JPH0680276U - ロック付き離脱機構を有するコネクタ - Google Patents

ロック付き離脱機構を有するコネクタ

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JPH0680276U
JPH0680276U JP2042393U JP2042393U JPH0680276U JP H0680276 U JPH0680276 U JP H0680276U JP 2042393 U JP2042393 U JP 2042393U JP 2042393 U JP2042393 U JP 2042393U JP H0680276 U JPH0680276 U JP H0680276U
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JP
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connector
lock
slider
memory card
lock lever
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彰一 富岡
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Hirose Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ロック付き離脱機構を有するコネクタは、そ
こへ嵌合されてくるICメモリカード等の相手側嵌合体
の離脱および嵌合ロックを行えるロックレバーを備えて
いる。 【効果】 ICメモリカード等の相手側嵌合体の嵌合ロ
ックを行えるようにしたので、それが偶発的に抜けてし
まい、機器の破損を生じてしまうようなことを未然に防
止できる。離脱機構とロック機構とを1つの機構にまと
めたので、構造も簡単で小型に維持できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ICメモリカード等のコネクタ状の相手側嵌合体を受け入れて嵌合 させるようなコネクタに関するものであり、特に、相手側嵌合体との嵌合を離脱 する離脱機構を有した離脱機構付きコネクタの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の離脱機構付きコネクタの従来例としては、例えば、実公平3−387 72号公報に開示されたようなものがあった。この従来の離脱機構付きコネクタ は、ICメモリカードの如き先端縁部に接触端子を配列したような相手側コネク タの嵌合先端面と係合する爪部を有した平板状のプレートと、このプレートを嵌 合離脱方向に移動可能にガイドするフレームと、このフレームに設けられた支柱 を支点として回動可能なレバーと、フレームに対して嵌合離脱方向に移動できる イジェクタと、レバーの一端をプレートに係合させる第1の係合手段と、レバー の他端をイジェクタに係合させる第2の係合手段とを備えている。このような従 来の離脱機構付きコネクタにおいては、相手側コネクタの嵌合状態において、イ ジェクタを押し込むことにより、第2の係合手段を介してレバーを回動させ第1 の係合手段を介してプレートを離脱方向へ移動させることにより、相手側コネク タの嵌合を離脱させることができる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の離脱機構付きコネクタにあっては、ICメモ リカードの如き相手側コネクタの嵌合を離脱させるのは容易にできて便利ではあ るが、相手側コネクタの嵌合状態をロックする手段は全く設けられていなかった 。したがって、ICメモリカードを装着中に何らかの力によりICカードがコネ クタから偶発的に離脱してしまう恐れがあり、機器の破壊を招く恐れがあった。
【0004】 また、このような従来の離脱機構付きコネクタに対して、このような恐れをな くするために、離脱機構とは別にロック機構を設けることが考えられるが、単に 別個にロック機構を設けるのでは、部品点数が多くなり、組立工数が多くなり、 どうしてもコスト高となってしまう。
【0005】 さらにまた、前述したような従来の離脱機構付きコネクタの構成では、ICメ モリカード挿入の際、完全なるコネクタとの接触のための挿入距離が不明のため 、完全に接触されていない状態で挿入完了と判断し、そのため接触不良を見逃し てしまい、機器の破壊を招いてしまう恐れもあった。
