JPH068166U - 車両荷台における幌シート取付装置 - Google Patents
車両荷台における幌シート取付装置Info
- Publication number
- JPH068166U JPH068166U JP4656892U JP4656892U JPH068166U JP H068166 U JPH068166 U JP H068166U JP 4656892 U JP4656892 U JP 4656892U JP 4656892 U JP4656892 U JP 4656892U JP H068166 U JPH068166 U JP H068166U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hook
- side wall
- attached
- tip
- hood sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 荷台側壁の外面に、幌シートの取付けのため
のフック掛止部材を張出部分を少なくして取り付ける。
これによって安全性が高く、かつ荷台製作時その内法寸
法を広くとることができる。また取付け後の幌シートの
バタツキを防止し、雨水の侵入を阻止する。 【構成】 車両1 の荷台側壁3 を構成する中空状パネル
4 の外面に、凹陥部7 が設けられ、凹陥部7 の底壁7aに
フック掛止部材10が取り付けられる。フック掛止部材10
の水平連結部10c には緊締部材挿通用孔11があけられて
いて、幌シート取付用緊締部材8 とこれの先端部のフッ
ク9 とがこの孔11に通された後、フック9の先端がフッ
ク掛止部10b に下から掛け止められる。
のフック掛止部材を張出部分を少なくして取り付ける。
これによって安全性が高く、かつ荷台製作時その内法寸
法を広くとることができる。また取付け後の幌シートの
バタツキを防止し、雨水の侵入を阻止する。 【構成】 車両1 の荷台側壁3 を構成する中空状パネル
4 の外面に、凹陥部7 が設けられ、凹陥部7 の底壁7aに
フック掛止部材10が取り付けられる。フック掛止部材10
の水平連結部10c には緊締部材挿通用孔11があけられて
いて、幌シート取付用緊締部材8 とこれの先端部のフッ
ク9 とがこの孔11に通された後、フック9の先端がフッ
ク掛止部10b に下から掛け止められる。
Description
【0001】
この考案は、車両荷台における幌シート取付装置に関するものである。
【0002】 この明細書において、「内」とは車両の内方向を、「外」とは同外方向を指す ものとする。
【0003】 また、この明細書において、荷台側壁とは、いわゆるアオリであって、車両荷 台に開閉自在に取り付けられた左右両側壁および後側壁を意味するものとする。
【0004】
従来、例えばアルミニウム中空押出型材製のパネルが上下に所要数重ね合わせ られてなるトラック等車両の荷台側壁(アオリ)においては、雨水および日射を さけて荷物を保護するため、荷台側壁の上に幌シートが被せられている。
【0005】
ところが、従来は、荷台側壁を構成する中空状パネルの外面に、フック掛止部 材が所定間隔おきに取り付けられるとともに、すべてのフック掛止部材を貫通す るように、1本のステンレス鋼製もしくはアルミニウム製の飾りパイプが取り付 けられ、幌シート取付用の帯状ゴム板などよりなる緊締部材の先端部に備えられ たフックが、各フック掛止部材に掛け止められていた。
【0006】 しかし、このような従来の幌シート取付装置では、荷台側壁の外面にフック掛 止部材が大きく張り出しているため、危険であり、またこのようなフック掛止部 材が外方に張り出す分だけ、荷台製作時その内法寸法を縮小しなければならず、 荷物積載空間が狭められるという問題があった。そのうえ、幌シートを荷台側壁 に取り付けるさい、緊締部材は、荷台側壁外面より外方に大きく張り出したフッ ク掛止部材に向かって外方斜め下向きに引っ張られるため、幌シートの下側縁部 が荷台側壁外面より離れて、隙間が生じ、従って幌シートの取付け後、幌シート がバタツキやすく、かつ雨水が侵入しやすいという問題があるうえに、 この考案の目的は、上記の従来技術の問題を解決し、荷台側壁の外面にフック 掛止部材を張出部分を少なくして取り付けることができて、非常に安全性が高く 、かつ荷台製作時その内法寸法を広くとることができて、荷物積載空間を広げら れるうえに、取付け後の幌シートのバタツキを防止し得、また雨水の侵入を確実 に阻止し得る、車両荷台における幌シート取付装置を提供しようとするにある。
