JPH0681814U - 移動農機の走行変速装置 - Google Patents

移動農機の走行変速装置

Info

Publication number
JPH0681814U
JPH0681814U JP2853193U JP2853193U JPH0681814U JP H0681814 U JPH0681814 U JP H0681814U JP 2853193 U JP2853193 U JP 2853193U JP 2853193 U JP2853193 U JP 2853193U JP H0681814 U JPH0681814 U JP H0681814U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lever
shaft
switching
gear
speed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2853193U
Other languages
English (en)
Inventor
保 昭 博 久
北 勝 己 今
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
Original Assignee
Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yanma Agricultural Equipment Co Ltd filed Critical Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
Priority to JP2853193U priority Critical patent/JPH0681814U/ja
Publication of JPH0681814U publication Critical patent/JPH0681814U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 [目的] 管理機など移動農機に設置する変速レバー
での構成のシンプル化を図る。 [構成] 変速及び前後進の切換えを行う主変速切換
機構(42)と、この高低速2段の切換を行う副変速切
換機構(45)とを設けると共に、これら主変速及び副
変速の切換えをワンレバーで行う変速操作レバー(1
6)を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は管理機或いは耕耘機など移動農機の走行変速装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種移動農機にあって、機体と変速及び前後進させる主変速機構と、さらに 走行速度を高低速2段に変速させる副変速機構とを備えたものにあっては、それ ぞれの機構に主変速レバー及び副変速レバーを各別に設けて、これらの変速操作 を行っている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし乍らこのように主変速と副変速の2つのレバーを設けた場合、作業者に とって操作手数が複雑なものとなって操作性に悪いばかりでなく、わかり難く誤 操作し易いなど安全性に欠けるという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
したがって本考案は、変速及び前後進の切換えを行う主変速切換機構と、この 高低速2段の切換を行う副変速切換機構とを設けると共に、これら主変速及び副 変速の切換えをワンレバーで行う変速操作レバーを設けて、操作に要するレバー 数を削減することによって、操作手数を簡略化して操作性を向上させると共に、 誤操作のない確実な変速操作を可能とさせて安全性を向上させ、ハンドルターン 時のレバー振り替えでも至便なものとさせることができる。
【0005】
【実施例】
以下本考案の実施例を図面に基づいて詳述する。図1はミッションケースのレ バー設置部の側面説明図、図2は耕耘管理機の全体側面図、図3は同平面図であ り、図中(1)はエンジン(2)を搭載するエンジンフレーム、(3)は前記フ レーム(1)後端を一体的に連設してエンジン出力を伝動ケース(4)を介して 入力させる走行及びロータリ作業のミッションケース、(5)は前記エンジン( 2)及びミッションケース(3)間に配設するエンジン燃料タンク、(6)は前 記ミッションケース(3)前下部の走行ケース(3a)に車軸(7)を介し支持 する走行輪、(8)は前記ミッションケース(3)後下部の耕耘ケース(3b) にロータリ軸(9)を介し支持する耕耘ロータリ、(10)は前記ミッションケ ース(3)の後部に連設する耕耘フレーム、(11)は前記耕耘フレーム(10 )の左右両側に取付角度調節自在に支持する左右のロータリカバー、(12)は 前記ロータリ(8)の耕深制御を行う尾輪、(13)は前記ロータリ(8)の残 耕処理板、(14)は前記ミッションケース(3)の上端に固設するハンドルベ ース、(15)は前記ハンドルベース(14)に水平回転自在に基端を支持する 操向ハンドル、(16)は前記ミッションケース(3)の左外側に配設する変速 操作レバー、(17)はロータリ高低速切換レバー、(18)はロータリ正逆切 換レバーであり、前記ハンドル(15)を前後方向に反転させての前進時にロー タリ(8)による耕耘作業を行うように構成している。