【0006】 本考案の目的は、このような従来技術の問題点を解消しうるようなロック付き 離脱機構を有するコネクタを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案によるロック付き離脱機構を有するコネクタは、ICメモリカード等の コネクタ状の相手側嵌合体を受け入れて該相手側嵌合体の接触端子と接触する接 触端子を備えたコネクタ本体と、前記相手側嵌合体を乗せて、前記接触端子同志 が接触する嵌合位置と前記接触端子同志の接触が解除される離脱位置との間で移 動しうるように前記コネクタ本体に配設されたスライダーと、ロック位置とロッ ク解除位置との間に回動可能なように前記コネクタ本体に配設されたロックレバ ーと、該ロックレバーと前記スライダーとの間に設けられて、該スライダーが前 記離脱位置から前記嵌合位置へと移動させられるときには前記ロックレバーを前 記ロック解除位置から前記ロック位置へと回動させ、前記ロックレバーが前記ロ ック位置から前記ロック解除位置へと回動させられるときには前記スライダーを 前記嵌合位置から前記離脱位置へと移動させるようにするリンク機構とを備えて おり、前記ロックレバーは、前記ロック解除位置にあるときには、前記相手側嵌 合体の前記スライダーに対する乗降を妨げないが、前記ロック位置にあるときに は、前記相手側嵌合体が離脱することを妨げることにより前記スライダーが前記 嵌合位置から離脱位置へと移動しないようにしたことを特徴とする。
【0008】
【実施例】
次に、添付図面に基づいて、本考案の実施例について本考案をより詳細に説明 する。
【0009】 添付図面の図1は、本考案の一実施例としてのロック付き離脱機構を有するI Cメモリカード用コネクタに対して、ICメモリカードを嵌合させてロック状態 にあるところを示す概略平面図であり、図2は、図1の状態のICメモリカード 用コネクタの概略正面図である。図3は、図1のICメモリカード用コネクタか らICメモリカードを離脱させた状態を示す概略平面図であり、図4は、図3の 状態のICメモリカード用コネクタの概略正面図である。
【0010】 さらに、図5は、図1のICメモリカード用コネクタのスライダーとロックレ バーとリンク機構との関係を示す斜視図であり、ICメモリカードの嵌合状態を 示している。図6は、図5と同様の斜視図であるが、ICメモリカードの離脱状 態を示している。
【0011】 これら図1から図6に示されるように、この実施例のICメモリカード用コネ クタ100は、コネクタ状の相手側嵌合体であるICメモリカード200を受け 入れるコネクタ本体110を備えている。このコネクタ本体110は、両側に、 ICメモリカード200のこのコネクタ本体110への挿抜をガイドするための 側部フレーム111および114と、これら側部フレーム111および114の 間をつなぐ後端部112とを主として備えており、例えば、プラスチック材料等 の絶縁材料にて一体的に成形されている。後端部112には、例えば、プリント 回路基板の導体部等の機器の回路に接続するための複数個の接触端子10が配設 されている。
【0012】 また、このICメモリカード用コネクタ100は、ICメモリカード200を 乗せて、側部フレーム111および114の間で、嵌合位置と離脱位置との間で 移動しうるように配設されたスライダー120を備えている。このスライダー1 20は、薄い金属シートから打ち抜き折り曲げ加工によって形成されたものでよ く、全体として薄板状のもので、ICメモリカード200の複数の接触端子(図 示していない)を配列した先端縁部の嵌合先端面を衝合させる切り起こし爪部1 21を両端近くに備えている。また、このスライダー120は、後端中央部に、 後述するようなプッシュレバー130の衝接部131によって衝接される衝接部 122も設けられている。
【0013】 コネクタ本体110の後端部112には、枢軸113が形成されており、この 枢軸113を中心として回動しうるようにプッシュレバー130が取り付けられ ている。このプッシュレバー130は、前述したような衝接部131とは反対側 の端部132が、後述するようなリンク機構140のプッシュアーム145の衝 接部146によって衝接されるようになっている。
【0014】 リンク機構140は、コネクタ本体110の側部フレーム114に全体として 取り付けられている。このリンク機構140は、側部フレーム114に回動自在 に取り付けられた回動軸141に接続した溝付き円柱143を備えている。回動 軸141には、後述するような作用を果たすために、ロック位置とロック解除位 置との間に回動可能なようにロックレバー142が接続されている。溝付き円柱 143の外周面には、螺旋状溝144が形成されている。さらにまた、このリン ク機構140は、コネクタ本体110に対するICメモリカード200の挿抜方 向と同じ方向に移動可能なように、側部フレーム114に取り付けられたプッシ ュアーム145を備えている。このプッシュアーム145は、一端に溝付き円柱 143の螺旋状溝144に係合する係合爪147を有し、他端をプッシュレバー 130の端部132に衝接する衝接部146としている。
