JPH07287278A - 電子閃光装置 - Google Patents

電子閃光装置

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JPH07287278A
JPH07287278A JP6095062A JP9506294A JPH07287278A JP H07287278 A JPH07287278 A JP H07287278A JP 6095062 A JP6095062 A JP 6095062A JP 9506294 A JP9506294 A JP 9506294A JP H07287278 A JPH07287278 A JP H07287278A
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JP
Japan
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light emission
light
signal
circuit
output
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Application number
JP6095062A
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English (en)
Inventor
Shigeyuki Uchiyama
重之 内山
Tadao Takagi
忠雄 高木
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パルス発光によるスリット露光時において、
メインコンデンサ等を大きくすることなく撮影可能な距
離を長くする。 【構成】 発光部の発光強度を検出手段により検出し、
基準値に達すると発光部の発光をいったん停止し、その
後出力される発光開始信号により発光部が再び発光す
る。このような動作を繰り返すことによりパルス発光が
行われる。このとき、基準値が時間経過とともに変化
し、画面中央部ほど発光強度が大きくなるため、デーラ
イトシンクロ撮影のように、スリット露光が行われる高
速シャッタ秒時のパルス閃光撮影において、従来よりも
遠い被写体に十分な光量を照射でき、撮影可能距離が長
くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パルス発光式電子閃光
装置に関し、特にデーライトシンクロ撮影のように比較
的撮影距離の遠い高速シャッタ秒時においても被写体に
十分な光量を投射せしめるように改良したものである。
【0002】
【従来の技術】一般的な電子閃光装置における閃光放電
管の発光強度は図8の特性Aに示すようにピーク状であ
り、発光開始時点から急激に増大し、数ミリ秒という極
めて短時間で発光が終了する。このため、フォーカルプ
レンシャッタを採用するカメラで、シャッタが全開せず
に先幕と後幕とによって形成されるスリットがフィルム
面の前を走行する(スリット露光と呼ぶ)ような高速シ
ャッタ秒時による撮影を行うと、フィルムの一部のみが
電子閃光装置からの照射光によって露光され、発光ピー
ク時における先幕と後幕の間のスリット領域のみ十分に
露光され、均一な露出の写真を撮影することができなか
った。この結果、日中撮影において被写体の背景が明る
い時に電子閃光装置を発光させて撮影する、いわゆるデ
ーライトシンクロ撮影時に使用可能なシャッタ秒時が限
られてしまうという問題点があった。
【0003】そこでこのような問題点を解消するため、
先幕と後幕との間のスリットがフィルム面の前を走行す
る間、閃光放電管が図8の特性Bのような一定強度のパ
ルス発光を繰り返し行うようにして、等価的にフラット
な発光を得るパルス発光式電子閃光装置(これをダイナ
ミック形フラット発光ストロボと呼ぶ)が特開昭60−
第225832号公報などにより知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このダ
イナミック形フラット発光ストロボは、メインコンデン
サに蓄えたエネルギーを、通常のピーク状の発光特性を
もつ閃光発光の数10倍の時間で消費するように、閃光
発光よりも弱い発光強度のパルス発光を複数回行うよう
にしている。このため、スリット露光を行うような高速
シャッタ秒時における撮影可能距離が、シャッタの全開
する低速シャッタ秒時に比べて短くなるという問題があ
る。すなわち、高速シャッタ秒時が使用されることの多
いデーライトシンクロ撮影時には、撮影距離が所定以上
になると被写体への照射光量が不足してしまう。このよ
うなダイナミック形フラット発光ストロボを用いた高速
シャッタ秒時で撮影可能距離を長くするには、ストロボ
の発光管,メインコンデンサ等を大きくして、1パルス
発光あたりの発光強度を大きくするしか手だてがなかっ
た。
【0005】本発明の目的は、パルス発光によるスリッ
ト露光時において、メインコンデンサ等を大きくするこ
となく撮影可能な距離を長くするようにしたパルス発光
式電子閃光装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】一実施例を示す図1によ
り説明すると、本発明は、発光部604と、この発光部
604の発光強度を検出する検出手段800と、この検
出手段800からの検出出力を、基準値出力手段300
からの基準値と比較して検出出力>基準値で発光停止信
号を出力する比較手段900と、発光停止信号の後に発
光開始信号を出力する発光開始信号出力手段700と、