【0006】 図4乃至図5にも示す如く、前記燃料タンク(5)はエンジン(2)とこの後 方のミッションケース(3)間に配設するもので、該タンク(5)上部の注油口 (19)とエンジン(2)上部とを略同一高さとし、タンク(5)中間部を側面 視前方側に傾斜させ、タンク(5)底部に突設する突起(5a)をエンジンフレ ーム(1)上面の係合孔(20)に係合させて位置決めを行うと共に、タンク( 5)中間部の左右括れ部(21)中央に形成する左右平板部(5b)をボルト( 22)及びブラケット(23)を介してミッションケース(3)に連結固定させ るように構成している。
【0007】 そしてエンジン(2)のクランク軸である出力軸(24)の駆動力をミッショ ンケース(3)の入力軸(25)に伝達する前記伝動ケースの伝動プーリ(26 )(27)及びベルト(28)を燃料タンク(5)の左側に配備させ、前記出力 軸(24)よりタンク(5)底部を低位置に設け、タンク(5)内の燃料油をエ ンジン(2)に送油する燃料ポンプ(29)及びエンジンエアクリーナ(30) をタンク(5)右外側の下及び上部に配備させている。
【0008】 図6乃至図7にも示す如く、前記ミッションケース(3)は、該ケース(3) の入力軸(25)に一対の減速ギヤ(31a)(31b)を介し常時連動連結す る走行出力軸(32)と、該走行出力軸(32)に遊転支持するスプロケット( 33)に高低速2段の副変速ギヤ(34a)(35a)・(34b)(35b) を介し連動連結する副変速軸(36)と、前記走行出力軸(32)にスプライン 嵌合して主変速第1速(F1)用及び後進第1速(R1)用変速ギヤ(37a) (37b)を有する変速切換ギヤ(37)と、前記入力軸(25)に遊転支持し て第1速(F1)用変速ギヤ(38a)(38b)を有する第1速ギヤ(38) と、前記入力軸(25)にスプライン嵌合して第2速(F2)用ギヤ(39a) を有する第2速切換ギヤ(39)と、前記副変速軸(36)にスプライン嵌合し て前記ギヤ(37b)(38b)及び(39a)とにそれぞれ噛合う後前進第1 速(R1)(F1)ギヤ(40)及び第2速(F2)ギヤ(41)とを備え、入 力軸(25)の回転を走行出力軸(32)に減速伝達して、主変速用の切換機構 であるフォークシャフト(42)をスライドさせシフトフォーク(43)(44 )でもって切換ギヤ(37)のギヤ(37b)を副変速軸(36)のギヤ(40 )に噛合せるとき後進第1速(R1)に、また切換ギヤ(37)のギヤ(37a )を入力軸(25)のギヤ(38a)に噛合せるとき、切換ギヤ(37)に伝達 される回転を常噛ギヤ(38b)(40)を介して副変速軸(36)に伝達して 前進第1速(F1)に、さらに前記切換ギヤ(39)のギヤ(39a)を副変速 軸(36)のギヤ(41)に直接的に噛合せるとき前進第2速(F2)に変速す る一方、副変速用の切換機構であるフォークシャフト(45)をスライドさせシ フトフォーク(46)でもって前記副変速ギヤ(34a)(34b)を有する切 換ギヤ(34)を切換操作するとき、高低速2段の変速切換えを行うように構成 している。
【0009】 また前記ミッションケース(3)には、ロータリ(8)に駆動力を伝達するP TO軸(47)を有し、該PTO軸(47)にスプライン嵌合する切換ギヤ(4 8)の高低速2段の変速ギヤ(48a)(48b)を、前記入力軸(25)に固 定する高低速ギヤ(49)(50)に切換自在に噛合せると共に、前記PTO軸 (47)に遊転支持する正逆ベベルギヤ(51)(52)に耕耘ケース(3b) を挿通させる耕耘伝達軸(53)の固定ベベルギヤ(54)を噛合せ、前記PT O軸(47)にスプライン嵌合する正逆切換クラッチ(55)のクラッチ部(5 5a)(55b)を、ベベルギヤ(51)(52)の各クラッチ(51a)(5 2a)に適宜噛合せるように設けて、耕耘変速用シャフト(56)をスライドさ せシフトフォーク(57)でもって切換ギヤ(48)を切換操作するとき、ロー タリ回転数の高低速2段の変速を行うと共に、ロータリ正逆用シャフト(58) をスライドさせシフトフォーク(59)でもって切換クラッチ(55)を切換操 作するとき、ロータリ(8)の回転方向を正逆に切換えるように構成している。