【0007】
この考案は、上記の目的を達成するために、所要数の中空状パネルよりなる荷 台側壁が開閉自在に取り付けられ、この荷台側壁の上に幌シートが被せられる車 両の荷台において、荷台側壁を構成する中空状パネルの外面に、凹陥部が該パネ ルの長さ方向にかつ水平状に設けられ、凹陥部の底壁に、幌シート取付用緊締部 材の先端部に備えられたフックを掛け止めるフック掛止部材が取り付けられ、フ ック掛止部材は、凹陥部の底壁に止められた固定基部と、固定基部に水平連結部 を介して平行状に設けられかつフックの先端が掛け止められるフック掛止部とで 構成せられ、水平連結部に緊締部材挿通用孔があけられている、車両荷台におけ る幌シート取付装置を要旨としている。
【0008】
上記幌シート取付装置によれば、荷台側壁を構成する中空状パネルの外面に設 けられた凹陥部の底壁に、フック掛止部材が取り付けられており、幌シート取付 用緊締部材とこれの先端部のフックとは、フック掛止部材の水平連結部に所定間 隔おきにあけられた緊締部材挿通用孔を通った後、フックの先端がフック掛止部 に下から掛け止められる。
【0009】 従って、荷台側壁の外面にフック掛止部材を張出部分を少なくして取り付ける ことができ、非常に安全性が高いし、フック掛止部材の張出しが少ない分だけ、 荷台製作時、荷台の内法寸法を広くとることができて、荷物積載空間を広げられ る。
【0010】 また、幌シート取付用緊締部材の先端部のフックを、ワンタッチで迅速に掛止 め得ることは、勿論であるが、幌シートの取付け後の状態では、緊締部材はフッ ク掛止部材の水平連結部の挿通用孔に通されているので、緊締部材は荷台側壁の 凹陥部の内側に引き込まれることになり、これによって緊締部材の上端部に連な る幌シートの下側縁部が真下に引っ張られるため、幌シートの下側縁部と荷台側 壁の外面との間に隙間があくことなく密着せしめられ、取付け後の幌シートのバ タツキを有効に防止し得るとともに、雨水の侵入をも確実に阻止し得るものであ る。
【0011】 なお、上記幌シート取付装置は、車両荷台に開閉自在に取り付けられた左右両 側壁に、あるいはまた左右両側壁と後側壁に取り付けられるものである。
【0012】
つぎに、この考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0013】 この明細書において、左右、前後は図1を基準とし、左とは図1の左側、右と は同右側をいゝ、また前とは同図図面紙葉の裏側、後とは同表側をいうものとす る。
【0014】 なお、この考案による幌シート取付装置は、車両荷台の左右両側壁に、あるい はまた左右両側壁と後側壁に取り付けられるものであるが、各荷台側壁における 取付構造は同じであるので、図面においては、左側壁部分のみを図示して、説明 し、他の側壁部分での取付構造の説明は、これを省略するものとする。
【0015】 図面において、車両(1) の荷台(2) には、所要数のアルミニウム中空押出型材 製の中空状パネル(4) よりなる荷台側壁(3) が開閉自在に取り付けられ、この荷 台側壁(3) の上端部に所要数の幌受けパイプ(5) が取り付けられて、幌シート(6 ) が被せられている。
【0016】 なお、図1に示す上下に隣り合う2つのパネル(4A)(4B)は、いわゆる凹凸嵌合 によりかつ相互に係合部同志を掛かり合わせることによって、ボルトレスで結合 されている。
【0017】 荷台側壁(3) を構成する下側の中空状パネル(4) の外面に、凹陥部(7) が該パ ネル(4) の長さ方向にかつ水平状に設けられ、凹陥部(7) の底壁(7a)には、内部 拡大溝(12)がパネル(4) の長さ方向に設けられている。凹陥部(7) の底壁(7a)に アルミニウム押出型材製のフック掛止部材(10)が取り付けられている。
【0018】 フック掛止部材(10)は、帯状ゴム板よりなる幌シート取付用緊締部材(8) の先 端部に備えられたフック(9) を掛け止めるためのもので、これは凹陥部(7) の底 壁(7a)に止められた固定基部(10a) と、固定基部(10a) に水平連結部(10c) を介 して平行状に設けられかつフック(9) の先端が掛け止められるフック掛止部(10b ) とで構成せられ、水平連結部(10c) に緊締部材挿通用孔(11)が所定間隔おきに 所要数あけられている。
【0019】 フック掛止部材(10)の固定基部(10a) は、凹陥部(7) の底壁(7a)に設けられた 内部拡大溝(12)内に収められ、その上下両側縁部(13)(13)が内部拡大溝(12)の横 断面略L字形の係合側縁部(14)(14)にそれぞれ係り合わせられて止められている 。
