JPH0679127B2 - フラツト発光ストロボ用露光制御・表示回路 - Google Patents

フラツト発光ストロボ用露光制御・表示回路

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JPH0679127B2
JPH0679127B2 JP60032441A JP3244185A JPH0679127B2 JP H0679127 B2 JPH0679127 B2 JP H0679127B2 JP 60032441 A JP60032441 A JP 60032441A JP 3244185 A JP3244185 A JP 3244185A JP H0679127 B2 JPH0679127 B2 JP H0679127B2
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gate
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signal
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博明 中村
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Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、絞り優先TTLダイレクト測光式のフォーカル
プレーンシャッタカメラにフラット発光ストロボ装置を
用いてシンクロ撮影を行なう場合に好適なフラット発光
ストロボ用露光制御・表示回路に関する。
(従来技術) 周知のようにフォーカルプレーンシャッタを採用するカ
メラにおいてはストロボ同調秒時より高速のシャッタ秒
時ではストロボが同調発光し得ず、通常のストロボ撮影
が行なえないという不具合があった。即ち、ストロボ同
調秒時より高速のシャッタ秒時では、フォーカルプレー
ンシャッタが全開せず、先幕と後幕とによって形成され
るスリットがフイルム面の前方を走行することになる
が、このような場合、どの時点でストロボ装置を閃光発
光させたとしてもフイルム面の一部だけがストロボ光に
よって露光されて、均一な露光の写真を撮影することが
できなかった。
そこで、上記のような不具合を解消するために、スリッ
トがフイルム面の前方を走行している間に実質的に均等
な閃光発光を継続して行なうフラット発光ストロボが種
々提供されている。このフラット発光ストロボは主とし
てスタティック形フラット発光ストロボとダイナミック
形フラット発光ストロボに分類される。即ち、スタティ
ック形フラット発光ストロボは、閃光放電管に直列にス
イッチング素子を接続し、同閃光放電管の発光強度が一
定値となるようにスイッチング素子をオン・オフ制御す
るものである。また、ダイナミック形フラック発光スト
ロボは、閃光放電管に直列にスイッチング素子を接続
し、同閃光放電管の発光がパルス状の小発光を繰返し行
ない単位時間当りの発光量を一定に保つように同スイッ
チング素子をオン・オフ制御するものである。
そしてこのようなフラット発光ストロボを絞り優先TTL
ダイレクト測光式のフォーカルプレーンシャッタカメラ
に組合せてシンクロ撮影を行なう場合には、絞りを設定
し、シャッタレリーズを行なうと絞り込み、ミラーアッ
プがなされ、しかる後、先幕が走行開始し、シャッタ秒
時制御のための受光光量の積分が開始される。この積分
が開始される直前もしくは開始されると同時にフラット
発光ストロボがトリガされ、実質的に均等なフラット発
光が開始する。よって被写体は自然光とフラット発光ス
トロボの光を受け、その被写体光は撮影レンズを透過し
てフイルム面及びシャッタ幕面に入射する。従って、こ
こで反射された光を積分してシャッタ秒時の制御を行な
えば適正露光のシンクロ撮影を行なうことができる。つ
まり、TTLダイレクト測光ストロボ撮影が行なえること
になる。
ところで、フラット発光ストロボにおける実質的な均等
な発光の持続時間は、スタティック形フラット発光スト
ロボの場合には発光輝度で、ダイナミック形フラット発
光ストロボの場合は単位時間当りの発光量が絞り値とフ
イルム感度(ISO)値に基づいて設定されると、上記持
続時間は、ストロボの発光エネルギー源がメインコンデ
ンサであるので一義的に決められてしまう。この持続時
間をTとし、後幕が走行開始してからフイルム露光終
了までに要する時間をTとし、フイルム露出時間(シ
ャッタ秒時値と等価)とTsとすると、Ts+To≦Ttの時は
フイルムが露光開始してからフイルムが露光終了するま
での間、実質的に均等な発光は維持されるが、Ts+To>
Ttの時は、後幕が走行終了するまで実質的に均等な発光
が維持できず、フイルムのスリット露光の途中でストロ
ボ発光が終了し、以後のスリット露光はストロボ発光が
行なわれず、この結果フイルムの露光ムラをおこすこと
になる。
このために従来のフラット発光ストロボを用いたカメラ
にあっては、例えば特開昭56−110922号公報に開示され
ているように、上記持続時間を、シャッタ幕が画面を走
行するに必要な時間以上の一定時間(例えば15msec)に
設定してフラット発光させている。従って、シャッタ秒
時が短い時間に測光制御された場合には、フイルム露光
に寄与しない無駄な発光が行なわれることになり、メイ
ンコンデンサのエネルギの有効利用がなされないという
問題点がある。
また、フイルムに露光ムラが生じた場合にはフイルムの
現像後でなければこの不具合が検知できないので、上記
露光ムラが生じた撮影時に何らかの露光アンダー表示を
施こしこれに基づいて撮影者に設定絞り値を変更させ、
再撮影を行なわせるようにすることが望ましい。
(目的) 本発明の目的は、フラット発光ストロボ撮影を絞り優先
式のフォーカルプレーンシャッタカメラで行なう際にフ
イルムの露光ムラの生じることがなく、かつ露光アンダ
ーの時に表示を行なえるようにしたフラット発光ストロ
ボ用露光制御・表示回路を提供することにある。
(概要) 本発明に係るフラット発光ストロボ用露光制御回路は、
シャッタレリーズに伴なって計時を開始し、ストロボの
総発光エネルギと単位時間当りの発光光量に関連して定
まる発光持続時間からフォーカルプレーンシャッタの後
幕が露光用画面を走行する時間を差し引いて設定された
後幕解除限界時間の計時が完了したときに出力信号を生
じるリミッタ回路を設け、この回路の出力信号とTTLダ
イレクト測光回路の出力信号とのいずれか早い方の出力
でシャッタ後幕の走行開始を行なうと共に、上記リミッ
タ回路の出力で後幕走行が開始したときには露光アンダ
ーの表示を行なうようにしたことを特徴とするものであ
る。
(実施例) 本発明の具体的な実施例を説明する前に、本発明の基本
的な原理を第1図及び第2図を用いて説明する。
フラット発光ストロボの発光特性はスタティック形のフ
ラット発光を例にすれば第1図に示す符号Xで示すよう
に実質的に均等な発光の持続時間Ttを有している。先幕
pは例えば3〜6msecの助走時間の後、フイルム面Fの
前方を走行し、時間tを経過した時点でフイルム面F
をすべて走行し停止する。
また先幕pが走行開始するに伴なってTTLダイレクト測
光が開始され、適正露光値になった時点で後幕Qが走行
を開始する。そして、先幕pがフイルム面Fにかかって
から後幕Qがフイルム面Fにかかるまでの時間Ts1が第
2図に示すように1/1000secである場合には、先幕pが
走行してから時間Ts1(1/1000sec)遅れて後幕Qが走
行を開始し、後幕Qはフイルム面Fにかかってから時間
To後にフイルム面Fを全て覆うようになる。従ってTs1
+Toの時間のみフラット発光すれば良いことになる。そ
して、測光制御されたシャッタ秒時Tsが遅くなり
