JPH067971Y2 - シート上下調整装置 - Google Patents

シート上下調整装置

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JPH067971Y2
JPH067971Y2 JP3990989U JP3990989U JPH067971Y2 JP H067971 Y2 JPH067971 Y2 JP H067971Y2 JP 3990989 U JP3990989 U JP 3990989U JP 3990989 U JP3990989 U JP 3990989U JP H067971 Y2 JPH067971 Y2 JP H067971Y2
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JP
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seat
seat back
upper arm
rack
pinion gear
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JP3990989U
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憲二 佐藤
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Araco Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は車両用シート等のシート上下調整装置に関す
る。
(従来技術) 乗員の体格、好みに応じてシートの高さを調整する車両
用シート上下調整装置として、例えば刊行物「新編自動
車工学便覧第6編第26頁及び第27頁(自動車技術会
発行)」には、シートクッション前縁を上下させる機
構、シートクッションの前縁と後縁を独立して上下させ
る機構、あるいはシート全体を上下させる機構が開示さ
れている。
(考案が解決しようとする課題) ところで、車両用シート、とりわけフロントシートには
乗員の腰部を支持して長距離運転時の疲労度を軽減する
ランバーサポートやコーナリング時などに乗員を横方向
から支持するサイドサポート等をシートバックに設けた
ものがある。これらランバーサポートやサイドサポート
の位置が高過ぎたり、あるいは低過ぎる場合、上記従来
のシート上下調整装置ではシートクッションの前縁、ま
たは後縁を適宜上下させることにより最適位置に調整す
ることが可能である。
しかし、単にシートクッションの前縁または後縁を上下
させると乗員のつま先とアクセルペダル、ブレーキペダ
ルとの位置関係が遠過ぎたり、近過ぎたりして悪化する
ので運転操作がしずらくなる。そのため今度はシートク
ッションの前後位置やシートバックの角度を調整する必
要が生ずる。
このように、従来のシート上下調整装置では、シートク
ッションの前縁、後縁の上下位置を調整してランバーサ
ポート等の高さを最適位置に調整する場合、同時にシー
トクッションの前後位置やシートバックの角度を調整し
なければならず操作が甚だ面倒である。
本考案はかかる問題点に鑑み、簡単な操作でランバーサ
ポート等の高さを最適位置に調整できるシート上下調整
装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案に係るシート上下調整装置は上記目的を達成すべ
く、シートクッションを支持するロアアームの後端部に
アッパアームを前後方向へ回動可能に組付けるとともに
同アッパアームにラックを設け、シートバックを構成す
るシートバックフレームに同ラックと噛合するピニオン
ギヤを回転可能に組付けるとともに同ギヤの回転を解除
可能に阻止するブレーキ手段を設け、かつ前記シートバ
ックフレームを前記アッパアームに対し前記ラックと前
記ピニオンギヤを介して上下方向へ移動可能に組付けた
ことを特徴とする。
(考案の作用、効果) 上記構成によれば、ロアアームに前後方向へ回動可能に
組付けたアッパアームに対しシートバックフレームをラ
ックとピニオンギヤを介して上下方向へ移動可能に組付
けたので、シートバックの角度を調整できることは勿
論、同角度やシートクッションの上下位置を変えること
なくシートバックの上下位置だけを単独で調整できる。
従って、乗員のつま先とアクセルペダルやブレーキペダ
ルとの位置関係を変えることなく、ランバーサポートや
サイドサポートの高さを最適位置に調整できるので操作
が極めて簡単になる。
(実施例) 以下に本考案の実施例を図面に基づき説明するに、第1
図ないし第5図には本考案の第1実施例に係る車両用シ
ートのシート上下調整装置が示されてている。
当該シートは、シートクッションSCを支持するロアア
ーム10を備え、ロアアーム10はシートトラック11
を構成するアッハレール11aに突設されている。アッハ
レール11aは車両フロアに固設したシートトラック11
のロアレール11bに前後方向へ摺動可能に組付けられて
いる。ブラケット10の後端部にはブラケット12が固
設され、同ブラケット12にアッパアーム13が枢軸1
4を支点にして前後方向へ回動可能に組付けられ、一端
