JP2002099031A - ストロボ装置 - Google Patents

ストロボ装置

Info

Publication number
JP2002099031A
JP2002099031A JP2000289878A JP2000289878A JP2002099031A JP 2002099031 A JP2002099031 A JP 2002099031A JP 2000289878 A JP2000289878 A JP 2000289878A JP 2000289878 A JP2000289878 A JP 2000289878A JP 2002099031 A JP2002099031 A JP 2002099031A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
strobe
capacitor
circuit
dimming
charging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000289878A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsumi Motomura
克美 本村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP2000289878A priority Critical patent/JP2002099031A/ja
Publication of JP2002099031A publication Critical patent/JP2002099031A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Stroboscope Apparatuses (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な回路により、撮影距離に応じてストロボ
発光の時間を変え、特に近距離撮影時の露光オーバーを
防ぐ。 【解決手段】ストロボ放電管23の放電が開始するとと
もに、調光用コンデンサ44は、ツェナ電圧の電流によ
り規定レベルの電圧まで充電される。充電時間は、スイ
ッチ回路41を切り替えることで変更できる。調光用コ
ンデンサ44の電圧が規定レベルに達すると、サイリス
タ70が導通する。メインコンデンサ33の電荷は、サ
イリスタ70を通って放電され、ストロボ放電管23
は、その放電を停止する。撮影者が撮影距離に応じて、
ストロボの発光時間を変えることで、露光オーバーを防
止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、調光機能を備えた
ストロボ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】撮影レンズやシャッタ装置などの撮影機
構を組込んだユニット本体に、あらかじめ未露光の写真
フイルムを内蔵させたレンズ付きフイルムユニットが、
本出願人により製造販売されている。レンズ付きフイル
ムユニットには、夜間や室内での撮影ができるようにス
トロボ装置を内蔵したものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、レンズ
付きフイルムユニットに内蔵されたストロボ装置は、主
要被写体までの撮影距離等に関係なく、一定のストロボ
光量を照射する。このため、近距離などで撮影した場
合、主要被写体が露光オーバーとなり、プリント写真上
において、主要被写体が白く飛ぶ問題を生じていた。ま
た、主要被写体が適切な濃度に再現された場合でも、プ
リント写真上の背景が暗くなる問題もあった。
【0004】そこで、本発明の目的は、撮影距離に応じ
て、ストロボが照射する時間を変更可能な回路を設ける
ことでストロボ光の照射量を調整し、特に近距離撮影時
の露光オーバーを防止するストロボ装置を提供すること
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するにあたり、撮影距離の設定操作に連動してストロボ
の発光量を自動的に調節するようにしてある。このため
本発明のストロボ装置には、ストロボの発光に同期して
充電を開始する調光用コンデンサと、この調光用コンデ
ンサが規定レベルに達したことに応答してスイッチング
動作してストロボ放電管の発光動作を停止させる半導体
スイッチング素子とを含む調光回路が用いられ、調光用
コンデンサの充電電流を撮影距離の設定操作に連動して
増減させ、ストロボ放電管の発光時間を撮影距離に応じ
て可変する構成になっている。