【0015】 次に、前述したような構成を有するICメモリカード用コネクタの全体動作に ついて説明する。
【0016】 先ず、図1、図2および図5に示すように、コネクタ本体110に対して嵌合 ロック状態にあるICメモリカード200を、図3、図4および図6に示すよう な離脱状態とするための動作について述べる。図1、図2および図5に示す嵌合 ロック状態では、ICメモリカード200は、スライダー120の上に乗ってい てその嵌合先端面を爪部121に衝合させた状態で、その先端縁部に配列した接 触端子を、コネクタ本体110の後端部112に配設された複数の接触端子10 のそれぞれ対応するものと電気的且つ機械的に接触させた状態とされている。こ の嵌合ロック状態では、図1によく示されるように、ロックレバー142は、ロ ック位置にあって、ICメモリカード200の前端面の側部部分を押さえている 。したがって、この嵌合ロック状態においては、ICメモリカード200は、ど のようなことがあっても、離脱状態とされることがなく、常に安定した接触端子 同志の接触状態を保持することができる。
【0017】 このような嵌合ロック状態からICメモリカード200をコネクタ本体110 から抜き出すために、離脱状態へと移行させるためには、ロックレバー142を 、図3、図4および図6に示すような解除位置へと回動させるだけでよい。この ようにロックレバー142を回動させると、回動軸141の回動によって溝付き 円柱143が回動させられ、その螺旋状溝144に係合爪147を係合させてい るプッシュアーム145は、螺旋状溝144によるカム作用によってコネクタ本 体110の後端部112の方へ移動させられる。これと同時に、ロックレバー1 42は、ICメモリカード200の先端面を押さえる位置から外れる。
【0018】 したがって、ICメモリカード200は、コネクタ本体110から抜け出る方 向への移動が自由なものとされる。そして、プッシュアーム145の衝接部14 6がプッシュレバー130の端部132を押すと、プッシュレバー130が枢軸 113を中心として図5において反時計方向に回動し、プッシュレバー130の 他端の衝接部131がスライダー120の衝接部122を押し上げる。これによ り、スライダー120は、側部フレーム111および114の間でガイドされて 、嵌合位置から離脱位置へと移動させられる。このとき、このスライダー120 の上に乗っているICメモリカード200は、その嵌合先端面にスライダー12 0の爪部121が衝合しているので、スライダー120の移動と共に、離脱方向 へと移動させられる。図3、図4および図6は、このような離脱完了状態を示し ている。この離脱完了状態では、ICメモリカード200の先端縁部に配設され た接触端子とコネクタ本体110の後端部112に配設された接触端子との接触 状態は完全に解除されており、ICメモリカード200を手で把持して、コネク タ本体110から容易に引き抜くことができる。
【0019】 次に、図3、図4および図6に示したような離脱状態から図1、図2および図 5に示したような嵌合ロック状態へと移行させるための動作について説明する。 ICメモリカード200の前端部を手でコネクタ本体110の後端部112の方 へ押し込むようにすると、ICメモリカード200の嵌合先端面がスライダー1 20の爪部121に衝合するので、スライダー120も後端部112の方へと移 動させられる。このようなスライダー120の移動により、衝接部122によっ て衝接部131が押され、プッシュレバー130は、枢軸113を中心として、 図6において時計方向に回動させられる。したがって、プッシュアーム145の 衝接部146がプッシュレバー130の端部132によって押し上げられ、コネ クタ本体110の後端部112から遠ざかる方向へと移動させられる。プッシュ アーム145の係合爪147が溝付き円柱143の螺旋状溝144に係合してい るので、プッシュアーム145のこのような移動につれて、係合爪147と螺旋 状溝144よの間のカム作用のため、溝付き円柱143が図6において時計方向 に回動させられる。この溝付き円柱143の回動につれて、ロックレバー142 も図6において時計方向に回動し、図1、図2および図5に示したようなロック 位置に戻されることになり、ICメモリカード200は、嵌合ロック状態とされ る。