(Ts2,Ts3,Ts4;1/500,1/250,1/125)Ts+Toの時間
が長くなると、Ts+Toが総発光時間Ttを越えてしまい、
スリット露光ムラを生じる。このために本発明において
は、総発光時間Ttから、後幕が走行開始してから走行終
了するまでの時間Toを差し引いた時間、即ち、後幕解除
限界時間t′を予め設定し、この後幕解除限界時間t
′に達したら、測光制御されるシャッタ秒時に関係な
く強制的に後幕走行を開始させるようにしてスリット露
光ムラを防止するようにしている。勿論、上記設定時間
に達する前に測光制御されたシャッタ秒時の終了点にき
たときには後幕走行を開始させるようにしているのであ
る。
次に本発明の具体的な実施例を第3図以降の図を用いて
説明する。先ず、本発明の第1実施例を第3図及び第4
図を用いて説明する。本実施例はカメラ側に第3図に示
すカメラ側回路部300を設け、ストロボ側に第4図に示
すストロボ側回路部400を設けたものである。即ち、カ
メラ側回路部300は第3図に示すように、カメラのフォ
ーカルプレーンシャッタの先幕(図示せず)の走行開始
に伴なってオンになるスイッチ1の一端は、動作電源電
圧Vccに印加された端子に接続され、他端はトリガ回路3
01aを形成する抵抗2,3を順次に介して接地されている。
この両抵抗2,3の接続点はNPN形のトランジスタ4のベー
スに接続され、同トランンジスタ4のエミッタは接地さ
れ、コレクタは抵抗5を介して動作電圧Vccの印加端子
に接続されている。更に同トランジスタ4のコレクタは
インバータ6を介してRS形のフリップフロップ回路(以
下、「FF回路」と略称する)7のセット入力端Sに接続
されている。このFF回路7の出力端は、入力信号がLレ
ベルからHレベルに立上ると、Hレベルのワンショット
パルスを出力するワンショットパルス発生回路(以下、
「パルス発生回路」と略称する)8の入力端に接続さ
れ、同回路8の出力端からトリガ回路301aの出力信号と
して発光開始信号S1が制御回路303のFF回路23のリセッ
ト端と第4図に示すストロボ側回路部400に送出される
ようになっている。
また、上記FF回路7の出力端は、インバータ9を介して
測光回路302を形成するアナログスイッチ10の制御入力
端に接続されている。積分回路を形成するオペアンプ11
の反転入力端は接地されると共に、カメラに設けられ
た、主としてフイルム面からの反射光を測光する受光ダ
イオード12のアノードに接続されている。同受光ダイオ
ード12のカソードは、上記オペアンプ11の非反転入力端
に接続され、同オペアンプ11の非反転入力端はアナログ
スイッチ10を介して自身の出力端に接続され、同非反転
入力端と出力端には積分コンデンサ13が接続されてい
る。
このオペアンプ11の出力端は電圧比較回路を形成するオ
ペアンプ14の非反転入力端、即ち比較入力端に接続され
ている。また動作電圧Vccの印加端子と接地間には定電
流源15と可変低抗16の直列回路が設けられていて、この
可変抵抗16の中間タップは上記オペアンプ14の反転入力
端に接続され、同オペアンプ14の出力端は、測光回路30
2の出力として、制御回路303を形成するオアゲート17の
一方の入力端に供給されるようになっている。このオア
ゲート17の出力端はパルス発生回路18と抵抗19を順次に
介してNNPN形のトランジスタ20のベースに接続されてい
る。このトランジスタ20のエミッタは接地され、コレク
タは、カメラに設けられた後幕係止を解除するための釈
放形の電磁石のコイル21を介して動作電圧Vccの印加端
子に接続されている。上記オアゲート17の出力端はパル
ス発生回路22のトリガ端とFF回路23のセット入力端に接
続されている。上記パルス発生回路22の出力端はダイオ
ード24を介し後幕走行信号S2として第4図に示す制御回
路側に送出されるようになっている。また、FF回路23の
出力端はインバータ25を介してアンドゲート26の一方の
入力端に接続され、同アンドゲート26の他方の入力端は
ダイオード24のカソードに接続されている。このアンド
ゲート26の出力端はオアゲート17の他方の入力端とオア
ゲート27の一方の入力端に接続されている。同オアゲー
ト27の他方の入力端には上記オアゲート17の出力端が接
続され、同オアゲート27の出力端は上記トリガ回路301a
のFF回路7のリセット端に接続されている。
そして、上記アンドゲート26の出力端は露光不足表示回
路304の入力端、即ち、FF回路30のセット入力端に接続
され、同回路30の出力端は、一方の入力端に発振回路31
の出力端が接続されたアンドゲいト32の他方の入力端に
接続されている。同アンドゲート32の出力端は、アンダ
ー表示用の点滅を行なわせるための計時回路33の入力端
に接続され、同回路33の出力端はFF回路30のリセット端
に接続されている。また上記アンドゲート32の出力端は
抵抗34を介してNPN形のトランジスタ35のベースに接続
されている。このトランジスタ35のエミッタは接地され
ていて、コレクタは、抵抗36の一端に接続され、同抵抗
36の他端は表示用の発光ダイオード37のカソード・アノ
ードを介して動作電圧Vccの印加端子に接続されてい
る。
このように構成されたカメラ側回路部300には第4図に
示すようなストロボ側回路部400が接続されるようにな
っている。即ち、低電圧の電源電池(図示せず)の電圧
を約300Vに昇圧する昇圧電源回路50が設けられていて、
この回路50の負極出力端は接地されると共に負電圧の動
作電源供給ライン(以下、「ラインl0」と略称する)に
接続され、同回路50の正極出力端は、整流用のダイオー
ド51を介して正電圧の動作電源供給ライン(以下、「ラ
インl1」と略称する)に接続されている。そして両ライ
ンl0,l1間には、抵抗52とネオンランプ53の直列回路で
形成される充電完了表示回路が接続されると共にストロ
ボ発光エネルギ源となるメインコンデンサ54が接続され
ている。また、上記両ラインl0,l1間には周知のトリガ
回路301bが接続されている。更に、上記両ラインl0,l1
間には閃光放電管55とスイッチ回路56の直列回路が接続
されている。そしてこのスイッチ回路56をオン・オフ制
御するための制御回路部401が設けられている。この制
御回路部401は上記第3図に示すカメラ側回路部300から
の発光開始信号S1と後幕走行信号S2を受けて上記スイッ
チ回路56とオン・オフ制御する機能と、上記第3図に示
すカメラ側回路部300に後幕走行信号S2を送出し後幕を
強制的に走行開始させる機能を有して構成されている。
即ち、上記信号S2の送受端は発光制御回路57の第1制御
入力端C1に接続され、同回路57の第2制御入力端C2はラ
インl1が接続されている。同回路57の出力端から送出さ
れる発光制御信号Bがスイッチ回路56に入力されるよう
になっている。発光開始信号S1が供給される端子はFF回
路59のセット入力端に接続されると共にトリガ回路301b
のトリガ入力端に接続されている。上記FF回路59の出力
端は、アンドゲート60の一方の入力端に接続され、同ア
ンドゲート60の他方の入力端には発振回路61の出力端が
接続されている。また上記発光制御回路57のリセット端
はFF回路59のリセット端とFF回路62のリセット端に接続
されている。更に上記FF回路59のセット入力端はFF回路
62のセット入力端に接続され、同FF回路62の出力端はア
ンドゲート62の一方の入力端に接続され、同アンドゲー
ト63の他方の入力端には上記発振回路61の出力端が接続
されている。そしてアンドゲート63の出力端は後幕解除
限界時間の計時を行なうリミッタ回路64の入力端に接続
され、同回路64の出力端はダイオード65を介して発光制
御回路57の第1入力端に接続されると共に上記第3図に