【0006】調光用コンデンサの充電電流を増減する電
流調節手段としては、撮影距離の設定操作に連動して抵
抗値が変わる抵抗を用いるのが簡便である。また半導体
スイッチング素子にはメインコンデンサと並列接続され
たサイリスタを用い、調光用コンデンサが規定レベルに
達した瞬間にサイリスタを導通させてバイパス方式でス
トロボ放電管の発光を停止させるのが応答性の点で有利
である。特に、ストロボ装置の電源として電源電圧が
1.5Vの乾電池を用い、電圧安定化回路などを用いず
に回路構成を簡略化する場合にあっては、ストロボ装置
の昇圧回路の二次側電流で充電されるコンデンサからの
給電により、調光回路を動作させることが可能となる。
【0007】
【発明の実施の形態】図2は、ストロボ装置を内蔵した
レンズ付きフイルムユニットの外観を示した図である。
レンズ付きフイルムユニット1は、ユニット本体2、こ
のユニット本体2を部分的に覆うラベル3から構成され
ている。レンズ付きフイルムユニット1は、被写体の撮
影距離に応じてストロボ発光時間を調節可能なストロボ
装置を、さらに備えている。
【0008】ユニット本体2は、その前面に、撮影レン
ズ4、ファインダ5、ストロボ光を被写体に向けて照射
するストロボ装置のストロボ発光部6、ストロボ充電用
の充電ボタン7、撮影距離設定用のつまみ8が設けられ
ている。また、ユニット本体2の上面には、シャッタボ
タン9、残り撮影可能コマ数を表示するカウンタ窓10
が設けられている。さらに、その背面には、1コマの撮
影ごとに回転操作される巻上げノブ11が露呈されてい
る。ユニット本体2の内部には、各種の撮影機構及び、
ストロボを発光させるためのストロボ回路などが組込ま
れている。さらには、写真フイルムカートリッジもあら
かじめ装填されている。
【0009】充電ボタン7は、ユニット本体2の内部に
設けられているストロボ回路に連動して設けられてい
る。充電ボタン7を押圧操作すると、ストロボ回路は動
作して、メインコンデンサの充電が開始される。メイン
コンデンサは、ストロボ発光用電源を供給するものであ
る。充電ボタン7の押圧操作を解除しても、メインコン
デンサの充電は、継続して行われるようにストロボ回路
は構成されている。メインコンデンサの充電電圧が規定
レベルになると、ネオン管ランプ(図示しない)が点灯
する。ネオン管ランプの点灯は、撮影者に撮影準備が完
了したことを知らせる。
【0010】つまみ8は、撮影者が被写体との距離に応
じて調節するために用いられ、その傍に付された3種類
の指標のいずれかに合わせることによって撮影レンズ4
が光軸方向に移動し、それぞれ近距離、中距離、遠距離
ゾーンに適合したピント位置になる。また、詳しくは後
述するように、このつまみ8はストロボの発光時間を撮
影距離に応じて自動的に調節する作用も有しており、撮
影距離が短くなるほどストロボの発光時間が短くなりス
トロボの発光量が抑えられる。なお、このつまみ8を撮
影距離に応じてストロボの発光量を調節する目的のみで
用いることも可能で、撮影レンズ4をパンフォーカス位
置に固定しておけば、つまみ8の操作により必ずしも撮
影レンズ4を光軸方向に移動させなくてもよい。
【0011】図1に示すようにストロボ回路は、昇圧回
路20、ネオン管21、トリガ回路22、ストロボ放電
管23、メインコンデンサ24、調光回路25及びこれ
ら回路を駆動させるための電源26から構成されてい
る。電源26は、1.5Vの単三乾電池が一本用いられ
ている。調光回路25は、メインコンデンサ24に対し
てストロボ放電管23と並列に、メインコンデンサ24
の両端子にだけ接続されている。このため、調光回路2
5は、従来のストロボ回路に大幅な変更を加えることな
く、調光機能を付加することができる。
【0012】ストロボ回路は、前述した図2の充電ボタ
ン7が押圧操作されると、動作を開始する。始めに、昇
圧回路20により発生した電流が、メインコンデンサ2
4及びコンデンサ31を所定の電圧まで充電する。充電
中に充電スイッチ7の押圧操作を止めても、コンデンサ
の充電は、継続するように昇圧回路20は構成されてい
る。
【0013】ネオン管21は、メインコンデンサ24が
規定された充電電圧まで充電されると点灯する。ネオン
管21は、ユニット本体2の背面側に設けられた確認窓
(図示しない)を臨む位置に設けられている。撮影者
は、この確認窓を通して、ネオン管21が点灯すること
で充電の完了を知ることができる。この後に、撮影者が
シャッタボタン9を押圧操作すると、トリガ回路22
は、シャッタボタン9と連動して動作して、ストロボ放
電管23の両端子間に電圧を印加する。同時に、ストロ
