JPH0679889U - 建設機械用二軸駆動装置 - Google Patents

建設機械用二軸駆動装置

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JPH0679889U
JPH0679889U JP2237393U JP2237393U JPH0679889U JP H0679889 U JPH0679889 U JP H0679889U JP 2237393 U JP2237393 U JP 2237393U JP 2237393 U JP2237393 U JP 2237393U JP H0679889 U JPH0679889 U JP H0679889U
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信 清水
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近畿イシコ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 筒状外軸8とこれに同心状に配される内軸
9とを取付基体11に取り付けられた駆動モータ12,
13により個別に回転させるようにした建設機械用二軸
駆動装置において、上記取付基体11を両軸8,9の回
転軸心Xに対して偏心した軸心Xa廻りに回転可能に固
定体19に保持させ、この固定体19と上記取付基体1
1との間に固定体19側の駆動モータ21の回転力を上
記取付基体11に伝達させる回転力伝達機構22を介在
する。 【効果】 筒状外軸および内軸が平面方向で変位方向と
なり、アースオーガに適用した際の掘削位置を微小範囲
で容易、かつ迅速にずらすことができ、しかも燃費を抑
制することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えばアースオーガのケーシングとトルクチューブのような建設機 械における筒状外軸とその内部に同心状に配設される内軸との二軸を別個独立に 駆動させる駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来汎用のアースオーガでは、オーガマシンに筒状のケーシングとトルクチュ ーブとを同心状に垂設し、この両軸をオーガマシンに配備した一台の駆動装置に より連動回転させ、例えばケーシングに設けたオーガスクリューとトルクチュー ブに設けたカッタヘッド等にて地盤を掘削するようになされている。
【0003】 しかしながら、地盤は礫、砂、粘度、泥等の各種地層によって硬度や粘度等の 性状が変化することから、この性状に応じてケーシングおよびトルクチューブの 回転速度を変化させることが望ましいが、上記従来汎用のオーガマシンでは両軸 が連動回転するため、一方の回転速度を上記性状に対応させても他方の回転速度 が自動的に所定比率で変化して所望の回転速度を得ることができず、掘削能率が 低下するという問題があった。 この問題を解決するため、従来、すでにオーガマシンに2台の駆動装置を設けて ケーシングとトルクチューブとを別個独立に回転可能としたものが提案されてい る。
【0004】 すなわち、これは図5に示すように取付基体101に固着された固定リング1 02の外側にリング状の外軸用ギヤ103を、同内側に内軸用ギヤ104をそれ ぞれベアリング105,106を介して同心状に回転自在に嵌着し、筒状外軸1 07の端部を上記外軸用ギヤ103に連結固着するとともに、該外軸107の内 部に同心状に配置された内軸108の端部を上記内軸用ギヤ104に連結固着し 、上記外軸用ギヤ103に噛合して筒状外軸107を回転駆動させるピニオン1 09およびその駆動モータ110と、上記内軸用ギヤ104に噛合して内軸10 8を回転駆動させるピニオン111およびその駆動モータ112とを上記取付基 体101に取り付けたものである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記建設機械用二軸駆動装置をアースオーガのオーガマシンとして 適用して地盤掘削を行う際に、掘削位置を平面方向へ僅かずつずらしたい場合が ある。しかるに、従来の二軸駆動装置は前述した筒状外軸107および内軸10 8が取付基体101に対して同一軸芯廻りで回転するだけであるので、掘削位置 をずらしたい場合には、その都度アースオーガ全体を移動させなければならず、 微少範囲の移動制御は難しいうえ、位置換えにも時間がかかり、燃料消費も多く なる。
【0006】 本考案は上記のような課題を解消するためになされたもので、アースオーガの ケーシングとトルクチューブのような建設機械の筒状外軸とその内部に同心状に 配設される内軸とを別個独立に駆動させることができることはもとより、筒状外 軸および内軸を平面方向へ変移させることができ、アースオーガに適用した際の 掘削位置を微小範囲で迅速にずらすことができ、しかも燃費も節約できる建設機 械用二軸駆動装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、取付基体に固着された固定リングの外 側にリング状の外軸用ギヤが、同内側に内軸用ギヤがそれぞれベアリングを介し て同心状に回転自在に嵌着され、筒状外軸の端部が上記外軸用ギヤに連結固着さ れるとともに、該外軸の内部に同心状に配置する内軸の端部が上記内軸用ギヤに 連結固着され、かつ該取付基体には、上記外軸用ギヤに噛合して筒状外軸を回転 駆動させるピニオンおよびその駆動モータと、上記内軸用ギヤに噛合して内軸を 回転駆動させるピニオンおよびその駆動モータとが取付けられてなる建設機械用 二軸駆動装置において、上記取付基体は上記筒状外軸および内軸の回転軸心に対 して偏心した軸心廻りに回転可能に固定体に保持され、この固定体と上記取付基 体との間には、該固定体に取り付けられた駆動モータの回転力を上記取付基体に 伝達させる回転力伝達機構が介在されてなる構成を採用するものである。
【0008】
【作用】
本考案装置の駆動部は、取付基体に固着された固定リングの内外に同心状に外 軸用ギヤと内軸用ギヤとがベアリングを介して回転自在に嵌着した三重構造を有 しており、両ギヤがそれぞれ別個の駆動モータにて回転駆動するピニオンに噛合 している。しかして、外軸用ギヤは筒状外軸の端部に、内軸用ギヤは該外軸の内 部に同心に配された内軸の端部にそれぞれ固着されているから、各ピニオンの回 転によって両軸はそれぞれ回転駆動すると共に両軸の回転速度を各駆動モータの 制御によって個別に調整できる。従って、例えば本考案をアースオーガに適用し た場合、ケーシングとトルクチューブとをそれぞれ地盤の性状に応じて変化させ て掘削効率を高めることが可能である。
