先端から圧入されて固定されてい
る。
方向に延出した内スリーブ16が一体に形成され、外リ
テーナ15の小径端にも同様に回転軸方向に延出した外
スリーブ17が一体に形成されており、内スリーブ16
の内側には出力軸5が先端から圧入されて固定されてい
る。
【0017】さらに、内リテーナ14の周囲を回転可能
に装着された外リテーナ15を内リテーナ14に対して
所望の位置に固定する手段として、内スリーブ16の端
面には全周にわたって第1の凹凸16aが形成され、外
スリーブ17の端面にも全周にわたって第2の凹凸17
aが形成されている。これら第1の凹凸16a、第2の
凹凸17aはともに波形に形成されており、内リテーナ
14に対して外リテーナ15を回転させることによりこ
れら凹凸が段階的に重なり合うようになっている。
に装着された外リテーナ15を内リテーナ14に対して
所望の位置に固定する手段として、内スリーブ16の端
面には全周にわたって第1の凹凸16aが形成され、外
スリーブ17の端面にも全周にわたって第2の凹凸17
aが形成されている。これら第1の凹凸16a、第2の
凹凸17aはともに波形に形成されており、内リテーナ
14に対して外リテーナ15を回転させることによりこ
れら凹凸が段階的に重なり合うようになっている。
【0018】出力軸5には内リテーナ14に固定された
先端と基端との間に内リテーナ14に対して外リテーナ
15を固定する固定リング18が挿嵌されている。この
固定リング18のリテーナ12側に向く一方の端面には
重なり合った第1の凹凸16a、第2の凹凸17aと同
様の第3の凹凸18aが形成されており、この第3の凹
凸18aが、重なり合った第1の凹凸16a、第2の凹
凸17aと噛み合うことで内リテーナ14に対して外リ
テーナ15が固定されるようになっている。
先端と基端との間に内リテーナ14に対して外リテーナ
15を固定する固定リング18が挿嵌されている。この
固定リング18のリテーナ12側に向く一方の端面には
重なり合った第1の凹凸16a、第2の凹凸17aと同
様の第3の凹凸18aが形成されており、この第3の凹
凸18aが、重なり合った第1の凹凸16a、第2の凹
凸17aと噛み合うことで内リテーナ14に対して外リ
テーナ15が固定されるようになっている。
【0019】また、出力軸5には基端側に設けられた膨
出部によって段部5aが形成され、この段部5aと固定
リング18との間にはコイルバネ19が挿嵌されてい
る。固定リング18はこのコイルバネ19の弾発力によ
り通常リテーナ12側に向けて付勢されており、重なり
合った第1の凹凸16a、第2の凹凸17aと第3の凹
凸18aとの噛み合いが保たれて内リテーナ14に対し
て外リテーナ15が固定されている。なお、減速比を変
化させる場合には、コイルバネ19を圧縮させて固定リ
ング18を出力軸5の基端側に移動させておき、この状
態で外リテーナ15を回転させて所望の減速比が得られ
る位置でコイルバネ19の圧縮を開放して固定リング1
8を出力軸5の先端側に移動させて第1の凹凸16a、
第2の凹凸17aに第3の凹凸18aを噛み合わせ、内
リテーナ14に対して外リテーナ15を固定する。
出部によって段部5aが形成され、この段部5aと固定
リング18との間にはコイルバネ19が挿嵌されてい
る。固定リング18はこのコイルバネ19の弾発力によ
り通常リテーナ12側に向けて付勢されており、重なり
合った第1の凹凸16a、第2の凹凸17aと第3の凹
凸18aとの噛み合いが保たれて内リテーナ14に対し
て外リテーナ15が固定されている。なお、減速比を変
化させる場合には、コイルバネ19を圧縮させて固定リ
ング18を出力軸5の基端側に移動させておき、この状
態で外リテーナ15を回転させて所望の減速比が得られ
る位置でコイルバネ19の圧縮を開放して固定リング1
8を出力軸5の先端側に移動させて第1の凹凸16a、
第2の凹凸17aに第3の凹凸18aを噛み合わせ、内
リテーナ14に対して外リテーナ15を固定する。
【0020】上記のように構成された変速機構付き減速
機において、内リテーナ14、外リテーナ15にそれぞ
れ設けられた第1の溝14aと第2の溝15aとの交叉
部分は、内リテーナ14に対して外リテーナ15を回転
させることによって内輪11の外周面11aと外輪13
