JPH0679516U - 射出成形用金型 - Google Patents

射出成形用金型

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JPH0679516U
JPH0679516U JP2071293U JP2071293U JPH0679516U JP H0679516 U JPH0679516 U JP H0679516U JP 2071293 U JP2071293 U JP 2071293U JP 2071293 U JP2071293 U JP 2071293U JP H0679516 U JPH0679516 U JP H0679516U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 射出成形用金型からの製品の離型を容易にす
る。 【構成】 固定金型D1 及び可動金型D2 よりなる射出
成形用金型Dに、キャビティ1内に突出して製品Wに孔
Hを形成する鋳抜きピン3を設け、鋳抜きピン3の内部
に穿設したエアー通路7をエアー供給源9及び離型剤タ
ンク13に接続する。型開きに連動してバルブ10が開
弁すると、エアー供給源9からのエアーが離型剤タンク
13からの離型剤と混合して鋳抜きピン3のエアー通路
7を通ってキャビティ1内に噴出し、製品Wをキャビテ
ィ面から剥離させる。これにより、押出ピン2による製
品Wの離型性が向上するとともに、射出成形用金型Dの
冷却性が向上する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、金型のキャビティ内に突出可能な鋳抜きピンによって製品に孔を形 成する射出成形用金型に関する。
【0002】
【従来の技術】
固定金型及び可動金型よりなる射出成形用金型のキャビティ内に溶融樹脂を注 入することにより成形された合成樹脂製品は、その表面がキャビティ面に密着し て離型し難い状態にあるため、型開き後に固定金型からキャビティ面に突出する 押出ピンによって強制的に離型される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、製品の薄肉部は押出ピンによる押圧荷重で容易に撓むためにキャビ ティ面から剥離し易いが、例えば製品の周縁に突設される取付ブラケットのよう な部分は、撓み難い厚肉部である上にキャビティ面が垂直立上り壁であるために 剥離し難く、この部分が離型不良の原因となる問題がある。また、取付ブラケッ トに鋳抜きピンによってボルト孔を形成するような場合、鋳抜きピンの近傍には 冷却水通路を設けることができないため、この部分の冷却性が悪くなる問題があ る。
【0004】 本考案は前述の事情に鑑みてなされたもので、鋳抜きピンを利用して製品の離 型性を向上させるとともに、金型の冷却性を向上させることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1に記載された考案は、金型のキャビティ 内に突出可能な鋳抜きピンによって製品に孔を形成する射出成形用金型において 、前記鋳抜きピンにエアー供給源に接続するエアー通路を穿設し、該エアー通路 を金型のキャビティ内に開口させたことを特徴とする。
【0006】 また請求項2に記載された考案は、請求項1の構成に加えて、エアー供給源と エアー通路との間に金型の型開きに連動して開弁するバルブを介装したことを特 徴とする。
【0007】 また請求項3に記載された考案は、請求項1の構成に加えて、エアー通路に離 型剤供給源を接続し、エアーと共に離型剤を供給することを特徴とする。
【0008】
【実施例】
以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
【0009】 図1〜図3は本考案の一実施例を示すもので、図1は射出成形された製品の斜 視図、図2は射出成形用金型の断面図、図3は作用の説明図である。
【0010】 図1に示すように、射出成形用金型によって射出成形された合成樹脂製品Wと しての自動二輪車のカウリングには、それを車体に取り付けるためのボルト孔H を有するブラケットBが一体に形成される。前記ボルト孔Hは、射出成形用金型 のキャビティ内に突出する鋳抜きピンによって形成される。
【0011】 図2に示すように、射出成形用金型Dは固定金型D1 と図示せぬ駆動源に接続 されて固定金型D1 に対して接離自在な可動金型D2 とを備え、両金型D1 ,D 2 間に製品Wが射出成形されるキャビティ1が画成される。固定金型D1 には押 出ピン2が摺動自在に設けられており、押出ピン2の先端は図示した型締め状態 でキャビティ1の表面に面一に位置決めされるとともに、型開き時にキャビティ 1内に突出して製品Wを離型させる。
【0012】 製品WのブラケットBにボルト孔Hを形成すべく、キャビティ1の内部に突出 可能な鋳抜きピン3が固定金型D1 に摺動自在に支持される。鋳抜きピン3は固 定金型D1 の外壁に設けたシリンダ4の出力ロッド41 に連結駒5,6を介して 連結され、キャビティ1の内部に突出する位置と、キャビティ1の内部から退没 する位置(図3(b)参照)との間を往復駆動される。