【0010】 図8にも示す如く、主変速用の前記フォークシャフト(42)を係合アーム( 59)及び係合片(60)を介しミッションケース(3)のレバー軸(16a) に支持する前記操作レバー(16)の操作プレート(61)に連動連結させると 共に、副変速用のフォークシャフト(45)を揺動プレート(62)及びロッド (63)を介して前記操作プレート(61)の揺動アーム(64)に連動連結さ せ、前記操作プレート(61)に設ける前後表示棒(65a)(65b)をレバ ーガイド(66)の表示溝(67a)(67b)より外側に突出させて、前記操 作レバー(16)を前後に揺動操作するとき高低2段の副変速を、また該レバー (16)を左右に揺動操作するとき前進第1速(F1)・第2速(F2)・後進 第1速(R1)の主変速を行わしめるように構成している。つまり図11にも示 す如く副変速は、操作レバー(16)によってロッド(63)が上下動するとき 、ミッションケース(3)側に支点軸(62a)を介し支持するプレート(62 )を左右に揺動させ、フォークシャフト(45)を左右にスライドさせて、高低 速2段の変速切換えを行うように構成したものである。
【0011】 また、耕耘変速用シャフト(56)を前記操作レバー(16)後方位置のレバ ー支点軸(68)に支持する前記切換レバー(17)のレバープレート(69) に連動連結させて、該レバー(17)を左右に揺動操作するときロータリ(8) の高低速2段の変速を行わしめると共に、ロータリ正逆用シャフト(58)を前 記切換レバー(17)後方位置のレバー支点軸(70)に支持するロータリ正逆 切換レバー(18)のレバープレート(71)に連動連結させて、該レバー(1 8)を左右に揺動操作するときロータリ(8)の正逆回転を行わしめるように構 成している。
【0012】 図9乃至図10に示す如く、前記正逆切換レバー(18)は基端のレバープレ ート(71)を門形に形成してこの下端を支点軸(70)に左右揺動自在に支持 し、中間の長孔(72)を正逆用シャフト(58)にバネを介し左右方向に弾性 支持する筒体(73)のピン(74)に係合させると共に、上端の筒軸(75) に上端のレバー(18)を前後回動自在に支持させている。
【0013】 また手元耕耘クラッチレバー(76)の切操作時に正逆用シャフト(58)を 強制的に中立に戻す復帰揺動板(77)を設けるもので、該揺動板(77)の中 間をミッションケース(3)の枢軸(78)に揺動自在に枢支させ、揺動板(7 7)の一端側で略直角に一体折曲形成する復帰板(79)に略三角形状の係合孔 (80)を形成させ、前記シャフト(58)のミッションケース(3)と筒体( 73)間に設ける規制軸(81)を前記係合孔(80)に係合させると共に、前 記揺動板(77)の他端側をワイヤ(82)を介し前記クラッチレバー(76) に連結させ、前記カバー(66)と揺動板(77)と間にワイヤ(82)の引張 方向と反対方向の引張バネ(83)を張架させて、クラッチレバー(76)の入 操作時には係合孔(80)の三角形底辺部の最大幅(L)間でシャフト(58) の規制軸(81)を左右方向に自在に移動させて、正逆レバー(71)によるロ ータリ(8)の正逆切換えを可能とさせる一方、クラッチレバー(76)の切操 作には前記バネ(83)力による揺動板(77)の回動でもって、規制軸(81 )を係合孔(80)の三角形頂点部に移動規制させて、シャフト(58)及び正 逆レバー(71)を中立位置に戻すように構成している。
【0014】 本実施例は上記の如く構成するものにして、前記燃料タンク(5)をエンジン (2)とミッションケース(3)間に配設して重心の低い嵩低状のコンパクトな 構成とすることによって、機体の安定した安全にして確実な耕耘作業を可能とさ せることができる。
【0015】 また、単一の変速操作レバー(16)によって主変速と副変速両方の操作を行 うことができ、したがってレバー数を低減して作業者にはレバー(16)の確認 や取扱いを容易とさせることができると共に、ハンドルターン時にもこの1本の レバー(16)を振り替えるだけの容易で能率良い作業を可能にできる。
【0016】 さらに、ロータリ(8)を正逆に切換えるシャフト(58)を、強制的に中央 の中立位置に戻す揺動板(77)及び復帰板(79)をミッションケース(3) の左外側に設けることによって、ケース(3)の形成する取付孔などを減少させ ることができると共に、組立やメンテナンス作業での至便化を図ることができる 。
【0017】
【考案の効果】