【0009】 とくに、上記筒状外軸および内軸の回転軸心に対して偏心した軸心廻りに上記 取付基体を回転可能に設定してあり、固定体側の駆動モータを駆動すれば、上記 取付基体が筒状外軸および内軸が上記偏心軸心廻りに回転する。従って、アース オーガによる掘削位置をずらしたい場合には、アースオーガ全体を移動させるこ となく、上記駆動モータを制御するだけで直ちに微小範囲で変移させることがで き、しかも、燃料消費を抑えることができる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案を図示実施例に基づいて具体的に説明する。図1〜図4は本考案 を適用した実施例のアースオーガを示す。
【0011】 図1で示すように、このアースオーガは、クレーン本体1にバックステー2お よび支持シリンダ3を介してリーダ4が支持され、該リーダ4の全長にわたって 設けられたガイドレール5にオーガマシン6が昇降自在に配設されている。該オ ーガマシン6には、オーガスクリュー7を設けた筒状外軸であるケーシング8と 、該ケーシング8の内部に同心状に挿通された内軸であるトルクチューブ9とが 回転自在に垂設されている。しかして、トルクチューブ9の下端にはカッタヘッ ド10が着脱可能に固定されている。
【0012】 オーガマシン6は、図2で示すように、ギヤケース11の蓋板11aの上面お よびその上方のカバー11bにそれぞれ2基の駆動モータ12,13が設置され 、これらモータ12,13により回転駆動するピニオン12a,13aがギヤケ ース11の内部に配置されており、また蓋板11aの下面に固定リング14がボ ルト15aを介して固着されている。しかして、ケーシング8はオーガスクリュ ー7を固設した主筒部8aとその上端に対向フランジ部のボルト止めにて連結し た上筒部8bとで構成されており、該上筒部8bがギヤケース11内に突入配置さ れ、かつその上端フランジ部8cに外軸用ギヤであるリング状の外歯ギヤ16a がボルト15bにより同心状に固着されている。また、トルクチューブ9の上端 部もギヤケース11内に突入配置され、かつその上端フランジ部9aには内軸用 ギヤであるリング状の内歯ギヤ17aがボルト15cにより同心状に固着されて いる。
【0013】 上記外歯ギヤ16aは固定リング14の外側にベアリング18aを介して同心 状に回転自在に嵌着されてピニオン12aと噛合しており、また同様に内歯ギヤ 17aは固定リング14の内側にベアリング18bを介して同心状に回転自在に 嵌着されてピニオン13aと噛合している。
【0014】 19は固定体としてのオーガーマシン本体フレームであり、この本体フレーム 19には、上記ギヤケース11が筒状外軸8および内軸9の回転軸心Xに対して 偏心した軸心Xa廻りで回転可能にベアリング20を介して支持されている。2 1は上記本体フレーム19に取り付けられた駆動モータであり、この駆動モータ 21の回転力は、回転力伝達機構22、たとえば上記モータ21の回転軸に固定 されたピニオン23ならびに上記ギヤケース11の外周に形成されて上記ピニオ ン23に噛合する外歯ギヤ24を介して上記ギヤケース11に伝達されるように なっている。
【0015】 上記構成のアースオーガは、図3に示すように駆動モータ12の駆動によるピ ニオン12aの回転に伴ってケーシング8が回転動作する一方、駆動モータ13 の駆動によるピニオン13aの回転に伴ってトルクチューブ9が回転動作する。 従って、ケーシング8とトルクチューブ9とは、掘削する地盤の硬度や粘度等の 性状に応じて回転速度を個別に調整でき、これによってあらゆる地盤に対しても 掘削能率を最大限に高めることが可能となる。しかして、オーガマシンは回転駆 動部分がコンパクトに合一化した三重構造で極めて小型軽量に構成でき、昇降ト ルクが小さくて済み、また安価に製作できる。
【0016】 そして上記ケーシング8とトルクチューブ9をそのまま水平移動させたい時は 、駆動モータ21を駆動させると、ピニオン23の回転に伴って外歯ギヤ24を 介してギヤケース11が偏心軸心Xa廻りに回転変位する。すなわち、クレーン 本体1を移動させなくとも、図4に示すように掘削位置を鎖線で示すように少し ずつ変位させることができる。このため、クレーン本体1によりアースオーガ全 体を移動させるよりも微小範囲の移動制御が容易に行えるうえ、短時間での位置 換えが可能となり、また、クレーン本体1を移動させるよりも燃費を大幅に抑え ることができる。
【0017】 なお、上記の例では、固定体19側の駆動モータ21の回転力をギヤケース1 1に伝達する機構22をピニオン23や外歯ギヤ24などで構成したが、鎖伝動 装置などの他の構成の採用も可能である。
【0018】
【考案の効果】
以上詳述したように本考案によれば、筒状外軸とこれに同心状の内軸とを個別 に回転駆動制御できることは勿論のこと、これら両軸の回転軸心に対して偏心し た軸心廻りで両軸の取付基体を回転可能に設定し、固定体側の駆動モータの回転 力で上記取付基体を回転し得るようにしたので、たとえばアースオーガに適用し て地盤掘削を行う際に、取付基体を偏心軸心廻りに回転変位させることによって 両軸による掘削位置を微妙に、かつスピーディに平面方向へずらすことができ、 燃料消費も抑えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例たるアースオーガの側面図であ
る。
【図2】同実施例における要部の縦断面図である。
【図3】同実施例におけるギヤ部分の配置関係の説明図
である。
【図4】同実施例における掘削移動状況の説明図であ
る。
【図5】従来例における要部の縦断面図である。
【符号の説明】
8 筒状外軸(ケーシング) 9 内軸(トルクチューブ) 11 取付基体(ギヤケース) 12,13,21 駆動モータ 12a,13a ピニオン 14 固定リング 16a,16b,24 外軸用ギヤ 17a,17b 内軸用ギヤ 18a,18b ベアリング 19 固定体 22 回転力伝達機構