を枢軸14に係着し他端を同アーム13に係着したコイ
ルスプリング15にて前方へ付勢されている。アッパア
ーム13の下端部には円弧状のラチェット16が一体に
形成されている。一方、ロアアームのブラケット12に
はラチェット16に係脱可能に噛合してアッパアーム1
3の回動を阻止するポール17が回動可能に組付けられ
ている。また、枢軸14にはレリーズレバー18が回動
可能に組付けられている。このレリーズレバー18には
ポール17に形成したカム孔17aに貫入するピン18aが植
設されるとともに、リターンスプリング19にて反時計
方向へ付勢されている。これにより、レリーズレバー1
8をリターンスプリング19に抗して時計方向へ回動さ
せるとピン18aがカム孔17aに沿って摺動し、その結果ポ
ール17が反時計方向へ回動してラチェット16に対す
る噛合が解除され、アッパアーム13が前後方向へ回動
可能になる。
アッパアーム13には長孔13aが形成されるとともに、
同長孔13aに沿うようにしてラック20が固着されてい
る。また長孔13aには焼結合金またはエンジニアリング
プラスチック等摺動抵抗の小さい材質からなるスライド
プレート21が摺動可能に嵌着されている。
一方、シートバックSBを構成するシートバックフレー
ム30の下端部にベースプレート22が溶着され、同ベ
ースプレート22とスライドプレート21が両プレート
21,22を貫通しEリング23にて抜止めされたシャ
フト24を介して連結されている。そしてシャフト24
の内側端部にはラック20に噛合するピニオンギヤ25
が同シャフト24と一体に回転するように組付けられ、
シャフト24の外側端部にはシートバックSBの自重や
振動によりシャフト24が不用意に回転するのを防止す
るためのブレーキ手段26及び同シャフト23を回転さ
せるための操作ハンドル27が組付けられている。ブレ
ーキ手段26は例えば特開昭59−117922号公報
に開示されているような周知構造のもので、その詳細は
省略するが操作ハンドル27を操作しないときは筒状ケ
ース26aに内設したコイルスプリング26bが拡径して同ケ
ース26a内周面に摩擦係合したシャフト24の一方向へ
の回転(シートバックSBの下方向への移動)を阻止す
る。また操作ハンドル27を回転操作するとコイルスプ
リング26bが縮径してケース26aとの摩擦係合が解除され
シャフト24の一方向への回転が自由になる。なお、操
作ハンドル27によるシャフト24の他方向への回転は
可能であって、同ハンドル27の他方向への回転操作に
よりシートバックSBの上方向への移動は自由になされ
る。
また、ベースプレート22には同プレート22がシャフ
ト24を支点にて前後方向へ回動し、その結果シートバ
ックSB全体が回動するのを阻止すべく2本のローラ2
8が取付けピン28aにて植設され、両ローラ28はそれ
ぞれアッパアーム13に形成した長孔13aの内周端面に
当接している。
なお、アッパアーム13は第5図に示すようにシートバ
ックSBの左右両側に設けられ、各アッパアーム13に
それぞれラック20、ベースプレート22、シャフト2
4、ピニオンギヤ25等の構成部材が組付けられ、操作
ハンドル27だけが一方のシャフト24に取付けられ
る。そして両シャフト24がコネクティングロッド29
にて一体的に回転するように連結されている。また、シ
ートバックSBには乗員の腰部を支持するランバーサポ
ート31が埋設されている。
第1実施例は以上の構成からなり、シートバックSBの
角度を調整するには第1図に示す状態からレリーズレバ
ー18をリターンスプリング19に抗して時計方向へ回
動する。これによりポール17が反時計方向へ回動して
ラチェット16に対するポール17の噛合が解除され
る。そこでシートバックSBを前後方向へ回動すれば、
アッパアーム13も一体に回動してラチェット16に対
するポール17の噛合位置が変更され、シートバックS
Bの傾斜角度が適宜調整される。
次に、ランバーサポートの位置が高過ぎたり、あるいは
低過ぎるため乗員の腰部が正しく支持されない場合、操
作ハンドル27を回転操作する。これにより、ピニオン
ギヤ25が回転されラック20に沿って上下方向へ転動
するので、シャフト24を介してピニオンギヤ25と連
結されたスライドプレート21とベースプレート22及
びベースプレート22に溶着されたシートバックフレー
ム30が長孔13aに沿って上下動し、その結果シートバ
ックSBの上下位置が調整される。その際、ベースプレ
ート22は摺動抵抗の小さい材質から成るスライドプレ
ート21を介してアッパアーム13に組付けられ、また
ベースプレート22の回動を阻止すべく同プレート22
に植設したローラ28も長孔の内周面に摺接して回転す
るのでベースプレート22は円滑に摺動する。
ランバーサポート31を最適位置調整した後、操作ハン
ドル27の回転操作を停止すればブレーキ手段26にて
シャフト24の回転が制止され、シートバックSBの上
下位置が固定される。
以上説明したように第1実施例によれば、ロアアームの
ブラケット12に前後方向ヘ回動可能に組付けたアッパ
アーム13に対しシートバックフレーム30をラック2