ボ放電管23の電極間の絶縁が破れ、メインコンデンサ
24に充電された電荷が放電される。ストロボ放電管2
3は、被写体に向けてストロボ光を放出すると、調光回
路25の動作も始まる。
【0014】調光回路25は、動作電圧発生回路30、
発光時間調節回路40、スイッチング回路50、オン電
圧発生回路60、三端子型のサイリスタ70及び抵抗7
1から構成されている。動作電圧発生回路30は、メイ
ンコンデンサ24の両端子間に、コンデンサ31、抵抗
32及びツェナダイオード33を直列に接続して構成さ
れている。
【0015】コンデンサ31は、昇圧回路20からの電
流によってメインコンデンサ24の充電時に、同時に充
電される。コンデンサ31は、ツェナダイオード33の
アノード側に抵抗32を介して接続されている。コンデ
ンサ31は、シャッタボタン9が押圧操作に連動して、
ストロボ放電管23、ツェナダイオード33及び抵抗3
2を通して、ツェナダイオード33にツェナ電流を流す
向きで放電を開始する。
【0016】ツェナダイオード33は、カソードがメイ
ンコンデンサ24の低電位側に、アノードが抵抗32と
接続している。このため、発生するツェナ電圧は、カソ
ード側がアノード側より高くなる。通常、ツェナダイオ
ード33には、ツェナ電圧が6V程度のものが用いら
れ、そのツェナ電圧により調光回路25を構成する各回
路を動作させる。
【0017】ツェナーダイオード33に対し、発光時間
調節回路40と、スイッチング回路50と、オン電圧発
生回路60とが並列に接続されている。発光時間調節回
路40は、抵抗値が異なる抵抗41a、41b、41c
のうちから一つを選択する抵抗選択回路41と、抵抗4
2、43及び、調光用コンデンサ44とからなる。コン
デンサ31の放電によりツェナーダイオード33の両端
に現れる電圧が発光時間調節回路40に印加されると、
調光用コンデンサ44は、抵抗選択回路41で選択され
たいずれかの抵抗と、抵抗42、43を通して充電され
る。
【0018】調光用コンデンサ44が規定レベルまで充
電されると、抵抗42と抵抗43との接続点に現れる電
圧がしきい値に達し、トランジスタ51、52が導通し
てスイッチング回路50が導通状態となる。これによっ
てストロボの発光停止が行なわれるが、調光用コンデン
サ44が充電を開始してから規定レベルに達するまでの
時間は、抵抗選択回路41によって抵抗41a〜41c
のいずれの抵抗が選択されるかによって異なる。
【0019】抵抗選択回路41によって選択される抵抗
は、撮影距離設定用のつまみ8のセット位置に応じて決
められる。つまみ8を近距離ゾーンにセットすると、抵
抗値が最も小さい抵抗41aが選択され、遠距離ゾーン
にセットすると抵抗値が最も大きい抵抗41cが選択さ
れる。すなわち、抵抗選択回路41は撮影距離の設定操
作に応じて、調光用コンデンサ44の充電電流を増減す
る電流調節手段を構成する。そして、抵抗値が最も小さ
い抵抗41aが選択された場合には、調光用コンデンサ
44の充電電流が最も大きくなるので、規定レベルに充
電されるまでの時間が最も短く、抵抗値が最も大きい抵
抗41cが選択された場合には、充電時間が最も長くな
る。
【0020】スイッチング回路50は、トランジスタ5
1、52及びコンデンサ53から構成されている。トラ
ンジスタ51のベース端子とトランジスタ52のコレク
タ端子は、抵抗42及び抵抗43の接続点に接続されて
いる。コンデンサ53は、スイッチング回路50が電気
的なノイズでオンになることを防止する。スイッチング
回路50は、コンデンサ44の充電電圧が規定レベル
(Va)に達すると導通状態となり、これが、ストロボ
発光を停止するための信号となる。
【0021】オン電圧発生回路60は、コンデンサ61
と抵抗62が直列に接続されている。コンデンサ61の
一端がツェナダイオード33のアノードに、抵抗62の
一端がツェナダイオード33のカソードにそれぞれ接続
されている。コンデンサ61は、ツェナダイオード33
の両端に発生するツェナ電圧により、抵抗62を介して
電流が流れて充電される。オン電圧発生回路60が、ス
イッチング回路50からストロボ停止信号を受けると、
コンデンサ61は、抵抗62及びスイッチング回路50
を介して放電を開始する。抵抗62は、その端子間にサ
イリスタ70をターンオンするためのゲート電圧を発生
する。
【0022】サイリスタ70は、ゲートとカソードが、
抵抗62の両端に接続し、アノードが、メインコンデン
サ24の高電位側端子と抵抗71を介して接続してい
る。サイリスタ70には、アノード・カソード間にメイ
ンコンデンサ24の充電電圧が印加され、ゲート・カソ
