JP2003071881A - 射出成形用金型 - Google Patents

射出成形用金型

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JP2003071881A
JP2003071881A JP2001270050A JP2001270050A JP2003071881A JP 2003071881 A JP2003071881 A JP 2003071881A JP 2001270050 A JP2001270050 A JP 2001270050A JP 2001270050 A JP2001270050 A JP 2001270050A JP 2003071881 A JP2003071881 A JP 2003071881A
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JP
Japan
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gate
mold
hot runner
pin
injection molding
Prior art date
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Application number
JP2001270050A
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English (en)
Inventor
Yuichiro Tengo
雄一朗 天後
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バリや凸部の発生を低減するとともに、脱型
不良のない成形品を得ることのできる射出成形用金型を
提供する。 【解決手段】 キャビティー13に連通するホットラン
ナー15と、このホットランナー15内に摺動自在に設
けられ、ゲート14を開閉するゲートピン16とを備え
たホットランナー方式の射出成形用金型において、ゲー
ト14の閉鎖時における上記ゲートピン16の先端部1
6aのゲート面からの突出し量tを、0.1〜0.5m
mとなるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、射出成形金型に関
するもので、特に、ホットランナー形式の射出成形用金
型の構成に関する。 【0002】 【従来の技術】図3は、例えば、特開平11−2544
90号公報に記載されたホットランナー式のノズル構造
を使用したバルブゲートによる射出成形金型のゲート部
近傍の構成を示す模式図で、ホットランナーを構成する
ノズル51の内部に設けられた樹脂流路52にゲートピ
ン53が挿入されており、このゲートピン53を上下さ
せることにより、ノズル51側に設けられたゲート部5
4を開閉して、上記樹脂流路52に圧送された樹脂組成
物をキャビティーブロック55に形成されたキャビティ
ー55C内に充填し、これを冷却・固化して、例えば、
円筒状の成形物を射出成形する。なお、上記樹脂組成物
の充填後には、通常、上記ゲートピン53が、上記ゲー
ト部54のゲート面54Fまで摺動してゲート部54を
閉じ、これにより、樹脂流路52が閉鎖される。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように、ゲートピン53の先端部をキャビティー55C
との境界面であるゲート面54Fの位置で保持した場
合、すなわち、ゲートピン53のゲート面からの突き出
し量をゼロとした場合には、成形品にバリを生じ易いだ
けでなく、製品側に凸部が残ってしまうといった問題点
があった。また、ゲートピン53の突き出し量を大きく
して、ゲートピン53をキャビティー55C内に深く食
い込ませた場合には、製品冷却時における上記樹脂組成
物の収縮により製品がゲートピン53に噛んでしまい、
脱型不良となる場合があった。 【0004】本発明は、従来の問題点に鑑みてなされた
もので、バリや凸部の発生を低減するとともに、脱型不
良のない成形品を得ることのできる射出成形用金型を提
供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の射出成形用金型は、金型のキャビティーに連通するホ
ットランナーと、このホットランナー内に摺動自在に設
けられた、ゲートを開閉するゲートピンとを備えた射出
成形用金型であって、上記ゲートピンのゲート面からの
突き出し量を0.1〜0.5mmとなるようにしたこと
を特徴とするものである。これにより、冷却・固化時に
おけるゲートピンの位置を適正化でき、バリや凸部の発
生と脱型不良とをともに防止することが可能となる。 【0006】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面に基づき説明する。図1は本実施の形態に係わ
る射出成形金型10の構成を示す図である。この射出成
形金型10は、図示しない射出装置から圧送された樹脂