の内周面13aとの間をテーパ面に沿う斜面方向に移動
する。そして、この交叉部分に配置されたボール3も、
交叉部分の移動に伴い斜面方向に移動する。
機において、内リテーナ14、外リテーナ15にそれぞ
れ設けられた第1の溝14aと第2の溝15aとの交叉
部分は、内リテーナ14に対して外リテーナ15を回転
させることによって内輪11の外周面11aと外輪13
の内周面13aとの間をテーパ面に沿う斜面方向に移動
する。そして、この交叉部分に配置されたボール3も、
交叉部分の移動に伴い斜面方向に移動する。
【0021】そこで、図4(a)に示すように外リテー
ナ15を内リテーナ14に対して一方向に回転させる
と、ボール3は図4(b)に示すように内輪11と外輪
13との間を内輪11の外径が小さい入力軸2の先端側
に移動する。ボール3がこの位置にあるとき、内輪11
のボール3が接する部分の外径をda、外輪13のボー
ル3が接する部分の内径をDaとするとその減速比μ
aは、 μa=(Da+da)/da で表される。
ナ15を内リテーナ14に対して一方向に回転させる
と、ボール3は図4(b)に示すように内輪11と外輪
13との間を内輪11の外径が小さい入力軸2の先端側
に移動する。ボール3がこの位置にあるとき、内輪11
のボール3が接する部分の外径をda、外輪13のボー
ル3が接する部分の内径をDaとするとその減速比μ
aは、 μa=(Da+da)/da で表される。
【0022】また、図5(a)に示すように外リテーナ
15を内リテーナ14に対して他方向に回転させると、
ボール3は図5(b)に示すように内輪11と外輪13
との間を内輪11の外径が大きい入力軸2の基端側に移
動する。ボール3がこの位置にあるとき、内輪11のボ
ール3が接する部分の外径をdb、外輪13のボール3
が接する部分の内径をDbとするとその減速比μbは、 μb=(Db+db)/db で表される。
15を内リテーナ14に対して他方向に回転させると、
ボール3は図5(b)に示すように内輪11と外輪13
との間を内輪11の外径が大きい入力軸2の基端側に移
動する。ボール3がこの位置にあるとき、内輪11のボ
ール3が接する部分の外径をdb、外輪13のボール3
が接する部分の内径をDbとするとその減速比μbは、 μb=(Db+db)/db で表される。
【0023】ここで、ボール3の直径は一定であるの
で、一般にdが小さいとD/dの値が大きくなってμも
大きく、dが大きくなるにつれてD/dの値が小さくな
ってμも小さくなる。そのため、da<dbであることか
らボール3が図4(b)に示した位置にあるときには減
速比が大きく、ボール3が図5(b)に示した位置にあ
るときには減速比が小さくなる。
で、一般にdが小さいとD/dの値が大きくなってμも
大きく、dが大きくなるにつれてD/dの値が小さくな
ってμも小さくなる。そのため、da<dbであることか
らボール3が図4(b)に示した位置にあるときには減
速比が大きく、ボール3が図5(b)に示した位置にあ
るときには減速比が小さくなる。
【0024】上記のように構成された変速機構付き減速
機によれば、内リテーナ14に対して外リテーナ15を
回転させてこれらの相対位置を変化させることで、リテ
ーナ12に保持されているボール3を内輪11の外周面
11aと外輪13の内周面13aとの間をテーパ面に沿
う斜面方向に移動させることができ、これによって減速
比を自在に変化させることが可能となる。
機によれば、内リテーナ14に対して外リテーナ15を
回転させてこれらの相対位置を変化させることで、リテ
ーナ12に保持されているボール3を内輪11の外周面
11aと外輪13の内周面13aとの間をテーパ面に沿
う斜面方向に移動させることができ、これによって減速
比を自在に変化させることが可能となる。
【0025】また、内スリーブ16に設けた第1の凹凸
16aと外スリーブ17に設けた第2の凹凸17aとを
段階的に重ね合わせ、さらにこれら重ね合わせた第1の
凹凸16a、第2の凹凸17aとに固定リング18に設
けた第3の凹凸18aを噛み合わせることで内リテーナ
14に対して外リテーナ15を固定することができ、こ
れによって段階的に所望の減速比が得られるだけでな
く、機構が単純で小型化が可能なので、マイクロモータ
等の小型モータを備える回転機構にも採用することがで
きる。