【0013】 鋳抜きピン3及び連結駒5の内部には、該鋳抜きピン3の先端に開口するエア ー通路7が穿設される。エアー通路7はエアーホース8を介してエアー供給源9 に接続されており、エアーホース8の中間部にはバルブ10が介装される。バル ブ10は固定金型D1 における可動金型D2 との接合面の近傍に設けられており 、その作動子11に当接可能な作動片12が可動金型D2 に設けられる。また、 エアーホース8には、離型剤タンク13がバルブ14を介して接続される。
【0014】 従って、図示した型締め時には作動子11が作動片12に押圧されてバルブ1 0が閉弁し、エアー供給源9からのエアーは遮断されて鋳抜きピン3に供給され ない。一方、型開き時には作動子11が作動片12から離間してバルブ10が開 弁し、エアー供給源9からのエアーが離型剤タンク13からの離型剤と混合して 鋳抜きピン3に供給される。
【0015】 次に、前述の構成を備えた本考案の実施例の作用について説明する。
【0016】 射出成形用金型Dの固定金型D1 及び可動金型D2 を型締めし、キャビティ1 内に溶融樹脂を射出することにより製品Wが成形される。このとき、キャビティ 1内に突出する鋳抜きピン3により製品Wにボルト孔Hが形成される。
【0017】 成形完了後に射出成形用金型Dを型開きして可動金型D2 を固定金型D1 から 離間させると、バルブ10が開弁してエアー供給源9からのエアーが離型剤タン ク13からの離型剤と共に鋳抜きピン3に供給される(図3(a)参照)。その 結果、エアー及び離型剤が製品Wとキャビティ1との接触面に流入して製品Wを 強制的に剥離させるため、特に離型し難い製品WのブラケットBの部分の離型性 が向上する。
【0018】 続いてシリンダ4が作動し、鋳抜きピン3がエアー通路7の先端からエアー及 び離型剤を噴出しながら後退すると、固定金型D1 から押出ピン2が突出し、固 定金型D1 側に残った製品Wを押し出して離型させる。このとき、離型し難い製 品WのブラケットB部分がエアー及び離型剤によって予めキャビティ1から引き 剥がされており、しかも継続して噴出するエアー及び離型剤によってブラケット B部分がキャビティ1から押し出されるため(図3(b)参照)、製品Wの離型 は極めてスムーズに行われる。また、射出成形用金型Dの温度はキャビティ1に 注入される溶融樹脂によって上昇するが、鋳抜きピン3のエアー通路7から噴出 するエアー及び離型剤によって射出成形用金型Dを効果的に冷却することができ る。
【0019】 以上、本考案の実施例を詳述したが、本考案は前記実施例に限定されるもので はなく、種々の設計変更を行うことが可能である。
【0020】 例えば、離型剤の供給は必ずしも必要ではなく、エアーの供給のみで充分な効 果を得ることができる。また、本考案は自動二輪車のカウリング以外の任意の合 成樹脂製品Wに対して適用することが可能であり、鋳抜きピン3によって形成さ れる孔もボルト孔Hに限定されるものではない。
【0021】
【考案の効果】
以上のように、請求項1に記載された考案によれば、金型のキャビティ内に突 出可能な鋳抜きピンにエアー通路を穿設し、エアー供給源から供給されるエアー をエアー通路を介して金型のキャビティ内に供給することにより、型開き時にキ ャビティ面と製品との間にエアーを供給して離型性を高めることが可能になるば かりか、エアーによって金型の冷却を図ることができる。
【0022】 また、請求項2に記載された考案によれば、エアー供給源とエアー通路との間 に介装したバルブを金型の型開きに連動して開弁させることにより、型開き時に 鋳抜きピンに自動的にエアーを供給し、離型性の向上及び金型の冷却を図ること ができる。
【0023】 また、請求項3に記載された考案によれば、エアー通路にエアーと共に離型剤 を供給することにより、離型性の一層の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】射出成形された製品の斜視図
【図2】射出成形用金型の断面図
【図3】作用の説明図
【符号の説明】
1 キャビティ 3 鋳抜きピン 7 エアー通路 9 エアー供給源 10 バルブ 13 離型剤タンク(離型剤供給源) D 射出成形用金型(金型) H ボルト孔(孔) W 製品

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金型(D)のキャビティ(1)内に突出
    可能な鋳抜きピン(3)によって製品(W)に孔(H)
    を形成する射出成形用金型において、 前記鋳抜きピン(3)にエアー供給源(9)に接続する
    エアー通路(7)を穿設し、該エアー通路(7)を金型
    (D)のキャビティ(1)内に開口させたことを特徴と
    する、射出成形用金型。
  2. 【請求項2】 エアー供給源(9)とエアー通路(7)
    との間に金型(D)の型開きに連動して開弁するバルブ
    (10)を介装したことを特徴とする、請求項1記載の
    射出成形用金型。
  3. 【請求項3】 エアー通路(7)に離型剤供給源(1
    3)を接続し、エアーと共に離型剤を供給することを特
    徴とする、請求項1記載の射出成形用金型。
JP1993020712U 1993-04-21 1993-04-21 射出成形用金型 Expired - Lifetime JP2591784Y2 (ja)

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