【0020】 図7および図8は、本考案の別の実施例としてのロックレバーとリンク機構と の構造を略示している斜視図であり、図7は、嵌合ロック状態にあるところを示 しており、図8は、離脱状態にあるところを示している。この別の実施例のその 他の部分については、図1から図6に関して前述したような実施例のものと実質 的に同じでよいので繰り返し説明しない。
【0021】 この図7および図8の実施例のものにおいて、図1から図6に示した実施例の ものと同様な作用を果たす部材については、同じ参照番号に文字Aを付加した参 照符号にて示すことにより、その動作の詳細について説明することは省略する。 この別の実施例におけるロックレバー142Aは、回動軸141Aを介して溝付 き円柱143Aに接続されている。この溝付き円柱143Aの外周面にも螺旋状 溝144Aが形成されている。この別の実施例におけるリンク機構では、溝付き 円柱143Aの周りに入れ子状に嵌合する円筒147Aが設けられている。この 円筒147Aの内周面には、溝付き円柱143Aの螺旋状溝144Aに係合する 係合突起147Bが設けられている。この円筒147Aには、プッシュアーム1 45Aが接続されており、このプッシュアーム145Aの衝接部146Aは、図 1から図6に示したような実施例におけるプッシュレバー130の端部132に 衝接するようになっている。
【0022】 この別の実施例におけるロックレバー142Aとリンク機構との関連動作につ いて簡単に説明しておくと、図7に示したロック位置から図8に示したロック解 除位置へとロックレバー142Aを回動させると、溝付き円柱143Aも同じ方 向に回動され、その螺旋状溝144Aに係合突起147Bを係合させている円筒 147Aは、その係合突起147Bと螺旋状溝144Aとの間のカム作用により 、図7および図8において下方へと移動させられる。したがって、プッシュアー ム145Aも下方へと移動させられる。逆に、図8の状態からプッシュアーム1 45Aが上方へと移動させられるときには、係合突起147Bと螺旋状溝144 Aとの間のカム作用により、溝付き円柱143Aが図8において時計方向に回動 させられ、ロックレバー142Aは、図7に示すようなロック位置へと戻される ことになる。
【0023】 図9から図11は、本考案のさらに別の実施例を示す図5および図6と同様の 図である。これら図9から図11においても、前述した実施例における構成部分 と同様の構成部分は、同様の参照符号を用いて示すことにより、その詳細な説明 を省略することにする。この実施例においては、ロックレバー142Bと、スラ イダー120との間に設けられるリンク機構140Bは、前述した実施例と同様 のプッシュレバー130を備えており、このプッシュレバー130の端部132 に衝接する衝接部146Bを有したプッシュアーム145Bを備えている。また 、このリンク機構140Bは、このプッシュアーム145Bの他端の係合爪14 7Cによって係合される螺旋状溝144Bと、直線状溝144Cと、円柱の直角 方向に延びる直角方向溝144Dとをその外周面に形成した溝付き円柱143B を備えている。この溝付き円柱143Bは、回動軸141Bを介してロックレバ ー142Bに接続されている。
【0024】 この実施例では、コネクタ本体の側に簡易ロック部材150が取り付けられて おり、この簡易ロック部材150は、リンク機構140Bの溝付き円柱143B の近傍に弾性的に偏移しうる簡易ロック爪151を位置させるようになっている 。一方、溝付き円柱143Bの端部外周には、簡易ロック爪151に係合する突 起148Bが設けられている。
【0025】 次に、このような構成を有する実施例のコネクタの動作について説明する。先 ず、図9は、ICメモリカード200をコネクタ本体に挿入してスライダー12 0の上に乗せてはいるが、ロックレバー142Bは、ロック解除位置にあり、ス ライダー120およびICメモリカード200も離脱位置にあるところを示して いる。この図9に示したロック解除および離脱状態においては、簡易ロック爪1 51の図9において左側に溝付き円柱143Bの突起148Bが係合していて、 溝付き円柱143Bは時計方向へは容易には回動できないようになっている。こ れにより、ロックレバー142Bも、そのロック解除位置からロック位置へ倒れ ないようにされている。