トリガ信号に応答して発光部604の発光を開始させ、
その後、発光停止信号と発光開始信号とにより発光部6
04の発光停止と発光とを繰り返し、スリット露光中に
発光部604をパルス発光せしめる発光制御手段600
とを具備するパルス発光式電子閃光装置に適用される。
そして上述の問題点は、基準値出力手段300が、画面
中央部の発光強度が最大となるように基準値を時間経過
に応じて変化させることにより解決される。
【0007】
【作用】発光部604の発光強度を検出手段800によ
り検出し、基準値に達すると発光部604の発光をいっ
たん停止する。その後出力される発光開始信号により発
光部604が再び発光する。このような動作を繰り返す
ことによりパルス発光が行われる。このとき、基準値が
時間経過とともに変化し、画面中央部ほど発光強度が大
きくなため、デーライトシンクロ撮影のように、スリッ
ト露光が行われる高速シャッタ秒時のパルス閃光撮影に
おいて、従来よりも遠い被写体に十分な光量を照射で
き、撮影可能距離が長くなる。
【0008】
【実施例】図1〜図6により本発明の一実施例を説明す
る。 (I)実施例の構成 この実施例では、 レリ−ズ半押しにより波形発生回路300から基準値
として正弦波信号を出力し、レリ−ズ全押しによりスト
ロボ回路600を動作させてキセノン管などの閃光放電
管を発光させる。 その発光強度をモニタ回路800でモニタする。 比較回路900でモニタ出力と波形発生回路300か
らの正強波信号とを比較し、モニタ出力が基準値を越え
ると発光停止信号をストロボ回路600に入力して閃光
放電管の発光をいったん停止せしめる。 発光停止信号に応答して発光間隔設定回路700で所
定時間間隔を計時し、計時終了時にストロボ回路600
に発光開始信号を出力して再び発光させる。 このような,,の動作を繰り返すことにより、基
準値としての正弦波信号の形状に即して画面の中央部の
発光強度を周辺部よりも大きくしたパルス発光を得るも
のである。
【0009】図1は電子閃光装置の全体構成を示し、こ
の電子閃光装置は、レリ−ズスイッチ部100と、マル
チ測光部200と、波形発生回路300と、シャッタ同
調回路400と、シャッタ制御部500と、ストロボ回
路600と、発光間隔設定回路700と、モニタ回路8
00と、比較回路900と、4つのスイッチSW1〜S
W4とから成る。 (イ)レリ−ズスイッチ部100 不図示のレリ−ズ釦と連動し、半押し時に半押し端子か
らハイレベルな半押し信号を出力し、全押し時に全押し
端子からハイレベルな全押し信号を出力する。半押し端
子は後述する波形発生回路300のON端子とマルチ測
光回路202に、全押し端子は、スイッチSW1,SW
2に接続される。
【0010】(ロ)マルチ測光部200 マルチ測光部200は、例えば5分割された受光素子2
01と、この受光素子201からの測光信号が入力さ
れ、被写体の輝度が基準値より低く通常の閃光撮影と判
定されると、スイッチ制御端子からローレベルなスイッ
チ駆動信号を出力し、背景の輝度値が高く、デ−ライト
シンクロ撮影と判定されると、ハイレベルなスイッチ駆
動信号を出力するマルチ測光回路202とから成る。デ
ーライトシンクロ撮影と、通常の閃光撮影に応じて、4
つのスイッチSW1,SW2,SW3,SW4は次表の
ように切換わる。
【表1】
【0011】(ハ)波形発生回路300 この波形発生回路300は、画面中央部の発光強度を周
辺よりも大きくするための基準値を発生するものであ
る。波形発生回路300は図2に示すように、方形波発
振器301により得られた方形波(図3(a)参照)を
ロ−パスフィルタ302により正弦波(図3(b)参
照)に変換する。更にコンデンサ303,抵抗304,
305,可変抵抗306により最小値の電圧が0Vより
少し小さくなるような正弦波(図3(c)参照)に変換
し、この正弦波を基準値としてVout端子から出力す
る。この正弦波の半周期、すなわち図3(c)のt0〜
t3の時間がシャッタ秒時に応じて設定される。また、
Vout端子およびOFF端子がシャッタ同調回路40
0にそれぞれ接続されるとともに、Vout端子は後述
する比較部900にも接続される。
【0012】(ニ)シャッタ同調回路400 シャッタ同調回路400は、図1に示すとおり、全押し
信号が入力された後に波形発生回路300から出力され
る基準値の立上がりによって、シャッタ先幕走行開始信
号,閃光放電管のトリガ信号,発光開始信号として用い
られるハイレベルなパルスを出力するものである。この
シャッタ同調回路400は、全押し信号によりセットさ
れるフリップフロップ401と、波形発生回路300か
らの基準値を0Vと比較し、基準値≦0Vのときにロ−
レベル信号を出力するコンパレ−タ402と、コンパレ
−タ401の出力信号を反転するインバータ403と、
インバータ出力が一方の入力端子に入力され、他方の入
力端子にフリップフロップ401からの出力信号が入力
されるアンドゲート404と、アンドゲート404から
のハイレベル信号によりハイレベルパルスを出力するワ
ンショットマルチバイブレ−タの如きパルスジェネレ−
タ405と、このパルスジェネレ−タ405からのハイ
レベル信号によりセットされるフリップフロップ406
とを有する。このパルスジェネレ−タ405のハイレベ
ル出力は、フリップフロップ406のセット端子に入力
され、また、先幕走行開始信号として後述するシャッタ
制御部500に入力されるとともに、デーライトシンク
ロ撮影時のトリガ信号および発光開始信号としてスイッ
チSW4のa接点に接続される。