示すカメラ側回路部300に後幕走行信号S2を送出するよ
うになっている。
このようにカメラ側回路部300とストロボ側回路部400は
構成されているので、シャッタレリーズを行なうと、先
幕走行が開始し、これに伴なってスイッチ1が閉じられ
る。すると、トランジスタ4のベース電位が上昇し同ト
ランジスタ4がオンになり同トランジスタ4のコレクタ
が接地されるので、インバータ6の出力がHレベルにな
りFF回路7がセットされる。すると、インバータ9を介
してアナログスイッチ10がオフとなって受光ダイオード
12に流れる光電流による積分がコンデンサ13によって開
始する。これと同時にパルス発生回路8がトリガされ、
Hレベルのワンショットパルスが発光開始信号S1として
ストロボ側回路部400に送出される。
このとき、パルス発生回路8の出力パルスによってFF回
路23がリセットされ、これに伴なってアンドゲート26が
開かれ、信号S2の入力が許容されるようになる。
信号S1がトリガ回路301bに入力され、同回路301bの出力
端から高圧のトリガ信号が閃光放電管55のトリガ電極に
印加され、同閃光放電管55が励起状態にされる。これと
同時に発光開始信号S1によってFF回路59がセットされ、
アンドゲート60が開かれ、発振回路61の出力パルスが発
光制御回路57に入力され、発光制御信号Bによってスイ
ッチ回路56がオンになって閃光放電管55による発光が開
始する。このときメインコンデンサ54の電圧は、閃光放
電管55の発光輝度に関連する値として発光制御回路57に
入力され、この電圧に基づいて同回路57から送出される
発光制御信号Bによってスイッチ回路56が制御され、閃
光放電管55による発光が実質的に均等となるようにされ
る。
しかる後、オペアンプ11の出力電圧値、即ち、測光積分
値が可変抵抗16によって設定された基準値に達するとオ
ペアンプ14の出力がHレベルになり、オアゲート17を介
してパルス発生回路18がトリガされ、同回路18の出力パ
ルスによってトランジスタ20がオンとなり、コイル21に
通電されるので後幕走行が開始する。これと同時にオア
ゲート17の出力によってパルス発生回路22がトリガさ
れ、同回路22にHレベルのワンショットパルスが生じ、
このパルスはダイオード24を介して後幕走行信号S2とし
て発光制御回路57に入力される。すると発光制御回路57
によって、上記信号S2にHレベルのワンショットパルス
が生じたときから、後幕走行時間To以上の予め設定され
た時間が経過したときに発光停止するに適正な発光制御
信号Bがスイッチ回路56に入力され、同回路56がオフと
なって閃光放電管55の発光が停止する。
一方、スイッチ1が閉じられると同時にFF回路62の出力
端がHレベルに反転するのでアンドゲート63が開かれ、
発振回路61の出力パルスがリミッタ回路64に入力され、
上記後幕解除限界時間の計時が開始され、上記測光回路
302のオペアンプ14の出力端にHレベルの出力が送出さ
れなかった場合には、リミッタ回路64の後幕解除限界出
力が上記後幕解除限界時間の計時が完了した時点で送出
される。そして、この後幕解除限界出力によって発光制
御回路57から後幕が走行開始してから終了するまでの時
間Toを経過した後、スイッチ回路56がオフとなる。
また、リミッタ回路64の後幕解除限界出力はダイオード
65を介して信号S2としてアンドゲート26とオアゲート17
を順次通過し、パルス発生回路18をトリガしトランジス
タ20をオンにし、コイル21に通電し強制的に後幕走行を
開始させる。これと共に信号S2はアンドゲート26,オア
ゲート27を順次通過し、FF回路7をリセットしアナログ
スイッチ10をオンにし積分用のコンデンサ13をディスチ
ャージし次回の撮影に備えられる。これと同時に発光制
御回路57のリセット端から送出されるリセット信号によ
ってFF回路59,62がリセットされアンドゲート60,63が共
に閉じられすべての回路がリセットされ、次回の撮影に
備えられる。
そして、上記アンドゲート26の出力端にHレベルのワン
ショットパルスが生じたとき、即ち、リミッタ回路64の
出力にHレベルのワンショットパルスが生じたときには
FF回路30がセットされ、アンドゲート32が開かれる。す
ると発振回路31の出力パルスがアンドゲート32を通過し
トランジスタ35がオン・オフを繰返しこの結果、表示用
発光ダイオード37が点滅する。この点滅周期は例えば0.
5秒程度とすれば容易に露光アンダー表示が視認でき
る。また、アンドゲート32の出力は計時回路33に入力さ
れ、所定時間、例えば10秒に対応するカウント数に達す
るとFF回路30がリセットされ、アンダー表示が終了す
る。このようなアンダー露光の表示に基づいて設定絞り
値をセットし直せば適正露光の撮影を行なわせることが
できる。
次に本発明の第2実施例を説明する。この実施例はダイ
ナミック形フラット発光ストロボを本発明に適用したも
ので、上記第3図に示すカメラ側回路部300と、第5図
に示すストロボ側主回路部500と第6図に示すストロボ
側回路部501とを組合せて用いるようにしたものであ
る。第5図において、上記第3図に示すと同様の昇圧回
路50には上述同様にダイオード51,抵抗52,ネオンランプ
53,メインコンデンサ54が接続されている。そして、ラ
インl0,l1間にはトリガ回路301bが接続されると共に、
閃光放電管55とスイッチ回路56の直列回路が接続されて
いる。
ラインl1,l0間には抵抗70とトリガコンデンサ71とトリ
ガトランス72の一次コイルの直列回路が接続され、同抵
抗70とトリガコンデンサ71の接続点は、トリガサイリス
タ73のアノードに接続され、同トリガサイリスタ73のカ
ソードはラインl0に接続されている。このトリガサイリ
スタ73のゲート・カソード間には抵抗75が接続され、同
ゲートには、抵抗76とコンデンサ77の並列回路、抵抗78
を順次に接続した回路を介して第6図に示す回路から送
出される発光トリガ信号A1が供給されるようになってい
る。なお、上記抵抗75,76,78とコンデンサ77で形成され
る回路を説明の都合上結合回路74と称する。
上記トリガトランス72の出力端は閃光放電管55のトリガ
電極に接続されている。同閃光放電管55の一端はライン
l1に接続され、他端はメインサイリスタ80のアノード・
カソードと放電制御用のサイリスタ81のアノード・カソ
ードを順次に介してラインl0に接続されている。上記メ
インサイリスタ80のカソードとラインl0の間には1つの
小発光当りの光量を決メるための、サイリスタ82のアノ
ード・カソードと小発光用のコンデンサ83の直列回路が
接続されている。このサイリスタ82のカソードと小発光
用のコンデンサ83の接続点とラインl0間にはコンデンサ
83に残留する充電電荷を放電させるための抵抗84が接続
されている。またサイリスタ82のカソードとコンデンサ
83の接続点には、上記コンデンサ83の放電ループを形成
するためのダイオード85のアノードが接続され、同ダイ
オード85のカソードは上記サイリスタ82のアノードに接
続されている。更に、サイリスタ82のカソード・ゲート
は上記結合回路74と同様の結合回路86を介して、後述す
る第6図に示す回路から送出する発光開始信号A3が供給
されるようになっている。
また、上記サイリスタ82,小発光用のコンデンサ83,抵抗
84,ダイオード85,結合回路86で形成される回路が更に2
個設けられている。この回路の構成要素には上記符号82
〜86にa,bの添字を付した符号を付す。そして、上記サ
イリスタ82a,82bの各ゲート・カソードには結合回路86
a,86bをそれぞれ介して制御信号A4,A5が供給されるよう
になっている。また、上記サイリスタ81のゲート・カソ
ードにも上記結合回路86と同様の構成の結合回路87を介