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付基体に固着された固定リングの外側
    にリング状の外軸用ギヤが、同内側に内軸用ギヤがそれ
    ぞれベアリングを介して同心状に回転自在に嵌着され、
    筒状外軸の端部が上記外軸用ギヤに連結固着されるとと
    もに、該外軸の内部に同心状に配置する内軸の端部が上
    記内軸用ギヤに連結固着され、かつ該取付基体には、上
    記外軸用ギヤに噛合して筒状外軸を回転駆動させるピニ
    オンおよびその駆動モータと、上記内軸用ギヤに噛合し
    て内軸を回転駆動させるピニオンおよびその駆動モータ
    とが取付けられてなる建設機械用二軸駆動装置におい
    て、上記取付基体は上記筒状外軸および内軸の回転軸心
    に対して偏心した軸心廻りに回転可能に固定体に保持さ
    れ、この固定体と上記取付基体との間には、該固定体に
    取り付けられた駆動モータの回転力を上記取付基体に伝
    達させる回転力伝達機構が介在されていることを特徴と
    する建設機械用二軸駆動装置。
JP2237393U 1993-04-28 1993-04-28 建設機械用二軸駆動装置 Expired - Lifetime JPH0747490Y2 (ja)

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JPH0747490Y2 JPH0747490Y2 (ja) 1995-11-01

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013051611A1 (ja) * 2011-10-04 2013-04-11 独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構 レーザー掘削装置
KR20210078215A (ko) * 2019-12-18 2021-06-28 대모 엔지니어링 주식회사 리더용 오거 스크류 결합장치

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