【0013】(ホ)シャッタ制御部500 シャッタ制御部500は、図示しない先幕と後幕とを係
止する一対のマグネットと、後幕走行完了を検出して撮
影終了信号を出力する後幕走行完了スイッチと、先幕走
行完了を検出してX接点信号を出力する先幕走行完了ス
イッチとを有し、パルスジェネレ−タ405からのハイ
レベル信号により先幕マグネットによる先幕の係止を解
放して先幕を走行させる。そして、先幕走行開始後、設
定されたシャッタ秒時に相応した時間経過により後幕用
マグネットによる後幕の係止を解除して後幕を走行させ
る。さらに、後幕走行完了が後幕走行完了スイッチで検
出されると、撮影終了信号を波形発生回路300のOF
F端子と、後述するストロボ回路600のG2端子に入
力する。そして、X接点信号の出力端は通常の閃光撮影
時のトリガ信号および発光開始信号としてスイッチSW
4のc接点に接続される。
【0014】(ヘ)ストロボ回路600 ストロボ回路600は、閃光放電管による発光と停止と
を制御する回路である。ストロボ回路600は、図4に
示すように、バッテリ601の電圧を昇圧する周知のD
C−DCコンバ−タ602を有している。DC−DCコ
ンバ−タ602の一対の出力線l1,l2間にはストロボ
発光用の主電源となるメインコンデンサ603が接続さ
れる。出力線l1,l2間にはまた、キセノン放電管など
の閃光放電管604とメインサイリスタ605とが直列
接続され、閃光放電管604のトリガ電極にトリガ回路
606が接続される。トリガ回路606には、トリガ信
号入力端子であるE端子が接続される。このE端子にト
リガ信号が入力されるとトリガ回路606により閃光放
電管604に高電圧が印加される。また、メインサイリ
スタ605のゲ−トは、抵抗607とコンデンサ608
を介してオアゲート609の出力端子に接続され、オア
ゲート609の2入力端子には、発光開始信号入力端子
であるF1,F2端子が接続される。F1,F2端子のいず
れかに発光開始信号が入力されるとメインサイリスタ6
05が導通して閃光発光管604が発光する。さらに出
力線l1,l2間には、転流コンデンサ610への急速充
電を行わせるためのサイリスタ611と、転流用のサイ
リスタ612とが直列に接続される。サイリスタ611
のゲ−トは、抵抗613,コンデンサ614を介して急
速充電信号入力端子であるH端子に接続され、サイリス
タ612のゲ−トには、抵抗615,コンデンサ616
を介してオアゲート617の出力端子が接続される。オ
アゲート617の2入力端子は、発光停止信号入力端子
としてのG1,G2端子が接続される。転流コンデンサ6
10は、閃光放電管604の放電電極とメインサイリス
タ605のアノ−ドとの接続点と、サイリスタ611の
カソ−ドとサイリスタ612のアノ−ドとの接続点との
間に介装され、G1,G2端子からの発光停止信号により
転流サイリスタ612が導通するとメインサイリスタ6
05のアノ−ド・カソ−ド間を逆バイアスしメインサイ
リスタ605を非導通にする。また、H端子に急速充電
信号が入力されるとサイリスタ611が導通し、転流コ
ンデンサ610が急速充電され、充電完了によりサイリ
スタ611への通電が保持電流以下になってサイリスタ
611が非導通となる。
【0015】(ト)発光間隔設定回路700 発光間隔設定回路700は、発光停止から発光再開まで
の時間間隔を設定するために、発光停止に応答して時間
を計時し、所定時間経過時に発光開始信号を出力すると
ともに、発光開始信号に遅延して急速充電信号を出力す
るものである。この発光間隔設定回路700は、図5に
示すように、発光停止信号入力端子であるS端子に入力
端子が接続されたフリップフロップ701を有し、この
フリップフロップ701の出力端子はアンドゲート70
2の一方の入力端子に接続されている。アンドゲート7
02の他方の入力端子には発振器706からのクロック
信号が入力される。アンドゲート702の出力端子には
プリセットカウンタ703の入力端子が接続される。し
たがって、発光停止信号によりフリップフロップ701
がセットされるとアンドゲート702からクロック信号
がプリセットカウンタ703に入力され、カウンタ70
3が予め設定した値を計数するとカウンタ703の出力
はハイレベルとなる。カウンタ703の出力端子にはワ
ンショットマルチバイブレ−タの如きパルスジェネレ−
タ704の入力端子が接続され、カウンタ703のハイ
レベルによりパルスジェネレ−タ704はハイレベル信
号を出力する。このハイレベル信号は、F2端子から発
光開始信号として出力されると ともに、遅延回路70
5で遅延されてH端子から急速充電信号として出力され
る。また、そのハイレベル信号により、フリップフロッ
プ701とカウンタ703がリセットされる。
【0016】(チ)モニタ回路800 モニタ回路800は、閃光放電管604からの発光強度
をモニタするもので、発光強度に相応した電圧を出力す
るものである。モニタ回路800は、図1に示すとお
り、閃光放電管604の近傍に設けられたホトダイオー
ド801を有し、このホトダイオード801はアノ−ド
がオペアンプ802の非反転入力端子に接続されるとと
もに接地され、カソ−ドはオペアンプ802の反転入力
端子に接続されている。オペアンプ802の反転入力端
子は抵抗803を介してオペアンプ802の出力端子に
接続されている。
【0017】(リ)比較回路900 比較回路900は、閃光放電管604の発光停止を制御
するため、モニタされた発光強度を波形発生回路300
からの基準値と比較して発光停止信号を出力するもので
ある。比較回路900は、図1に示すとおり、モニタ回