磁石組成物を、固定側金型11と可動側金型12との間
に形成された円筒状のキャビティー13の、上記固定側
金型11の側面側に設けられた円柱状のゲート14か
ら、このゲート14に直結するホットランナー15を介
して導入し、上記樹脂磁石組成物を射出成形して円筒状
のボンド磁石を作製するものである。上記ホットランナ
ー15内の中心部には、上記ゲート14を開閉するため
のゲートピン16が摺動自在に設けられており、このゲ
ートピン16とホットランナー15の内壁15kとの間
の空間が上記樹脂磁石組成物の流路(樹脂流路)17と
なる。上記構成の射出成形金型10を用いてボンド磁石
を製造する際には、まず、磁性粉をナイロン等のバイン
ダと混練した樹脂磁石組成物のペレットを作製する。次
に、上記ペレットを図外の射出装置で加熱して可塑化さ
せ、所定の圧力で上記射出成形金型10に圧送する。上
記材料は、固定側金型11に設けられたホットランナー
15から、ゲート14を介して円筒状のキャビティー1
3内に流れ込む。このとき、ホットランナー15内のゲ
ートピン16は、上記ゲート14の上部に保持されてお
り、上記樹脂磁石組成物は、上記ゲートピン16と上記
ホットランナー15の内壁15kとの間の樹脂流路17
を通って、ゲート14からキャビティー13内に注入さ
れる。上記樹脂磁石組成物の注入が終了した段階で、上
記ゲートピン16を下方に移動させ、上記ゲートピン1
6の先端部16aを所定の位置まで挿入して、上記樹脂
流路17とキャビティー13との間を封鎖することによ
り、ゲート14を閉鎖する。このとき、図2に示すよう
に、ゲート面14Fからの上記先端部16aの突き出し
量(食い込み量)tを、0.1mm〜0.5mmとなる
ように設定する。ゲート14の閉鎖後は、上記キャビテ
ィー13内の成形物を冷却・固化した後、可動側金型1
2を移動させて、成形されたボンド磁石を取出す。本発
明においては、上記突き出し量tを、0.1mm〜0.
5mmと適正な値に設定したので、突き出し量が少ない
場合のような成形品のバリや凸部の発生がなく、更に
は、突き出し量が大きくなった場合のような脱型不良も
同時に防止することができる。 【0007】[実施例]ゲート径がD=3mmφの円筒
状のゲートを有するホットランナー方式の射出成形金型
を用い、ゲート閉鎖時におけるゲートピンの食い込み量
tを様々に変化させて得られた成形品のバリや凸部の発
生及び脱型不良の有無について調べた結果を以下の表1
に示す。 【表1】 表1から明らかなように、ゲートピンの食い込み量tを
0.1〜0.5mmの範囲に入るようにした場合のみ、
バリや凸部の発生と脱型不良とをともに防止できること
が確認された。 【0008】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ホットランナー方式の射出成形用金型において、ゲート
閉鎖時におけるゲートピンのゲート面からの突き出し量
を0.1〜0.5mmとなるようにしたので、冷却・固
化時におけるゲートピンの位置を適正化でき、バリや凸
部の発生と脱型不良とをともに防止することができる。
したがって、成形品を精度よく射出成形することができ
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本実施の形態に係わる射出成形用金型の構成
を示す図である。 【図2】 ゲート部近傍の拡大図である。 【図3】 従来の射出成形用金型のゲート近傍の構成を
示す模式図である。 【符号の説明】 10 射出成形金型、11 固定側金型、12 可動側
金型、13 キャビティー、14 ゲート、15 ホッ
トランナー、16 ゲートピン、17 樹脂流路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 金型のキャビティーに連通するホットラ
    ンナーと、このホットランナー内に摺動自在に設けられ
    た、ゲートを開閉するゲートピンとを備えた射出成形用
    金型において、ゲート閉鎖時における上記ゲートピンの
    ゲート面からの突き出し量を0.1〜0.5mmとなる
    ようにしたことを特徴とする射出成形用金型。
JP2001270050A 2001-07-19 2001-09-06 射出成形用金型 Pending JP2003071881A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007069641A1 (ja) * 2005-12-14 2007-06-21 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. ドームカバーの製造方法、ドームカバーおよびドーム型カメラ
JP2011230345A (ja) * 2010-04-27 2011-11-17 Meiki Co Ltd 複合成形品用射出成形機およびその成形方法

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