0とピニオンギヤ25を介して上下方向へ移動可能に組
付けたので、シートバックSBの角度を調整できること
は勿論、同角度やシートクッションSCの上下位置を変
えることなくシートバックSBの上下位置だけを単独で
調整できる。従って、乗員のつま先とアクセルペダルや
ブレーキペダルとの位置関係を変えることなくランバー
サポートの高さを最適位置に調整でき、かつその操作も
操作ハンドル27の回転操作だけで済むため極めて簡単
である。
また、アッパアーム13とベースプレート22間にスラ
イドプレート21を介装して摺動抵抗を少なくしたの
で、操作ハンドル27の回転操作も円滑に行える。
なお、上記第1実施例では左右のシャフト24にそれぞ
れブレーキ手段26を設けたが、同手段26に内設され
ているコイルスプリング26bのばね荷重を大きくすれ
ば、左右いずれか一方のシャフト24に設けるだけでも
充分である。
次に本考案の第2実施例に係るシート上下調整装置の要
部を第6図と第7図に示す。
上記第1実施例ではスライドプレート21とベースプレ
ート22をシャフト24を介して連結している。また、
ベースプレート22がシャフト24を支点に回動しその
結果シートバックSB全体が前後方向へ回動するのを阻
止するため、長孔13aの内周面に当接するローラ28を
同プレート22に植設している。
これに対し、第2実施例に係る装置ではスライドプレー
ト21とベースプレート22をねじ22aにて一体的に固
着している。そして、スライドプレート21の長孔13a
に嵌入する凸部21aの両側面に長孔13aの内周面間に当接
するローラ21bを組込むとともに、スライドプレート2
1のアッパアーム13の裏面に当接するベース部21cに
ベアリング21dを組込んでいる。また、アッパアーム1
3とピニオンギヤ25間にワッシャ25aを介装してい
る。
なお、上述した点を除き他の構成は第1実施例と同じで
あるので、同一の構成部材には同一の符号を付して説明
を省略する。
第2実施例によれば、スライドプレート21にてベース
プレート22の回動を阻止できるので、ローラ28及び
取付けピン28aを省略でき構造が簡単になる。また、ス
ライドプレート21にローラ21bとベアリング21dを設け
るとともに、アッパアーム13とピニオンギヤ25間に
ワッシャ25aを介装したので、一層操作ハンドル27の
回転操作が円滑になる。
なお、上記第1及び第2実施例ではランバーサポート3
1を設けたシートバックSBについて説明したが、本考
案はこのほかサイドサポート付きシートバックあるいは
中折れ式のシートバック等他の形式、構造のシートバッ
クに適用することにより、その機能を一層向上させるこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例に係るシート上下調整装置
の全体構成を示す側面図、第2図と第3図は同装置の要
部斜視図、第4図は同装置の要部分解斜視図、第5図は
第1図V−V線切断断面図、第6図は本考案の第2実施
例に係るシート上下装置の要部斜視図、第7図は同装置
の要部分解斜視図である。 符号の説明 10…ロアアーム、12…ロアアームのブラケット、1
3…アッパアーム、20…ラック、25…ピニオンギ
ヤ、30…シートバックフレーム、SB…シートバッ
ク、SC…シートクッション。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シートクッションを支持するロアアームの
    後端部にアッパアームを前後方向へ回動可能に組付ける
    とともに同アッパアームにラックを設け、シートバック
    を構成するシートバックフレームに同ラックと噛合する
    ピニオンギヤを回転可能に組付けるとともに同ギヤの回
    転を解除可能に阻止するブレーキ手段を設け、かつ前記
    シートバックフレームを前記アッパアームに対し前記ラ
    ックと前記ピニオンギヤを介して上下方向へ移動可能に
    組付けたことを特徴とするシート上下調整装置。
JP3990989U 1989-04-04 1989-04-04 シート上下調整装置 Expired - Lifetime JPH067971Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP3990989U JPH067971Y2 (ja) 1989-04-04 1989-04-04 シート上下調整装置

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JP3990989U JPH067971Y2 (ja) 1989-04-04 1989-04-04 シート上下調整装置

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Publication Number Publication Date
JPH02129934U JPH02129934U (ja) 1990-10-26
JPH067971Y2 true JPH067971Y2 (ja) 1994-03-02

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