路800からのモニタ電圧V3が反転入力端子に入力さ
れ、波形発生回路300から出力されて可変抵抗901
と抵抗902とにより分圧された基準電圧V2が非反転
入力端子に入力されるコンパレ−タ903を有する。コ
ンパレ−タ903は、モニタ回路800からのモニタ電
圧が波形発生回路300からの基準電圧を越えると出力
を反転してロ−レベル信号を出力する。コンパレ−タ9
03の出力端子はインバータ904を介してアンドゲー
ト905の一方の入力端子に接続される。アンドゲート
905の他方の入力端子には、シャッタ同調回路400
のフリップフロップ406の出力端子が接続されている
から、先幕走行開始信号によりフリップフロップ406
がセットされるとアンドゲート905がオンする。この
ため、モニタ電圧V3が基準値V2を越えるタイミングで
コンパレ−タ903の出力がロ−レベルとなり、インバ
ータ904,アンドゲート905を介してパルスジェネ
レ−タ906がトリガされ、ハイレベルな発光停止信号
が出力 され、この信号はストロボ回路600のG1端子
と、発光間隔設定回路700のS端子に入力される。デ
−ライトシンクロ撮影と通常の閃光撮影とを切換えるた
めのスイッチSW1〜SW4は次のように接続される。
図1に示すように、スイッチSW1のa接点はレリ−ズ
スイッチ部100の全押し端子に、c接点はシャッタ同
調回路400のフリップフロップ401のセット端子
に、b接点は接地される。スイッチSW2は、全押し端
子とストロボ回路600のトリガ端子であるE端子との
間に介装される。また、スイッチSW3は、比較回路9
00のパルスジェネレ−タ906と発光間隔設定回路7
00のS端子との間に介装される。そして、スイッチS
W4のa接点はシャッタ同調回路400のパルスジェネ
レータ405の出力に、c接点はシャッタ制御部500
のX接点信号出力に、b接 点はストロボ回路600の
E端子およびF1端子に接続される。
【0018】(II)実施例の構成と発明の構成との対比 閃光放電管604が発光部を、比較回路900が比較手
段を、発光間隔設定回路700が発光開始信号出力手段
を、ストロボ回路600が発光制御手段を、波形発生回
路300が基準値出力手段をそれぞれ構成する。
【0019】(III)実施例の動作 (III−1)デ−ライトシンクロ撮影 初期状態では、フリップフロップ401,406,70
1およびプリセットカウンタ703がリセットされてい
る。不図示のレリ−ズ釦を半押ししてレリ−ズスイッチ
部100の半押し端子出力がハイレベルとなると、マル
チ測光回路202は、5つに分割された受光素子201
からの測光出力に基づいてデ−ライトシンクロ撮影か通
常の閃光撮影かを判定する。例えば画面の背景が明るい
場合はデ−ライトシンクロ撮影すべくスイッチ制御端子
をハイレベルにする。これにより、スイッチSW1が
a,c接続、スイッチSW2がオフ、スイッチSW3が
オン、スイッチSW4がa,c接続となる。また、ハイ
レベル半押し信号により、波形発生回路300がオン
し、図3 (c)に示すような正弦波を基準値V1として
出力する(図6(a)参照)。この正弦波の1/2周期
は、シャッタの先幕と後幕とが形成するスリットの走行
時間と等しくなるように設定される。
【0020】この基準値の電圧V1は、シャッタ同調回
路400のコンパレ−タ402により0Vと比較さ
れ、V1≦0の時にコンパレ−タ402の出力がロ−レ
ベルとなり、インバータ403によって反転されてハイ
レベル信号が出力され(図6(b)参照)、アンドゲー
ト404の一方の入力端子に入力される。半押し時はフ
リップフロップ401がリセット状態であり(図6
(c))、アンドゲート404の他方の入力端子はロ−
レベルであるので、アンドゲート404の出力はロ−レ
ベルとなる(図6(d)参照)。
【0021】次にレリ−ズ釦が全押しされ、全押し端子
出力がハイレベルとなると、スイッチSW1を介してフ
リップフロップ401がセット状態となり、その出力は
ハイレベルとなる(図6(c)参照)。そして図6のタ
イミングチャ−トに示すように、フリップフロップ40
1の出力がハイレベルになった後、次に波形発生回路3
00の出力電圧がV1≦0Vとなりインバータ403の
出力がハイレベルとなった時、アンドゲート404の出
力はハイレベルとなる(図6(d)参照)。このアンド
ゲート404のハイレベル出力によりパルスジェネレ−
タ405がハイレベルのワンショットパルスを発生す
る。このハイレベルパルスにより次の各動作が行われ
る。 シャッタ制御部500へ先幕走行開始信号として入力
され、先幕が走行を開始する。 スイッチSW4を介してストロボ回路600のE端子
にトリガ信号として、F1端子に発光開始信号として入
力され閃光放電管604が発光を開始する。 以後の上記パルスジェネレ−タ405の作動を禁止す
るために、フリップフロップ401のリセット端子へ入
力され、次回のレリ−ズ全押しまでこのパルスジェネレ
−タ405からの出力をローレベルに保持する。 基準値V2とモニタ電圧V3を比較して発光停止信号を
出力する比較回路900の動作を許可するため、フリッ
プフロップ406のセット端子へ入力され、比較回路9
00のアンドゲート905をオンする。
【0022】このようにシャッタ先幕走行開始と同調し
て閃光放電管604が発光を開始すると、閃光放電管6
04近傍に位置するホトダイオード801には発光強度
に比例した電流が発生し、この電流がオペアンプ802
と抵抗803により電流に比例したモニタ電圧V3に変
換される。この電圧V3はコンパレ−タ903により、