して発光制御信号A6が供給されるようになっている。更
に、上記サイリスタ80のゲート・カソードにも上記結合
回路86と同様の構成の結合回路88が接続され、同回路88
はオアゲート89の出力端に接続され、同オアゲート89の
2つの入力端のそれぞれには発光開始信号A1と発光再開
信号A2が供給されるようになっている。
このように構成された主回路部500には第6図に示すス
トロボ側制御回路部501が接続されている。即ち、第5
図に示す回路から送出されるモニタ電圧信号Mが供給さ
れる端子は2乗回路101,1/x回路102,V−Fコンバータ10
3を順次に介してアンドゲート104の一方の入力端に接続
されている。このアンドゲート104の他方の入力端には
発光開始信号S1がセット端に供給されるFF回路105の出
力端が接続されている。このFF回路105の出力端はパル
ス発生回路106のトリガ入力端に接続され、同回路106の
出力端から発光開始信号A1が送出されるようになってい
る。
上記アンドゲート104の出力端は発光間隔設定カウンタ1
07のカウント入力端に接続され、同カウンタ107の出力
端はパルス発生回路108のトリガ入力端に接続され、同
回路108の出力端から上記第5図に示すストロボ側主回
路部500に発光再開信号A2を送出するようになってい
る。
一方、モニタ電圧信号Mが供給される端子は抵抗109,11
0の直列回路でなる分圧回路を介して接地され、両抵抗1
09,110の接続点、即ち分圧点は電圧比較回路を形成する
オペアンプ111の反転入力端に接続されている。また動
作電圧Vccの印加端子と接地間には定電流源112とアナロ
グスイッチ113と抵抗114の直列回路が設けられ、上記定
電流源112とアナログスイッチ113の接続点はNPN形のト
ランジスタ115のコレクタに接続され、同トランジスタ1
15のエミッタは接地されている。このトランジスタ115
のベースは、上記FF回路105の出力端がインバータ116と
抵抗117を介して接続されている。また、動作電圧Vccの
印加端子は抵抗118を介してガイドナンバー選択用の切
換スイッチ119の共通端に接続され、このスイッチ119の
第1切換端子は抵抗120を介して接地されると共にNPN形
のトランジスタ121のベースに接続されている。このト
ランジスタ121のエミッタは接地され、コレクタは抵抗1
22を介して動作電圧Vccの印加端子に接続されると共に
インバータ123を介して上記アナログスイッチ113の制御
入力端に接続されている。
このようにアナログスイッチ113,抵抗114,120,122,トラ
ンジスタ121,インバータ123で形成される回路が更に2
個設けられている。この回路には上記符号113,114,120,
122,121,123にa,bの添字を付した符号を付し、その接続
態様の説明は省略する。そしてスイッチ119の第2切換
端子はトランジスタ121aのベースに接続され、第3切換
端子はトランジスタ121bのベースに接続されている。
上記インバータ123,123a,123bの各出力端はアンドゲー
ト124,124a,124bのそれぞれの一方の入力端に接続さ
れ、同アンドゲート124,124a,124bの各出力端から発光
制御信号A3,A4,A5が送出されるようになっている。また
上記アンドゲート124,124a,124bのそれぞれの他方の入
力端にはオアゲート125,125a,125bの各出力端が接続さ
れている。
上記オペアンプ111の出力端はダイオード126を介してFF
回路127のセット入力端に接続され、同FF回路127の出力
端は、一方の入力端に発振回路128の出力端が接続され
たアンドゲート129の他方の入力端に接続されている。
このアンドゲート129の出力端は、後幕走行が開始して
から後幕走行が終了するまでの時間Toに対応するカウン
ト数に設定された後幕走行時間カウンタ130のカウント
入力端に接続されている。同カウンタ130の出力端はパ
ルス発生回路131を介してFF回路132のセット入力端に接
続され、同回路132の出力端はアンドゲート133の一方の
入力端に接続されている。
上記オアゲート125,125a,125bのそれぞれの一方の入力
端は共通接続され、上記パルス発生回路106の出力端に
接続され、同オアゲート125,125a,125bのそれぞれの他
方の入力端は共通接続され上記パルス発生回路108の出
力端に接続されている。また、パルス発生回路108の出
力端は上記アンドゲート133の他方の入力端に接続され
ると共にオアゲート134の一方の入力端に接続されてい
る。同オアゲート134の他方の入力端には上記パルス発
生回路106の出力端に接続され、同オアゲート134の出力
端は遅延回路135の入力端に接続され、同回路135の出力
端から放電制御信号A6が送出されるようになっている。
また上記アンドゲート133の出力端から送出されるリセ
ット信号は、FF回路105,127,132,カウンタ107,130の各
リセット端に供給されるようになっている。
このように構成された本実施例において、シャッタレリ
ーズを行なうと先幕走行が開始し、これに伴なってスイ
ッチ1がオンになる。すると上述同様にして発光開始信
号S1にHレベルのワンショットパルスが生じ、このHレ
ベルパルスでFF回路105がセットされ、パルス発生回路1
06をトリガし、同回路106の出力の発光開始信号A1にH
レベルのワンショットパルスを生じる。この信号A1のH
レベルパルスは結合回路74を介してトリガサイリスタ73
をオンにする。すると、ラインl1→抵抗70→トリガコン
デンサ71→トリガトランス72の1次コイル→ラインl0
経路で既に充電されているトリガコンデンサ71の放電電
流がトリガトランス72の一次コイルに流れ、同トランス
72の2次コイルに数KVの高圧が生じ、閃光放電管55が励
起状態にされる。これと同時に発光開始信号A1のHレベ
ルパルスはオアゲート89と結合回路88を介してサイリス
タ80をオンにする。
そして、スイッチ119が第1切換端子に接続されている
場合には、トランジスタ121のベースが高電位になるの
で、同トランジスタ121がオンになりコレクタが略接地
レベルになる。従って、インバータ123のHレベル出力
によってアンドゲート124が開かれる。すると発光開始
信号A1のHレベルのワンショットパルスがオアゲート12
5,アンドゲート124を通過し発光制御信号A3にHレベル
のワンショットパルスが生じる。このパルス信号は結合
回路86を介してサイリスタ82をオンにする。
従って閃光放電管55に、ラインl1→閃光放電管55→サイ
リスタ80のアノード・カソード→サイリスタ82のアノー
ド・カソード→コンデンサ83→ラインl0の経路で閃光放
電電流が流れ、発光が開始する。この発光は、上記閃光
放電電流によってコンデンサ83が充電を完了し、両サイ
リスタ80,82がオフになるまで持続、即ち、コンデンサ8
3の容量に対応するパルス状の小発光となる。
上記発光開始信号A1のHレベルのワンショットパルスは
オアゲート134を通過し遅延回路135によって遅延された
後、放電制御信号A6として結合回路87を介しサイリスタ
81をオンにする。サイリスタ81がオンになると、コンデ
ンサ83に充電されている充電電荷がコンデンサ83→ダイ
オード85のアノード・カソード→サイリスタ81のアノー
ド・カソード→ラインl0→コンデンサ83の経路で瞬時に
放電され次回の発光開始に備えられる。
一方、FF回路105の出力がHレベルに反転するとアンド
ゲート104が開かれ、メインコンデンサ54の電圧、即
ち、モニタ電圧信号Mが2乗回路101,1/x回路102,V−F
コンバータ103によってメインコンデンサ54の充電電荷
エネルギに反比例した周波数の信号として作り出され
る。