【0020】 上記において、幌シート取付用緊締部材(8) とこれの先端部のフック(9) とは 、荷台側壁(2) の中空状パネル(4) 外面の凹陥部(7) の底壁(7a)に取り付けられ たフック掛止部材(10)の水平連結部(10c) の挿通用孔(11)を通った後、フック(9 ) の先端がフック掛止部(10b) に下からワンタッチで掛け止められる。
【0021】 このように幌シート(6) の取付け後の状態では、緊締部材(8) はフック掛止部 材(10)の水平連結部(10c) の挿通用孔(11)に通されているので、緊締部材(8) が 荷台側壁(3) の凹陥部(7) の内側に引き込まれるるとともに、幌シート(6) の下 側縁部(6a)が真下に引っ張られるため、幌シート(6) の下側縁部(6a)と荷台側壁 (3) の外面との間に隙間があくことなく密着せしめられる。従って取付け後の幌 シート(6) はバタツクことなく、また雨水の侵入も確実に阻止される。
【0022】 また、荷台側壁(3) 外面においては、フック掛止部材(10)を張出部分が少ない ので、非常に安全性が高いし、フック掛止部材(10)の張出しが少ない分だけ、荷 台(2) の製作時、荷台(2) の内法寸法を広くとることができて、荷物積載空間を 広げることができる。
【0023】 なお、上記実施例においては、フック掛止部材(10)の固定基部(10a) は、凹陥 部(7) の底壁(7a)に設けられた内部拡大溝(12)内に収められて、その上下両側縁 部(13)(13)が内部拡大溝(12)の横断面略L字形の係合側縁部(14)(14)にそれぞれ 係り合わせられることにより、止められているが、この点は限定されず、フック 掛止部材(10)を荷台側壁(3) の凹陥部(7) の底壁(7a)に固定する手段は、その他 の構造のものであっても、勿論良い。またフック掛止部材(10)の形状は、図示の ものに限らず、その他の形状を有するものであっても、良い。
【0024】
この考案は、上述のように、所要数の中空状パネルよりなる荷台側壁が開閉自 在に取り付けられ、この荷台側壁の上に幌シートが被せられる車両の荷台におい て、荷台側壁を構成する中空状パネルの外面に、凹陥部が該パネルの長さ方向に かつ水平状に設けられ、凹陥部の底壁に、幌シート取付用緊締部材の先端部に備 えられたフックを掛け止めるフック掛止部材が取り付けられているから、荷台側 壁の外面にフック掛止部材を張出部分を少なくして取り付けることができ、非常 に安全性が高いし、フック掛止部材の張出しが少ない分だけ、荷台製作時、荷台 の内法寸法を広くとることができて、荷物積載空間を広げられる。また荷台側壁 の外観がきれいである。
【0025】 また、フック掛止部材は、凹陥部の底壁に止められた固定基部と、固定基部に 水平連結部を介して平行状に設けられかつフックの先端が掛け止められるフック 掛止部とで構成せられ、水平連結部に緊締部材挿通用孔があけられていて、幌シ ート取付用緊締部材とこれの先端部のフックとが、フック掛止部材の水平連結部 の挿通用孔を通った後、フックの先端がフック掛止部に下から掛け止められるも のであるから、幌シートの取付けのさい、フックの掛止めをワンタッチで迅速に 行ない得るだけでなく、幌シートの取付け後は、緊締部材はフック掛止部材の水 平連結部の挿通用孔に通されていて、凹陥部の内側に引き込まれ、これによって 幌シートの下側縁部が真下に引っ張られるので、幌シートの下側縁部と荷台側壁 の外面との間に隙間があくことなく密着せしめられ、取付け後の幌シートのバタ ツキを有効に防止し得るし、雨水の侵入をも確実に阻止し得るという効果を奏す る。
【図1】この考案の実施例を示す車両荷台の側壁部分の
要部拡大断面図である。
要部拡大断面図である。
【図2】図1の車両荷台の部分切欠き概略背面図であ
る。
る。
【図3】同部分切欠き概略側面図である。
1 車両 2 荷台 3 荷台側壁 4 中空状パネル 6 幌シート 7 凹陥部 7a 底壁 8 幌シート取付用緊締部材 9 フック 10 フック掛止部材 10a 固定基部 10b フック掛止部 10c 水平連結部 11 緊締部材挿通用孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 潮田 俊太 堺市海山町6丁224番地 昭和アルミニウ ム株式会社内 (72)考案者 深沢 次男 堺市海山町6丁224番地 昭和アルミニウ ム株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 所要数の中空状パネル(4) よりなる荷台