波形発生回路300からの基準値を可変抵抗901,抵
抗902で分圧 した電圧V2と比較される。閃光放電管
604の発光強度がある程度に達し、発光強度に比例す
るモニタ電圧V3が、基準値である電圧V2以上になる
と、コンパレ−タ903の出力がロ−レベルに反転す
る。このロ−レベル信号は、インバータ904でハイレ
ベルに反転されアンドゲート905の一方の入力端子に
入力される。アンドゲート905の他方の入力端子に接
続されているフリップフロップ406は、既にパルスジ
ェネレ−タ405のハイレベル出力によってセットされ
ているので、アンドゲート905はイネーブル状態であ
り、パルスジェネレ−タ906がアンド出力によってト
リガされてハイレベルのワンショットパルスを発生す
る。このパルスは発光停止信号として、スイッチS W
3を介してストロボ回路600のG1端子に入力され、
転流サイリスタ612が導通して転流コンデンサ610
の放電によりメインサイリスタ605のアノ−ド・カソ
−ド間が逆バイアスされて非導通となり、閃光放電管6
04の発光が停止される。
【0023】これと同時に、パルスジェネレ−タ906
からのハイレベル出力は発光間隔設定回路700のS端
子に入力され、フリップフロップ701がセット状態に
なり、アンドゲート702の一方の入力端子へハイレベ
ル信号が入力し、アンドゲート702がイネーブル状態
となる。アンドゲート702の他方の入力端子にはパル
ス発振器703が接続されているから、アンドゲート7
02は、発振器706と同じ周波数のパルスを出力す
る。このパルスはプリセットカウンタ703で計数さ
れ、所定のパルス数に達するとプリセットカウンタ70
3の出力がハイレベルとなり、パルスジェネレ−タ70
4がハイレベルワンショットパルスを発生する。このパ
ルスによりフリップフロップ701とプリセットカウン
タ703がリセットされ計数動作は停止する。また、パ
ルスジェネレ−タ704のワンショットパルスはストロ
ボ回路600のF2端子に発光開始信号として入力さ
れ、ストロボ回路600のメインサイリスタ605が導
通して閃光放電管604が再び発光を開始する。
【0024】このパルスジェネレ−タ704のハイレベ
ルパルス出力は遅延回路705により遅延され、スト
ロボ回路600のF2端子への発光開始信号より少し遅
れてH端子へ入力され、これによりサイリスタ611が
導通してコンデンサ610が急速に充電され、次の発光
停止に備える。そして再び閃光放電管604の発光によ
りホトダイオード801は光電流を発生し、オペアンプ
802,抵抗803によりモニタ電圧V3に変換され
る。このモニタ電圧V3が基準の電圧V2以上となると、
前述の動作により閃光放電管604 が発光を停止す
る。以下同様に、閃光放電管 604は発光,停止を繰
り返してパルス発光する。
【0025】ここで、ホトダイオード801によって生
じるモニタ電圧V3と比較される基準値としての電圧V2
は、波形発生回路300が出力する図3 (c)に示す
正弦波電圧を可変抵抗901,抵抗902により分圧し
た電圧であり、正弦波的に変化する電圧である。このた
め、図3(c)に示すとおり、この電圧V2は、発光開
始時点t0から 正弦波状に増加し、時点t0における発
光時間よりも、時点t2,t3の発光時間を長くすること
ができる。
【0026】ここで、先幕走行開始と閃光放電管604
の発光開始とが、シャッタ同調回路400により、図3
(c)に示す基準値が0Vより小さくなる時、つまりt
0の時点で同期を取られており、また、正弦波の1/2
周期がシャッタ先幕と後幕とが形成するスリットの走行
時間と等しくしているので、閃光放電管604の発光は
等価的に図7(a)の特性Cに示すように、画面中央を
露光する際の発光強度が最大となる。したがって、図7
(b)のように、画面中央に太陽を背景として人物が配
置されている場合などのように、マルチ測光回路202
がデーライトシンクロ撮影と判定する場合には、上述し
た各部動作が行われ、パルス発光にも拘らず、画面中央
部の人物に十分な光量を照射でき、スリット露光時に従
来よりも撮影可能な距離が長くなる。
【0027】ここで、可変抵抗901を変化させると分
圧比が変化し、これによる基準値のシフトによって発光
強度を変化させられるので、マルチ測光回路202から
の測光値や、図示しない測距装置からの測距値等の情報
に基づいて可変抵抗901の抵抗値を設定することによ
り、適正露出を得ることができる。
【0028】最後に、後幕の走行が終了して撮影が完了
すると、シャッタ制御部500から撮影終了信号がス
トロボ回路600のG2端子に入力され、サイリスタ6
12の導通により前述したようにメインサイリスタ60
5が非導通となり、閃光放電管604の発光を停止す
る。上記撮影終了信号は波形発生回路300のOFF端
子とフリップフロップ406のリセット端子へも送ら
れ、これにより波形発生回路300が停止されるととも
に、フリップフロップ406がリセットされ、以後の比
較回路900の出力を停止する。以上ですべての動作が
停止する。
【0029】(III−2)閃光撮影 レリーズスイッチ部100の半押し端子がハイレベルと
なると、マルチ測光回路202は受光素子201からの
測光信号を取り込む。測光信号が所定の輝度値よりも暗
い被写体を示していると、マルチ測光回路202は閃光
撮影と判断する。このとき、そのスイッチ制御端子SW
はローレベルのままである。この結果、スイッチSW1
はb,c接続、スイッチSW2はオン、スイッチSW3
はオフ、スイッチSW4はb,c接続の初期状態を保持