これは、メインコンデンサ54の電圧が高いときの方が低
いときより1つの小発光当りの発光量が少ないため、一
定間隔で小発光を繰返し行なわせていたのでは単位時間
当りの発光量がメインコンデンサ54の電圧の低下に伴な
って少なくなってしまう。このために、メインコンデン
サ54の電圧低下(エネルギ減少)に従って小発光の間隔
を短かくし単位時間当りの発光量を一定にするためであ
る。
そして信号S1によってセットされるFF回路105の出力に
よって開かれているアンドゲート104をV−Fコンバー
タ103の出力パルスが通過し、発光間隔設定カウンタ107
から所定時間後に生じるHレベル信号によってパルス発
生回路108がトリガされ発光再開信号A2にHレベルのワ
ンショットパルスを生じる。すると同信号A2はオアゲー
ト89と結合回路88を介してサイリスタ80に供給され、同
サイリスタ80がオンとなる。これと同時にパルス発生回
路108の出力パルスはオアゲート125とアンドゲート124
を通過し発光制御信号A3にHレベルのワンショットパル
スが生じる。このパルスは結合回路86を介してサイリス
タ82をオンにして、上述同様にコンデンサ83に充電する
間にパルス状の小発光を行なう。以下同様に放電制御信
号A6,発光再開信号A2,発光制御信号A3にHレベルのワン
ショットパルスが生じ、コンデンサ83による小発光が繰
返し行なわれる。この小発光の終了から次の小発光の開
始までの時間を閃光放電管55の消イオン時間以内とすれ
ば閃光放電管55に高圧のトリガを小発光の毎に加えるこ
となしに行なうことができる。
またモニタ電圧信号Mは抵抗109,110によって分圧さ
れ、オペアンプ111の反転入力端に供給され、非反転入
力端の電圧Vxと比較される。この電圧Vxは次のようにし
て設定される。即ち、フラット発光ストロボの単位時間
当りの発光エネルギをPuとすると総発光時間Ttは次式の
ようになる。
(ただし、Vcm:メインコンデンサの電圧,Vo:総発光時間
終了時のメインコンデンサの電圧とする) そして、後幕が走行開始してから終了するまでの時間To
に発光するエネルギはToPuであり、ToPuのエネルギを残
して後幕走行を開始させる必要があるから、言い換えれ
ばToPuのエネルギが残っているメインコンデンサの電圧
になったときに後幕を強制的に走行させる必要がある。
その時のメインコンデンサの電圧をVx′とすると次式が
成立する。
(ただし、R1:抵抗109の抵抗値,R2:抵抗110の抵抗値) 従って上記Vx以上にオペアンプ111の非反転入力端の電
圧を設定すれば良い。このように設定されているので、
測光回路302の出力が生じたときには上述同様にコイル2
1によって後幕走行が開始され、後幕走行信号S2でFF回
路127がリセットされ、アンドゲート129が開かれ、後幕
走行時間カウンタ130に発振回路128の出力パルスが入力
され、カウントアップ、即ち、時間Toに達したときにパ
ルス発生回路131がトリガされ、FF回路132がセットさ
れ、パルス発生回路108から発光停止信号A2にHレベル
のワンショットパルスが生じた時点で回路各部がリセッ
トされフラット発光が終了する。
一方、オペアンプ111の出力が、上記測光回路302の出力
(オペアンプ14の出力)にHレベルが生じる前にHレベ
ルになったときには、同オペアンプ111の出力のHレベ
ル信号がダイオード126を介して後幕走行信号S2として
第3図に示すカメラ側回路部300のアンドゲート26に入
力され、前述同様にして後幕の強制的走行開始がなされ
る。これと共に上記信号S2によってFF回路127がセット
され前述同様にして時間To後にフラット発光が停止され
る。
また、スイッチ119を第2切換端子もしくは第3切換端
子に切換えたときにはこれに応じて発光制御信号A4また
はA5が送出され、コンデンサ83aによる小発光またはコ
ンデンサ83bによる小発光を行なわせることができる。
従ってコンデンサ83a,83b,83の容量をそれぞれ異ならせ
ておけば、その容量に応じた小発光、即ち、容量が大の
ときには大光量の小発光で、小のときには小光量の小発
光を行なわせることができる。
上記測光回路302の出力がHレベルになる前にオペアン
プ111の出力がHレベルになり、強制的に後幕走行を開
始させた場合には前述同様に露光アンダーの表示がなさ
れる。
上記第1実施例においてはリミッタ回路64(第4図参
照)が計時を開始してから後幕走行を強制的に開始させ
るまでの時間はメインコンデンサ54の電圧には関係なく
一定の設定値であるが上記第2実施例においてはメイン
コンデンサ54の電圧が高くなるに従って(エネルギが増
大するに従って)上記時間が長くなる。従って後幕走行
を強制的に開始させる可能性が少なくメインコンデンサ
による総発光時間の極限まで発光させることができるの
でより確実な撮影を行なわせることができる。
次に本発明の第3実施例を第7図ないし第13図を用いて
説明する。本実施例はスタティック形フラット発光を行
なうストロボに本発明を適用したもので、カメラ側に第
7,8図に示すカメラ側回路部600,601を設け、ストロボ側
に第9図に示すストロボ側主回路部700と第10図に示す
ストロボ側制御回路部701を設けたものである。即ち、
第7図に示すカメラ側回路部600は上記第3図に示すカ
メラ側回路部300の一部を変更したものである。即ち、
動作電圧Vccの印加端子と接地間には定電流源141と可変
抵抗142の直列回路が設けられ、同定電流源141と可変抵
抗142の接続点は、電圧比較回路を形成するオペアンプ1
43の非反転入力端に接続され、同オペアンプ143の反転
入力端は、抵抗144を介して接地されると共に抵抗145を
介して出力端に接続されている。このオペアンプ143の
出力端は、サンプルホールド回路146の出力端が一方の
入力端に接続された除算回路147の他方の入力端に接続
されると共にオペアンプ14の非反転入力端に接続されて
いる。上記サンプルホールド回路146の入力端はオペア
ンプ11の出力端に接続されている。またオペアンプ11の
出力端とオペアンプ14の反転入力端との間には抵抗230
が接続されている。
上記アンドゲート26の出力端は、FF回路148のセット入
力端に接続され、同FF回路148の出力端は抵抗149を介し
てアナログスイッチ150の制御入力端に接続されてい
る。このアナログスイッチ150の一端は、上記除算回路1
47の出力端に接続され、他端は、アンダーデータ信号D1
を送出する端子に接続され、上記FF回路148の出力端は
アンダー表示信号D2を送出する端子に接続されている。
上記アンダーデータ信号D1とアンダー表示信号D2は第8
図に示すようなカメラ側回路部601に供給されるように
なっている。
アンダーデータ信号D1が供給される端子は、ダイオード
151と抵抗152を介して電圧比較回路を形成するオペアン
プ153の反転入力端に接続されている。動作電圧Vccの印
加端子は抵抗154と抵抗155の直列回路で形成される分圧
回路を介して接地され、両抵抗154,155の接続点はオペ
アンプ153の非反転入力端に接続されている。
そして上記ダイオード151,抵抗152,154,155,オペアンプ
153で形成される電圧比較回路が更に2個設けられてい
る。この回路には上記符号151〜155にa,bの添字を付し
その接続態様の説明は省略する。
上記アンダー表示信号D2が供給される端子は抵抗156,15
7を介して接地され、両抵抗156,157の接続点はNPN形の
トランジスタ158のベースに接続され、同トランジスタ1
58のエミッタは接地され、コレクタは、発光ダイオード
159のカソード・アノード,抵抗160を介して動作電圧Vc
cの印加端子に接続されている。
上記オペアンプ153の出力端は抵抗161,162を介して接地