ード間には、抵抗62の端子間に発生するゲート電圧が
印加される。サイリスタ70は、抵抗62の両端子間か
らのゲート電圧によりターンオンすると、アノード・カ
ソード間が導通する。サイリスタ70のインピーダンス
は、ストロボ放電管23のインピーダンスより小さいも
のが用いられるため、メインコンデンサ24の電荷は、
抵抗71を介してサイリスタ70を流れる。メインコン
デンサ24の端子間の電圧が、ストロボ放電管23の放
電維持電圧を下回ると、ストロボの発光は停止する。
【0023】次に上記構成の作用について説明する。ス
トロボ撮影は、始めに充電ボタン7を押圧操作して、昇
圧回路20を動作させ、メインコンデンサ24及び動作
電圧発生回路のコンデンサ31を充電する。充電ボタン
7は、その押圧操作をすぐに解除しても、コンデンサの
充電は継続するように構成されている。メインコンデン
サ24の充電電圧が所定の電圧に達すると、ネオン管2
1が点灯するとともにコンデンサの充電は停止する。
【0024】ネオン管21の点灯を確認した後、撮影者
は主要被写体までの撮影距離を目算してつまみ8を適当
な位置にセットする。例えば、撮影距離が1〜2mのと
きには近距離ゾーンに、2〜4mでは中距離ゾーンに、
5〜8mでは遠距離ゾーンにつまみ8を合わせる。この
撮影距離の設定操作に連動し、抵抗選択回路41により
近距離ゾーンでは抵抗41a、中距離ゾーンでは抵抗4
1b、遠距離ゾーンでは抵抗41cが選択され、調光用
コンデンサ44の充電回路内に接続される。
【0025】フレーミングの後、シャッタボタン9が操
作され、シャッタ羽根が全開した瞬間にシンクロスイッ
チがオンしてトリガ回路22が動作する。トリガ電圧が
ストロボ放電管23に印加され、メインコンデンサ24
に蓄えられた電荷がストロボ放電管23を通して放電さ
れ、ストロボ発光が開始される。
【0026】コンデンサ31は、ストロボの発光と同時
に、ストロボ放電管23、ツェナダイオード33及び抵
抗32を通して放電を開始する。この放電により、ツェ
ナダイオード33は、その両端子間にツェナ電圧を発生
して、調光回路25を構成する各回路を動作させる。調
光用コンデンサ44も、抵抗選択回路41、抵抗42、
43を介して、ツェナ電圧の電流により充電が開始され
る。
【0027】図3(A)に調光用コンデンサ44が充電
されてゆく様子を示す。調光用コンデンサ44の充電電
圧は、つまみ8が近距離ゾーンにセットされ抵抗選択回
路41によって抵抗41aが選択されているときに最も
急速に進み、つまみ8が遠距離ゾーンにセットされ抵抗
41cが選択されているときに最も緩やかに進む。調光
用コンデンサ44の充電電圧が規定レベルVaに達した
とき、発光時間調節回路40の抵抗42と抵抗43との
接続点の電圧がスイッチング回路50を導通させるしき
い値に達するように設定されているため、抵抗41aが
選択されている場合にはt1のタイミングでスイッチン
グ回路50が導通し、抵抗41b、41cが選択されて
いる場合には、それぞれt2、t3のタイミングでスイ
ッチング回路50が導通する。
【0028】スイッチング回路50が導通すると、コン
デンサ61は、抵抗62及びスイッチング回路50を通
して放電する。抵抗62の両端には、サイリスタ70の
ゲート電圧が印可され、サイリスタ70のアノード・カ
ソード間が導通する。サイリスタ70のアノード・カソ
ード間は、ストロボ放電管23よりもインピーダンスが
低いため、メインコンデンサ24の電荷は、サイリスタ
70を通り、急速に放電される。ストロボ放電管23の
電極間電圧が、放電維持電圧を下回ると、ストロボの発
光は停止する。
【0029】図3(B)に、所定の電圧までフル充電さ
れたメインコンデンサ24から電荷の供給を受けてフル
発光したときの発光特性を概略的に示す。つまみ8が遠
距離ゾーンに設定されているときには、抵抗選択回路4
1によって抵抗41cが選択され、スイッチング回路5
0がタイミングt3で導通して発光停止が行われるが、
同図に示すようにタイミングt3はストロボ放電管23
がほぼフル発光した後になっているため、遠距離ゾーン
に位置している被写体には十分な光量のストロボ光を照
射することができる。
【0030】つまみ8が中距離ゾーン,近距離ゾーンに
設定されているときには、抵抗選択回路41によってそ
れぞれ抵抗41b,41aが選択され、調光用コンデン
サ44が規定レベルに達するまでの時間が早められるか
ら、それぞれタイミングt2,t1で発光の停止が行わ
れる。被写体に照射されるストロボ光の光量は、図3
(B)の発光特性曲線と、タイミングt2あるいはタイ
ミングt1を通る直線で囲まれた面積に相当するから、