する。レリーズ釦が全押しされると、スイッチSW2を
介してハイレベル信号がシャッタ制御部500に入力さ
れ、これにより、シャッタ先幕が走行を開始する。そし
て、シャッタ先幕の走行が完了しシャッタが全開となる
と、X接点信号がスイッチ SW4を介してストロボ回
路600のE,F1端子に入力され、これにより上述と
同様の各部動作により閃光放電管604が発光を開始す
る。このとき、モニタ回路800と比較回路900の働
きにより、発光強度が基準値以上になるとパルスジェネ
レ−タ905がハイレベルワンショットパルスを出力す
るが、スイッチSW3が開放されているから発光間隔設
定回路700は作動せず、閃光放電管604の発光は継
続する。すなわち、被写体の輝度が所定以下の通常の閃
光撮影の場合には、パルス発光することなく、図7
(a)の発光特性Dで露光される。
【0030】−変形例− なお以上では、閃光放電管604の発光強度をホトダイ
オード801で直接検出したが、発光中のメインコンデ
ンサの電圧を積分しこれを基準値と比較して間接的に発
光強度をモニタしてもよい。
【0031】また、以上では、デーライトシンクロ撮影
と閃光撮影とを測光回路で判別し、パルス発光と閃光発
光とを切換えたが、手動選択操作部材を別設し、操作者
が所望に応じてパルス発光と閃光発光とを使いわけるよ
うにしてもよい。この場合のパルス発光は、上述した図
7(a)の発光特性Cと、発光強度を一定とした従来の
パルス発光特性Eとを必要に応じて切換えるようにして
もよい。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、主
要被写体が位置する確率の高い画面中央部付近に対応す
る被写界に対してパルス発光の強度を大きくしたので、
スリット露光されるような高速シャッタ秒時におけるデ
ーライトシンクロ撮影時において撮影可能な距離が従来
より遠くできるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の全体構成図。
【図2】波形発生回路の詳細図。
【図3】波形発生回路の各部波形図。
【図4】ストロボ回路の詳細図。
【図5】発光間隔設定回路の詳細図。
【図6】シャッタ同調回路の各部波形図。
【図7】デーライトシンクロ撮影時および閃光撮影時の
発光強度特性と、デーライトシンクロ撮影を行う代表的
な被写体を示す図。
【図8】従来の問題点を説明する図。
【符号の説明】
100 レリーズスイッチ部 200 マルチ測光部 300 波形発生回路 400 シャッタ同調回路 500 シャッタ制御部 600 ストロボ回路 604 閃光放電管 700 発光間隔設定回路 800 モニタ回路 900 比較回路 SW1〜SW4 スイッチ
【手続補正書】
【提出日】平成6年10月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このダ
イナミック形フラット発光ストロボは、メインコンデン
サに蓄えたエネルギーを、通常のピーク状の発光特性を
もつ閃光発光の数10倍の時間で消費するように、閃光
発光よりも弱い発光強度のパルス発光を複数回行い、等
価的に閃光発光時よりも低い照射量の光を被写界に均一
に照射している。このため、スリット露光を行うような
高速シャッタ秒時における撮影可能距離が、シャッタの
全開する低速シャッタ秒時に比べて短くなるという問題
がある。すなわち、高速シャッタ秒時が使用されること
の多いデーライトシンクロ撮影時には、撮影距離が所定
以上になると被写体への照射光量が不足してしまう。こ
のようなダイナミック形フラット発光ストロボを用いた
高速シャッタ秒時で撮影可能距離を長くするには、スト
ロボの発光管,メインコンデンサ等を大きくして、1パ
ルス発光あたりの発光強度を大きくするしか手だてがな
かった。また、従来のダイナミック形フラット発光スト
ロボでは、撮影者が手動で閃光発光かパルス発光かを選
択しているので、スリット露光のシャッター秒時が設定
されているにも拘らず通常の閃光発光を選択してしまう
というような、撮影条件に合った発光モードが選択され
ないことがある。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】本発明の目的は、撮影条件に応じた最適な
発光モードにより発光強度を制御するようにした電子閃
光装置を提供することにある。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、被写界に向けて光を照射する発
光手段を備えた電子閃光装置に適用され、被写界におけ
る光の照射量を部分的に変化させる第1の発光モードと
被写界における光の照射量を均一にする第2の発光モー
ドとを有し、前記発光手段の発光強度を制御する制御手
段を備える。請求項2の電子閃光装置は、前記制御手段
によって前記第1の発光モードでは被写界の主要被写体
部分の照射光量が最大となるように前記発光手段の発光
強度を制御するようにしたものである。請求項3の電子
閃光装置は、前記制御手段によって前記第1の発光モー
ドでは被写界の中央部分の照射光量が最大となるように
前記発光手段の発光強度を制御するようにしたものであ
る。請求項4の電子閃光装置は、被写界を測光する測光
手段を備え、前記制御手段によって前記測光手段による
測光結果に基づいて前記第1の発光モードと前記第2の
発光モードとを切り換えるようにしたものである。請求
項5の電子閃光装置は、前記測光手段による測光結果に
基づいてデーライトシンクロ撮影が必要か否かを判定す
る判定手段を備え、前記制御手段によって前記判定手段