以上実施例からも明らかなように本考案は、変速及び前後進の切換えを行う主 変速切換機構(42)と、この高低速2段の切換を行う副変速切換機構(45) とを設けると共に、これら主変速及び副変速の切換えをワンレバーで行う変速操 作レバー(16)を設けたものであるから、操作に要するレバー数を削減して、 構造の簡便化と操作手数の簡略化を図って、誤操作のない安全にして確実な変速 操作を可能にでき、しかもハンドルターン時のレバー振り替えでも至便なものと させることができるなど顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ミッションケースのレバー設置部の側面説明図
である。
【図2】耕耘管理機の全体側面図である。
【図3】耕耘管理機の全体平面図である。
【図4】燃料タンク部の側面説明図である。
【図5】燃料タンク部の側面説明図である。
【図6】ミッションケースの断面説明図である。
【図7】変速ギヤ部の説明図である。
【図8】レバー設置部の平面説明図である。
【図9】正逆レバー部の背面説明図である。
【図10】正逆レバー部の平面説明図である。
【図11】副変速部の説明図である。
【符号の説明】
(16) 変速操作レバー (42) 主変速用フォークシャフト(切換機構) (45) 副変速用フォークシャフト(切換機構)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変速及び前後進の切換えを行う主変速切
    換機構と、この高低速2段の切換を行う副変速切換機構
    とを設けると共に、これら主変速及び副変速の切換えを
    ワンレバーで行う変速操作レバーを設けたことを特徴と
    する移動農機の走行変速装置。
JP2853193U 1993-04-30 1993-04-30 移動農機の走行変速装置 Pending JPH0681814U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2853193U JPH0681814U (ja) 1993-04-30 1993-04-30 移動農機の走行変速装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2853193U JPH0681814U (ja) 1993-04-30 1993-04-30 移動農機の走行変速装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0681814U true JPH0681814U (ja) 1994-11-22

Family

ID=12251257

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2853193U Pending JPH0681814U (ja) 1993-04-30 1993-04-30 移動農機の走行変速装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0681814U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002052945A (ja) 小型耕耘機の動力伝達構造
JPH0681814U (ja) 移動農機の走行変速装置
JP3943448B2 (ja) クローラ形トラクタ
JP4315523B2 (ja) 耕耘機の駆動伝達構造
JPH0219353Y2 (ja)
JP4495277B2 (ja) 管理機の変速装置
JP2660324B2 (ja) 耕うん機
JP2003002228A (ja) トラクタ
JP3530731B2 (ja) 歩行型作業機の変速操作装置
JPH0821516A (ja) カウンタギヤ
JP4908687B2 (ja) クローラトラクタの駆動機構
JP4358964B2 (ja) 走行車両の操向装置
JPH0636992Y2 (ja) 歩行型作業機
JP2933268B2 (ja) 耕うん機における変速ガイド板構造
JPS62234736A (ja) 耕うん機における変速操作装置
JP4176265B2 (ja) 動力耕耘機の運転操作装置
JP3572723B2 (ja) ハンドトラクタの正逆転耕耘装置
JP2576643Y2 (ja) 移動農機の変速装置
JPS6227460Y2 (ja)
JPH063699Y2 (ja) 移動農機の後進耕耘牽制装置
JP2601767B2 (ja) 耕うん機
JPH0352235Y2 (ja)
JPH08149904A (ja) 移動農機のロータリクラッチ機構
JPH0858405A (ja) 耕耘機等の変速操作装置
JPH07277021A (ja) 作業機