中距離ゾーンでのストロボ発光量は遠距離ゾーンのもの
よりも小さく、また近距離ゾーンでのストロボ発光量は
中距離ゾーンのものよりも小さくなる。結果的に、撮影
距離の設定操作に連動してストロボの発光量が調節され
ることになり、それぞれの距離ゾーンにある被写体に対
して、ほぼ適切な光量のストロボ光を照射することが可
能となる。
【0031】以上のように、撮影距離に応じてストロボ
の発光量(ガイドナンバー)を切り替えることによっ
て、近距離ゾーンでのストロボ撮影時に主要被写体が露
光オーバーになったり、あるいは遠距離ゾーンでのスト
ロボ撮影時に主要被写体が露光アンダーになったりする
ことを簡便に防ぐことが可能となる。なお、各々の距離
ゾーンの中ではストロボの発光量は同じになるが、ネガ
画面上で極端な露光オーバー,露光アンダーがないの
で、プリント処理時の露光補正で対応することができ、
プリント写真としてはほぼ適正露光のものが得られる。
【0032】なお、上記実施形態ではストロボの発光量
を3段階に切り替えているが、2段階あるいは4段階以
上にすることももちろん可能である。また、電流調節手
段としてボリューム式の可変抵抗を用いたり、発光停止
用の半導体スイッチング素子としては、サイリスタ70
の代わりに応答性の高いパワートランジスタを用いるこ
ともできる。さらに、この半導体スイッチング素子をス
トロボ放電管23と直列に接続し、調光用コンデンサ4
4が規定レベルに達したときに、これを導通状態から遮
断状態に反転させ、いわゆる直列制御方式でストロボの
発光停止を行うことも可能である。
【0033】さらに、上述した実施形態では電流調節手
段として抵抗を用い、メインコンデンサに対してサイリ
スタ70を並列接続してバイパス方式で発光停止を行う
ようにしているため、回路構成が簡単でコスト面での負
担が少ない。しかも、調光回路の動作電源として、昇圧
回路20の二次側電流で充電されるコンデンサ31を利
用しているため、調光回路を含むストロボ装置全体を
1.5Vの乾電池で動作させることができようになり、
電源に余裕がない簡易型カメラや、レンズ付きフイルム
ユニット用のストロボ装置として特に好適である。
【0034】
【発明の効果】以上に述べたとおり、本発明では撮影距
離の設定操作に応じてストロボの発光量を自動的に調節
にすることができるから、どのような撮影距離であって
も、主要被写体が極端な露光オーバー,露光アンダーで
撮影されることを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のストロボ装置の回路図である。
【図2】本発明を実施したレンズ付きフイルムユニット
の外観を示す斜視図である。
【図3】調光回路の動作を説明する波形図である。
【符号の説明】
1 レンズ付きフィルムユニット 2 ユニット本体 3 ラベル 6 ストロボ発光部 7 充電ボタン 8 つまみ 9 シャッタボタン 20 昇圧回路 21 ネオン管 22 トリガ回路 23 ストロボ放電管 24 メインコンデンサ 25 調光回路 26 電源 30 動作電圧発生回路 40 発光時間調節回路 41 抵抗選択回路 44 調光用コンデンサ 50 スイッチング回路 60 オン電圧発生回路 70 サイリスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03C 3/00 575 G03C 3/00 575A

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の電圧まで充電されるメインコンデ
    ンサと、前記メインコンデンサの両端に接続され、トリ
    ガ電圧の印加によりメインコンデンサに充電された電荷
    を放電してストロボ発光を行うストロボ放電管と、スト
    ロボ放電管の発光に同期して充電を開始する調光用コン
    デンサが規定レベルまで充電されたことに応答して発光
    停止用の半導体スイッチング素子をスイッチング動作さ
    せてストロボ放電管の発光を停止させる調光回路とを備
    えたストロボ装置において、 前記調光用コンデンサの充電回路中に、撮影距離の設定
    操作に連動して調光用コンデンサへの充電電流を増減さ
    せる電流調節手段を設け、ストロボ放電管の発光時間を
    撮影距離に対応して調節することを特徴とするストロボ
    装置。
  2. 【請求項2】 前記電流調節手段は撮影距離の設定装置
    により抵抗値が可変される抵抗であることを特徴とする
    請求項1記載のストロボ装置。
  3. 【請求項3】 前記半導体スイッチング素子は、メイン
    コンデンサと並列接続され、調光用ストロボが規定レベ