16aと外スリーブ17に設けた第2の凹凸17aとを
段階的に重ね合わせ、さらにこれら重ね合わせた第1の
凹凸16a、第2の凹凸17aとに固定リング18に設
けた第3の凹凸18aを噛み合わせることで内リテーナ
14に対して外リテーナ15を固定することができ、こ
れによって段階的に所望の減速比が得られるだけでな
く、機構が単純で小型化が可能なので、マイクロモータ
等の小型モータを備える回転機構にも採用することがで
きる。
【0026】次に、本発明に係る変速機構付き減速機の
その他の実施形態を図6ないし図14に示して説明す
る。以下に示す変速機構付き減速機は、内リテーナ14
に対して外リテーナ15を所望の位置に固定する手段と
して様々な機構を備えるものである。
その他の実施形態を図6ないし図14に示して説明す
る。以下に示す変速機構付き減速機は、内リテーナ14
に対して外リテーナ15を所望の位置に固定する手段と
して様々な機構を備えるものである。
【0027】まず、図6に示す変速機構付き減速機に
は、外スリーブ17の端面に内スリーブ16の周面に沿
って張り出した突出部20が形成されている。さらに内
スリーブ16にはC形リング21が嵌着され、このC形
リング21の一対の先端21a、21bで突出部20を
挟むことにより内リテーナ14に対して外リテーナ15
が固定されている。また、内リテーナ14の周面には目
盛り22が刻まれており、この目盛り22に突出部20
を合わせることで減速比が設定されるようになってい
る。
は、外スリーブ17の端面に内スリーブ16の周面に沿
って張り出した突出部20が形成されている。さらに内
スリーブ16にはC形リング21が嵌着され、このC形
リング21の一対の先端21a、21bで突出部20を
挟むことにより内リテーナ14に対して外リテーナ15
が固定されている。また、内リテーナ14の周面には目
盛り22が刻まれており、この目盛り22に突出部20
を合わせることで減速比が設定されるようになってい
る。
【0028】また、同様のC形リングを使用した他の例
として図7(a)に示す変速機構付き減速機は、外スリ
ーブ17に回転軸方向に向けて切り欠き溝30が形成さ
れている。さらに外スリーブ17にはC形バンド31が
嵌着され、外スリーブ17を周囲から締め付けることに
より内リテーナ14に対して外リテーナ15が固定され
ている。なお、外スリーブ17を締め付ける部材には、
C形バンド31だけでなく、図7(b)に示すようなC
形リング32や管締め付け用のコイルスプリング33等
を使用することも可能である。
として図7(a)に示す変速機構付き減速機は、外スリ
ーブ17に回転軸方向に向けて切り欠き溝30が形成さ
れている。さらに外スリーブ17にはC形バンド31が
嵌着され、外スリーブ17を周囲から締め付けることに
より内リテーナ14に対して外リテーナ15が固定され
ている。なお、外スリーブ17を締め付ける部材には、
C形バンド31だけでなく、図7(b)に示すようなC
形リング32や管締め付け用のコイルスプリング33等
を使用することも可能である。
【0029】これら図6、図7に示す変速機付き減速機
についてその減速比を変化させるときには、まずC形リ
ング21(もしくはC形バンド31)を緩め、外リテー
ナ15を所望の減速比が得られる位置まで回転させた
後、再びC形リング31を嵌着させて外リテーナ15を
固定する。これにより無段階に所望の減速比を得ること
ができる。
についてその減速比を変化させるときには、まずC形リ
ング21(もしくはC形バンド31)を緩め、外リテー
ナ15を所望の減速比が得られる位置まで回転させた
後、再びC形リング31を嵌着させて外リテーナ15を
固定する。これにより無段階に所望の減速比を得ること
ができる。
【0030】図8に示す変速機構付き減速機は、出力軸
5が抜き差し可能とされた内スリーブ16に出力軸5の
軸方向に向けて第1のキー溝40が形成されており、外
スリーブ17には第1のキー溝40に合致する第2のキ
ー溝41が複数形成されている。さらに出力軸5には突
起状のキー42が設けられており、このキー42を合致
させた第1のキー溝40と第2のキー溝41のひとつと
に嵌合させることにより内リテーナ14に対して外リテ
ーナ15が固定されている。なお、キー42にはスプラ
イン形状のものを採用してもよい。