側壁(3) が開閉自在に取り付けられ、この荷台側壁(3)
の上に幌シート(6) が被せられる車両(1) の荷台(2) に
おいて、荷台側壁(3) を構成する中空状パネル(4) の外
面に、凹陥部(7) が該パネル(4) の長さ方向にかつ水平
状に設けられ、凹陥部(7) の底壁(7a)に、幌シート取付
用緊締部材(8) の先端部に備えられたフック(9) を掛け
止めるフック掛止部材(10)が取り付けられ、フック掛止
部材(10)は、凹陥部(7) の底壁(7a)に止められた固定基
部(10a) と、固定基部(10a) に水平連結部(10c) を介し
て平行状に設けられかつフック(9) の先端が掛け止めら
れるフック掛止部(10b)とで構成せられ、水平連結部(10
c) に緊締部材挿通用孔(11)があけられている、車両荷
台における幌シート取付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4656892U JPH068166U (ja) | 1992-07-03 | 1992-07-03 | 車両荷台における幌シート取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4656892U JPH068166U (ja) | 1992-07-03 | 1992-07-03 | 車両荷台における幌シート取付装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH068166U true JPH068166U (ja) | 1994-02-01 |
Family
ID=12750928
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4656892U Withdrawn JPH068166U (ja) | 1992-07-03 | 1992-07-03 | 車両荷台における幌シート取付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH068166U (ja) |
-
1992
- 1992-07-03 JP JP4656892U patent/JPH068166U/ja not_active Withdrawn
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3257971A (en) | Non-protruding cleat | |
JPH068166U (ja) | 車両荷台における幌シート取付装置 | |
JP2556085Y2 (ja) | 車両荷台における幌シート取付装置 | |
JP3218343B2 (ja) | 車両荷台における幌シート取付装置 | |
JPH0687162U (ja) | 車両荷台における幌シート取付装置 | |
JP3218342B2 (ja) | 車両荷台における幌シート取付装置 | |
JPH1035363A (ja) | 自動車用荷物収納装置 | |
JP2580466Y2 (ja) | エアインテークガーニッシュの取付構造 | |
JPH075920U (ja) | 煽を有するバン型車両の荷物緊締用フックの掛け止め構造 | |
JPS6223609Y2 (ja) | ||
JPH0423696Y2 (ja) | ||
JP3718344B2 (ja) | 屋根パネル用吊り具及び該屋根パネル用吊り具を用いた屋根パネル | |
JP3742832B2 (ja) | 掛止め用フックの備付け機構 | |
JPS6316606Y2 (ja) | ||
JPH0245058Y2 (ja) | ||
JPH0439053Y2 (ja) | ||
JPH0140766Y2 (ja) | ||
JPH056233Y2 (ja) | ||
JPH0721417U (ja) | 自動車用ドアにおけるガーニッシュの取付構造 | |
JPS6022866Y2 (ja) | 自在ドア−用帯状シ−トの掛け金具 | |
JP2560060Y2 (ja) | 雨樋吊金具 | |
JPS6240947Y2 (ja) | ||
KR100411161B1 (ko) | 화물자동차의 적재함 화물 고정구조 | |
JPS6233704Y2 (ja) | ||
JPH031312Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19961003 |