され、両抵抗161,162の接続点はNPN形のトランジスタ16
3のベースに接続され、同トランジスタ163のエミッタは
接地され、コレクタは、発光ダイオード164のカソード
・アノード,抵抗165を介して動作電圧Vccの印加端子に
接続されている。
そして、上記抵抗161,162,165,トランジスタ163,発光ダ
イオード164で形成される回路が更に2個設けられてい
る。この回路には上記符号161〜165にa,bの添字を付し
た符号を付し、その接続態様の説明は省略する。
第9図に示すストロボ側主回路部700は、上記第5図中
に示す閃光放電管55とスイッチ回路56と抵抗82とを変え
たものであって、ラインl1には閃光放電電流の立上りと
立下りを緩やかにするためのコイル170の一端が接続さ
れ、同コイルの他端は閃光放電管55とスイッチ回路140
を介してラインl0に接続されている。即ち、ラインl1,l
0間には抵抗173,転流コンデンサ174,抵抗175の直列回路
が接続されていて、転流コンデンサ174と抵抗175の接続
点は閃光放電管55の他端に接続されると共に、カソード
がラインl0に接続されたメインサイリスタ172のアノー
ドに接続されている。また、ラインl1には上記転流コン
デンサ174に急速充電を行なうためのサイリスタ176のア
ノードが接続され、同サイリスタ176のカソードは抵抗1
73と転流コンデンサ174の接続点に接続されている。ま
た、サイリスタ176のカソードは転流用のサイリスタ177
のアノードに接続され、同サイリスタ177のカソードは
ラインl0に接続されている。
上記メインサイリスタ172のカソード・ゲートは結合回
路74aを介してオアゲート178の出力端に接続され、同オ
アゲート178の入力端のそれぞれには後述する第10図に
示すストロボ側制御回路部701から送出される発光開始
信号A10と発光再開信号A20が供給されるようになってい
る。上記サイリスタ176のゲート・カソードには、結合
回路74bを介して後述する第10図に示すストロボ側制御
回路部701から送出される急速充電信号A40が供給される
ようになっていて、上記転流サイリスタ177のゲート・
カソードにも結合回路74cを介して発光停止信号A30が供
給されるようになっている。
このように構成されたストロボ側主回路部700には第10
図に示すストロボ側制御回路部701が接続されるように
なっている。この第10図において第9図に示すストロボ
側主回路部700から送出されるモニタ電圧信号Mが供給
される端子は、サンプルホールド回路181の入力端に接
続され、同回路181の出力端は2乗回路182を介して乗算
回路183の一方の入力端に接続され、同回路183の他方の
入力端には電圧 を発生する電圧発生回路184の出力端が接続されてい
る。上記乗算回路183の出力端は減算回路185の一方の入
力端に接続され、同回路185の他方の入力端には電圧 を発生する電圧発生回路186の出力端が接続されてい
る。この減算回路185の出力端は減算回路187の一方の入
力端に接続され、同回路187の他方の入力端には時間To
に対応した電圧VT0を発生する電圧発生回路188の出力
端が接続されている。この減算回路187の出力端はA−
D変換回路189を介して第1カウンタ190のプリセット入
力端に接続されている。この第1カウンタ190の入力端
には、FF回路191の出力端が、一方の入力端に接続され
たアンドゲート192の出力端が接続されている。上記FF
回路191の出力端はパルス発生回路193のトリガ入力端に
接続され、同パルス発生回路193の出力端からストロボ
側主回路部700側に発光開始信号A10が送出されるように
なっている。また、アンドゲート192の他方の入力端
は、発振回路194の出力端に接続されると共にアンドゲ
ート195の一方の入力端に接続されている。このアンド
ゲート195の出力端は第2カウンタ196の入力端に接続さ
れ、同カウンタ196の出力端はパルス発生回路197のトリ
ガ入力端に接続されている。上記FF回路191のセット入
力端にはカメラ側回路部600から送出される発光開始信
号S1が供給されるようになっている。
上記第1カウンタ190の出力端はパルス発生回路198のト
リガ入力端とFF回路199のセット入力端に接続されてい
る。上記パルス発生回路198の出力端はインバータ200を
介してパルス発生回路201のトリガ入力端に接続され、
同回路201の出力端は、ダイオード202を介してアンドゲ
ート203の一方の入力端に接続されている。また、同ア
ンドゲート203の同入力端にはカメラ側回路部600から送
出される後幕走行信号S2が供給されるようになってい
る。このアンドゲート203の他方の入力端には上記FF回
路199の出力端がインバータ204を介して接続されてい
る。このアンドゲート203の出力端はFF回路205のセット
入力端に接続され、同FF回路205の出力端は、上記アン
ドゲート195の他方の入力端に接続されている。
上記モニタ電圧信号Mが供給される端子は2乗回路206
を介してV−Fコンバータ207の入力端に接続され、同
コンバータ207の出力端はアンドゲート208の一方の入力
端に接続されている。このアンドゲート208の他方の入
力端にはオアゲート209の出力端がFF回路210のセット入
力端と出力端を順次に介して接続されている。このアン
ドゲート208の出力端は第3カウンタ211の入力端に接続
され、同カウンタ211の出力端はパルス発生回路212の入
力端に接続されている。
また、上記2乗回路206の出力端は1/x回路213とV−F
コンバータ214を順次に介してアンドゲート215の一方の
入力端に接続され、同アンドゲート215の他方の入力端
には、上記パルス発生回路212の出力端にセット入力端
が接続されたFF回路216の出力端が接続されている。こ
のアンドゲート215の出力端は第4カウンタ217の入力端
に接続され、同カウンタ217の出力端はパルス発生回路2
18のトリガ入力端に接続されている。上記パルス発生回
路212の出力端はストロボ側主回路部700側に発光停止信
号A30を送出するようになっていると共に、オアゲート2
19の一方の入力端とアンドゲート220の一方の入力端と
上記FF回路216のセット入力端とに接続されている。
上記パルス発生回路218の出力端は、ストロボ側主回路
部700に発光停止信号A20を送出するようになっていると
共に、オアゲート221の一方の入力端と、上記オアゲー
ト209の一方の入力端と、遅延回路222の入力端とに接続
されている。
上記パルス発生回路197の出力端はFF回路223のセット入
力端に接続され、同FF回路223の出力端は上記アンドゲ
ート220の他方の入力端に接続されている。上記発光開
始信号S1が供給される端子は上記オアゲート209の他方
の入力端に接続されている。また、アンドゲート220か
ら送出されるリセット信号は、FF回路191,199,205,210,
216,223,カウンタ190,196,211,217の各リセット入力端
とオアゲート219,221の他方の入力端のそれぞれに供給
されるようになっている。
このように構成された本実施例において、シャッタレリ
ーズを行なうと先幕走行が開始し、これに伴なってスイ
ッチ1がオンになる。すると上記第1実施例と同様にパ
ルス発生回路8の出力端にHレベルのワンショットパル
スが生じる。このパルスは発光開始信号S1として第10図
に示すストロボ側制御回路部701のFF回路191のセット入
力端に供給され、同FF回路191をセットし、パルス発生
回路193をトリガし、発光開始信号A10にHレベルのワン
ショットパルスが生じる。この信号A10のHレベルのワ
ンショットパルスは第9図に示すストロボ側主回路部70