5が抜き差し可能とされた内スリーブ16に出力軸5の
軸方向に向けて第1のキー溝40が形成されており、外
スリーブ17には第1のキー溝40に合致する第2のキ
ー溝41が複数形成されている。さらに出力軸5には突
起状のキー42が設けられており、このキー42を合致
させた第1のキー溝40と第2のキー溝41のひとつと
に嵌合させることにより内リテーナ14に対して外リテ
ーナ15が固定されている。なお、キー42にはスプラ
イン形状のものを採用してもよい。
【0031】この変速機付き減速機についてその減速比
を変化させるときには、まず出力軸5を内スリーブ16
から抜き出し、外リテーナ15を所望の減速比が得られ
るように、第1のキー溝40に第2のキー溝41のいず
れかを合致させたうえで出力軸5を内スリーブ16に挿
入し、合致させた第1のキー溝40と第2のキー溝41
とにキー42を嵌合させて外リテーナ15を固定する。
これにより段階的に所望の減速比を得ることができる。
を変化させるときには、まず出力軸5を内スリーブ16
から抜き出し、外リテーナ15を所望の減速比が得られ
るように、第1のキー溝40に第2のキー溝41のいず
れかを合致させたうえで出力軸5を内スリーブ16に挿
入し、合致させた第1のキー溝40と第2のキー溝41
とにキー42を嵌合させて外リテーナ15を固定する。
これにより段階的に所望の減速比を得ることができる。
【0032】図9に示す変速機構付き減速機は、出力軸
5が抜き差し可能とされた内スリーブ16に小径の孔5
0が形成されており、外スリーブ17には孔50に連通
する長孔51が外スリーブ17の周方向に形成されてい
る。さらに出力軸5にはその周面にネジ穴52が形成さ
れており、長孔51および孔50に挿通させたボルト5
3をネジ穴52に螺合させることにより外スリーブ17
がボルト53に押さえられて内リテーナ14に対して外
リテーナ15が固定されている。
5が抜き差し可能とされた内スリーブ16に小径の孔5
0が形成されており、外スリーブ17には孔50に連通
する長孔51が外スリーブ17の周方向に形成されてい
る。さらに出力軸5にはその周面にネジ穴52が形成さ
れており、長孔51および孔50に挿通させたボルト5
3をネジ穴52に螺合させることにより外スリーブ17
がボルト53に押さえられて内リテーナ14に対して外
リテーナ15が固定されている。
【0033】また、ネジ止めによる他の例として図10
に示す変速機構付き減速機は、外スリーブ17に回転軸
方向に向けて切り欠き溝60が形成されるとともに、こ
の切り欠き溝60を挟んで両側にネジ台座61、62が
設置されており、このネジ台座61、62間にボルト6
3を螺合させて締め付けることにより外スリーブ17の
径が絞られて内リテーナ14に対して外リテーナ15が
固定されている。
に示す変速機構付き減速機は、外スリーブ17に回転軸
方向に向けて切り欠き溝60が形成されるとともに、こ
の切り欠き溝60を挟んで両側にネジ台座61、62が
設置されており、このネジ台座61、62間にボルト6
3を螺合させて締め付けることにより外スリーブ17の
径が絞られて内リテーナ14に対して外リテーナ15が
固定されている。
【0034】これら図9、図10に示す変速機付き減速
機についてその減速比を変化させるときには、まずボル
ト53(もしくは63)を緩め、外リテーナ15を所望
の減速比が得られる位置まで回転させた後、再びボルト
53(もしくは63)を締めて外リテーナ15を固定す
る。これにより無段階に所望の減速比を得ることができ
る。
機についてその減速比を変化させるときには、まずボル
ト53(もしくは63)を緩め、外リテーナ15を所望
の減速比が得られる位置まで回転させた後、再びボルト
53(もしくは63)を締めて外リテーナ15を固定す
る。これにより無段階に所望の減速比を得ることができ
る。
【0035】図11に示す変速機構付き減速機は、内ス
リーブ16の外周面に雄ネジ部70が形成されており、
この雄ネジ部70にワッシャ71を挟んでナット72が
螺合されている。外リテーナ15は雄ネジ部70に螺合
されたナット72によって内リテーナ14側に押し付け
られており、これによって内リテーナ14に対して外リ
テーナ15が固定されている。
リーブ16の外周面に雄ネジ部70が形成されており、