    ルまで充電されたことに応答して導通し、メインコンデ
    ンサの両端を短絡するサイリスタであることを特徴とす
    る請求項1又は2記載のストロボ装置。
  4. 【請求項4】 前記メインコンデンサは電源電圧1.5
    Vの乾電池からの給電により昇圧回路を介して前記所定
    の電圧まで充電され、前記調光回路は、昇圧回路の二次
    側電流によって充電されるコンデンサからの給電を受け
    て動作することを特徴とする請求項1ないし3のいずれ
    かに記載のストロボ装置。
JP2000289878A 2000-09-25 2000-09-25 ストロボ装置 Pending JP2002099031A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000289878A JP2002099031A (ja) 2000-09-25 2000-09-25 ストロボ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000289878A JP2002099031A (ja) 2000-09-25 2000-09-25 ストロボ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002099031A true JP2002099031A (ja) 2002-04-05

Family

ID=18773194

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000289878A Pending JP2002099031A (ja) 2000-09-25 2000-09-25 ストロボ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002099031A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008026763A (ja) * 2006-07-25 2008-02-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd ストロボ用調光装置
WO2011058738A1 (ja) * 2009-11-16 2011-05-19 パナソニック株式会社 ストロボ用の調光回路、及びこれを用いたストロボ装置と撮像装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008026763A (ja) * 2006-07-25 2008-02-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd ストロボ用調光装置
WO2011058738A1 (ja) * 2009-11-16 2011-05-19 パナソニック株式会社 ストロボ用の調光回路、及びこれを用いたストロボ装置と撮像装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3846811A (en) Flash unit for use with camera
JPS633294B2 (ja)
JPH0141971B2 (ja)
JP2002328416A (ja) ストロボ装置
JP2002099031A (ja) ストロボ装置
JPH045971B2 (ja)
JP4250351B2 (ja) ストロボ装置
JP3385672B2 (ja) カメラのフラッシュシステム
JP3947325B2 (ja) ストロボ装置
JPS597934A (ja) 自動調光装置
JP2002139818A (ja) レンズ付きフイルムユニット
JP2003315879A (ja) ストロボ内蔵カメラ
JP2003131298A (ja) ストロボ装置及びレンズ付きフイルムユニット
JPS58102222A (ja) 自動調光閃光装置用誤動作防止装置
JP2001337375A (ja) カメラ
JPS5858529A (ja) カメラ用の閃光発生量制御装置
JPS6057331A (ja) 閃光装置
JPS6017428A (ja) 閃光装置
JP2000338568A (ja) カメラ
JPH0562724B2 (ja)
JP2003207822A (ja) ストロボ回路
JPH09133949A (ja) 閃光発光照明装置
JP2002099028A (ja) ストロボ装置
JPS60212748A (ja) 電子閃光装置
JPH04366822A (ja) カメラのバッテリーチェック回路