0側に送出され、結合回路74を介してトリガサイリスタ7
3をオンにする。すると上述同様にして閃光放電管55が
励起状態にされる。これと同時に発光開始信号A10のH
レベルのワンショットパルスはオアゲート178と結合回
路74aを介してメインサイリスタ172をオンにして閃光放
電管55に、ラインl1→コイル170→閃光放電管55→メイ
ンサイリスタ172のアノード・カソード→ラインl0の経
路で放電電流が流れ発光が開始する。
これと同時に発光開始信号S1のHレベルのワンショット
パルスはオアゲート209を通過しFF回路210をセットし、
アンドゲート208を開く。すると、メインコンデンサ54
のエネルギに比例した周波数を有するパルス信号が、モ
ニタ電圧信号Mを2乗回路206とV−Fコンバータ207で
信号処理することによって作り出される。このパルス信
号は、アンドゲート208を通過し、第3カウンタ211のカ
ウント入力端に入力され、第11図に示す発光波形におけ
る時間t2、即ち、発光開始してから発光停止するまでの
時間のカウントが行なわれる。そして、このカウンタ21
1の出力にHレベルが生じ、パルス発生回路212がトリガ
され、発光停止信号A30にHレベルのワンショットパル
スが生じる。また、このパルスはオアゲート219を通過
しFF回路210をリセットしアンドゲート208を閉じるので
V−Fコンバータ207の出力が上記第3カウンタ212に入
力されなくなる。
上記発光停止信号A30のHレベルのワンショットパルス
は結合回路74cを介して転流サイリスタ177をオンにす
る。すると転流コンデンサ174によってメインサイリス
タ172のアノード・カソードが逆バイアスされるので同
サイリスタ172がオフになる。すると閃光放電管55に、
ラインl1→コイル170→閃光放電管55→コンデンサ174→
サイリスタ177のアノード・カソード→ラインl0の経路
で電流が流れ、発光を行なう。この余発光はコンデンサ
174に充電完了となるまで続く。
また、上記発光停止信号A30のHレベルのワンショット
パルスによってFF回路216がセットされ、アンドゲート2
15が開かれるのでV−Fコンバータ214の出出パルスが
アンドゲート215を通過し第4カウンタ217に入力され、
第11図に示す時間t1、即ち発光停止から発光再開までの
時間のカウントが行なわれる。そして時間t1に対応する
カウント数になったときに上記第4カウンタ217の出力
がHレベルになる。このHレベル信号によってパルス発
生回路218がトリガされ発光再開信号A20にHレベルのワ
ンショットパルスを生じさせる。
この発光再開信号A20は、ストロボ側主回路部700のオア
ゲート178,結合回路74aを順次に介してメインサイリス
タ172を再びオンにする。すると閃光放電管55による発
光が再開する。この信号A20は遅延回路222によって遅延
され、急速充電信号A40として結合回路74bを介してサイ
リスタ176をオンにする。するとコンデンサ174に、ライ
ンl1→サイリスタ176のアノード・カソード→コンデン
サ174→メインサイリスタ172のアノード・カソード→ラ
インl0の経路で急速に充電され、次回の発光停止に備え
られる。また、上記発光再開信号A20に生じるHレベル
のワンショットパルスは上記オアゲート209を介してFF
回路210を再びセットし、上述同様に時間t2のカウント
が第3カウンタ211によってなされ、しかる後発光停止
信号A30にHレベルのワンショットパルスが生じ、この
信号A30がストロボ側主回路部700に送出される。
すると上述同様にしてメインサイリスタ172がオフし、
コンデンサ174による余発光が生じ、再び発光再開信号A
20にHレベルのワンショットパルスが生じ発光再開する
ことに備えられ、このような動作が繰返し行なわれ、ス
タティック形のフラット発光が行なわれる。
このようなスタティック形のフラット発光波形は第11図
に示すように発光が進み、メインコンデンサの電圧低下
に伴なって発光時の発光立上りはなだらかになり余発光
の立下りは早くなる。
このために時間t2はメインコンデンサの電圧低下に伴な
って長くし、時間t1はメインコンデンサの電圧低下に伴
ない短くしている。
さて、フラット発光の開始、即ち、スイッチ1のオンと
同時にアナログスイッチ10がオフになるので受光ダイオ
ード12による積分が開始し、オペアンプ11の出力端の積
分電圧V1はオペアンプ143の出力端の基準電圧Vpとオペ
アンプ14で比較される。そして積分電圧V1が基準電圧Vp
を越えたとき、即ち、適正露光状態となったときにオペ
アンプ14の出力がHレベルに反転する。このHレベル信
号はオアゲート17を介してパルス発生回路18をトリガし
抵抗19を介してトランジスタ20をオンにする。すると、
動作電圧Vccの印加端子からコイル21に励磁電流が流
れ、後幕の拘束を解除するので、後幕走行が開始され
る。また、オアゲート17の出力のHレベル信号によっ
て、パルス発生回路22がトリガされ、またFF回路23がセ
ットされ、オアゲート27を介してFF回路7がリセットさ
れる。
上記パルス発生回路22がトリガされるとHレベルのワン
ショットパルスがダイオード24を介して後幕走行信号S2
としてストロボ側制御回路部701(第10図参照)のアン
ドゲート203に供給される。このアンドゲート203はイン
バータ204のHレベルの出力によって開かれているの
で、FF回路205がセットされ、同回路205のHレベルの出
力によってアンドゲート195が開かれる。アンドゲート1
95が開かれると発振回路194の出力パルスが同アンドゲ
ート195を介して第2カウンタ196に入力され、同第2カ
ウンタ196によって上記時間To、即ち後幕走行開始から
終了までの予め設定された時間のカウントがなされる。
この第2カウンタ196がカウントアップするとパルス発
生回路197がトリガされ、FF回路223がセットされアンド
ゲート220が開かれる。従って、発光停止信号A30にHレ
ベルのワンショットパルスが生じた時点でアンドゲート
220の出力からリセット信号が送出される。そして、こ
のリセット信号によって回路各部がリセットされ、適正
露光のフラット発光ストロボ撮影が終了する。
一方、発光開始信号S1のHレベルのワンショットパルス
によってモニタ電圧信号Mの電圧はサンプルホールド回
路181によってサンプルホールドされ、電圧Vcmとなる。
この電圧Vcmは2乗回路182によって2乗され電圧Vcm2
なり電圧発生回路184から発生する電圧 との乗算が乗算回路183によってなされ、同回路183の出
力端に電圧 が得られる。この電圧 は減算回路185によって、電圧発生回路186から発生する
電圧 の減算がなされ、同回路185の出力端に電圧 即ち、 の電圧が得られる。この電圧 は減算回路187によって、上記時間Toに対応する電圧 の減算がなされ、同回路187の出力端に電圧 が得られる。この電圧 はA−D変換回路189によって第1カウンタ190のプリセ
ット入力端に供給される。この第1カウンタ190には発
光開始信号S1のHレベルのワンショットパルスによって
セットされたFF回路191によって開かれているアンドゲ
ート192を介して発振回路194の出力パルスが供給され
る。
そして第1カウンタ190がカウントアップ、即ち、時間T
t−Toに相当する時間(モニタ電圧信号Mによって補償
されている)が経過するとパルス発生回路198がトリガ
されると共にFF回路199がセットされる。すると、パル
ス発生回路198のHレベルのワンショットパルスの出力
がインバータ200,パルス生回路201によって同パルスの
幅だけを遅延され、後幕走行信号S2としてカメラ側回路
部600のアンドゲート26に供給される。このアンドゲー