によりデーライトシンクロ撮影が必要と判定されると前
記第1の発光モードに切り換えるようにしたものであ
る。請求項6の電子閃光装置は、前記判定手段によって
被写界の背景部分の測光結果に基づいてデーライトシン
クロ撮影が必要か否かを判定するようにしたものであ
る。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【作用】被写界における光の照射量を部分的に変化させ
る第1の発光モードと被写界における光の照射量を均一
にする第2の発光モードとを有し、発光強度を制御す
る。例えば、第1の発光モードでは、被写界の主要被写
体部分の照射光量が最大となるように発光強度を制御し
たり、あるいは、被写界の中央部分の照射光量が最大と
なるように発光強度を制御する。これにより、被写界の
必要な部分の照射光量を多くでき、デーライトシンクロ
撮影時などに高速シャッター秒時を設定してスリット露
光を行なっても、従来より遠い被写体に充分な光量を照
射でき、撮影可能距離が長くなる。また、被写界の測光
結果に基づいて第1の発光モードと第2の発光モードと
を切り換える。例えば、被写界の背景部分の測光結果に
基づいてデーライトシンクロ撮影が必要か否かを判定
し、デーライトシンクロ撮影が必要と判定されたら第1
の発光モードに切り換える。これにより、例えば、日中
撮影において主要被写体の背景が明るいという測光結果
が得られた場合は第1の発光モードに切り換えてデーラ
イトシンクロ撮影を行なったり、被写界全体が暗いとい
う測光結果が得られた場合は第2の発光モードに切り換
えて閃光撮影を行なうなど、撮影条件に応じて最適な発
光モードが選択される。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【実施例】図1〜図6により本発明の一実施例を説明す
る。 (I)実施例の構成 この実施例では、 レリ−ズ半押しにより波形発生回路300から基準値
として正弦波信号を出力し、レリ−ズ全押しによりスト
ロボ回路600を動作させてキセノン管などの閃光放電
管を発光させる。 その発光強度をモニタ回路800でモニタする。 比較回路900でモニタ出力と波形発生回路300か
らの正波信号とを比較し、モニタ出力が基準値を越え
ると発光停止信号をストロボ回路600に入力して閃光
放電管の発光をいったん停止せしめる。 発光停止信号に応答して発光間隔設定回路700で所
定時間間隔を計時し、計時終了時にストロボ回路600
に発光開始信号を出力して再び発光させる。 このような,,の動作を繰り返すことにより、基
準値としての正弦波信号の形状に即して画面の中央部の
発光強度を周辺部よりも大きくしたパルス発光を得るも
のである。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】(ニ)シャッタ同調回路400 シャッタ同調回路400は、図1に示すとおり、全押し
信号が入力された後に波形発生回路300から出力され
る基準値の立上がりによって、シャッタ先幕走行開始信
号,閃光放電管のトリガ信号,発光開始信号として用い
られるハイレベルなパルスを出力するものである。この
シャッタ同調回路400は、全押し信号によりセットさ
れるフリップフロップ401と、波形発生回路300か
らの基準値を0Vと比較し、基準値≦0Vのときにロ−
レベル信号を出力するコンパレ−タ402と、コンパレ
−タ402の出力信号を反転するインバータ403と、
インバータ出力が一方の入力端子に入力され、他方の入
力端子にフリップフロップ401からの出力信号が入力
されるアンドゲート404と、アンドゲート404から
のハイレベル信号によりハイレベルパルスを出力するワ
ンショットマルチバイブレ−タの如きパルスジェネレ−
タ405と、このパルスジェネレ−タ405からのハイ
レベル信号によりセットされるフリップフロップ406
とを有する。このパルスジェネレ−タ405のハイレベ
ル出力は、フリップフロップ406のセット端子に入力
され、また、先幕走行開始信号として後述するシャッタ
制御部500に入力されるとともに、デーライトシンク
ロ撮影時のトリガ信号および発光開始信号としてスイッ
チSW4のa接点に接続される。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】(ホ)シャッタ制御部500 シャッタ制御部500は、図示しない先幕と後幕とを係
止する一対のマグネットと、後幕走行完了を検出して撮
影終了信号を出力する後幕走行完了スイッチと、先幕走
行完了を検出してX接点信号を出力する先幕走行完了ス
イッチとを有し、パルスジェネレ−タ405からのハイ
レベル信号により先幕マグネットによる先幕の係止を解
放して先幕を走行させる。そして、先幕走行開始後、設
定されたシャッタ秒時に相応した時間経過により後幕用
マグネットによる後幕の係止を解除して後幕を走行させ
る。さらに、後幕走行完了が後幕走行完了スイッチで検
出されると、撮影終了信号を波形発生回路300のOF
F端子と、後述するストロボ回路600のG2端子に入
力する。そして、X接点信号の出力端は通常の閃光撮影
時のトリガ信号および発光開始信号としてスイッチSW
4のb接点に接続される。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】(リ)比較回路900 比較回路900は、閃光放電管604の発光停止を制御
するため、モニタされた発光強度を波形発生回路300
からの基準値と比較して発光停止信号を出力するもので
ある。比較回路900は、図1に示すとおり、モニタ回