この雄ネジ部70にワッシャ71を挟んでナット72が
螺合されている。外リテーナ15は雄ネジ部70に螺合
されたナット72によって内リテーナ14側に押し付け
られており、これによって内リテーナ14に対して外リ
テーナ15が固定されている。
【0036】また、ナット止めによる他の例として図1
2に示す変速機構付き減速機は、外スリーブ17の外周
面に雄ネジ部80が形成されるとともに、外スリーブ1
7に回転軸方向に向けて複数の切り欠き溝81が形成さ
れてチャック状とされている。そして、この雄ネジ部8
0にナット82を螺合させることにより外スリーブ17
の径が絞られて内リテーナ14に対して外リテーナ15
が固定されている。
2に示す変速機構付き減速機は、外スリーブ17の外周
面に雄ネジ部80が形成されるとともに、外スリーブ1
7に回転軸方向に向けて複数の切り欠き溝81が形成さ
れてチャック状とされている。そして、この雄ネジ部8
0にナット82を螺合させることにより外スリーブ17
の径が絞られて内リテーナ14に対して外リテーナ15
が固定されている。
【0037】これら図11、図12に示す変速機付き減
速機についてその減速比を変化させるときには、まずナ
ット72(もしくは82)を緩め、外リテーナ15を所
望の減速比が得られる位置まで回転させた後、再びナッ
ト72(もしくは82)を締めて外リテーナ15を固定
する。これにより無段階に所望の減速比を得ることがで
きる。
速機についてその減速比を変化させるときには、まずナ
ット72(もしくは82)を緩め、外リテーナ15を所
望の減速比が得られる位置まで回転させた後、再びナッ
ト72(もしくは82)を締めて外リテーナ15を固定
する。これにより無段階に所望の減速比を得ることがで
きる。
【0038】図13に示す変速機構付き減速機は、出力
軸5が固定された内スリーブ16の周面にウォーム歯車
90が形成されている。また、外スリーブ17の側面に
は開口91が形成されるとともに、外スリーブ17の側
面には開口91を通してウォーム歯車90に噛み合うウ
ォーム92が設置されており、このウォーム92を回転
させることにより内リテーナ14に対して外リテーナ1
5が回転可能に保持されながらも外リテーナ15が固定
されている。
軸5が固定された内スリーブ16の周面にウォーム歯車
90が形成されている。また、外スリーブ17の側面に
は開口91が形成されるとともに、外スリーブ17の側
面には開口91を通してウォーム歯車90に噛み合うウ
ォーム92が設置されており、このウォーム92を回転
させることにより内リテーナ14に対して外リテーナ1
5が回転可能に保持されながらも外リテーナ15が固定
されている。
【0039】また、ウォームギヤを使用した他の例とし
て図14に示す変速機構付き減速機は、外スリーブ17
の端面にウォーム歯車100が形成され、内スリーブ1
6の側面にはウォーム歯車100に噛み合うウォーム1
01が設置されており、このウォーム101を回転させ
ることにより内リテーナ14に対して外リテーナ15が
回転可能に保持されながらも外リテーナ15が固定され
ている。
て図14に示す変速機構付き減速機は、外スリーブ17
の端面にウォーム歯車100が形成され、内スリーブ1
6の側面にはウォーム歯車100に噛み合うウォーム1
01が設置されており、このウォーム101を回転させ
ることにより内リテーナ14に対して外リテーナ15が
回転可能に保持されながらも外リテーナ15が固定され
ている。
【0040】これら図13、図14に示す変速機構付き
減速機についてその減速比を変化させるときには、ウォ
ーム92(もしくは101)を回転させて外リテーナ1
5を所望の減速比が得られる位置まで回転させるだけで
よい。これにより無段階に所望の減速比を得ることがで
きる。
減速機についてその減速比を変化させるときには、ウォ
ーム92(もしくは101)を回転させて外リテーナ1
5を所望の減速比が得られる位置まで回転させるだけで
よい。これにより無段階に所望の減速比を得ることがで
きる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の変速機構
付き減速機によれば、内リテーナに対して外リテーナを
回転させてこれらの相対位置を変化させることで、リテ