【0026】 図9に示したロック解除および離脱状態からICメモリカード200の前端部 を手で押し込むようにすると、プッシュアーム145Bの係合爪147Cは、溝 付き円柱143Bの直線状溝144Cにそって移動しうるようになっているので 、ICメモリカード200の嵌合先端面によってスライダー120の爪部121 が押されて、さらに、プッシュアーム130の衝接部131が押され、プッシュ レバー130が枢軸113の周りに回動させられて端部132がプッシュアーム 145Bを押し上げるようにするとき、このプッシュアーム145Bは、押し上 げられうるのである。したがって、スライダー120と共にICメモリカード2 00が、嵌合位置へと移動され得て、ICメモリカード200の嵌合先端部に配 列された接触端子とコネクタ本体の後端部に配設された接触端子との接触がなさ れるのである。図10は、この嵌合状態を示している。
【0027】 図10に示す嵌合状態から嵌合ロック状態とするために、ロックレバー142 Bを、図10において時計方向に90度回動させる。このとき、プッシュアーム 145Bの係合爪147Cは、溝付き円柱143Bの直角方向溝144Dにそっ て相対的に移動する形となる。この実施例では、この直角方向溝144Dは、回 転方向に上り斜面とされているので、係合爪147Cは、図11に示す完全ロッ ク状態においては、その直角方向溝144Dの上り傾斜面を乗り越えて元の方向 へは戻らないようにされる。また、溝付き円柱143Bに形成された突起148 Bは、ロックレバー142Bのこの回動中に簡易ロック部材150の簡易ロック 爪151を弾性的に偏移させるようにしてそれを乗り越え、図11の状態で停止 することになる。これで、ICメモリカード200の嵌合ロックが行われたこと になり、図11は、この状態を示している。
【0028】 図11に示す嵌合ロック状態からICメモリカードを離脱させるためには、ロ ックレバー142Bを、図11において反時計方向に90度回動させればよい。 ロックレバー142Bのこのような回動により、溝付き円柱143Bが回動され 、その螺旋状溝144Bに係合しているプッシュアーム145Bの係合爪147 Cとのカム作用により、このプッシュアーム145Bは、コネクタ本体の後端部 の方へ押し下げられる。したがって、プッシュレバー130の端部132がプッ シュアーム145Bの衝接部146Bによって押し下げられ、プッシュレバー1 30は、枢軸113を中心として図11において反時計方向に回動させられ、こ れにより、プッシュレバー130の衝接部131によってスライダー120の衝 接部122を押し上げるようにする。これにより、スライダー120が離脱方向 へ移動させられて、このスライダー120の爪部121が嵌合先端面に衝合して いるICメモリカード200も離脱方向へと移動させられる。このとき、溝付き 円柱143Bに形成された突起148Bは、ロックレバー142Bのこの回動中 に簡易ロック部材150の簡易ロック爪151を弾性的に偏移させるようにして それを乗り越え、図9の状態で停止することになる。これで、ICメモリカード 200のロック解除、嵌合離脱がなされたことになり、図9は、この状態を示し ている。
【0029】 なお、前述した実施例は、相手側嵌合体がICメモリカードの場合であったが 、本考案は、これに限らず、例えば、種々な回路構成部品を搭載したプリント回 路基板のようなものを、相手側嵌合体とするようなものにも、同様に適用できて 、同様の効果の得られるものである。
【0030】
【考案の効果】
ICメモリカード等の相手側嵌合体の嵌合ロックを行えるようにしたので、そ れが偶発的に抜けてしまい、機器の破損を生じてしまうようなことを未然に防止 できる。
【0031】 離脱機構と嵌合ロック機構とを1つの機構にまとめたので、部品点数を増すこ とがなく、そのためのスペースも増大させずに済むので、全体として小型に維持 でき、コストの増加を招くこともない。
【0032】 ロックレバーの操作により、離脱動作もロック動作も行えるので、操作も簡単 であり、しかも、ロックレバーの位置により、嵌合、離脱状態を知ることができ るので、相手側嵌合体との不完全結合による接触不良を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例としてのロック付き離脱機構
を有するICメモリカード用コネクタに対して、ICメ
モリカードを嵌合させてロック状態にあるところを示す
概略平面図である。
【図2】図1の状態のICメモリカード用コネクタの概
略正面図である。
【図3】図1のICメモリカード用コネクタからICメ
モリカードを離脱させた状態を示す概略平面図である。
【図4】図3の状態のICメモリカード用コネクタの概
略正面図である。
【図5】図1のICメモリカード用コネクタのスライダ
ーとロックレバーとリンク機構との関係を示す斜視図で