ト26はインバータ25によって開かれているので、上記後
幕走行信号S2のHレベルのワンショットパルスによって
パルス発生回路18をトリガし上述同様にトランジスタ20
をオンし後幕走行が強制的に開始される。このときアン
ドゲート26の出力によってFF回路30がセットされ、同回
路30の出力がHレベルに反転し、前述同様に発光ダイオ
ード37が点滅し露光アンダーであることの表示がなされ
る。また、アンドゲート26の出力によってFF回路148が
セットされ、同回路148の出力がHレベルに反転し、こ
のHレベル信号は露光アンダー表示信号D2としてカメラ
側回路部601(第8図参照)の抵抗156に供給される。す
るとトランジスタ158がオンになって発光ダイオード159
が点灯される。
第7図にもどってオペアンプ14の出力がHレベルになる
前にFF回路148の出力がHレベルに反転されると、言い
換えれば後幕走行が強制的に開始されるアナログスイッ
チ150がオンになる。このときアンドゲート26の出力に
よってオペアンプ11の出力の電圧V1がサンプルホールド
回路146でサンプルホールドされ、この電圧V1は除算回
路147によってオペアンプ143の出力の電圧Vpとの除算が
行なわれる。この回路147の出力はアナログスイッチ150
を介して露光アンダー表示データ信号D1としてカメラ側
回路部601のダイオード151,151a,151bに供給される。
ここで露光アンダー量EVvは次式のようになる。
例えば とするとEVv=−1となり1段階のアンダー露光となる
ことがわかる。
従って、オペアンプ153,153a,153bのそれぞれの非反転
入力端の電圧を異ならせることによって複数段(例えば
1EVステップ毎)の露光アンダーを検出できる。
このために本実施例においては、第13図に示すように計
4個の発光ダイオード159,164,164a,164bをカメラのフ
ァインダー内等に配列して設け露光アンダー量に応じて
下記(A)〜(D)の通りに発光ダイオード159……を
点灯させている。
(A)(0EV<露光アンダー量≦−1EV)の時に発光ダイ
オード159のみを点灯。
(B)(−1EV<露光アンダー量≦−2EV)の時に2個の
発光ダイオード159,164を点灯。
(C)(−2EV<露光アンダー量≦−3EV)の時に3個の
発光ダイオード159,164,164aを点灯。
(D)(−3EV<露光アンダー量≦−4EV)の時に4個の
発光ダイオード159,164,164a,164bを点灯。
そしてオペアンプ153,153a,153bのそれぞれの非反転入
力端の電圧は下記(a)〜(c)のように設定されてい
る。
(a)オペアンプ153の非反転入力端の電圧を動作電圧V
ccの電圧の1/2になるように設定。即ち、 (b)オペアンプ153aの非反転入力端の電圧を動作電圧
Vccの電圧の1/4になるように設定。即ち、 (c)オペアンプ153bの非反転入力端の電圧を動作電圧
Vccの電圧の1/8になるように設定。即ち、 このように とEVvとの関係は第12図に示すようになる。
従って露光アンダー表示データD1に基づいてオペアンプ
153,153a,153bの出力にHレベルが生じ、発光ダイオー
ド159,164,164a,164bが点灯し露光アンダー量が表示さ
れることになる。
なお、アンドゲート26の出力がHレベル、即ち後幕走行
信号S2がHレベルになると、このHレベル信号は、イン
バータ168,169によってわずかの時間遅延(サンプルホ
ールドするに充分な時間)された後、オアゲート27をFF
回路7をリセットし、これに伴なってアナログスイッチ
10がオンになってコンデンサ13を放電させ誤動作しない
ようにしている。
このようにして後幕走行が強制的に開始されると、後幕
走行信号S2のHレベルパルスによってFF回路205がセッ
トされ同回路205のHレベルの出力によってアンドゲー
ト195が開かれ、第2カウンタ196が計数を開始し、時間
Toを経過したときに上述同様にフラット発光が停止し、
一連のフラット発光ストロボ撮影が完了する。この撮影
は露光アンダーであるので、この露光アンダー量の表示
に基づいてカメラの設定絞り値を変え再度の撮影を行な
えば適正露光のフラット発光ストロボ撮影を行なうこと
ができる。
なお、露光アンダー量の表示は1EVステップの表示のみ
ならず0.5EVステップ等に変更しても良く、またアナロ
グ的に露光アンダー量を表示しても良い。
(発明の効果) このように本発明によれば、絞り優先TTLダイレクト測
光式のフォーカルプレーンシャッタカメラにフラット発
光ストロボを組合せてストロボ撮影を行なう場合に、フ
ラット発光ストロボの総発光エネルギが不足である場合
でも強制的に後幕走行を開始させているので、スリット
露光の全域にわたって露光ムラをなくすことができる。
また、測光回路の出力が生じる前に強制的に後幕走行が
開始されたときには露光アンダー表示がなされるので、
この表示に基づいて設定絞りを変え再撮影を行なえば適
正露光のフラット発光ストロボ撮影を行なうことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、本発明に係るフラット発光ストロ
ボ用露光制御・表示回路の原理を説明するための線図、 第3図は、本発明の第1実施例を示すフラット発光スト
ロボ用露光制御・表示回路のカメラ側回路部の電気回路
図、 第4図は、上記第3図に示すカメラ側回路部に接続され
るストロボ側回路部の電気回路図、 第5図は、本発明の第2実施例を示すフラット発光スト
ロボ用露光制御・表示回路のストロボ側主回路部の電気
回路図、 第6図は、上記第5図に示すストロボ側主回路部に接続
されるストロボ側制御回路部の電気回路図、 第7図は、本発明の第3実施例を示すフラット発光スト
ロボ用露光制御・表示回路のカメラ側回路部の電気回路
図、 第8図は、上記第7図に示す回路に接続される電気回路
図、 第9図は、上記第7図に示すカメラ側回路部に接続され
るストロボ側主回路部の電気回路図、 第10図は、上記第9図に示すストロボ側主回路部に接続
されるストロボ側制御回路図、 第11図は、上記第3実施例の動作の説明用波形図、 第12図は、上記第3実施例の動作の説明用線図、 第13図は、上記第8図に示す発光ダイオードの配列を示
す平面図である。 301a,301b……トリガ回路 302……測光回路 64……リミッタ回路 303,401……制御回路 304……露光不足表示回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】実質的に均等な発光をするフラット発光ス
    トロボを使用した絞り優先TTLダイレクト測光式のフォ
    ーカルプレーンシャッタカメラにおいて、 シャッタレリーズに伴なって発光開始させるトリガ回路
    と、 シャッタレリーズに伴なって積分を開始し、その積分値
    が適正露光量を得る値になったときに出力信号を生じる
    測光回路と、 シャッタレリーズに伴なって計時を開始し、ストロボの
    総発光エネルギと単位時間当りの発光光量に関連して定
    まる発光持続時間からフォーカルプレーンシャッタの後
    幕が露光用画面を走行する時間を差し引いて設定された
    後幕解除限界時間の計時が完了したときに出力信号を生
    じるリミッタ回路と、 上記測光回路及びリミッタ回路のいずれかの出力信号が
    生じたときに上記後幕の走行を開始させる制御回路と、 上記測光回路に出力信号が生じる前に上記リミッタ回路
    の出力信号が生じたときに露光アンダーの表示を行なう
    露光不足表示回路と、 を具備したことを特徴とするフラット発光ストロボ用露
    光制御・表示回路。
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