ーナに保持されているボールを内輪の外周面と外輪の内
周面との間をテーパ面に沿う斜面方向に移動させること
ができ、これによって減速比を自在に変化させて出力軸
から所望の回転数を得ることができる。しかも、機構が
単純で小型化が可能なので、マイクロモータ等の小型モ
ータを備える回転機構にも採用することができる。
付き減速機によれば、内リテーナに対して外リテーナを
回転させてこれらの相対位置を変化させることで、リテ
ーナに保持されているボールを内輪の外周面と外輪の内
周面との間をテーパ面に沿う斜面方向に移動させること
ができ、これによって減速比を自在に変化させて出力軸
から所望の回転数を得ることができる。しかも、機構が
単純で小型化が可能なので、マイクロモータ等の小型モ
ータを備える回転機構にも採用することができる。
【図1】 本発明に係る変速機構付き減速機の第1の実
施形態を示す分解斜視図である。
施形態を示す分解斜視図である。
【図2】 図1に示した変速機構付き減速機の要部断面
斜視図である。
斜視図である。
【図3】 同じく、図1に示した変速機構付き減速機の
側方断面図である。
側方断面図である。
【図4】 図1に示した変速機構付き減速機の作動状態
を示す図であって、減速比を大きくしたときの変速機構
付き減速機の要部断面斜視図および側方断面図である。
を示す図であって、減速比を大きくしたときの変速機構
付き減速機の要部断面斜視図および側方断面図である。
【図5】 図1に示した変速機構付き減速機の作動状態
を示す図であって、減速比を小さくしたときの変速機構
付き減速機の要部断面斜視図および側方断面図である。
を示す図であって、減速比を小さくしたときの変速機構
付き減速機の要部断面斜視図および側方断面図である。
【図6】 本発明に係る変速機構付き減速機のその他の
実施形態を示す図であって、内リテーナに対する外リテ
ーナの固定手段としてC形リングを採用した減速機を示
す斜視図である。
実施形態を示す図であって、内リテーナに対する外リテ
ーナの固定手段としてC形リングを採用した減速機を示
す斜視図である。
【図7】 同じく、内リテーナに対する外リテーナの固
定手段としてC形バンドを採用した減速機を示す側面図
である。
定手段としてC形バンドを採用した減速機を示す側面図
である。
【図8】 同じく、内リテーナに対する外リテーナの固
定手段としてキーとキー溝との嵌合を採用した減速機を
示す斜視図である。
定手段としてキーとキー溝との嵌合を採用した減速機を
示す斜視図である。
【図9】 同じく、内リテーナに対する外リテーナの固
定手段としてネジ止めを採用した減速機を示す斜視図で
ある。
定手段としてネジ止めを採用した減速機を示す斜視図で
ある。
【図10】 同じく、内リテーナに対する外リテーナの
固定手段としてネジによる外リテーナの締め付けを採用
した減速機を示す斜視図である。
固定手段としてネジによる外リテーナの締め付けを採用
した減速機を示す斜視図である。
【図11】 同じく、内リテーナに対する外リテーナの
固定手段としてナット止めを採用した減速機を示す斜視
図である。
固定手段としてナット止めを採用した減速機を示す斜視
図である。
【図12】 同じく、内リテーナに対する外リテーナの
固定手段としてチャック加工した外リテーナのナット止
めを採用した減速機を示す斜視図である。
固定手段としてチャック加工した外リテーナのナット止
めを採用した減速機を示す斜視図である。
【図13】 同じく、内リテーナに対する外リテーナの
固定手段としてウォームギヤを採用した減速機を示す斜
視図である。
固定手段としてウォームギヤを採用した減速機を示す斜
視図である。
【図14】 同じく、内リテーナに対する外リテーナの
固定手段としてウォームギヤを採用した減速機を示す斜
視図である。
固定手段としてウォームギヤを採用した減速機を示す斜
視図である。
【図15】 従来のボール遊星減速機の一例を示す断面
図である。
図である。
2 入力軸 3 ボール 5 出力軸 11 内輪 11a 外周面 12 リテーナ 13 外輪 13a 内周面 14 内リテーナ 14a 第1の溝 15 外リテーナ 15a 第2の溝
Claims (1)
- 【請求項1】 転がり軸受の内輪に対して一体に回転す
るように入力軸が固定され、球状の転動体を保持して該
転動体の公転に伴って内輪と同じ回転軸まわりを回転す