あり、ICメモリカードの嵌合状態を示している。
【図6】図5と同様の斜視図であるが、ICメモリカー
ドの離脱状態を示している。
【図7】本考案の別の実施例としてのロックレバーとリ
ンク機構との構造を略示している斜視図であり、嵌合ロ
ック状態にあるところを示している。
【図8】図7と同様の斜視図であり、離脱状態にあると
ころを示している。
【図9】本考案のさらに別の実施例としてのICメモリ
カード用コネクタのICメモリカードの離脱状態を示す
斜視図である。
【図10】図9のICメモリカード用コネクタのICメ
モリカードの嵌合状態を示す斜視図である。
【図11】図9のICメモリカード用コネクタのICメ
モリカードの嵌合ロック状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 接触端子 100 ICメモリカード用コネクタ 110 コネクタ本体 111 側部フレーム 112 後端部 113 枢軸 114 側部フレーム 120 スライダー 121 爪部 122 衝接部 130 プッシュレバー 131 衝接部 132 端部 140 リンク機構 141 回動軸 142 ロックレバー 143 溝付き円柱 144 螺旋状溝 145 プッシュアーム 146 衝接部 147 係合爪 200 ICメモリカード

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ICメモリカード等のコネクタ状の相手
    側嵌合体を受け入れて該相手側嵌合体の接触端子と接触
    する接触端子を備えたコネクタ本体と、前記相手側嵌合
    体を乗せて、前記接触端子同志が接触する嵌合位置と前
    記接触端子同志の接触が解除される離脱位置との間で移
    動しうるように前記コネクタ本体に配設されたスライダ
    ーと、ロック位置とロック解除位置との間に回動可能な
    ように前記コネクタ本体に配設されたロックレバーと、
    該ロックレバーと前記スライダーとの間に設けられて、
    該スライダーが前記離脱位置から前記嵌合位置へと移動
    させられるときには前記ロックレバーを前記ロック解除
    位置から前記ロック位置へと回動させ、前記ロックレバ
    ーが前記ロック位置から前記ロック解除位置へと回動さ
    せられるときには前記スライダーを前記嵌合位置から前
    記離脱位置へと移動させるようにするリンク機構とを備
    えており、前記ロックレバーは、前記ロック解除位置に
    あるときには、前記相手側嵌合体の前記スライダーに対
    する乗降を妨げないが、前記ロック位置にあるときに
    は、前記相手側嵌合体が離脱することを妨げることによ
    り前記スライダーが前記嵌合位置から離脱位置へと移動
    しないようにしたことを特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記リンク機構は、前記ロックレバーの
    前記回動と共に回動するように該ロックレバーに接続さ
    れ外周面に螺旋状溝を有した溝付き円柱と、一端に前記
    溝付き円柱の前記螺旋状溝に係合する係合爪を有し他端
    を前記スライダーに係合させたプッシュアームとを備え
    ている請求項1記載のコネクタ。
  3. 【請求項3】 前記コネクタ本体には、前記溝付き円柱
    の近傍に弾性的に偏移しうる簡易ロック爪が配設されて
    おり、前記溝付き円柱には、前記簡易ロック爪に係合す
    る突起が設けられており、前記溝付き円柱は、前記突起
    が前記簡易ロック爪を弾性的に偏移させてそれを乗り越
    えない限り、前記回動を行えないようにされている請求
    項2記載のコネクタ。
  4. 【請求項4】 前記リンク機構は、前記ロックレバーの
    前記回動と共に回動するように該ロックレバーに接続さ
    れ外周面に螺旋状溝を有した溝付き円柱と、該溝付き円
    柱の周りに入れ子状に嵌合しその内周面に前記溝付き円
    柱の前記螺旋状溝に係合する係合突起が設けられている
    円筒と、一端を前記円筒に接続し他端を前記スライダー
    に係合させたプッシュアームとを備えている請求項1記
    載のコネクタ。
  5. 【請求項5】 前記プッシュアームの前記他端と前記ス
    ライダーとの間には、プッシュレバーが介在しており、
    該プッシュレバーは、前記コネクタ本体に枢着されてい
    る請求項2または3または4記載のコネクタ。
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