路800からのモニタ電圧V3が反転入力端子に入力さ
れ、波形発生回路300から出力されて可変抵抗901
と抵抗902とにより分圧された基準電圧V2が非反転
入力端子に入力されるコンパレ−タ903を有する。コ
ンパレ−タ903は、モニタ回路800からのモニタ電
圧が波形発生回路300からの基準電圧を越えると出力
を反転してロ−レベル信号を出力する。コンパレ−タ9
03の出力端子はインバータ904を介してアンドゲー
ト905の一方の入力端子に接続される。アンドゲート
905の他方の入力端子には、シャッタ同調回路400
のフリップフロップ406の出力端子が接続されている
から、先幕走行開始信号によりフリップフロップ406
がセットされるとアンドゲート905がオンする。この
ため、モニタ電圧V3が基準値V2を越えるタイミングで
コンパレ−タ903の出力がロ−レベルとなり、インバ
ータ904,アンドゲート905を介してパルスジェネ
レ−タ906がトリガされ、ハイレベルな発光停止信号
が出力され、この信号はストロボ回路600のG1端子
と、発光間隔設定回路700のS端子に入力される。デ
−ライトシンクロ撮影と通常の閃光撮影とを切換えるた
めのスイッチSW1〜SW4は次のように接続される。
図1に示すように、スイッチSW1のa接点はレリ−ズ
スイッチ部100の全押し端子に、c接点はシャッタ同
調回路400のフリップフロップ401のセット端子
に、b接点は接地される。スイッチSW2は、全押し端
子とストロボ回路600のトリガ端子であるE端子との
間に介装される。また、スイッチSW3は、比較回路9
00のパルスジェネレ−タ906と発光間隔設定回路7
00のS端子との間に介装される。そして、スイッチS
W4のa接点はシャッタ同調回路400のパルスジェネ
レータ405の出力に、b接点はシャッタ制御部500
のX接点信号出力に、c接点はストロボ回路600のE
端子およびF1端子に接続される。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】(II)実施例の構成と発明の構成との対比 ストロボ回路600が発光手段を、波形発生回路30
0、シャッター同調回路400、発光間隔設定回路70
0、モニタ回路800、比較回路900およびスイッチ
SW1〜4が制御手段を、マルチ測光部200が測光手
段および判定手段をそれぞれ構成する。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】
【発明の効果】被写界における光の照射量を部分的に変
化させる第1の発光モードと被写界における光の照射量
を均一にする第2の発光モードとを有し、発光強度を制
御する。例えば、第1の発光モードでは、被写界の主要
被写体部分の照射光量が最大となるように発光強度を制
御したり、あるいは、被写界の中央部分の照射光量が最
大となるように発光強度を制御するようにしたので、被
写界の必要な部分の照射光量を多くでき、デーライトシ
ンクロ撮影時などに高速シャッター秒時を設定してスリ
ット露光を行なっても、従来より遠い被写体に充分な光
量を照射でき、撮影可能距離が長くなる。また、被写界
の測光結果に基づいて第1の発光モードと第2の発光モ
ードとを切り換える。例えば、被写界の背景部分の測光
結果に基づいてデーライトシンクロ撮影が必要か否かを
判定し、デーライトシンクロ撮影が必要と判定されたら
第1の発光モードに切り換えるようにしたので、例え
ば、日中撮影において主要被写体の背景が明るいという
測光結果が得られた場合は第1の発光モードに切り換え
てデーライトシンクロ撮影を行なったり、被写界全体が
暗いという測光結果が得られた場合は第2の発光モード
に切り換えて閃光撮影を行なうなど、撮影条件に応じて
最適な発光モードが選択され、操作性が向上する。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光部と、 前記発光部の発光強度を検出する検出手段と、 該検出手段からの検出出力を、基準値出力手段からの基
    準値と比較して検出出力>基準値で発光停止信号を出力
    する比較手段と、 前記発光停止信号の後に発光開始信号を出力する発光開
    始信号出力手段と、 トリガ信号に応答して発光部の発光を開始させ、その
    後、前記発光停止信号と発光開始信号とにより発光部の
    発光停止と発光とを繰り返し、スリット露光中に発光部
    をパルス発光せしめる発光制御手段とを具備するパルス
    発光式電子閃光装置において、 前記基準値出力手段は、画面中央部の発光強度が最大と
    なるように前記基準値を時間経過に応じて変化させるこ
    とを特徴とするパルス発光式電子閃光装置。
  2. 【請求項2】 前記基準値が正弦波信号であることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項に記載のパルス発光式電
    子閃光装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1317601C (zh) * 2002-02-27 2007-05-23 佳能株式会社 静止图像摄影装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61219936A (ja) * 1985-03-26 1986-09-30 Canon Inc 逆光対応カメラ用の自動閃光装置

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