るリテーナに対して一体に回転するように出力軸が固定
された減速機であって、 内輪の外周面がテーパ状に形成されるとともに外輪の内
周面が内輪の外周面に沿うテーパ状に形成され、転動体
がこれら内輪の外周面と外輪の内周面との間をテーパ面
に沿う周方向だけでなく斜面方向にも移動可能に配置さ
れ、 リテーナは内輪と外輪との間に介装されたテーパ状の二
重構造を有し、この二重構造のリテーナのうち出力軸に
固定された内リテーナに回転軸に対して斜めに第1の溝
が形成され、該内リテーナの周囲を回転軸まわりに回転
可能に装着された外リテーナには第1の溝に交叉する第
2の溝が同様に形成され、これら第1の溝と第2の溝と
が交叉した部分に転動体がひとつずつ配置され、内リテ
ーナに対して外リテーナを回転させることによって転動
体をテーパ面に沿う斜面方向に移動可能であることを特
徴とする変速機構付き減速機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9036716A JPH10231910A (ja) | 1997-02-20 | 1997-02-20 | 変速機構付き減速機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9036716A JPH10231910A (ja) | 1997-02-20 | 1997-02-20 | 変速機構付き減速機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10231910A true JPH10231910A (ja) | 1998-09-02 |
Family
ID=12477483
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9036716A Pending JPH10231910A (ja) | 1997-02-20 | 1997-02-20 | 変速機構付き減速機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10231910A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012501418A (ja) * | 2008-08-26 | 2012-01-19 | フォールブルック テクノロジーズ インコーポレイテッド | 無段変速機 |
JP2012203319A (ja) * | 2011-03-28 | 2012-10-22 | Canon Inc | 像ブレ補正装置および撮像装置 |
JP2015202714A (ja) * | 2014-04-11 | 2015-11-16 | 東洋ゴム工業株式会社 | スタビライザーブッシュ |
-
1997
- 1997-02-20 JP JP9036716A patent/JPH10231910A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012501418A (ja) * | 2008-08-26 | 2012-01-19 | フォールブルック テクノロジーズ インコーポレイテッド | 無段変速機 |
US9903450B2 (en) | 2008-08-26 | 2018-02-27 | Fallbrook Intellectual Property Company Llc | Continuously variable transmission |
US10704657B2 (en) | 2008-08-26 | 2020-07-07 | Fallbrook Intellectual Property Company Llc | Continuously variable transmission |
JP2012203319A (ja) * | 2011-03-28 | 2012-10-22 | Canon Inc | 像ブレ補正装置および撮像装置 |
JP2015202714A (ja) * | 2014-04-11 | 2015-11-16 | 東洋ゴム工業株式会社 | スタビライザーブッシュ |
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